JP5843330B1 - 光干渉断層装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速スキャンと大きいスキャン範囲とを両立させて、2次元データ、さらには、3次元データの高速での収集を可能とする光干渉断層装置を提供する。【解決手段】被検体Tに低干渉光を出力する光源1と、前記低干渉光を2つの方向に分割して参照光L1と測定光L2として出力するビームスプリッタ2と、前記被検体に対して前記測定光を平面走査して照射する平面走査手段10と、前記参照光と前記反射光とが前記ビームスプリッタで結合した光を検出する光検出手段7と、前記光検出手段で検出された光の干渉を解析して前記被検体の光断層画像を生成する信号処理装置8とを備え、前記平面走査手段は、前記測定光の光路上に設けられた少なくとも2つの電気光学結晶41,51に電圧を印加することで当該測定光を当該電圧の印加方向と同じ方向に偏向することにより前記測定光をリサジュー図形に平面走査することを特徴とする光干渉断層装置。【選択図】図4

Description

本発明は、光干渉断層装置に関し、詳細には、被検体に低干渉光を照射して得られる反射光を用いて被検体の光断層画像を生成する光干渉断層装置に関する。
モレキュラーイメージングの分野では、光情報を利用してターゲット分子を高感度に検出する方法が主力となっている。そのなかで、低干渉光を利用して深さ方向の情報を高分解能で取得することができるOCT装置(Optical Coherent Tomography:光干渉断層撮影)が注目されている。
また、眼科領域では、網膜の表面情報(表面画像)だけでなく、その深さ方向の情報まで取得することで、より正確な診断を行いたいというニーズがあり、OCT装置が眼底撮影装置として実用化されている。
OCT装置で3次元情報を収集するためには、SLD(Super Luminescent Diode)と呼ばれる光源から出力される光ビームを水平・垂直方向に走査する必要がある。例えば、図1に示すような特許文献1に記載された光干渉断層装置では、SLD光源1からコリメータを介して出力された光ビームをビームスプリッタ2で参照光L1と測定光L2に分離し、分離された測定光L2に対して2軸ガルバノミラー4、5を利用して機械的に光ビームを水平・垂直方向に走査している。走査された測定光は、対物レンズ6を介して入力された測定対象物Tの各層で反射して、駆動信号Sとして再びビームスプリッタ2まで戻る。ビームスプリッタ2において、駆動信号Sとして戻ってきた測定光が可動ミラー3で反射されて戻ってきた参照光L1と再び合流し、PD7に入る。信号処理装置8は、合流の際に、駆動信号Sと参照光L1とにより生じる干渉現象に基づいて測定によって得られた駆動信号Sの強度と時間ずれを検知し、空間的位置関係(3次元情報)を導いている。
低コヒーレンス干渉を利用して断層画像と取得するOCT装置には、TD−OCT(Time domain optical coherence tomography)、と、SD−OCT(Spectral domain optical coherence tomography)が知られている。最初に実用化されたOCTは、TD−OCTである。TD−OCTは光波の干渉を時間領域で行う。これに対し、光波の干渉を周波数領域で行う検出技術がフーリエドメインOCTであって、SD−OCTはこれに属する。フーリエドメインOCTは、波長固定光源と分光器を用いてフーリエ空間で検出するスペクトラルドメインOCTである。TD−OCTは1回のスキャンにより網膜の1点の情報しか得られないため、深さ方向に1点1点機械的走査を行わねばならない。これに対してSD−OCTは、1回のスキャンにより深さ方向の情報がすべて取得できるため、深さ方向の機械的走査が不要となり、その分高速測定が可能となり搖動するような対象については有利である。
米国特許第5975697号明細書
