JP5840246B2 - 表示装置、表示装置の制御方法、テレビジョン受像機、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

表示装置、表示装置の制御方法、テレビジョン受像機、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ローカルデミング制御によって、表示面に表示させる画像の輝度を補正可能な表示装置等に関するものである。
表示面を照明する光源として、発光ダイオード(以下「Light Emitting Diode」の頭文字をとって、単に「LED」と称する)を用いたバックライト(LEDバックライト)を備えた表示装置が、広く普及している。当該表示装置は、ローカルデミング制御を行うことができるという利点を有するからである。
図4に基づいて、従来のローカルデミング制御を説明する。図4は、従来のローカルデミング制御の一例を示し、(a)はバックライトを分割する一例を示した模式図であり、(b)は領域A〜Hに対応するLEDの輝度値を示す棒グラフである。
図4(a)に示すように、ローカルデミング制御は、バックライトを複数の領域に分割し、それぞれの領域に対応する映像信号の最大階調値に応じて、当該領域ごとにLEDの発光を制御する(ハイダイナミックレンジ(High Dynamic Range;HDR)合成を行う)技術である。図4(a)に示す例では、表示装置はバックライトを8つの領域A〜Hに分割している(数値は各領域における最大階調値を示す)。
すなわち、上記ローカルデミング制御が可能な表示装置は、画面内の暗い領域ではLEDの発光を抑え、画面内の明るい領域ではLEDの発光を強めるなど、分割したそれぞれの領域に応じてHDRを行うことができる。これにより、当該表示装置は、バックライトの消費電力を低減するとともに、表示画面のコントラストを向上させることができる。
例えば、図4(b)に示すように、信号の最大階調値が低い領域(例えば、領域Aや領域D)では画像が暗いため、表示装置はLEDの輝度を低下させる。逆に、信号の最大階調値が高い領域(例えば、領域Bや領域E)では画像が明るいため、表示装置はLEDの輝度を高くする。
一方で、コントラストを調整する際に画像のノイズを低減する技術が開発されている。例えば、下記の特許文献1には、表示画像のノイズ量を計測するとともに、その計測したノイズ量から表示画像のノイズ量を一定に保つ調整方法が記載されている。
特開2009−181863号公報(2009年8月13日公開)
従来のローカルデミング制御は、各領域における符号化の強度(量子化の粗さ)を考慮していないため、HDRを適用した後の画像においてノイズが目立って表示される場合がある。すなわち、符号化の強度が高い(画像の圧縮率が大きい)ほど、当該画像に含まれるノイズが大きくなる傾向があるところ、コントラストを向上させるために当該画像の輝度を高くすると、ノイズまで強調されて表示されるという問題がある。
ここで、上記の特許文献1に記載の調整方法は、表示面に表示する画像から当該画像に含まれるノイズの量を算出し、その算出結果からコントラストとブライトネスとを調整することで、当該ノイズ量を一定にする。すなわち、上記調整方法は、ノイズが変動することよる画像のふらつきを抑える技術に過ぎないため、上記問題を解決できない。
また、上記調整方法は、ノイズを除去するためのフィルタによってノイズが除去される前後の差分から、画像に含まれるノイズの量を算出しているため、ノイズ以外の部分もノイズと算出され、算出の誤差が大きくなるおそれがあるという新たな問題も発生する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、符号化の強度を考慮してローカルデミング制御を行うことにより、ノイズの発現を抑制しながら画像のコントラストを向上させることが可能な表示装置等を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、画像が表示される表示面を照明する光源として、領域毎に発光輝度を補正可能な光源を備えた表示装置であって、前記領域毎に、前記光源の補正前の発光輝度を設定する輝度設定手段と、前記画像を構成する複数のブロックの各々について、当該ブロックの量子化の粗さを示す量子化コードであって、当該ブロックを構成する各ピクセルのビット数に関するパラメータである量子化コードを、映像ストリームから該量子化コードを復号することによって取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、前記発光輝度の補正に使用する補正係数を設定する補正係数設定手段と、前記領域毎に、前記補正係数設定手段によって設定された補正係数を用いて、前記輝度設定手段が設定した発光輝度を補正する輝度補正手段と、を備え、前記補正係数設定手段は、前記画像のすべてのピクセルの数に対する前記所定の閾値を上回った量子化コードを持つピクセルの数の割合が大きいほど、前記補正係数が小さくなるように、当該補正係数を設定する。
