JP5846837B2 - 粉粒体材料の捕集装置 - Google Patents
粉粒体材料の捕集装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5846837B2 JP5846837B2 JP2011224829A JP2011224829A JP5846837B2 JP 5846837 B2 JP5846837 B2 JP 5846837B2 JP 2011224829 A JP2011224829 A JP 2011224829A JP 2011224829 A JP2011224829 A JP 2011224829A JP 5846837 B2 JP5846837 B2 JP 5846837B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collection hopper
- granular material
- fin
- support member
- collection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 155
- 239000000843 powder Substances 0.000 title description 20
- 239000008187 granular material Substances 0.000 claims description 144
- 239000011236 particulate material Substances 0.000 claims description 63
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 claims description 31
- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 14
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 12
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 10
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 62
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 24
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 17
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 7
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 6
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 6
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 6
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 5
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 3
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002216 antistatic agent Substances 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004594 Masterbatch (MB) Substances 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 238000000748 compression moulding Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 230000005865 ionizing radiation Effects 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 1
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 239000005445 natural material Substances 0.000 description 1
- 230000003472 neutralizing effect Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000008188 pellet Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000003584 silencer Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005303 weighing Methods 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Images
Description
また、前記目的を達成するために、本発明に係る粉粒体材料の捕集装置は、下部に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる導入口を設け、上端部に輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設け、下端部に粉粒体材料を排出する排出口を設けた捕集ホッパーを備えた粉粒体材料の捕集装置であって、前記捕集ホッパー内には、当該捕集ホッパー内の平面視における中心部から外方側に向けて放射状に突出するとともに略上下方向に延びる形状とされた導電性材料からなる複数のフィンが設けられ、かつこれら複数のフィンが接地される構成とされており、前記フィンは、前記捕集ホッパーの上端部から下方側に向けて垂れ下がるように設けられた棒状支持部材の外周に設けられており、前記棒状支持部材は、上端部が粉粒体材料を空気輸送する管路に接続され、下端部に前記導入口を設けた材料導入筒であることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る粉粒体材料の捕集装置は、下部に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる導入口を設け、上端部に輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設け、下端部に粉粒体材料を排出する排出口を設けた捕集ホッパーを備えた粉粒体材料の捕集装置であって、前記捕集ホッパー内には、当該捕集ホッパー内の平面視における中心部から外方側に向けて放射状に突出するとともに略上下方向に延びる形状とされた導電性材料からなる複数のフィンが設けられ、かつこれら複数のフィンが接地される構成とされており、前記フィンは、前記捕集ホッパーの上端部から下方側に向けて垂れ下がるように設けられた棒状支持部材の外周に、該棒状支持部材に対して該棒状支持部材の軸線廻りに回動自在に設けられるとともに、スパイラル状に形成されていることを特徴とする。
また、これら複数のフィンは、捕集ホッパー内の平面視における中心部から外方側に向けて放射状に突出するとともに略上下方向に延びる形状とされているので、粉粒体材料を流動させる際や粉粒体材料を排出する際に、これら複数のフィンが抵抗となり難い。従って、このような帯電した粉粒体材料の帯電量を低減させるためのフィンを設けた場合にも、粉粒体材料の流動や排出の妨げを抑制できるとともに、これら複数のフィンに、流動時に粉粒体材料が衝突することによって生じる粉粒体材料の帯電を抑制することができる。
このような構成とすれば、フィンの上側縁部が中心部側から外方側に向かうに従い下方側に傾斜するように形成されているので、フィンの上側縁部への粉粒体材料の付着や堆積等を抑制することができる。また、フィンの下側縁部が、中心部側から外方側に向かうに従い上方側に傾斜するように形成され、かつ略逆円錐筒形状とされた捕集ホッパーの下部側部位内壁面との間に空隙を隔てて該下部側部位内壁面に対面するように配設されている。従って、例えば、フィンの下側縁部を捕集ホッパーの内壁面に接触させて設けた場合には、その接触部位において粉粒体材料の付着や堆積等が生じ易くなることが考えられるが、上記構成によれば、このような粉粒体材料の付着や堆積等を抑制することができる。また、上記空隙を粉粒体材料が水平方向に移動可能な寸法とすれば、捕集ホッパーに貯留された粉粒体材料が下端部の排出口から排出される際に、捕集ホッパーの横断方向において粉粒体材料の流下度合いに偏り等が生じるようなことを抑制することができ、スムーズな排出が可能となる。
フィンの支持構造としては、例えば、捕集ホッパー内を横断する方向に架け渡されたアーム状の支持部材にフィンを支持させる構造としてもよいが、この場合には、該支持部材に粉粒体材料の付着や堆積等が生じることが考えられ、また、該支持部材が粉粒体材料の流動や排出の妨げになることも考えられる。一方、上記構成とすれば、フィンを支持する支持部材への粉粒体材料の付着や堆積等の発生を防止することができる。また、棒状支持部材は、捕集ホッパー内の平面視における中心部に上下方向に沿って設けられることとなるため、粉粒体材料の流動や排出の妨げになり難く、また、スムーズな排出を助長させる整流棒として機能させることも可能となる。
このような構成とすれば、フィンの支持部材と粉粒体材料を捕集ホッパー内に導入する導入部材とを兼用させることができる。また、前記導入口が、捕集ホッパー内の平面視における中心部に設けられることとなるため、気流作用によって該導入口から捕集ホッパー内に導入される粉粒体材料を、スムーズに捕集ホッパー内の上部側に向けて拡散させることができる。
このような構成とすれば、下部の導入口から導入された粉粒体材料の捕集ホッパー内における流動及び捕集ホッパー内に導入された空気による気流の両方または一方によって、スパイラル状とされたフィンが回動する。これにより、捕集ホッパー内で流動する粉粒体材料を効率的に捕集ホッパー内において攪拌・拡散させることができ、複数種の粉粒体材料を混合する場合には、効率的に混合することができる。
このような構成とすれば、帯電した粉粒体材料をより効果的に除電することができ、粉粒体材料の捕集ホッパー内壁面への付着をより抑制することができる。また、捕集ホッパー内の下端部にイオンを導入することで、イオンと粉粒体材料との接触効率を向上させることができ、より効率的に帯電した粉粒体材料を除電することができる。
