JP5848540B2 - 液圧ブレーキブースターシステム - Google Patents

液圧ブレーキブースターシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5848540B2
JP5848540B2 JP2011163161A JP2011163161A JP5848540B2 JP 5848540 B2 JP5848540 B2 JP 5848540B2 JP 2011163161 A JP2011163161 A JP 2011163161A JP 2011163161 A JP2011163161 A JP 2011163161A JP 5848540 B2 JP5848540 B2 JP 5848540B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
poppet
booster
input rod
discharge passage
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011163161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012030790A (ja
Inventor
ブライアン・エドワード・ローチ
ロジャー・ミラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2012030790A publication Critical patent/JP2012030790A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5848540B2 publication Critical patent/JP5848540B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/142Systems with master cylinder
    • B60T13/145Master cylinder integrated or hydraulically coupled with booster
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/16Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using pumps directly, i.e. without interposition of accumulators or reservoirs
    • B60T13/161Systems with master cylinder
    • B60T13/165Master cylinder integrated or hydraulically coupled with booster

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

[0001]本発明は、ブレーキ用途におけるブースター、特に液圧ブースター組立体に関する。
[0002]一般的な現代の車両用ブレーキ系では、ブレーキ動作中、ブースター組立体が車両の操作者に対する制動の支援を行う。ブースター組立体は、エンジンによって、または電動ポンプによって機械的にエネルギーを付与される。
[0003]従来、ブースターに機能性を提供するのに、真空ブースター組立体が使用されてきた。液圧ブースターも使用される。いずれの場合(真空または液圧)も、ブースター組立体は、操作者によって加えられるブレーキペダル力の量に比例する力を、マスターシリンダの主ピストンに提供する。マスターシリンダの機能性は、個別のマスターシリンダ組立体によって提供されてもよく、またはその機能性はブースター組立体内に統合されてもよい。
[0004]統合された液圧ブースターとマスターシリンダの組み合わせでは、高圧源からの液圧はブレーキペダル力に応答してブースター弁によって調整される。圧力が調整されたブースターチャンバ内の流体は、主ピストンを休止位置(すなわち、未適用位置(unapplied position))から適用位置(applied position)へと移動させるため、組み合わせのマスターシリンダ部分の主ピストンに適用される。マスターシリンダおよび主ピストンは、ブレーキ回路と流体連通している主チャンバを画定する。主ピストンを移動させることにより、主チャンバ内の流体が加圧され、それによってブレーキ回路内の流体が加圧される。主ピストンを休止位置へ、または適用位置と休止位置との間の中間位置へと戻すため、操作者がブレーキペダルを完全にまたは部分的に解放するのに応答して、ブースターチャンバ内にあるブースター流体が必然的に排出されて、ブースターチャンバ内の流体によって主ピストンに加えられる圧力が低減または排除される。ブースターチャンバ内の流体を適切に排出しなければ、捕捉された流体は、主ピストンが未適用位置へと所望のように戻るのを阻害または妨害する。
[0005]ブースターチャンバ内の捕捉流体を効率的にリザーバへと排出して、ブレーキペダルが解放されるのに応答して、マスターシリンダにおける阻害を低減して主ピストンを戻すことができる、改善された液圧ブースト式ブレーキシステムを提供することが求められている。
[0006]本開示の一実施形態によれば、液圧ブレーキブースターシステムが提供される。液圧ブレーキブースターシステムは、シリンダのボア内で軸線方向に移動可能な主ピストンと、ボア内で主ピストンの後方に位置するブースターチャンバと、ブースターチャンバ内に延在する入力ロッドと、ブースターチャンバと選択的に流体連通しているブースター排出(ベント)通路と、前面と主ピストンとの間に位置するシール部材であって、入力ロッドと固定された関係にあるとともに、(i)入力ロッドが第1の位置にあるとき、ブースター排出通路をブースターチャンバからシールし、(ii)入力ロッドが第2の位置へとブースターチャンバ内で後方に移動すると、ブースター排出通路をブースターチャンバからシールしないように構成されるシール部材とを含む。
