JP5840314B1 - 情報通信ユニット及び情報コンセント - Google Patents

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【課題】設置面に埋設状態で設置可能に構成されたケーシングを備えると共に、当該ケーシングの設置面よりも前方側に電源スイッチの操作部である電源操作部が設けられた情報通信ユニットにおいて、合理的な構成を採用しつつ電源操作部の誤操作を抑制することができる技術を提供する。【解決手段】ケーシング10の少なくとも一部が、設置面Fよりも前方に膨出する膨出部Aを有すると共に、電源操作部40aが当該膨出部Aの周側面部である膨出周側面部12に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、設置面に埋設状態で設置可能に構成されたケーシングを備えると共に、当該ケーシングの前記設置面よりも前方側に電源スイッチの操作部である電源操作部が設けられた情報通信ユニット及びそれを設置した情報コンセントに関する。
ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末のような情報通信端末を用いてLAN通信を行うために、無線LAN用のアンテナや有線LAN用のモジュラージャックを備えた情報通信ユニットが室内に設置される。かかる従来の情報通信ユニットとしては、装置の意匠性や設置箇所の美観などを損なわないように、そのケーシングをコンセント部などの設置面に埋設状態で設置可能なものが知られている(例えば特許文献1を参照。)。
かかる情報通信ユニットは、商用電力を供給する電源ケーブルが接続された状態でコンセント部に設置されるが、その設置工事の際又はその後において電源の入切を行いたい場合がある。そのため、電源ケーブルが接続された状態でも電源の入切を行うための電源スイッチを付加することが望まれている。
通常、壁面などの設置面に設置される電気機器に電源スイッチを付加する場合には、その電源スイッチの操作部である電源操作部をケーシングの前面部に配置することが一般的である(例えば特許文献2を参照。)。特に、ケーシングをコンセント部に埋設状態で設置可能な情報通信ユニットでは、ケーシングの前面部以外の殆どが室内に露出せずに埋設された状態となるため、室内側の利用者による操作が容易な前面部に電源操作部を配置することが考えられる。
特開2013−157738号公報 特開2001−186161号公報
設置面に埋設状態で設置される情報通信ユニットにおいて、身体の一部やその他の物との無意識な接触の可能性が高いケーシングの前面部に電源操作部を設けると、その無意識な接触により電源操作部が誤操作される可能性がある。特に、情報通信ユニットに加えて、電源コンセント接続用のユニットやスイッチ類など他の機器ユニットが互いに隣接して設置面に埋設状態で設置された情報コンセントでは、他の機器ユニットへの通常操作により、隣接する情報通信ユニットの電源操作部への誤操作が誘発されてしまう可能性がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、設置面に埋設状態で設置可能に構成されたケーシングを備えると共に、当該ケーシングの前記設置面よりも前方側に電源スイッチの操作部である電源操作部が設けられた情報通信ユニット及びそれを設置した情報コンセントにおいて、合理的な構成を採用しつつ電源操作部の誤操作を抑制することができる技術を提供する点にある。
本発明に係る情報通信ユニットの第1特徴構成は、設置面に埋設状態で設置可能に構成されたケーシングを備えると共に、当該ケーシングの前記設置面よりも前方側に電源スイッチの操作部である電源操作部が設けられた情報通信ユニットであって、
前記ケーシングの少なくとも一部が、前記設置面よりも前方に膨出する膨出部を有すると共に、当該膨出部における前面部の外縁部から後方に延出する膨出周面部に前記電源操作部が配置されている点にある。
