JP5848049B2 - X線画像の再構成のシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本書に開示される主題は一般的には、X線イメージング・システムに関し、さらに具体的には、三次元(3D)画像を形成するX線イメージング・システムに関する。
X線イメージング・システムは多くの異なる構成を有し、多くの異なる応用に用いられる。例えば、公知のX線吸収型イメージング・システムは、特に螺旋型又は段階撮影型(step-and-shoot)の計算機式断層写真法(CT)スキャナ、単一の円弧/線/二次元(2D)の線源軌跡によるマンモグラフィ又は放射線断層写真法(rad-tomo)システム、多数ビュー型警備システム、ラミノグラフィ(laminography)型検査システムのような広範囲の撮像幾何学的構成を網羅している。螺旋型/段階撮影型完全CTスキャナは典型的には、対象(例えば患者又は手荷物)の周りを円形に巡って約1000以上のビューを取得して、対象の3D容積の各々のスライスを撮像する。これらのスキャナは、撮像容積の正確な3D表現が必要とされるときに適している。一方、マンモグラフィ若しくはrad-tomoシステム、又は多数ビュー型手荷物走査システムは典型的には、遥かに少ない数のビュー(例えば約5ビュー〜60ビュー)に関わるものであって、応用が幾つかの所定の配向に沿ってのみ3D画像容積を視認することを要求するときに適している。
米国特許第7693318号公報
従って、これらの異なる形式のシステムによって従来達成されている3D画質のため、完全CTスキャナと他のX線システムとの間には応用空間において大きな差が存在する。例えば、X線トモシンセシス・システムでは、平面状の二次元(2D)型又は円弧型線源軌跡によって3D深さ情報を取得することができる。しかしながら、従来の再構成方法を画像形成に用いるときには、得られる画像は極めて劣化する。具体的には、フィルタ補正逆投影形式のアプローチはしばしば、画像に激しい縞を生じ、繰り返し式アプローチはデータの極めて不完全な性質のため極めて緩慢な収束特性を呈し(アーティファクト・レベルをある程度まで低減し得る画像領域の事前値(priors)又は束縛条件を用いることに基づくものであっても)、すると画像が高周波の詳細内容を欠くものとなる。
一実施形態によれば、画像を再構成する方法が提供される。この方法は、X線イメージング・システムを用いて、限定された断層像データ集合を画定する複数の画像ビューを取得するステップを含んでいる。この方法はまた、繰り返し式再構成において複数の画像ビューを用いて三次元(3D)画像再構成を実行するステップを含んでおり、繰り返し式再構成は、複数の事前の繰り返しの結果に基づいて線形結合を形成することを含んでいる。この方法はさらに、画像再構成に基づいて、臨床的に関連のある高周波の詳細情報を含む画像を表示するステップを含んでいる。
もう一つの実施形態によれば、X線断層画像を再構成する方法が提供される。この方法は、X線イメージング・システムを用いて、限定された断層像データ集合を画定する複数の画像ビューを取得するステップを含んでいる。この方法はまた、繰り返し式画像再構成について少なくとも二つの再構成値の線形結合を形成するステップと、少なくとも一つの希薄度変換(sparsity transform)を適用するステップとを含んでいる。この方法はさらに、希薄度変換後の線形結合を順投影するステップと、上述の複数の画像ビューに対応するデータから結果を減算するステップとを含んでいる。この方法は加えて、一定の収束レベルに達したときに三次元(3D)画像を表示するステップであって、限定された断層像データ集合から形成される3D画像は、完全計算機式断層写真法(CT)スキャナ画質の画像マージン(image margin)よりも低く且つこの画像マージンの範囲内にある画質を有する、表示するステップを含んでいる。
さらにもう一つの実施形態によれば、X線源と、対象を通過した後に入射したX線を検出するように構成されているX線検出器と、限定された断層像データをX線検出器から取得するように構成されているデータ取得システムとを含む断層写真法X線イメージング・システムが提供される。この断層写真法X線イメージング・システムはまた、繰り返し式再構成において限定された断層像データを用いて画像再構成を実行するように構成されている画像再構成モジュールを含んでおり、繰り返し式再構成は、複数の事前の繰り返しの結果に基づいて線形結合を形成することを含んでいる。この断層写真法X線イメージング・システムはさらに、画像再構成に基づいて、臨床的に関連のある高周波の詳細情報を含む画像を表示する表示器を含んでいる。
様々な実施形態による画像再構成工程を示すシステム・ワークフロー図である。 様々な実施形態による画像再構成の方法の流れ図である。 様々な実施形態による加重値を自動的に選択する方法の流れ図である。 異なる再構成工程から形成される画像を示す図である。 図4の画像の1枚と、一実施形態の画像再構成工程によって形成される画像とを示す図である。 様々な実施形態による線源軌跡変位方法を示す図である。 様々な実施形態に従って形成されるイメージング・システムのブロック図である。
