JP5843579B2 - 送信装置、受信装置および変調方法 - Google Patents

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Description

本発明は、優先度の異なる複数のデータストリームを通信するための送受信方法に関するものであり、特に、送信するデータストリームに対しては予め定められた所要受信品質が存在し、所要受信品質については送受信側の双方で既知であることを前提としてデータを送信する送信装置に関するものである。
複数のデータストリームを通信する従来方式の一例が下記特許文献1に記載されている。以下、この特許文献1に記載された技術について説明する。
下記特許文献1には、1つの基地局と複数の移動局に対して通信を行う無線通信システムにおいて、移動局からの通信品質情報をもとに、基地局では各移動局の通信品質に応じて、階層変調に使用する多値変調方式およびマッピング時に割り当てるビット位置を適応的に制御する発明が記載されている。
この無線通信システムにおける具体的な動作を示すと、まず送信装置としての基地局側では、受信装置としての複数の移動局(特許文献1では移動局を2台として説明されている)に対して送信するデータストリームそれぞれを符号化し、変調処理を行う。ここでの変調処理では、2つのデータストリームを同時送信するため、階層変調処理を行う。階層変調する際、使用する多値変調方式および、各データストリームにおけるマッピングのビット割り当て位置は、各移動局から通知された通信品質情報より決定する。すなわち、通信品質に応じた多値変調方式とデータストリームごとのビット割り当て位置との組み合わせを予め決定してテーブル化し、階層MCSテーブルとして基地局が記憶しておき、各移動局から通信品質情報を受信すると、受信した各通信品質情報に対応する各階層MCSテーブルから多値変調方式およびデータストリームごとのビット割り当て位置に関する情報を読み出し、読み出した情報に従って2つのデータストリームを階層変調する。一方、移動局は、基地局が保持しているものと同様の階層MCSテーブルを記憶しており、階層変調されたデータを受信すると、基地局へ前回送信した通信品質情報に対応する階層MCSテーブルから多値変調方式およびビット割り当て位置に関する情報を読み出し、復調処理を行う。移動局は、さらに、復調結果から通信品質を推定し、得られた通信品質情報を基地局へと送信する。
このように、基地局は、データストリームを送信する際に使用する多値変調方式とビット割り当て位置の組み合わせの候補(階層MCSテーブル)を通信品質に応じて複数パターン記憶しておき、送信時には、移動局から通達される通信品質情報に応じた多値変調方式とビット割り当て位置の組み合わせを複数候補の中から選択して使用する適応変調を行う。つまり、特許文献1に記載の発明では、移動局ごとの通信品質を、多値変調方式とビット割り当て位置により決定している。
国際公開第2010/029643号
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、多値変調方式を変更するため、基地局と移動局間の伝送レートを低下させることによって通信品質を向上させ、また通信品質を低下させることによって伝送レートを向上させるといった制御になり、これは一定の伝送レートを保証するような通信システムには適用できない。そのため、一定の伝送レートを保証する通信システムでは、伝送レートに依存しない、様々な通信品質に対応する階層変調が必要となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、伝送レートが個別に設定された複数のデータストリームを同時に伝送する通信システムにおいて、データストリームそれぞれの伝送レートを保証しつつ所望の通信品質を満足する通信を実現可能な送信装置および変調方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、所要通信品質および所要伝送レートが個別に定められた複数のデータストリームを階層変調して同時に送信する送信装置であって、IQ平面上におけるI成分およびQ成分それぞれのマッピング位置を示すマッピングパターンと各データストリームを割り当てるビット位置を示すビット割り当て位置パターンの組み合わせを複数保持しておく記憶手段と、前記複数のデータストリームそれぞれの所要通信品質および所要伝送レートを共に満足するマッピングパターンとビット割り当て位置パターンの組み合わせを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたマッピングパターンとビット割り当て位置パターンとに従って前記複数のデータストリームを階層変調する変調手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、I軸およびQ軸に対して非対称のマッピングパターンを選択候補に加えることにより、各データストリームに定められた伝送レートを保証しつつ所望の通信品質を満足する通信が実現できるという効果を奏する。