JP5844165B2 - 解析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒子系を解析する解析装置およびシミュレーション方法に関する。
従来、古典力学や量子力学等を基に計算機を用いて物質科学全般の現象を探るための方法として、分子動力学法(Molecular Dynamics Method、以下MD法と称す、例えば特許文献1参照)が知られている。MD法に基づくシミュレーションでは、有限要素法(例えば、特許文献2参照)などと比べて粒子の運動を物理的により厳密に取り扱える。しかしながらその反面、MD法では粒子数が増えると計算量も飛躍的に増大するので、実用的には比較的少ない数の粒子しか扱えない。したがって従来MD法は主に材料の物性の予測等、解析対象の形状があまり関係しない用途に使用されることが多かった。
MD法を使用してバルクの性質を計算する際、一般的には周期境界条件を適用する。周期境界条件の下では、略立方体のユニットセルを定義し、ユニットセルと同じ空間を互いに直交するx、y、zの3方向に繰り返し想定する(これをレプリカセルと呼ぶ)。加えて、ユニットセル内の原子の運動と全く同じ原子の運動がそれぞれのレプリカセルの中でも繰り広げられていると仮定する。例えば、ユニットセル内のある原子がユニットセルの境界面を越えて外に出て行ったとすると、時を同じくしてその反対側のユニットセル境界面を通して、隣のレプリカセルから、出て行った原子と同じ速さを有する同種の原子が、ユニットセルの対応した位置へ入ってくることとなる。したがって、系内の原子の数を保存しながらシミュレーションを行うことができる。また、ユニットセル内の原子にユニットセル外の原子から作用する力を求める際にも、レプリカセルの原子位置が分かるので、これを使用して計算することができる。
このような周期境界条件を課すことにより、計算領域が無限に並ぶことになるので、表面が存在しないバルク状態を再現することができる。
最近、MD法をマクロスケールの系を扱えるように発展させた繰り込み群分子動力学法(Renormalized Molecular Dynamics、以下RMD法と称す)が提案された(例えば、特許文献3参照)。RMD法により解析対象は歯車やモータや梁などの現実の構造物にまで広がってきている。
特開2006−153810号公報 特開2001−155055号公報 特開2006−285866号公報
現実の構造物は一般的に等方的ではない形状を有する。したがって、MD法で使用されている上記の直感的な周期境界条件は、現実の構造物をRMD法を使用してシミュレーションする際に適用する境界条件としては不向きである。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、粒子法を使用したシミュレーションにおいて計算負荷を低減できる解析技術の提供にある。
本発明のある態様は解析装置に関する。この解析装置は、解析対象の対称性を反映した周期境界条件におけるユニットセルを取得するセル取得部と、セル取得部によって取得されたユニットセル内の複数の粒子を含む系を取得する粒子系取得部と、粒子系取得部によって取得された系の各粒子の運動を支配する支配方程式を周期境界条件の下で数値的に演算する数値演算部と、を備える。数値演算部は、演算の過程で、解析対象の移動を模するようにユニットセルの境界を移動させる。
この態様によると、移動する解析対象に対応するユニットセルを使用できる。
本発明の別の態様は、シミュレーション方法である。この方法では、繰り込み群分子動力学法を使用して回転対称性を有する対象を解析する際、対象の回転対称性を反映した周期境界条件が設定される。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、粒子法を使用したシミュレーションにおいて計算負荷を低減できる。
ユニットセルの一例を示す模式図である。 実施の形態に係る解析装置の機能および構成を示すブロック図である。 図2のユニット粒子情報保持部の一例を示すデータ構造図である。 図1の解析装置における一連の処理の一例を示すフローチャートである。 図5(a)、(b)は、被加工物に対応するユニット粒子系および加工物に対応する加工物粒子モデルを示す模式図である。 図6(a)〜(d)は、ユニット粒子系の時間発展の様子を示す側面図である。 図7(a)〜(d)は、ユニット粒子系の時間発展の様子を示す側面図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
