JP5835287B2 - 画像分析装置および画像分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像分析装置および画像分析方法に関するものである。
近年、カメラによって道路平面が撮像されて得られた撮像画像から車両の走行状況を計測する技術が開発されている。車両の走行状況の例としては、交通量、車両速度などが挙げられる。車両の走行状況を計測している間にカメラに異常が生じた場合には、車両の走行状況の計測結果も異常となってしまう状況が起こり得る。一例として、カメラの撮像範囲が正常範囲から外れてしまった場合などには計測結果が異常となり得る。
カメラの異常を検出する技術としては、様々な技術が開示されている。例えば、あるカメラによって撮像された撮像画像に映っている他のカメラの設置位置が正常範囲を超えた場合に、当該他のカメラが異常であると判定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−76573号公報
しかし、特許文献1に記載された技術を用いる場合には、撮像画像に他のカメラが映るようにしてカメラを設置する必要が生じるため、車両の走行状況の計測に用いられるカメラに適用するのは困難である。カメラが正常であるか否かを確認するためには、検査員が撮像画像を検査したりカメラを直接検査したりするのが一般的であるため、カメラが正常であるか否かを検査員が容易に確認することができない。
そして、特許文献1に記載された技術を用いる場合には、撮像画像に他のカメラが映るようにしてカメラを設置する必要が生じるため、1台のカメラのみを用いる場合や、撮影画像に他のカメラが映らないカメラを用いる場合に適用することはできない。
また、カメラが正常であるか否かを確認するためには、検査員が撮像画像を検査したりカメラを直接検査したりするのが一般的である。特許文献1に記載された技術では、カメラに異常があるか否かは検査員が常に確認し続けなければならない。またカメラが異常であるか否かの判断は、現在撮影されている1枚の画像に基づき、しかも目視によって行うため、検査員の経験に左右され、判断のブレや過誤も生じやすい。さらに、検査員によってカメラが異常であると判断される場合にも、計測には影響を及ぼさないケースもある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、車両の走行状況の計測に用いられるカメラが正常であるか否かを検査員に容易に確認させることが可能な技術を提供することにある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、車両の走行状況の計測に用いられるカメラが正常であるか否かを、計測に悪影響が生じるタイミングで検査員に確認させ、また容易により正確に判断させることが可能な技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析装置であって、前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させる表示制御部を備える、画像分析装置が提供される。
前記計測結果は、少なくとも現交通量および現車両速度の少なくともいずれか一方を含んでもよい。
前記画像分析装置は、前記計測結果が異常であるか否かを判定する判定部をさらに備えてもよい。
前記判定部は、前記現交通量と過去に計測された旧交通量との関係に基づいて、前記現交通量が異常であるか否かを判定してもよい。
前記判定部は、前記現車両速度と過去に計測された旧車両速度との関係に基づいて、前記現車両速度が異常であるか否かを判定してもよい。
前記判定部は、前記現交通量と前記所定の撮像部に隣接する他の撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて計測された交通量との関係に基づいて、前記現交通量が異常であるか否かを判定してもよい。
前記表示制御部は、前記計測結果が異常であると判定された場合、前記基準画像と前記現画像との比較結果に基づいて、前記基準画像と前記異常候補画像とを表示させるか否かを判定してもよい。
前記表示制御部は、前記計測結果が異常であると判定された場合、前記基準画像から算出された道路平面パラメータと前記現画像から算出された道路平面パラメータとの比較結果に基づいて、前記基準画像と前記異常候補画像とを表示させるか否かを判定してもよい。
前記表示制御部は、前記計測結果が異常であると判定された場合、前記基準画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報および前記異常候補画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報の少なくともいずれか一方を表示させてもよい。
前記表示制御部は、前記基準画像と前記異常候補画像とを重畳して表示させてもよい。
また、本発明のある観点によれば、所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析方法であって、前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させるステップを含む、画像分析方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、車両の走行状況の計測に用いられるカメラが正常であるか否かを検査員に容易に確認させることが可能である。
本発明の実施形態の概要を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る交通量計測装置の機能構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像分析装置の機能構成例を示す図である。 設定部により使用されるパラメータの例を示す図である。 設定部の機能の例を説明するための図である。 計測部および出力制御部の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像分析装置の動作例を示すフローチャートである。 判定部による第一の判定例を示すフローチャートである。 判定部による第二の判定例を示すフローチャートである。 判定部による第三の判定例を説明するための図である。 判定部による第三の判定例を説明するための図である。 判定部による第三の判定例の変形例を説明するための図である。 表示制御部によって表示制御される第一の画面例を示す図である。 表示制御部によって表示制御される第二の画面例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットまたは数字を付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
