JP5840157B2 - バスリング - Google Patents

バスリング Download PDF

Info

Publication number
JP5840157B2
JP5840157B2 JP2013033772A JP2013033772A JP5840157B2 JP 5840157 B2 JP5840157 B2 JP 5840157B2 JP 2013033772 A JP2013033772 A JP 2013033772A JP 2013033772 A JP2013033772 A JP 2013033772A JP 5840157 B2 JP5840157 B2 JP 5840157B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus
ring
terminal
coil
ring cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013033772A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014165999A (ja
Inventor
伊藤 大輔
大輔 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013033772A priority Critical patent/JP5840157B2/ja
Publication of JP2014165999A publication Critical patent/JP2014165999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5840157B2 publication Critical patent/JP5840157B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

本発明は、モータのステータコイルにおける共通のコイル端子を、纏めて外部端子に配線するバスリングに関する。
特許文献1には、ステータのティース毎に配置されるコイルブロックの端子と、複数の円環状のバスバーから突設した鉤形の端子とを、通電かしめにより接続する発明が開示されている。
特許文献1に記載されているコイル接合構造では、複数の円環状のバスバーを、ステータコイルの相数に応じて積層する必要がある。各相のバスバーにおける絶縁性を確保するためには、絶縁層の幅をバスバーよりも広く確保しなければならず、絶縁層を成形する樹脂型のコストが嵩むという不具合を生ずる。
各相のバスバーに鉤形の端子を成形する際には、平板の素材から金型を用いて打ち抜く必要があり、歩留りが悪く、製造コストが高くなるという不具合を生じている。
また、鉤形の端子を有するバスバーの表面に絶縁皮膜を付けると、鉤形の端子部分においてはヒュージング等により加熱して、絶縁皮膜を除去する必要がある。このため、コイルブロックの端子と、バスバーから突設した鉤形の端子とを、各相(U相、V相、W相)毎に結線する作業のコストが嵩むという不具合を生じている。
特開2006−238641号公報
本発明の目的は、各相の絶縁性を確保しつつ、安価で組立容易なステータコイル用のバスリングを提供することである。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるバスリング(20)は、バス(24)と、バスガイドリング(40)とを備える。前記バス(24)は、複数相のステータコイル(12)における、共通のコイル端子(13)同士を結線するための導体であり、均一断面形状の導線で構成される。前記バスガイドリング(40)は、前記複数のバス(24)を保持する。
前記バス(24)の断面形状は円形であり、前記バス(24)の外周部には、絶縁被服を備える。
前記バス(24)は、前記ステータコイル(12)のマグネットワイヤと同一規格の導線で構成される。
本発明によるバスリング(20)は、第1及び第2の前記バス(24)における一端同士を接続する圧着スリーブ(29)を備える。前記第1及び第2のバス(24)における他端には、前記コイル端子(13)と圧着するためのバス端子(26)がそれぞれ形成されている。
前記複数のバス(24)は、複数相毎に、前記バスガイドリング(40)における同心円上に配置されている。
前記バスガイドリング(40)は、前記バス(24)を配設する配設溝(45)を有する。
本発明によるバスリング(20)は、前記配設溝(45)の開口部を塞ぐ、リングカバー(30)を有する。
前記リングカバー(30)には、前記バス(24)を前記配設溝(45)の底部に位置決めするための、押入凸条(35)が形成されている。
前記リングカバー(30)には、前記バス端子(26)を挿通させるバス端子開孔(34)、又は前記コイル端子(13)を挿通させるコイル端子開孔(33)を開設してある。