[0007]本開示の一実施形態によれば、液圧ブレーキブースターシステムが提供される。液圧ブレーキブースターシステムは、シリンダボアと、シリンダボア内で軸線方向に移動可能な主ピストンと、主ピストンとスリーブ軸受との間に画定されるブースターチャンバと、スリーブ軸受を通って主ピストンに向かって前方に延在する入力ロッドと、入力ロッドの前面から後方に延在するブースター排出通路と、入力ロッドと固定的に関連付けられ、入力ロッドとともに移動可能な環状シール部材であって、入力ロッドの前面と主ピストンとの間に位置付けられ、ブースター排出通路をブースターチャンバから隔離するシールを主ピストンとともに形成するように構成されるシール部材とを含む。
[0008]第1の位置で示される、統合された液圧ブースター・マスタシリンダ組立体(ブレーキシステム)の部分断面図である。 [0009]図1に示されるブレーキシステムのマスターシリンダ部分の断面図である。 [0010]図1に示されるブレーキブースタ組立体のポペット組立体および入力ロッドの分解断面図である。 [0011]第2の位置で示される図1のブレーキシステムの部分断面図である。 [0012]第3の位置で示される図1のブレーキシステムの部分断面図である。 [0013]第4の位置で示される図1のブレーキシステムの部分断面図である。 [0014]代替の排出路が主ピストンを貫通する、図1のブレーキシステムの部分断面図である。 [0015]図7に示されるブレーキシステムのマスターシリンダ部分の断面図である。
[0016]本発明の原理についての理解を促進する目的のため、図面に例示され以下の明細書に記載される実施形態を参照する。それによって本発明の範囲の限定が意図されるものではないことが理解される。さらに、本発明は、例示される実施形態に対するあらゆる代替例および変形例を含み、本発明が関連する分野の当業者には通常想起されるような本発明の原理のさらなる応用を含むことが理解される。
[0017]図1を参照すると、ブレーキシステム100の部分断面図が示される。ブレーキシステム100は、ブーストチャンバ部分102を含む統合された液圧ブースター・マスタシリンダ組立体を含む。
[0018]図1に示されるブーストチャンバ部分102は、シール106によってマスターシリンダ部分104とシール可能に連結される。ブーストチャンバ部分102はロッド108によってブレーキペダル(図示なし)に連結される。入力ロッドスプリング(図示なし)または他の付勢部材(1つもしくは複数)は、ロッド108に連結されて、図1に示されるようなブレーキシステム100の解放位置に対応する未適用位置へとロッド108を付勢してもよい。
[0019]ブーストチャンバ部分102は、ブレーキペダルと、ブーストチャンバ部分102内の圧力を調整するために提供されるバルブシステム(図示なし)との間の機械的連結によって、機械的に制御されてもよいことを認識されたい。ブーストチャンバ部分102はまた、ブレーキペダル(図示なし)に電気的に連結されてもよく、その場合、ブレーキペダル(図示なし)に連結されたセンサ(図示なし)がブーストチャンバ部分102に信号を供給して、内部の圧力を調整する。センサ(図示なし)は、ブレーキペダル位置センサまたはブレーキペダル力センサであってもよい。第1のタイプは、ブレーキペダル(図示なし)の位置に基づいて可変の電気信号を供給する。第2のタイプは、ブレーキペダルに加えられた力に基づいて可変の電気信号を供給する。本明細書を通して位置センサに言及する場合、位置センサは、バルブシステム(図示なし)に電気信号を供給する目的で、力センサと置き換えられてもよいことを認識されたい。同様に、本明細書を通して力センサに言及する場合、力センサは、バルブシステム(図示なし)に電気信号を供給する目的で、位置センサと置き換えられてもよいことを認識されたい。センサに言及する場合、ブーストチャンバ部分102内の圧力を制御するためにバルブシステム(図示なし)を制御する目的で、ブレーキペダル(図示なし)とブーストチャンバ部分102との間の直接的連結が使用されてもよいことも認識されたい。
[0020]ブーストチャンバ部分102は、ポペット組立体110と、入力ロッド組立体112と、スリーブ軸受組立体114とを含む。ポペット組立体110、入力ロッド組立体112、およびスリーブ軸受組立体114は、ボア118を有するシリンダ116内に配置される。スリーブ軸受組立体114は、シール120および130によってシリンダ116にシール可能に連結する。スリーブ軸受組立体114は、シール125によって入力ロッド組立体112にシール可能に連結する。ポペット組立体110、入力ロッド組立体112、およびスリーブ軸受組立体114は、ブースターチャンバ122を画定する。ブースターチャンバ122は、流体入口124によって調整圧力源(図示なし)と流体連通している。ブースターチャンバ122は、シール106、120、125、および154によってシールされる(図2を参照)。
[0021]スリーブ軸受組立体114およびシリンダ116は低圧チャンバ126を画定する。低圧チャンバ126は、流体流路128を介してリザーバ(図示なし)と流体連通している。低圧チャンバ126は、少なくともシール130およびシール262によってブーストチャンバ部分102の外部からシールされる(図3を参照)。低圧チャンバ126は、環状排出チャンバ132と、第1の放射状(ラジアル,半径方向)排出部134と、第2の放射状排出部136とを含む。環状排出チャンバ132は、入力ロッド組立体112およびシリンダ116の減少径部分138によって形成される。第1の放射状排出部134は流体流路128から放射方向内側に延在する。第2の放射状排出部136は、環状排出チャンバ132から放射方向内側に延在する。
[0022]シリンダ116は、ブーストチャンバ部分102とマスターシリンダ部分104との間で均一に延在するものとして示されるが、シリンダ116は、マスターシリンダ部分104と比べて、ブーストチャンバ部分102の周りで異なる寸法を有してもよいことを認識されたい。
[0023]図2を参照すると、マスターシリンダ部分104が示される。マスターシリンダ部分104は、主ピストン150と、シール152および154と入口156と、出口158とを含む。シール152および154は、主ピストン150の周りで環状に延在する。主ピストン150は、シリンダ116のボア118内で滑動可能に配置される。主ピストン150およびボア118は、内部の流体を加圧する主チャンバ162を画定する。入口156は、主チャンバ162をリザーバ(図示なし)と流体連結する。出口158は、主チャンバ162を下流側のブレーキ回路(図示なし)と流体連結する。