また、通信品質設定の自由度を高めることができるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる送信装置である送信機の構成例を示す図である。 図2は、受信機の構成例を示す図である。 図3は、64QAMの変調方式の信号点を示す図である。 図4は、マッピングパターンの一例を示す図である。 図5は、マッピングパターンの一例を示す図である。 図6は、マッピングパターンの一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる送信装置および変調方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる送信装置である送信機1の構成例を示す図である。また、図2は、図1に示した送信機1からの信号を受信する受信装置である受信機2の構成例を示す図である。本実施の形態では、送信側と受信側が1対1の無線通信システムを想定する。また、送信側の通信装置を構成している送信機(図1に示した送信機1)は、受信側の通信装置を構成している受信機(図2に示した受信機2)に対して、2つのデータストリームを送信するものとする。各データストリームには、所要受信品質(所要通信品質)および所要伝送レートが個別に規定されており、送信機1は、各データストリームが所要受信品質および所要伝送レートを満たすように、階層変調を行う。なお、図1および図2に示したストリーム#1を高優先度データ、ストリーム#2を低優先度データとする。
図1に示した送信機1は、ストリーム#1のデータを誤り訂正符号化する符号化部11と、ストリーム#2のデータを誤り訂正符号化する符号化部12と、階層変調に用いるマッピングパターンとビット割り当て位置パターンを記憶するテーブル記憶部13と、予め定められたストリーム#1および#2のそれぞれの所要受信品質及び所要伝送レートをもとに、対応するマッピングパターンとビット割り当て位置パターンをテーブル記憶部13から選択する制御部14と、符号化された2つのデータストリームを制御部14で選択されたマッピングパターンとビット割り当て位置パターンに従って階層変調する変調部15と、階層変調されたマッピングデータから送信信号を生成する送信部16と、送信部16で生成した送信信号を出力するアンテナ17と、を備えて構成されている。
図2に示した受信機2は、送信機1から送信された信号を受信するアンテナ21と、アンテナ21の出力データを復調処理用の受信信号に変換する受信部22と、階層変調で使用されるマッピングパターンとビット割り当て位置パターン(送信機1での階層変調で使用されうるマッピングパターンとビット割り当て位置パターン)を記憶するテーブル記憶部23と、予め定められたストリーム#1および#2のそれぞれの所要受信品質及び所要伝送レートをもとに、対応するマッピングパターンとビット割り当て位置パターンをテーブル記憶部23から選択する制御部24と、受信部22からの受信信号に対し、制御部24で選択されたマッピングパターンとビット割り当て位置パターンの情報をもとにデマッピング処理を行う復調部25と、復調部25から出力されるストリーム#1のデマッピングデータに対して復号処理を行う復号部26と、復調部25から出力されるストリーム#2のデマッピングデータに対して復号処理を行う復号部27と、を備えて構成されている。
以下、図1および図2に示した送信機1および受信機2のなかで特徴的な動作を行う構成要素に関して、詳しく説明する。ここでは、説明を容易にするために、階層変調の変調方式を64QAM(ストリーム#1,#2共通)、階層変調に用いるマッピングパターン数を2種類とする。ただし、本発明は上記のデータストリーム数、階層変調の変調方式、マッピングパターン数に限定されるものではない。
[送信機1]
まず、送信機1の構成要素について説明する。
<符号化部11,12>
符号化部11は、ストリーム#1、つまり高優先度データに対する符号化処理を行うものである。また符号化部12は、ストリーム#2、つまり低優先度データに対する符号化処理を行うものである。ストリーム#1および#2に対して、予め定められた個別の所要伝送レートが存在するため、符号化部11および12は、それぞれ固定符号化率の符号化処理を行うものとする。
<テーブル記憶部13>
