JP5837990B2 - コンピュータシステムの動作方法、及びコンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステムの動作方法、及びコンピュータシステム Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータシステムをオンに切り替えるシステムファームウェア及び操作要素を有するコンピュータシステムの動作方法に関する。本発明は、当該方法を実行し及びコンピュータシステムをオンに切り替える少なくとも1つの操作要素を有するために適するコンピュータシステムに更に関する。
例えばPCデスクトップシステム又はラップトップのような知られているコンピュータシステムは、通常、複数ステップの起動プロセスを実行する。第1段階では、通常パワーオンセルフテスト(power-on self-test:POST)と称され、使用されるハードウェアの基本的初期化及び試験が、不揮発性メモリチップに格納されたシステムファームウェアの制御下で実行される。この段階では、例えば、既存の主メモリのサイズが決定され、任意でその機能がチェックされる。ユーザからの対応する要求により、この段階では、低レベル調整が、システムファームウェアの設定ダイアログを介して行われ得る。次の段階では、実際のオペレーティングシステムが、コンピュータシステムの記憶媒体から読み出される。コンピュータシステムの個々のコンポーネントのための追加のオペレーティングシステム固有ドライバモジュールも、この段階でリロードされ初期化される。
知られているコンピュータシステムの1つの問題は、起動手順が比較的長時間を要することである。ユーザは、これは不快であると考え、結果としてコンピュータシステムはオフにされることが多い。
本願は、コンピュータシステムを指定する問題、及びコンピュータシステムの起動手順を加速させるコンピュータシステムのための動作方法を解決する。
本発明の第1の態様は、コンピュータシステムをオンに切り替えるシステムファームウェア及び操作要素を有するコンピュータシステムの動作方法を記載する。動作方法は、作動について操作要素を監視するステップと、前記操作要素が作動される時間期間を決定するステップと、前記決定した時間期間が所定の時間期間を超える場合、前記システムファームウェアを用いtえ完全なブートシーケンスを実行sるうステップと、前記決定された時間期間が前記所定の時間期間を超えない場合、前記システムファームウェアを用いて限定的ブートシーケンスを実行するステップと、を有する。
本発明は、システムファームウェアの部分の実行がコンピュータシステムの通常のブート手順に必要ない場合、コンピュータシステムの起動を加速させるために、システムファームウェアの部分の実行が省略できるという知識に基づく。しかしながら、必要な場合、常に必要ではないシステムファームウェアのこのような部分を単純な方法で起動することが可能である。この目的のために、操作要素が作動されている時間長は、限定的又は完全なブートシーケンスが実行されるかを決定する。例えば、入力構成要素を初期化するプログラムコードは、システムファームウェアの設定ダイアログが呼び出される場合のみ実行され得る。
本発明の第2の態様は、コンピュータシステムをオンに切り替える少なくとも1つの操作要素を有するコンピュータシステムを開示する。コンピュータシステムは、作動について少なくとも1つの操作要素を監視する少なくとも1つの監視回路を有する。さらに、コンピュータシステムは、システムファームウェアを格納する少なくとも1つの不揮発性メモリを有する。コンピュータシステムは、実行可能プログラムコードを実行する少なくとも1つのデータ処理装置を有し、前記データ処理装置による前記コンピュータシステムの完全なブートシーケンスの実行のための前記実行可能プログラムコードの第1の部分は、前記監視回路が前記操作要素は所定の時間期間の間作動されたと示す場合に実行される。前記コンピュータシステムの限定的ブートシーケンスを実行するために、前記実行可能プログラムコードの第2の部分は、前記監視回路が前記操作要素は前記所定の時間期間より短い時間期間の間作動されたと示す場合に実行される。
それぞれ完全な又は限定的ブートシーケンスの実行のための第1又は第2の実行可能プログラムコードを選択的に実行するこのようなコンピュータシステムは、同じく、起動手順を加速するために適する。第1の態様による動作方法と同様に、操作要素の作動期間は、第2の実行可能プログラムコードを実行することによりコンピュータシステムが加速された方法で開始されるか否か、又は第1の実行可能プログラムコードを呼び出すことにより完全なブートシーケンスが実行されるか否かを決定する。本発明の有利な実施形態は、従属請求項及び以下の例示的な実施形態の詳細な説明において特定される。