[0024]主ピストン150は前方部分164と後方部分166とを含む。前方部分164は、直径170を提供する能動面168を含む。前方部分164は、主チャンバ162の加圧流体と接触している。後方部分166は、ブースターチャンバ122と流体連通している能動面172を含む。
[0025]環状空間176はシール152および154の間に画定される。環状空間176は、前方部分164および後方部分166とシリンダ116との間のピストン150の低減された領域によって形成される。シール152は、主チャンバ162を入口156からシールし、それによってリザーバ(図示なし)からシールするように構成される。シール154は、ブーストチャンバ122を入口156からシールし、それによってリザーバ(図示なし)からシールするように構成される。環状空間176内の流体はほぼリザーバの圧力にある。環状空間176は、主ピストン150の特定の位置で入口156と流体連通するようになり、それによって内部の流体をリザーバ(図示なし)へと排出する。
[0026]後方に面するキャビティ182は、主ピストン150の後方部分166に形成されて、ポペット組立体を受け入れてもよく、ポペット組立体110およびシール106と相互作用する能動面184を含む(図1を参照)。ピストン150が後方に面するキャビティ182を伴わずに構成された場合、ポペット組立体110は、主ピストン150の能動面172と直接相互作用するように構成されてもよい。
[0027]図3を参照すると、ポペット組立体110および入力ロッド組立体112の分解断面図が提供される。ポペット組立体110は、前方部分200と、シール106と、くぼんだ前方ポペット面202と、ポペット排出通路204と、後方に面するキャビティ206とを含む。くぼんだ前方ポペット面202は、外径208および内径210によって画定される。直径210は、ポペット排出通路204の直径212よりも大きく、外径208よりも小さい。シール106はくぼんだ前方ポペット面202上に位置付けられる。図示されないが、シール106を受け入れる環状溝が設けられてもよい。シール106はまた、前方部分200と一体的に成形されるオーバーモールド部材であってもよい。ポペット排出通路204は、ポペット組立体110の前方部分200の外側の前方ポペット面217と内側部分218との間に延在する。
[0028]シール106は、主ピストン150の能動面184を係合することによって、ポペット排出通路204をシールするように構成される。ポペット組立体110の後方部分214は直径216を有する。
[0029]図3には、入力ロッド組立体112の断面図も示される。入力ロッド組立体112は、前方部分250と、前面252と、ブースター排出通路254と、後方部分256と、後方キャビティ258とを含む。前方部分250は、ポペット組立体110の後方に面するキャビティ206と相互作用する。この相互作用は、圧入、ねじ込み接続、またはポペット組立体110を入力ロッド組立体112にしっかり接続する他のタイプの相互作用であってもよい。組み立てられると、ブースター排出通路254はポペット排出通路204とほぼ位置合わせされる。ブースター排出通路254は、前方部分250から後方部分256まで延在して、第2の放射状排出136で終端する。シール262は、入力ロッド組立体112とスリーブ軸受組立体114の減少径部分138との間をシールする相互作用をもたらす(図1を参照)。前面252と内側部分218との間の相互作用は、入力ロッド組立体112がポペット組立体110の後方に面するキャビティ206に圧入することができる限界を提供する。この限界はまた、ポペット組立体110の前方部分200と入力ロッド組立体の前方部分250との間の摩擦相互作用によって提供されてもよい。あるいは、ステップ264が移動限界を提供するように構成されてもよいが、ステップ264は、この構成では好ましくは四角いステップであってもよい。後方キャビティ258は、入力ロッド組立体112に対するロッド108の角度方向を制限することなく、軸線方向に安定した形でロッド108(図1を参照)を受け入れる。
[0030]動作の際、ブレーキシステム100は、図1に示されるような未適用位置にある。第1の放射状排出部134および第2の放射状排出部136を含む低圧チャンバ126は、流体流路128を通してリザーバ(図示なし)への排出を行う。ブースターチャンバ122は、流体入口124を通して調整圧力源(図示なし)と流体連通している。主チャンバ162(図2を参照)は、入口156を通してリザーバ(図示なし)と流体連通する。主チャンバ162はまた、出口158を通して下流側のブレーキ回路(図示なし)と流体連通する。入力ロッドスプリング(図示なし)は、ロッド108を(図1で見て)右側へと付勢する。ピストンスプリング(図示なし)はまた、ピストン150を(図1および2で見て)右側へと付勢する。その結果、未適用位置では、ピストン150はポペット組立体110と係合される。未適用位置では、ブーストチャンバ122内の圧力(流体入口124を介する)は、リザーバ(図示なし)の圧力またはその付近にある。低圧チャンバ126内の圧力はリザーバ(図示なし)内の圧力と同じである。
[0031]車両の操作者がブレーキペダル(図示なし)に力を加えると、ロッド108は図1で見て左側へと移動する。ロッド108は入力ロッド組立体112に固定的に連結されているので、入力ロッド組立体112も左側へと移動し、それによってポペット組立体110が左側へと移動する。ポペット組立体110が左側へと移動することで、シール106が能動面184と係合することにより、ポペット組立体110が主ピストン150に対してしっかりとシールされる。
[0032]高圧源(図示なし)に連結されたバルブシステム(図示なし)は、流体入口124を通して調整された流体をブーストチャンバ122に注入することによって、ブレーキペダル(図示なし)の位置に応答してブースターチャンバ122内の圧力を調整する。一般に、ブレーキペダル(図示なし)の位置がより押し下げられるほど、ブースターチャンバ122内の液圧が高くなる。ポペット組立体110が主ピストン150の能動面184に対してシールされた状態で、ブースターチャンバ122内の液圧は、能動面172に対して作用するとともにピストン150の能動面184(図2を参照)に対して部分的に作用し、それによってポペット組立体110および主ピストン150が左側へと移動する。
