JP5834996B2 - 光源装置 - Google Patents

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本発明は、プロジェクター装置や映写機の光源として用いられる光源装置に関する。特に、放電ランプを取り囲むように設けられた反射鏡を備え、放電ランプの点灯時に冷却風が流入する光源装置に関する。
液晶ディスプレイ装置や投写型プロジェクター装置などにおいては、例えば放電ランプよりなる光源と反射鏡を組み合わせて構成される光源装置が利用されている。
図6は、従来における放電ランプ1を用いた光源装置の一例における構成の概略を示す説明図である。特開2001−307535号公報に記載の発明のように、この光源装置は、放電ランプ1が反射鏡2に組み込まれて構成されており、ベース部材3により放電ランプ1と反射鏡2が固定されている。反射鏡2の前面側にはキャップ25が設けられ、このキャップ25には冷却風を流通させるための開口26が形成されている。反射鏡2のキャップ25よりもさらに前面側に前面ガラス28が配置され、この前面ガラス28はキャップ25により支持されている。また、ベース部材3の光出射側開口縁の一部には、周方向に沿ったベース切り欠き35が設けられており、当該ベース切り欠き35を塞ぐように網部材40が設けられている。
放電ランプ1から放射される光出力を高めると、発光部11外表面や反射鏡2内面がきわめて高温になる。このような理由から、発光部11外表面や反射鏡2内面を効率的に冷却するために、反射鏡2内に冷却風を流す必要がある。光源装置に対して反射鏡2のキャップ25の開口26とベース部材3のベース切り欠き35との2つの開口を有することにより、一方の開口から冷却風が流入し、他方の開口から冷却風が流出するように冷却風を流し、発光部11外表面や反射鏡2内面を良好に冷やすことができる。
また、ベース部材3のベース切り欠き35を塞ぐように網部材40を設けていることにより、放電ランプ1の放電容器が万一割れる事態が発生しても、その破片がベース切り欠き35から飛散排出して、プロジェクター装置の内部に飛び散るような事態を防ぐ安全策を採っている。
近年、光源装置の高効率・高輝度化のより一層の向上を実現することが求められている。そのため、放電ランプ1の発光部11の内部に封入される発光物質としての水銀密度と、放電ランプ1に入力する電力との設計値を大きくし、光出力を向上させた放電ランプ1が用いられるようになっている。このような放電ランプ1は、点灯時の放電容器内の動作圧力が高くなるため、万一破裂した場合には衝撃波の押圧力が高まり、放電容器の破片等の飛散速度も高まり、破片による破壊力も大きくなる。
一方で、震災等の非常時の対策を強化し、予期しない事態、例えば、使用中のプロジェクターが地震振動により落下して、点灯中の放電ランプの放電容器が割れるような場合でも対応できる安全性も併せて求められている。このような状況を想定して、発明者は意図的に点灯中の放電ランプの放電容器が割れる状態を作り出し、放電容器の破片の飛散有無を確認した。いくつかの場合において、放電容器の破片がベース部材3に設けられた網部材40に強く衝突して、網部材40の一部が曲がり、網部材40と反射鏡2との間に隙間が生じてしまった。網部材40が曲がって隙間が生じた場合の光源装置の断面図を図7に模式的に示す。
図7に示すような網部材40が曲がって隙間が生じた場合を防ぐために、発明者は図8に示すように、ベース部材3に設けられた網部材40と反射鏡2との間に接着剤8を塗布し、網部材40と反射鏡2とを強く結着した。しかしながら、接着剤8を多量に塗布するとベース切り欠き35を通過する冷却風の風量が低下して冷却効果が低減してしまうため、接着剤8の量はできるだけ少なく留める必要がある。その一方で、接着剤8の塗布量が少ない箇所では、放電容器の破片がベース部材3の網部材40に強く衝突したときに、接着剤8が弾け飛んで網部材40を反射鏡2に結着させる力がなくなり、網部材40の一部が曲がって、網部材40と反射鏡2との間に隙間が生じる場合が発生した。
特開2001−307535号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、点灯中の放電ランプの放電容器が割れるような予期しない事態においても、放電容器の破片を飛散させない安全性を有する光源装置を提供することを目的とする。