本実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置1は、図1(a)に示すように、粉粒体材料を空気輸送する管路としての材料輸送管路3(図2も参照)に接続され、この材料輸送管路3を介して空気輸送される粉粒体材料を捕集し、供給先2に向けて排出して供給する捕集ホッパー10を備えている。
ここに、上記粉粒体材料は、粉体・粒体状の材料を指すが、微小薄片状や短繊維片状、スライバー状の材料等を含む。
また、上記材料としては、樹脂ペレットや樹脂繊維片等の合成樹脂材料、金属材料、半導体材料、木質材料、薬品材料、食品材料等どのようなものでもよい。
また、粉粒体材料としては、例えば、合成樹脂成形品を成形する場合には、ナチュラル材(バージン材)や粉砕材、マスターバッチ材、各種添加材等が挙げられる。
つまり、当該捕集装置1の捕集ホッパー10は、粉粒体材料を捕集する機能に加え、粉粒体材料から粉塵を除去する粉塵除去機能や複数種の粉粒体材料を混合する混合機能を兼ね備えている。
これら円筒部11及びコニカル部12の上下寸法や径、下方に向けて先細り状とされたコニカル部12の立体角等は、気流作用により粉粒体材料がスムーズに流動し、また、スムーズに排出されるよう適宜、設定される。図例では、コニカル部12の上下寸法を円筒部11の上下寸法の1/2程度とした例を示している。
コニカル部12の下端部には、略直管状の排出管が連なるように形成されており、その下端開口が、供給先2に向けて粉粒体材料を排出する材料排出口13となる。
なお、蓋部材17を開閉自在に円筒部11の上端部に固定する態様としては、上記した例に限られず、その他の締結手段や固定手段等を採用するようにしてもよい。
また、この蓋部材17の例えば内周側面と円筒部11の例えば上端部外周側面との間にシール部材を設けるようにしてもよい。さらには、このような蓋部材17を設けないようにしてもよい。
この分離部18は、捕集ホッパー10の円筒部11の上端部内側に配設され、捕集ホッパー10の下部側から導入された粉粒体材料の円筒部11の上方開口側への移動を阻止するように設けられている。
なお、この分離部18の保持態様としては、蓋部材17と円筒部11の上端部とによって挟むようにして保持する態様としてもよく、その他、種々の保持態様の採用が可能である。
本実施形態では、これら複数のフィン16を、捕集ホッパー10の上端部から下方側に向けて垂れ下がるように設けられた棒状支持部材14の外周に設けている。図例では、これら複数のフィン16を、周方向に沿って略均等間隔を隔てて棒状支持部材14の外周に放射状に設けた例を示している。
また、本実施形態では、これらフィン16は、それぞれの上側縁部16aが中心部側から外方側に向かうに従い下方側に傾斜するように形成される一方、それぞれの下側縁部16bが中心部側から外方側に向かうに従い上方側に向けて傾斜するように形成されている。図例では、フィン16の上側縁部16aと下側縁部16bとを交差させるようにして、フィン16の外方側端部を尖頭形状とし、該外方側端部の高さ位置を、捕集ホッパー10の上部側部位内壁面としての円筒部内壁面11aと下部側部位内壁面としてのコニカル部内壁面12aとの境界部の高さ位置に概ね一致させた例を示している。なお、このようにフィン16の外方側端部を尖頭形状とする態様に代えて、該外方側端部を水平方向外方側に向く端面を有した形状としてもよい。つまり、側面視(フィン16の厚さ方向に見た状態)におけるフィン16の外郭形状が略倒三角形状(略倒五角形状)とされたものに代えて、略倒台形状とされたものとしてもよい。
なお、これらフィン16は、棒状支持部材14の外周にねじやボルト等の止具によって固定するようにしてもよく、溶接によって固定するようにしてもよい。本実施形態では、棒状支持部材14を介して当該フィン16を接地しているため、フィン16と棒状支持部材14との導電性を阻害しない固定態様としている。
この材料導入筒14は、捕集ホッパー10内の平面視における中心部において上下に延びるように設けられている。この材料導入筒14の上端側部位は、捕集ホッパー10の上端部に設けられた分離部18及び蓋部材17に設けられた貫通孔に挿通され、捕集ホッパー10の外方側に延出している。この上端側部位に材料輸送管路3との接続部14aが設けられている。また、この材料導入筒14は、蓋部材17に固定的に設けられており、蓋部材17を捕集ホッパー10の円筒部11から取り外すことで、この材料導入筒14をフィン16とともに捕集ホッパー10から取り外し可能な構成とされている。
このような構成により、材料導入筒14を介してその下端開口の導入口15から捕集ホッパー10内に導入された粉粒体材料は、輸送空気によって上記間隙を通過し、上方側に向けて移動可能とされている。
この材料導入筒14及びフィン16は、導電性材料から形成されており、導電性材料としては、例えば、鉄、ステンレス、銅、アルミニウム、チタン等の導電性の高い(電気伝導率が比較的に高い)金属材料としてもよい。また、蓋部材17を含む捕集ホッパー10についても上記同様の導電性材料から形成するようにしてもよく、また、接地するようにしてもよい。
なお、この材料導入筒14は、上述のように蓋部材17に固定的に設け、蓋部材17に支持させるようにしてもよいが、捕集ホッパー10の円筒部11にスポーク状の支持アームを設け、該支持アームに固定支持させるようにしてもよい。また、図例では、接続部14aを含む材料導入筒14を一体的に形成したように図示しているが、接続部14aや蓋部材17との接続部位、この接続部位よりも下側部位等の全てまたは一部を別体としてボルト等の止具や溶接等によって互いに連結固定する態様としてもよい。