実施の形態に係る解析装置では、RMD法を使用して回転対称性を有する対象を解析する際、対象の回転対称性を反映した周期境界条件が設定される。これにより、対象の回転対称性を利用して演算対象とする粒子の数を低減できるので、計算負荷を低減できる。
本実施の形態ではRMD法に倣って粒子系を解析する場合について説明するが、繰り込みを行わないMD法やDEM(Distinct Element Method)やSPH(Smoothed Particle Hydrodynamics)やMPS(Moving Particle Semi-implicit)などの他の粒子法に倣って粒子系を解析する場合にも、本実施の形態に係る技術的思想を適用できることは本明細書に触れた当業者には明らかである。
ユーザは、実施の形態に係る解析装置における数値演算の初期条件として、ユニット粒子系およびユニットセルを以下の例示的な手順で生成する。
ユーザは、解析対象として、歯車や円板などの回転対称性を有する現実の物体を選択する。ユーザは解析装置や他の演算装置を使用して、解析対象の形状と同等な形状を有する対象領域を3次元の仮想空間内に生成する。ユーザは、生成された対象領域の中に、MD法における粒子すなわち現実世界の原子または分子に対応する粒子を複数配置する。一例では、配置する粒子の数はアボガドロ数程度となる。
以下では粒子は全て同質または同等なものとして設定され、かつ、ポテンシャルエネルギ関数は2体のポテンシャルであって粒子によらずに同じ形を有するものとして設定される場合について説明する。しかしながら、他の場合にも本実施の形態に係る技術的思想を適用できることは、本明細書に触れた当業者には明らかである。
ユーザは、配置された複数の粒子からなる系に、RMD法における変換則を適用する。一例では、数百万回の繰り込みにより、粒子数は数万個程度まで低減される。ユーザは、そのように繰り込まれた系に対して、解析対象の回転対称性を反映した周期境界条件におけるユニットセルを定義する。またユーザは、そのように定義されたユニットセル内の複数の粒子を含む系をユニット粒子系として定義する。ユニット粒子系は繰り込まれた系の一部である。
なお、配置された複数の粒子からなる系に対してユニットセルを定義し、定義されたユニットセルに含まれる粒子からなる系に変換則を適用してもよい。
図1は、ユニットセル300の一例を示す模式図である。この例では、解析対象は一様な円板形状を有している。一般に、RMD法による繰り込みの前後で系の対称性は保存されるので、繰り込まれた後の対象領域(以下、繰り込み後対象領域と称す)302もまた一様な円板形状を有する。繰り込まれた系の粒子310は繰り込み後対象領域302内に配置されている。
ユーザは、繰り込み後対象領域302の回転対称性の基準となる回転軸304(図1の紙面に直交する方向に延びる軸)を含む第1平面306と、回転軸304を含み第1平面306と直交する第2平面308と、を定義する。第1平面306および第2平面308によって繰り込み後対象領域302は4分割されるので、ユーザはそのように分割された領域のなかからひとつの領域をユニットセル300として選択する。ユーザは選択されたユニットセル300内に存在する複数の粒子310からなる系をユニット粒子系として定義する。ユニット粒子系は繰り込まれた系の部分集合である。この意味で、ユニット粒子系を定義することは、繰り込まれた系からユニット粒子系を切り出す操作であると言える。
ユニットセル300は所定の厚みを有する扇形の領域であり、中心角θは90度である。ユニットセル300の表面は、第1平面306の一部である第1境界面312と、第2平面308の一部である第2境界面314と、を含み、ユニットセル300はそれらの境界面に挟まれた領域である。第1境界面312および第2境界面314はそれぞれ、回転軸304から半径方向外向きに繰り込み後対象領域302の境界まで延びる平面である。
ここではユーザは第2境界面314を第2平面308の一部として定義しているが、これに代えて、第1境界面312を回転軸304の周りで反時計回りに90度(360度の4分の1の角度)だけ回転させることにより得られる面を第2境界面314として定義してもよい。
解析装置における数値演算の過程で、粒子310aが第1境界面312上のある位置からある速度で外部に飛び出した場合、対応する粒子310bが第2境界面314上の対応する位置から対応する速度でユニットセル300内に侵入する。粒子が第2境界面314を通過して外部に飛び出す場合も同様である。
図2は、実施の形態に係る解析装置100の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