本願第1の発明は、発光部の両端に封止部が形成された石英ガラスよりなる放電容器の内部に一対の電極が対向配置された放電ランプと、この高圧放電ランプの一方の封止部が挿入される貫通孔を有する首部を備える反射鏡と、該反射鏡の首部の外周において放電ランプと反射鏡とを固定するベース部材と、ベース部材の開口縁の一部に形成されたベース切り欠きをベース部材の内側から塞ぐように設けられた網部材とを備え、反射鏡内に流れる冷却風をベース切り欠きに設けられた網部材を介して流通させる光源装置において、前記網部材は、ベース部材の円筒面に沿うように形成された防護部と、反射鏡の外表面に沿うように構成された押し当て部を有し、前記押し当て部は、前記防護部から前記首部に向かって形成されると共に、前記ベース部材の開口縁にわたって形成されていることを特徴とする。
また、本願第2の発明は、本願第1の発明において、前記網部材は、網状の板部材を折り曲げることにより防護部と押し当て部とが形成されていることを特徴とする。
本願第1の発明に係る光源装置によれば、網部材は、ベース部材の円筒面に沿うように形成された防護部と、反射鏡の外表面に沿うように構成された押し当て部を有し、押し当て部はベース切り欠きが設けられているベース部材の開口縁にわたって形成されていることにより、万一放電容器の破片が当たっても網部材と反射鏡との間に隙間が生じないようにすることができ、放電容器の破片を飛散させない安全性を備えることができる。
本願第2の発明に係る光源装置によれば、網状の板部材を折り曲げることにより防護部と押し当て部とを形成することにより、防護部と押し当て部との接続部分の強度を高め、防護部と押し当て部との境目から裂けて放電容器の破片が飛散する事態を防ぐことができる。
本発明の光源装置の全体断面図 本発明のベース部材を円筒面の円筒中心軸に対して垂直に切断した拡大断面図 本発明の網部材とベース部材との接続部分をベース部材の円筒中心軸に沿って切断した拡大断面図 放電容器の破片が飛散した場合における、本発明の網部材とベース部材との接続部分の拡大断面図 本発明の他の実施形態を示す網部材とベース部材との接続部分の拡大断面図 従来の光源装置の全体断面図 網部材が曲がって隙間が生じた場合の光源装置の全体断面図 網部材と反射鏡との間に接着剤を塗布した光源装置の斜視図
図1は本発明の光源装置の全体断面図を示す。
光源装置は、放電ランプ1と、この放電ランプ1を取り囲む反射鏡2と、この反射鏡2の首部21の外周において放電ランプと反射鏡とを固定するベース部材3とを有する。放電ランプ1は、発光部11の両端に封止部12が形成されており、発光部11の内部に一対の電極13が設けられ、封止部12に埋設された金属箔14に各々の電極13が接続され、該金属箔14に接続された外部リード15が封止部12から伸び出している。
放電ランプ1は、発光部11の内部に封入される発光物質としての水銀密度と、放電ランプ1に入力する電力との設計値を大きくすることによって、光出力が向上されている。発光部11の内部に封入される水銀密度は、250mg/mm以上であって、例えば270〜330mg/mm封入される。放電ランプ1の定格電力は、300W以上であって、例えば300〜500Wである。このような水銀密度と定格電力の設計値を用いることにより、放電ランプ1の光出力を向上させて、光源装置の高効率・高輝度化を実現している。しかしながら、発光部11の内部に封入される水銀密度と定格電力との設計値が上昇していることにより、点灯時の放電容器内の動作圧力は、高効率・高輝度化がなされていない光源装置の放電ランプに比べて、2〜3割高くなっている。
反射鏡2は、金属または耐熱性ガラスよりなり、全体が概略お椀状の楕円集光鏡であって、首部21と反射部22より構成されている。反射鏡2の前面側にキャップ25が設けられ、このキャップ25に冷却風を流入させるための開口26が設けられている。キャップ25に設けられた開口26には金属板にパンチ穴が複数設けられた防護部材27が設けられている。反射鏡2のキャップ25よりもさらに前面側には、前面ガラス28がキャップ25に支持されて密着して設けられている。反射鏡2の首部21は、反射部22の中央底部から後方に向かって円柱状に突出するように設けられ、首部21の内部に貫通孔23が形成される。首部21の一部には、首部21の末端から反射部22に向かってのびる切込みが形成され、首部切り欠き24となっている。