テーブル記憶部13では、階層変調時に用いる変調方式とそれに対応するマッピングパターンおよびビット割り当て位置パターンの情報とを記憶しており、制御部14からの読み出し指示内容に対応するマッピングパターンとビット割り当て位置パターンの情報を出力する。ここで、階層変調に用いる変調方式については、ストリーム#1とストリーム#2の所要伝送レートが予め定められているため、必要とする伝送レートに応じた変調方式を使用する。例えば、ストリーム#1が2bit/symbol、ストリーム#2が4bit/symbolの伝送レートが要求されているとした場合、階層変調処理では図3に示す64QAMの変調方式を使用する。64QAMは6bitのデータを1信号点で送信することから、送信機1では、64QAMの6bitのうち、2bitをストリーム#1、残り4bitをストリーム#2に使用する。このとき、どのビットをどちらのストリームに割り当てるかは、マッピングパターンに従う。マッピングパターンとは、図3に示した各信号点に割り当てるビットのマッピング規則を意味する。例えば、マッピングパターンとして、図4と図5の2種類のパターンを使用する。図4はI軸およびQ軸に対して対称にマッピングしたパターン(以降、マッピングパターンAと称する)であり、図5はI軸およびQ軸に対して非対称にマッピングしたパターン(以降、マッピングパターンBと称する)である。マッピングパターンAはグレイ符号であるが、本発明はグレイ符号に限定されるものではない。マッピングパターンBのような非グレイ符号であっても構わない。
(マッピングパターンA)
図4のマッピングパターンAの場合、b1〜b6の6ビットのうち、b1,b2,b3はI軸へ、b4,b5,b6はQ軸へマッピングしている。これは、b1,b2,b3はI軸成分のみでビット判定が可能であり、b4,b5,b6はQ軸成分のみでビット判定が可能であることを意味する。なお、本発明は、I軸,Q軸へのマッピンングに限定するものではなく、ここではマッピングの一例として挙げている。
また、マッピングパターンAでは、I軸,Q軸において対称的なマッピングであるため、b1,b2,b3とb4,b5,b6のビット判定は同じである。このとき、各ビットにおける信頼度の大きさは以下の通り順序付けすることができる。
[信頼度]
(b1,b4)>(b2,b5)>(b3,b6)
すなわち、b1とb4、b2とb5、b3とb6はそれぞれ同じ信頼度である。ここで、同じ信頼度のビットがあるのは、I軸とQ軸で対称的にマッピングしているためである。「対称的」とは、I軸上でのb1,b2,b3のビット変化とQ軸上でのb4,b5,b6の変化が同一であることをいう。すなわち、I成分が徐々に増加していく場合の“b1,b2,b3”の変化が“000”→“001”→“011”→・・・→“101”→“100”であり、一方、Q成分が徐々に増加していく場合の“b4,b5,b6”の変化も“000”→“001”→“011”→・・・→“101”→“100”で同一となっている。そのため、上述したように、b1とb4、b2とb5、b3とb6はそれぞれ同じ信頼度となっている。
このように、各ビットで信頼度が異なるため、使用するビットに応じて各ストリームの受信品質が異なる。ここで、マッピングパターンAとした場合のビット割り当てパターン(上記ストリーム#1と#2をどのビットに割り当てるか)は以下の通り、合計6通り(パターンA1〜A6)である。
パターンA1:s1=[b1,b4],s2=[b2,b3,b5,b6]
パターンA2:s1=[b1,b2],s2=[b3,b4,b5,b6]
パターンA3:s1=[b2,b5],s2=[b1,b3,b4,b6]
パターンA4:s1=[b1,b3],s2=[b2,b4,b5,b6]
パターンA5:s1=[b2,b3],s2=[b1,b4,b5,b6]
パターンA6:s1=[b3,b6],s2=[b1,b2,b4,b5]
ここで、s1はストリーム#1に対して割り当てるビットの組を表し、s2はストリーム#2に対して割り当てるビットの組を表す。上記パターンA1〜A6はストリーム#1,ストリーム#2ともにすべて異なる受信品質になり、同じ受信品質となるパターンは省略している。
(マッピングパターンB)
図5のマッピングパターンBの場合、b1〜b6のビットのうち、b1,b3,b6はI軸へ、b2,b4,b5はQ軸へマッピングしている。また、マッピングパターンBはI軸,Q軸に対して非対称のマッピングパターンである。これは、b1〜b6のビット判定が、ビットごと異なることを意味している。
また、マッピングパターンBでは、各ビットにおける信頼度の大きさを以下の通り順序付けすることができる。
[信頼度]
b1>b2>b3>b4>b5>b6
各ビット異なる信頼度を持つマッピングパターンBとした場合のビット割り当てパターンは以下の通り、合計15通り(パターンB1〜B15)ある。
パターンB1:s1=[b1,b2],s2=[b3,b4,b5,b6]
パターンB2:s1=[b1,b3],s2=[b2,b4,b5,b6]
パターンB3:s1=[b1,b4],s2=[b2,b3,b5,b6]
パターンB4:s1=[b1,b5],s2=[b2,b3,b4,b6]
パターンB5:s1=[b1,b6],s2=[b2,b3,b4,b5]