前記バス端子開孔(34)の周囲に、端子ガイド(34T)を立設させてある。
前記複数相のステータコイル(12)における、中性点のコイル端子(13)同士を結線するための、複数の中性線のバス(24C)を有し、前記複数の中性線のバス(24C)の両端には、前記中性点のコイル端子(13)と圧着するためのバス端子(26)が形成されている。
また、本発明によるステータ(8)は、円環状に形成された前記バスリング(20)と、前記バスリング(20)と同心の円周上に配置した前記複数相の前記ステータコイル(12)を備える。また、前記複数相のステータコイル(12)における各相の前記コイル端子(13)と、各相の前記バス端子(26)と、をそれぞれ結線する圧着端子(55)とを備える。
また、本発明によるモータは、前記ステータ(8)と、円周上に配置した前記複数相のステータコイル(12)の中心線を回転軸として回転するロータと、を備える。
また、本発明によるモータの製造方法は、均一断面形状の導線で構成される複数のバス(24)を、バスガイドリング(40)に形成されている配設溝(45)の所定の位置に、それぞれ挿入する工程と、前記バス(24)のバス端子(26)を、リングカバー(30)に開設されているバス端子開孔(34、34C)にそれぞれ挿通させる工程と、前記バスガイドリング(40)の上面と、前記リングカバー(30)の下の面とを合わせる工程と、結束具(58)を、前記リングカバー(30)に開設されている結束具挿通孔(38)に挿通させて、前記バスガイドリング(40)と前記リングカバー(30)とを結合して、バスリング(20)を組み立てる工程と、ステータケース(16)の内周部に、複数のステータコイル(12)を同一円周上に配置して、コイルアッセンブリ(10)を組み立てる工程と、前記複数相のステータコイル(12)における共通のコイル端子(13)を、前記リングカバー(30)に開設されているコイル端子開孔(33、33C)にそれぞれ挿通させて、前記バスリング(20)と前記コイルアッセンブリ(10)とを位置決めする工程と、前記コイル端子(13)を、前記バス端子(26)に隣接させて、平行にする工程と、圧着端子(55)を前記コイル端子(13)及び前記バス端子(26)に挿通させて、圧着する工程と、前記複数相のステータコイル(12)の中心線を回転軸として回転する、ロータを配置する工程とを有する。
本発明によれば、安価で組立容易なステータコイル用のバスリングを提供することができる。
図1は、本発明のバスリングとコイルアッセンブリとの構成を説明する、分解斜視図である。 図2は、本発明のバスリングの平面図である。 図3は、バスリングにおいて、リングカバーを取り外した状態を説明する平面図である。 図4は、図2に示したバスリングのA−A矢視断面図である。 図5は、図2に示したバスリングのB−B矢視断面図である。 図6は、図2に示したバスリングのC−C矢視断面図である。
添付図面を参照して、本発明によるバスリングを実施するための形態を、以下に説明する。
(ステータ8の説明)
図1を参照して、ステータ8は、モータのコイルアッセンブリ10と、本発明に係るバスリング20とを備える。
(コイルアッセンブリ10の説明)
コイルアッセンブリ10は、複数相のステータコイル12と、ステータケース16とを備える。ステータケース16は、内周部に複数のステータコイル12を同一円周上に保持する。図1に示す実施形態では、ステータコイル12のブロックは12個配置されている。ステータ8は、U相、V相、W相の3相交流モータ用のステータである。モータのロータ(図示省略)は、コイルアッセンブリ10の中央の円筒状の空隙部に配置され、中心線CLを回転軸として回転する。
各ステータコイル12における共通のコイル端子13は、結線を行うために、各相毎に図1に示すUP方向に延出させてある。この共通のコイル端子13は、リングカバー30のコイル端子開孔33に挿通させることで、リングカバー30のUP方向に出すことができる。図1に示す実施形態では、各相毎に2本ずつのコイル端子13を纏めて、図1に示すUP方向に延出させてあるが、本発明は2本ずつ延出することに限定するものではない。
図1に示す実施形態では、コイルアッセンブリ10のコイル端子13は、4組のU相、V相、W相、及び中性線から構成されるY結線用の端子であるが、本発明はこの相の構成に限定するものではない。従って、Δ結線用に適用することもできる。コイルアッセンブリ10の上方(UP方向)には、バスリング20を取り付ける。なお、図1に示す中心線CLと平行で、コイルアッセンブリ10に対してバスリング20を取り付ける方向を上方向(UP方向)と定義し、その反対の方向を下方向(DN方向)と定義する。
(バスリング20の説明)
バスリング20は、リングカバー30と、U相のバス24Uと、V相のバス24Vと、W相のバス24Wと、中性線のバス24Cと、バスガイドリング40とを備える。なお、バス24C、バス24U、バス24V、及びバス24Wを総称する場合には、バス24と呼ぶ。