[概要の説明]
続いて、本発明の実施形態の概要を説明する。図1は、本発明の実施形態の概要を説明するための図である。図1に示すように、交通量計測システム1および道路平面が実空間に存在する。交通量計測システム1は、少なくとも交通量計測装置10および画像分析装置20を有しており、交通量計測装置10には撮像部が組み込まれている。撮像部が組み込まれた交通量計測装置10は、撮像方向が道路平面に向けられた状態で設置されている。交通量計測装置10により撮像された撮像画像Img’には道路に設けられたレーンの境界線が映っている。また、図1に示すように、交通量計測装置10のレンズの中心が原点Oに設定されている。
図1には、交通量計測装置10に撮像部が組み込まれている例が示されているが、撮像部は交通量計測装置10に組み込まれておらず交通量計測装置10の外部に設置されていてもよい。かかる場合、例えば、交通量計測装置10は、撮像部から送信された撮像画像Img’を受信することにより撮像画像Img’を取得してもよい。また、例えば、交通量計測装置10は、記録媒体に記録された撮像画像Img’を読み込むことにより撮像画像Img’を取得してもよい。
交通量計測装置10に組み込まれた撮像部によって撮像された撮像画像はネットワーク30を介して画像分析装置20に提供される。画像分析装置20に提供された撮像画像が画像分析装置20によって分析されると、分析によって得られた分析データが画像分析装置20から出力される。なお、図1に示した例では、交通量計測システム1が1台の画像分析装置20を有しているが、複数台の画像分析装置20を有してもよい。
本明細書においては、画像分析装置20に備えられた表示部によって分析データが出力される例を主に説明するが、分析データは、画像分析装置20の外部に存在する表示部に出力されてもよい。あるいは、画像分析装置20を監視する監視装置がネットワーク30に接続されている場合、分析データは画像分析装置20によってネットワーク30を介して監視装置に出力され、監視装置が分析データを表示させてもよい。
一方、交通量計測装置10は、撮像画像から車両の走行状況を計測する。しかし、交通量計測装置10に組み込まれた撮像部に異常が生じた場合には、車両の走行状況の計測結果も異常となってしまう状況が起こり得る。一例として、カメラの撮像範囲が正常範囲から外れてしまった場合などには計測結果が異常となり得る。しかし、一般的に、撮像部が正常であるか否かを確認するためには、検査員が撮像画像を検査したり撮像部の状態を直接検査したりする必要がある。そのため、一般的には撮像部が正常であるか否かを検査員が容易に確認することができない。
そこで、本明細書においては、車両の走行状況の計測に用いられる撮像部が正常であるか否かを検査員に容易に確認させることが可能な技術を提案する。
以上、本発明の実施形態の概要を説明した。
[実施形態の詳細]
続いて、本発明の実施形態の詳細について説明する。まず、本発明の実施形態に係る交通量計測装置10の機能構成について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る交通量計測装置10の機能構成例を示す図である。図2に示すように、本発明の実施形態に係る交通量計測装置10は、制御部110、撮像部170、記憶部180および出力部190を備える。
制御部110は、交通量計測装置10の動作全体を制御する機能を有する。撮像部170は、実空間を撮像することにより撮像画像を取得する機能を有し、例えば、単眼カメラにより構成される。記憶部180は、制御部110を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部180は、制御部110の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。出力部190は、制御部110による制御に従って出力を行う機能を有する。出力部190の種類は特に限定されず、表示装置であってもよいし、音声出力装置であってもよい。
なお、図2に示した例では、撮像部170、記憶部180および出力部190は、交通量計測装置10の内部に存在するが、撮像部170、記憶部180および出力部190の全部または一部は、交通量計測装置10の外部に備えられていてもよい。また、制御部110は、設定部111と、計測部112と、出力制御部113とを備える。制御部110が備えるこれらの各機能部の詳細については、後に説明する。
以上、本発明の実施形態に係る交通量計測装置10の機能構成例について説明した。
続いて、本発明の実施形態に係る画像分析装置20の機能構成について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る画像分析装置20の機能構成例を示す図である。図3に示すように、本発明の実施形態に係る画像分析装置20は、制御部210、入力部270、記憶部280および表示部290を備える。
制御部210は、画像分析装置20の動作全体を制御する機能を有する。入力部270は、ユーザから操作の入力を受け付ける機能を有する。記憶部280は、制御部210を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、記憶部280は、制御部210の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。表示部290は、制御部210による制御に従って表示を行う機能を有する。
なお、図3に示した例では、入力部270、記憶部280および表示部290は、画像分析装置20の内部に存在するが、入力部270、記憶部280および表示部290の全部または一部は、画像分析装置20の外部に備えられていてもよい。また、制御部210は、情報取得部211と、判定部212と、表示制御部213とを備える。制御部210が備えるこれらの各機能部の詳細については、後に説明する。
以上、本発明の実施形態に係る画像分析装置20の機能構成例について説明した。
続いて、交通量計測装置10および画像分析装置20それぞれの機能詳細について説明する。まず、本発明の実施形態に係る交通量計測装置10によりキャリブレーションが行われ得る。より詳細には、道路の平面式(以下、「道路平面式」とも言う)を算出する処理と車両の進行方向とを算出する処理とがキャリブレーションとして行われ得る。以下では、図4および図5を参照しながら、設定部111により行われ得るキャリブレーションについて説明する。