ベース部材3は、円盤状の底面31の端部に円筒状の円筒面32が形成されたキャップ状の形状をしており、ステアタイトを型成形により形成される。底面31の中央には肉厚部33が形成され、肉厚部33の中央に、ベース部材3の円筒中心軸に沿って放電ランプ1の封止部12を挿通するための円筒穴34が設けられている。ベース部材3の円筒面32の一部には、開口縁から底面31に向かってのびる切込みが形成され、湾曲帯状のベース切り欠き35となっている。そして、ベース部材3の円筒面32の内側からベース切り欠き35を塞ぐように網部材4が設けられている。
放電ランプ1と反射鏡2は、ベース部材3に組み合わせて接着剤5、6によって固定されている。接着剤5、6は、高温にさらされても融解しない耐熱性のセラミック接着剤、例えば、シリカ・アルミナよりなる接着剤が用いられる。セラミックス接着剤は、結着力が強く、ガラス面を強固に接着できる。
反射鏡2の首部21の末端がベース部材3の底面31に突き当てられ、反射鏡2をベース部材3に対して周方向に回転させて、反射鏡2の首部切り欠き24の位置とベース部材3のベース切り欠き35の位置とが対応するように配置される。ベース部材3のベース切り欠き35が設けられていない部分において、ベース部材3の開口縁およびベース部材3の内部と反射鏡2の外表面との隙間に接着剤5を塗布することによって、反射鏡2がベース部材3に固定されている。
ベース部材3に固定された反射鏡2について、反射鏡2の首部21に形成された貫通孔23に放電ランプ1の一方の封止部12が挿通され、さらにベース部材3の円筒穴34にまで挿通される。ベース部材3の外側から、放電ランプ1の封止部12の外周と、ベース部材3の円筒穴34の内周との間に、接着剤6を充填することによって、放電ランプ1がベース部材3に固定されている。
放電ランプ1と反射鏡2とがベース部材3に固定された光源装置において、反射鏡2の首部切り欠き24の位置とベース部材3のベース切り欠き35の位置とが対応するように配置されているので、反射鏡2のキャップ25の開口26から冷却風を流入させて、首部切り欠き24を通過してベース切り欠き35から冷却風が流出するような流れを作ることができる。これにより、発光部11外表面や反射鏡2内面を良好に冷やすことができる。
図2は本発明のベース部材3を円筒面32の円筒中心軸Oに対して垂直に切断した拡大断面図である。
ベース切り欠き35は、開口縁から底面31に向かう深さ方向だけでなく、ベース部材3の開口に沿った周方向にも幅を有する。ベース切り欠き35の周方向の一端Aと、円筒面32の円筒中心軸Oと、ベース切り欠き35の周方向の他端Bとを結合して仮想的に形成される扇形の中心角θは、60°〜180°の範囲にある。ベース切り欠き35と円筒面32の中心軸Oとを結んでできる扇形の中心角θが小さすぎる場合は、ベース切り欠き35から入出力する風量が小さくなり、発光部11外表面や反射鏡2内面を十分に冷やせなくなる。一方、ベース切り欠き35と円筒面32の中心軸Oとを結んでできる扇形の中心角θが大きすぎる場合は、ベース部材3に反射鏡を固定する強度が十分に出せなくなる。
網部材4の周方向の長さは、ベース切り欠き35の周方向の長さに対して、4〜10mm大きくなっている。したがって、網部材4は、周方向について、ベース切り欠き35を越えてベース部材3の円筒面32の内面に押し当てられるようにして配置される。したがって、網部材4の周方向の両端は、ベース部材3の円筒面32の内面に沿うように配置される。網部材4の周方向の両端について、ベース部材3の円筒面32に重なり合う部分に接着剤7を塗布してベース部材3に固定し、網部材4がベース切り欠き35から飛び出して外れないようにしている。
図3は本発明の網部材4とベース部材3との接続部分をベース部材3の円筒中心軸に沿って切断した拡大断面図である。
