JP5842658B2 - 再生システム、再生機器、再生制御方法およびプログラム - Google Patents

再生システム、再生機器、再生制御方法およびプログラム Download PDF

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互いに通信可能な複数の再生機器から成る再生システム、再生機器、再生制御方法およびプログラムに関する。
従来、複数の再生機器と、これら複数の再生機器に情報を提供するサーバー機器と、から成る再生システムにおいて、情報提供を終了する任意の再生機器が、新たな情報提供先を指定してサーバー機器に情報提供開始を要求する発明が知られている(例えば、特許文献1)。サーバー機器は、情報提供開始要求を受信すると、要求を行った任意の再生機器への情報提供を終了すると共に、新たな情報提供先として指定された再生機器への情報提供を開始する。この構成により、簡易なユーザー操作で、コンテンツの再生を途切れさせることなく再生機器を切り替えることができる、といった効果を奏する。
特開2005−250867号公報
ところが、上記特許文献1の構成では、情報提供元となるサーバー機器が中心となって再生機器の切替制御を行っているため、サーバー機器がそのようなサービス(再生環境の引継ぎなど)を提供しない場合、コンテンツの続き再生を実現できない。そのため、新たな情報提供先となる再生機器において、情報提供元となるコンテンツソース源を設定し直すなど、再生機器の切替ごとに環境設定を行う必要がある。
また、上記特許文献1では、新たな情報提供先となる再生機器が電源ON状態であることが前提となっているため、サーバー機器並びに、続き再生の対象となり得る全ての再生機器が常時電源ON状態でなければならず、省エネルギーの観点で好ましくない。
本発明は、上記の問題点に鑑み、情報提供元を介することなく、しかも新たな情報提供先となる再生機器が電源ON状態でなくても、再生機器の再生環境を引き継ぐことができる再生システム、再生機器、再生制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の再生システムは、互いに通信可能な複数の再生機器から成る再生システムであって、複数の再生機器のうち再生機器Aが、自機器の再生環境を引き継ぐ引継ぎ先として、複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器Bを指定する引継ぎ先指定手段と、再生機器Aが、自機器の再生環境を示す環境情報と、再生機器Bを示す引継ぎ先情報を含む引継ぎデータを記憶する引継ぎデータ記憶手段と、再生機器Bが、複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器に対してマルチキャスト通信を行い、自機器を示す引き継ぎ先情報を記憶している再生機器Aが存在する場合、当該再生機器Aの引継ぎデータ記憶手段から環境情報を読み出す環境情報読出手段と、再生機器Bが、読み出した環境情報に基づいて再生制御を行う再生制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の再生制御方法は、互いに通信可能な複数の再生機器から成る再生システムの再生制御方法であって、複数の再生機器のうち再生機器Aが、自機器の再生環境を引き継ぐ引継ぎ先として、複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器Bを指定する引継ぎ先指定ステップと、再生機器Aが、自機器の再生環境を示す環境情報と、再生機器Bを示す引継ぎ先情報を含む引継ぎデータを記憶する引継ぎデータ記憶ステップと、再生機器Bが、複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器に対してマルチキャスト通信を行い、自機器を示す引き継ぎ先情報を記憶している再生機器Aが存在する場合、当該再生機器Aから環境情報を読み出す環境情報読出ステップと、再生機器Bが、読み出した環境情報に基づいて再生制御を行う再生制御ステップと、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、再生機器Aから再生機器Bに対して環境情報を提供するため、コンテンツの提供元(コンテンツサーバー)が、環境情報の保存機能を有しない場合でも、環境情報の引継ぎを行うことができる。また、再生機器Bがマルチキャスト通信を行うことで再生機器Aに記憶されている環境情報を読み出す構成であるため、再生機器Aの再生終了時において再生機器Bが起動状態である必要がない。このため、システム全体として省エネルギーを実現できる。
なお、環境情報とは、音声/映像コンテンツの場合、再生機器の出力レベル、再生モード、再生処理方法(音質補正等)、特殊再生の種類(フェードイン/フェードアウト処理、エコー付加等)などを指す。また、文書/画像コンテンツの場合、再生モード、画像処理方法(画質、色補正等)、文字種類(フォント、サイズ等)などを指す。
上記の再生システムにおいて、環境情報読出手段は、再生機器Bの起動をトリガーとして、マルチキャスト通信を行い、環境情報を読み出すことを特徴とする。
この構成によれば、再生機器Bを起動するだけで(ユーザーの特段の操作を必要とすることなく)、環境情報の引継ぎを行うことができる。