図4は、設定部111により使用されるパラメータを示す図である。設定部111は、まず、撮像部170を構成する撮像素子のサイズと制御部110に提供される撮像画像Img’のサイズとに基づいて、撮像素子の単位pixel当たりの撮像画像Img’のサイズpix_dotをパラメータとして算出する。撮像画像Img’は、原点Oから焦点距離だけ離れた撮像素子の撮像面上に撮像された撮像画像Imgに基づいて生成される。また、制御部110に提供された撮像画像Img’は、設定部111によって利用され得る。
図4に示すように、ここでは、撮像素子がCCD(Charge Coupled Device)である場合を例として説明するが、CCDは撮像素子の一例に過ぎない。したがって、撮像素子はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等であってもよい。
ここで、CCDサイズをccd_sizeとし、撮像画像Img’(横:width×縦:height)のサイズをimg_sizeとすると、設定部111は、以下の(数式1)によりpix_dotを算出することができる。一般的に、CCDサイズは、CCDの対角線の長さで表されるため、この(数式1)に示されるように、CCDサイズが撮像画像Img’の縦横の2乗和の平方根で除されることにより算出される。しかし、このような手法によるパラメータpix_dotの算出は一例に過ぎないため、他の手法によりパラメータpix_dotが算出されてもよい。例えば、CCDの対角線の代わりにCCDの縦または横の長さが用いられてもよい。
Figure 0005835287
なお、CCDサイズは、例えば、撮像部170から容易に取得される。また、撮像画像Img’のサイズは、例えば、記憶部180から取得される。したがって、制御部110は、これらのサイズに基づいて、CCDの撮像面に撮像される撮像画像Imgの実空間における3次元座標と制御部110に提供される撮像画像Img’の2次元座標との対応関係を把握することができる。すなわち、制御部110は、この対応関係に基づいて、制御部110に提供される撮像画像Img’の2次元座標からCCDの撮像面に撮像される撮像画像Imgの実空間における3次元座標を把握することができる。
このように算出されたパラメータを用いてキャリブレーションが行われ得る。以下、図5を参照しながら、設定部111によりパラメータを用いて行われるキャリブレーションについて説明する。
図5は、設定部111の機能を説明するための図である。図5に示したように、原点Oを基準としたxyz座標系(実空間)を想定する。このxyz座標系において、道路平面式をR1x+R2x+R3z+R4=0とする。また、車両の進行方向を示すベクトルである進行方向ベクトルvを(vx,vy,vz)とする。なお、以下の説明では、図5に示したように、原点Oから焦点距離fだけ離れた点(焦点)をy軸上に設定し、この焦点を通りy軸に垂直な平面を撮像面とし、この撮像面上に撮像画像Imgが撮像されるものとして説明を続けるが、各座標軸の設定はこのような例に限定されない。
道路平面上には、平行な2直線があらかじめ描かれている。したがって、撮像画像Imgには、この平行な2直線が映されている。また、道路平面上には、既知の大きさQ_dis離れた2点Q1,Q2があらかじめ描かれている。撮像画像Imgには、2点Q1,Q2が、Q1’(xs1,f,zs1),Q2’(xs2,f,zs2)として映される。なお、図5に示した例では、Q1,Q2が道路平面上の平行な2直線の各々上の点として描かれているが、Q1,Q2は、道路平面上の点であれば、特に限定されない。
また、撮像画像Imgに映る2直線のうち、第1の直線が通る2点をT1(x1,y1,z1)およびT4(x4,y4,z4)とし、第2の直線が通る2点をT2(x2,y2,z2)およびT3(x3,y3,z3)とする。すると、図5に示すように、T1、T2、T3およびT4の各々と原点Oとを結ぶ直線と道路平面との交点の座標は、t1・T1、t2・T2、t3・T3およびt4・T4と表される。設定部111は、例えば、以下に示す(前提条件1)に基づいて、キャリブレーションを行うことができる。
(前提条件1)
(条件1)道路平面上の平行な2直線の方向ベクトルは同じである。
(条件2)撮像部170のロールは0である。
(条件3)原点Oから道路平面までの距離を高さHとする。
(条件4)道路平面上にQ_dis離れたQ1およびQ2が存在する。
なお、上記ロールが0であるとは、道路平面に対して垂直な方向に設置されている物体が撮像画像Img上においても縦方向に映るように撮像部170が設置されている状態を意味する。
設定部111は、以上に示したように取得される各種データと(条件1)とに基づいて、以下の(数式2)および(数式3)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005835287
Figure 0005835287
また、設定部111は、以上に示したように取得される各種データと(条件2)とに基づいて、以下の(数式4)に示される関係式を導き出すことができる。なお、ロールが0の状態であれば、道路平面式と平行な軸方向(図5に示した例では、x軸方向)への道路平面に対する垂線の成分が0になるため、計算式が簡略化される(例えば、x軸方向への垂線の成分が0であれば、R1=0として計算できる)。
Figure 0005835287
また、設定部111は、以上に示したように取得される各種データと(条件3)とに基づいて、以下の(数式5)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005835287
また、設定部111は、以上に示したように取得される各種データと(条件4)とに基づいて、以下の(数式6)および(数式7)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005835287
Figure 0005835287
ここで、K1は、原点Oから道路平面上のQ1(xr1,yr1,zr1)までの距離が原点Oから撮像画像Img上のQ1’(xs1,f,zs1)までの距離の何倍になっているかを示す値である。同様に、K2は、原点Oから道路平面上のQ2(xr2,yr2,zr2)までの距離が原点Oから撮像画像Img上のQ2’(xs2,f,zs2)までの距離の何倍になっているかを示す値である。したがって、以下の(数式8)に示される関係式を導き出すことができる。
Figure 0005835287
設定部111は、(数式8)に示される関係式から、道路平面上の2点(Q1およびQ2)の距離の測定値Q_dis’を、以下の(数式9)により算出することができる。
Figure 0005835287
設定部111は、測定値Q_dis’と既知の大きさQ_disとの差分が最も小さくなる場合におけるR1、R2、R3およびR4を、(数式1)〜(数式9)に基づいて算出することができる。このようにR1、R2、R3およびR4が算出されることにより、道路平面式R1x+R2x+R3z+R4=0が決定される。