本特徴構成を有する情報通信ユニットによれば、電源スイッチの電源操作部が、身体の一部やその他の物との無意識な接触の可能性が高い膨出部の前面部ではなく、その可能性が低い膨出部の周面部である膨出周面部に配置されているので、上記無意識な接触等による電源操作部の誤操作を抑制することができる。また、膨出部の前面部には電源操作部が配置されないので、その前面部において、例えばモジュラージャック用の接続口や表示ランプ等の配置の自由度や美観を向上可能な合理的な構成を採用することができる。
本発明に係る情報通信ユニットの第2特徴構成は、前記ケーシングの底面部に、前記膨出周面部としての膨出底面部を有すると共に、前記電源操作部が、当該膨出底面部に配置されている点にある。
一般的に、設置面に埋設状態で設置可能な情報通信ユニットは、壁面に設けられるコンセント部などのように、壁面における床に近い位置に配置されることが多く、そのように設置面の床近傍に情報通信ユニットのケーシングを埋設状態で設置した場合には、そのケーシングは前方上方から斜め下向きに視認されることになる。そこで、本特徴構成を有する情報通信ユニットによれば、前方上方から斜め下向きの視野において略死角となるケーシングの膨出底面部に電源操作部が配置されているので、同視野からの美観を向上できる上に、電源操作部の視認性を適度に低下させて、いたずらに電源操作部が誤操作されることを抑制することができる。
本発明に係る情報通信ユニットの第3特徴構成は、前記膨出底面部に、前記ケーシングの幅方向全体に亘って延びる溝部を有すると共に、前記電源操作部が、前記ケーシングの幅方向に沿って操作されるスライド式に構成され、且つ当該溝部に配置されている点にある。
本特徴構成を有する情報通信ユニットによれば、スライド式の電源操作部に指を押し当ててスライド操作する際に、その電源操作部に押し当てた指の動作方向がその動作方向に沿って形成される上記溝部の縁により好適に案内されるので、電源操作部に対するスライド操作を適切に補助することができる。更に、電源操作部を膨出底面部に配置する場合において、その膨出底面部に形成された溝部が、ケーシングの幅方向全体に亘って形成されているので、その溝部の両端がケーシングの側方からも視認可能な状態で側面部に表れることになる。よって、側方から溝の端部を視認させることにより、電源操作部がその溝部が形成された膨出底面部に配置されていることを推認させることができ、更に、その溝の端部に沿わせた指を溝の縁により電源操作部側へ案内することができる。
本発明に係る情報通信ユニットの第4特徴構成は、前記膨出周面部における前記電源操作部の前方側に、突出部が形成されている点にある。
本特徴構成を有する情報通信ユニットによれば、ケーシングの前方側から電源操作部が配置された膨出周面部に沿って身体の一部やその他の物が侵入してきた場合でも、電源操作部の前方側に形成された上記突出部により、その侵入物などの電源操作部側への接触が抑制されるので、当該接触による電源操作部の誤操作や損傷を好適に防止することができる上に、前方側から電源操作部を目立たなくすることができる。
本発明に係る情報コンセントは、上記第1乃至第4特徴構成の何れかを有する情報通信ユニットを設置した情報コンセントであって、
その特徴構成は、前記情報通信ユニットと当該情報通信ユニットとは異なる機器ユニットとが互いに隣接して設置面に埋設状態で設置され、
前記情報通信ユニットにおいて、前記電源操作部が、前記機器ユニットとの隣接側以外の前記膨出周面部に配置されている点にある。
本特徴構成を有する情報コンセントによれば、情報通信ユニットとは異なる機器ユニット(以下「他の機器ユニット」と呼ぶ。)に隣接して設置面に埋設状態で設置された情報通信ユニットにおいて、ケーシングの少なくとも一部が、設置面よりも前方に膨出する膨出部を有すると共に、電源操作部が当該膨出部の周面部である膨出周面部のうちの他の機器ユニットとの隣接側以外の膨出周面部に配置されているので、他の機器ユニットに対する通常操作を行った場合でも、これまで説明してきた本発明に係る情報通信ユニットの特徴構成と同様に、電源操作部の誤操作を抑制することができる。