リングカバー30は、バス24をバスガイドリング40に押さえ付けて保持させるための円環状の部品である。リングカバー30には、バス端子26を挿通させて上方(UP方向)に引き出すバス端子開孔34と、コイル端子13を挿通させて上方(UP方向)に引き出すコイル端子開孔33、33Cとを形成してある。リングカバー30の材料として、融点が高く耐熱性に優れ、耐薬品性と、難燃性と、自己消火性と、絶縁性と、を有するPPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド)等の、高機能樹脂材料を用いることができる。
バス24Uは、複数のステータコイル12のU相のコイル端子13を、U相の外部端子28と導通させる導線である。図1に示す実施形態では、2本のU相のバス24U(U1及びU2)の一端同士を、圧着スリーブ29を用いて並列に接続してから、外部端子28を接続してある。バス24Uの他端は、上方(UP方向)に折り曲げてバス端子26を成形してある。バス端子26は、リングカバー30のバス端子開孔34に挿通させて、リングカバー30の上面(UP方向の面)に出してから、コイルアッセンブリ10のコイル端子13と結線する。
バス24Vは、複数のステータコイル12のV相のコイル端子13を、V相の外部端子28と導通させる導線である。バス24Vの構成は、前述のバス24Uと同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。
バス24Wは、複数のステータコイル12のW相のコイル端子13を、W相の外部端子28と導通させる導線である。バス24Wの構成は、前述のバス24Uと同様の構成であるので、詳細な説明は省略する。
バス24Cは、各ステータコイル12の中性点同士を導通させるための線である。従って、図1に示す実施形態では、中性線のバス24Cには外部端子は無く、6本のバス24Cを直列に接続して、円環状に配設してある。なお、中性線のバス24Cは、必ずしも円環状に形成する必要は無く、円環状の一部を欠損させる配置にすることもできる。
各バス24Cの両端は、上方(UP方向)に折り曲げてバス端子26を成形してある。バス24Cの各バス端子26は、リングカバー30のバス端子開孔34に挿通させて、リングカバー30の上面(UP方向の面)に出して、コイルアッセンブリ10のコイル端子13と結線する。
バス24の素材として、断面形状が均一な導線を用いることができる。バス24の断面形状として、角形断面や円形断面、その他の断面形状を用いることができる。バス24として、断面形状が均一な導線を用いることによって、バスリング20の価格を低減させることができる。バス24は、導線を所定の長さに切断して曲げ加工を行ったものであるため、加工時間と組立時間を短縮することができる。また、導線は、引抜き加工等により形成されるため、安価で入手が容易であるという利点がある。
また、バス24の素材として、絶縁皮膜を形成したエナメル線等の導線や、絶縁用の被服を被せた導線を用いることもできる。この場合には、バス端子26の部分において皮膜や被服を除去しておく必要がある。被服付のバス24として、円形断面の導線を用いることによって、市販の工具を利用した被服の除去加工が可能となる。特に、バス24にエナメル皮膜を施した導線を用いる場合には、ヒュージング等の手段を用いることなく、機械的な皮膜の除去工具(例えば、ストリッパー、スクリューバー等)を利用して、容易に皮膜の除去を行うことができる。
また、図1に示すように、コイル端子13及びバス端子26を、同一の方向(UP方向)に延出させることによって、機械的に皮膜を除去する作業と、圧着の作業とを容易に行うことが可能となり、納期の短縮とコストの低減を図ることができる。
特に、バス24の素材として、ステータコイル12の巻線に用いているマグネットワイヤと同一規格の導線を用いることで、導線の在庫管理と、製品コストの低減と、皮膜の除去用工具の共通化とを図ることができる。
バスガイドリング40は、中性線のバス24Cと、U相のバス24Uと、V相のバス24Vと、W相のバス24Wとを保持する部材である。バスガイドリング40の上面(UP方向の面)には、円周に沿って配設溝45(後段にて説明する図4参照。)が形成されており、この配設溝45の底部にバス24C、バス24U、バス24V、バス24Wをそれぞれ挿入して配設する。バスガイドリング40の材料として、絶縁性を有するPPS樹脂等の樹脂材料を用いることができる。
(バスリング20の平面図の説明)
図2に、バスリング20の平面図を示す。図2は、バスリング20を、図1に示すUP方向からDN方向に向けて観察した図面である。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図2を参照して、リングカバー30には、ステータコイル12の複数のコイル端子13を挿通させて、図2の紙面上方に引き出すための、コイル端子開孔33、33Cを開設してある。図2に示す実施形態では、2本のコイル端子13を挿通させるために、コイル端子開孔33、33Cは長孔に形成してある。コイル端子開孔33、33Cは、12個のステータコイル12のコイル端子13を挿通させるために、12箇所開設されている。本発明は、コイル端子開孔33、33Cの形状を長孔に限定するものではなく、コイル端子13の本数に応じて、適宜開孔形状を変更することができる。また、開孔箇所も、12箇所に限定するものではない。
