JP5834942B2 - 蓄電モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、異常時に電解液や内部で発生するガスの噴出を防止する機能を備えた蓄電モジュールに関する。
二次電池や蓄電器(capacitor)等の蓄電デバイスは、過充電や短絡等の異常時に内部の温度が上昇し大量のガスが発生して内部の圧力も上昇する。そのため、所定の圧力を超えた場合に容器内部から電解液やガスを安全に放出するために、安全弁を備えた蓄電デバイスが提案されている(特許文献1、2)。
一方、電解液やガスは可燃性のものや有害性があるものも含まれているため、そのままの形で外部環境へ排出させない仕組みが求められている。特許文献3は、複数の素子容器と、ガスの吸着剤を内部に収容したバッファ容器と1つの主導管と複数の導管とを備え、各素子容器内で発生するガスを主導管及び導管によりバッファ容器内に収容させることのできる組セル電源を開示している。
特開2010−113888号公報 特開2009−266614号公報 特開平11−317334号公報
しかしながら、上記のように組セル電源の各素子容器の内部で発生するガスをバッファ容器内に収容させる場合、電解液やガスをバッファ容器に送るための導管やバッファ容器の設置スペースが必要であるため、全体としての小型化が難しかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、ガス吸収機能を備えた蓄電モジュールを従来よりも小型に構成することを主たる技術的課題とする。
本発明に係る蓄電モジュールは、内部に電解液を封入した蓄電デバイスを複数並置してなる蓄電デバイス群と、蓄電デバイス群に取り付けられガス吸収材を内蔵したガス吸収カートリッジとを備える。そして、蓄電デバイスは、いずれも、所定の圧力で開放してガスを放出する圧力開放弁を有し、ガス吸収カートリッジは、ガスを内部に流入させる1つ又は複数のガス流入口を有し、蓄電デバイス群とガス吸収カートリッジとは、連結部材によって着脱可能に連結され、連結部材は、蓄電デバイス群とガス吸収カートリッジとの間に圧力開放弁とガス流入口とを接続するための密閉空間を形成していることを特徴とする。上記蓄電モジュールのガス流入口は所定の圧力で開放するガス流入弁であることが好ましい。
上記の構成によると、各蓄電デバイスの圧力開放弁とガス吸収カートリッジのガス流入口とを連通させる配管等が不要であり、蓄電モジュール全体としての小型化が可能となる。また、ガス吸収装置は蓄電デバイス群の外部に取り付けられるため、簡便に着脱が可能となる。
本発明に係る蓄電モジュールにおいて、連結部材はガイドレール部を有し、ガス吸収カートリッジは係合部を有し、ガイドレール部に係合部を嵌合して密閉空間が形成されてい。このような構成によると、ガス吸収カートリッジは連結部材に容易に取り付け又は取り外しすることができる。
本発明に係る蓄電モジュールにおいて、蓄電デバイスはいずれも角形状であり、圧力開放弁はいずれも蓄電デバイスの1つの面に設けられていてもよい。このような構成によると、ガス吸収カートリッジのガス流入口を同一面に設けることができるため、ガス吸収カートリッジを蓄電デバイス群の片側に1つだけ設ければよくなる。その結果、各蓄電モジュールがガス吸収手段を備える場合と比べて、蓄電モジュールの小型化が可能となる。なお、本明細書における「角形状の蓄電デバイス」は、厳密な直方体状でなくてもよく、広義に解する。例えば、角部や辺部に丸みが設けられてもよいことはもちろん、カートリッジを取り付けるための一つの平面部さえ有していれば、曲面部を有していてもよい。
本発明に係る蓄電モジュールにおいて、蓄電デバイスは、上面の一方の端部に正極端子を有すると共に他方の端部に負極端子を有し、圧力開放弁は、正極端子又は負極端子のいずれか一方の側面に設けられていてもよい。いずれか一方に圧力開放弁を設けることで、製造する蓄電デバイスの形状が一種類ですむので、コストの面で有利である。