パターンB6:s1=[b2,b3],s2=[b1,b4,b5,b6]
パターンB7:s1=[b2,b4],s2=[b1,b3,b5,b6]
パターンB8:s1=[b2,b5],s2=[b1,b3,b4,b6]
パターンB9:s1=[b2,b6],s2=[b1,b3,b4,b5]
パターンB10:s1=[b3,b4],s2=[b1,b2,b5,b6]
パターンB11:s1=[b3,b5],s2=[b1,b2,b4,b6]
パターンB12:s1=[b3,b6],s2=[b1,b2,b4,b5]
パターンB13:s1=[b4,b5],s2=[b1,b2,b3,b6]
パターンB14:s1=[b4,b6],s2=[b1,b2,b3,b5]
パターンB15:s1=[b5,b6],s2=[b1,b2,b3,b4]
上記パターンB1〜B15はストリーム#1,ストリーム#2ともにすべて異なる受信品質であり、マッピングパターンA(パターンA1〜A6)ともすべて異なる受信品質になる。
ここでは、マッピングパターンを2種類としているが、本発明ではマッピングパターンの数は特に限定されるものではない。ビット割り当てパターンを合計21パターンとしているが、これはマッピングパターンの数と、それぞれのマッピングパターンにおける対称性、非対称性に依存するものであり、本発明はここで挙げるパターン数に限定されるものではない。
<制御部14>
制御部14では、ストリーム#1およびストリーム#2に使用する階層変調のマッピングパターンとビット割り当て位置のパターンをテーブル記憶部13より読み出し、読み出したパターンを変調部15へと通達する処理を行う。ストリーム#1およびストリーム#2は予め決められた所要受信品質で伝送するため、ストリームごとの所要受信品質をもとに、テーブル記憶部13から読み出すマッピングパターンとビット割り当て位置のパターンを決定する。テーブル記憶部13には、パターンA1〜A6とパターンB1〜B15の合計21パターンが記憶されているので、制御部14は、この中からストリーム#1とストリーム#2の所要受信品質を満たすパターンを選択する。
<変調部15>
変調部15は符号化されたストリーム#1とストリーム#2のデータに対して、制御部14から通達される階層変調のパターンに応じて階層変調処理を行う。例えば、制御部14から通達された階層変調のパターンをパターンA1とした場合、パターンA1はs1=[b1,b4],s2=[b2,b3,b5,b6]である。そのため、変調部15は、ストリーム#1の2bitを第1ビット(b1)と第4ビット(b4)に割り当て、ストリーム#2の4bitを第2ビット(b2)、第3ビット(b3)、第5ビット(b5)、第6ビット(b6)に割り当てる。変調部15は、割り当てた6bit(b1〜b6)の値に応じた信号点(図4参照)を選択し、マッピングデータを生成する。生成したマッピングデータは送信部16に出力する。
[受信機2]
次に、受信機2の構成要素について説明する。
<テーブル記憶部23>
テーブル記憶部23では、送信側のテーブル記憶部13と同じマッピングパターンを記憶しており、制御部24からの読み出し指示に対応するマッピングパターンを出力する。
<制御部24>
制御部24は、送信側で使用されたものと同じマッピングパターンをテーブル記憶部23から読み出し、読み出したマッピングパターンを復調部25へ出力する。ここで、ストリーム#1およびストリーム#2の所要受信品質と所要伝送レートは予め定められているため、送信側からの情報なしに、送信側で使用されたものと同一のマッピングパターンを選択できる。よって、送信側(送信機1)でパターンA1が使用された場合には、マッピングパターンとしてパターンA1を読み出し、復調処理で使用するマッピングパターンとして復調部25へ通知する。
<復調部25>
復調部25は、受信部22から入力される受信信号に対して復調処理を行う。復調処理におけるデマッピング処理では、制御部24から通知されたマッピングパターンを使用し、受信信号1シンボル分から、6bit分の尤度情報を生成する。ここでは、マッピングパターンはパターンA1であることから、復調部25は、まず、図4に示したマッピングパターンAを使用してデマッピングを行う。次に、デマッピングにより生成したビット当たりの尤度情報を、パターンA1に従って、ストリーム#1とストリーム#2に分配する。第nビット(n=1,2,…,6)の尤度情報をlnとすると、ビット割り当てパターンがパターンA1の場合の具体的な分配処理は以下の通りとなる。
[尤度情報の分配処理(パターンA1の場合)]
l1 → ストリーム#1
l2 → ストリーム#2
l3 → ストリーム#2
l4 → ストリーム#1
l5 → ストリーム#2
l6 → ストリーム#2
復調部25は、ストリーム#1に分配した尤度情報l1,l4を復号部26へ出力し、ストリーム#2に分配した尤度情報l2,l3,l5,l6を復号部27へ出力する。
<復号部26,27>