以上の概要及び以下の幾つかの実施形態の詳細な説明は、添付図面と併せて読むとさらに十分に理解されよう。図面が様々な実施形態の機能ブロックの線図を示す範囲までにおいて、機能ブロックは必ずしもハードウェア回路の間の区分を示す訳ではない。従って、例えば、機能ブロック(例えばプロセッサ若しくはメモリ)の1又は複数が単体のハードウェア(例えば汎用信号プロセッサ若しくはランダム・アクセス・メモリ、又はハードディスク等)として具現化されてもよいし、多数のハードウェアとして具現化されてもよい。同様に、プログラムは独立型プログラムであってもよいし、オペレーティング・システムのサブルーチンとして組み込まれていてもよいし、インストールされているソフトウェア・パッケージの関数等であってもよい。尚、様々な実施形態は図面に示されている構成及び手段に限定されないことを理解されたい。
本書で用いる場合には、単数形で記載されており単数不定冠詞を冠した要素またはステップとの用語は、排除を明記していない限りかかる要素又はステップを複数備えることを排除しないものと理解されたい。さらに、本発明の「一実施形態」に対する参照は、所載の特徴を同様に組み入れている追加の実施形態の存在を排除しないものと解釈されたい。また、反対に明記されていない限り、特定の特性を有する一つの要素若しくは複数の要素を「含んでいる」又は「有している」実施形態は、この特性を有しないような追加の要素も包含し得る。
様々な実施形態は、画像再構成の方法及びシステムを提供し、具体的には、様々なX線イメージング・システムによって取得され得るビュー限定又はビュー減少型の断層像データ取得の方法及びシステムを提供する。例えば、少なくとも幾つかの実施形態を実施することにより、完全CTスキャナに比較して10分の1〜100分の1の少ないビューのX線イメージング・システムを、三次元(3D)撮像応用を可能にする再構成方法と共に用いることができる。少なくとも一つの実施形態の技術的効果は、限定された断層像データからの高速で高品質の画像再構成を提供して、ビュー限定型断層写真法システムによる3D撮像を可能にすることである。加えて、本書に記載する実施形態の少なくとも幾つかを実施することにより、ビュー限定型X線イメージング・システムについて向上した又は改善された画質が得られる。
尚、診断撮像向けX線イメージング・システムのような特定のイメージング・システムに関連して様々な実施形態を記載する場合があるが、これらの様々な実施形態は特定のイメージング・システム又は特定の構成を有するイメージング・システムに限定されないことを特記しておく。例えば、様々な実施形態は、特に非医用システム、警備システム及び検査システムに関連して具現化され得る。加えて、様々な実施形態は、特に陽電子放出断層写真法(PET)、単光子放出計算機式断層写真法(SPECT)のような他の投影方式撮像モダリティを含み得る。
様々な実施形態によれば、繰り返し式画像再構成のための最適勾配型方法を、画像に対する付加的な束縛条件(例えば平滑性及び正値性等)を表わす事前情報(例えば事前の繰り返し式再構成の解)と組み合わせることができる。例えば、2以上の事前解又は繰り返しを再構成工程の後続の繰り返し式更新ステップに用いることができる。
様々な実施形態を用いて、限定された又は減少したデータ集合がX線イメージング・システムによって取得されるようなCTイメージング・システムにおいて3D画像を形成する。例えば、再構成工程30を図1に示すシステム・ワークフロー図によって説明する。工程30は、限定された又は減少した断層像データ32を取得するステップを含んでおり、このデータ32はX線イメージング・システム34によって取得される。幾つかの実施形態では、限定された又は減少した断層像データ32は、様々な線源軌跡及び/又は検出器軌跡を用いることにより取得されるもののような限定された又は減少した数の画像又は投影ビュー36を有するデータ集合を含んでおり、これらの線源軌跡及び/又は検出器軌跡は、例えば特に円を描く線源及び検出器運動、検出器を固定して線源を直線、円弧又は他のさらに複雑な曲線に沿って移動させるもの、及びこれらの組み合わせ等である。例えば、幾つかの実施形態では、データ集合は約50〜約100の画像ビューを含んでいる。但し、約30以上乃至約1000以下のビューのように他の数のビューを取得して用いてもよい。従って、幾つかの実施形態では、説明のためにのみ述べると、X線イメージング・システム34は、約1〜30よりも多いが1000よりも少ないビューを取得する。このように、X線イメージング・システム34は、幾つかの実施形態では、例えば特にX線ラジオグラフィ・システム、マンモグラフィ・システム、ディジタル・トモシンセシス・システム、低経費の小型システム等よりも多い画像ビューを取得する3D撮像用の低線量X線イメージング・システムとして構成され得る。線源軌跡及び検出器軌跡は、特定のシステム応用及び束縛条件に基づいて対象情報を得る又は捕獲するために適宜(例えば所望又は必要に応じて)選択され得る。例えば、線源軌跡及び検出器軌跡は、最善の(例えば臨床的に最も関連のある)情報を捕獲するために、システム応用又は束縛条件に基づいて得られている対象情報を最適化するように選択され得る。これらの実施形態では、X線イメージング・システム34はまた、1000以上のビューを取得する完全な3D情報データ集合を与える完全CTスキャナよりも少ない画像ビューを取得する。