本発明に係る蓄電モジュールにおいて、蓄電デバイスは、電気を蓄える装置を指し、特に、短絡等の異常時にガス或いは電解液を放出する装置が対象となる。このような蓄電デバイスには、例えば二次電池や蓄電器(capacitor)が含まれる。蓄電デバイスが非水電解質二次電池の場合、正極活物質にリン酸鉄リチウムを含有する非水電解質二次電池を用いてもよい。なぜなら、正極活物質に層状酸化物を含有する非水電解質二次電池と比較して電解液やガスを放出する際の挙動が穏やかであるため、より蓄電モジュールを小型化することが可能となるからである。
本発明によれば、連結部材によってガス吸収カートリッジを蓄電デバイス群に容易に取り付け又は取り外しすることができる。また、各蓄電デバイスの圧力開放弁とガス流入口との間に密閉空間が形成され、蓄電デバイスとカートリッジとが連通することで、配管等を別途設ける必要がなくなり、圧力開放弁から放出された電解液やガスをその密閉空間を介してガス流入口に送ることができると共に、蓄電モジュール全体を小型に構成することができる。
第1の実施形態の蓄電モジュールを示す斜視図 蓄電デバイス群を示す斜視図 連結部材を示す斜視図 蓄電デバイス群に連結部材を取り付けた状態を示す斜視図 ガス吸収カートリッジを示す斜視図 ガイドレール部を説明する図であって、(a)は連結部材の側面図、(b)はガス吸収カートリッジの断面図 ガス吸収カートリッジの他の例を示す斜視図 第2の実施形態の蓄電モジュールを示す斜視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。ただし、各実施形態はいずれも例示であり、本発明の限定的な解釈を与えるものではない。各実施形態において、同一又は同種の部材には同一の符号を用いる場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の蓄電モジュールを示している。図1に示すように、蓄電モジュール30は、蓄電デバイス1を複数並置してなる蓄電デバイス群5と、ガス吸収材を内蔵した1つのガス吸収カートリッジ10と、連結部材20とを有する。
蓄電デバイス1は、角形状の容器1aと、正極端子2aと、負極端子2bと、所定の圧力で開放する圧力開放弁3とを有する。この蓄電デバイス1は、容器1aの内部に電解液と正負の電極体などから構成される蓄電要素を封入しており、過充電や短絡等の異常時に容器1a内部でガスが発生した場合、圧力開放弁3を開放してその電解液やガスを放出する。
図2は、図1に示す蓄電デバイス群5を示す斜視図である。図2に示すように、蓄電デバイス群5は、複数の蓄電デバイス1の圧力開放弁3を一方に揃えて並置される。本実施形態においては、この図に示すように、蓄電デバイス群5は、隣り合う蓄電デバイス同士で正極と負極の向きが互いに逆向きになるように配置され、隣接する正極と負極とを結線することで直列接続される。このように配置すると隣接する蓄電デバイス同士が最短距離で接続されるため、蓄電デバイス間を接続する配線による電気抵抗を小さくすることができ、蓄電モジュール全体の重量も軽くすることができる。
本実施形態においては、圧力開放弁3は、角形状の容器1aの平坦な短側面側にそれぞれ一つずつ設けられ、容器1aの短側面の片側の正極側と負極側のそれぞれに交互に配置される。そのため、全ての圧力開放弁3が、蓄電デバイス群5の一つの側面に形成される。その結果、ガス吸収カートリッジ10を蓄電デバイス群5の片側にのみ接続することができる。
このような形態においては、圧力開放弁3が正極端子2a又は負極端子2bの右側と左側のいずれか一方に設けられている必要があるため、二種類の蓄電デバイス1を製造する必要が生じる。ただし、特殊な事情により、蓄電デバイスを並列に接続して使用する場合には、容器の形状は一種類でよい場合も考えられるであろう。
ガス吸収カートリッジ10には、ガス吸収材13が封入されており、内部にガスを流入させるためのガス流入口11が設けられる。ガス流入口11は各蓄電デバイスの圧力開放弁3と相対向して同数設けられ、蓄電デバイス群5とガス吸収カートリッジ10の間には、連結部材20が設けられる。連結部材20は蓄電デバイス群5とガス吸収カートリッジ10との間で気密を保持しながら密閉空間Sを形成する。