また、上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置の制御方法は、画像が表示される表示面を照明する光源として、領域毎に発光輝度を補正可能な光源を備えた表示装置の制御方法であって、前記領域毎に、前記光源の補正前の発光輝度を設定する輝度設定ステップと、前記画像を構成する複数のブロックの各々について、当該ブロックの量子化の粗さを示す量子化コードであって、当該ブロックを構成する各ピクセルのビット数に関するパラメータである量子化コードを、映像ストリームから該量子化コードを復号することによって取得する取得ステップと、前記取得ステップにおいて取得した各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、前記発光輝度の補正に使用する補正係数を設定する補正係数設定ステップと、前記領域毎に、前記補正係数設定ステップにおいて設定した補正係数を用いて、前記輝度設定ステップにおいて設定した発光輝度を補正する輝度補正ステップと、を含み、前記補正係数設定ステップでは、前記画像のすべてのピクセルの数に対する前記所定の閾値を上回った量子化コードを持つピクセルの数の割合が大きいほど、前記補正係数が小さくなるように、当該補正係数を設定する。
本発明の一態様に係る表示装置および当該装置の制御方法は、ノイズの発現を抑制しながら画像のコントラストを向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係るテレビジョン受像機の要部構成を示すブロック図である。 上記テレビジョン受像機の基本的な動作を示した表およびグラフであり、(a)は、画像のすべてのピクセルの数に対する、上記閾値を上回った量子化コードを持つピクセルの数の割合と、補正係数の対応を示す表であり、(b)は、当該割合が18%の場合に、量子化コードの分布の一例を表すグラフであり、(c)は、当該割合が70%の場合に、量子化コードの分布の一例を表すグラフである。 上記テレビジョン受像機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 従来のローカルデミング制御の一例を示し、(a)はバックライトを分割する一例を示した模式図であり、(b)は領域A〜Hに対応するLEDの輝度値を示す棒グラフである。
図1〜図3に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
〔テレビジョン受像機100の概要〕
図1に基づいて、テレビジョン受像機100の概略を説明する。図1は、テレビジョン受像機100の要部構成を示すブロック図である。
テレビジョン受像機(表示装置)100は、表示面32を照明する光源として発光ダイオード(LED)を用いたバックライト31を複数の領域に分割し、分割した領域ごとにLEDの出力を制御することによって、表示面32に表示させる画像の輝度を補正可能な表示装置である。すなわち、テレビジョン受像機100は、ローカルデミング制御が可能な表示装置である。
ただし、テレビジョン受像機100は、以下の点で従来のローカルデミング制御とは異なる。すなわち、テレビジョン受像機100は、(1)画像を構成する複数のブロックの各々に割り付けられた量子化コード1を取得する。そして、(2)各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、前記画像の輝度を補正する補正係数2を設定し、(3)当該補正係数を用いて当該画像をHDR補正表示する。
ここで、上記画像は、所定の方式にしたがって符号化されている。例えば、画像は複数のブロックに分割され、分割されたブロックごとに符号化されている。
また、量子化コード1は上記符号化の強度(量子化の粗さ)を示すパラメータである。量子化コード1は、例えばブロックごとに決定され、各ブロックに含まれる各ピクセルに割り付けられる。量子化コード1の値が大きいほど符号化の強度が高い(画像の圧縮率が大きい)ため、当該画像に含まれるノイズが大きくなる(画質が劣化する)傾向がある。言い換えれば、量子化コード1とノイズの量とには相関があるため、テレビジョン受像機100は、量子化コード1を取得することによってノイズの量を推定できる。
なお、テレビジョン受像機100は、静止画だけでなく、例えばMPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2)などの符号化規格にしたがって符号化された映像も表示可能である。すなわち、テレビジョン受像機100が映像を表示する場合、上記「画像」は、映像を構成する各フレームを表すことに注意する。