以上に説明したような道路平面式の算出手法は、一例に過ぎない。したがって、設定部111は、他の手法により道路平面式を算出することも可能である。例えば、道路平面上の平行な2直線間の距離が既知であれば、この道路平面上の平行な2直線間の距離を用いることにより、(条件2)を使用しないで道路平面式を算出することができる。
また、設定部111は、進行方向ベクトルv(vx,vy,vz)を算出することもできる。より詳細には、設定部111は、道路平面上の平行な2直線のうちの少なくともいずれか一方の直線の方向を算出することにより、進行方向ベクトルvを算出することができる。例えば、設定部111は、座標t2・T2と座標t3・T3との差分を進行方向ベクトルvとして算出してもよいし、座標t1・T1と座標t4・T4との差分を進行方向ベクトルvとして算出してもよい。
以上に説明したような手法により、設定部111は、キャリブレーションを行うことができる。このようなキャリブレーションにより算出された道路平面式R1x+R2x+R3z+R4=0および進行方向ベクトルv(vx,vy,vz)を交通量および車両速度の計測のために利用することができる。また、道路平面式R1x+R2x+R3z+R4=0および進行方向ベクトルv(vx,vy,vz)は、画像分析装置20によって利用されてもよい。
また、図5に示すように、設定部111は、計測範囲E1を設定してもよい。そうすれば、計測範囲E1から抽出される車両領域に基づいて交通量が計測され得る。例えば、設定部111は、入力操作に基づいて計測範囲E1を設定してもよいし、進行方向ベクトルv(vx,vy,vz)に基づいて自動的に計測範囲E1を設定してもよい。ただし、撮像範囲自体を計測範囲とする場合などには、計測範囲の設定は特になされなくてもよい。以下では、説明を簡便にするため、撮像範囲自体を計測範囲とする場合を主に説明する。出力制御部113は、設定部111によって設定された各種情報を出力部190に出力させてもよい。
以上、設定部111により行われるキャリブレーションについて説明した。
続いて、計測部112および出力制御部113の機能について説明する。図6は、計測部112および出力制御部113の動作例を示すフローチャートである。まず、計測部112は、基準画像を取得する(ステップS11)。基準画像は、撮像部170によって道路平面があらかじめ撮像された画像であれば特に限定されない。例えば、基準画像には、車両が映っていなくてもよいし、車両が映っていてもよい。
また、基準画像が撮像されるタイミングも特に限定されず、基準画像は、撮像部170の設置時に撮像された画像であってもよいし、所定時間ごとに撮像が行われる場合には最新の撮像画像によって更新された画像であってもよい。あるいは、基準画像は、撮像部170によって道路平面があらかじめ撮像された複数枚の画像が合成された合成画像であってもよい。出力制御部113は、画像分析装置20に基準画像を提供する(ステップS12)。
続いて、計測部112は、撮像部170によって現在撮像された現画像に基づいて道路平面の車両の走行状況を計測する(ステップS13)。車両の走行状況は特に限定されず、現在の交通量を示す現交通量であってもよいし、現在の車両速度を示す現車両速度であってもよいし、他の走行状況であってもよい。計測部112によって得られる計測結果には、少なくとも現交通量および現車両速度の少なくともいずれか一方が含まれてよい。
交通量の計測手法も特に限定されない。例えば、計測部112は、現画像から背景差分法に基づいて車両シルエット領域を抽出し、車両シルエット領域を追跡しながら撮像範囲を通過した車両シルエット領域の数をカウントすることによって交通量を計測してもよいし、他の手法によって交通量を計測してもよい。
また、車両速度の計測手法も特に限定されない。例えば、計測部112は、道路平面式を用いて現画像に映る車両の移動を実空間における道路平面上の車両の移動に置き換えた上で、実空間における道路平面上の単位時間あたりの移動量を車両速度として計測してもよいし、他の手法によって車両速度を計測してもよい。出力制御部113は、現画像と計測結果とを画像分析装置20に提供する(ステップS14)。
制御部110は、動作を継続する場合には(ステップS15で「No」)、ステップS13に動作を移行させるが、動作を終了する場合には(ステップS15で「No」)、動作を終了する。
以上、計測部112および出力制御部113の機能について説明した。
続いて、本発明の実施形態に係る画像分析装置20の動作例について説明する。図7は、本発明の実施形態に係る画像分析装置20の動作例を示すフローチャートである。なお、図7に示したフローチャートは、画像分析装置20の動作の一例を示したに過ぎない。したがって、画像分析装置20の動作は、図7のフローチャートによって示される動作例に限定されない。
図7に示すように、情報取得部211は、交通量計測装置10から基準画像を取得する(ステップS21)。続いて、情報取得部211は、計測結果と現画像とを交通量計測装置10から取得し(ステップS22)、判定部212は、計測結果が異常であるか否かを判定する(ステップS23)。計測結果が異常であるか否かの判定は特に限定されないが、具体的な例は後に説明する。制御部210は、計測結果が正常であると判定された場合(ステップS23で「No」)、ステップS22に動作を移行させる。
一方、表示制御部213は、計測結果が異常であると判定された場合(ステップS23で「Yes」)、基準画像と異常候補画像とを表示部290に表示させる(ステップS24)。異常候補画像は、判定部212によって計測結果が異常であると判定された画像自体であってもよいし、判定部212によって計測結果が異常であると判定された後に撮像部170によって撮像された画像であってもよい。
以上に説明したように、表示制御部213が基準画像と異常候補画像とを表示部290に表示させることによって、車両の走行状況の計測に用いられる撮像部が正常であるか否かを検査員に容易に確認させることが可能となる。なお、ここでは、画像分析装置20に備えられた表示部290に基準画像と異常候補画像とを表示させる例を説明したが、表示制御部213は、画像分析装置20の外部に存在する表示部290に基準画像と異常候補画像とを表示させてもよい。
あるいは、監視装置がネットワーク30に接続されている場合、表示制御部213は、基準画像と異常候補画像とをネットワーク30を介して監視装置に出力させ、監視装置が基準画像と異常候補画像とを表示させてもよい。なお、基準画像はあらかじめ監視装置に記憶させておくことも可能である。かかる場合には、交通量計測装置10から画像分析装置20への基準画像の提供、画像分析装置20から監視装置への基準画像の出力などは省略されてよい。