復号部26は、入力されるストリーム#1の尤度情報に対して復号処理を行い、復号結果を出力する。同様に、復号部27は、入力されるストリーム#2の尤度情報に対して復号処理を行い、復号結果を出力する。ここで、復号部26および27では符号化時の符号化率は既知である。これは、ストリーム#1,ストリーム#2の所要受信品質および所要伝送レートが予め定められていることから、固定の符号化率が使用されるためである。
これまで説明したように、本実施の形態の送信機および受信機は、階層変調時に使用する階層変調パターンとして、I軸、Q軸に対して対称および非対称のマッピングパターンとそれぞれに対応するビット割り当てパターンの組み合わせを予めテーブル化して複数記憶しておき、ストリームごとに予め定められた所要受信品質および所要伝送レートに応じて、1つの組み合わせ(マッピングパターンとビット割り当てパターン)を選択して使用する。I軸、Q軸に対して対称のマッピングパターン(図4のマッピングパターンA)では、同じ信頼度のビットが2ずつできる。これに対して、I軸、Q軸に対して非対称のマッピングパターン(図5のマッピングパターンB)では、各ビットが異なる信頼度になる。そのため、マッピングパターンBに対するビット割り当てパターン(選択可能な受信品質に相当する)は、マッピングパターンAに対するビット割り当てパターンよりも多くなる。このように、マッピングパターンとして、I軸、Q軸に対して非対称のマッピングパターンBを選択候補として追加することにより、各ストリームに定められた所要受信品質に対して、より自由度が高い受信品質設定ができる(設定する受信品質の自由度を高めることができる)。
実施の形態2.
実施の形態1では、I軸,Q軸に対して対称および非対称のマッピングパターン(マッピングパターンA,B)を階層変調時に使用するマッピングパターンとする方法について示した。I軸,Q軸に対して非対称のマッピングパターンBを使用する場合には、復調時のデマッピング処理において、I軸,Q軸に対して別のデマッピング処理を行う必要がある。これに対して、本実施の形態では、I軸に対するデマッピング処理とQ軸に対するデマッピング処理として同様の処理を行う。すなわち、I軸,Q軸に対して非対称のマッピングパターンを使用せず、I軸,Q軸に対して対称のマッピングパターンのみを使用する。マッピングパターンについては複数種類用意する。
以下、本実施の形態の無線通信システムにおけるデータストリーム動作について説明する。なお、無線通信システム、送信機および受信機の構成は実施の形態1と同様である。本実施の形態では、実施の形態1と異なる部分を説明し、共通部分については説明を省略する。
本実施の形態においても2種類のマッピングパターンを使用する。そのうちの一つは図4に示したマッピングパターンAとする。もう一つは図6に示したマッピングパターンCとする。図6のマッピングパターンCはマッピングパターンAとは異なる規則でマッピングされている。ただし、マッピングパターンCはマッピングパターンAと同様に、I軸,Q軸に対して対称にマッピングを行ったものである。
(マッピングパターンC)
図6のマッピングパターンCの場合、b1〜b6の6ビットのうち、b1,b3,b6はI軸へ、b2,b4,b5はQ軸へマッピングしている。また、各ビットにおける信頼度の大きさは以下の通り順序付けすることができる。
[信頼度]
(b1,b2)>(b3,b4)>(b5,b6)
すなわち、b1とb2、b3とb4、b5とb6はそれぞれ同じ信頼度である。また、マッピングパターンCのビット割り当てパターンは以下の通り、合計6通り(パターンC1〜C6)である。
パターンC1:s1=[b1,b2],s2=[b3,b4,b5,b6]
パターンC2:s1=[b1,b3],s2=[b2,b4,b5,b6]
パターンC3:s1=[b1,b5],s2=[b2,b3,b4,b6]
パターンC4:s1=[b3,b4],s2=[b1,b2,b5,b6]
パターンC5:s1=[b3,b5],s2=[b1,b2,b4,b6]
パターンC6:s1=[b5,b6],s2=[b1,b2,b3,b4]
このように、マッピングパターンCは、各ビットの信頼度がマッピングパターンAとは異なるが、信頼度の順序およびビット割り当てパターンは同じ構成になる。
この実施の形態2でも実施の形態1と同様に、ストリーム#1の所要伝送レートを2bit/symbol,ストリーム#2の所要伝送レートを4bit/symbolとし、使用する変調方式を64QAMとする。このとき、マッピングパターンA,Cによるビット割り当てパターンの合計は12パターンであり、この中から、ストリーム#1、ストリーム#2の所要受信品質に合わせて1つのパターンを選択する。
受信側では、用いたマッピングパターンがすべてI軸,Q軸に対して対称であるため、復調部におけるデマッピング処理では、I軸成分,Q軸成分に受信信号を分離し、各成分に対して同じデマッピング処理をする。これにより、実施の形態1よりも容易にデマッピング処理を行うことができる。
