JP5841224B2 - 電子機器、表示制御方法および表示制御プログラム - Google Patents

電子機器、表示制御方法および表示制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電子機器、表示制御方法および表示制御プログラムに関する。
近年、各種の電子機器が液晶表示装置等からなる表示部を備え、表示部に多様な情報を表示するようになっている。このような表示部を備える電子機器の使い勝手を向上させるには、表示部に表示される情報の視認性を向上させることが重要である。そこで、例えば、特許文献1では、一部の文字を拡大して表示することによって視認性を向上させる携帯電子機器が提案されている。
特開2010−152628号公報
表示部に表示される情報の視認性が損なわれる場面の1つに、表示部に表示される情報がスクロールされる場面がある。スクロールは、表示部の表示範囲外にある情報を表示させるために必要であるが、スクロール中は、表示部に表示される情報が移動するために視認性が損なわれるおそれが高い。上記の特許文献1は、このようなスクロール中での視認性の低下を改善することを意図したものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スクロール中に表示部に表示される情報の視認性を向上させることができる電子機器、表示制御方法および表示制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、情報を表示する表示部と、前記表示部に重畳されたタッチパネルである操作部と、前記操作部であるタッチパネルに対する所定の操作の速さに応じて前記表示部に表示される情報のスクロールの速度を決定するとともに、スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて変化させる制御部とを備え、前記制御部は、前記タッチパネルによって前記所定の操作が検出された位置に近いほど前記表示部に表示される大きさの変化を大きくする。
ここで、前記制御部は、前記速度が閾値未満である場合に、前記スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを変化させないことが好ましい。
また、前記制御部は、前記スクロールされる情報のうち特定の要素が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて拡大させることが好ましい。なお、特定の要素は、例えば、文字情報であってもよいし、画像情報であってもよい。
また、前記制御部は、前記スクロールされる情報のうち前記特定の要素以外の要素が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて縮小させることが好ましい。
また、前記所定の操作は、例えば、フリック操作であってもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示制御方法は、情報を表示する表示部と、操作を検出しかつ前記表示部に重畳されたタッチパネルである操作部と、制御部とを備える電子機器によって実行される表示制御方法であって、前記操作部であるタッチパネルが所定の操作を検出するステップと、前記制御部が前記所定の操作に応じた速度で前記表示部に表示される情報をスクロールさせるとともに、スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて変化させるステップと、前記制御部が、前記タッチパネルによって前記所定の操作が検出された位置に近いほど前記表示部に表示される大きさの変化を大きくするステップとを含む。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示制御プログラムは、情報を表示する表示部と、操作を検出しかつ前記表示部に重畳されたタッチパネルである操作部とを備える電子機器に、前記操作部であるタッチパネルに対する所定の操作を検出するステップと、前記所定の操作に応じた速度で前記表示部に表示される情報をスクロールさせるとともに、スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて変化させるステップと、前記タッチパネルによって前記所定の操作が検出された位置に近いほど前記表示部に表示される大きさの変化を大きくするステップとを実行させる。