従来の画像圧縮規格(例えばJoint Photographic Experts Group(JPEG)圧縮)は、原画像が通常のピクセル/ボクセル基底表現において極めて冗長的であり、変換領域(例えばウェーブレット領域/勾配領域/他の変換領域)において希薄な表現を有することを例証している。様々な実施形態によれば、再構成工程時に3D画像に対して変換領域希薄度束縛条件を課すことにより、従来の量又は数よりも少ないデータ/ビューが用いられる。
工程30は、繰り返し式再構成工程38においてX線イメージング・システム34によって取得される限定された又は減少した断層像データ32を用いることを含んでいる。繰り返し式再構成工程38は画像を再構成するように動作し、この工程では、N個のピクセルが、診断に関連のある情報を含む高品質画像を与えつつ、従来のCTスキャナ(例えば完全CTスキャナ)に用いられるビューの数よりも少ない等のようにN個よりも少ない測定に基づいて再構成される。幾つかの実施形態において繰り返し式再構成工程38を実行して、データ一貫性と、繰り返し式再構成の解又は収束に対する束縛条件を表わす付加的な事前値(例えば事前解)集合とを表わす費用関数を最小化する。繰り返し式再構成工程38は、減少した数の繰り返しを用いて実行されて、繰り返し式更新ステップにおいて2以上の事前解又は繰り返し情報と再構成工程の費用関数のための自動加重とを含む更新情報40を用いる。例えば、幾つかの実施形態では、最適勾配方法を本書にさらに詳細に記載されるようにして用いることができ、2回の事前の繰り返しを用いて次回の繰り返しの開始点を更新する。
繰り返し式再構成工程38は、3D画像42を再構成するための収束に達するまで実行されて、3D画像42をX線イメージング・システム34の利用者又は操作者に表示することができる。様々な実施形態では、収束に何時達したかの決定は、取得されたデータに基づいて、何時精度レベル規準又は閾値、例えば1%、2%等の精度レベル(例えば残差)が満たされたかに基づいて行なわれ、これにより費用関数の最小化を定義する。
繰り返し式再構成工程38は様々な実施形態において実行されて、許容可能な残差レベルの範囲内にある解に収束させる。繰り返し式再構成工程38は、他の場合であればボケた画像を与えていたであろうものと同じ回数の繰り返しを用いて、高周波の詳細内容を有する画像が得られるような収束を与える。繰り返し式再構成工程38は本質的には、次の線形方程式系によって定義される再構成問題を解くものである。
Y=Af 式1
式1において、Yはサブ・ナイキスト標本化データであり、Aは系の演算子(画像空間からデータ空間への順投影)であり、fは再構成される画像である。繰り返し式再構成工程38は、繰り返し式収束方法を実行して式1の最小自乗解を求めることができ、Yは画像再構成を実行するのに必要とされていたものよりも少ないデータ(例えば限定された又は減少した数の画像又は投影ビュー)を有するデータ集合を表わす。具体的には、最小化問題は、次式のような費用関数C(f)として定義され得る。
C(f)=‖y−Af‖2+λ1‖Wf‖1+λ2‖∇f‖1 式2
式2において、‖y−Af‖2項はデータの一貫性を表わし、この項が減少され又は最小化されるものであり、λ1‖Wf‖1+λ2‖∇f‖1項は希薄度変換を表わし、これらの項が画像に対する付加的な束縛条件となる(例えば減弱係数、平滑性及び正値性等)。この式2において、λ1、λ2は加重係数又はペナルティ係数であり、Wfは画像のウェーブレット変換を表わし、∇fは画像の勾配を表わし、式2の対応する項が画像fの全変化を表わす。‖…‖1との表現は内側の量のL1ノルム(成分の絶対値の和)を表わし、‖…‖2はL2ノルム(成分の絶対値の自乗の和)を表わす。本書でさらに詳細に説明するように、λ1、λ2の各項は自動的に選択されて、データ一貫性に対するこれらの項の意味又は値を決定する。
図2には、画像再構成の方法50が示されており、この方法は、例えば繰り返し式再構成工程38時に実行され得る。方法50は一般的には、ブロック52においてビュー限定型データを得るステップを含んでおり、ビュー限定型データは、例えば限定された又は減少した数の画像又は投影ビュー36を有するデータ集合を含む限定された又は減少した断層像データ32であってよい(何れも図1に示す)。例えば、幾つかの実施形態では、約50〜100のビュー又は投影を有するデータ集合が方法50によって用いられる。このように、取得されるデータは、X線イメージング・システムによって生成される複数のビュー又は投影を含んでいる。加えて、取得に用いられるパラメータに関する情報のような情報がX線イメージング・システム又は利用者から受け取られる。かかる情報は、他の情報の中でも特に、例えば患者情報、較正データ、及び画像取得タイミング・データを含み得る。