[0033]主ピストン150が左側へと移動することで、入口156が閉じ、リザーバ(図示なし)が主チャンバ162から隔離されて、主チャンバ162内の流体を加圧することができる。主チャンバ162の他の構成も可能であり、当業者に知られている。例えば、流体入口に連結されるポペットバルブ組立体が使用されてもよい。この構成では、リザーバに流体連結された流体入口は、主チャンバ162の軸線方向遠位端にあってもよい。主チャンバ162は下流側のブレーキ回路(図示なし)と流体連通されているので、主チャンバ162を加圧することによって下流側のブレーキ回路(図示なし)内の流体が加圧されて、所望の制動機能がもたらされる。
[0034]主ピストン150が左側へと移動することで、力Fが主ピストン150の前方部分164の能動面168に作用する。力Fは、ピストンスプリング(図示なし)が主ピストン150を右側へと付勢することによる付勢力と、能動面168に作用する主チャンバ162内の流体の圧力によって発生する右側への力との組み合わせによって発生してもよい。
[0035]ブレーキペダル(図示なし)とバルブシステム(図示なし)との間の機械的連結において、ブレーキペダル(図示なし)の移動とブーストチャンバ部分102内での圧力の蓄積との間に遅延が生じることがある。この初期遅延の後、バルブシステム(図示なし)はブースターチャンバ122を加圧する。この遅延によって、ブレーキペダル(図示なし)の初期の押下げ時、ブースターチャンバ122内の流体は即座に加圧されないことがある。
[0036]ブレーキペダル(図示なし)の初期の押下げ時およびその移動全体にわたって、操作者は、入力ロッドスプリング(図示なし)の付勢力に対抗する力を加える。上述したように、かつ当該分野で知られているように、ブレーキペダル(図示なし)の位置に対応して、バルブシステム(図示なし)はブースターチャンバ122内の予め定められた圧力を発生させる。ブースターチャンバ122内の加圧流体が能動面172に作用することによって、主ピストン150を左側へと移動させる傾向がある左向きの力F’が発生する(図1を参照)。主ピストン150が左側へと移動することで、主チャンバ162内の流体が加圧され、主ピストン150に作用するピストンスプリング(図示なし)の付勢力とともに力Fを発生させる。
[0037]上述の結果として、ブレーキシステム100が図1に示される状態から図4に示される状態へと変化する。図4では、ブレーキシステム100に作用する力は平衡状態にある。力は、力F’と、補完的な力Fと、操作者によってブレーキペダル(図示なし)に加えられる力とを含む。
[0038]操作者によってブレーキペダル(図示なし)に加えられる力が部分的に解放されると、ブレーキシステム100は、ポペット組立体110および主ピストン150(図1および2を参照)が第2の位置にある、図5に示される状態へと変化する。図5では、入力ロッド108は、図4に示される位置から(第3の位置に対して)右側へと移動している。第3の位置では、減少したブレーキペダル力はブースターチャンバ122内のより低い圧力を確立する。減圧条件は、後述するように、入力ロッド組立体112のブースター排出通路254を通してリザーバ(図示なし)に排出することによって得られる。
[0039]入力ロッド108を通してブレーキペダルから入力される力が減少すると、入力ロッド108に対する平衡条件が修正されて、入力ロッド108を左側に押しやる力が今度は入力ロッド108を右側に押しやる力よりも小さくなる。したがって、ロッド108は右側へと移動する。ロッド108が右側へと移動する結果、入力ロッド組立体112は右側へと移動し、それによってポペット組立体110が右側へと移動する。ポペット組立体110が右側へと移動することで、主ピストン150によってシール106の密閉が解消される。ブースターチャンバ122内の少量の調整圧力流体は、シール106を越えてポペット組立体110と主ピストン150の能動面184との間を移動し、リザーバ(図示なし)に至る排出通路をたどる。排出通路は、ポペット排出通路204と、入力ロッド組立体112のブースター排出通路254と、第2の放射状排出136と、環状排出チャンバ132と、第1の放射状排出部130と、流体流路128とを含む(図1および3を参照)。この少量の高圧流体がリザーバ(図示なし)へと排出されると、ブースターチャンバ122内の圧力が減少し、それによって左向きの力F’が減少する。以前のレベルのままである右向きの力Fが今度は力F’よりも大きくなる。その結果、主ピストン150が右側へと移動し、後方部分166が再びシール106に対してシールされて、図6に示されるような第4の位置を確立する。
[0040]図7を参照すると、ブレーキシステム100’の代替実施形態が示される。ブレーキシステム100’は、図1、4、5、および6に示されるブレーキシステム100に類似している。これらの図において検討した参照記号は図7にも適用されるが、一部は異なる。ブレーキシステム100’は、シール106によってマスターシリンダ部分104’とシール可能に連結されるブーストチャンバ部分102’を含む。
[0041]ブレーキシステム100’は、排出通路を含まない入力ロッド組立体112’を含む。さらに、ブレーキシステム100’は、やはり排出通路を有さないポペット組立体110’を含む。
[0042]この代替実施形態では、チャンバ122内のブースト圧力は、中央排出通路180と、流体流路178と、環状空間176’と、ハウジング流体出口157とを含む排出通路を介して、主ピストン150’を通して排出される。
[0043]図8を参照すると、マスターシリンダ部分104’の断面図が示される。排出チャンバ174はシール152’および154’の間で画定される。排出チャンバ174は上述の排出通路を確立する。環状空間176’は、前方部分164’および後方部分166’とシリンダ116との間のピストン150’の低減された領域によって形成される。流体流路178は、前方部分164’と後方部分166’との間に画定される空間であり、環状空間176’と流体連通している。中央排出通路180は、後方部分166の中心に形成され、流体流路178と流体連通し、かつブースターチャンバ122と選択的に流体連通している。