さらには、供給先2の態様や供給先2においてなされる粉粒体材料の処理態様等によっては、このような材料排出部22を設けないようにしてもよい。つまり、材料排出口13から供給先2へ向けて言わば垂れ流し状に粉粒体材料を排出(供給)する態様としてもよい。
なお、図1(a)において、材料排出部22の下部側に設けられた符号23に示す部材は、供給先2と接続される接続管23である。
また、コロナ放電式とされたイオナイザー21の電圧印加方式としては、DC(直流)方式、AC(交流)方式、高周波AC方式、パルス方式等どのような印加方式としてもよいがイオンバランスの安定性等の観点等からは高周波AC方式を採用するようにしてもよい。また、イオナイザー21としては、コロナ放電式の除電器に限られず、電離放射線式等の他の除電器を採用するようにしてもよい。
つまり、捕集装置1は、捕集ホッパー10内に、導電性材料からなり、接地される複数のフィン16を設けている。従って、捕集ホッパー10内において貯留された粉粒体材料が輸送や流動によって帯電した場合にも、貯留中や排出中に粉粒体材料がこれら複数のフィン16に接触することで、接地されたフィン16を介して粉粒体材料の電荷を放出乃至は中和(中性化)させることができる。つまりは、粉粒体材料の帯電量を低減させることができ、捕集ホッパー10の内壁面への粉粒体材料の静電気による付着を抑制することができる。この結果、例えば、粉粒体材料に帯電防止剤等を添加したり、噴霧したりする必要性を低減させることもできる。また、複数種の粉粒体材料を捕集ホッパー10において混合する場合には、帯電量が粉粒体材料の種類によって異なる場合があり、この場合には帯電量の多い粉粒体材料が捕集ホッパーの内壁面に付着し易くなる傾向があり、供給先2に向けて供給される混合済みの粉粒体材料の配合割合の精度が悪くなることも考えられる。本実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置1によれば、捕集ホッパー10の内壁面への粉粒体材料の付着を抑制することができるので、このような問題も抑制することができる。
また、これら複数のフィン16は、捕集ホッパー10内の平面視における中心部から外方側に向けて放射状に突出するとともに略上下方向に延びる形状とされているので、粉粒体材料を流動させる際や粉粒体材料を排出する際に、これら複数のフィン10が抵抗となり難い。従って、このような帯電した粉粒体材料の帯電量を低減させるためのフィン16を設けた場合にも、粉粒体材料の流動や排出の妨げを抑制できるとともに、これら複数のフィン16に、流動時に粉粒体材料が衝突することによって生じる粉粒体材料の帯電を抑制することができる。
また、フィン16の枚数は、図例のような3枚に限られず、2枚以上とすればよく、例えば、2枚〜10枚程度としてもよい。
また、複数のフィン16を支持する態様としては、棒状支持部材14に支持させる態様に限られず、例えば、捕集ホッパー10内を横断する方向に架け渡されたアーム状の支持部材にフィン16を支持させる構造としてもよい。
なお、上記した例と同様の構成については、同一符号を付して、その説明を省略または簡略に説明する。
本変形例に係る粉粒体材料の捕集装置1Aは、捕集ホッパー10A内に設けられた棒状支持部材(材料導入筒)14Aに支持された複数のフィン16Aが、上記した例とは主に異なる。
また、これら複数のフィン16Aは、スパイラル状に形成されており、下部の導入口15から導入された空気による気流及び該気流により流動する粉粒体材料の両方または一方によって、これら複数のフィン16Aが材料導入筒14Aの軸線廻りに回動するように形成されている。このようなフィン16Aの形状としては、フィン16A自体をスパイラル状にひねった形状としてもよく、フィン16Aの基端部を斜めにフィン連結部材16dに固定することでスパイラル状に形成するようにしてもよい。
また、本変形例においては、下部の導入口15から導入された粉粒体材料の捕集ホッパー10内における流動及び捕集ホッパー10内に導入された空気による気流の両方または一方によって、スパイラル状とされたフィン16Aが回動する。これにより、捕集ホッパー10内で流動する粉粒体材料を効率的に捕集ホッパー10内において攪拌・拡散させることができ、複数種の粉粒体材料を混合する場合には、効率的に混合することができる。
本例に係る輸送システムAは、輸送元としての材料タンク6と、この材料タンク6から空気輸送される粉粒体材料を捕集する捕集装置1と、この捕集装置1の供給先となり、また、捕集装置1において捕集した粉粒体材料を一時的に貯留する一時貯留部2と、材料タンク6から捕集装置1に粉粒体材料を空気輸送する空気輸送手段と、を備えている。
空気輸送手段は、材料タンク6と捕集装置1とを接続する材料輸送管路3と、捕集装置1に接続された空気吸引管路4と、この空気吸引管路4に接続された吸引輸送機8とを備えている。
吸引輸送機8は、輸送空気源としての輸送ブロワーや、この輸送ブロワーの羽根車を回転駆動する駆動モーター、輸送ブロワーの吸込み側に設けられた上記同様の集塵ユニット等を備えている。なお、この吸引輸送機8に、当該輸送システムAの各部を制御するCPU等からなる制御部等を備えた制御盤を設けるようにしてもよく、この制御盤に設けられた制御部等によって捕集装置1を制御する態様としてもよい。また、空気吸引管路4には、当該空気吸引管路4内の圧力を検出する圧力センサーや圧力ゲージ等の圧力計を設けるようにしてもよい。