この後に、ブロック54において、2以上の開始点、例えば2以上の初期値又は近似(例えば限定型データの画像空間への逆投影を用いて、平滑化及び/又はフィルタ処理のようなさらに他の処理を適用することにより任意に選択され得る)を用いて繰り返し式工程を初期化して、次いで、ブロック56において、最新の二つの解に基づいて線形結合を形成する。繰り返し式方法50を続行しているときには、最新の二つの解は、方法50の事前の2回の繰り返しによって(又は工程が初回の繰り返しである場合には初期値によって)定義される。これらの初期値は着目している容積の初期ボクセル又はピクセル値であってよい。このように、2回の事前の繰り返しを用いて、次回の近似又は再構成繰り返しを更新する。線形結合は、データ一貫性項の解を与える。例えば、幾つかの実施形態では、データ一貫性項にネステロフ(Nesterov)最適勾配アルゴリズムが用いられ、このアルゴリズムは下記のように定義される。
n+1=gn+τAT(y−Agn) 式3
n=fn+{(n−1)/(n+2)}(fn 9−fn-1) 式4
式3及び式4において、fnは第n回の繰り返しでの事前近似であり、gnはfnとfn-1との線形結合であり、他の類似項は式1及び式2の項と同様の定義を有する。A及びATは、それぞれ順投影(3D画像空間から投影空間への)、及び逆投影(投影空間から3D画像空間への)を表わし、τはスケーリング定数(例えばシステム構成に応じた適当なもの)である。
この後に、ブロック58において、希薄度変換及び束縛条件が適用される。例えば、式2に関連して上でさらに詳細に記載された希薄度変換及び束縛条件が、費用関数最小化方程式に加えられる。次いで、ブロック60において、結果を順投影して、データ(ブロック52においてデータ集合によって定義されるもの)から減算して、残差を得る。順投影は、式3ではAgnによって表わされており、減算は(y−Agn)項によって表わされている。項AT(y−Agn)は、投影空間から3D画像空間への残差(y−Agn)の逆投影を表わす。
次いで、ブロック62において、残差が許容可能なレベルの範囲内にあるか否か、例えば予め決められた閾値精度百分率よりも小さい又は少ないか否かについての決定を行なう。閾値は、例えば1%、2%、3%等の精度レベルにあってよい。残差が許容可能なレベルの範囲内にある、すなわち閾値レベルよりも低い場合には、解すなわち再構成画像のボクセル値が許容可能な解に収束したため方法50はブロック64において停止する。次いで、再構成画像を表示することができる。
しかしながら、ブロック62において、残差が閾値を上回っているように残差が許容可能なレベルの範囲内にない場合には、工程はもう1回の繰り返しを続けて、具体的には、ブロック66において残差データの逆投影を実行し、例えば順投影のピクセルに写像されていた容積のボクセルに逆投影する。例えば、残差データが画像空間(ボクセル)に逆投影されて、今回の繰り返し解に加算される。具体的には、このデータは2回の事前の繰り返し又は解と結合され、但しこの解は方法50が2回目の繰り返しを経ていない場合には初期値を含み得る。このようにして、線形結合は再びブロック56において少なくとも最新の2回の繰り返しの解に基づいて形成される。尚、二つよりも多い事前解を用いてもよいことを特記しておく。
また、この工程は、線形結合を形成するときに、本書にさらに詳細に記載されるように加重を用いてアーティファクト及び雑音等を減少させる又は限定することを含み、加重はペナルティ加重を適用することを含み得ることを特記しておく。加重値の決定は自動的に行なわれる。例えば、アーティファクト又は雑音が方法50の任意の点において推定されて、加重値はアーティファクト又は雑音の大きさに基づいて決定され得る。次いで、加重値を方法50の次のステップ又は次回の繰り返しにおいて用いる。
様々な実施形態では、ペナルティ加重は自動的に選択される。具体的には、例えば図3に示す方法70に示されるようなデータ主導型の態様でλ1、λ2等の値が自動的に選択される。本書に記載される費用関数又は方程式はλ1、λ2等の値を用いてパラメータ表現され、各々の値が異なる解を発生する。
具体的には、ブロック72において中間解が決定される。中間解は、例えば図2のステップ56の結果である二つの事前解の線形結合によって形成される。このように、中間解は方法50(図2に示す)の各回の繰り返しにおける事前の二つの解の線形結合である。従って、中間解は方法50の各回の繰り返しにおいて発生される。尚、様々な実施形態における方法70は、完全画像データ又は画像の局所領域のデータについて実行されることを特記しておく。加えて、この方法は異なる分解能スケールにおいて実行され得る。
中間解を得た後に、ブロック74において勾配変換、ウェーブレット変換又は他の希薄化変換が実行される。例えば、ウェーブレット変換又は希薄度変換を式2に示す費用関数に加えることができる。この後に、任意の適当な方法を用いてブロック76において標準偏差(σ値)の決定のような統計学的な広がりが決定される。例えば、変換係数の統計学的な広がりは、標準偏差又は中央値絶対偏差を用いて決定される。