情報通信ユニットが設置されたコンセント部の正面図 情報通信ユニットの前面側斜視図 情報通信ユニットが設置されたコンセント部の側断面図 情報通信ユニットの背面側斜視図
本発明に係る情報通信ユニットの実施形態について図面に基づいて説明する。
図1及び図3に示すように、コンセント1は、壁Wに貫通形成された矩形状(長方形状)の開口Waの背面側に設置したコンセントボックス2と、壁Wの前面側に配置されたコンセント1の外表面を覆うコンセントカバー3とを、それらの間において壁Wの前面に当接する金属製の取付枠5を介して固定することにより構成されている。
このコンセント1には、図1に示すように、本発明の情報通信ユニットU1を含めて4つのユニットが装備されている。
つまり、コンセント1の左右方向の中央位置には、有線LAN用のモジュラージャックが挿入される有線LAN用モジュラーアダプタ用の接続口15、及び、電話回線用のモジュラージャックが挿入される電話回線用モジュラーアダプタ用の接続口14を前面側(即ち室内側)に備えた本発明の情報通信ユニットU1が設けられている。
また、コンセント1の左右方向の一側部(図1の左側部)には、上下に2つの電源コンセント差込口を備えた電源コンセント接続用ユニットU2が設けられ、コンセント1の左右方向の他側部(図1の右側部)には、テレビアンテナ用の同軸ケーブルを接続する同軸ケーブル接続用ユニットU3の二組が設けられている。尚、この二つの同軸ケーブル接続用ユニットU3は、共に地上波放送及び衛星放送の混合波が出力されるものであってもよく、また、一方が地上波放送、他方が衛星放送などに分岐された短波が出力されるものであってもよい。
コンセントボックス2には、図示は省略するが、壁Wの背面側空間に配線された電源ケーブル、通信線の一例である電話ケーブル、同軸ケーブル、WAN側の通信ケーブルの端部が挿入される挿入口が形成されている。そして、この挿入口を通してコンセントボックス2内に導入された各ケーブルのうち、電源ケーブルは電源コンセント接続用ユニットU2に接続され、電話ケーブル及びWAN側の通信ケーブルは情報通信ユニットU1に接続され、更に、同軸ケーブルは同軸ケーブル接続用ユニットU3に接続されている。
コンセントカバー3には、各ユニットU1〜U3に対応した形状の取付け窓4が形成され、各取付け窓4を通して各ユニットU1〜U3の前面部分が外部である室内に露出する形態で取付けられている。よって、このコンセントカバー3の前面が、各ユニットU1〜U3が埋設状態で設置される設置面Fに相当する。
コンセント1は、情報通信ユニットU1に加えて、その情報通信ユニットU1とは異なる機器ユニットとして、電源コンセント接続用ユニットU2や同軸ケーブル接続用ユニットU3を互いに隣接して設置面Fに埋設状態で設置された情報コンセントとして構成されている。尚、このような情報通信ユニットU1以外の他の機器ユニットとしては、スイッチユニットなどの別のユニットを設置しても構わず、また、このような他の機器ユニットを配置することなく、情報通信ユニットU1のみを単独で設置しても構わない。
以下、情報通信ユニットU1の構成について、図2〜図3を参照して説明する。
情報通信ユニットU1は、コンセントカバー3の前面に相当する設置面Fに埋設状態で設置可能に構成されたケーシング10を備えると共に、当該ケーシング10の設置面Fよりも前方側に電源スイッチ40の操作部である電源操作部40aが設けられている。そして、かかる情報通信ユニットU1では、室内側の利用者が視認又は接触が可能な設置面Fよりも前方側に電源操作部40aが配置されているので、情報通信ユニットU1を設置面Fに設置する設置工事の際又はその後においても電源の入切を行うことができるようになる。
ケーシング10は、設置面Fに対して直交する前後方向(壁Wの表裏方向)から互いに脱着自在に嵌合する前側分割ケーシング10Aと後側分割ケーシング10Bとで二分割された合成樹脂製のケーシングである。尚、ケーシング10の内部には、詳細な説明は割愛するが、各種アダプタやコネクタ以外に、無線LAN用アンテナ、コンバータ、各種回路基板などが実装されている。