J. Miyazu, Y. Sasaki, K. Naganuma, T. Imai, S. Toyoda, T. Yanagawa, M. Sasaura, S. Yagi and K. Fujiura, "400 kHz Beam Scanning Using KTa1-xNbxO3 Crystals" Proc. of 2010 Conf. on Lasers and Electro-Optics, CTuG5, 2010 結城洋志、「リサジュー曲線によるスクリーンセーバーの作成」、http://www.math.ryukoku.ac.jp/~tsutomu/undergraduate/2005/05yuki.pdf#search='%E3%83%AA%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A5%E6%9B%B2%E7%B7%9A+%E9%BE%8D%E8%B0%B7%E5%A4%A7%E5%AD%A6
ガルバノミラーの応答性能は一般的に100Hz程度、最高でも1kHzが限界であるため、光ビームを水平・垂直方向に高速に走査することができない。よって従来のOCT装置では、高速で2次元、及び、3次元データを収集することができないという問題があった。例えば、比較的高速に画像情報を取得できるOCT装置であるSD−OCT装置を例にとると、一般的なものであっても、2次元画像情報取得速度は0.01秒程度、3次元画像情報取得時間に至っては2秒程度必要になる。これらはガルバノミラーが高速に動かないことに起因している。
高速のビームスキャンを実現する観点から、音響光学偏向素子(圧電結晶に数十MHzから数GHzの高周波電圧をかけて形成した回折格子に光ビームを当て、回折を利用して光ビームを偏向させる素子)を用いることが考えられるが、偏向角が大きくない。このため、仮にOCT装置に導入した場合、高速なスキャンが可能になるが、スキャン範囲を大きくとることができないという問題があった。また、高精度な画像を取得するためには、水平・垂直方向の2次元スキャンを効率よく行う必要があった。
本発明は、高速スキャンと大きいスキャン範囲とを両立することができ、光ビームを水平・垂直方向に高速にスキャンし、2次元データ、さらには、3次元データの高速での収集を可能とする光干渉断層装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、一実施形態に記載の発明は、被検体に低干渉光を照射して得られる反射光を用いて該被検体の光断層画像を生成する光干渉断層装置であって、低干渉光を出力する光源と、前記低干渉光を2つの方向に分割して参照光と測定光として出力するビームスプリッタと、前記被検体に対して前記測定光を平面走査して照射し、該被検体から反射された反射光を再びビームスプリッタへ入力する平面走査手段と、前記ビームスプリッタから出力された参照光を反射して再びビームスプリッタへ入力する参照光ミラーと、前記参照光と前記反射光とが前記ビームスプリッタで結合した光を検出する光検出手段と、前記光検出手段で検出された光の干渉を解析して前記被検体の光断層画像を生成する信号処理装置とを備え、前記平面走査手段は、前記測定光の光路上に設けられた少なくとも2つの電気光学結晶に電圧を印加することで当該測定光を当該電圧の印加方向と同じ方向に偏向することにより前記測定光をリサジュー図形に平面走査し、前記少なくとも2つの電気光学結晶の間に、偏光方向を90度回転する偏向子をさらに備え、それぞれの電気光学偏向器の電圧印加方向を直交させて配置させ、前記電気光学結晶は、タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTa 1-x Nb x 3 (0<x<1):KTN)結晶、またはリチウムをドープした(K 1-y Li y Ta 1-x Nb x 3 (0<x<1、0<y<0.1):KLTN)結晶であることを特徴とする光干渉断層装置である。
本発明によれば、光ビームを水平・垂直方向に高速に走査することができ、2次元データ、または3次元データを高速に収集することができる。