なお、説明を簡単化するため、変調方式を固定とした場合について示したが、複数の変調方式を使用可能とする場合には、変調方式ごとにテーブル(マッピングパターンとビット割り当て位置パターンの組み合わせ)を準備しておく。
以上のように、本発明は、複数のデータストリームを階層変調して同時に伝送する無線通信システムの送信側の通信装置を構成する送信装置として有用である。
1 送信機
2 受信機
11,12 符号化部
13,23 テーブル記憶部
14,24 制御部
15 変調部
16 送信部
17,21 アンテナ
22 受信部
25 復調部
26,27 復号部

Claims (7)

  1. 所要通信品質および所要伝送レートが個別に定められた複数のデータストリームを階層変調して同時に送信する送信装置であって、
    IQ平面上におけるI成分およびQ成分それぞれのマッピング位置を示すマッピングパターンと各データストリームを割り当てるビット位置を示すビット割り当て位置パターンの組み合わせを複数保持しておく記憶手段と、
    前記複数のデータストリームそれぞれの所要通信品質および所要伝送レートを共に満足するマッピングパターンとビット割り当て位置パターンの組み合わせを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたマッピングパターンとビット割り当て位置パターンとに従って前記複数のデータストリームを階層変調する変調手段と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記記憶手段が保持しているマッピングパターンは、I成分を示す各ビットのそれぞれの信頼度の組み合わせとQ成分を示す各ビットのそれぞれの信頼度の組み合わせが同一となるパターンを含むことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記記憶手段が保持しているマッピングパターンは、I成分を示す各ビットのそれぞれの信頼度の組み合わせとQ成分を示す各ビットのそれぞれの信頼度の組み合わせが同一とならないパターンを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の送信装置。
  4. 前記記憶手段が保持しているマッピングパターンは、I成分を示す各ビットのそれぞれの信頼度の組み合わせとQ成分を示す各ビットのそれぞれの信頼度の組み合わせが同一となるパターンのみを含むことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  5. 記憶手段が保持している各マッピングパターンにおいて、各信号点はグレイ符号を示すことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の送信装置。
  6. 所要通信品質および所要伝送レートが個別に定められた複数のデータストリームを階層変調して同時に送信する送信装置から送信された信号を受信する受信装置であって、
    IQ平面上におけるI成分およびQ成分それぞれのマッピング位置を示すマッピングパターンと各データストリームを割り当てるビット位置を示すビット割り当て位置パターンの組み合わせを複数保持しておく記憶手段と、
    前記複数のデータストリームそれぞれの所要通信品質および所要伝送レートを共に満足するマッピングパターンとビット割り当て位置パターンの組み合わせを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたマッピングパターンとビット割り当て位置パターンとに従って前記送信装置からの受信信号を復調する復調手段と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  7. 所要通信品質および所要伝送レートが個別に定められた複数のデータストリームを階層変調して同時に伝送する無線通信システムの送信側の通信装置が実行する変調方法であって、
    IQ平面上におけるI成分およびQ成分それぞれのマッピング位置を示すマッピングパターンと各データストリームを割り当てるビット位置を示すビット割り当て位置パターンとの組み合わせ複数保持しておき、
    前記複数のデータストリームを送信する際、送信するデータストリームそれぞれの所要通信品質および所要伝送レートを共に満足するマッピングパターンとビット割り当て位置パターンの組み合わせを選択する選択ステップと、
    前記選択したマッピングパターンとビット割り当て位置パターンとに従って前記複数のデータストリームを階層変調する変調ステップと、
    を含むことを特徴とする変調方法。
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