本発明の異なる例示的な実施形態は、以下に添付の図面を参照して説明される。
コンピュータシステムのブロック図を示す。 第1の例示的な実施形態による動作方法のフローチャートを示す。 第2の例示的な実施形態による動作方法のフローチャートを示す。 異なるブートシーケンスの図式表現を示す。
図1によるブロック図は、コンピュータシステム10を図示する。例示的な実施形態では、コンピュータシステム10は、プロセッサ11、ワーキングメモリ12、不揮発性メモリチップ13を有する。コンピュータシステム10は、ハードディスクドライブ14、汎用入力/出力モジュール15(GPIO)、及び入力/出力モジュール15の入力に接続されるプッシュボタン16の形式の操作要素を有する。コンピュータシステム10の構成要素11〜15は、システムバス17を介して相互接続される。図1に図示したシステムバス17の代わりに、勿論、コンピュータシステムの個々の構成要素を接続するために複数の異なるバスシステム又は他の接続を用いることも可能である。
プロセッサ11は、ワーキングメモリ12又はメモリチップ13に格納されたプログラムコードを実行するよう機能する。記載の例示的な実施形態では、少なくとも1つのシステムファームウェア18は、不揮発性メモリチップ13に保管され、とりわけコンピュータシステム10を起動するために用いられる。システムファームウェア18は、例えば、(Unified)Extensible Firmware Interface(UEFI又はEFI)標準に従うBIOS(Basic Input/Output System)プログラム又はファームウェアとして知られているものである。更なる実行プログラムコード、特にオペレーティングシステム19のプログラムコードは、ハードディスクドライブ14に格納される。
所謂スタンバイモードでは、入力/出力モジュール15は、スタンバイ電圧を供給され、作動のためにプッシュボタン16を監視する。プッシュボタン16が作動された場合、コンピュータシステム10は、システムの残りの構成要素11〜14に供給電圧を印可することにより起動される。このプロセスでは、先ず、プロセッサ11は、不揮発性メモリ13からシステムファームウェア18の所謂ブートブロックを実行する。次に、システムファームウェア18の更なる実行プログラムは、不揮発性メモリ13から直接に実行され、又は不揮発性メモリ13からワーキングメモリ12にコピーされてプロセッサ11により実行される。システムファームウェア18が実行された後、オペレーティングシステム19の実行コードは、ハードディスクドライブ14からワーキングメモリ12にロードされ、プロセッサ11により実行される。
コンピュータシステム10の起動プロセスを可能な限り効率的に構成するため、例えば図2による方法20が用いられる。
第1のステップ21で、スイッチオン信号が検出される。スイッチオン信号の検出は、例えば、コンピュータシステム10への電圧の物理的適用、又はプッシュボタン16若しくは他の操作要素の作動であり得る。
次のステップ22で、システムファームウェア18の基本ルーチンが実行される。これは、例えば、ブートブロックの実行、ワーキングメモリ12の初期化、及び続いてコンピュータシステム10の不揮発性メモリチップ13からワーキングメモリ12へのシステムファームウェア19の部分のロードを含む。これら及び類似の動作は、「初期POSTタスク」として知られる場合が多い。
コンピュータシステム10の基本的初期化が完了すると、ステップ23で、プッシュボタン16が押下された時間の長さが決定される。この目的のために、例えば、入力/出力モジュール15内に配置されたタイマが問い合わせられる。
ステップ24で、ステップ23で決定された操作期間Tは、完全なブートシーケンスを呼び出すための所定の時間期間Sと比較される。所定の時間期間Sは、ユーザが困難を有しないで短操作と長操作との間を区別可能なように選択されるべきである。通常のプッシュボタン押下は、一般的に、1秒未満しか継続しない。したがって、数秒の時間期間、例えば1、2、3又は4秒は、所定の時間期間Sとして適している。
ステップ24でプッシュボタン16が所定の時間期間Sよりも短い時間期間Tの間操作されたと決定された場合、ステップ25で、システムファームウェア18の更なるプログラムコードが実行され、コンピュータシステムを起動する。例えば、ステップ25で、後にオペレーティングシステム19をハードディスクドライブ14からロードするために、ハードディスク制御部を初期化するプログラムコードが実行でき、所謂ブートローダ又はOSローダが実行できる。。