この循環管路5の材料タンク6側の端部には、輸送・循環切替弁7が配設されている。この輸送・循環切替弁7は、材料タンク6を材料輸送管路3に連通させる状態と循環管路5を材料輸送管路3に連通させる状態とに切り替え可能とされている。
また、循環管路5の輸送ブロワー側の端部には、排気・循環切替弁9が配設されている。この排気・循環切替弁9は、輸送ブロワーの吐出側を排気管5aに連通させる状態と輸送ブロワーの吐出側を循環管路5に連通させる状態とに切り替え可能とされている。なお、排気管5aには、排気音を抑制するサイレンサー等を設けるようにしてもよい。
成形機2Aにおいて粉粒体材料が消費(処理)されるに伴って、一時貯留部2の粉粒体材料の貯留レベルが低下し、この一時貯留部2に設けられた材料センサーから材料要求信号(材料無し信号)が出力される。この材料要求信号が出力されれば、捕集装置1の材料排出部22を制御し、捕集装置1の捕集ホッパー10に貯留された粉粒体材料を排出させて、一時貯留部2に投入する(図1(a)も参照)。本実施形態では、スライドダンパー22を所定の排出時間が経過するまで開放させ、該排出時間が経過すれば閉止させる。この排出時間は、捕集装置1の捕集ホッパー10に貯留された粉粒体材料の略全量が排出される時間とすればよい。これにより、捕集装置1の捕集ホッパー10に貯留された粉粒体材料の略全量が排出され、捕集ホッパー10への補給動作を実行させる。
これにより、材料タンク6に貯留された粉粒体材料が、材料輸送管路3を介して捕集装置1の捕集ホッパー10に向けて吸引空気により輸送され、捕集ホッパー10において捕集される。
この閉ループ状態において、所定の流動時間が経過するまで輸送ブロワーの駆動を継続させるようにしてもよい。この流動時間は、上記したように、粉粒体材料の種類や、捕集する粉粒体材料が単一か複数種か等に応じて、粉塵等の除去や混合が可能なように適宜設定するようにしてもよい。
なお、上記した輸送時間や各種の遅延時間、開放時間、流動時間等は、予め設定して、上記制御盤に設けられた記憶部等に格納させておくようにしてもよく、また、上記制御盤に設けられた表示操作部等から事前設定入力項目として設定入力させるようにしてもよい。また、これら各種の時間を変更可能なようにしてもよい。
また、上記した例では、捕集ホッパー10において捕集した粉粒体材料を流動させる際に、輸送ブロワーと捕集ホッパー10とを閉ループ状に接続して空気を循環させて流動させる態様としている。従って、略密閉された各管路及び捕集ホッパー10を空気が循環するので、排気量を比較的に少なくすることができ、または排気を略なくすことができ、騒音を低減させることができる。
また、本実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置1(1A)が組み込まれる粉粒体材料の輸送システムAとしては、上記した例に限られず、少なくとも本実施形態に係る粉粒体材料の捕集装置1(1A)と、輸送元6の粉粒体材料を捕集装置1(1A)の捕集ホッパー10(10A)に空気輸送する空気輸送手段と、この空気輸送手段を制御するCPU等からなる制御部とを備えた輸送システムAとしてもよい。
10,10A 捕集ホッパー
11 円筒部(上部側部位)
11a 円筒部内壁面
12 コニカル部(下部側部位)
12a コニカル部内壁面
13 排出口
14,14A 材料導入筒(棒状支持部材)
15 導入口
16,16A フィン
16a 上側縁部
16b 下側縁部
21 イオナイザー(イオン発生装置)
3 材料輸送管路(粉粒体材料を空気輸送する管路)
Claims (8)
- 下部に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる導入口を設け、上端部に輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設け、下端部に粉粒体材料を排出する排出口を設けた捕集ホッパーを備えた粉粒体材料の捕集装置であって、
前記捕集ホッパー内には、当該捕集ホッパー内の平面視における中心部から外方側に向けて放射状に突出するとともに略上下方向に延びる形状とされた導電性材料からなる複数のフィンが設けられ、かつこれら複数のフィンが接地される構成とされており、
前記捕集ホッパーは、上部側部位が略円筒形状とされ、下部側部位が略逆円錐筒形状とされており、
前記フィンは、上側縁部が中心部側から外方側に向かうに従い下方側に傾斜するように形成される一方、下側縁部が中心部側から外方側に向かうに従い上方側に傾斜するように形成されており、該下側縁部が前記下部側部位内壁面との間に空隙を隔てて該下部側部位内壁面に対面するように配設されていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項1において、
前記フィンは、前記捕集ホッパーの上端部から下方側に向けて垂れ下がるように設けられた棒状支持部材の外周に設けられていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項2において、