解析装置100は入力装置102およびディスプレイ104と接続される。入力装置102は、ユーザから解析装置100で実行される処理に関係する入力を受け付けるための装置、例えばキーボードやマウスであってもよい。入力装置102は、インターネットなどのネットワークやCD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体から入力を受けるよう構成されていてもよい。
解析装置100は、ユニットセル取得部114と、ユニット粒子系取得部116と、数値演算部118と、表示制御部122と、ユニット粒子情報保持部112と、ユニットセル情報保持部136と、レプリカ粒子情報保持部124と、を備える。
ユニットセル取得部114は入力装置102を介して、ユーザにより定義されたユニットセル300を取得する。ユニットセル取得部114は、取得されたユニットセル300を仮想空間内で表現する情報をユニットセル情報保持部136に登録する。ユニットセル300を仮想空間内で表現する情報は、例えば平面や曲面や直線や曲線を表す関数またはそれらの組み合わせであり、特に第1境界面312および第2境界面314を表現する情報を含む。
ユニット粒子系取得部116は入力装置102を介して、ユーザにより定義されたユニット粒子系を取得する。以下、ユニット粒子系はQ(Qは自然数)個のユニット粒子を含むものとする。ユニット粒子系取得部116は、ユニット粒子系のユニット粒子を特定する粒子IDと、そのユニット粒子の位置ベクトル(以下、単に位置と称す場合もある)と、そのユニット粒子の速度ベクトル(以下、単に速度と称す場合もある)と、を対応付けてユニット粒子情報保持部112に登録する。
数値演算部118は、ユニット粒子系取得部116によって取得されたユニット粒子系の各ユニット粒子の運動を支配する支配方程式を周期境界条件の下で数値的に演算する。特に数値演算部118は、離散化された粒子の運動方程式にしたがった繰り返し演算を行う。数値演算部118における演算では、解析対象が半径方向に移動するという条件が課される。数値演算部118は、演算の過程で、第1境界面312および第2境界面314を同じ向きで移動させる(図1の破線の矢印参照)。この移動の向きは解析対象の移動の向きに対応する。数値演算部118は、演算結果に基づいてユニット粒子系の各ユニット粒子の位置および速度を更新する。
数値演算部118は、レプリカ粒子生成部126と、力演算部128と、粒子状態演算部130と、状態更新部132と、終了条件判定部134と、境界移動部120と、を含む。
レプリカ粒子生成部126は、ユニット粒子情報保持部112を参照し、ユニット粒子系の各ユニット粒子をθ=90度、2θ=180度および3θ=270度だけ回転軸304の周りで回転させて複製する。そのように複製された粒子をレプリカ粒子と称す。レプリカ粒子生成部126は、レプリカ粒子を特定する粒子IDと、そのレプリカ粒子の位置と、そのレプリカ粒子の速度と、を対応付けてレプリカ粒子情報保持部124に登録する。図1において色付きの円はユニット粒子と、そのユニット粒子に対応する3つのレプリカ粒子と、を示す。
力演算部128はユニット粒子情報保持部112およびレプリカ粒子情報保持部124を参照し、ユニット粒子系の各ユニット粒子について、粒子間の距離に基づきそのユニット粒子に働く力を演算する。この際、力演算部128は各ユニット粒子とレプリカ粒子全てとの距離を演算し、そのユニット粒子に働く力を演算してもよい。特に力演算部128は、各ユニット粒子と、そのユニット粒子自身のレプリカであるレプリカ粒子との距離を演算し、それらのレプリカ粒子がユニット粒子に及ぼす力を演算してもよい。
力演算部128は、ユニット粒子系のi番目(1≦i≦Q)のユニット粒子について、そのi番目のユニット粒子との距離が所定のカットオフ距離よりも小さなユニット粒子またはレプリカ粒子(以下、近接粒子と称す)を決定する。力演算部128は、各近接粒子について、その近接粒子とi番目のユニット粒子との間のポテンシャルエネルギ関数およびその近接粒子とi番目のユニット粒子との距離に基づいて、その近接粒子がi番目のユニット粒子に及ぼす力を演算する。特に力演算部128は、その近接粒子とi番目のユニット粒子との距離の値におけるポテンシャルエネルギ関数のグラジエント(Gradient)の値から力を算出する。力演算部128は、近接粒子がi番目のユニット粒子に及ぼす力を全ての近接粒子について足し合わせることによって、i番目のユニット粒子に働く力を算出する。