図2に基づいて、テレビジョン受像機100の基本的な動作を説明する。図2は、テレビジョン受像機100の基本的な動作を示した表およびグラフである。図2(a)は、画像のすべてのピクセルの数に対する、上記閾値を上回った量子化コード1を持つピクセルの数の割合と、補正係数2の対応を示す表である。また、図2(b)は、上記割合が18%の場合に、量子化コード1の分布の一例を表すグラフであり、図2(c)は、上記割合が70%の場合に、量子化コード1の分布の一例を表すグラフである。
図2(a)に示すように、テレビジョン受像機100は、画像のすべてのピクセルの数に対する、上記閾値を上回った量子化コード1を持つピクセルの数の割合と、補正係数2とを対応づけている。上記割合が大きいほど(量子化コード1が全体的に大きいほど)、補正係数2は小さくなる(上記割合と補正係数2とが反比例する)ことに注意する。
図2(a)に示すように、本実施の形態では、上記割合を20%刻みで区切り、区切られた各区間に含まれる割合と補正係数2とを対応付けている。しかし、上記対応付けは一例であって、これに限定されない。例えば、上記割合を5%刻みで区切り、区切られた各区間に含まれる割合と補正係数2とを対応付けてもよいし、上記割合に対する補正係数2の関数によって両者を対応付けてもよい。
図2(b)に示すように、例えば上記割合が0%以上〜20%未満である場合、テレビジョン受像機100は補正係数2を1.8と設定する(図2(a)の2列目「0〜20未満」の列を参照)。
図2(c)に示すように、例えば上記割合が60%以上〜80%未満である場合、テレビジョン受像機100は補正係数2を1.2と設定する(図2(a)の2列目「60〜80未満」の列を参照)。
そして、テレビジョン受像機100は、設定した補正係数2を用いてローカルデミング制御を行う。すなわち、テレビジョン受像機100は、補正係数2を画像の輝度に乗じることによって分割した領域ごとに補正後の輝度を算出し、当該画像を表示する。したがって、画像に含まれるノイズが大きいほど(量子化コード1が全体的に大きいほど)、補正係数2にしたがう補正を伴ったHDRの効果は小さくなる。
すなわち、テレビジョン受像機100は、画像にノイズが多く含まれる場合はHDRの効果を抑制できるため、ノイズが目立って表示される問題を回避できる。
〔テレビジョン受像機100の構成〕
図1に基づいて、テレビジョン受像機100の構成を説明する。なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、テレビジョン受像機100は当該省略した構成を含んでもよい。
以下、復号部20、制御部10(量子化コード取得部11、補正係数設定部12、表示制御部13)、表示部30(バックライト31、表示面32)の順序で各構成が担う機能を説明する。
復号部20は、入力された映像ストリーム4を復号し、復号後の映像ストリーム4に含まれる映像信号5およびデコード情報3を、表示制御部13および量子化コード取得部11にそれぞれ出力する。
なお、映像ストリーム4は、MPEG−2などに代表される符号化規格にしたがって符号化された映像データであり、例えば放送局から受信した放送信号から分離することによって、あるいは外部機器(例えばDVDプレイヤーなど)から信号が入力されることによって取得できる。また、デコード情報3は、映像ストリーム4を復号することによって得られる情報であり、量子化コード1を少なくとも含む。
制御部10は、テレビジョン受像機100の各種機能を統括的に制御するものである。なお、制御部10の各機能は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現されてもよい。制御部10は、量子化コード取得部11、補正係数設定部12、および表示制御部13を含む。
量子化コード取得部(取得手段)11は、画像を構成する複数のブロックの各々に割り付けられた量子化コード1を取得する。具体的には、量子化コード取得部11は復号部20から入力されたデコード情報3から量子化コード1を抽出し、これを補正係数設定部12に出力する。
補正係数設定部(設定手段)12は、量子化コード取得部11によって取得された各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、画像の輝度を補正する補正係数2を設定する。
具体的には、補正係数設定部12は、量子化コード取得部11から量子化コード1が入力されると、画像のすべてのピクセルの数に対する、所定の閾値を上回った量子化コード1を持つピクセルの数の割合に応じて、補正係数2を設定する(図2(a)参照)。補正係数設定部12は、設定した補正係数2を表示制御部13に出力する。
表示制御部(表示手段)13は、補正係数2を用いて、画像をHDR補正表示する。具体的には、表示制御部13は、復号部20から入力された映像信号5を所定の領域に分割し、分割した領域ごとに映像信号5の最大階調値を抽出する。ただし、表示制御部13は最大階調値に代えて、例えば分割した領域内の映像信号5の階調平均値などの他の統計量を抽出してもよい。