このようにすると、蓄電モジュール30は、圧力開放弁3から放出される電解液やガスを密閉空間Sを経由してガス流入口11に送ることができる。そのため、圧力開放弁3とガス流入口11との間に配管部品等は不要であり、蓄電モジュール30を全体としての小型化が可能となる。
また、第1の実施形態においては、密閉空間Sはそれぞれの圧力開放弁3毎に形成されるため、他の蓄電デバイス1から放出された電解液やガスの影響を受けることがなく、電解液やガスが圧力開放弁3から激しく噴出した場合でも確実にガス吸収カートリッジ10に送られる。
図3は、連結部材20の一部を示す斜視図である。図3に示すように、連結部材20は、窓枠部21と、ガイドレール部22と、スペーサー部23とを有する。この連結部材を介して蓄電デバイス群5とガス吸収カートリッジ10とを連結すると、窓枠部21は、一方の開口部で蓄電デバイス1の圧力開放弁3を隙間無く囲い、他方の開口部でガス吸収カートリッジ10のガス流入口11を隙間無く囲うようにそれぞれ配置される。このとき、Oリング等を用いて気密性を向上させてもよい。ガイドレール部22は、ガス吸収カートリッジ10の係合部12を嵌合させる部分であり、本実施形態の例では、この部分の断面形状が略T字状である。スペーサー部23は、蓄電デバイス1の容器のR部分に密着するR形状となっており、各蓄電デバイス1を所定の間隔で保持する。
なお、窓枠部21の形状は円形等、様々な形状が考えられ、図示されたものに限られない。また、ガイドレール部22の断面形状はT字状に限られずガス吸収カートリッジ10の係合部と嵌合する形状であればよい。スペーサー部23は、蓄電デバイス1の容器に密着する形状であることが好ましいが、各蓄電デバイス1を所定の間隔で保持できる形状であればよい。また、各蓄電デバイス1の間隔を開ける必要が無い場合や別途スペーサーを準備する場合には、スペーサー部23が無くてもよい。
図4は、蓄電デバイス群に連結部材を取り付けた状態を示す斜視図である。図4に示すように、蓄電デバイス群5の所定の位置に連結部材20を設ける。
ガス吸収カートリッジ10は、圧力開放弁3が開弁した際に蓄電デバイスから放出される電解液及びガスが漏出しないように固定されている必要があるが、その手段は特に問わない。例えば、蓄電モジュールの両端をエンドプレート等で狭持してもよく、或いはガス吸収カートリッジをスライド機構などでスライドさせて取り付けたあと、ストッパーなどの固定部材で動かないように固定してもよい。
図5は、ガス吸収カートリッジを示す斜視図である。図5ではガス吸収カートリッジの一部を示している。図5に示すように、ガス吸収カートリッジ10は、係合部12が設けられた容器10aにガス流入口11が設けられている。本実施形態においては、ガス流入口11は、蓄電デバイス1の数と同数設けられる。そして、蓄電デバイス群5にガス吸収カートリッジ10を取り付け後、ガス流入口11と各蓄電デバイス1の圧力開放弁3とが対向するように、等間隔で一列にして配置することが好ましい。
ガス流入口11は、所定の圧力で開く流入弁で構成されていてもよいが、この種の圧力弁には限られず、例えば、ろ紙、不繊布、メッシュなどのフィルター部材で構成されていてもよい。但し、ガス流入口11を圧力弁に代えてフィルター部材で構成した場合には、大気がカートリッジ内部に流入して、カートリッジ内のガス吸収材が劣化しやすい。従って、大気に触れると劣化するガス吸収材を用いる場合には、フィルター部材よりも所定の圧力で開く「流入弁」で構成されていることが好ましい。流入弁の開弁圧は、圧力開放弁の開弁圧未満であることが好ましい。この理由は、ガス吸収カートリッジの流入弁の開弁圧を圧力開放弁圧未満とすることにより、圧力開放弁の開放と連動して流入弁が開放されるため、蓄電デバイスから放出されたガスをスムーズにガス吸収カートリッジ内へと導くことができ、ガスの吸収効率を向上させることが可能となるからである。
或いは、ガス吸収カートリッジ10内が、電解液吸収層とガス吸収層の少なくとも2室以上に分かれていてもよい。この場合、蓄電デバイスの安全弁に近い側に電解液吸収層を設け、遠い側にガス吸収層を設ける構成を採用することで、蓄電デバイスから排出されたガスの吸収効率を高めることができるため好ましい。