続いて、判定部212による判定例についてより詳細に説明する。まず、第一の判定例について説明する。図8は、判定部212による第一の判定例を示すフローチャートである。第一の判定例においては、計測結果の一例として現交通量を使用する。なお、図8に示したフローチャートは、判定部212による判定の一例を示したに過ぎない。したがって、判定部212による判定は、図8のフローチャートによって示される動作例に限定されない。
図8に示すように、判定部212は、情報取得部211によって取得された現交通量を取得する(ステップS31)。続いて、判定部212は、現交通量と過去に計測された旧交通量との関係に基づいて、現交通量が異常であるか否かを判定する。具体的には、判定部212は、現交通量と基準画像から計測された旧交通量との差分値が閾値を超えているか否かを判定すればよい(ステップS32)。旧交通量は基準画像に基づいて交通量計測装置10によって計測されてよい。
判定部212は、差分値が閾値を超えている場合には(ステップS32で「Yes」)、計測結果が異常であると判定してよい(ステップS33)。一方、判定部212は、差分値が閾値を超えていない場合には(ステップS32で「No」)、計測結果が正常であると判定してよい(ステップS34)。
続いて、第二の判定例について説明する。図9は、判定部212による第二の判定例を示すフローチャートである。第二の判定例においては、計測結果の一例として現車両速度を使用する。なお、図9に示したフローチャートは、判定部212による判定の一例を示したに過ぎない。したがって、判定部212による判定は、図9のフローチャートによって示される動作例に限定されない。
図9に示すように、判定部212は、情報取得部211によって取得された現車両速度を取得する(ステップS41)。続いて、判定部212は、現車両速度と過去に計測された旧車両速度との関係に基づいて、現車両速度が異常であるか否かを判定する。具体的には、判定部212は、現車両速度と基準画像から計測された旧車両速度との差分値が閾値を超えているか否かを判定すればよい(ステップS42)。旧車両速度は基準画像に基づいて交通量計測装置10によって計測されてよい。
判定部212は、差分値が閾値を超えている場合には(ステップS42で「Yes」)、計測結果が異常であると判定してよい(ステップS43)。一方、判定部212は、差分値が閾値を超えていない場合には(ステップS42で「No」)、計測結果が正常であると判定してよい(ステップS44)。
続いて、第三の判定例について説明する。図10および図11は、判定部212による第三の判定例を説明するための図である。第三の判定例においては、複数の交通量計測装置10がネットワーク30に接続されている。図10には、ネットワーク30に接続されている複数の交通量計測装置10として、交通量計測装置10A〜10Eが示されているが、交通量計測装置10の数は特に限定されない。また、図10には、道路に分岐地点や合流地点が存在していない例が示されている。
図10に示したように、交通量計測装置10Aと交通量計測装置10Bとは隣接しており、交通量計測装置10Bと交通量計測装置10Cとは隣接しており、交通量計測装置10Cと交通量計測装置10Dとは隣接しており、交通量計測装置10Dと交通量計測装置10Eとは隣接している。交通量計測装置10A〜10Eそれぞれにおいては、撮像部170によって道路平面が撮像された現画像が取得される。
続いて、交通量計測装置10A〜10Eそれぞれにおいて、計測部112によって現交通量が計測され、出力制御部113によって現交通量が画像分析装置20に提供される。続いて、画像分析装置20において、交通量計測装置10A〜10Eそれぞれから提供された現交通量が情報取得部211によって取得され、判定部212によって現交通量が異常であるか否かが判定される。ここでは、交通量計測装置10Cから提供された現交通量が異常であるか否かを判定する場合を例として説明する。
具体的には、判定部212は、交通量計測装置10Cから提供された現交通量と交通量計測装置10Cに隣接する交通量計測装置10Bおよび交通量計測装置10Dから提供された現交通量との関係に基づいて、交通量計測装置10Cから提供された現交通量が異常であるか否かを判定する。なお、以下では、交通量計測装置10A〜10Eそれぞれから提供された現交通量を、単に現交通量a〜eと示す場合もある。また、交通量計測装置10A〜10Eそれぞれの撮像部170が設置された地点を、単に地点A〜Eと示す場合もある。
図10に示した例では、道路に分岐地点や合流地点が存在していないため、判定部212は、現交通量bから現交通量dまでがすべて等しい場合には、現交通量cが正常であると判定してよい。一方、判定部212は、現交通量bと現交通量cとが異なっている場合であり、かつ、現交通量cと現交通量dとが異なっている場合には、現交通量bと現交通量dとが等しいか否かによって、現交通量cが正常であるか否かを決めればよい。具体的には、現交通量bと現交通量dとが等しい場合には、現交通量bと現交通量dとが共に正常であり、現交通量cが異常であると判定してよい。
一方、現交通量bと現交通量dとが異なっている場合には、現交通量bから現交通量dまでのうちいずれが異常であるのかを判定するのは困難である。そこで、判定部212は、現交通量bと現交通量cとが異なっている場合であり、かつ、現交通量cと現交通量dとが異なっている場合であり、かつ、現交通量bと現交通量dとが異なっている場合には、現交通量aおよび現交通量eをさらに判定に用いるとよい。
例えば、判定部212は、現交通量aから現交通量eまでのうち所定数を超える数の現交通量が等しい場合には、それらの現交通量は正常であると判定してよい。一方、判定部212は、残りの現交通量は異常であると判定してよい。所定数は特に限定されないが、例えば、現交通量の数の半数であってもよい。ここでは、現交通量の数が現交通量aから現交通量eまでの5つであるため、判定部212は、3つの現交通量が等しければ、それらの現交通量は正常であると判定し、残りの現交通量は異常であると判定してよい。
具体例を参照して説明する。図11に示した例では、判定部212は、地点Bにおける現交通量「20」と地点Cにおける現交通量「90」とが異なっており、かつ、地点Cにおける現交通量「90」と地点Dにおける現交通量「50」とが異なっていると判定する。そのため、判定部212は、地点Bにおける現交通量「20」と地点Dにおける現交通量「50」とが等しいか否かを判定する。