この後に、ブロック78において統計学的な広がりに基づいて加重値又はパラメータが設定される。尚、様々な実施形態における分散(σ)は加重パラメータの各々について略一定であることを特記しておく。また、様々な実施形態では、σが一定であるときに、加重値は1〜2程度の比較的小さい数として選択されることを特記しておく。
このように、様々な実施形態によれば、次回の繰り返しについての値(1又は複数)を算出するために二つの事前解又は2回の繰り返しを用いる収束性繰り返し式再構成工程が提供される。例えば、画像再構成工程の各回の繰り返しは、2回の事前の繰り返しからの二つの事前解又は結果の線形結合を含んでいる。従って、様々な実施形態では、再構成工程の1回の繰り返しは次のように定義され得る。
n+1=P[gn+τAT(y−Agn)] 式5
n=a(n)fn+b(n)fn-1 式6
尚、特に記載のない限り類似の変数は同様に定義されることを特記しておく。式5においてPは希薄化演算を表わし、この演算は、例えば画像又は他の変換領域(例えばウェーブレット)の閾値処理、全変化の最小化、事前情報に基づく他の束縛条件(例えば正値性及び平滑性要件等)、データ領域及び/又は画像領域のフィルタ処理演算、及び他の閾値演算等を含み得る。従って、Pは、画像変換等のような希薄度変換を含む項である。
このように、様々な実施形態は、画像に対する付加的な束縛条件(例えば平滑性及び正値性等)を表わす少なくとも二つの事前解又は値と組み合わされた繰り返し式画像再構成の最適勾配型方法を用いる。この繰り返し式再構成方法は、ビュー限定型X線システムによる3D撮像を提供し得る。このように、ビュー限定型断層像データ・システムについての画像再構成は、式1(y=Af)に記載されるような不完全線形方程式系を解くことを含んでおり、再度記載すると、式中、yは投影データであり、Aは系の演算子であり、fは決定されるべき画像である。
様々な実施形態において実行される繰り返しは、更新ステップについて2以上の事前解の利用を含んでいる。このように、様々な実施形態では、繰り返しは次のように実行され、すなわちfn+1=P[gn+tAT(y−Agn)]であって、式中、gn=afn+bfn-1であり、定数a及びbは典型的には繰り返しの回数に依存する。具体的には、a及びbは、ネステロフの最適勾配方法に従って選択され得る。かかる方法についてのL2ノルム収束は約O(1/n2)であることが分かっている。従って、EのL2ノルム誤差を得るための典型的な繰り返しの回数は約1/sqrt(E)であり、ビュー限定型X線撮像応用での収束のための繰り返しの回数の減少を表わす。様々な実施形態は、繰り返し式更新について1よりも多い(1のみではなく)事前画像解を用い、これにより、他の場合であれば低品質の画像(例えばボケた画像)を生じたであろうものと同じ繰り返し回数でさらに品質の高い画像が形成されるような収束速度を提供する。
従って、図4に示すように、画像80によって表わされるサイノグラム・データ集合(1000のビューを有する)として示されるデータ集合を用いて画像82を再構成することができ、画像82はこの実施形態では撮像された骨盤領域である。用いられる再構成方法はフィルタ処理逆投影再構成方法である。本書に記載する繰り返し工程を用いて再構成される再構成画像84で分かるように、画像82と同様の品質の画像84が、より少ないデータ、例えば画像86によって示すような250のビューを有するサイノグラム・データ集合によって形成され得る。
ここで図5を参照して述べると、本書に記載する再構成方法の様々な実施形態が画像88によって示すように高められた画質を与えており、この画像では8回の繰り返しが実行されて、更新について1のみの事前解(多数の事前解の線形結合とは対照的に)を用いる繰り返し工程によって再構成される画像84と比較されている。従って、看取されるように、臨床的にさらに関連のある高周波の詳細情報を有する画像が、より少ないビューを用いて形成され得るばかりでなく、より少ない繰り返しによって形成され得る。幾つかの実施形態では、限定された断層像データ集合から形成される3D画像は、完全CTスキャナ画質の画像マージンよりも低くこの画像マージンの範囲内にある画質を有する。例えば、画像マージンは、完全CTスキャナ画質の1%、2%、3%等の画質のような分散又は差であり得る。
尚、変形及び改変が思量されることを特記しておく。例えば、図6に示すように、線源軌跡、例えばX線源の軌跡の改変を提供し得る。具体的には、一次元(1D)軌跡90及び2D軌跡100が、それぞれ複数の軌跡点92及び102として示されている。これらの軌跡90及び100は、検出器の区域112の位置110に対応している。様々な実施形態では、2D軌跡100の少なくとも幾つかの軌跡点、例えば3個置きの軌跡点104を横方向にシフトさせると、図示のような交互シフト・パターンを含むものにすることができる。例えば、線源を横方向に変位させてさらに多くの画像情報を得、これにより新たな軌跡を可能にする。看取されるように、2D軌跡100を用いて形成される画像106及び108(特に画像108)は、1D軌跡90を用いて形成される画像96及び98よりも大きい深さ分解能を有する。画像96及び106は、対象を通り検出器に平行な水平スライスを示し、画像98及び108は、対象を通るコロナル・スライス(検出器に垂直なスライス)を示す。