次に、表示制御部13は、抽出した最大階調値のデータに対して電力リミット制御を行い、バックライト31の各LEDの点灯を制御する制御情報6を生成する。そして、表示制御部13は、制御情報6および表示用データ7を、表示部30に出力する。なお、表示用データ7は、表示部30で表示可能な形式にしたがう、上記画像を表すデータである。
表示部30は、表示制御部13から入力される制御情報6にしたがってバックライト31の出力を調整し、表示用データ7を表示面32に表示する装置である。本実施の形態では主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定しているが、ローカルデミング制御が可能な表示機能を有する装置(特に、フラットパネルディスプレイ)でありさえすればハードウェアの種類は限定されない。
例えば、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel;PDP)やEL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、表示制御部13から入力された制御情報6および表示用データ7に基づいて、当該表示素子を駆動するドライバ回路とを備える装置等で、表示部30を構成できる。
バックライト31は、表示面32を照明する光源としてLEDを用いた照明用の機器である。バックライト31のLEDの輝度は、PWM(Pulse Width Modulation)制御、電流制御、またはこれらの組み合わせにより、制御情報6にしたがって制御される。
表示面32は、画像を表示するパネルである。表示部30が液晶ディスプレイで構成される場合、表示面32は液晶パネルで構成される。
〔輝度を補正する処理〕
表示制御部13が行う電力リミット制御は、各領域で点灯するLEDの駆動電流の総量(LEDを点灯するための電力)がすべてのLEDを点灯したときの駆動電流の総量を超えない範囲で、LEDの発光輝度を一定倍率で補正する制御をいう。すなわち、表示制御部13は、領域ごとに定めたLEDの発光輝度に補正係数2(一定倍率)を乗じて輝度を補正する。
前述したように、テレビジョン受像機100は、画像に含まれるノイズの量が多いと推定するほど補正係数2を小さく設定するため、ノイズ量の多い領域に対してバックライト31の輝度を小さくするように補正できる。したがって、テレビジョン受像機100は、ノイズの発現を抑制しながらコントラストを向上させることができる。
〔テレビジョン受像機100が実行する処理〕
図3に基づいて、テレビジョン受像機100が実行する処理の流れを説明する。図3は、テレビジョン受像機100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
復号部20が画像を復号する(ステップ1:S1のように略記する)。次に、量子化コード取得部11が、当該画像の量子化コード1を取得し(S2、取得ステップ)、補正係数設定部12が当該量子化コードにしたがって、補正係数2を設定する(S3、設定ステップ)。そして、表示制御部13が補正後の輝度を算出し(S4)、算出した補正後の輝度によって画像を表示する(S5、補正係数2を用いて画像をHDR補正表示する、表示ステップ)。
〔テレビジョン受像機100が奏する効果〕
テレビジョン受像機100は、ノイズの発現を抑制しながら画像のコントラストを向上させることができる。
〔各実施の形態に含まれる構成(技術的手段)の組み合わせについて〕
上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記の実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態のみならず、他の実施の形態においても当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、テレビジョン受像機100の各ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPUを用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、テレビジョン受像機100は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるテレビジョン受像機100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、テレビジョン受像機100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、テレビジョン受像機100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように、本明細書においては、手段とは必ずしも物理的手段を意味せず、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。また、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されてもよいし、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