しかし、判定部212は、地点Bにおける現交通量「20」と地点Dにおける現交通量「50」とが異なると判定し、地点Aにおける現交通量「50」および地点Eにおける現交通量「50」をさらに判定に用いる。判定部212は、地点A、地点Dおよび地点Eそれぞれにおける現交通量3つがすべて「50」であり等しいため、これらの現交通量は正常であると判定してよい。一方、判定部212は、残りの地点Bおよび地点Cそれぞれにおける現交通量は異常であると判定してよい。
なお、ここでは、現交通量aから現交通量eまでのうち所定数を超える数の現交通量が等しい場合について説明したが、判定部212は、現交通量aから現交通量eまでのうち所定数を超える数の現交通量が等しいという状況でない場合には、交通量計測装置10Aおよび交通量計測装置10Eそれぞれに隣接する図示しない交通量計測装置10からの現交通量をさらに用いて同様の判定を行ってよい。
以上においては、道路に分岐地点や合流地点が存在していない例について説明したが、本発明の実施形態に係る交通量計測システム1は、道路に分岐点や合流地点が存在する場合にも適用され得る。続いては、第三の判定例の変形例について説明する。図12は、判定部212による第三の判定例の変形例を説明するための図である。第三の判定例においては、図12には、複数の交通量計測装置10として、交通量計測装置10A〜10Gが示されているが、交通量計測装置10の数は特に限定されない。また、図12には、道路に分岐地点や合流地点が存在する例が示されている。
図12に示したように、交通量計測装置10A〜10Cと交通量計測装置10Dとは隣接しており、交通量計測装置10Dと交通量計測装置10E〜10Gとは隣接している。しかし、交通量計測装置10A〜10Cと交通量計測装置10Dとの間で道路が合流しており、交通量計測装置10Dと交通量計測装置10E〜10Gとの間で道路が分岐している。交通量計測装置10A〜10Gそれぞれにおいては、撮像部170によって道路平面が撮像された現画像が取得される。
続いて、交通量計測装置10A〜10Gそれぞれにおいて、計測部112によって現交通量が計測され、出力制御部113によって現交通量が画像分析装置20に提供される。続いて、画像分析装置20において、交通量計測装置10A〜10Gそれぞれから提供された現交通量が情報取得部211によって取得され、判定部212によって現交通量が異常であるか否かが判定される。ここでは、交通量計測装置10Dから提供された現交通量が異常であるか否かを判定する場合を例として説明する。
具体的には、判定部212は、交通量計測装置10Dから提供された現交通量と交通量計測装置10Dに隣接する交通量計測装置10A〜10Cおよび交通量計測装置10E〜10Gから提供された現交通量との関係に基づいて、交通量計測装置10Dから提供された現交通量が異常であるか否かを判定する。なお、以下では、交通量計測装置10A〜10Gそれぞれから提供された現交通量を、単に現交通量a〜gと示す場合もある。
図12に示した例では、交通量計測装置10A〜10Cと交通量計測装置10Dとの間で道路が合流しており、交通量計測装置10Dと交通量計測装置10E〜10Gとの間で道路が分岐している。そこで、判定部212は、現交通量aから現交通量cまでの合計値と現交通量dとが等しい場合であり、かつ、現交通量eから現交通量gまでの合計値と現交通量dとが等しい場合には、現交通量dが正常であると判定してよい。
一方、判定部212は、現交通量aから現交通量cまでの合計値と現交通量dとが異なっている場合であり、かつ、現交通量dと現交通量eから現交通量gまでの合計値とが異なっている場合には、現交通量aから現交通量cまでの合計値と現交通量eから現交通量gまでの合計値とが等しいか否かによって、現交通量dが正常であるか否かを決めればよい。具体的には、現交通量aから現交通量cまでの合計値と現交通量eから現交通量gまでの合計値とが等しい場合には、現交通量aから現交通量cまでと現交通量eから現交通量gまでとがすべて正常であり、現交通量dが異常であると判定してよい。
一方、現交通量aから現交通量cまでの合計値と現交通量eから現交通量gまでの合計値とが異なっている場合には、現交通量aから現交通量gまでのうちいずれが異常であるのかを判定するのは困難である。
そこで、判定部212は、現交通量aから現交通量cまでの合計値と現交通量dとが異なっている場合であり、かつ、現交通量dと現交通量eから現交通量gまでの合計値とが異なっている場合であり、かつ、現交通量aから現交通量cまでの合計値と現交通量eから現交通量gまでの合計値とが異なっている場合には、交通量計測装置10A〜10Cのいずれかに隣接する図示しない交通量計測装置10および交通量計測装置10E〜10Gのいずれかに隣接する図示しない交通量計測装置10からの現交通量をさらに用いて、上記したような等しい現交通量の数の判定をしてもよい。
以上、判定部212による判定例について説明した。続いて、表示制御部213が基準画像と異常候補画像とを表示させる例についてより詳細に説明する。
図13は、表示制御部213によって表示制御される第一の画面例を示す図である。また、図14は、表示制御部213によって表示制御される第二の画面例を示す図である。図13および図14に示したように、表示制御部213は、計測結果が異常であると判定された場合、基準画像Im1と異常候補画像Im2とを表示部290に表示させる。上記したように、計測結果は、正常であり続けるとは限らず、異常となってしまう状況も起こり得るが、一例として、撮像部170の撮像範囲が正常範囲から外れてしまった場合などには計測結果が異常となり得る。
しかし、基準画像Im1と異常候補画像Im2とが表示されれば、撮像部170が正常であるか否かを検査員に容易に確認させることが可能となる。図13に示した例においては、撮像部170の撮像方向が変わってしまったために、基準画像Im1と異常候補画像Im2とにおいて道路平面の傾きが異なっており、撮像部170が異常であることを検査員が容易に確認することが可能となる。
表示制御部213によって表示制御される画像しては、他に、基準画像Im1と異常候補画像Im2を併記するのではなく、それぞれを50%の濃度で重畳させた1枚の画像とした画像を表示してもよい。このように表示することで、併記しただけでは見分けの付かない画像の平行移動や回転を容易に検出することが可能となる。また、かかる画像と、図13または図14に示す画像を併記して表示してもよい。図13または図14のように併記して表示することは、画像中に含まれる異常の有無を、両画像を対比しながら検査員に判断させることを可能とする。
また、表示制御部213は、計測結果が異常であると判定された場合、基準画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報および異常候補画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報の少なくともいずれか一方を表示させてもよい。道路平面パラメータは、設定部111によって算出された進行方向ベクトルvであってもよいし、道路平面式であってもよい。