この再構成方法を含めて様々な実施形態が任意の形式のX線イメージング・システムと共に具現化され得る。例えば、図7に示すように、X線システムとして図示されているイメージング・システム120を用いて、様々な実施形態に従って画像再構成に用いられる画像ビュー又は投影を取得することができる。イメージング・システム120は一般的には、走査域を画定する検出器セル124のアレイを有するX線検出器122と、X線源126とを含んでいる。患者のような対象128が、X線源126と、1又は複数の検出器又は検出器モジュールであってよいX線検出器122との間に配置される。イメージング・システム120はまた、読み出し電子回路132を備えたデータ取得システム130を含んでいる。
一実施形態では、X線検出器(1又は複数)122は、アモルファス・シリコン・フラット・パネル検出器のようなフラット・パネル検出器システムであっても、他の形式のディジタルX線画像検出器であってもよい。もう一つの実施形態では、X線検出器(1又は複数)122は、X線検出器(1又は複数)122の前面に配置されたスクリーンを有するシンチレータを含み得る。
尚、イメージング・システム120は非移動式イメージング・システムとして具現化されても移動式イメージング・システムとして具現化されてもよいことを特記しておく。また、イメージング・システム120は、様々な構成として提供され得る。例えば、画像データが、CT手順及び工程を用いて画像情報を生成するように対象128を完全に包囲する円弧に沿った離散的な焦点においてX線源126によって生成され得る。もう一つの実施形態では、画像データは、計算機式トモシンセシス手順及び工程を用いて画像情報を生成するように対象の上方の比較的小さい円弧に沿った離散的な焦点においてX線源126によって生成され得る。他の実施形態では、X線源126及びX線検出器122は何れも、対象128の周りを回転するCアームであり得るガントリ134の対向する両端に装着される。回転式Cアームは、異なる角度(例えば異なるビュー又は投影)での対象128の複数の投影画像を取得するように実質的に円形の円弧に沿って対象128の周りにX線源126及びX線検出器122を回転させることを可能にする支持構造である。尚、画像再構成の様々な実施形態は、投影又は画像データを生成する装置又はシステムの具現化形態を問わず、複数の測定される投影又は画像ビューに関連して提供され得ることを認められたい。また、画像再構成の様々な実施形態は、上述の線源軌跡/検出器軌跡の2以上のものの結合に関連して提供され得ることを認められたい。
動作時には、対象128をイメージング・システム120に配置して撮像走査を実行する。例えば、X線源126は、対象128の上方、下方又は周囲に配置され得る。例えば、X線源126(及びX線検出器(1又は複数)122)は、ガントリ134を用いて対象128の周りの様々な位置の間で移動され得る。X線がX線源126から対象128を透過してX線検出器(1又は複数)122まで伝達され、検出器122は入射したX線を検出する。
読み出し電子回路132は、参照及び調整基板(RRB)又は他のデータ収集ユニットを含み得る。RRBはデータ・モジュールを収容して、X線検出器(1又は複数)122からデータ取得システム130へデータ(例えば複数のビュー又は投影)を転送するように接続している。このように、読み出し電子回路132は、X線検出器(1又は複数)122からデータ取得システム130へデータを送信する。データ取得システム130はデータから画像を形成し、また画像を記憶し、表示器133に表示し、且つ/又は画像を送信することができる。例えば、様々な実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして具現化され得る画像再構成モジュール136を含むことができ、画像再構成モジュール136は、データ取得システムが、本書にさらに詳細に記載されるようにX線検出器(1又は複数)122から取得される限定された断層像データを用いて画像を再構成することを可能にする。
このように、様々な実施形態は、例えば従来のCTスキャナに比較して少ない数の画像ビュー又は投影を有するデータに基づいて画像、特に3D画像を形成する繰り返し式画像再構成方法を提供する。様々な実施形態はまた、高速で収束する方法を提供し、多数のシステム幾何学的構成に適用される。加えて、様々な実施形態は、自動式データ主導型再構成方法を含む。