[0044]ブレーキシステム100と同様に、シール152’は主チャンバ162を入口156からシールするように構成される。シール154’は、ブーストチャンバ122を入口156からシールするように構成される。ポペット組立体110’は、ブレーキシステム100と同様に、シール106が主ピストン150’の能動面184’に接して係合することによって、主ピストン150’の後方部分166’に接してシールする。シール106が能動面184’から係脱されると、ブーストチャンバ122内の流体を、上述の排出通路を通してリザーバ(図示なし)へと排出することができる。
[0045]ブレーキ回路(100および100’)の両方の実施形態に関して、ロッド108およびポペット組立体110(110’)ならびに主ピストン150(150’)の上述した移動によって、ブースターチャンバ122内の調整圧力が調節される。この調節は、操作者がブレーキペダル(図示なし)に圧力を加え、その後ブレーキペダルを部分的または完全に解放することに応答する。ブースターチャンバ122内の高圧流体のパージング(ブレーキシステム100の第1の実施形態に関連して記載した排出通路、またはブレーキシステム100’の第2の実施形態に関連して記載した排出を介する)によって、主ピストン150のより効率的な移動がもたらされる。
[0046]図面および上述の記載において本発明について例示し詳細に記載してきたが、例証であって特徴を限定するものではないことを考慮されたい。好ましい実施形態のみを提示してきたこと、また、本発明の趣旨内にあるすべての変更、修正、およびさらなる応用の保護が求められることが理解される。
(項目1)
液圧ブレーキブースターシステムであって、
シリンダのボア内で軸線方向に移動可能な主ピストンと、
前記ボア内で前記主ピストンの後方に位置するブースターチャンバと、
前記ブースターチャンバ内に延在する入力ロッドと、
前記ブースターチャンバと選択的に流体連通するブースター排出通路と、
前面と前記主ピストンとの間に位置するシール部材であって、当該シール部材は、前記入力ロッドと固定された関係にあるとともに、(i)前記入力ロッドが第1の位置にあるとき、前記ブースター排出通路を前記ブースターチャンバからシールし、(ii)前記入力ロッドが第2の位置へと前記ブースターチャンバ内で後方に移動すると、前記ブースター排出通路を前記ブースターチャンバからシールしないように構成される、シール部材とを備える、液圧ブレーキブースターシステム。
(項目2)
前記入力ロッドが前記ブースター排出通路を含み、前記ブースター排出通路が、前記入力ロッドの前面から後方に延在する、項目1に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目3)
前記主ピストンが前記ブースター排出通路を含み、前記ブースター排出通路が、前記主ピストンの後面から前方に延在する、項目1に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目4)
前記入力ロッドの前方部分に固定的に取り付けられたポペット組立体をさらに備え、前記ポペット組立体が、ポペット前面と、当該ポペット前面から延在するポペット排出通路とを含み、前記シール部材が前記ポペット前面とシール可能に係合される、項目1に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目5)
前記ポペット組立体が後方に面するキャビティを含み、
前記ポペット排出通路が、前記ポペット前面から前記後方に面するキャビティまで延在し、
前記入力ロッドの前記前方部分が、前記後方に面するキャビティ内に圧入される、項目4に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目6)
前記シリンダボアの減少径部分と、
前記減少径部分および前記入力ロッドによって画定される環状排出チャンバと、
前記環状排出チャンバから放射方向に延在する第1の放射状排出部と、
前記ブースター排出通路から前記環状排出チャンバまで、放射方向に延在する第2の放射状排出部とをさらに備える、項目4に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目7)
前記主ピストンが後方に面するキャビティを含み、
前記ポペット前面が前記ポペット組立体の前方部分上にあり、
前記ポペット組立体の前記前方部分が、前記ピストンの前記後方に面するキャビティに嵌合するようにサイズ決めされる、項目6に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目8)
前記シリンダボアの前記減少径部分と前記ブースターチャンバとの間に位置付けられるスリーブ軸受をさらに備える、項目6に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目9)
前記ポペット組立体が後方に面するキャビティを含み、
前記ポペット排出部通路が、前記ポペット組立体の前記ポペット前面から前記後方に面するキャビティまで延在し、
前記入力ロッドの前記前方部分が、前記ポペット組立体の前記後方に面するキャビティ内に圧入される、項目8に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目10)
前記ポペット排出部通路が、前記ブースター排出部通路と位置合わせされる、項目9に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目11)
液圧ブレーキブースターシステムであって、
シリンダボアと、
前記シリンダボア内で軸線方向に移動可能な主ピストンと、
前記主ピストンとスリーブ軸受との間に画定されるブースターチャンバと、
前記スリーブ軸受を通って前記主ピストンに向かって、前方に延在する入力ロッドと、
前記入力ロッドの前面から後方に延在するブースター排出通路と、