上記の再生システムにおいて、複数の再生機器は、1以上の提供元からコンテンツを取得可能であり、環境情報には、再生機器Aが再生していたコンテンツの提供元を示す情報が含まれることを特徴とする。
この構成によれば、環境情報の引継ぎ先となる再生機器Bにおいて、コンテンツの提供元(コンテンツサーバーのURL、ラジオやテレビのチャンネル等)を設定する手間を省くことができる。
上記の再生システムにおいて、環境情報には、再生機器Aにおけるコンテンツの再生終了位置を示すコンテンツ位置情報が含まれ、再生制御手段は、読み出した環境情報に含まれるコンテンツ位置情報に基づいて、コンテンツの再生を開始することを特徴とする。
この構成によれば、再生機器Aで再生されていたコンテンツの再生終了位置から引き続き、再生機器Bでコンテンツの再生を開始することができる。つまり、コンテンツの続き再生ができるため、オンデマンド方式でコンテンツが配信される場合(例えば、映画コンテンツなどコンテンツ単位で配信される場合)、特に便利である。また、ライブ方式でコンテンツが配信される場合は、再生終了位置からの配信データを一時的に記憶しておき、再生機器Bの起動後に記憶しておいた配信データの再生を可能としても良い。
上記の再生システムにおいて、再生機器Bが、環境情報の読み出し後、再生機器Aに対して起動終了を指令する起動終了指令手段をさらに備えたことを特徴とする。
この構成によれば、再生機器Bによって環境情報を読み出された後は、再生機器Aが起動状態である必要はないため、無駄な電力消費を防止できる。
上記の再生システムにおいて、再生機器Aが、起動終了指令の要否を設定する起動終了設定手段をさらに備え、環境情報には、設定された起動終了指令の要否を示す起動終了情報が含まれ、起動終了指令手段は、起動終了情報が「要」を示す場合に、起動終了を指令することを特徴とする。
例えば、再生機器AでユーザーA,Bが視聴しており、ユーザーAは再生機器Aで視聴を継続しつつ、ユーザーBだけが再生機器Bの部屋に移動して視聴を開始するような場合、再生機器Bからの起動終了指令によって再生機器Aが起動終了されるのは好ましくない。本構成によれば、ユーザーのニーズに応じて再生機器Aの起動終了の要否を設定できるため、利便性が良い。
上記の再生システムにおいて、再生機器Aが、再生機器Bにより環境情報が読み出された後、当該環境情報を含む引継ぎデータを引継ぎデータ記憶手段から消去する引継ぎデータ消去手段をさらに備えたことを特徴とする。
例えば、再生機器Aが引継ぎデータを自動消去しない構成であった場合、再生システム内に複数の引継ぎデータが残ったままとなり、再生機器Bの起動時に所望の環境情報を選択するなどの手間が必要となる。本構成によれば、引継ぎデータを自動消去するため、そのような手間を省くことができる。
上記の再生システムにおいて、再生制御手段は、読み出した環境情報と、再生機器Bの設置環境に応じて、再生制御を行うことを特徴とする。
上記の再生システムにおいて、再生制御手段は、読み出した環境情報と、再生機器Aの設置環境と再生機器Bの設置環境の差異に応じて、再生制御を行うことを特徴とする。
上記の再生システムにおいて、再生制御手段は、読み出した環境情報と、設置環境の差異と、環境情報の読み出し時刻に応じて、再生制御を行うことを特徴とする。
上記の再生システムにおいて、環境情報には、出力レベルを示す情報が含まれ、再生制御手段は、再生制御として、再生機器Bの出力レベルを調整することを特徴とする。
これらの構成によれば、例えば再生機器Bが設置される部屋が狭い場合に(再生機器Aがリビングに設置され、再生機器Bが寝室に設置されている場合など)、音量レベルをそのまま引き継ぐのではなく、音量レベルを小さくして再生を開始するなど、設置環境に応じた再生制御を実現できる。また、再生機器Bの起動時刻(環境情報の読み出し時刻)が深夜の場合、さらに音量レベルを小さくして再生を開始することで、隣室への音漏れを防止できる。
なお、設置環境に応じた再生制御としては(音声コンテンツの場合)、環境情報の引継ぎ先が浴室などの場合に、反響音を小さくする、環境情報の引継ぎ先がシアタールームの場合に、音質を切り替える、などが考えられる。なお、映像コンテンツの場合、輝度や画質モードを可変することが考えられる。また、テキストコンテンツ(電子書籍など)の場合、ページサイズや文字サイズ、文字フォント、表示言語を可変する、ドキュメントデータ(写真データなど)の場合、スライドショーの切り替わり速度を可変するなど、コンテンツ種別に応じた種々の再生制御が可能である。
本発明の再生機器は、上記の再生システムに用いられることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記載の再生制御方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
これらを用いることにより、情報提供元を介することなく、しかも新たな情報提供先となる再生機器が電源ON状態でなくても、再生機器の再生環境を引き継ぐことが可能な再生システムおよび再生制御方法を実現できる。