図13に示した例では、表示制御部213が、基準画像Im1から算出された進行方向ベクトルに対応する基準画像Im1における2次元ベクトルを算出し、2次元ベクトルを示す道路情報M1を基準画像Im1および異常候補画像Im2それぞれに重畳させている。また、図14に示した例では、表示制御部213が、異常候補画像Im2から算出された進行方向ベクトルに対応する異常候補画像Im2における2次元ベクトルを算出し、2次元ベクトルを示す道路情報M2を基準画像Im1および異常候補画像Im2それぞれに重畳させている。このようにして同一の道路情報を基準画像Im1および異常候補画像Im2それぞれに重畳させれば、撮像部170の異常を検査員にさらに容易に確認させることが可能となる。
以上においては、計測結果が異常であると判定された場合に、追加的な条件が満されたか否かに関わらず、表示制御部213が基準画像および異常候補画像を表示部290に表示させる例を説明した。しかし、撮像部170が異常であることがより確実になった場合に、表示制御部213が基準画像および異常候補画像を表示部290に表示させるようにしてもよい。
例えば、表示制御部213は、追加的に基準画像と現画像とを直接比較するようにしてもよい。すなわち、表示制御部213は、計測結果が異常であると判定された場合、基準画像と現画像との比較結果に基づいて、基準画像と異常候補画像とを表示させるか否かを判定してもよい。より詳細には、表示制御部213は、計測結果が異常であると判定された場合、基準画像と現画像との差分が閾値を超える場合に、基準画像と異常候補画像とを表示させると判定してもよい。
例えば、表示制御部213は、基準画像と現画像との差分に対して二値化処理を施した上で二値化領域の大きさが閾値を超える場合に、基準画像と異常候補画像とを表示させると判定してもよい。あるいは、表示制御部213は、基準画像と現画像との間で特徴点の対応付けを行い、対応付けられた特徴点同士のずれが閾値を超える場合に、基準画像と異常候補画像とを表示させると判定してもよい。
また、例えば、表示制御部213は、追加的に道路平面パラメータ同士を比較するようにしてもよい。すなわち、表示制御部213は、計測結果が異常であると判定された場合、基準画像から算出された道路平面パラメータと現画像から算出された道路平面パラメータとの比較結果に基づいて、基準画像と異常候補画像とを表示させるか否かを判定してもよい。
より詳細には、表示制御部213は、計測結果が異常であると判定された場合、基準画像から算出された道路平面パラメータと現画像から算出された道路平面パラメータとの差分が閾値を超える場合に、基準画像と異常候補画像とを表示させると判定してもよい。
[効果の説明]
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、撮像部170によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析装置20であって、撮像部170によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、撮像部170によって道路平面があらかじめ撮像された基準画像と異常候補画像とを表示させる表示制御部213を備える、画像分析装置20が提供される。
かかる構成によれば、車両の走行状況の計測に用いられるカメラが正常であるか否かを検査員に容易に確認させることが可能となる。
かかる構成によれば、車両の走行状況の計測に用いられるカメラが正常であるか否かを、計測に悪影響が生じるタイミングで検査員に確認させ、また容易により正確に判断させることが可能となる。
[変形例の説明]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、基準画像に基づいて計測された過去の計測結果と現画像に基づいて計測された現在の計測結果との比較結果に基づいて、現在の計測結果が異常であるか否かを判定する例を示した。しかし、時間帯によって計測結果が変化する可能性を考慮し、比較される基準画像と現画像とは、対応する時間帯において撮像された画像であってもよい。時間帯は、昼の時間帯、夜の時間帯などといったように、所定の時間ごとに区切りがあってもよいし、平日、休日などといったように、日ごとに区切りがあってもよい。
制御部110を構成する各ブロックは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、記憶部180により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部110を構成する各ブロックは、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
制御部210を構成する各ブロックは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、記憶部280により記憶されているプログラムがCPUによりRAMに展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。あるいは、制御部210を構成する各ブロックは、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
尚、本明細書において、フローチャートに記述されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
1 交通量計測システム
10(10A〜10G) 交通量計測装置
20 画像分析装置
30 ネットワーク
110 制御部
111 設定部
112 計測部
113 出力制御部
170 撮像部
180 記憶部
190 出力部
210 制御部
211 情報取得部
212 判定部
213 表示制御部
270 入力部
280 記憶部
290 表示部
E1 計測範囲
Im1 基準画像
Im2 異常候補画像
M1、M2 道路情報

Claims (11)

  1. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析装置であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させる表示制御部と、
    前記計測結果が異常であるか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記計測結果は、少なくとも現交通量および現車両速度の少なくともいずれか一方を含み、