図5に示すように、係合部12の形状は、断面形状を例えば略T字状にして、さらにこの係合部12は、ガス流入口11と同じ面にガス流入口11を挟むように二列にして配置してもよい。
図6は、ガイドレール部を説明する図である。図6(a)は、図3の矢印A方向に見た連結部材の側面図であり、図6(b)は、図5のB−B線の矢印方向に見たガイドレール部に嵌合するガス吸収カートリッジの断面図である。図6(a)に示すように、連結部材20は、ガイドレール部22の断面形状を略T字状とし、ここにガス吸収カートリッジ10の係合部12が嵌合する。図6(b)に示すように、ガス吸収カートリッジ10は、容器10aに所定の圧力で開放するガス流出弁14が設けられ、内部にガス吸収材13を封入している。ガス流出弁14の役割は、ガス吸収カートリッジ10の内圧が所定値を越えた場合に弁を開放して圧力を下げることである。ゆえに、ガス流出弁14の開弁圧は、圧力開放弁3の開弁圧よりも小さく、ガス吸収カートリッジのガス流入弁の開弁圧よりも大きいことが好ましい。ガス流入口11の両側には、断面形状が略T字状の係合部12が配置されている。ガス吸収材13は、活性炭、ゼオライトや多孔質材料等の一般的なものを用いることができる。
ガス吸収カートリッジ10の容器の内部構造は、仕切体等により電解液やガスの流通経路を長くするように構成してもよい。例えば、電解液やガスを仕切板で上下や左右に繰り返し移動させるような流通経路を構成し、その流通経路上にガス吸収材13を配置すると、電解液やガスとガス吸収材13との接触時間を長く、接触面積も大きくすることができ、電解液やガスの吸収率が向上する。また、ガス吸収カートリッジ10の容器の内部構造は、複数の層や領域を構成してもよく、その層や領域毎に吸収させる電解液やガスの成分に応じたガス吸収材13を配置してもよい。なお、各層や領域の境界部分にはメッシュ、ろ紙、ネット、フィルターや貫通孔を有する板等を用いてもよい。また、ガス吸収カートリッジ10は、電解液やガスの吸収率を向上させるために容器内部にガス吸収材13の他に触媒や熱吸収材等を配置してもよい。
連結部材20のガイドレール部22の一端からガス吸収カートリッジ10の係合部12を嵌合させた状態でスライドさせることで、ガス吸収カートリッジ10は連結部材20を設けた蓄電デバイス群5に容易に取り付け又は取り外しすることができる。
第1の実施形態の蓄電モジュール30は、ガス吸収カートリッジ10を容易に取り付け又は取り外しすることができる。また、各蓄電デバイス1とガス吸収カートリッジ10との間に密閉空間Sが形成され、圧力開放弁3から放出される電解液やガスをこの密閉空間Sを介してガス流入口11に送ることができる。このような構成によると、圧力開放弁3とガス流入口11と連通させる配管等が不要であるため、蓄電モジュール30を省スペース、小型に構成することができる。また、他の蓄電デバイス1から放出された電解液やガスの影響を受けることなく、激しく放出される電解液やガスであっても確実に圧力開放弁3からガス流入口11に送ることができる。
第1の実施形態の蓄電モジュールでは、蓄電デバイス1の一方の短側面に圧力開放弁3及び連結部材20が設けられた例を示したが、圧力開放弁3や連結部材20がいずれも上面中央部、或いはそれ以外の面に設けられていてもよい。
図7は、ガス吸収カートリッジの他の例を示す斜視図である。図7ではガス吸収カートリッジの一部を示している。図7に示すように、ガス吸収カートリッジ40は、係合部42が設けられた容器40aと、1つのガス流入口41と、共通流通路45とを有する。ガス吸収カートリッジ40と図5のガス吸収カートリッジ10とは、ガス流入口の数と共通流通路45の有無の点で相違し、それ以外の構成は同一である。このようなガス吸収カートリッジ40は、連結部材20を設けた蓄電デバイス群5に簡単に取り付け又は取り外しすることができる。また、このガス吸収カートリッジ40を用いると各蓄電デバイス1の圧力開放弁3から電解液やガスが放出された場合、その電解液やガスは連結部材20の各窓枠部22を介して共通流通路45に集積されてガス流入口41に送ることができる。この共通流通路45は連結部材20側に設けてもよい。