第1実施形態に係る再生システムのシステム構成図である。 再生機器の制御ブロック図である。 引継ぎデータの一例を示す図である。 再生機器の機能ブロック図である。 引継ぎ元の再生機器における操作方法を示す図である。 再生システムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る引継ぎデータの一例を示す図である。 第3実施形態に係る設置環境データの一例を示す図である。 第4実施形態に係る再生システムのシステム構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係る再生システム、再生機器、再生制御方法およびプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態では、自宅内の各部屋に再生機器が設置されている状況において、ユーザーが部屋を移動した際に、移動前の部屋における視聴環境を移動後の部屋に引き継ぐことができる構成について例示する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る再生システムSY1のシステム構成図である。本実施形態に係る再生システムSY1は、複数台の再生機器10と、インターネットラジオを配信する配信サーバー20と、複数台の再生機器10を接続する自宅内LAN31と、自宅内LAN31に接続された無線ルーター32と、配信サーバー20と自宅内LAN31を接続するインターネット33と、を備えている。
同図の例では、4台の再生機器10(再生機器A,B,C,D)を示しており、このうち1台の再生機器10(再生機器A)は、自宅内LAN31にワイヤレス接続されている。但し、これら複数の再生機器10の接続形態、再生システムSY1内の再生機器10の数は任意である。また、本実施形態では、自宅内の4つの部屋(ルーム1,2,3,4)に、それぞれ1台ずつ再生機器10が配置されているものとする。
各再生機器10は、各部屋内に設置された不図示のスピーカーと接続されており、配信サーバー20からインターネットラジオ(コンテンツ)を受信し、スピーカーに出力する。また、各再生機器10は、携帯電話、スマートフォン、ポータブルオーディオプレーヤー等から楽曲コンテンツを取得して再生可能であり、さらに対応する一部の端末については充電も可能となっている。
一方、配信サーバー20は、インターネット33を介してインターネットラジオを配信するインターネットラジオ局である。同図では1台のみ図示しているが、実際には多数の配信サーバー20がインターネット33上に存在する。なお、インターネットラジオの提供方式は、ライブ方式であっても良いしオンデマンド方式であっても良い。また、伝送方式も、ストリーミング方式やダウンロード方式などその種類を問わない。
次に、図2を参照し、再生機器10の制御構成について説明する。再生機器10は、通信部11、表示部12、操作部13、電源部14、制御部15、記憶部16、再生処理部17および音声出力部18の他、これらを接続するバス19を備えている。
通信部11は、自宅内LAN31や無線ルーター32を介して、他の再生機器10と通信する。また、インターネット33を介して、配信サーバー20と通信する。なお、自宅内LAN31としては、IEEE802など標準的なネットワーク通信を採用可能である。また、ネットワークプロトコルとしては、TCP/IP、UDP/IPなどインターネット標準通信手段を採用可能である。また、自宅内LAN31上の再生機器10間で相互認証、通信を行うプロトコル・データフォーマット仕様として、UPnPなどを採用可能である。
表示部12は、各種ディスプレイまたはタッチパネルで構成され、楽曲に関する情報や再生状態に関する情報を表示する。また、ユーザーが部屋を移動する際に、それまでの再生環境を示す環境情報の引継ぎ先(移動後の部屋に設置された再生機器10)を指定するための操作画面55を表示する(図5参照)。
操作部13は、機器本体に設けられた操作ボタン、リモコンまたはタッチパネルで構成され、インターネットラジオ局の選択、楽曲の選択、再生操作等に用いられる。また、上記の通りユーザーが部屋を移動する際の、環境情報の引継ぎ先を指定する操作にも用いられる。
電源部14は、制御部15の制御下で、再生機器10の起動状態(電源ON/OFF)を切り替える。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等から成り、各種演算処理を行う。また、コンテンツの再生制御、通信部11を介した通信制御、表示部12の表示制御等の他、図3に示す各手段(各機能)を実現するための制御を行う。
記憶部16は、書き換え可能なメモリにより構成され、引継ぎデータ記憶領域16aを有している。引継ぎデータ記憶領域16aは、ユーザーが部屋を移動する際に、引継ぎ先となる再生機器10の指定に伴って生成される引継ぎデータを記憶する。
図3に示すように、引継ぎデータは、引継ぎ元情報、引継ぎ先情報および環境情報から成る。引継ぎ元情報としては、ユーザーが移動する前の部屋に設置されている再生機器10の機器アドレスを記憶する。また、引継ぎ先情報としては、ユーザーの移動先となる部屋に設置されている再生機器10の機器アドレスを記憶する。また、環境情報としては、音楽ソース(インターネットラジオ局のURL)、音量、音質および機器電源OFFフラグ(起動終了情報)を記憶する。
ここで、音楽ソースとは、ユーザーの移動前に、環境情報の引継ぎ元となる再生機器10で再生されていたコンテンツのソース源を指す。また、音量および音質とは、引継ぎ元となる再生機器10に設定されていた出力レベルおよび音質タイプを指す。さらに、機器電源OFFフラグとは、ユーザーの移動後に、引継ぎ元となる再生機器10の電源をOFFするか否かを示すものであり、ユーザーによってその要否が設定される。例えば、機器電源OFFフラグが「ON」の場合、引継ぎ先の再生機器10による起動終了指令により、引継ぎ元となる再生機器10の電源がOFFとなる。