本発明に係る電子機器、表示制御方法および表示制御プログラムは、スクロール中に表示部に表示される情報の視認性を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、携帯電話端末の外観を示す正面図である。 図2は、携帯電話端末の機能的な構成を示すブロック図である。 図3は、拡大率情報の一例を示す図である。 図4は、スクロール時に主制御部が実行する制御の処理手順を示すフローチャートである。 図5は、WEBページのスクロール時の画面制御の一例を示す図である。 図6は、文書データのスクロール時の画面制御の一例を示す図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、電子機器の一例として携帯電話端末について説明するが、本発明の適用対象は携帯電話端末に限定されるものではなく、タッチパネルを備える各種装置、例えば、PHS(Personal Handyphone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、パーソナルコンピュータ、ゲーム機等に対しても本発明は適用できる。
(実施形態)
まず、図1を参照しながら、本発明に係る電子機器の一実施形態である携帯電話端末1の外観について説明する。図1は、携帯電話端末1の外観を示す正面図である。携帯電話端末1は、面積が他の面よりも広い2つの面を有する略六面体形状の筐体を有し、その筐体の表面にタッチパネル2と、入力部3と、スピーカ7と、マイク8とを備える。
タッチパネル2は、面積が最も広い面の1つに設けられ、文字、図形、画像等を表示するとともに、指、スタイラス、ペン等(以下、単に「指」という)を用いてタッチパネル2に対して行われる各種操作を検出する。なお、タッチパネル2が各種操作を検出する方式は、静電容量式、感圧式等の任意の方式であってよい。入力部3は、所定の機能が割り当てられたボタン3A、ボタン3Bおよびボタン3C等の複数のボタンからなる。スピーカ7は、通話相手の音声や、各種プログラムによって再生される音楽や効果音等を出力する。マイク8は、通話時や音声による操作の受付時に音声を取得する。
次に、図2を参照しながら、携帯電話端末1の機能的な構成について説明する。図2は、携帯電話端末1の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように携帯電話端末1は、タッチパネル2と、入力部3と、電源部5と、通信部6と、スピーカ7と、マイク8と、記憶部9と、主制御部10と、RAM(Random Access Memory)11とを有する。
タッチパネル2は、表示部2Bと、表示部2Bに重畳されたタッチセンサ2Aとを有する。タッチセンサ2Aは、指を用いてタッチパネル2に対して行われた各種操作を、操作が行われた場所のタッチパネル2上での位置とともに検出し、主制御部10に通知する。タッチセンサ2Aによって検出される操作には、タップ操作やスワイプ操作が含まれる。表示部2Bは、例えば、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成され、文字や図形等を表示する。
入力部3は、物理的なボタン等を通じて利用者の操作を受け付け、受け付けた操作に対応する信号を主制御部10へ送信する。電源部5は、蓄電池または外部電源から得られる電力を、主制御部10を含む携帯電話端末1の各機能部へ供給する。通信部6は、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信および情報通信を行う。スピーカ7は、主制御部10から送信される音声信号を音声として出力する。マイク8は、利用者等の音声を音声信号へ変換して主制御部10へ送信する。
記憶部9は、不揮発性メモリや磁気記憶装置等の記憶装置である。記憶部9は、主制御部10での処理に利用されるプログラムやデータを保存する。記憶部9に記憶されるプログラムには、文書編集プログラム9Aと、ブラウザプログラム9Bと、画面制御プログラム9Cとが含まれる。また、記憶部9に記憶されるデータには、拡大率情報9Dが含まれる。記憶部9は、携帯電話端末1の基本的な機能を実現するオペレーティングシステムプログラムやアドレス帳データ等のその他のプログラムやデータも記憶する。なお、記憶部9は、メモリカード等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせとして構成されていてもよい。
文書編集プログラム9Aは、ワープロデータや表計算データ等の文書データの編集および閲覧を実現するための機能を提供する。ブラウザプログラム9Bは、WEBページの閲覧を実現するための機能を提供する。画面制御プログラム9Cは、他のプログラムが提供する機能と協業して、タッチパネル2に文字や図形等を表示させる。画面制御プログラム9Cは、以下に説明するように、スクロール時にタッチパネル2に表示されている情報を視認しやすくする機能も提供する。拡大率情報9Dは、スクロール時に画面に表示されている要素をどれだけ拡大させるかについての設定を保持する。