従来例にかかる光干渉断層装置の構成例を示す図である。 KTNの凸レンズ効果を説明するための図である。 リサジュー曲線の例を示す図である。 第1の実施形態の光干渉断層装置の構成例を示す図である。 ビームスキャン部の構成例を示す図である。 第2の実施形態の光干渉断層装置の構成例を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明に係る光干渉断層装置(OCT装置)の実施形態について、詳細に説明する。光源としてはSLD(Super Luminescent Diode)と呼ばれる光源を用いることができる。SLDは、直線偏光であり、その偏光方向がKTN等の電気光学結晶に印加する電界と同じ向きになるように設置されている。光源は低干渉性の光ビームを発生し、発生された光ビームはコリメータによりビーム径0.5mmの平行光になる。その後、ビームスプリッタによって測定用の光ビームと参照用の光ビームに分割され、測定用の光ビームはKTNに入力される。測定用の光ビームはKTNにより偏向されて測定対象物をスキャンする。本発明の光干渉断層装置では、測定用の光ビームをKTNにおいてリサジュースキャンすることによって高速スキャンと大きいスキャン範囲との両立を可能としている。
<KTN特性について>
ここで測定用の光ビームを偏向するために用いられる電気光学結晶に関して説明する。タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTa1-xNbxO3(0<x<1):KTN)結晶や、さらにリチウムをドープした(K1-yLiyTa1-xNbx3(0<x<1、0<y<0.1):KLTN)結晶は、電気光学偏向器として機能すると共に凸レンズ機能(効果)を併せ持ち得る電気光学結晶である(非特許文献1参照)。例えば、KTNチップの上下面を一様なチタン電極にすると、DC電圧を印加することにより結晶中に電子が注入される。KTN結晶中には電子トラップが存在するため、DC電圧印加後も結晶中のトラップに捕獲された電子が存在する。ここではトラップに捕獲された電子は空間的に一様であると仮定し、その電荷密度をρとする。この状態でKTNチップに対して変調電圧を印加すると、ガウスの法則により、電極からの距離をxとした場合の電界分布E(x)は以下の式(1)で表される。式(1)においてρは電荷密度、εは比誘電率、dはKTN結晶の厚み(すなわち、電極間距離)、Vは電極に印加する電圧をそれぞれ示す。
Figure 0005843330
また、電気光学偏向器の屈折率分布Δn(x)は、式(2)で表すことができる。式(2)においてgijは電気光学係数、nはDC電圧を印加する前の電気光学偏向器の屈折率である。
Figure 0005843330
図2は、KTN結晶内における屈折率分布を説明する図である。式(1)および式(2)からわかるように、KTN結晶11の両側に設けられた電極12a、12bに電圧を印加することにより、KTN結晶11内に発生する電界分布E(x)は、xの関数で線形であるが、屈折率変化Δnはxの二次関数となっている。従って、屈折率分布は、図2の破線ではなく実線の二次関数状のプロファイルを持つ。屈折率分布プロファイルが破線の線形プロファイルであれば、ビームは発散したり、収束したりはしない。しかし、屈折率分布プロファイルが実線のようにプラス側に山の状態で傾斜すると、レンズでいう凸状態の屈折率の傾斜となる。これによりKTN結晶11内のビームは、この屈折率のレンズ効果で収束するようになる。このように、チップ断面において屈折率分布が空間的に凸となり、KTN結晶11自体が凸レンズの機能を持つ。KTN結晶11による光の偏向効果は、KTN結晶11の両端面に設置された電極12a、12b対に電圧を印加することにより生じる。KTN結晶11を挟み込む形で直交する位置に設けたX偏向用電極に電圧を印加すると、KTN結晶内の屈折率状況が変化することにより、光が偏向する。したがって、X偏向用電極に印加する電圧を変化させることによって、光をX方向にスキャンすることができる。
この応答速度としては500MHzまでは可能との報告があり、一般的な機械式の可動装置よりも高速にスキャンすることができる。また、KTN結晶に電荷を注入し、さらに電界を印加することにより実現する。