前側分割ケーシング10Aは、図2及び図3に示すように、コンセントカバー3の取付け窓4を通して設置面Fよりも前方側に膨出する膨出部Aが設けられている。この膨出部Aは、前方に面する前面部11と、その前面部11の外縁部から後方に延出する膨出周面部12とからなる。更に、膨出周面部12の後方側には、側方に延出して設置面Fの背面側(具体的にはコンセントカバー3の背面側に設けられた取付枠5に固定されるフランジ部13が形成されている。
図2に示すように、前面部11は、コンセントカバー3の表面に沿って上下方向に延びる略長方形の帯状に形成されており、詳しくは、前方への突出代が最も少ない偏平な上側前面部11aと、これの下端から前方下方に向かって延びる傾斜姿勢の中間傾斜前面部11bと、これの下端から下方に延びる最も突出代の大きな偏平な下側前面部11cとからなる。
この前面部11の上側前面部11aには、電話回線用モジュラープラグが脱着自在に接続される電話回線用モジュラーアダプタの接続口14が設けられている。更に、この上側前面部11aには、情報通信ユニットU1の電源の投入状態を示す電源インジケータや、ルーティング機能(有線LANや無線LANを利用した情報通信機能)の利用可能状態を示すLANインジケータやネットワークのアクセス状態を示すアクセスインジケータなどの表示ランプ部16と、ケーシング10内のリセットスイッチを爪楊枝等の細い棒状の操作具でリセット操作するためのリセットボタン部17などが設けられている。一方、前面部11の下側前面部11cには、LAN用モジュラーアダプタが脱着自在に接続されるLAN用モジュラーアダプタの接続口15が設けられている。
このようなコンセント1では、図1に示すように、電源コンセント接続用ユニットU2や同軸ケーブル接続用ユニットU3への接続操作などにより、隣接する情報通信ユニットU1の電源操作部40aが誤操作されてしまうことが懸念される。
そこで、本実施形態の情報通信ユニットU1では、合理的な構成を採用しつつ電源操作部40aの誤操作を抑制するために、電源操作部40aが、当該膨出部Aの周面部である膨出周面部12に配置されている。
即ち、電源操作部40aが、身体の一部やその他の物との無意識な接触の可能性が高い前面部11ではなく、その可能性が低い膨出周面部12に配置されている。このことで、上記無意識な接触等による電源操作部40aの誤操作が抑制されている。
また、前面部11においては、電源操作部40aが配置されていないので、各種接続口14,15、表示ランプ部16、及びリセットボタン部17などが比較的自由に且つ広範囲に配置されており、このことで前方からの美観が向上されている。
膨出周面部12は、図2,図3及び図4に示すように、前側分割ケーシング10Aの天面部に対応する膨出天面部12tと、前側分割ケーシング10Aの底面部に対応する膨出底面部12bと、前側分割ケーシング10Aの両側面部に対応する両膨出側面部12sとからなる4方向の周面部からなる。そして、電源操作部40aは、隣接する他の機器ユニットU2,U3との隣接側以外の膨出周面部12であって、その前側分割ケーシング10Aの底面部に対応する膨出底面部12bに配置されている。
即ち、コンセント1(図1参照)は、床に近い位置(例えば床から25cm程度上方)に配置されており。そのような床近傍のコンセント1に埋設状態で設置された情報通信ユニットU1のケーシング10は、前方上方から斜め下向きに視認されることになる。そして、前方上方から斜め下向きの視野において略死角となる膨出底面部12bに電源操作部40aが配置されているので、同視野からの美観が一層向上する上に、電源操作部40aの視認性及び操作性が適度に低下して、いたずらに電源操作部40aが誤操作されることが抑制される。
この膨出底面部12bには、図2に示すように、ケーシング10の幅方向X(図1における左右方向)全体に亘って延びる溝部30が形成されている。更に、電源操作部40aは、ケーシング10の幅方向Xに沿って操作されるスライド式に構成され、且つ上記溝部30の略中央に配置されている。