前記入力ロッドと固定的に関連付けられ、前記入力ロッドとともに移動可能な環状シール部材であって、当該環状シール部材は、前記入力ロッドの前記前面と前記主ピストンとの間に位置付けられ、前記ブースター排出通路を前記ブースターチャンバから隔離するシールを、前記主ピストンとともに形成するように構成される、シール部材とを備える、液圧ブレーキブースターシステム。
(項目12)
前記入力ロッドの前方部分にシール可能に取り付けられたポペット組立体をさらに備え、前記ポペット組立体が、前記主ピストンの反対側にあるポペット前面と、当該ポペット前面から後方に延在するポペット排出通路とを含み、前記環状シール部材が前記ポペット前面とシール可能に係合される、項目11に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目13)
前記ポペット組立体が、前記ポペット組立体の後面から開いたキャビティを含み、
前記ポペット排出通路が、前記ポペット前面から前記キャビティまで延在し、
前記入力ロッドの前記前方部分が、前記キャビティ内に圧入される、項目12に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目14)
前記入力ロッドの外周に隣接した環状排出チャンバと、
前記環状排出チャンバから放射方向外側に延在する第1の放射状排出部と、
前記ブースター排出通路と前記環状排出チャンバの間で、放射方向に延在する第2の放射状排出部とをさらに備える、項目12に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目15)
前記主ピストンが、前記主ピストンの後方部分から前方に延在するキャビティを含み、
前記ポペット前面が、前記ポペット組立体の前方部分上にあり、
前記ポペット組立体の前記前方部分が、前記主ピストンのキャビティに嵌合するようにサイズ決めされる、項目14に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目16)
前記ポペット前面が第1の直径を有し、
前記ポペット排出通路が第2の直径を有し、
前記環状シール部材が第3の直径を有し、
前記第3の直径が(i)前記第2の直径よりも大きく、かつ(ii)前記第1の直径よりも小さい、項目12に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
(項目17)
前記ポペット排出通路が、前記ブースター排出通路と位置合わせされる、項目16に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
100 ブレーキシステム
102 ブーストチャンバ部分
104 マスターシリンダ部分
106 シール(密閉部)
108 ロッド
110 ポペット組立体
112 入口ロッド組立体
114 スリーブ軸受組立体
116 シリンダ
118 ボア(孔)
120 シール
122 ブースターチャンバ
124 流体入口
125 シール
126 低圧チャンバ
128 流体流路
130 シール
132 環状排出チャンバ
134 第1の放射状排出部
136 第2の放射状排出部
138 減少径部分

Claims (14)

  1. 液圧ブレーキブースターシステムであって、
    シリンダのボア内で軸線方向に移動可能な主ピストンと、
    前記ボア内で前記主ピストンの後方に位置するブースターチャンバと、
    前記ブースターチャンバ内に延在する入力ロッドであって、第1の直径を有するとともに前方部分を含む、入力ロッドと、
    前記ブースターチャンバと選択的に流体連通するブースター排出通路と、
    前記前方部分と前記主ピストンとの間に位置するシール部材であって、当該シール部材は、前記入力ロッドと固定された関係にあるとともに、(i)前記入力ロッドが第1の位置にあるとき、前記ブースター排出通路を前記ブースターチャンバからシールし、(ii)前記入力ロッドが第2の位置へと前記ブースターチャンバ内で後方に移動すると、前記ブースター排出通路を前記ブースターチャンバからシールしないように構成される、シール部材と
    前記入力ロッドの前記前方部分に固定的に取り付けられたポペット組立体であって、前記ポペット組立体が、ポペット前面と、前記第1の直径よりも大きな第2の直径を有する後方部分とを含み、前記シール部材が前記ポペット前面とシール可能に係合され、前記入力ロッドが前記第1の位置にあるときに、前記ブースターチャンバは前記後方部分の後方に配置された、ポペット組立体とを備える、液圧ブレーキブースターシステム。
  2. 前記入力ロッドが前記ブースター排出通路を含み、前記ブースター排出通路が、前記入力ロッドの前記前方部分から後方に延在する、請求項1に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  3. 前記主ピストンが前記ブースター排出通路を含み、前記ブースター排出通路が、前記主ピストンの後面から前方に延在する、請求項1に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  4. 前記ポペット組立体がポペット前面と後方に面するキャビティを含み、
    前記ポペット排出通路が、前記ポペット前面から前記後方に面するキャビティまで延在し、
    前記入力ロッドの前記前方部分が、前記後方に面するキャビティ内に圧入される、請求項に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  5. 前記シリンダボアの減少径部分と、
    前記減少径部分および前記入力ロッドによって画定される環状排出チャンバと、
    前記環状排出チャンバから放射方向に延在する第1の放射状排出部と、
    前記ブースター排出通路から前記環状排出チャンバまで、放射方向に延在する第2の放射状排出部とをさらに備え
    前記ポペット組立体は、前記ポペット前面から延在するポペット排出通路を含む、請求項に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  6. 前記主ピストンが後方に面するキャビティを含み、
    前記ポペット前面が前記ポペット組立体の前方部分上にあり、