KTNによる光を偏向できる角度、すなわち、スキャン角は電気光学結晶の中でも非常に大きい。4×4×1.5mmのKTN素子に、1.5mmの間隙に波長1300nm帯の近赤外光を入射させ、4mm角の両面に形成された電極に、初期電圧としてDC±500Vを印加した後、AC電圧±400Vを印加した場合、±5度程度光ビームが偏向した。ここで初期電圧DC±500Vをすることにより、KTNには、前述したような凸レンズ効果が発現した。この時の凸レンズ効果は、レンズの焦点距離にしてf=15mm程度であった。KTNのレンズ効果については、結晶ごとの個体差や印加電圧差に対する依存性はあるが、概ねf4〜20程度が発現する。また初期電圧条件に対する凸レンズ効果は、同じ結晶であれば、毎回異なることは無く、再現する。
KTN素子の光出射面から試料までの距離、すなわち作動距離は、装置設計にもよるが、試料固定部品などの大きさを考慮すると少なくとも50mm程度は必要と考えられる。発現する凸レンズ効果による焦点距離に比べて2倍以上長い距離となるため、KTNを出射した光が試料に到達する時のビーム径は、出射した時に比べて広がっている。このように試料に照射された時のビーム径が十分に集光されていない場合、試料からの反射光強度が十分に得られず、また、反射点が広範囲にわたるため画像がぼける原因になる。そこで、KTN素子の前、もしくは後、もしくは前後に、KTN素子の凸レンズ効果を補償できるような凹レンズを挿入し、さらに試料表面にて集光するための対物レンズを試料の近傍に挿入する。このような構成により、KTN素子に凸レンズ効果が発現したとしても、挿入した凹レンズにより平行光とし、試料近くの対物レンズの調整により光を試料上で十分に集光する。このため、KTN素子から試料までの作動距離を十分に確保することができる。
凸レンズ効果を補償する凹レンズは、KTN素子の出射側(これをOCT装置に用いる場合は、試料側)に挿入するとよい。KTN素子の出射側に凹レンズを挿入した場合は、平行光にするだけでなく、偏向角を広げる効果もある。例えば、4×4×1.5mmのKTN素子に、1.5mmの間隙に波長1300nm帯の近赤外光を入射させ、4mm角の両面に形成された電極に、初期電圧としてDC±500Vを印加した後、AC電圧±400Vを印加した場合において、f=−20mmレンズをKTN素子の出射側に挿入した場合の偏向角は±10度程度に拡大した。このように、凹レンズをKTN素子の後ろ(出射側)に挿入することにより、光の偏向角を増加させることができる。挿入される凹レンズは、平行光がKTN素子に入力されたときに凹レンズからコリメート光が出力されるように配置する。挿入する凹レンズは、平凹レンズであれば、調整が容易となる。すなわち、平凹レンズは片面が平面部となっており、挿入する場合、平凹レンズの平面部とKTN素子端面が向き合うように配置するためにそれぞれの位置を簡便に定めることが可能となる。
<KTNによる光偏向特性について>
KTNによる光の偏向効果は、KTNに入射する光ビームのうち、内部電界方向の偏光成分、すなわちTEモードのみに影響を与える。このためKTNより、測定用の光の進行方向を効率よく偏向させるためには、KTNに入射する光ビームは直線偏光であり、且つ、その偏光方向はKTNに加える電界方向と同方向が望ましい。このため、光源の偏光成分はTEモードのみであること、または、光源から出射直後に偏光子を透過させることが望ましい。なお、本実施形態では、光源はKTNに印加する電界方向と同じ方向の直線偏光の光を出射する。
<KTNの印加電圧波形・リサジュースキャンについて>
KTNは印加電圧波形の形状に応じた応答を示す。したがって、例えばAC電圧を印加した場合は、光は正弦波の速度で偏向する。一般的なOCT装置にて2次元画像、もしくは3次元画像を取得するため光ビームをスキャンし反射光を測定する場合、測定サンプリング間隔は一定であることから、試料Tのスキャン速度も一定であることが望ましい。このため、KTNへの印加電圧波形は、ノコギリ波、三角波などが望ましい。しかしながら、仮に一定でなかった場合、試料Tの計測部分ごとに計測点数の差ができてしまう。この場合は、サンプリング間隔をKTNのスキャン速度に応じて変化させる必要がある。