網部材4は、メッシュ粗さが50メッシュ(線形0.18mm、開き目0.328mm)で、縦16mm、横25mm、厚さ0.5mmの板部材よりなり、網状の板部材を折り曲げることによって防護部41と押し当て部42とが形成される。防護部41は縦方向の一端から板部材が折り返られた折り返し部43までの部分をいい、押し当て部42は折り返し部43から縦方向の他端までの部分をいう。折り返し部43は、縦方向の一端から11mmのところで網状の板部材を反射鏡2の首部に向かって折り返さすことによって形成され、折り返し角度αは30°〜60°である。防護部41はベース部材3の円筒面32に沿うように形成され、防護部41の面積は275mmである。押し当て部42は反射鏡2の外表面に沿うように形成され、押し当て部42の面積は125mmである。
板状の金属メッシュ部材をベース部材3の円筒面32の曲率に合うように湾曲させて、折り返し部43に対向する防護部41の端辺をベース切り欠き35の開口側端部に嵌め込むことによって網部材4が設置される。具体的には、ベース切り欠き35の開口側端部に、円筒面32の外周側が底面31からの長さが長く、円筒面32の内周側が底面31からの長さが短い、階段状の突き当て面36が設けられている。ベース部材3の円筒面32の内周側の端面よりなりなる端面突き当て面36aに、網部材4の折り返し部43に対向する防護部41の端辺が突き当てられて配置される。また、ベース部材3の円筒面32の外周側の端面と内周側の端面とをつなぐ円周に沿う側面よりなる側面突き当て面36bに、湾曲板状の網部材4の防護部41の外側面が押し当てられる。
図4は放電ランプの放電容器が割れて、放電容器の破片が飛散した場合における、本発明の網部材4とベース部材3との接続部分の拡大断面図である。
放電容器の破片が飛散して網部材4に到達すると、図4に記載するように、網部材4の防護部41が曲がって変形する。網部材4の押し当て部42は、反射鏡2の反射部22の外表面に沿うようにして、首部から開口に向かう方向に滑るようにずれる。したがって、網部材4の押し当て部42は、反射鏡2の反射部22の外表面に当接する位置は開口側に移るが、押し当て部42の少なくとも一部が反射鏡2の外表面に当接している状態が維持される。
また、網部材4は周方向に長さを有する板部材であり、放電容器の破片は網部材4の防護部41の一部に塊として衝突するものとなる。放電容器の破片が衝突して網部材4が変形するのは、防護部41の一部に限られ、放電容器の破片が網部材4の周方向に沿って一律に衝突して防護部41の全体が反り返るように変形することは現実にはない。したがって、放電容器の破片が衝突しても、網部材4の全体としては、変形せずに破片衝突前の形状を残す部分も存在する。防護部41に続いて形成されている押し当て部42も、防護部41が変形した近傍の一部が反射鏡2の反射部22の外表面に沿って滑るようにずれるが、その他の部分は破片衝突前の位置に留まって反射鏡2の反射部22の外表面に当接している。
上記するように、網部材4の押し当て部42をベース切り欠き35が設けられているベース部材3の開口縁に沿う周方向にわたって形成されていることにより、網部材4の防護部41に放電容器の破片が当たっても、押し当て部42の一部が反射鏡2の外表面に沿って滑るようにずれるだけであり、押し当て部42のその他の箇所は破片衝突前の位置に留まる。また、押し当て部42が反射鏡2の外表面に沿って滑るようにずれても、反射鏡3の外表面に当接する部分が残る。すなわち、網部材4の押し当て部42をベース切り欠き35が設けられているベース部材3の開口縁に沿う周方向にわたって形成することにより、放電容器の破片が当たっても網部材4と反射鏡2との間に隙間が生じないようにすることができ、放電容器の破片を飛散させない安全性を備えることができる。
なお、本発明の光源装置に用いられる放電ランプ1について、一実施例をあげると、以下のとおりである。
放電ランプ1の発光部11の内部には、発光物質としての水銀の他に、電極13の構成材料であるタングステン(W)が発光部11の内壁に付着することをハロゲンサイクルにより防止するため、臭素(Br)などのハロゲンガスが、2.0×10−4μmol/mm〜7.0×10−3μmol/mmの範囲であり、例えば、3.0×10−3μmol/mm封入され、さらにアルゴン(Ar)ガスが約13kPa(100Torr)封入されている。
また、放電ランプ1の発光部11の最大外径が12.0mm、電極間距離が1.2mm、発光部11の内容積が124mm、管壁負荷が3.5W/mm、定格電圧が85Vである。