主制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置である。主制御部10は、携帯電話端末1の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。具体的には、主制御部10は、記憶部9に記憶されているデータやRAM11に展開したデータを必要に応じて参照しつつ、記憶部9に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行して、表示部2Bや、通信部6等を制御することによって各種機能を実現する。なお、主制御部10が実行するプログラムや参照するデータは、通信部6による無線通信でサーバ装置からダウンロードすることとしてもよい。
主制御部10は、例えば、文書編集プログラム9Aを実行することによって、電子文書の編集機能および閲覧機能を実現する。また、主制御部10は、画面制御プログラム9Cを実行することによって、各種機能で用いられる画面等をタッチパネル2に表示させる機能を実現する。なお、主制御部10は、オペレーティングシステムプログラムによって提供されるマルチタスク機能によって、複数のプログラムを並行して実行できるものとする。
RAM11は、主制御部10によって実行されるプログラムの命令、主制御部10が参照するデータ、主制御部10の演算結果等が一時的に記憶される記憶領域として利用される。
ここで、表示部2Bに表示されている画面をスクロールさせる操作がタッチセンサ2Aによって検出された場合に主制御部10が実行する制御について説明する。なお、画面をスクロールさせる操作には、例えば、画面がスライド可能な方向へのフリック操作やドラッグ操作が含まれる。フリック操作とは、タッチセンサ2Aに接触させた指を何かをはじくかのように1方向へ急速に移動させる操作である。ドラッグ操作とは、タッチセンサ2Aに接触させたままで指を移動させる操作である。
スクロールは、表示部2Bに表示されてない部分を表示させるために行われるが、表示部2Bに表示されてない部分が多い場合、画面をゆっくりとスクロールさせていたのでは表示させたい部分を表示させるのに時間がかかる。一方、画面を高速でスクロールさせると、表示部2Bに何が表示されているかを視認し難くなり、表示させたい部分を見つけるのが困難になる。
そこで、主制御部10は、スクロールの速度に応じて、表示部2Bに表示されている情報のうち特定の要素を拡大して表示させる。特定の要素とは、表示部2Bに表示されている内容を利用者に把握させたり、表示部2Bに表示されているのが全体のうちのどの部分であるのかを利用者に特定させたりするために適した要素である。このように特定の要素を拡大して表示させることにより、画面を高速でスクロールさせた場合でも、利用者は、表示部2Bに何が表示されているかを視認し易くなる。
特定の要素の拡大率は、拡大率情報9Dに基づいて決定される。図3は、拡大率情報9Dの一例を示す図である。図3に示すように、特定の要素の拡大率は、スクロール速度が閾値TH未満である場合には、1.0に設定される。すなわち、スクロール速度が閾値TH未満の比較的ゆっくりとした速度である場合には、特定の要素は拡大されない。スクロール速度が比較的ゆっくりとした速度である場合には、表示部2Bに表示されている情報が視認し難くなることはないため、このように特定の要素を拡大させずに表示部2Bに表示される情報のレイアウトを維持することが好ましい。なお、閾値THの値を利用者が任意に設定し直すことができるようにしてもよい。
特定の要素の拡大率は、スクロール速度が閾値THを超えると徐々に大きくなる。そして、特定の要素の拡大率は、スクロール速度が一定以上の速度になると、最大値以上には大きくならなくなる。拡大率を大きくし過ぎると、特定の要素を表示部2Bに表示しきれなくなり、却って視認性が低下してしまうためである。なお、拡大率を増加させる勾配の大きさと拡大率の最大値を利用者が任意に設定し直すことができるようにしてもよい。
なお、特定の要素を拡大させる場合、その他の部分のレイアウトはそのままであってもよい。この場合、拡大させた要素が他の部分にオーバーラップしてもよい。また、特定の要素を拡大させる場合、その他の部分を縮小させてもよい。この場合、スクロール速度が高いほどその他の部分を小さく縮小させることとしてもよい。その他の部分を縮小させることにより、特定の要素の拡大にともなってスクロールの始点から終点までの距離が長くなることを抑止できる。
次に、図4を参照しながら、スクロール時に主制御部10が実行する制御の処理手順について説明する。図4は、スクロール時に主制御部10が実行する制御の処理手順を示すフローチャートである。図4に示す制御は、画面をスクロールさせる操作が新たに検出されるたびに画面制御プログラム9Cが提供する機能に基づいて実行される。
図4に示すように、主制御部10は、ステップS101として、スクロール区間を決定し、ステップS102として、スクロール区間でのスクロール速度を決定する。スクロール区間は、画面をスクロールさせる次の目標までの区間である。スクロール区間およびスクロール速度は、検出された操作の速度等に基づいて決定される。