他方で、ステップ24でプッシュボタン16が所定の時間期間Sより長い時間期間Tの間操作されたと決定された場合、次のステップ26で、完全なブートシーケンスが実行される。例えば、コンピュータシステム10のキーボード又は他の入力構成要素は、初期化され得る。さらに、出力構成要素、例えばコンピュータシステム10のグラフィックコンポーネントが起動され得る。代替で又は追加で、例えばコンピュータシステムのメモリテストのような拡張セルフテストが実行され得る。最後に、システムファームウェアの設定ダイアログも、呼び出され表示され得る。
図2に示した動作方法20を用い、異なる時間長の間操作要素を操作することにより、コンピュータシステムの2つの異なるブートシーケンスの間で選択することが可能である。特に、コンピュータシステムの迅速な起動のための限定的ブートシーケンス又は保守目的のための完全なブートシーケンスが選択できる。プッシュボタン16の問い合わせ、及びその操作期間の決定は、システムに関連する入力/出力モジュール15により、及び例えば入力/出力モジュール15内のタイマにより実行できることが望ましい。したがって、コンピュータシステム10の可能な外付けキーボードとのいかなる通信も必要ない。したが、特に、キーボード又は他の構成要素を事前に初期化する必要がない。
図3は、コンピュータシステム10を起動するための更なる動作方法30によるフローチャートを示す。
コンピュータシステム10に電力供給を加えた後、これは、最初はスタンバイモードである。ステップ31で、プッシュボタン16が押下されたか否かを決定するためにチェックが行われる。押下されていない場合、コンピュータシステム10はスタンバイモードのままである。
その他の場合、プッシュボタン16が押下された場合、ステップ32で、タイマが開始される。タイマは、例えばコンピュータシステム10の入力/出力モジュール15のタイマ又は所謂RTC(real-time clock)モジュールのタイマであっても良い。次のステップ33で、プッシュボタン16が解放されたか否かを決定するためにチェックが行われる。解放されていない場合、テスト33は、プッシュボタン16の解放が認識されるまで継続する。ステップ34で、プッシュボタン16が解放されたことを認識した後、タイマは停止する。任意で、完全なブートシーケンスを呼び出すための所定の時間期間を超えた後、ユーザに彼がもはや完全なブートシーケンスを呼び出すためにプッシュボタン16を操作する必要がないことを示す短い信号が生成され得る。例えば、オン状態を伝えるために用いられるLEDは、短くオフにされ再びオンにされ得る。或いは、短い音響信号は、システムのスピーカを介して出力され得る。
ステップ32〜34と並行して、処理35で、コンピュータシステム10の第1の初期化段階を通る。例えば、第1の初期化段階35の間、プロセッサの種類、並びにワーキングメモリ12の種類とサイズが決定される。他の基本機能は、例えば不揮発性メモリチップ13からワーキングメモリ12へのシステムファームウェア18のコピーと共に、処理35で実行され得る。
記載の例示的な実施形態では、処理35は、完全なブートシーケンスを起動するために、少なくとも所定の時間期間Sの長さだけ継続する。次のステップ36で、プッシュボタン16が所定の時間期間Sより長い時間期間Tの間操作されたか否かを決定できる。この目的のために、ステップ36で、例えば、タイマの値が読み出され、又はステップ34で決定された終了時間とステップ32で決定された開始時間との間の差が決定される。ステップ36が実行されているときにプッシュボタン16が依然として押下されている場合、どんな場合でも、所定の時間期間Sは超過されている。この場合には、例えば、プッシュボタン16の押下以来の時間期間、又は所定の最大値が、操作期間Tとして設定され得る。
ステップ37で、ステップ36で呼び出された時間期間Tが所定の時間期間Sより大きいか否かを決定するためにチェックが行われる。大きい場合、ステップ38で、コンピュータシステム10をブートするために絶対的に必要ではないシステムファームウェア18のプログラムコードが実行される。例えば、これは、キーボード又は他の入力構成要素を初期化させる。グラフィックコンポーネントの特定のグラフィックモードを起動することにより、例えば、拡張セルフテストの結果を示すことが可能である。
任意的処理39で、システムファームウェア18の設定ダイアログは、プロセッサ11により追加で実行される。例えば、予め表示されたキーの組を操作した後に、コンピュータシステム10の基本的な低レベルの規定値を実行するための設定画面がコンピュータシステム10のモニタに表示され、ユーザにより操作され得る。代替の構成では、設定ダイアログは、プッシュボタン16の長期間操作により完全なブートシーケンスが選択されたときに、自動的に呼び出される。
設定ダイアログを用い、コンピュータシステム10のユーザは、例えば、コンピュータシステム10のブートシーケンスを決定できる。システムファームウェア18のそれ自体知られている他の設定オプションも可能である。さらに、所定の時間期間Sの長さも、任意で設定ダイアログ内で定められ得る。ユーザが彼の変更を完了した又は破棄した場合、ステップ40で、場合によっては変更されたシステム設定を起動するために、コンピュータシステム10の再始動が必要か否かを決定するためにチェックが行われる。再始動が必要な場合、ステップ31により方法は継続する。
ステップ37でプッシュボタン16が比較的短い時間期間の間しか操作されなかったと認識された場合、又はステップ40で再始動が必要ないと定められた場合、処理41で、コンピュータシステム10をブートするために必要なシステムファームウェア18の更なるプログラムコードが実行される。例えば、システムファームウェア18の部分は、大容量記憶媒体のインタフェースモジュールを初期化するために実行され得る。
オペレーティングシステム19を開始するために全てのファームウェアコンポーネントの実行が成功した後、処理42で、コンピュータシステムのオペレーティングシステム19は、それ自体知られている方法でロードされる。例えば、コンピュータシステム10のハードディスクドライブ14のオペレーティングシステム19は、ワーキングメモリ12にロードされ、プロセッサ11により実行され得る。
上述の動作方法では、コンピュータシステム10の操作要素、特にオンオフプッシュボタン16は、コンピュータシステム10の起動手順を簡略化し加速させるために追加的方法で用いられた。コンピュータシステム10を起動した後に、オンオフボタンが更なる時間期間S、例えば1〜2秒の間押下されたまま保持された場合、システムファームウェア18は、ユーザが起動手順中にコンピュータシステム10の完全なブートシーケンスを望んでいると認識する。この場合、システムファームウェア18は、コンピュータシステム10の完全な初期化及び/又はテストのためにプログラムコードを実行する。その他の場合、コンピュータシステム10の加速された起動のために必要なシステムファームウェア18の一部のみが実行される。例えば、キーボードの初期化、及び設定ダイアログを呼び出すためのキーの組を問い合わせるための別個の待機時間が省かれる。
図4は、2つのブートシーケンス、つまり左に完全なブートシーケンス43及び右に限定的ブートシーケンス44を示す。
完全なブートシーケンス43は、プロセッサ11及びワーキングメモリ12を初期化するための第1のファームウェアコンポーネント18Aの実行を有する。続いて、入力構成要素、例えばUSBキーボード及び/又はUSBマウスを問い合わせるドライバモジュールを初期化するための第2のファームウェアコンポーネント18Bが実行される。これに続き、出力コンポーネントを初期化するための第3のファームウェアコンポーネント18Cが実行される。例えば、グラフィックカードのテキストモード又はVGAモードが起動される。次に、ワーキングメモリ12又はコンピュータシステム10の他の構成要素のセルフテストは、ファームウェアコンポーネント18Dにより実行される。ファームウェアコンポーネント18Eは、例えば、設定ダイアログ又はブート媒体の選択を実行する。最後のファームウェアコンポーネント18Fは、大容量記憶媒体からのオペレーティングシステム19のリロードを開始する。
限定的ブートシーケンス44は、単に、システムファームウェアコンポーネント18A及び18Fの実行の後に、オペレーティングシステム19のブートアップを行う。例えばUSB制御部又はグラフィックコンポーネントのようなコンピュータシステム10のコンポーネントの初期化は、いずれの場合にもオペレーティングシステム19の部分としてロードされるオペレーティングシステム固有ドライバモジュールにより施行される。
図4の説明から明らかなように、コンピュータシステムの起動手順は、限定的ブートシーケンス44を用いることにより短縮できる。第1の時間Tでのコンピュータシステム10の起動、及び第2の時間Tでの第1のファームウェアコンポーネントの実行の後、完全なブートシーケンス43又は限定的ブートシーケンス44が実行されるべきかに関して決定が行われる。
10 コンピュータシステム
11 プロセッサ
12 ワーキングメモリ
13 不揮発性メモリチップ
14 ハードディスクドライブ
15 入力/出力モジュール
16 プッシュボタン
17 システムバス
18 システムファームウェア
18A−18F ファームウェアコンポーネント
19 オペレーティングシステム
20 コンピュータシステムの第1の動作方法
21−26 方法のステップ
30 コンピュータシステムの第2の動作方法
31−42 方法のステップ
43 完全なブートシーケンス
44 限定的ブートシーケンス
T 時間期間
S 所定の時間期間
第1の時間
第2の時間

Claims (9)

  1. コンピュータシステムの動作方法であって、前記コンピュータシステムは、システムファームウェアと、前記コンピュータシステムをオンに切り替える操作要素とを有し、前記方法は、
    −作動について前記操作要素を監視するステップと、
    −前記操作要素が作動される時間期間を決定するステップと、
    −前記決定された時間期間が所定の時間期間を超える場合、前記システムファームウェアを用いて完全なブートシーケンスを実行するステップと、
    −前記決定された時間期間が前記所定の時間期間を超えない場合、前記システムファームウェアを用いて限定的ブートシーケンスを実行するステップと、
    を有し、
    前記操作要素の作動の開始直後に、前記完全なブートシーケンス及び前記限定的ブートシーケンスに共通の第1の部分が実行され、
    前記第1の部分の完了後に依然として前記操作要素が作動されている場合、前記時間期間は前記所定の時間期間を超える、動作方法。
  2. 前記完全なブートシーケンスは、前記コンピュータシステムの少なくとも1つの入力構成要素の初期化、特にキーボード及び/又はマウスの起動を有し、前記限定的ブートシーケンスは、前記少なくとも1つの入力構成要素の初期化を含まない、請求項1に記載の動作方法。
  3. 前記第1の部分の完了後、前記決定された時間期間が前記所定の時間期間を超えた場合、完全なブートシーケンスの第2の部分及び第3の部分が実行され、前記決定された時間期間が前記所定の時間期間を超えない場合、前記完全なブートシーケンスの前記第2の部分のみ又は前記第3の部分のみが前記限定的ブートシーケンスの部分として実行される、請求項に記載の動作方法。
  4. 前記操作要素が前記所定の時間期間の間操作された場合、前記コンピュータシステムの出力構成要素、特に発光ダイオード又は音響信号生成器を起動するステップ、を有する請求項1に記載の動作方法。
  5. 前記完全なブートシーケンスは、予め表示されたキーの組の作動が認識された後に、キーの組の表示及び設定画面の表示を有する、請求項1に記載の動作方法。
  6. コンピュータシステムであって、
    −前記コンピュータシステムをオンに切り替える操作要素と、
    −作動について少なくとも1つの前記操作要素を監視する監視回路と、
    −第1の実行プログラムコードを有するシステムファームウェアを格納する少なくとも1つの不揮発性メモリと、
    −実行プログラムコードを実行する少なくとも1つのデータ処理装置であって、前記監視回路が前記操作要素は所定の時間期間を超えて作動されたと示す場合、前記データ処理装置による前記コンピュータシステムの完全なブートシーケンスの実行のための前記実行プログラムコードが実行され、前記監視回路が前記操作要素は前記所定の時間期間より短い時間期間の間作動されたと示す場合、前記データ処理装置による前記コンピュータシステムの限定的ブートシーケンスの実行のための前記実行プログラムコードが実行され前記操作要素の作動の開始直後に、前記完全なブートシーケンス及び前記限定的ブートシーケンスの第1の部分が実行され、前記監視回路が、前記第1の部分の完了後に依然として前記操作要素が作動されていると示す場合、前記時間期間は前記所定の時間期間を超える、データ処理装置と、
    を有するコンピュータシステム。
  7. 汎用入力/出力モジュールを有し、前記入力/出力モジュールの入力接続は、前記コンピュータシステムをオンに切り替えるプッシュボタンに接続され、前記入力/出力モジュールは、作動について前記プッシュボタンを監視する、請求項に記載のコンピュータシステム。
  8. 前記所定の時間期間の期間は、前記システムファームウェアの設定ダイアログを介して調整可能である、請求項に記載のコンピュータシステム。
  9. 前記完全なブートシーケンスは、予め表示されたキーの組の作動が認識された後に、キーの組の表示及び設定画面の表示を有する、請求項
    に記載のコンピュータシステム。
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