粒子状態演算部130はユニット粒子情報保持部112を参照し、各ユニット粒子について、離散化された粒子の運動方程式に力演算部128によって演算された力を適用することによってユニット粒子の位置および速度のうちの少なくともひとつを演算する。本実施の形態では、粒子状態演算部130はユニット粒子の位置および速度の両方を演算する。
粒子状態演算部130は、力演算部128によって演算された力を含む離散化された粒子の運動方程式からユニット粒子の速度を演算する。粒子状態演算部130は、i番目のユニット粒子について、蛙跳び法やオイラー法などの所定の数値解析の手法に基づき所定の微小な時間刻みΔtを使用して離散化された粒子の運動方程式に、力演算部128によって演算された力を代入することによって、ユニット粒子の速度を演算する。この演算には以前の繰り返し演算のサイクルで演算されたユニット粒子の速度が使用される。
粒子状態演算部130は、演算されたユニット粒子の速度に基づいてユニット粒子の位置を算出する。粒子状態演算部130は、i番目のユニット粒子について、所定の数値解析の手法に基づき時間刻みΔtを使用して離散化された粒子の位置と速度の関係式に、演算されたユニット粒子の速度を適用することによって、ユニット粒子の位置を演算する。この演算には以前の繰り返し演算のサイクルで演算されたユニット粒子の位置が使用される。
状態更新部132は、ユニット粒子情報保持部112に保持される各ユニット粒子の位置および速度のそれぞれを、粒子状態演算部130によって演算された位置および速度で更新する。状態更新部132はユニットセル情報保持部136に保持される第1境界面312の情報および第2境界面314の情報を参照し、各ユニット粒子について、位置の更新の結果そのユニット粒子が第1境界面312または第2境界面314からユニットセル300の外部に出てしまったか否かを判定する。状態更新部132は、ユニットセル300の外部に出てしまったと判定されたユニット粒子をその速度の向きも含めて、回転軸304の周りでユニットセル300に向けて回転させる。この回転の角度の絶対値はθ=90度である。すなわち、状態更新部132は、図1において第1境界面312からユニットセル300の外部に出たユニット粒子の位置ベクトルおよび速度ベクトルを反時計回りに90度回転させ、第2境界面314からユニットセル300の外部に出たユニット粒子の位置ベクトルおよび速度ベクトルを時計回りに90度回転させる。
なお、状態更新部132は、ユニット粒子情報保持部112を更新する代わりに、粒子状態演算部130によって演算された位置および速度をユニット粒子情報保持部112に追記してもよい。
終了条件判定部134は、数値演算部118における繰り返し演算を終了すべきか否かを判定する。繰り返し演算を終了すべき終了条件は、例えば繰り返し演算が所定の回数行われたことや、外部から終了の指示を受け付けたことや、系が定常状態に達したことである。終了条件判定部134は、終了条件が満たされる場合、数値演算部118における繰り返し演算を終了させる。
境界移動部120は、終了条件判定部134において終了条件が満たされない場合、第1境界面312および第2境界面314を同じ向きで移動させる。このときの1回の移動量は、設定された移動の速さに時間刻みΔtを乗じて得られる距離である単位移動距離に設定される。より具体的には境界移動部120は、第1境界面312を移動の向きに単位移動距離だけ平行移動させた結果得られる境界面を新たな第1境界面312としてユニットセル情報保持部136に登録する。第2境界面314についても同様である。このような境界面の移動によりユニット粒子がユニットセル300の外部に出てしまった場合の処理は状態更新部132における処理に準ずる。境界移動部120における境界移動処理の後、処理はレプリカ粒子生成部126に戻る。
表示制御部122は、ユニット粒子情報保持部112に保持されるユニット粒子系の各ユニット粒子の位置および速度に基づき、ディスプレイ104にユニット粒子系の時間発展の様子やある時刻における状態を表示させる。
図3は、ユニット粒子情報保持部112の一例を示すデータ構造図である。ユニット粒子情報保持部112は、粒子IDと、粒子の位置と、粒子の速度と、を対応付けて保持する。レプリカ粒子情報保持部124も図3と同様のデータ構造を有する。
上述の実施の形態において、保持部の例は、ハードディスクやメモリである。また、本明細書の記載に基づき、各部を、図示しないCPUや、インストールされたアプリケーションプログラムのモジュールや、システムプログラムのモジュールや、ハードディスクから読み出したデータの内容を一時的に記憶するメモリなどにより実現できることは本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