画面をスクロールさせるために利用者がフリック操作を行った場合、主制御部10は、フリック操作が完了した後も、フリック操作の速度または加速度に応じて慣性で画面がスクロールを続けるように制御する。すなわち、主制御部10は、画面をスクロールさせるためのフリック操作が検出された場合、フリック操作の速度または加速度に応じた速度でスクロールを開始させた後、徐々にスクロール速度を低下させていく。このため、画面をスクロールさせるためのフリック操作が検出された場合、主制御部10は、フリック操作の速度または加速度とフリック操作が検出されてからの経過時間とに基づいて、スクロール区間およびスクロール速度を決定する。
一方、画面をスクロールさせるために利用者がドラッグ操作を行った場合、主制御部10は、ドラッグ操作に追随して画面がスクロールするように制御する。このため、画面をスクロールさせるためのドラッグ操作が検出された場合、主制御部10は、ドラッグ操作の直近の速度または加速度と移動距離とに基づいて、スクロール区間およびスクロール速度を決定する。
続いて、主制御部10は、ステップS103として、スクロール中に表示要素のサイズ調整を行うように設定されているかを判定する。なお、スクロール中に表示要素のサイズ調整を行うか否かについては利用者が任意に設定可能であるものとする。サイズ調整を行うように設定されていない場合(ステップS103,No)、主制御部10は、ステップS113として、いずれの要素も拡大させることなく、スクロール区間をスクロール速度でスクロールさせる。そして、主制御部10は、ステップS114として、スクロールを終了させるかを判定する。
画面をスクロールさせる操作がフリック操作であった場合、フリック操作が検出されてからフリック操作の速度または加速度に応じた時間が経過した場合にスクロールを終了させると判定される。画面をスクロールさせる操作がドラッグ操作であった場合、ドラッグ操作が検出されなくなった場合にスクロールを終了させると判定される。スクロールを終了させると判定した場合(ステップS114,Yes)、主制御部10は、図4に示す処理手順を終了させる。スクロールを終了させないと判定した場合(ステップS114,No)、主制御部10は、ステップS101以降を再実行する。
スクロール中に表示要素のサイズ調整を行うように設定されている場合(ステップS103,Yes)、主制御部10は、ステップS104として、表示部2Bに表示されているデータの種別を判定する。表示部2Bに表示されているデータがWEBページである場合(ステップS105,Yes)、主制御部10は、ステップS106として、表示されているWEBページの画像とテキストの比率を算出する。画像とテキストの比率は、例えば、ブラウザプログラム9Bが提供する機能によりHTMLファイルを解析することによって取得される画像の総表示面積とテキストの総表示面積とに基づいて算出される。なお、WEBページに含まれる広告については、WEBページの画像とテキストの比率を算出する際に無視することが好ましい。
続いて、主制御部10は、ステップS107として、算出された比率に基づいて、拡大させる要素を決定する。例えば、画像の比率が所定値よりも高い場合、表示中のWEBページは主として画像を閲覧するために取得された可能性が高いため、画像を拡大させる要素と決定してもよい。一方、画像の比率が所定値よりも低い場合、表示中のWEBページは主としてテキストを閲覧するために取得された可能性が高いため、テキストを拡大させる要素と決定してもよい。テキストを拡大させる要素と決定する場合、テキストの中でも、<H1>等の見出しを示すタグによって囲まれた部分、フォントの色、サイズまたは書式が他の大部分と異なる部分、リンクが埋め込まれている部分等の一部の部分を拡大させる要素と決定してもよい。なお、画像の比率に関する所定値や、テキストのどの部分を拡大させるか等を利用者が任意に設定し直すことができるようにしてもよい。
表示部2Bに表示されているデータがWEBページでなく文書データ(例えば、プレゼンテーションに用いるデータ)である場合(ステップS105,No、ステップS108,Yes)、主制御部10は、ステップS109として、ページ番号を拡大させる要素と決定する。なお、文書データが表示部2Bに表示されている場合に、ページ番号以外の要素を拡大させる要素と決定してもよい。例えば、ページまたは段落の先頭から所定の範囲のテキストや見出しとして設定されているテキストを拡大させる要素と決定してもよい。
表示部2Bに表示されているデータがWEBページでも文書データでもない場合(ステップS105,No、ステップS108,No)、主制御部10は、ステップS113として、いずれの要素も拡大させることなく、スクロール区間をスクロール速度でスクロールさせる。そして、主制御部10は、ステップS114として、スクロールを終了させるかを判定する。スクロールを終了させると判定した場合(ステップS114,Yes)、主制御部10は、図4に示す処理手順を終了させる。スクロールを終了させないと判定した場合(ステップS114,No)、主制御部10は、ステップS101以降を再実行する。