図2の説明に戻る。再生処理部17は、DSP(Digital Signal Processor)等により構成され、制御部15の制御下で各種コンテンツの再生処理を行い、その再生信号を音声出力部18に出力する。音声出力部18は、アンプ等により構成され、不図示のスピーカーに対して再生信号を出力する。なお、再生信号の出力手段は、無線通信/有線通信のいずれでも良い。また、再生機器10内にスピーカーを内蔵しても良い。
次に、図4を参照し、再生機器10の機能構成について説明する。ここでは、環境情報の引継ぎ元となる再生機器Aと、環境情報の引継ぎ先となる再生機器Bと、に分けて説明する。但し、いずれの再生機器10も、これら再生機器A,Bに示す両機能を有しているものとする。再生機器Aは、主な機能構成として、引継ぎ先指定手段41、引継ぎデータ記憶手段42、起動終了設定手段43、引継ぎデータ消去手段44および電源制御手段45を備えている。
引継ぎ先指定手段41は、自機器の再生環境を引き継ぐ引継ぎ先として、LAN接続されている複数の再生機器10のうち自機器以外の他の再生機器10(再生機器B)を指定する。引継ぎデータ記憶手段42は、引継ぎデータ記憶領域16aにより実現され、引継ぎ先指定手段41による指定に伴い、再生機器Aの機器アドレスを示す引継ぎ元情報と、再生機器Bの機器アドレスを示す引継ぎ先情報と、自機器の再生環境を示す環境情報と、を含む引継ぎデータを記憶する(図3参照)。
起動終了設定手段43は、再生機器Bによって環境情報が読み出され後、再生機器Aの起動終了が必要か否かを設定する。例えば、再生機器AでユーザーA,Bが視聴しており、ユーザーAは再生機器Aで視聴を継続しつつ、ユーザーBだけが部屋を移動して再生機器Bで視聴を開始するような場合、再生機器Aの起動終了は不要であるため、起動終了「不要」(機器電源OFFフラグ:「OFF」)に設定される。
引継ぎデータ消去手段44は、再生機器Bにより環境情報が読み出された後、当該環境情報を含む引継ぎデータを引継ぎデータ記憶手段42(引継ぎデータ記憶領域16a)から消去する。これにより、ユーザーが手動で引継ぎデータを消去する手間を省くことができる。電源制御手段45は、再生機器Bから起動終了が指令された場合、電源部14を制御して、再生機器Aの電源をOFFする。
一方、再生機器Bは、主な機能構成として、環境情報読出手段51、再生制御手段52および起動終了指令手段53を備えている。環境情報読出手段51は、再生機器Bの電源ONをトリガーとして、LAN接続された複数の再生機器10のうち自機器以外の全ての再生機器10に対してマルチキャスト通信を行い、自機器を示す引き継ぎ先情報を記憶している再生機器10(再生機器A)の存在の有無を判別する。ここで、再生機器Aが存在する場合は、再生機器Aの引継ぎデータ記憶手段42から環境情報を読み出す。
再生制御手段52は、読み出した環境情報を自機器に設定し、その設定に基づいて再生制御を行う。つまり、再生機器Aの音楽ソース、音量および音質が自動設定されるため、ユーザーは再生機器Bを起動するだけで、何ら操作を必要とすることなく、再生機器Aの再生環境でインターネットラジオの視聴を継続することができる。
起動終了指令手段53は、環境情報に含まれる起動終了情報が「要」を示す場合、環境情報読出手段51による環境情報の読み出し後、再生機器Aに対して起動終了を指令する。つまり、再生機器Aでは、視聴を終了する場合でも電源OFF操作を必要としない。若しくは、ユーザーによって電源OFF操作が行われた場合でも、電源ON状態(少なくとも引継ぎデータ記憶手段42にアクセス可能な状態)を維持し、再生機器Bからの起動終了指令によって、電源OFF状態に移行する。
次に、図5を参照し、引継ぎ元の再生機器10(再生機器A)における操作方法について説明する。図5(a)は、再生機器Aの再生状態(引継ぎ先指定前)において表示部12に表示される操作画面55の一例を示す図である。当該操作画面55は、操作部13に設けられた引継ぎ先指定ボタン(図示省略)の押下により表示される。操作画面55には、LAN接続されている各再生機器10が選択肢として表示される。また、各選択肢には、部屋名、部屋種類、再生機器10の状態(再生中/動作中/停止中)が表示される。さらに、再生中の再生機器10については、インターネットラジオのチャンネル、音量、音質なども表示される。なお、部屋名や部屋種類の情報は、ユーザーが予め設定(入力)した情報である。これらの情報は、1台の再生機器10に設定することで、LAN接続されている全ての再生機器10が共有できるように(情報の同期ができるように)構成されていることが好ましい。
図5(b)は、引継ぎ先指定時の表示状態を示す図である。同図では、「ルーム2」が選択された様子を示している。選択された選択肢は、「引継ぎ先指定」と表示される。図5(c)は、再生機器Aの起動終了の要否を選択する選択ボックス56が表示された状態を示す図である。選択ボックス56には、起動終了の要否選択を促すメッセージと、「はい」、「いいえ」の選択ボタンが表示される。ユーザーは、再生機器Aでの視聴を継続したい場合「はい」を選択し、再生機器Aでの視聴を終了したい場合「いいえ」を選択する。