前記棒状支持部材は、上端部が粉粒体材料を空気輸送する管路に接続され、下端部に前記導入口を設けた材料導入筒であることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項2または3において、
前記フィンは、前記棒状支持部材に対して該棒状支持部材の軸線廻りに回動自在に設けられるとともに、スパイラル状に形成されていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 下部に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる導入口を設け、上端部に輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設け、下端部に粉粒体材料を排出する排出口を設けた捕集ホッパーを備えた粉粒体材料の捕集装置であって、
前記捕集ホッパー内には、当該捕集ホッパー内の平面視における中心部から外方側に向けて放射状に突出するとともに略上下方向に延びる形状とされた導電性材料からなる複数のフィンが設けられ、かつこれら複数のフィンが接地される構成とされており、
前記フィンは、前記捕集ホッパーの上端部から下方側に向けて垂れ下がるように設けられた棒状支持部材の外周に設けられており、
前記棒状支持部材は、上端部が粉粒体材料を空気輸送する管路に接続され、下端部に前記導入口を設けた材料導入筒であることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項5において、
前記フィンは、前記棒状支持部材に対して該棒状支持部材の軸線廻りに回動自在に設けられるとともに、スパイラル状に形成されていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 下部に空気輸送される粉粒体材料を受け入れる導入口を設け、上端部に輸送空気から粉粒体材料を分離させる分離部を設け、下端部に粉粒体材料を排出する排出口を設けた捕集ホッパーを備えた粉粒体材料の捕集装置であって、
前記捕集ホッパー内には、当該捕集ホッパー内の平面視における中心部から外方側に向けて放射状に突出するとともに略上下方向に延びる形状とされた導電性材料からなる複数のフィンが設けられ、かつこれら複数のフィンが接地される構成とされており、
前記フィンは、前記捕集ホッパーの上端部から下方側に向けて垂れ下がるように設けられた棒状支持部材の外周に、該棒状支持部材に対して該棒状支持部材の軸線廻りに回動自在に設けられるとともに、スパイラル状に形成されていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項において、
前記捕集ホッパー内の下端部にイオンを導入するイオン発生装置を更に備えていることを特徴とする粉粒体材料の捕集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011224829A JP5846837B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 粉粒体材料の捕集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011224829A JP5846837B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 粉粒体材料の捕集装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013081917A JP2013081917A (ja) | 2013-05-09 |
JP5846837B2 true JP5846837B2 (ja) | 2016-01-20 |
Family
ID=48527691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011224829A Expired - Fee Related JP5846837B2 (ja) | 2011-10-12 | 2011-10-12 | 粉粒体材料の捕集装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5846837B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5659261B2 (ja) * | 2013-03-26 | 2015-01-28 | 株式会社カワタ | 粉粒体の気流撹拌装置 |
JP5773457B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2015-09-02 | 株式会社ハーモ | 帯電体除電容器とこれを用いた帯電体除電方法 |
JP7154614B2 (ja) * | 2017-08-03 | 2022-10-18 | 国際計測器株式会社 | 散布装置及びタイヤ試験装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS496847Y1 (ja) * | 1967-03-18 | 1974-02-18 | ||
US5735403A (en) * | 1995-03-22 | 1998-04-07 | Stiglianese; Michael L. | Apparatus for removal of fine particles in material flow system |