ステップS107またはステップS109で拡大させる要素を決定した場合、主制御部10は、ステップS110として、拡大率情報9Dを参照し、スクロール速度に応じて拡大率を決定する。そして、主制御部10は、ステップS111として、拡大させると決定した要素を拡大率に応じて拡大させる。なお、要素を拡大させるのは、スクロール区間内の要素だけでよい。また、要素の拡大は、例えば、表示されているデータに対応するブラウザプログラム9Bまたはブラウザプログラム9B等のプログラムが提供する機能を呼び出すことによって実現してもよい。
そして、主制御部10は、ステップS112として、スクロール区間のスクロールに要する時間が要素の拡大を行わない場合と同じになるようにスクロール速度を調整する。例えば、テキストを拡大することによってスクロール区間の始点から終点までの距離が長くなった場合、主制御部10は、長くなった距離に応じてスクロール速度を高くする。このように、スクロール速度を調整することにより、利用者が目的の部分まで画面をスクロールさせるのに要する時間が長くなったり、利用者がスクロール中に違和感をもったりすることを抑止できる。
なお、速度を調整する代わりに、拡大させる要素以外の要素を縮小させること、または、拡大させる要素を他の部分にオーバーラップさせることによって、スクロール区間の長さが要素の拡大前と同じになるように制御してもよい。このような制御によっても、スクロール区間の始点から終点までのスクロールに要する時間を、要素の拡大を行わない場合と同じにすることができる。
続いて、主制御部10は、ステップS113として、拡大させた要素を含むスクロール区間を調整後のスクロール速度でスクロールさせる。そして、主制御部10は、ステップS114として、スクロールを終了させるかを判定する。スクロールを終了させると判定した場合(ステップS114,Yes)、主制御部10は、図4に示す処理手順を終了させる。スクロールを終了させないと判定した場合(ステップS114,No)、主制御部10は、ステップS101以降を再実行する。
次に、図5および図6を参照しながら、スクロール時の画面制御の具体例について説明する。図5は、WEBページのスクロール時の画面制御の一例を示す図である。図5に示すステップS11では、WEBページがタッチパネル2に表示されている。タッチパネル2に表示されているWEBページは、見出しH1、見出しH1に対応するテキストT1および画像P1、見出しH2、見出しH2に対応するテキストT2および画像P2等を含む。
ここで利用者によるフリック操作やドラッグ操作等のスクロール操作が検出され、画像が拡大する要素として決定された場合、ステップS12に示すように、スクロール中に画像P1や画像P2等の画像が拡大して表示される。このように画像を拡大することにより、画像の視認性が向上し、利用者は、現在タッチパネル2に表示されている部分の内容を把握し易くなる。
また、利用者によるスクロール操作が検出され、見出しが拡大する要素として決定された場合、ステップS13に示すように、スクロール中に見出しH2等の見出しが拡大して表示される。このように見出しを拡大することにより、見出しの視認性が向上し、利用者は、現在タッチパネル2に表示されている部分の内容を把握し易くなる。
図6は、文書データのスクロール時の画面制御の一例を示す図である。図6に示すステップS21では、文書データがタッチパネル2に表示されている。タッチパネル2に表示されている文書データは、ページPG1、ページPG2、ページPG3等の複数のページから構成される。文書データの表示時には、ページ番号PN1、ページ番号PN2、ページ番号PN3等のページ番号がページ毎に表示される。
ここで利用者によるスクロール操作が検出された場合、ステップS22に示すように、スクロール中にページPG1等のページ番号が拡大して表示される。このようにページ番号を拡大することにより、ページ番号の視認性が向上し、利用者は、現在タッチパネル2に表示されている部分がどのページであるかを把握し易くなる。なお、図6に示した例では、スクロール中でない場合にもページ番号が表示されているが、ページ番号は、スクロール中にのみ表示されることとしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、スクロール時に特定の要素を拡大して表示することとしたので、スクロール中での情報の視認性を向上させることができる。
なお、上記の実施形態で示した本発明の態様は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更することができる。例えば、上記の実施形態では、タッチパネル2に対して行われた操作に応じて画面をスクロールさせることとしたが、キーボードのカーソルキーやマウス等のポインティングデバイスに対して行われた操作に応じて画面をスクロールさせてもよい。