続いて、本発明の網部材4の他の実施形態を説明する。図5は本発明の他の実施形態を示す網部材4とベース部材3との接続部分の拡大断面図である。
図5(a)は、網部材4の押し当て部42の他の実施形態を説明するための図面である。反射鏡2の外表面に沿うように形成されている押し当て部42を、防護部41から反射鏡2の首部に向かう外表面だけでなく、防護部41から反射鏡2の開口に向かう外表面にも設けている。網部材4の押し当て部42をこのように設けることによって、押し当て部42が反射鏡2の外表面に沿って首部から開口に向かってずれる場合だけでなく、押し当て部42が開口から首部に向かってずれる場合にも、網部材4と反射鏡2との間に隙間が生じないようにすることができる。
例えば、網部材4を介してベース切り欠き35から冷却風を流入させるような場合に、光源装置の外部から異物が網部材4に衝突して防護部41を変形した際に、網部材4と反射鏡2との間に隙間が生じないようにして、異物によって放電容器が割れる事態を防ぐことができる。また、防護部41から反射鏡2の首部に向かう外表面に押し当て部42が形成されているので、異物によって割れた放電容器の破片を飛散させないこともできる。
図5(b)は、網部材4の折り返し部43に対向する防護部41の端辺をベース切り欠き35に嵌め合わせて固定する他の実施形態を説明するための図面である。網部材4の折り返し部43に対向する防護部41の端辺にベース切り欠き35の突き当て面36に沿って折り曲げた階段部44を形成し、この階段部44を突き当て面36に押し当てて網部材4を指示している。
詳しくは、網部材4の防護部41の端辺をベース部材3の内側中心方向に曲げて、ベース部材3の円筒面32の内周側の端面よりなる端面突き当て面36aに沿うようにし、さらにベース部材3の内側中心方向に曲げた防護部41の先端を、端面突き当て面36aの縁で曲げて、ベース部材3の円筒面32に沿うようにして階段部44を形成している。階段部44の最端部はベース部材3の底面31に突き当てられている。網部材4の防護部41の端辺を階段部44のような形態にすることで、網部材4のベース部材3による支持を補強し、網部材4がベース切り欠き35から外れにくくすることができる。
図5(c)は、網部材4の押し当て部42の他の実施形態を説明するための図面である。反射鏡2の外表面に沿うように形成されている押し当て部42の先端を、防護部41に向かう方向に折り曲げられている。網部材4の押し当て部42の先端をこのように折り曲げることによって、防護部41と押し当て部42と折り曲げられた押し当て部42の先端とによって囲まれた部分で、放電容器の破片を捕らえることができ、放電容器の破片の飛散をより効果的に予防できる。
1 放電ランプ
2 反射鏡
3 ベース部材
4 網部材
5、6、7、8 接着剤
11 発光部
12 封止部
13 電極
14 金属箔
15 外部リード
21 首部
22 反射部
23 貫通孔
24 首部切り欠き
25 キャップ
26 開口
27 防護部材
28 前面ガラス
31 底面
32 円筒面
35 ベース切り欠き
41 防護部
42 押し当て部
43 折り返し部

Claims (2)

  1. 発光部の両端に封止部が形成された石英ガラスよりなる放電容器の内部に一対の電極が対向配置された放電ランプと、この高圧放電ランプの一方の封止部が挿入される貫通孔を有する首部を備える反射鏡と、該反射鏡の首部の外周において放電ランプと反射鏡とを固定するベース部材と、ベース部材の開口縁の一部に形成されたベース切り欠きをベース部材の内側から塞ぐように設けられた網部材とを備え、反射鏡内に流れる冷却風をベース切り欠きに設けられた網部材を介して流通させる光源装置において、
    前記網部材は、ベース部材の円筒面に沿うように形成された防護部と、反射鏡の外表面に沿うように構成された押し当て部を有し、
    前記押し当て部は、前記防護部から前記首部に向かって形成されると共に、前記ベース部材の開口縁にわたって形成されていることを特徴とする光源装置。
  2. 前記網部材は、網状の板部材を折り曲げることにより防護部と押し当て部とが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
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