次に、図6を参照し、再生システムSY1の一連の処理の流れについて説明する。前提として、引継ぎ元となる再生機器Aでは、インターネットラジオが再生されている(若しくは、再生されていた)ものとする(S01)。この状態において、図5に示した操作画面55で、引継ぎ先となる再生機器Bが指定されると(S02)、再生機器Aは、その時点で再生機器Aに設定されている音楽ソース、音量、音質等の環境情報を含む引継ぎデータを引継ぎデータ記憶領域16aに保存する(S03)。また、再生機器Aに対して再生停止指示があった場合は(図5(c)の選択ボックス56で「はい」が選択された場合)、音量をフェードアウトして再生停止する(S04)。
一方、ユーザーが引継ぎ先の部屋に移動して、再生機器Bを起動すると(S05)、再生機器Bは、マルチキャスト通信により、自宅内LAN31上の各機器をチェックする(S06)。そして、自機器を引継ぎ先として指定した引継ぎデータを有する再生機器10が1台も存在しない場合(S07:No)、再生機器Bの前回の環境設定値で再生を開始する(S08)。仮に、前回の環境設定値が記憶されていない場合は、工場出荷時にデフォルト設定されていた環境設定値を用いる。
また、自機器(再生機器B)を引継ぎ先として指定した引継ぎデータを有する再生機器10が存在する場合は(S07:Yes)、その再生機器10(再生機器A)の引継ぎデータ記憶領域16aから環境情報を読み出す(S09)。再生機器Aは、環境情報が読み出されると、引継ぎデータ記憶領域16aから環境情報を消去する(S10)。また、再生機器Bは、読み出した環境情報を自機器に設定し、その設定値に基づいてインターネットラジオの再生を開始する(S11)。
また、再生機器Bは、環境情報に含まれる機器電源OFFフラグを判別し、「ON」の場合は(S12:ON)、再生機器Aに対して電源OFFコマンドを送信する(S13)。これに対し、再生機器Aは、自機器の電源をOFFする(S14)。一方、機器電源OFFフラグが「OFF」の場合は(S12:OFF)、S13を省略して処理を終了する。
以上説明したとおり、第1実施形態によれば、再生機器Aから再生機器Bに対して環境情報を提供するため、コンテンツの提供元となる配信サーバー20が、環境情報の保存機能を有しない場合でも、環境情報の引継ぎを行うことができる。また、再生機器Bがマルチキャスト通信を行うことで再生機器Aに記憶されている環境情報を読み出す構成であるため、再生機器Aの再生終了時において再生機器Bが起動状態である必要がない。このため、再生システムSY1全体として省エネルギーを実現できる。
また、再生機器Bは、その起動をトリガーとして環境情報を読み出すため、ユーザーの特段の操作を必要とすることなく、再生機器Bの環境設定(コンテンツの提供元の設定、音量および音質設定など)を行うことができる。つまり、ユーザーは、再生機器Aに対しては、引継ぎ先を指定する操作だけでよく、再生機器Bに対しては、電源ONの操作だけで良い。
また、再生機器Aは、再生機器Bによって環境情報が読み出された後、当該環境情報を含む引継ぎデータを自動消去するため、複数の再生機器10の引継ぎデータ記憶領域16a内に引継ぎデータが残ったままとなることがない。これにより、自宅内LAN31上に存在する複数の環境情報の中から、ユーザーが所望の環境情報を選択するなどの手間を省くことができる。
また、再生機器Bは、起動終了情報が「要」の場合、環境情報の読み出し後に再生機器Aに対して起動終了を指令するため、再生機器Aの無駄な電力消費を防止できる。また、起動終了指令の要否は、再生機器A側でユーザーのニーズに応じて設定可能であるため、利便性が良い。
なお、上記の実施形態では、自機器(再生機器B)を引継ぎ先として指定した引継ぎデータを有する再生機器10は、自宅内LAN31上に1台しか存在しないものとしたが、複数台存在することも考えられる。この場合は、再生機器Bの表示部12に所望の環境情報を選択するための操作画面を表示し、ユーザーに選択を促すことが好ましい。また、ユーザーによっていずれかの環境情報が選択されたとき、選択された環境情報を含む引継ぎデータのみを削除しても良いし、再生機器Bを引継ぎ先として指定した全ての引継ぎデータを削除しても良い。
また、そもそも同じ引継ぎ先を指定した複数の引継ぎデータが存在しないように構成しても良い。この場合、再生機器Aにおいて、引継ぎ先(再生機器B)を指定した時点で、他に再生機器Bを引継ぎ先とした引継ぎデータが自宅内LAN31上に存在するか否かを判別する。そして存在する場合は、指定をキャンセルするようにユーザーに促すか、若しくは既存の引継ぎデータと置き換えるかの選択をユーザーに促す。
また、上記の実施形態では、再生機器Bによって環境情報が読み出された後、再生機器A自身が引継ぎデータを消去したが(図6のS10参照)、再生機器Bによって消去指令を行うようにしても良い。例えば、機器電源OFFフラグを判別し(S12)、「ON」の場合は、環境情報の消去指令コマンドおよび電源OFFコマンドを送信する。また、機器電源OFFフラグが「OFF」の場合は、環境情報の消去指令コマンドのみを送信する、といった構成が考えられる。
[第2実施形態]
次に、図7を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、コンテンツの続き再生を実現するものである。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される(第3実施形態以降も同様である)。