ここで本発明の光干渉断層装置においては、2個のKTN光偏向器がリサジュー図形を描くように駆動している。KTN結晶は、適正な偏向角を得るためには、10kHz〜100kHzの周波数で駆動する必要があるからである。KTN結晶はモビリティが3.3cm2/(V・s)のため数十kHz以下の速度では、印加した電界により注入された電荷に影響をおよぼし、偏向角の劣化を招いてしまう。一般的な2次元スキャンとしては、ラスタースキャンとリサジュースキャンが知られている。ラスタースキャンでは、Y方向については通常X方向の100倍程度の速度でスキャンする必要がある。従って、ラスタースキャンで10kHzの走査スピードを得ようとすると、Y方向は1MHzの走査が必要となり、KTN結晶では今のところ現実的ではない。1MHzの高速になるとKTN結晶の発熱のため偏向角が大きく劣化してしまうからである。またY方向の走査スピードを低く抑えるためにX方向の走査スピードを10kHz以下とすると前述したように偏向特性の劣化が生じてしまう。
一方、リサジュースキャンではX方向とY方向で200kHzと210kHzの周波数でのスキャンによりほぼ隙間なく2次元面を走査することができる。その走査スピードはほぼ差分の10kHzとなる。リサジュースキャンでKTN結晶を駆動すれば、10kHz〜100kHzの周波数で駆動できるので適正な偏向角を得られる。このように、KTNを用いて高速に平面走査を行うには、数10kHzの周波数差となる周波数の正弦波電圧を2つのKTN結晶の各々に印加してスキャンしたリサジュー図形により2次元面を走査することで、高速に平面走査することができ、もってOCT装置にて高速な2次元画像、もしくは3次元画像を取得できる。図3はリサジュー曲線の周波数比依存性を示す図である。このように2つの正弦波の周波数比を適切に選べば2次元面をほぼ隙間なく走査することができる。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の光干渉断層装置は、TD−OCT(Time domain optical coherence tomography)の低干渉光の光ビームを平面走査する。本実施形態の光干渉断層装置の構成について図4、5を用いて説明する。図4は、第1の実施形態の光干渉断層装置の構成例を示し、図5は、図4の破線で囲まれた部分であるビームスキャン部の構成例を示している。
図4に示すように、光干渉断層装置は、光出射部にコリメータを含み、TD−OCTの低干渉光を出力する光源1と、ビームスプリッタ2と、ビームスキャン部10と、対物レンズ6と、参照光用可動ミラー3と、PDなどの光検出器7と、信号処理部装置8とを備えて構成される。
ビームスキャン部10は、TD−OCTの低干渉光の光ビームを走査する手段として、2組のKTN素子41、51および電極42、52と、λ/2板45と、2枚の凹レンズ44、54とを有している。光源はKTN素子(X)41に印加する電界方向と同じ方向の直線偏光の光を出射する。本実施形態では、2つのKTN41、51を用いて2軸(X、Y軸)に対してスキャンする。それぞれのKTN素子41、51の電極対42、52は、図5のごとく、もう一方のKTN素子41、51の電極対42、52と直交する側面に設置されており、2軸(X、Y軸)に対してスキャンする場合は、2対の電極42、52に印加する電圧を制御することで所望の部分にビームを導く。前述したKTN素子41、51に発現する凸レンズ効果は、X軸及びY軸の凸レンズ効果をそれぞれ補償できるような凹レンズ44、54を、KTN素子の直前、若しくは、直後に挿入することで補償する。挿入される凹レンズ44、54は、2つのKTN41、51の凸レンズパワー、両KTN41、51から凹レンズ44、54までの距離を基に選定される。挿入されるレンズの種類としては、球面平凹レンズや、球面両凹レンズや、GRINレンズなどが望ましい。本実施形態では、球面平凹レンズにより、2つそれぞれのKTNの凸レンズパワーを補償している。
また、前述したように、KTNによる光の偏向はKTNの電圧方向と同方向のみである。したがって、2つのKTN41、51を用いてビームをスキャンする場合は、2つのKTN41、51の間に、λ/2板45のような偏光子を挿入し、光を偏向させる方向に偏向成分を回転させる必要がある。仮に、2つのKTN41、51間にλ/2板45のような偏光子が挿入されていない場合は、片一方のKTN41、51による光の偏向は得られないため、2軸のスキャンはできない。