幾つかの実施形態は、プロセッサ又はコンピュータが撮像装置を動作させて本書に記載される方法の1又は複数の実施形態を実行する、例えば画像再構成モジュールの工程を具現化するように命令を記録されて有する有形で非一時的な機械可読媒体(1又は複数)を提供する。媒体(1又は複数)は、任意の形式のCD−ROM、DVD、フレキシブル・ディスク、ハード・ディスク、光ディスク、フラッシュRAMドライブ若しくは他の形式のコンピュータ可読媒体、又はこれらの組み合わせであってよい。
様々な実施形態、並びに/又は構成要素、例えばプロセッサ、若しくは内部のモジュール、構成要素及び制御器はまた、1又は複数のコンピュータ又はプロセッサの一部として具現化され得る。コンピュータ又はプロセッサは、計算装置、入力装置、表示ユニット、及び例えばインターネットにアクセスするためのインタフェイスを含み得る。コンピュータ又はプロセッサはマイクロプロセッサを含み得る。マイクロプロセッサは通信バスに接続され得る。コンピュータ又はプロセッサはまた、メモリを含み得る。メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)及び読み出し専用メモリ(ROM)を含み得る。コンピュータ又はプロセッサはさらに、記憶装置を含んでいてよく、記憶装置はハード・ディスク・ドライブ、又はフレキシブル・ディスク・ドライブ及び光ディスク・ドライブ等のような着脱自在の記憶ドライブであってよい。記憶装置はまた、コンピュータ又はプロセッサにコンピュータ・プログラム又は他の命令を読み込む他の同様の手段であってよい。
本書で用いられる「コンピュータ」との用語は、マイクロコントローラ、縮小命令セット回路(RISC)、特定応用向け集積回路(ASIC)、論理回路、及び本書に記載された作用を実行することが可能な他の任意の回路又はプロセッサを用いたシステムを含む任意のプロセッサ方式のシステム又はマイクロプロセッサ方式のシステムを含み得る。上の例は例示のみのためのものであり、従って「コンピュータ」との語の定義及び/又は意味を限定するものではない。
コンピュータ又はプロセッサは、入力データを処理するために1又は複数の記憶要素に記憶されている一組の命令を実行する。記憶要素はまた、データ、又は所望若しくは必要に応じて他の情報を記憶し得る。記憶要素は、情報ソースの形態にあってもよいし、処理機械の内部の物理的メモリ素子の形態にあってもよい。
上述の一組の命令は、本発明の様々な実施形態の方法及び工程のような特定の動作を実行するように処理機械としてのコンピュータ又はプロセッサに命令する様々な命令を含み得る。一組の命令は、ソフトウェア・プログラムの形態にあってよい。ソフトウェアは、システム・ソフトウェア又はアプリケーション・ソフトウェアのような様々な形態にあってよく、有形で非一時的なコンピュータ可読の媒体として具現化され得る。さらに、ソフトウェアは、別個のプログラムの集合、より大きなプログラムの内部のプログラム・モジュール又はプログラム・モジュールの一部の形態にあってよい。ソフトウェアはまた、オブジェクト指向プログラミングの形態のモジュール型プログラミングを含み得る。処理機械による入力データ処理は、利用者の命令に応答して行なわれてもよいし、以前の処理の結果に応答して行なわれてもよいし、他の処理機械によって発行された要求に応答して行なわれてもよい。
本書で用いられる「ソフトウェア」及び「ファームウェア」との用語は互換的であり、RAMメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、及び不揮発性RAM(NVRAM)メモリを含めたメモリに記憶されて、コンピュータによって実行される任意のコンピュータ・プログラムを含んでいる。以上のメモリ形式は例示のみのためのものであり、従ってコンピュータ・プログラムの記憶に利用可能なメモリの形式に関して制限するものではない。
以上の記載は例示説明のためのものであって制限するものではないことを理解されたい。例えば、上述の各実施形態(及び/又は各実施形態の諸観点)を互いに組み合わせて用いてよい。加えて、本発明の範囲を逸脱することなく、特定の状況又は材料を発明の教示に合わせて適応構成する多くの改変を施すことができる。本書に記載されている材料の寸法及び形式は、本発明の各パラメータを定義するためのものであるが、限定するものではなく例示する実施形態である。以上の記載を吟味すれば、当業者には他の多くの実施形態が明らかとなろう。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲に関連して、かかる特許請求の範囲が網羅する等価物の全範囲と共に決定されるものとする。特許請求の範囲では、「including包含する」との用語は「comprising含む」の標準英語の同義語として、また「in whichこのとき」との用語は「whereinここで」の標準英語の同義語として用いられている。さらに、特許請求の範囲では、「第一」、「第二」及び「第三」等の用語は単にラベルとして用いられており、これらの用語の目的語に対して数値的要件を課すものではない。さらに、特許請求の範囲の制限は、「手段プラス機能(means-plus-function)」式で記載されている訳ではなく、かかる特許請求の範囲の制限が、「〜のための手段」に続けて他の構造を含まない機能の言明を従えた文言を明示的に用いていない限り、合衆国法典第35巻第112条第6パラグラフに基づいて解釈されるべきではない。