以上の構成による解析装置100の動作を説明する。
図4は、解析装置100における一連の処理の一例を示すフローチャートである。ユニットセル取得部114は、ユーザにより定義されたユニットセルの情報を取得する(S202)。ユニット粒子系取得部116は、ユーザにより定義されたユニット粒子系の情報を取得する(S204)。レプリカ粒子生成部126は、各ユニット粒子に対応するレプリカ粒子を生成する(S206)。力演算部128は、各ユニット粒子に働く力を演算する(S208)。粒子状態演算部130は、粒子の運動方程式に基づき、各ユニット粒子の速度および位置を演算する(S210)。状態更新部132は、各ユニット粒子の位置および速度を更新する(S212)。状態更新部132は、ユニットセルの外にユニット粒子が存在するか否かを判定する(S214)。存在する場合(S214のY)、状態更新部132は外に出た粒子の位置および速度を回転させ(S216)、処理をステップS214に戻す。存在しない場合(S214のN)、終了条件判定部134は、終了条件が満たされるか否かを判定する(S218)。終了条件が満たされない場合(S218のN)、境界移動部120はユニットセルの境界面を移動させ(S220)、処理をステップS206に戻す。終了条件が満たされる場合(S218のY)、表示制御部122は演算結果をディスプレイ104に表示させる(S222)。
本実施の形態に係る解析装置100によると、回転対称性を有し移動する解析対象をRMD法を使用してシミュレートする際、その回転対称性を反映した周期境界条件が設定される。この周期境界条件におけるユニットセル300の第1境界面312および第2境界面314は、数値演算の過程で、解析対象の移動に対応するよう同じ向きで移動する。したがって、解析対象が移動する場合でもそれが静止している場合と同様に周期境界条件を適用することができる。すなわち、移動状態にある解析対象の全体に対応する粒子系を演算対象とする必要はなく、ユニットセル300に含まれる粒子のみを演算対象とすることで、移動状態にある解析対象の振る舞いをシミュレートすることができる。これにより、数値演算で取り扱う粒子の数を低減することができ、計算負荷を低減することができる。
本発明者は、予備的な実験として、へら絞りにより被加工物がどのように変形するかを解析装置100を使用してシミュレートした。
図5(a)、(b)は、被加工物に対応するユニット粒子系400および加工物に対応する加工物粒子モデル402を示す模式図である。図5(a)は斜視図、図5(b)は上面図である。被加工物は円板形状を有しており、ユニットセル404の中心角Kは36.5度である。被加工物は加工物に向けて所定の速さで移動する。これに対応して、ユニットセル404の第1境界面406および第2境界面408には、回転軸410から加工物粒子モデル402の中心に向かう向きに同じ大きさの速度が設定される。
図6(a)〜(d)は、ユニット粒子系400の時間発展の様子を示す側面図である。図7(a)〜(d)は、ユニット粒子系400の時間発展の様子を示す側面図である。図6(a)、図6(b)、図6(c)、図6(d)、図7(a)、図7(b)、図7(c)、図7(d)はこの順に時系列をなす。本発明者の比較、検討によると、このシミュレーション結果はへら絞りにおける塑性変形を良く説明している。このように、本実施の形態に係る解析装置100を使用すると、移動する解析対象に生じる現象をより的確に把握することが可能となる。
円筒型の周期境界条件自体は有限要素法などでよく用いられている。しかしながら、MD法では、一般的に対象とする領域がナノスケールの領域であるため、マクロスケールの解析対象を念頭とした境界条件を考案する必要性は薄い。ここで本発明者は、MD法をRMD法に発展させると、解析対象の形状がシミュレーションにおける重要なファクターのひとつとなりうるので、RMD法では解析対象が有する対称性を反映した周期境界条件を使用することが有益であることに想到した。特に、RMD法を使用して回転対称性を有する解析対象をシミュレートする際、円筒型の周期境界条件を適用することにより、数値演算における計算負荷を低減でき、またシミュレーション結果の精度を向上させることができる。
以上、実施の形態に係る解析装置100の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、解析対象が回転対称性を有する場合について説明したが、これに限られず、解析対象が鏡像対称性などの他の対称性を有する場合にも本実施の形態に係る技術的思想を適用することができる。
実施の形態では、3次元の仮想空間を使用する場合について説明したが、これに限られず、2次元の仮想空間など仮想空間の次元に制限はない。