    前記判定部は、前記現交通量と前記所定の撮像部に隣接する他の撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて計測された交通量との関係に基づいて、前記現交通量が異常であるか否かを判定する、
    画像分析装置。
  2. 前記判定部は、前記現車両速度と過去に計測された旧車両速度との関係に基づいて、前記現車両速度が異常であるか否かを判定する、
    請求項に記載の画像分析装置。
  3. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析装置であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させる表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記計測結果が異常であると判定された場合、前記基準画像と前記現画像との比較結果に基づいて、前記基準画像と前記異常候補画像とを表示させるか否かを判定する
    像分析装置。
  4. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析装置であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させる表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記計測結果が異常であると判定された場合、前記基準画像から算出された道路平面パラメータと前記現画像から算出された道路平面パラメータとの比較結果に基づいて、前記基準画像と前記異常候補画像とを表示させるか否かを判定する
    像分析装置。
  5. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析装置であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させる表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記計測結果が異常であると判定された場合、前記基準画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報および前記異常候補画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報の少なくともいずれか一方を表示させる
    像分析装置。
  6. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析装置であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させる表示制御部を備え、
    前記表示制御部は、前記基準画像と前記異常候補画像とを重畳して表示させる
    像分析装置。
  7. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析方法であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、画像分析装置の表示制御部により、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させるステップを含み、
    前記画像分析装置の判定部により、前記計測結果が異常であるか否かを判定するステップを含み、
    前記計測結果は、少なくとも現交通量および現車両速度の少なくともいずれか一方を含み、
    前記判定部により、前記現交通量と前記所定の撮像部に隣接する他の撮像部によって撮像された撮像画像に基づいて計測された交通量との関係に基づいて、前記現交通量が異常であるか否かを判定するステップを含む、
    画像分析方法。
  8. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析方法であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、画像分析装置の表示制御部により、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させるステップを含み、
    前記計測結果が異常であると判定された場合、前記表示制御部により、前記基準画像と前記現画像との比較結果に基づいて、前記基準画像と前記異常候補画像とを表示させるか否かを判定するステップを含む、
    画像分析方法。
  9. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析方法であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、画像分析装置の表示制御部により、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させるステップを含み、
    前記計測結果が異常であると判定された場合、前記表示制御部により、前記基準画像から算出された道路平面パラメータと前記現画像から算出された道路平面パラメータとの比較結果に基づいて、前記基準画像と前記異常候補画像とを表示させるか否かを判定するステップを含む、
    画像分析方法。
  10. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析方法であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、画像分析装置の表示制御部により、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させるステップを含み、
    前記計測結果が異常であると判定された場合、前記表示制御部により、前記基準画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報および前記異常候補画像から算出された道路平面パラメータに応じた道路情報の少なくともいずれか一方を表示させるステップを含む、
    画像分析方法。
  11. 所定の撮像部によって撮像された画像を分析した分析データを出力する画像分析方法であって、
    前記所定の撮像部によって道路平面が撮像された現画像に基づいて計測された計測結果が異常であると判定された場合、画像分析装置の表示制御部により、前記所定の撮像部によって前記道路平面があらかじめ撮像された基準画像と所定の異常候補画像とを表示させるステップを含み、
    前記表示制御部により、前記基準画像と前記異常候補画像とを重畳して表示させるステップを含む、
    画像分析方法。


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