    前記ポペット組立体の前記前方部分が、前記ピストンの前記後方に面するキャビティに嵌合するようにサイズ決めされる、請求項に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  7. 前記シリンダボアの前記減少径部分と前記ブースターチャンバとの間に位置付けられるスリーブ軸受をさらに備える、請求項に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  8. 前記ポペット組立体が後方に面するキャビティを含み、
    前記ポペット排出部通路が、前記ポペット組立体の前記ポペット前面から前記後方に面するキャビティまで延在し、
    前記入力ロッドの前記前方部分が、前記ポペット組立体の前記後方に面するキャビティ内に圧入される、請求項に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  9. 前記ポペット排出部通路が、前記ブースター排出部通路と位置合わせされる、請求項に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  10. 液圧ブレーキブースターシステムであって、
    シリンダボアと、
    前記シリンダボア内で軸線方向に移動可能な主ピストンと、
    前記主ピストンとスリーブ軸受との間に画定されるブースターチャンバと、
    前記スリーブ軸受を通って前記主ピストンに向かって、前方に延在する入力ロッドであって、前方部分を含む、入力ロッドと、
    前記入力ロッドの前記前方部分から後方に延在するブースター排出通路と、
    前記入力ロッドと固定的に関連付けられ、前記入力ロッドとともに移動可能な環状シール部材であって、当該環状シール部材は、前記入力ロッドの前記前方部分と前記主ピストンとの間に位置付けられ、前記ブースター排出通路を前記ブースターチャンバから隔離するシールを、前記主ピストンとともに形成するように構成される、シール部材と
    前記入力ロッドの前方部分にシール可能に取り付けられたポペット組立体であって、前記ポペット組立体が、前記主ピストンの反対側にあるポペット前面と、当該ポペット前面から後方に延在するポペット排出通路とを含み、前記環状シール部材が前記ポペット前面とシール可能に係合される、ポペット組立体とを備え
    前記ポペット組立体が、前記ポペット組立体の後面から開いたキャビティを含み、
    前記ポペット排出通路が、前記ポペット前面から前記キャビティまで延在し、
    前記入力ロッドの前記前方部分が、前記キャビティ内に圧入される、液圧ブレーキブースターシステム。
  11. 前記入力ロッドの外周に隣接した環状排出チャンバと、
    前記環状排出チャンバから放射方向外側に延在する第1の放射状排出部と、
    前記ブースター排出通路と前記環状排出チャンバの間で、放射方向に延在する第2の放射状排出部とをさらに備える、請求項10に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  12. 前記主ピストンが、前記主ピストンの後方部分から前方に延在するキャビティを含み、
    前記ポペット前面が、前記ポペット組立体の前方部分上にあり、
    前記ポペット組立体の前記前方部分が、前記主ピストンのキャビティに嵌合するようにサイズ決めされる、請求項11に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  13. 前記ポペット前面が第1の直径を有し、
    前記ポペット排出通路が第2の直径を有し、
    前記環状シール部材が第3の直径を有し、
    前記第3の直径が(i)前記第2の直径よりも大きく、かつ(ii)前記第1の直径よりも小さい、請求項10に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
  14. 前記ポペット排出通路が、前記ブースター排出通路と位置合わせされる、請求項13に記載の液圧ブレーキブースターシステム。
JP2011163161A 2010-07-30 2011-07-26 液圧ブレーキブースターシステム Expired - Fee Related JP5848540B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/847,686 2010-07-30
US12/847,686 US8763392B2 (en) 2010-07-30 2010-07-30 Hydraulic booster vented input rod with poppet

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012030790A JP2012030790A (ja) 2012-02-16
JP5848540B2 true JP5848540B2 (ja) 2016-01-27

Family

ID=44785190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011163161A Expired - Fee Related JP5848540B2 (ja) 2010-07-30 2011-07-26 液圧ブレーキブースターシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8763392B2 (ja)
EP (1) EP2412593B1 (ja)
JP (1) JP5848540B2 (ja)
ES (1) ES2408695T3 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3030740B1 (fr) * 2014-12-18 2016-12-30 Coutier Moulage Gen Ind Dispositif de mesure de pression et systeme de freinage comprenant un tel dispositif de mesure de pression
ITUB20153417A1 (it) * 2015-09-04 2017-03-04 Vhit Spa Dispositivo di pre-filling per un sistema di frenatura con dispositivo di asservimento e metodo di funzionamento del dispositivo di pre-filling