本実施形態のビームスキャン部10では、リサジュースキャンを採用している。KTN41、51に印加する電圧を周波数の異なる正弦波電圧に設定するとリサジュー模様にビームが平面走査される。例えば200kHzと210kHzの周波数を有する正弦波電圧を印加すればよい。x方向とy方向とのそれぞれのKTN41、51に印加する正弦波周波数の組み合わせは数十kHz以上で異なる周波数であればよく、任意の周波数を設定できる。また、特に正弦波に限定されたものでなくともよく、三角波、ノコギリ波などの繰り返しを有する波形であれば任意の波形を使用することができる。
光源1から出力された低干渉光はビームスプリッタ2で参照光L1と測定光L2に分離され、分離された一方の低干渉光である測定光l1は、ビームスキャン部10に入力される。ビームスキャン部10は、測定光をリサジュー模様に平面走査する。走査された測定光は、対物レンズ6を介して測定対象物Tに照射され、測定対象物Tの各層で反射して、再びビームスキャン部10を経てビームスプリッタ2へ戻る。一方、ビームスプリッタ2で分離された参照光L1は、参照用可動ミラー3で反射され、再びビームスプリッタ2へ戻る。測定対象物Tで反射することで得られた駆動信号Sと参照光L1とはビームスプリッタ2で合流し、光検出器7に入る。信号処理装置8は、駆動信号Sと参照光L1と合流により生じる干渉現象に基づいて駆動信号Sの強度と時間ずれを検知し、空間的位置関係(3次元情報)を導いている。ここで、参照用可動ミラー3は、参照光L1の光路長を変化させるように、参照光L1の光軸と平行方向に移動する。参照用可動ミラー3の移動により、測定対象物Tの深さ方向の複数の位置で光断層画像を得ることができる。
なお、本実施形態に係る光干渉断層装置では高速スキャンと大きいスキャン範囲との両立ができるので、眼底撮像装置に用いることによって、例えば患者の瞬きなどに起因する画像のボケや、姿勢保持のための患者の負担を減らすことができる。本実施形態に係る光干渉断層装置の光ビーム偏向部分を血管内視鏡に用いることによって、血管壁を観察するための微小ミラーを機械的に回転させる機構が不要となり、空間分解能を低下させずに血管内を3次元撮影することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の光干渉断層装置は、SD−OCT(Spectral domain optical coherence tomography)の低干渉光の光ビームを平面走査する。図6は、第2の実施形態の光干渉断層装置の構成を示す図である。第2の実施形態の光干渉断層装置では、第1の実施形態と同様に2個のKTN結晶41、51を用いて平面走査を行うが、図6に示すように、TD−OCTの低干渉光を出力する光源1に代えてSD−OCTの低干渉光を出力する光源20を用い、可動式である参照用可動ミラー3に代えて固定式の参照用固定ミラー15を用い、PDなどの光検出器7に代えて回折格子15およびCCDアレイ16を用いて深さ情報を得ている。
参照用固定ミラー15からの反射光L1と、測定対象物Tからの反射光Sは、ビームスプリッタ2の部分で合わさり、干渉し、その干渉光は回折格子16にて分光され、CCDアレイ17にて測定される。信号処理装置8は、CCDアレイ17のそれぞれのCCDで測定された信号を基に、フーリエ変換処理などを行い、深さ方向の情報に変換する。
本実施形態の光干渉断層装置では、SD−OCTの低干渉光の光ビームを平面走査するビームスキャン部30は、第1の実施形態の光干渉断層装置のビームスキャン部10と同様の構成とすることができる。ビームスキャン部30に入力された測定光L2は、2個のKTN素子41、51を用いてx方向ならびにy方向にリサジュー模様にビームを平面走査されることにより測定対象物Tをスキャンする。測定対象物を平面走査してスキャンした結果、深さ方向の情報に加え、横方向の情報も得られるため、測定対象物Tの3次元データを取得することができる。
本実施形態では光検出器としてCCDアレイ17を用いる例について説明してきたが、これに限定されるものではなく、回折格子16にて1次元的に分光された光を複数の受光素子で検出可能な受光素子アレイであればよい。