実施の形態では、繰り込み後対象領域302は連続的な回転対称性を有しており、そのような繰り込み後対象領域302を4個に等分したうちのひとつをユニットセル300として定義する場合について説明したが、これに限られず、例えばNを2以上の自然数とするとき、繰り込み後対象領域302をN個に等分したうちのひとつをユニットセルとして定義してもよい。この場合でも、繰り込み後対象領域302が有する連続的な回転対称性により周期境界条件が実現される。すなわち、レプリカ粒子生成部は、θ’を360度/Nとすると、ユニット粒子系の各ユニット粒子を角度θ’、2θ’、…、(N−1)θ’だけ回転軸304の周りで回転させて複製することで、レプリカ粒子を生成してもよい。
実施の形態では、第1境界面312および第2境界面314は共に平面である場合について説明したが、これに限られず、例えば第1境界面および第2境界面が共に曲面であってもそれらの形状が対応していればよい。すなわち、解析対象が連続的な回転対称性を有する場合、ユニットセルは、回転軸から半径方向に延びる第1境界面と、第1境界面を回転軸の周りで360度のM分の1(Mは2以上の自然数)の角度で回転させることにより得られる第2境界面と、により挟まれる領域であってもよい。
実施の形態では、解析対象が連続的な回転対称性を有する場合について説明したが、これに限られず、例えば解析対象が離散的な回転対称性を有する場合にも本実施の形態の技術的思想を適用できる。例えば解析対象がP回対称である場合(Pは2以上の自然数)、ユニットセルを、回転軸から半径方向に延びる第1境界面と、第1境界面を回転軸の周りで360度のP分の1の角度で回転させることにより得られる第2境界面と、により挟まれる領域として定義してもよい。
実施の形態では、数値演算部118において粒子の位置と速度の両方を演算する場合について説明したが、これに限られない。例えば、数値解析の手法にはVerlet法のように、粒子の位置を演算する際に粒子に働く力から粒子の位置を直接演算し、粒子の速度は陽に計算しなくてもよい手法もあり、本実施の形態に係る技術的思想をそのような手法に適用してもよい。
100 解析装置、 102 入力装置、 104 ディスプレイ、 112 ユニット粒子情報保持部、 114 ユニットセル取得部、 116 ユニット粒子系取得部、 118 数値演算部、 122 表示制御部、 300 ユニットセル、 304 回転軸、 312 第1境界面、 314 第2境界面。

Claims (3)

  1. 解析対象の対称性を反映した周期境界条件におけるユニットセルを取得するセル取得部と、
    前記セル取得部によって取得されたユニットセル内の複数の粒子を含む系を取得する粒子系取得部と、
    前記粒子系取得部によって取得された系の各粒子の運動を支配する支配方程式を周期境界条件の下で数値的に演算する数値演算部と、を備え、
    解析対象は回転対称性を有し、
    前記セル取得部は、回転軸から半径方向に延びる第1境界面と、第1境界面を回転軸の周りで360度のN分の1(Nは2以上の自然数)の角度で回転させることにより得られる第2境界面と、により挟まれる領域をユニットセルとして取得し、
    前記数値演算部は、演算の過程で、第1境界面および第2境界面を同じ向きで移動させることを特徴とする解析装置。
  2. 前記粒子系取得部によって取得された系は繰り込み群分子動力学法を使用して繰り込まれた系であることを特徴とする請求項に記載の解析装置。
  3. 解析対象の対称性を反映した周期境界条件におけるユニットセルを取得する機能と、
    取得されたユニットセル内の複数の粒子を含む系を取得する機能と、
    取得された系の各粒子の運動を支配する支配方程式を周期境界条件の下で数値的に演算する機能と、
    演算の過程で、解析対象の移動を模するようにユニットセルの境界を移動させる機能と、をコンピュータに実現させ、
    解析対象は回転対称性を有し、
    前記セルを取得する機能は、回転軸から半径方向に延びる第1境界面と、第1境界面を回転軸の周りで360度のN分の1(Nは2以上の自然数)の角度で回転させることにより得られる第2境界面と、により挟まれる領域をユニットセルとして取得し、
    前記演算する機能は、演算の過程で、第1境界面および第2境界面を同じ向きで移動させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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