以上のように、ガス吸収カートリッジのガス流入口を複数の蓄電デバイスに対して共通化することでガス吸収カートリッジの構成を単純化することができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態の蓄電モジュールを示す斜視図である。図8に示すように、蓄電モジュール50は、蓄電デバイス51を複数並置してなる蓄電デバイス群55と、ガス吸収材を内蔵したガス吸収カートリッジ10と、連結部材20とを有する。蓄電モジュール50と図1の蓄電モジュール30とは、蓄電デバイスの配列方向、蓄電デバイスにおける圧力開放弁53の配置箇所とブスバー(電流線)54の配線の点で相違し、それ以外の構成は同一である。そのため、同一構成については詳細な説明を省略する。
蓄電デバイス51は、角形状の容器51aと、正極端子52aと、負極端子52bと、所定の圧力で開放する圧力開放弁53とを有する。正極端子52aは容器の上面の一方の端部に、負極端子52bは上面の他方の端部にそれぞれ設けられている。
蓄電デバイス群55は、蓄電デバイス51を同方向に複数並置するとともに各蓄電デバイス51の圧力開放弁53を一方に揃えて配置されている。正極端子52aと負極端子52bはそれぞれで一列に配置され、かつ全ての圧力開放弁は蓄電デバイスの正極端子側にのみ配置される。
蓄電デバイス51の正極端子52aと隣接する他の蓄電デバイス51の負極端子52bとは、ブスバー54で斜めに接続され、各蓄電デバイス51全体として直列に接続される。
このような態様の利点の一つは、ガス発生量が多い側に圧力開放弁を集められることである。上記の例では正極側に圧力開放弁53が揃えて配置された例を示したが、基本的にガス発生量が多い方に揃えればよい。正極と負極のいずれの側に揃えるべきかは蓄電デバイスの内部に封入される電解液や活物質等の種類による。本実施形態に示した蓄電デバイスでは、製造する蓄電デバイスの形状が一種類ですむ点で、特に製造コストの面で有利である。
1 蓄電デバイス
2 端子
3 圧力開放弁
5 蓄電デバイス群
10 ガス吸収カートリッジ
11 ガス流入口
12 係合部
13 ガス吸収材
14 ガス流出弁
20 連結部材
21 窓枠部
22 ガイドレール部
23 スペーサー部
30、50 蓄電モジュール
51 蓄電デバイス
52a 負極端子
52b 正極端子
53 圧力開放弁
54 ブスバー

Claims (3)

  1. 内部に電解液を封入した蓄電デバイスを複数並置してなる蓄電デバイス群と、
    前記蓄電デバイス群に取り付けられガス吸収材を内蔵したガス吸収カートリッジとを備えた蓄電モジュールであって、
    前記蓄電デバイスは、いずれも、所定の圧力で開放してガスを放出する圧力開放弁を有し、
    前記ガス吸収カートリッジは、ガスを内部に流入させる1つ又は複数のガス流入口を有し、
    前記蓄電デバイス群と前記ガス吸収カートリッジとは、連結部材によって着脱可能に連結され、
    前記連結部材はガイドレール部を有し、
    前記ガス吸収カートリッジは係合部を有し、
    前記ガイドレール部に前記係合部を嵌合して
    前記蓄電デバイス群と前記ガス吸収カートリッジとの間に
    前記圧力開放弁と前記ガス流入口とを接続するための密閉空間を形成していることを特徴とする蓄電モジュール。
  2. 前記蓄電デバイスはいずれも角形状であり、
    前記圧力開放弁はいずれも前記蓄電デバイスの1つの面に設けられ、
    前記蓄電デバイス群は、前記圧力開放弁を一方にえていることを特徴とする請求項記載の蓄電モジュール。
  3. 前記蓄電デバイスは、上面の一方の端部に正極端子を有すると共に他方の端部に負極端子を有し、
    前記圧力開放弁は、前記正極端子又は負極端子のいずれか一方の側面に設けられ、
    前記蓄電モジュールは、前記圧力開放弁が前記正極端子側の側面に設けられた前記蓄電デバイスと、前記圧力開放弁が前記負極端子側の側面に設けられた前記蓄電デバイスとが交互に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の蓄電モジュール。
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