図7は、第2実施形態に係る引継ぎデータの一例を示す図である。同図に示すように本実施形態の引継ぎデータは、第1実施形態(図3参照)と比較して、環境情報に「コンテンツ再生終了位置(コンテンツ位置情報)」を含む。コンテンツ再生終了位置とは、再生機器Aにおけるコンテンツの再生終了位置を示す情報である。再生機器Bは、環境情報を読み出した後、当該コンテンツ再生終了位置からコンテンツの再生を開始するように再生制御を行う。
このように、第2実施形態によれば、再生機器Aで再生されていたコンテンツの再生終了位置から、引き続き再生機器Bでコンテンツの再生を開始することができる。つまり、再生機器Bを起動するだけで、コンテンツの続き再生を簡単に実現できるため、オンデマンド方式でコンテンツが配信される場合(例えば、映画コンテンツなどコンテンツ単位で配信される場合)、特に便利である。
なお、ライブ方式でコンテンツが配信される場合は、再生機器Aによって、再生終了位置から環境情報読出し時までの配信データを一時的に記憶しておく構成としても良い。この構成によれば、ユーザーが部屋を移動している間に配信された内容を聞き逃すことがない。また、再生機器Aに記憶されている配信データは、再生機器Bで再生可能としても良い。
また、インターネットラジオの配信を受けるためにアカウント情報が必要な場合、環境情報としてアカウント情報(IDおよびパスワード)を記憶する構成としても良い。この構成によれば、再生機器Bにおけるアカウント情報の入力の手間を省くことができる。
[第3実施形態]
次に、図8を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、各再生機器10の設置環境や再生開始時刻に応じて再生制御を行うことを特徴とする。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態では、再生機器10の制御構成(図2参照)として、現在時刻を計時する計時部(図示省略)を備えているものとする。また、記憶部16内に設置環境データ記憶領域(図示省略)を備えているものとする。
図8は、第3実施形態に係る設置環境データの一例を示す図である。設置環境データとは、予め各再生機器10に設定、記憶させておく情報であり、各再生機器10間で情報の同期が図られている。また、同図に示すように、各部屋の広さ、部屋種類、深夜帯調整の有無を記憶している。このうち、部屋の広さおよび部屋種類は、予め用意されている選択肢の中から各部屋に合ったものを選択することにより設定される。また、深夜帯調整は、深夜その部屋に移動する場合(その部屋に設置された再生機器10を引継ぎ先として深夜帯に再生を開始する場合)に、音量レベル(出力レベル)を減少させるか否かが設定される。
本実施形態の再生制御手段52は、環境情報の読み出し後、設置環境データ記憶領域を参照し、引継ぎ元となる部屋と引継ぎ先となる部屋の差異に応じて再生制御を行うと共に、環境情報の読出し時刻に応じて再生制御を行う。例えば、「ルーム1」から「ルーム2」に移動する場合、部屋の広さが1/2となるため、例えば音量レベルを2ランク下げる。また、「ルーム2」は深夜帯調整:「あり」に設定されているため、さらに音量レベルを1ランク下げる。
このように、第3実施形態によれば、再生機器Aから再生機器Bに再生環境をそのまま引き継ぐのではなく、音量レベルを可変して再生を開始するなど、設置環境に応じた再生制御を実現できる。また、再生機器Bの起動時刻(環境情報の読み出し時刻)が深夜の場合、さらに音量レベルを小さくして再生を開始することで、隣室への音漏れなどを防止できる。
なお、上記の実施形態では、部屋の広さの違い(再生機器Aと再生機器Bの設置環境の差異)に基づいて音量レベルを可変したが、引継ぎ先となる再生機器Bの設置環境だけで、音量レベルの調整を行っても良い。例えば、引継ぎ先の部屋種類が「寝室」や「子供部屋」の場合、引継ぎ元の設置環境に関わらず、音量レベルを1ランク下げる、などの再生制御が考えられる。また、部屋の違いに応じて、どの程度音量レベルを下げるかなど、音量調整のオフセット量について、ユーザーが任意に設定可能としても良い。また、音量調整が必要な深夜帯の開始時国/終了時刻についても、ユーザーが任意に設定可能としても良い。
また、上記の実施形態では、設置環境に応じた再生制御として音量レベルの可変制御を行ったが、引継ぎ先の部屋種類が浴室の場合は、反響音を小さくする、引継ぎ先の部屋種類がシアタールームの場合は、音質を切り替えるなど、他の音声制御を行っても良い。また、可変制御の対象となる情報種類(音量、音質、特殊効果等)およびその可変方法について、ユーザーが任意に設定可能としても良い。
また、設置環境として、視聴者の人数・年代・性別、視聴する部屋の状態(防音設備の有無、空調、照明等)など、再生機器10の視聴環境に関する情報を含めても良い。また、このうち空調や照明については、再生機器10とネットワーク接続し、それらの状態を自動取得できることが好ましい。この構成によれば、ユーザーが部屋を移動した後も、移動前の部屋と同じ視聴環境でインターネットラジオの再生を楽しむことができる。
[第4実施形態]
次に、図9を参照し、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、自宅内に設置された再生機器10以外に、ユーザーが携帯する携帯端末60(再生機器)や車両に搭載されるカーオーディオ70(再生機器)を含めたシステム構成としたものである。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。