コイル端子開孔33は、U相のステータコイル12のコイル端子13(U1及びU2)、V相のステータコイル12のコイル端子13(V1及びV2)、W相のステータコイル12のコイル端子13(W1及びW2)を挿通させる開孔である。
コイル端子開孔33Cは、U相のステータコイル12における中性点のコイル端子13(U1及びU2)、V相のステータコイル12における中性点のコイル端子13(V1及びV2)、W相のステータコイル12における中性点のコイル端子13(W1及びW2)を挿通させる開孔である。
バス端子開孔34は、U相のバス24Uのバス端子26(U1及びU2)、V相のバス24Vのバス端子26(V1及びV2)、W相のバス24Wのバス端子26(W1及びW2)を挿通させる開孔である。
バス端子開孔34Cは、中性線のバス24Cのバス端子26(U相用のU1及びU2、V相用のV1及びV2、W相用のW1及びW2)を挿通させる開孔である。
バス端子開孔34、34C及びコイル端子開孔33、33Cは、それぞれ対応する端子同士を容易に接続するために、近接する位置において放射状に配置されている。
結束具挿通孔38は、バスガイドリング40の配設溝45の底部にバス24を挿入した状態で、バスガイドリング40とリングカバー30とを結合させておくための結束具58(後段にて説明する図4参照)を挿通させる開孔である。
冷媒流路39は、リングカバー30の上下方向(図1に示すUP方向とDN方向)の間で、ステータコイル12の冷却に用いる冷媒(油、ATF等)を流す溝である。
次に、図3を用いてバスガイドリング40とバス24との関係について説明する。図3は、リングカバー30を取り外して、バスガイドリング40の上面の配設溝45(後段にて説明する図4参照。)の底部に、バス24U、バス24V、バス24W、バス24Cをそれぞれ挿入して配設した状態を表したバスリング20の平面図である。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3を参照して、バスリング20における複数相のバス24は、バスガイドリング40の外周方向から内周方向に向けて、バス24U、バス24V、バス24W、バス24Cの順に、同心円上に配設されている。
(バスリング20の構成の説明)
図4及び図5を参照して、配設溝45と隔壁46と、押入凸条35と、嵌合溝36と、結束具58と、結束具挿通孔38と、パッキン50と、押圧凸部31とについて説明する。図4は、図2のA−A矢視断面図である。図5は、図2のB−B矢視断面図である。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
配設溝45は、バス24を配設するための、円環状の溝である。配設溝45は、電位が異なる複数のバス24の数量に応じて、バスガイドリング40の上面(UP方向の面)に形成されている。配設溝45の底部には、バス24を配設する。円環状の配設溝45の両側(内周側及び外周側)には、電位の異なるバス24間で、バス24の位置決め、バス24の絶縁性の確保、及び、所定の沿面距離若しくは空間距離を確保するための隔壁46を立設させてある。
押入凸条35は、バス24を配設溝45の底部に位置決めするための押圧用の突起であると共に、配設溝45の開口部を塞ぐための突起である。押入凸条35は、リングカバー30の下の面(DN方向の面)に形成されている。押入凸条35は、配設溝45の形状とバス24の形状とに合わせて突設させてある。押入凸条35を用いてバス24を配設溝45の底部に位置決めすることによって、リングカバー30の上面からのバス端子26の突出長さを規定することができる。また、バス24の絶縁性を確保することもできる。なお、バスガイドリング40に配設溝45を形成する代わりに、リングカバー30側に配設溝45を形成することもできる。
嵌合溝36は、バスガイドリング40に形成されている複数の隔壁46を受け入れて、バスガイドリング40とリングカバー30とを位置決めするための、嵌合用の溝である。
結束具58は、バスガイドリング40の上面(UP方向の面)と、リングカバー30の下側の面(DN方向の面)とを結合させておく固定具である。結束具挿通孔38は、結束具58を挿通させる開孔である。
パッキン50は、コイルアッセンブリ10とバスリング20(図1参照)とを収容するための大型の筐体(図示省略)に対して、バスリング20を位置決めするための弾性部材である。パッキン50は、図4に示すUP方向とDN方向との間で、冷却用の媒体の出入りを制限する機能も有する。
押圧凸部31は、リングカバー30の一部を円環状に突出させた凸条であり、パッキン50の一部に食い込ませるための部位である。
次に、図6を参照して、端子ガイド34Tと、配設溝R部45Rとについて説明する。図6は、図2のC−C矢視断面図である。なお、図1に示した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
端子ガイド34Tは、リングカバー30の上面(UP方向の面)において、バス端子開孔34の周囲に立設させた凸条である。端子ガイド34Tは、バス端子26がリングカバー30の上面(UP方向の面)に対して鉛直に立設するように、案内する。
配設溝R部45Rは、バス24の曲率に応じた形状に成形してあり、直角に湾曲させたバス24を案内するための、案内面である。
圧着端子55は、バス端子26と、コイル端子13とを、纏めて導通させるための圧着具である。バス端子26とコイル端子13とを、リングカバー30の上面に対して鉛直に立設させておくことによって、バス端子26とコイル端子13とを纏めて圧着する際の、作業性を向上させることができる。
バスガイドリング40とリングカバー30との組立工程には、以下の工程が含まれる。
(1)バスガイドリング40に形成されている配設溝45の所定の位置に、それぞれのバス24を挿入する工程。
(2)バス24のバス端子26を、リングカバー30に開設されているバス端子開孔34、34Cにそれぞれ挿通させる工程。
(3)バスガイドリング40の上面(UP方向の面)と、リングカバー30の下の面(DN方向の面)とを合わせる工程。
(4)結束具58を結束具挿通孔38に挿通させて、バスガイドリング40とリングカバー30とを結合して、バスリング20を組み立てる工程。
(5)リングカバー30にパッキン50を配置する工程。
バスリング20とコイルアッセンブリ10との組立工程、及びモータの製造工程には、以下の工程が含まれる。
(1)ステータケース16の内周部に、複数のステータコイル12を同一円周上に配置して、コイルアッセンブリ10を組み立てる工程。
(2)コイル端子13を、リングカバー30に開設されているコイル端子開孔33にそれぞれ挿通させて、バスリング20とコイルアッセンブリ10とを位置決めする工程。
(3)コイル端子13を屈曲させて、バス端子26に隣接させて、平行にする工程。
(4)圧着端子55をコイル端子13及びバス端子26に挿通させて、圧着する工程。
(5)複数相のステータコイルの中心線を回転軸として回転する、ロータを配置する工程。
図1に示した実施形態では、ステータコイル12のブロック数が12個の場合について説明したが、本発明は、ステータコイル12のブロック数を12個に限定するものではない。ステータコイル12のブロック数が多い場合には、バスガイドリング40において、バス24を多段に配置したり、多列に配置したりすることができる。
上記のように、本実施形態によれば、バス24の素材として、断面形状が均一な導線を用いることができ、バスリング20の組立作業の容易化と、コストダウンとを図ることができる。
以上、実施の形態を参照して本発明によるバスリングを説明したが、本発明によるバスリングは上記実施形態に限定されない。上記実施形態に様々の変更を行うことが可能である。上記実施形態に記載された事項と上記他の実施形態に記載された事項とを組み合わせることが可能である。
8...ステータ
10...コイルアッセンブリ
12...ステータコイル
13...コイル端子
16...ステータケース
20...バスリング
24、24C、24U、24V、24W...バス
26...バス端子
28...外部端子
30...リングカバー
33、33C...コイル端子開孔
34、34C...バス端子開孔
34T...端子ガイド
35...押入凸条
36...嵌合溝
38...結束具挿通孔
39...冷媒流路
40...バスガイドリング
45...配設溝
55...圧着端子
58...結束具

Claims (9)

  1. 複数相のステータコイルにおける、共通のコイル端子同士を結線する複数のバスと、
    前記複数のバスを保持するバスガイドリングと
    前記複数のバスを覆うリングカバーと、
    を備え、
    前記バスは、均一断面形状の導線で構成され
    前記バスガイドリングは、前記バスを配設する配設溝を有し、
    前記リングカバーは、前記配設溝の開口部を塞ぐものであり、
    前記リングカバーに、前記バスのバス端子を挿通させるバス端子開孔、及び前記コイル端子を挿通させるコイル端子開孔が開設されている
    バスリング。
  2. 前記バスガイドリングは絶縁性を有し、前記バス端子開孔の周囲に、端子ガイドを立設している
    請求項に記載のバスリング。
  3. 前記リングカバーの上面及び下面に、前記ステータコイルの冷却に用いる冷媒の出入りを制限するパッキンを備える
    請求項1又は2に記載のバスリング
  4. 前記パッキンが接触する前記リングカバーの一部に、円環状に突出させた押圧凸部が形成されている
    請求項3に記載のバスリング
  5. 前記リングカバーの一部に、前記リングカバーの上下方向の間で前記冷媒を流す冷媒流路が開設されている
    請求項3又は4に記載のバスリング
  6. 前記リングカバーの一部に結束具挿通孔を有し、
    前記結束具挿通孔に挿通して前記バスガイドリングの上面と前記リングカバーの下側の面とを結合させておく結束具
    を備える請求項1乃至5のいずれか一項に記載のバスリング
  7. 求項乃至のいずれかに記載の前記バスリングと、
    前記複数相のステータコイルと、
    圧着端子と
    を備え、
    前記バスリングは、円環状に形成されており
    前記複数相のステータコイルは、前記バスリングと同心の円周上に配置され、
    前記圧着端子は、前記複数相のステータコイルにおける各相の前記コイル端子と、各相の前記バス端子とをそれぞれ結線する
    テータ。
  8. 請求項に記載のステータと、
    前記円周上に配置した前記複数相のステータコイルの中心線を、回転軸として回転するロータと
    を備えるモータ。
  9. 複数相のステータコイルにおける共通のコイル端子同士を結線する複数のバスと、前記複数のバスを保持するバスガイドリングと、前記複数のバスを覆うリングカバーとを備え、
    前記複数のバスは、均一断面形状の導線で構成され、
    前記バスガイドリングは、前記バスを配設する配設溝を有し、
    前記リングカバーは、前記配設溝の開口部を塞ぐものであり、
    前記リングカバーに、バス端子開孔、及びコイル端子開孔が開設されているバスリングを備えるモータの製造方法であって
    前記複数のバスを、前記配設溝の所定の位置に、それぞれ挿入する工程と、
    前記バスのバス端子を、前記リングカバーに開設されている前記バス端子開孔にそれぞれ挿通させる工程と、
    前記バスガイドリングの上面と、前記リングカバーの下の面とを合わせる工程と、
    結束具を、前記リングカバーに開設されている結束具挿通孔に挿通させて、前記バスガイドリングと前記リングカバーとを結合して、バスリングを組み立てる工程と、
    ステータケースの内周部に、複数のステータコイルを同一円周上に配置して、コイルアッセンブリを組み立てる工程と、
    前記複数相のステータコイルにおける前記共通のコイル端子を、前記リングカバーに開設されている前記コイル端子開孔にそれぞれ挿通させて、前記バスリングと前記コイルアッセンブリとを位置決めする工程と、
    前記コイル端子を、前記バス端子に隣接させて、平行にする工程と、
    圧着端子を前記コイル端子及び前記バス端子に挿通させて、圧着する工程と、
    前記複数相のステータコイルの中心線を回転軸として回転する、ロータを配置する工程と
    を有するモータの製造方法。
JP2013033772A 2013-02-22 2013-02-22 バスリング Expired - Fee Related JP5840157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033772A JP5840157B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 バスリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013033772A JP5840157B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 バスリング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014165999A JP2014165999A (ja) 2014-09-08
JP5840157B2 true JP5840157B2 (ja) 2016-01-06

Family

ID=51616150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013033772A Expired - Fee Related JP5840157B2 (ja) 2013-02-22 2013-02-22 バスリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5840157B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6839069B2 (ja) * 2017-12-15 2021-03-03 本田技研工業株式会社 回転電機
DE102021101504B4 (de) 2021-01-25 2022-08-04 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Verschaltungsring