また、本実施形態に係る光干渉断層装置では高速スキャンと大きいスキャン範囲との両立ができるので、眼底撮像装置に用いることによって、例えば患者の瞬きなどに起因する画像のボケや、姿勢保持のための患者の負担を減らすことができる。本実施例に係る光干渉断層装置の光ビーム偏向部分を血管内視鏡に用いることによって、血管壁を観察するための微小ミラーを機械的に回転させる機構が不要となり、空間分解能を低下させずに血管内を3次元撮影することができる。
以上の実施形態では、電気光学結晶としてKTNを用いた場合を例に挙げて説明したが、KLTNを用いてもよい。
本発明は、生体の表面近傍の3次元断層画像撮像装置に有用である。
1光源
2 ビームスプリッタ
3 参照光用可動ミラー
4、5 2軸ガルバノミラー
6 対物レンズ
7 PDなどの光検出器
8 信号処理部装置
10 ビームスキャン部
41、51 KTN素子
42、52 電極
45 λ/2板
44、54 凹レンズ

Claims (4)

  1. 被検体に低干渉光を照射して得られる反射光を用いて該被検体の光断層画像を生成する光干渉断層装置であって、
    低干渉光を出力する光源と、
    前記低干渉光を2つの方向に分割して参照光と測定光として出力するビームスプリッタと、
    前記被検体に対して前記測定光を平面走査して照射し、該被検体から反射された反射光を再びビームスプリッタへ入力する平面走査手段と、
    前記ビームスプリッタから出力された参照光を反射して再びビームスプリッタへ入力する参照光ミラーと、
    前記参照光と前記反射光とが前記ビームスプリッタで結合した光を検出する光検出手段と、
    前記光検出手段で検出された光の干渉を解析して前記被検体の光断層画像を生成する信号処理装置とを備え、
    前記平面走査手段は、前記測定光の光路上に設けられた少なくとも2つの電気光学結晶に電圧を印加することで当該測定光を当該電圧の印加方向と同じ方向に偏向することにより前記測定光をリサジュー図形に平面走査し、
    前記少なくとも2つの電気光学結晶の間に、偏光方向を90度回転する偏向子をさらに備え、それぞれの電気光学偏向器の電圧印加方向を直交させて配置させ、
    前記電気光学結晶は、タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTa 1-x Nb x 3 (0<x<1):KTN)結晶、またはリチウムをドープした(K 1-y Li y Ta 1-x Nb x 3 (0<x<1、0<y<0.1):KLTN)結晶であることを特徴とする光干渉断層装置。
  2. 前記光源において出力される低干渉光はTD−OCTの光ビームであり、前記参照光ミラーは、前記参照光の光路長を変化させるように移動可能なミラーであり、該参照光ミラーの移動により参照光の光路長の変化に基づいて前記被検体の深さ方向の複数の位置の前記光断層画像を生成し、該生成された深さ方向の複数の位置の光断層画像を前記光検出手段で検出することにより、前記光断層画像として3次元情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の光干渉断層装置。
  3. 前記光源において出力される低干渉光はSD−OCTの光ビームであり、前記参照光ミラーは固定されており、前記光検出手段は複数の受光素子を備える受光素子アレイであり、前記参照光と前記反射光とが前記ビームスプリッタで結合した光は、回折格子で分光された後、前記受光素子アレイで検出され、前記複数の受光素子から得られる信号に基づいて前記被検体の深さ方向の複数の位置で前記光断層画像を生成することにより、前記光断層画像として3次元情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の光干渉断層装置。
  4. 前記測定光の光路上において、前記電気光学結晶のそれぞれに隣接して配置された凹レンズをさらに備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光干渉断層装置。
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