CN110194136A (zh) * 2019-07-03 2019-09-03 广州中博制动系统有限公司 一种具有制动备份功能的液压助力器总成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB545667A (en) * 1940-12-16 1942-06-08 Automotive Prod Co Ltd Improvements in or relating to brakes for vehicles
DE1107099B (de) 1955-07-12 1961-05-18 Teves Kg Alfred Hydraulische Bremsbetaetigungsanlage mit einer Verstaerkerpumpe fuer Fahr-zeuge, insbesondere Kraftfahrzeuge
JPS5583154U (ja) * 1978-12-04 1980-06-07
US4642990A (en) 1984-03-13 1987-02-17 Nissin Kogyo Kabushiki Kaisha Master cylinder and oil-hydraulic booster assembly
JP2501601B2 (ja) 1987-09-25 1996-05-29 住友電気工業株式会社 液圧ブ―スタ
JP2000335397A (ja) * 1999-05-27 2000-12-05 Bosch Braking Systems Co Ltd マスタシリンダ
ATE496809T1 (de) 2003-03-13 2011-02-15 Vhit Spa Bremskraftvorrichtung mit verbesserter bremsempfindlichkeit
EP1538049B1 (en) 2003-12-05 2006-11-29 Nissin Kogyo Co., Ltd. Vehicle braking system

Also Published As

Publication number Publication date
US8763392B2 (en) 2014-07-01
EP2412593B1 (en) 2013-03-13
US20120023926A1 (en) 2012-02-02
ES2408695T3 (es) 2013-06-21
EP2412593A1 (en) 2012-02-01
JP2012030790A (ja) 2012-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2300290B1 (fr) Maître-cylindre comportant des moyens d'injection de liquide de frein dans ledit maître-cylindre et un systeme de freinage comportant un tel maître-cylindre
US8807668B2 (en) Vehicle braking system and master cylinder
JP5848540B2 (ja) 液圧ブレーキブースターシステム
JP2000514746A (ja) 可変ブースト比を有するブースト式ブレーキ装置
KR100943853B1 (ko) 공기압 브레이크 부스터
EP2058194B1 (fr) Servomoteur d' assistance au freinage rapide pour vehicule automobile
US8671679B2 (en) Fast fill tandem master cylinder
JP4111361B2 (ja) 流体圧倍力装置およびこれを用いたブレーキシステム
US7954909B2 (en) Fluid pressure booster
US6739234B2 (en) Pneumatic brake booster with variable force transmission ratio
WO1998006613A1 (fr) Dispositif de freinage assiste a reaction hydraulique et securite accrue
US6513327B2 (en) Hydraulic pressure assisting device provided for a hydraulic brake apparatus for a vehicle
FR2940948A1 (fr) Simulateur a rattrapage de jeu pour servofrein de vehicule
JP3785985B2 (ja) 倍力装置の弁機構
US20120023925A1 (en) Electric hydraulic booster
JP3932153B2 (ja) ブレーキシステム
US8596061B2 (en) Decoupled inline hydraulic booster
US6527349B2 (en) Hydraulic brake device
KR100536296B1 (ko) 차량용 브레이크의 배력장치
JPH0624918B2 (ja) 液圧式倍力装置
JP2008260362A (ja) 負圧倍力装置
WO2008044610A1 (fr) Dispositif d'augmentation de la pression négative et servofrein utilisant celui-ci
JP2002193091A (ja) マスタシリンダのストローク調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150513

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5848540

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees