JP5489278B2 - 情報処理装置及びその起動方法 - Google Patents
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Description
図7において、情報処理装置に電源投入後、まず、BIOSが起動する(ステップS1)。すると、BIOSがデバイスを初期化し(ステップS2)、起動プロセスをブートローダに渡す(ステップS3)。ブートローダは、起動ディスクのマスターブートレコード等に置かれている起動の際にのみ立ち上がるプログラムである。
図1中の情報処理装置1は、例えば、パソコンなど汎用のコンピュータである。情報処理装置1は、メインボード(M/B)100を中心に、入力デバイス110、出力デバイス120、ストレージデバイス130がメインボード100に接続されており、複数のデバイスから構成されている。
図2は、本実施形態における起動キーと起動キー情報の関係を例示する図である。
起動キーは、本実施形態においては、情報処理装置1の起動態様ないし起動のさせ方をいう抽象的な概念である。例えば、図2に図示するように、「電源ボタン押下」による起動や、「LAN経由のWake信号」による起動(以下、「WOL(Wake On LAN)」という)がある。一方、起動キー情報は、起動キーのそれぞれに一対一対応するキー情報である。本実施形態においては、便宜的に10進法の数字を割り当てているがこれに限定されるものではない。
本実施形態においては、起動キー情報各々に対してBIOS設定情報とが対応づけられており、対応づけがBIOSによって保持されている。BIOS設定情報と対応づけられている起動キー情報のことを、混同を避けるために、単に「BIOS設定情報のキー情報」と呼ぶ。
本実施形態においては、起動キー情報各々に対してスタートアップ設定情報とが対応づけられており、対応づけがスタートアップコントローラ132によって保持されている。スタートアップ設定情報と対応づけられている起動キー情報のことを、混同を避けるために、単に「スタートアップ設定情報のキー情報」と呼ぶ。
図5において、まず、情報処理装置1の起動処理が始まると、BIOSが起動する(ステップS101)。BIOSは、デバイスの初期化を選択的に行うブートコントローラ104を有する。ブートコントローラ104が図5中のステップS102からS105の処理の主体を担う。BIOSは、各デバイスの初期化処理を行う前にブートコントローラ104を起動する。
上述した起動処理を、インターネット専用ボタンでブラウザを起動する例で説明する。
情報処理装置1の構成を、例えば、CPU、HDD、メモリ、USB、LANアダプタ、無線LANアダプタ、SDカード(登録商標)リーダ、サウンドカード、ディプレイ、マウス、キーボード、Bluetooth(登録商標)を有する構成とする。また、通常起動時に実行されるドライバ、アプリケーションが、上記デバイスのドライバ、アップデート確認ツール、セキュリティソフト、無線LAN設定ツール、他、種々のものがあるとする。そして、起動キーが、本体に付属するインターネット専用ボタンであるとする。
BIOS設定情報は、使用しない(初期化しない。OFF状態にする。)デバイスとして、「USB、SDカード(登録商標)リーダ、Bluetooth(登録商標)」を設定する設定情報である。
スタートアップ設定情報は、起動しないアプリケーションとして、「USB、SDカード(登録商標)リーダ、Bluetooth(登録商標)のデバイスドライバ、常駐アップデートツール」を設定し、また、自動起動するアプリケーションとして、ブラウザを設定する設定情報である。
上述した起動処理を、WOLによりDLNAサーバとして起動させる例で説明する。
情報処理装置1の構成を、例えば、CPU、HDD、メモリ、USB、LANアダプタ、無線LANアダプタ、SDカード(登録商標)リーダ、サウンドカード、ディプレイ、マウス、キーボード、Bluetooth(登録商標)を有する構成とする。また、通常起動時に実行されるドライバ、アプリケーションが、上記デバイスのドライバ、アップデート確認ツール、セキュリティソフト、無線LAN設定ツール、他、種々のものがあるとする。そして、起動キーが、WOLであるとする。
BIOS設定情報は、使用しない(初期化しない。OFF状態にする。)デバイスとして、「USB、無線LAN、SDカード(登録商標)リーダ、Bluetooth(登録商標)、サウンドカード、ディスプレイ、マウス、キーボード」を設定する設定情報である。
スタートアップ設定情報は、起動しないアプリケーションとして、使用しないデバイスのデバイスドライバ、常駐アップデートツールを設定し、また、自動起動するアプリケーションとして、DLNAサーバを設定する設定情報である。なお、DLNAサーバは、ネットワーク経由で要求されたマルチメディアファイルを、ネットワークに送信するファイルサーバである。
なお、上記2例は、「使用しないデバイス・起動しないアプリケーション」を設定するように表現したが、「使用するデバイス・起動するアプリケーション」を設定することと表現は異なるものの同じことである。
上述した起動処理後、情報処理装置1をある機能に特化して使用するために起動した場合には、当該機能を提供するアプリケーションソフトウェアの終了に伴って、情報処理装置1を終了させる構成としてもよい。この構成は、図6に示すアプリケーション監視処理を行うことによって実現される。
アプリケーション実行中、アプリケーションの実行は常に監視される(ステップS201、S202)。目的のアプリケーション以外の実行を制限される。目的のアプリケーションが終了した場合(ステップS203のYes)、OS131はシャットダウン処理を行い、装置をシャットダウンする(ステップS204)。また、電源ボタン等によってシャットダウン処理が呼び出された場合(ステップS202のYes)、アプリケーションを終了しシャットダウン処理を行う(ステップS204)。
100 メインボード(M/B)
101 CPU
102 メモリ
103 BIOSROM
104 ブートコントローラ
105 起動キー情報保存領域
110 入力デバイス
120 出力デバイス
130 ストレージデバイス
131 OS
132 スタートアップコントローラ
Claims (4)
- 複数のデバイスから構成される情報処理装置であって、
前記複数のデバイスから起動後に使用するデバイスが選択されているBIOS設定情報と起動キー情報との関連づけである第1の関連づけを有し、
情報処理装置の起動時に、情報処理装置の起動のさせ方に対応して起動キー情報を決定し、前記第1の関連づけを参照して、決定した起動キー情報に関連づけられているBIOS設定情報にしたがって、選択されているデバイスを初期化するBIOSを備え、
さらに、
起動後に読み込むドライバと起動後に自動実行するアプリケーションが選択されているスタートアップ設定情報と起動キー情報との関連づけである第2の関連づけを有し、
前記BIOSが前記起動キー情報を保存する起動キー情報保存領域と、
前記保存された起動キー情報を立ち上げ時に取得し、前記第2の関連づけを参照して、取得した起動キー情報に関連づけられているスタートアップ設定情報にしたがって、選択されているドライバを読み込み、選択されているアプリケーションを自動実行するオペレーティングシステムと、
を備えることを特徴とする、情報処理装置。 - 前記BIOSは、前記起動キー情報をローカルエリアネットワークから受信したWake信号から決定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記自動実行するアプリケーションが、ネットワーク経由で要求されたマルチメディアファイルをネットワークに送信するファイルサーバであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 複数のデバイスから構成される情報処理装置の起動方法であって、
前記複数のデバイスから起動後に使用するデバイスが選択されているBIOS設定情報と起動キー情報とを第1の関連づけとして関連づけ、
起動後に読み込むドライバと起動後に自動実行するアプリケーションが選択されているスタートアップ設定情報と前記起動キー情報とを第2の関連づけとして関連づけ、
情報処理装置の起動時に、情報処理装置の起動のさせ方に対応して起動キー情報を決定し、
起動キー情報保存領域に前記起動キー情報を保存し、
前記第1の関連づけを参照して、決定した起動キー情報に関連づけられているBIOS設定情報にしたがって、選択されているデバイスを初期化し、
オペレーティングシステムにより、前記保存された起動キー情報を立ち上げ時に取得し、
前記第2の関連づけを参照して、取得した起動キー情報に関連づけられているスタートアップ設定情報にしたがって、選択されているドライバを読み込み、
選択されているアプリケーションを自動実行することを特徴とする、情報処理装置の起動方法。
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