なお、上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、(1)表示面を照明する光源として発光ダイオードを用いたバックライトを複数の領域に分割し、分割した領域ごとに前記発光ダイオードの出力を制御することによって、前記表示面に表示させる画像の輝度を補正可能な表示装置であって、(2)前記画像を構成する複数のブロックの各々に割り付けられた量子化コードを取得する取得手段と、(3)前記取得手段によって取得された各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、前記画像の輝度を補正する補正係数を設定する設定手段と、(4)前記設定手段によって設定された補正係数を用いて、前記画像をHDR補正表示する表示手段とを備えてもよい。
また、上述の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置の制御方法は、(1)表示面を照明する光源として発光ダイオードを用いたバックライトを複数の領域に分割し、分割した領域ごとに前記発光ダイオードの出力を制御することによって、前記表示面に表示させる画像の輝度を補正可能な表示装置の制御方法であって、(2)前記画像を構成する複数のブロックの各々に割り付けられた量子化コードを取得する取得ステップと、(3)前記取得ステップにおいて取得された各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、前記画像の輝度を補正する補正係数を設定する設定ステップと、(4)前記設定ステップにおいて設定された補正係数を用いて、前記画像をHDR補正表示する表示ステップとを含でいてもよい。
上記の構成によれば、本発明の一態様に係る表示装置および当該装置の制御方法は、画像を構成する複数のブロックの各々に割り付けられた量子化コードを取得する。そして、上記表示装置等は、取得した各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、画像の輝度を補正する補正係数を設定し、当該補正係数を用いて画像をHDR補正表示する。
上記量子化コードは符号化の強度を示すパラメータである。量子化コードの値が大きいほど符号化の強度が高いため、当該画像に含まれるノイズが大きくなる傾向がある。すなわち、本発明の表示装置および当該装置の制御方法は、量子化コードを取得することにより画像に含まれるノイズの量を推定する。
ここで、上記表示装置等は、特許文献1に記載の従来方法と異なり、ノイズが除去される前後の差分からノイズの量を算出しないため、実際のノイズの量と推定したノイズの量との誤差を小さくできる。
また、上記補正係数は、上記のように計算したノイズの量にしたがって設定できる。例えば、当該ノイズの量が大きいほどHDRの効果が小さくなるように補正係数を設定し、当該ノイズの量が小さいほどHDRの効果が大きくなるように補正係数を設定できる。
したがって、本発明の表示装置および当該装置の制御方法は、ノイズの発現を抑制しながら画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る表示装置では、
(1)前記設定手段は、前記画像のすべてのピクセルの数に対する前記所定の閾値を上回った量子化コードを持つピクセルの数の割合に応じて、前記補正係数を設定することを特徴としてもよい。
上記の構成によれば、上記表示装置は、画像の全ピクセル数に対する、閾値を上回った量子化コードを持つピクセル数の割合に応じて、補正係数を設定する。例えば、上記表示装置は、上記割合と補正係数とが反比例するように、当該補正係数を設定する。
これにより、本発明の一態様に係る表示装置は、例えばノイズ量が大きいほどHDRの効果が小さくなるように補正係数を設定し、ノイズ量が小さいほどHDRの効果が大きくなるように補正係数を設定できる。したがって、上記表示装置は、ノイズの発現を抑制しながら画像のコントラストを向上させることができる。
また、本発明の一態様に係る表示装置では、(1)前記表示手段は、前記設定手段によって設定された補正係数を、前記画像の輝度に乗じることによって前記補正後の輝度を算出し、当該画像を表示することを特徴としてもよい。
上記の構成によれば、上記表示装置は、補正係数を画像の輝度に乗じることによって補正後の輝度を算出し、当該画像を表示する。