JP2807875B2 (ja) * | 1996-06-12 | 1998-10-08 | エム・エルエンジニアリング株式会社 | 合成樹脂ペレットの微粉除去装置 |
JPH10309743A (ja) * | 1997-05-13 | 1998-11-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 粉粒体原料の定量供給方法 |
JP2000030888A (ja) * | 1998-07-15 | 2000-01-28 | Toray Ind Inc | 粉粒体用貯槽 |
JP3915330B2 (ja) * | 1999-08-10 | 2007-05-16 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 錠剤成形方法及び錠剤成形装置 |
JP2003267484A (ja) * | 2002-03-14 | 2003-09-25 | Sekisui Chem Co Ltd | 粉体貯蔵タンク |
JP2004338806A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-12-02 | Takeda Chem Ind Ltd | 粉末充填装置および粉末充填方法 |
JP2005071969A (ja) * | 2003-08-21 | 2005-03-17 | Nippon Sanmou Senshoku Kk | 自己放電型除電具材料及びその製造方法 |
JP4319027B2 (ja) * | 2003-12-03 | 2009-08-26 | 株式会社松井製作所 | 粉粒体輸送装置の原料混合装置 |
JP4315123B2 (ja) * | 2005-04-25 | 2009-08-19 | パナソニック電工株式会社 | 除電方法 |
JP2007050354A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Sangyo Kiden Kk | 粉取り装置 |
-
2011
- 2011-10-12 JP JP2011224829A patent/JP5846837B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013081917A (ja) | 2013-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5130338B2 (ja) | 粉粒体材料の排出装置、及びこれを備えた粉粒体材料の輸送システム | |
JP5846837B2 (ja) | 粉粒体材料の捕集装置 | |
US10138075B2 (en) | Tower configuration gravimetric blender | |
WO2017212898A1 (ja) | セパレータ装置及びショット処理装置 | |
WO2005102543A1 (ja) | 粉体選別装置 | |
CN209049746U (zh) | 贫磁铁矿的粉磨干选装置及选矿系统 | |
JP2014091118A (ja) | 粉粒体材料の除粉装置及びこれを備えた粉砕材除粉システム | |
JP2009210176A (ja) | 乾燥装置 | |
JP5914179B2 (ja) | 粉粒体材料の捕集装置 | |
JP6363908B2 (ja) | 金属粉除去ユニット | |
CN208868673U (zh) | 新型矿渣微粉储存装置 | |
JP5659261B2 (ja) | 粉粒体の気流撹拌装置 | |
JP4599187B2 (ja) | 有機性廃棄物の搬送装置 | |
JP2013028477A (ja) | セメント製造装置およびセメント製造方法 | |
CN207312648U (zh) | 一种星型卸灰阀 | |
JP2010243032A (ja) | 乾燥装置 | |
CN201967610U (zh) | 电加热自动分离式滚筒炒货机 | |
JP5067020B2 (ja) | コイン精米機 | |
SE529033C2 (sv) | Anordning vid behållare för bränngods anordnat att transporteras medelst en transportör från behållaren till efterföljande hantering | |
JP7105484B2 (ja) | 粉粒体材料の供給装置 | |
RU147794U1 (ru) | Аспирационная пылеулавливающая установка | |
CN105668269A (zh) | 一种用于腻子粉加工的自动化设备 | |
JP2013248579A (ja) | 粉粒体材料の捕集装置 | |
CN210480274U (zh) | 一种粉末上料装置 | |
CN201216968Y (zh) | 旋风分离器自动卸料装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141006 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5846837 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |