JP5839419B1 - リーチ式フォークリフト - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータが運転席への乗降をスムーズに行うことができるリーチ式フォークリフトを提供する。【解決手段】運転席9を車体2の後部に設け、かつ運転席9に乗車したオペレータが立った状態で操作するレバー類14を車体2の上面のうち運転席9の正面側に設けたリーチ式フォークリフト1であって、オペレータが運転席9への乗降時に把持できる乗降補助グリップ17を、車体2の上面のうち運転席9の正面側で、かつレバー類14よりも後方に設けたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、オペレータの乗降時の動作をサポートする乗降補助グリップを備えたリーチ式フォークリフトに関する。
従来から、オペレータの乗車時の動作をサポートするグリップを備えたリーチ式フォークリフトとして、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。図7に示すように、特許文献1に記載のリーチ式フォークリフト101では、運転席109を車体102の後部に設け、運転席109に乗車したオペレータが立った状態で操作する操作機器であるレバー類114を車体102の上面のうち運転席109の正面側に設け、オペレータが乗車時に把持できるグリップ112を運転席109の左側後方に設けている。
グリップ112は、運転席109の左側後方で上方に突出する棒状のアームからなる。このリーチ式フォークリフト101によれば、オペレータは、左手でグリップ112を把持しながら、運転席109に乗車することができる。
特開2009−227367号公報
しかしながら、従来のリーチ式フォークリフト101では、グリップ112が運転席109の左側後方に設けられているので、オペレータは、乗車する際に腕によって引き寄せる力を、運転席109内へ自分の体を運ぶ動きとして伝達し難く、余分な力が必要であった。
さらに、従来のリーチ式フォークリフト101では、グリップ112が運転席109にいるオペレータの背後に位置するため、オペレータは、体を後方にひねってグリップ112位置を確認してからグリップ112を握る動作が必要であり、降車時にグリップ112を握りにくく、利用しにくいという問題もあった。換言すれば、従来のグリップ112には、オペレータの降車時の動作を十分にサポートすることができないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、オペレータが運転席への乗降をスムーズに行うことができるリーチ式フォークリフトを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るリーチ式フォークリフトは、
オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け
前記操作機器は、車体を前後進させるためのアクセルレバーを含み、
前記アクセルレバーが中立位置よりも後方に倒された状態で、前記オペレータが前記乗降補助グリップに指をかけて前記アクセルレバーの倒し角を調整できる位置に、前記乗降補助グリップが設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るリーチ式フォークリフトは、
オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
前記乗降補助グリップは、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部を備え、
前記操作機器は、車体を前後進させるためのアクセルレバーを含み、
前記アクセルレバーが中立位置よりも後方に倒された状態で、前記オペレータが前記乗降補助グリップの前記グリップ部に指をかけて前記アクセルレバーの倒し角を調整できる位置に、前記乗降補助グリップの前記グリップ部が設けられていることを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るリーチ式フォークリフトは、
オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
前記乗降補助グリップは、
前記車体上面に設けられた取付部と、
前記取付部に取り付けられ、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部と、を含み、
前記操作機器は、車体を前後進させるためのアクセルレバーを含み、
前記アクセルレバーが中立位置よりも後方に倒された状態で、前記オペレータが前記乗降補助グリップの前記取付部に指をかけて前記アクセルレバーの倒し角を調整できる位置に、前記乗降補助グリップの前記取付部が設けられていることを特徴とする。
上記リーチ式フォークリフトでは、
前記運転席は、前記車体後部の右側に設けられ、
前記操作機器は、前記車体上面のうち前記運転席の正面左側に設けられ、
前記取付部は、前記車体上面のうち前記運転席の正面右側に設けられ、
前記グリップ部は、基端が前記取付部に取り付けられ、先端が左方向に延びていることが好ましい。
上記リーチ式フォークリフトでは、
前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
前記操作機器が設けられた第1上面と、
前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置することが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明に係るリーチ式フォークリフトは、
オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
前記乗降補助グリップは、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部を備え、
前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
前記操作機器が設けられた第1上面と、
前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るリーチ式フォークリフトは、
オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
前記乗降補助グリップは、
前記車体上面に設けられた取付部と、
前記取付部に取り付けられ、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部と、を含み、
前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
前記操作機器が設けられた第1上面と、
前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るリーチ式フォークリフトは、
オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
前記乗降補助グリップは、
前記車体上面に設けられた取付部と、
前記取付部に取り付けられ、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部と、を含み、
前記運転席は、前記車体後部の右側に設けられ、
前記操作機器は、前記車体上面のうち前記運転席の正面左側に設けられ、
前記取付部は、前記車体上面のうち前記運転席の正面右側に設けられ、
前記グリップ部は、基端が前記取付部に取り付けられ、先端が左方向に延びており、
前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
前記操作機器が設けられた第1上面と、
前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置することを特徴とする。
上記リーチ式フォークリフトでは、乗降補助グリップは、グリップ部の一端に、前方側に折れ曲がった屈曲部を有することが好ましい。
本発明によれば、オペレータが運転席への乗降をスムーズに行うことができるリーチ式フォークリフトを提供することができる。
本発明に係るリーチ式フォークリフトの斜視図である。 本発明に係るリーチ式フォークリフトの車体上面の拡大図である。 本発明における乗降補助グリップのグリップ部および屈曲部であって、(A)は平面図、(B)は背面図、(C)左側面図である。 本発明に係るリーチ式フォークリフトの車体上面であって、(A)は正面右側、(B)は正面左側の第1上面、(C)は正面左側の第2上面を示す図である。 本発明に係るリーチ式フォークリフトの車体上面であって、(A)は背面図、(B)は(A)のA−A線における拡大断面図である。 本発明に係るリーチ式フォークリフトにオペレータが乗降する際の平面図である。 従来のリーチ式フォークリフトを後方から見た斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るリーチ式フォークリフトの実施形態について説明する。なお、前後、左右および上下の方向は、特に断りのない限り、リーチ式フォークリフトの車体を基準に考えるものとする。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るリーチ式フォークリフト1は、車体2の前部に設けられた左右一対のストラドルレッグ3と、ストラドルレッグ3に沿って前後方向に移動可能に設けられたマスト4と、マスト4に昇降可能に設けられたリフトブラケット5と、リフトブラケット5に設けられた左右一対のフォーク6と、車体2の上面前端に設けられた左右一対のピラー7と、車体2の上面を覆うように左右一対のピラー7に取り付けられたヘッドガード8と、を主に備えている。
また、リーチ式フォークリフト1は、図6に示すように、オペレータ30が乗降する運転席9を車体2の後部右側に備えている。運転席9は、図1に示すように、床壁を構成するフロアプレート9aと、前壁を構成するメインプレート9bと、左右の側壁を構成するサイドフレーム9cとで形成されている。
フロアプレート9aには、フロアマット10やブレーキペダルが設けられている。メインプレート9bの上部には、運転席9に乗車したオペレータ30の膝部をサポートするための樹脂製のニーパッド11が設けられている。右側のサイドフレーム9cの上部には、運転席9に乗車したオペレータ30の腰部をサポートするための樹脂製のウエストパッド12が設けられている。
車体2の上面には、操舵用のステアリングハンドル13と、操作機器としてのレバー類14と、運転席9に乗車したオペレータ30の腕部をサポートするための発泡ウレタン製のアームパッド15と、第1グリップ16と、本発明の「乗降補助グリップ」に相当する第2グリップ17と、車体2の速度等が表示されるディスプレイ18と、が主に設けられている。
図2に示すように、レバー類14は、リフトレバー14a、ティルトレバー14b、リーチレバー14cおよびアクセルレバー14dを含む。リフトレバー14a、ティルトレバー14bおよびリーチレバー14cは、荷役のためのレバーである。アクセルレバー14dは、車体2を前後進させるためのレバーである。アクセルレバー14dを中立位置よりも前方に倒すと、倒し角に応じた速度で車体2が前進し、アクセルレバー14dを中立位置よりも後方に倒すと、倒し角に応じた速度で車体2が後進する。また、アクセルレバー14dは、バネ等により中立位置に復帰するよう構成されている。
第2グリップ17は、アームパッド15に設けられた取付部17aと、取付部17aに取り付けられ、車体2の上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部17bと、グリップ部17bの先端に設けられた屈曲部17cとを含む。グリップ部17bと屈曲部17cは、一体的に形成されている。
第2グリップ17の取付部17aは、車体2の上面の一部を構成するアームパッド15の後部左側を隆起させて形成したものである。一方、第1グリップ16は、アームパッド15の前部左側を隆起させて形成したものである。第2グリップ17の取付部17aと第1グリップ16とは、同程度の高さになっている。また、中立位置に復帰したアクセルレバー14dから第2グリップ17の取付部17aまでの距離と、中立位置に復帰したアクセルレバー14dから第1グリップ16までの距離とは、同程度になっている。
より具体的には、第1グリップ16は、アクセルレバー14dが中立位置よりも前方に倒された状態で、オペレータ30が第1グリップ16に指(例えば、右手の人差指から小指)をかけ、別の指(例えば、右手の親指)でアクセルレバー14dの倒し角を調整できる位置に設けられている。一方、第2グリップ17の取付部17aは、アクセルレバー14dが中立位置よりも後方に倒された状態で、オペレータ30が取付部17aまたはグリップ部17bに指(例えば、右手の親指)をかけ、別の指(例えば、右手の人差指から小指)でアクセルレバー14dの倒し角を調整できる位置に設けられている。これにより、オペレータ30は、前後進時にアクセルレバー14dの微調整が可能となる。
グリップ部17bは、基端が取付部17aの左側面に取り付けられ、先端が左方向に延びている。より具体的には、図3(A)〜(C)に示すように、グリップ部17bは、基端を含む基端部と、基端部と先端部(屈曲部17c)の間の中間部とからなる。基端部および中間部は、基端から左方向に延びている。一方、先端部(屈曲部17c)は、先端が左下前方向に延びている。つまり、第2グリップ17は、グリップ部17bの先端に、前方側に折れ曲がっている屈曲部17cを備えている。このように、第2グリップ17は、平面視において先端が前方に折れ曲がっているので、換言すれば、屈曲部17cを備えているので、オペレータ30が、レバー類14を操作する際に袖やポケット等を第2グリップ17に引っ掛けて、誤った操作をしてしまうのを防ぐことができる。
図4(A)〜(C)に示すように、車体2の上面は、上面左側と上面右側とに分けることができる。上面左側の後部(運転席9の左側)には、操舵用のステアリングハンドル13が設けられている。
車体2の上面右側は、運転席9の正面側であり、さらに正面右側と正面左側とに分けることができる。正面右側には、図4(A)に示すように、アームパッド15と、第1グリップ16と、第2グリップ17の取付部17aとが設けられている。第1グリップ16は、アームパッド15の前部左側に設けられ、後述する第1上面に隣接している。第2グリップ17の取付部17aは、アームパッド15の後部左側に設けられ、後述する第2上面に隣接している。アームパッド15は、取付部17aよりも後方が運転席9のフロアプレート9aに向かってほぼ垂直に傾斜している。
車体2の上面のうち正面左側は、さらに正面左側の前部に位置する第1上面と、正面左側の後部に位置する第2上面とに分けることができる。第1上面には、図4(B)に示すように、リフトレバー14a、ティルトレバー14b、リーチレバー14cおよびアクセルレバー14dを含むレバー類14が設けられている。第1上面は、アームパッド15の上面よりも低くなっている。
第2上面は、ディスプレイ18が設けられた上面19の一部と、ステアリングハンドル13が設けられた上面20の一部とによって構成されている。第2上面は、第1上面と運転席9との間に位置し、第1上面から運転席9に向けて低くなるように傾斜している。第2上面内では、上面20の傾斜角度は、上面19の傾斜角度よりも大きくなっている。また、第2グリップ17のグリップ部17bは、第2上面の上方に位置している。これらのことから、図5(B)に示すように、第2グリップ17のグリップ部17bと第2上面との間に、十分な隙間を確保することができる。その結果、オペレータ30は、運転席9への乗降時に第2グリップ17のグリップ部17bを把持しやすくなる。
結局、本実施形態に係るリーチ式フォークリフト1では、第2グリップ17が車体2の上面のうち運転席9の正面側で、かつ操作機器であるレバー類14よりも後方に設けられているので、運転席9の外側から第2グリップ17を把持したオペレータ30は、わずかに前傾姿勢となり、第2グリップ17を利用して自分の体を前方(運転席9)に引き寄せることができる。この際、オペレータ30は、体の正面で第2グリップ17を把持して自分の体を引き寄せるため、腕によって引き寄せる力を、運転席9内へ自分の体を運ぶ動きとして伝達し易く、余分な力が不要である。このオペレータ30の乗車時の様子を示したのが図6である。また、同図に示すように、オペレータ30は、右手で第2グリップ17を把持できるため、残った左手でステアリングハンドル13を把持しながら運転席9内へ自分の体を運ぶことができる。なお、第1グリップ16は、車体2の上面のうち運転席9の正面側に位置しているものの、レバー類14よりも前方に設けられているので、オペレータ30は、運転席9の外側から第1グリップ16を把持することはできず、第1グリップ16を乗降補助グリップとして使用することはできない。
また、本実施形態に係るリーチ式フォークリフト1によれば、オペレータ30は、降車の際に第2グリップ17を把持して自分の体を保持できるので、地面に接触する脚の衝撃負担を低減することができる。つまり、降車の際は、オペレータ30は、運転姿勢からそのまま自分の体の正面にある第2グリップ17を把持し、第2グリップ17を把持したまま後方にさがり、第2グリップ17を把持したまま運転席9のフロアマット10から片足を地面に下ろすことができ、第2グリップ17を把持して自分の体を支えながら、運転席9から降りることができる。これにより、安全でスムーズな降車が可能であるとともに、地面に接触する脚の衝撃負担も軽減できるものである。このオペレータ30の降車時の様子を示したのが図6である。
このように、本実施形態に係るリーチ式フォークリフト1は、オペレータ30の乗車時および降車時ともに、第2グリップ17を把持して安全かつスムーズな乗車および降車が可能であり、従来技術にはない顕著な作用効果を発揮するものである。
以上、本発明に係るリーチ式フォークリフトの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
第2グリップ17は、グリップ部17bの少なくとも一部が、車体2の上面のうち運転席9の正面側で、かつレバー類14よりも後方に設けられているのであれば、その構成および形状は適宜変更することができる。例えば、第2グリップ17の取付部17aは、第2上面に設けられていてもよいし、運転席9のメインプレート9bに設けられていてもよい。第2グリップ17のグリップ部17bは、上下方向に延びていてもよい。また、第2グリップ17は、T字形状やL字形状であってもよい。
また、上記実施形態では、屈曲部17cとグリップ部17bとが一体的に形成されているが、屈曲部17cをグリップ部17bとは別部材で構成し、屈曲部17cをグリップ部17bの先端に取り付けてもよい。
さらに、上記実施形態では、第2グリップ17を乗降補助グリップとして使用するだけでなく、後進時にアクセルレバー14dを微調整するためのアクセル操作補助グリップとして使用することで部品点数の削減を図っているが、アクセル操作補助グリップは、第2グリップ17とは別に設けられていてもよい。
1 リーチ式フォークリフト
2 車体
3 ストラドルレッグ
4 マスト
5 リフトブラケット
6 フォーク
7 ピラー
8 ヘッドガード
9 運転席
10 フロアマット
11 ニーパッド
12 ウエストパッド
13 ステアリングハンドル
14 レバー類(操作機器)
15 アームパッド
16 第1グリップ
17 第2グリップ(乗降補助グリップ)
17a 取付部
17b グリップ部
17c 屈曲部
18 ディスプレイ
30 オペレータ

Claims (9)

  1. オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
    前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け
    前記操作機器は、車体を前後進させるためのアクセルレバーを含み、
    前記アクセルレバーが中立位置よりも後方に倒された状態で、前記オペレータが前記乗降補助グリップに指をかけて前記アクセルレバーの倒し角を調整できる位置に、前記乗降補助グリップが設けられている
    ことを特徴とするリーチ式フォークリフト。
  2. オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
    前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
    前記乗降補助グリップは、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部を備え、
    前記操作機器は、車体を前後進させるためのアクセルレバーを含み、
    前記アクセルレバーが中立位置よりも後方に倒された状態で、前記オペレータが前記乗降補助グリップの前記グリップ部に指をかけて前記アクセルレバーの倒し角を調整できる位置に、前記乗降補助グリップの前記グリップ部が設けられている
    ことを特徴とするリーチ式フォークリフト。
  3. オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
    前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
    前記乗降補助グリップは、
    前記車体上面に設けられた取付部と、
    前記取付部に取り付けられ、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部と、を含み、
    前記操作機器は、車体を前後進させるためのアクセルレバーを含み、
    前記アクセルレバーが中立位置よりも後方に倒された状態で、前記オペレータが前記乗降補助グリップの前記取付部に指をかけて前記アクセルレバーの倒し角を調整できる位置に、前記乗降補助グリップの前記取付部が設けられている
    ことを特徴とするリーチ式フォークリフト。
  4. 前記運転席は、前記車体後部の右側に設けられ、
    前記操作機器は、前記車体上面のうち前記運転席の正面左側に設けられ、
    前記取付部は、前記車体上面のうち前記運転席の正面右側に設けられ、
    前記グリップ部は、基端が前記取付部に取り付けられ、先端が左方向に延びている
    ことを特徴とする請求項3に記載のリーチ式フォークリフト。
  5. 前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
    前記操作機器が設けられた第1上面と、
    前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
    前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載のリーチ式フォークリフト。
  6. オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
    前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
    前記乗降補助グリップは、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部を備え、
    前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
    前記操作機器が設けられた第1上面と、
    前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
    前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置する
    ことを特徴とするリーチ式フォークリフト。
  7. オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
    前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
    前記乗降補助グリップは、
    前記車体上面に設けられた取付部と、
    前記取付部に取り付けられ、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部と、を含み、
    前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
    前記操作機器が設けられた第1上面と、
    前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
    前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置する
    ことを特徴とするリーチ式フォークリフト。
  8. オペレータが乗車する運転席を車体後部に設け、かつ前記運転席に乗車した前記オペレータが立った状態で操作する操作機器を車体上面のうち前記運転席の正面側に設けたリーチ式フォークリフトであって、
    前記オペレータが前記運転席への乗降時に把持できる乗降補助グリップを、前記車体上面のうち前記運転席の正面側で、かつ前記操作機器よりも後方に設け、
    前記乗降補助グリップは、
    前記車体上面に設けられた取付部と、
    前記取付部に取り付けられ、前記車体上面から上方に離間した状態で左右方向に延びる棒状のグリップ部と、を含み、
    前記運転席は、前記車体後部の右側に設けられ、
    前記操作機器は、前記車体上面のうち前記運転席の正面左側に設けられ、
    前記取付部は、前記車体上面のうち前記運転席の正面右側に設けられ、
    前記グリップ部は、基端が前記取付部に取り付けられ、先端が左方向に延びており、
    前記車体上面のうち前記運転席の正面左側は、
    前記操作機器が設けられた第1上面と、
    前記第1上面と前記運転席との間に位置し、前記第1上面から前記運転席に向けて低くなるように傾斜した第2上面とを有し、
    前記グリップ部は、少なくとも一部が前記第2上面の上方に位置する
    ことを特徴とするリーチ式フォークリフト。
  9. 前記乗降補助グリップは、前記グリップ部の一端に、前方側に折れ曲がった屈曲部を有する
    ことを特徴とする請求項〜8のいずれか一項に記載のリーチ式フォークリフト。
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