スライド式の電源操作部40aが溝部30に設けられていることで、電源操作部40aに指を押し当ててスライド操作する際には、電源操作部40aに押し当てた指の動作方向(幅方向X)が、その動作方向に沿って形成される上記溝部30の縁により案内されることになって、電源操作部40aに対するスライド操作が好適に補助されることになる。尚、このスライド式の電源操作部40aの表面には波形状等の凹凸が形成されており、これにより、押し当てた指によるスライド操作時の滑り止めが施されている。
更に、膨出底面部12bに形成された溝部30が、ケーシング10の幅方向X全体に亘って形成されているので、図3に示すように、その溝部30の両端がケーシング10の側方からも視認可能な状態で膨出側面部12sに表れることとなる。よって、利用者は、側方からその溝部30の端部を視認することによって、膨出底面部12bに溝部30が形成されていることを容易に認識することができ、更には、その溝部30に電源操作部40aが配置されていることを容易に推認することができる。また、利用者は、膨出側面部12sに表れた溝30の端部に添わせた指を溝30の縁部に沿って移動させる形態で、電源操作部40aに指を案内することができる。
膨出底面部12bに形成された溝部30の前面側縁部が、電源操作部40aと略同じ高さ又はそれよりも高く突出する突出部31として形成されている。更に、この突出部31は、溝部30の前方側の縁部として、ケーシング10の幅方向X全体に亘って形成されている。
即ち、この突出部31が膨出底面部12bにおいて電源操作部40aの前方側に配置されていることにより、前方側から膨出底面部12bに沿って身体の一部やその他の物が侵入してきた場合でも、その侵入物などが電源操作部40aの前方側に形成された上記突出部31に当接することで、電源操作部40a側への侵入物などの接触が抑制される。このことで、侵入物などの接触による電源操作部40aの誤操作や損傷が防止される。
更に、この突出部31は、溝部30の前方側の縁部としてケーシング10の幅方向X全体に亘って形成されているので、前面側からの美観が確保されると共に、突出部31自体の強度も向上する。
後側分割ケーシング10Bの背面には、図4に示すように、WAN側の通信ケーブルのモジュラージャック21が脱着自在に接続されるWAN用モジュラーアダプタ20が、その接続口を斜め上方に向けて露出開口させた姿勢で装備され、また、6極2芯の電話ケーブル23の二本の芯線が脱着自在に差し込み接続される通信回線接続用コネクタ22が、それらの接続口を後側分割ケーシング10Bの背面に形成された段部において上方に向けて露出開口させた姿勢で装備されている。
更に、後側分割ケーシング10Bの背面の側縁部には、背面と側面とに開放された一対の凹部24が形成されている。そして、これら一対の凹部24には、商用電力を供給する一対の電源ケーブル26が着脱自在に差し込み接続される電源ケーブル接続用コネクタ25が、それらの接続口を後方に向けて露出開口させた姿勢で装備されている。
このように電源ケーブル接続用コネクタ25が、背面と側面とに開放された凹部24に装備されていることで、比較的硬質な電源ケーブル26を電源ケーブル接続用コネクタ25に接続した場合でも、その電源ケーブル26を凹部24内で無理なく湾曲させてケーシング10の側方に引き出すことができ、隣接する電源コンセント接続用ユニットU2などに好適に接続することができる。このことで、情報通信ユニットU1をコンセント1に設置した状態において、この電源ケーブル接続用コネクタ25に接続した電源ケーブル26が、コンセントボックス2の背面側壁(図3参照)などに干渉することが防止される。尚、一対の凹部24の夫々は、比較的肉厚な区画壁を介して夫々独立して設けられている。これにより、夫々の凹部24の内壁が比較的頑丈に形成されることになるので、その凹部24の内部において比較的硬質な電源ケーブル26が湾曲する際に凹部24の内壁に比較的強力に押し当てられた場合でも、その内壁の損傷が防止される。