したがって、本発明の一態様に係る表示装置は、例えば上記割合と補正係数とが反比例するように当該補正係数が設定されていた場合、画像のノイズ量が大きいほどHDRの効果を小さくし、ノイズ量が小さいほどHDRの効果を大きくすることができる。
また、本発明の一態様に係るテレビジョン受像機は、(1)上記表示装置を備えたことを特徴としてもよい。
したがって、上記テレビジョン受像機は、テレビジョン番組の映像において、ノイズの発現を抑制しながら画像のコントラストを向上させることができる。
なお、上記表示装置はコンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを上記表示装置の各手段として動作させることにより、上記表示装置をコンピュータで実現させる制御プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
本発明は、テレビジョン受像機、パーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン、またはその他の電子機器などに適用できる。
1 量子化コード(量子化コード)
2 補正係数(補正係数)
11 量子化コード取得部(取得手段)
12 補正係数設定部(設定手段)
13 表示制御部(表示手段)
31 バックライト(バックライト)
32 表示面(表示面)
100 テレビジョン受像機(表示装置)

Claims (7)

  1. 画像が表示される表示面を照明する光源として、領域毎に発光輝度を補正可能な光源を備えた表示装置であって、
    前記領域毎に、前記光源の補正前の発光輝度を設定する輝度設定手段と、
    前記画像を構成する複数のブロックの各々について、当該ブロックの量子化の粗さを示す量子化コードであって、当該ブロックを構成する各ピクセルのビット数に関するパラメータである量子化コードを、映像ストリームから該量子化コードを復号することによって取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、前記発光輝度の補正に使用する補正係数を設定する補正係数設定手段と、
    前記領域毎に、前記補正係数設定手段によって設定された補正係数を用いて、前記輝度設定手段が設定した発光輝度を補正する輝度補正手段と、を備え、
    前記補正係数設定手段は、前記画像のすべてのピクセルの数に対する前記所定の閾値を上回った量子化コードを持つピクセルの数の割合が大きいほど、前記補正係数が小さくなるように、当該補正係数を設定することを特徴とする表示装置。
  2. 前記輝度補正手段は、前記領域毎に、前記補正係数設定手段によって設定された補正係数を前記画像の輝度に乗じることによって当該領域の補正後の発光輝度を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記補正係数設定手段は、前記割合に対する前記補正係数の関数による当該割合と当該補正係数との対応付けにしたがって、前記割合が大きいほど前記補正係数が小さくなるように、当該補正係数を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置を備えたことを特徴とするテレビジョン受像機。
  5. 画像が表示される表示面を照明する光源として、領域毎に発光輝度を補正可能な光源を備えた表示装置の制御方法であって、
    前記領域毎に、前記光源の補正前の発光輝度を設定する輝度設定ステップと、
    前記画像を構成する複数のブロックの各々について、当該ブロックの量子化の粗さを示す量子化コードであって、当該ブロックを構成する各ピクセルのビット数に関するパラメータである量子化コードを、映像ストリームから該量子化コードを復号することによって取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した各量子化コードと所定の閾値とを比較することにより、前記発光輝度の補正に使用する補正係数を設定する補正係数設定ステップと、
    前記領域毎に、前記補正係数設定ステップにおいて設定した補正係数を用いて、前記輝度設定ステップにおいて設定した発光輝度を補正する輝度補正ステップと、を含み、
    前記補正係数設定ステップでは、前記画像のすべてのピクセルの数に対する前記所定の閾値を上回った量子化コードを持つピクセルの数の割合が大きいほど、前記補正係数が小さくなるように、当該補正係数を設定することを特徴とする表示装置の制御方法。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載の表示装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
  7. 請求項6に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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