図9は、第4実施形態に係る再生システムSY4のシステム構成図である。再生システムSY4は、携帯端末60と、カーオーディオ70が、無線ルーター32を介して自宅内LAN31に接続されている。また、特に図示しないが、無線ルーター32はインターネット33(図1参照)に接続されている。
携帯端末60は、専用アプリケーションのインストールによって、図4に示した再生機器Aおよび再生機器Bの各機能を実現する。また、カーオーディオ70も、予め組み込まれた制御プログラムによって、再生機器Aおよび再生機器Bの各機能を実現する。また、携帯端末60およびカーオーディオ70は、既知の技術により、インターネットラジオを受信可能である。
本実施形態では、図5に示した操作画面55により、環境情報の引継ぎ先として、携帯端末60やカーオーディオ70を指定することが可能である。但し、携帯端末60やカーオーディオ70は、携帯端末60を携行しているユーザーが外出している場合など、通信不能状態となることが考えられるため、通信可能状態である場合のみ(自宅内LAN31に接続されている場合のみ)、それらに対応する選択肢を操作画面55上に表示する構成としても良い。
また、携帯端末60が引継ぎ元の場合、引継ぎ先となる再生機器10からの起動終了指令に対しては、携帯端末60の機器電源をOFFするのではなく、専用アプリケーションの起動を終了する。また、カーオーディオ70が引継ぎ元の場合、車両のエンジンを切った後も所定時間はカーオーディオ70の電源をON状態としておく。カーオーディオ70は、所定時間経過後も環境情報の読出しが行われない場合、そのまま電源をOFFする。このため、カーオーディオ70が引継ぎ元の場合、引継ぎ先の再生機器10は、起動終了指令を送信しない構成としても良い。また、カーオーディオ70側も、起動終了指令の有無を選択する手段(図5(c)の選択ボックス56の表示)を省略しても良い。
このように、第4実施形態によれば、自宅内LAN31に常時接続されている再生機器10だけでなく、スマートフォンのような携帯端末60やカーオーディオ70などの移動端末にも、本発明の再生機器を適用できる。これにより、自宅内で再生していたインターネットラジオを、引き続き携帯端末60やカーオーディオ70で再生させたり、外出先で視聴していたインターネットラジオを、引き続き自宅内で再生させたりなど、いつでもどこでもユーザーの所望するコンテンツを、ユーザーの所望する再生環境で再生させることができる。
以上、4つの実施形態を示したが、各実施形態を組み合わせても良い。また、各実施形態において、以下の変形例を採用可能である。例えば、上記の各実施形態では、インターネットラジオの再生環境を引き継ぐ場合について説明したが、他の音楽コンテンツの再生環境を引き継ぐ場合にも、本発明を適用可能である。例えば、楽曲配信サーバーから楽曲コンテンツを受信して再生する場合や、CD等のメディアから楽曲コンテンツを再生する場合の再生環境を引き継いでも良い。また、各再生機器10が、予めセットされている環境音を再生可能な場合、その環境音の再生環境(環境音の種類、他のソース源との混合率など)を引き継いでも良い。さらに、各再生機器10がこれら複数のソース源に対応している場合、引継ぎ元で再生していたソース源を示す情報を環境情報に含めても良い。
また、再生機器として、住宅設備用の再生機器10、携帯端末60およびカーオーディオ70等を例示したが、再生用アプリケーションを搭載したPC、インターネットサービス対応の各種オーディオ機器(インターネットサービス対応AVサーバーなど)を、再生機器として用いても良い。また、各部屋に再生機器10が1台ずつ設置されている場合を例示したが、1つの部屋に複数台の再生機器10が設置されていても良い。
また、音声コンテンツ以外のコンテンツを視聴する場合にも、本発明を適用可能である。例えば、映像コンテンツの場合、環境情報として、輝度や画質モードを引き継いでも良い。また、テキストコンテンツ(電子書籍など)の場合、環境情報として、ページサイズや文字サイズ、文字フォント、表示言語などを引き継いでも良い。さらに、ドキュメントデータ(写真データなど)の場合、環境情報として、解像度やスライドショーの切り替わり速度などを引き継いでも良い。
また、上記の実施形態に示した再生機器10、携帯端末60およびカーオーディオ70の各機能をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを各種記憶媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターを再生機器10、携帯端末60およびカーオーディオ70の各機能として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記憶媒体も、本発明の権利範囲に含まれるものである。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
10…再生機器 11…通信部 12…表示部 13…操作部 14…電源部 15…制御部 16…記憶部 16a…データ記憶領域 17…再生処理部 18…音声出力部 19…バス 20…配信サーバー 31…自宅内LAN 32…無線ルーター 33…インターネット 55…操作画面 56…選択ボックス 60…携帯端末 70…カーオーディオ SY1…再生システム(第1実施形態) SY4…再生システム(第4実施形態)