更に、電源ケーブル接続用コネクタ25の接続口が後方に向けて露出開口されているので、コンセント1への設置工事の際に、電源ケーブル接続用コネクタ25に電源ケーブル26を接続した状態でケーシング10を壁Wに形成された開口Wa(図3参照)に挿入する場合であっても、その電源ケーブル26の当該開口Waへの干渉が防止されている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、情報通信ユニットU1を、有線LAN用モジュラーアダプタ用及び電話回線用モジュラーアダプタ用の接続口14,15を備えたタイプとして構成したが、別に、これら接続口14,15を備えずに、無線LAN用アンテナによる無線LAN通信のみを行うタイプとして構成しても構わない。
(2)上記実施形態では、ケーシング10の底面部に対応する膨出底面部12bに電源スイッチ10の電源操作部40aを配置した例を説明したが、電源操作部40aを、膨出天面部12tや膨出側面部12sなどの膨出底面部12b以外の膨出周面部12に配置しても構わない。また、本実施形態では、ケーシング10(前側分割ケーシング10A)の前方側全体を設置面Fよりも前方側に膨出させるように構成したが、ケーシング10の前方側の一部を設置面Fよりも前方側に膨出させるようにしても構わない。
(3)上記実施形態では、電源スイッチ40の電源操作部40aをスライド式に構成したが、別に、押しボタン式などの別形式に構成しても構わない。また、上記実施形態では、かかる電源操作部40aをケーシング10の幅方向X全体に亘って延びる溝部30に配置した例を説明したが、例えば電源操作部40aを押しボタン式などの別形式に構成する場合において、溝部30を改変又は省略しても構わない。
(4)上記実施形態では、電源操作部40aが配置される膨出底面部12bの溝部30の前面側縁部を突出部31として構成したが、かかる突出部31の高さや幅を変更したり、省略しても構わない。
1 コンセント(情報コンセント)
10 ケーシング
12 膨出周面
12b 膨出底面部
30 溝部
31 突出部
40 電源スイッチ
40a 電源操作部
A 膨出部
F 設置面
U1 情報通信ユニット
U2 電源コンセント接続用ユニット(機器ユニット)
U3 同軸ケーブル接続用ユニット(機器ユニット)

Claims (5)

  1. 設置面に埋設状態で設置可能に構成されたケーシングを備えると共に、当該ケーシングの前記設置面よりも前方側に電源スイッチの操作部である電源操作部が設けられた情報通信ユニットであって、
    前記ケーシングの少なくとも一部が、前記設置面よりも前方に膨出する膨出部を有すると共に、当該膨出部における前面部の外縁部から後方に延出する膨出周面部に前記電源操作部が配置されている情報通信ユニット。
  2. 前記ケーシングの底面部に、前記膨出周面部としての膨出底面部を有すると共に、前記電源操作部が、当該膨出底面部に配置されている請求項1に記載の情報通信ユニット。
  3. 前記膨出底面部に、前記ケーシングの幅方向全体に亘って延びる溝部を有すると共に、前記電源操作部が、前記ケーシングの幅方向に沿って操作されるスライド式に構成され、且つ当該溝部に配置されている請求項2に記載の情報通信ユニット。
  4. 前記膨出周面部における前記電源操作部の前方側に、突出部が形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の情報通信ユニット。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の情報通信ユニットを設置した情報コンセントであって、
    前記情報通信ユニットと当該情報通信ユニットとは異なる機器ユニットとが互いに隣接して設置面に埋設状態で設置され、
    前記情報通信ユニットにおいて、前記電源操作部が、前記機器ユニットとの隣接側以外の前記膨出周面部に配置されている情報コンセント。
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