この書面の記載は、最適な態様を含めて発明を開示し、また任意の装置又はシステムを製造して利用すること及び任意の組み込まれた方法を実行することを含めてあらゆる当業者が本発明を実施することを可能にするように実例を用いている。特許付与可能な発明の範囲は特許請求の範囲によって画定されており、当業者に想到される他の実例を含み得る。かかる他の実例は、特許請求の範囲の書字言語に相違しない構造要素を有する場合、又は特許請求の範囲の書字言語と非実質的な相違を有する等価な構造要素を含む場合には、特許請求の範囲内にあるものとする。
30:工程
32:断層像データ
34:X線イメージング・システム
36:画像又は投影ビュー
38:繰り返し式再構成工程
40:更新情報
42:3D画像
80、82、84、86、88:画像
90:軌跡
92:軌跡点
96、98:画像
100:2D軌跡
102、104:軌跡点
106、108:画像
110:位置
112:区域
120:イメージング・システム
122:X線検出器
124:検出器セル
126:X線源
128:対象
130:データ取得システム
132:読み出し電子回路
133:表示器
134:ガントリ
136:画像再構成モジュール

Claims (10)

  1. 画像を再構成する方法(50)であって、
    X線トモシンセシス・イメージング・システムを用いて、1000以下の数の断層像データ集合を画定する複数の画像ビューを取得するステップ(52)と、
    繰り返し式再構成において前記複数の画像ビューを用いて三次元(3D)画像再構成を実行するステップ(56、58、60、62)であって、前記繰り返し式再構成は、2以上の事前の繰り返しの結果に基づいて線形結合を形成するステップ(56)を含んでいる、実行するステップ(56、58、60、62)と
    前記画像再構成に基づいて生成された画像を表示するステップ(64)と
    を備えた方法(50)。
  2. 前記画像再構成についての収束を更新するために少なくとも二つの事前の繰り返し式再構成の結果を用いることをさらに含んでいる請求項1に記載の方法(50)。
  3. 前記繰り返し式再構成に用いられる費用関数のデータ一貫性項を最小化するために、前記繰り返し式再構成に最適勾配法を用いることをさらに含んでいる請求項1または2に記載の方法(50)。
  4. 前記繰り返し式再構成は閾値レベルまでの費用関数の最小化を含んでおり、前記費用関数のペナルティ加重の値が、前記複数の画像ビューを含む取得される画像データに基づいて自動的に決定される(70)、請求項1乃至3のいずれかに記載の方法(50)。
  5. 前記自動的な決定(70)は、前記加重値を設定するために統計学的な広がりを用いることを含んでいる、請求項4に記載の方法(50)。
  6. 前記繰り返し式再構成の各回の繰り返しは、
    n+1=P[gn+τAT(y−Agn)]
    n=a(n)fn+b(n)fn-1
    により定義され、Pは束縛条件演算であり、yは前記投影ビューに対応する投影データであり、Aは系の演算子であり、ATは逆投影演算子であり、fは表示されるべき前記画像である、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法(50)。
  7. 前記断層像データ集合は約50画像ビュー〜約100画像ビューを含んでいる、請求項1乃至6のいずれかに記載の方法(50)。
  8. 前記複数の画像ビューを取得する前記イメージング・システムは、横方向に変位された軌跡点を有する二次元軌跡、円、螺旋、多数の線、及び対象軌跡に対して脇の経路の一つに沿ってX線源を動作させる、請求項1乃至7のいずれかに記載の方法(50)。
  9. X線源(126)と、
    対象を通過した後に入射するX線を検出するように構成されているX線検出器(122)と、
    該X線検出器から1000以下の数の断層像データを取得するように構成されているデータ取得システム(130)と、
    繰り返し式再構成において前記1000以下の数の断層像データを用いて画像再構成を実行するように構成されている画像再構成モジュール(136)であって、前記繰り返し式再構成は、2以上の事前の繰り返しの結果に基づいて線形結合を形成することを含んでいる、画像再構成モジュール(136)と、
    前記画像再構成に基づいて生成された画像を表示する表示器(133)と
    を備えたX線トモシンセシス・イメージング・システム(120)。
  10. 前記繰り返し式再構成は閾値レベルまでの費用関数の最小化を含んでおり、前記費用関数のペナルティ加重の値が、前記複数の画像ビューを含む取得される画像データに基づいて自動的に決定される(70)、請求項9に記載のシステム(120)。
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