Claims (14)

  1. 互いに通信可能な複数の再生機器から成る再生システムであって、
    前記複数の再生機器のうち再生機器Aが、自機器の再生環境を引き継ぐ引継ぎ先として、前記複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器Bを指定する引継ぎ先指定手段と、
    前記再生機器Aが、自機器の再生環境を示す環境情報と、前記再生機器Bを示す引継ぎ先情報を含む引継ぎデータを記憶する引継ぎデータ記憶手段と、
    前記再生機器Bが、前記複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器に対してマルチキャスト通信を行い、自機器を示す引き継ぎ先情報を記憶している前記再生機器Aが存在する場合、当該再生機器Aの前記引継ぎデータ記憶手段から前記環境情報を読み出す環境情報読出手段と、
    前記再生機器Bが、読み出した前記環境情報に基づいて再生制御を行う再生制御手段と、を備えたことを特徴とする再生システム。
  2. 前記環境情報読出手段は、前記再生機器Bの起動をトリガーとして、前記マルチキャスト通信を行い、前記環境情報を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  3. 前記複数の再生機器は、1以上の提供元からコンテンツを取得可能であり、
    前記環境情報には、前記再生機器Aが再生していた前記コンテンツの提供元を示す情報が含まれることを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  4. 前記環境情報には、前記再生機器Aにおける前記コンテンツの再生終了位置を示すコンテンツ位置情報が含まれ、
    前記再生制御手段は、読み出した前記環境情報に含まれる前記コンテンツ位置情報に基づいて、前記コンテンツの再生を開始することを特徴とする請求項3に記載の再生システム。
  5. 前記再生機器Bが、前記環境情報の読み出し後、前記再生機器Aに対して起動終了を指令する起動終了指令手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  6. 前記再生機器Aが、前記起動終了指令の要否を設定する起動終了設定手段をさらに備え、
    前記環境情報には、設定された前記起動終了指令の要否を示す起動終了情報が含まれ、
    前記起動終了指令手段は、前記起動終了情報が「要」を示す場合に、前記起動終了を指令することを特徴とする請求項5に記載の再生システム。
  7. 前記再生機器Aが、前記再生機器Bにより前記環境情報が読み出された後、当該環境情報を含む前記引継ぎデータを前記引継ぎデータ記憶手段から消去する引継ぎデータ消去手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  8. 前記再生制御手段は、読み出した前記環境情報と、前記再生機器Bの設置環境に応じて、再生制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の再生システム。
  9. 前記再生制御手段は、読み出した前記環境情報と、前記再生機器Aの設置環境と前記再生機器Bの設置環境の差異に応じて、再生制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の再生システム。
  10. 前記再生制御手段は、読み出した前記環境情報と、前記設置環境の差異と、前記環境情報の読み出し時刻に応じて、再生制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の再生システム。
  11. 前記環境情報には、出力レベルを示す情報が含まれ、
    前記再生制御手段は、前記再生制御として、前記再生機器Bの出力レベルを調整することを特徴とする請求項10に記載の再生システム。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の再生システムに用いられることを特徴とする再生機器。
  13. 互いに通信可能な複数の再生機器から成る再生システムの再生制御方法であって、
    前記複数の再生機器のうち再生機器Aが、自機器の再生環境を引き継ぐ引継ぎ先として、前記複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器Bを指定する引継ぎ先指定ステップと、
    前記再生機器Aが、自機器の再生環境を示す環境情報と、前記再生機器Bを示す引継ぎ先情報を含む引継ぎデータを記憶する引継ぎデータ記憶ステップと、
    前記再生機器Bが、前記複数の再生機器のうち自機器以外の再生機器に対してマルチキャスト通信を行い、自機器を示す引き継ぎ先情報を記憶している前記再生機器Aが存在する場合、当該再生機器Aから前記環境情報を読み出す環境情報読出ステップと、
    前記再生機器Bが、読み出した前記環境情報に基づいて再生制御を行う再生制御ステップと、を実行することを特徴とする再生制御方法。
  14. コンピューターに、請求項13に記載の再生制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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