また、上記の実施形態では、スクロール中に特定の要素が拡大表示されるデータの例としてWEBページおよび文書データを挙げて説明したが、スクロール中に特定の要素が拡大表示されるデータは、これら以外のデータであってもよい。例えば、受信メールボックスに含まれるメールの一覧の表示中にスクロール操作が検出された場合、メールの件名または送信元メールアドレスを拡大して表示してもよい。また、地図データの表示中にスクロール操作が検出された場合、地図に重畳されている地名を拡大して表示してもよい。
また、上記の実施形態では、スクロール区間内では特定の要素を同じ拡大率で拡大することとしたが、タッチパネル2においてスクロール操作が検出された位置に近いほど拡大率を大きくしてもよい。利用者は指の接触する位置を目で確認しながらスクロール操作を行う可能性が高いため、このように制御することにより、利用者が見ている可能性が高い部分の視認性を向上させることができる。
また、上記の実施形態で示した画面制御プログラム9Cは、複数のモジュールに分割されていてもよいし、他のプログラムに組み込まれていてもよい。
1 携帯電話端末
2 タッチパネル
2A タッチセンサ
2B 表示部
3 入力部
9 記憶部
9A 文書編集プログラム
9B ブラウザプログラム
9C 画面制御プログラム
9D 拡大率情報
10 主制御部
11 RAM

Claims (9)

  1. 情報を表示する表示部と、
    前記表示部に重畳されたタッチパネルである操作部と、
    前記操作部であるタッチパネルに対する所定の操作の速さに応じて前記表示部に表示される情報のスクロールの速度を決定するとともに、スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて変化させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記タッチパネルによって前記所定の操作が検出された位置に近いほど前記表示部に表示される大きさの変化を大きくすることを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御部は、前記速度が閾値未満である場合に、前記スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを変化させないことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、前記スクロールされる情報のうち特定の要素が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて拡大させることを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記スクロールされる情報のうち前記特定の要素以外の要素が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて縮小させることを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記特定の要素は文字情報であることを特徴とする請求項3または4に記載の電子機器。
  6. 前記特定の要素は画像情報であることを特徴とする請求項3または4に記載の電子機器。
  7. 前記所定の操作はフリック操作であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 情報を表示する表示部と、操作を検出しかつ前記表示部に重畳されたタッチパネルである操作部と、制御部とを備える電子機器によって実行される表示制御方法であって、
    前記操作部であるタッチパネルが所定の操作を検出するステップと、
    前記制御部が前記所定の操作に応じた速度で前記表示部に表示される情報をスクロールさせるとともに、スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて変化させるステップと、
    前記制御部が、前記タッチパネルによって前記所定の操作が検出された位置に近いほど前記表示部に表示される大きさの変化を大きくするステップと
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  9. 情報を表示する表示部と、操作を検出しかつ前記表示部に重畳されたタッチパネルである操作部とを備える電子機器に、
    前記操作部であるタッチパネルに対する所定の操作を検出するステップと、
    前記所定の操作に応じた速度で前記表示部に表示される情報をスクロールさせるとともに、スクロールされる情報が前記表示部に表示される大きさを前記速度に応じて変化させるステップと、
    前記タッチパネルによって前記所定の操作が検出された位置に近いほど前記表示部に表示される大きさの変化を大きくするステップと
    を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
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