KR20220115421A (ko) * 2021-02-10 2022-08-17 엘지전자 주식회사 모터 조립체

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4005532B2 (ja) * 2003-06-10 2007-11-07 ヤマハモーターエレクトロニクス株式会社 回転電機のコイル端末回路構造
JP4816017B2 (ja) * 2005-11-11 2011-11-16 住友電気工業株式会社 回転電機のステータ用バスバ結合ユニット
JP2007135340A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 回転電機のステータ
JP4789676B2 (ja) * 2006-03-29 2011-10-12 トヨタ自動車株式会社 回転電機用端末モジュールおよび回転電機
JP2008148497A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Jtekt Corp バスバー構造体、バスバー構造、及び電動モータ
JP5578072B2 (ja) * 2008-03-13 2014-08-27 日本電産株式会社 バスバー端子、バスバーユニット、および、モータ
JP2010154701A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Showa Corp 回転電機用ターミナル
JP2012231573A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Piolax Inc 配電用部材および配電用部材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014165999A (ja) 2014-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6513203B2 (ja) 電気機械用のステータおよびその製造方法
EP3442100A1 (en) Bus bar unit and dynamo-electric machine
US8884489B2 (en) Motor
JP6465203B2 (ja) ステータ
JP5176283B2 (ja) 回転電機のバスバー絶縁構造
US7126246B2 (en) Rotary electric machine with stator having an annular array of poles
JP5452570B2 (ja) 回転電機およびそのステータコイルの結線ユニットの製造方法
KR100480199B1 (ko) 전동모터
US8502432B2 (en) Crossover module
JP6053002B2 (ja) バスバーユニット
JP6113607B2 (ja) 集配電部材の保持構造、電動機、及び電動機の製造方法
US4513214A (en) Dynamoelectric machine
EP2978107B1 (en) Stator of electric motor, electric motor, air conditioning unit, and method for manufacturing stator of electric motor
JP6073703B2 (ja) モータの集中配電部材
CN108886283B (zh) 马达
CN105720722B (zh) 电机以及相关的组装方法
CN103997150A (zh) 马达
JP2010110140A (ja) モータコイルの配線部品
JP6155057B2 (ja) バスバーユニット製造方法及びバスバーユニット
JP6444930B2 (ja) 巻線を圧着結線して構成される配線基板を備える電動機
JP5840157B2 (ja) バスリング
US9887601B2 (en) Stator of rotary electric machine
US20210281138A1 (en) Electric motor having an interconnection unit and method for manufacturing an electric motor having an interconnection unit
JP4292050B2 (ja) 回転電機のステータ
US10574121B2 (en) Stator for rotary electric machine

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151110

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5840157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees