JP5832717B2 - 燃料電池システムとこの燃料電池システムの停止方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された燃料電池システムは、電池セルの電解質がイオン導電性セラミックスで形成され電池セルの燃料極に供給される燃料ガスと電池セルの空気極に供給される酸素との電気化学反応により直流電力を発生する固体酸化物形燃料電池本体と、前記固体酸化物形燃料電池本体の運転中に空気を窒素と酸素とに分離し得られた酸素を前記電池セルの空気極に供給する空気分離装置と、前記空気分離装置で分離された窒素を液体窒素として貯蔵する液体窒素貯蔵タンクと、前記固体酸化物燃料電池の運転中に前記空気分離装置で分離された窒素により前記電池セルを冷却するための電池セル冷却設備と、前記固体酸化物燃料電池の運転停止時に前記液体窒素貯蔵タンクに貯蔵された窒素を前記電池セルの燃料極に供給するための燃料極窒素供給設備とを備えた構成のものである。
すなわち、本発明の一実施形態に係る燃料電池システムA1とともに、第一〜第三のリレー20A〜20C、電圧計23、電流計24、DC/DCコンバータ25、バッテリ26、インバータ27及びコントロールユニット28等を有して構成されている。
なお、セルスタックには、これの温度を測定するための上記第二の温度センサS3(図3に示す)を配設している。
また、送給ポンプ31は、コントロールユニット(以下、「C/U」という。)28の出力ポート側に接続されて適宜駆動されるようになっている。
ミキサ38は、燃料蒸発器34、分岐バルブ37及び空気ブロワ47から送給される、原燃料、排燃料ガス又は空気を選択的に切り替える機能を有するものであり、燃料改質器39との間、空気ブロワ47との間、分岐バルブ37との間に、それぞれ送給パイプ38a,47a,37aが連結されている。
「空気ブロワ47」は、燃料極52aに空気を送給するための空気送給器である。
なお、本実施形態において示す燃料改質器39は、COシフト反応機能を有するものである。
送給パイプ39aの途中には分岐バルブ53が配設されており、水凝縮器50との間に分岐パイプ53aが連結されている。
すなわち、燃料改質器39から送出された改質した燃料ガスを、燃料極52a又は水凝縮器50に切り替えて流通させるようにしている。
水凝縮器50は、燃料改質器39から送出された改質した燃料ガスに含まれる水蒸気を凝縮する機能を有するものである。
なお、循環ブロワ36も、C/U28の出力ポート側に接続されて適宜駆動されるようになっている。
また、空気ブロワ44も、C/U28の出力ポート側に接続されて適宜駆動されるようになっている。
また、空気極52aと上記した燃料蒸発器34との間には送給パイプ52dが連結されており、その空気極52aから排出された排空気を燃料蒸発器34に送出して、送給ポンプ31から送給される燃料ガスとの熱交換を行えるようにしている。
また、その送給パイプ42aの途中には遮断弁49が配設されている。
上記した燃料ポンプ32,33、空気ブロワ45,46及び遮断弁49も、C/U28の出力ポート側に接続されて適宜駆動されるようになっている。
本実施形態において示す「燃料ガスの流路」は、送給パイプ38a,39a,52e,37aにより構成されている。
インバータ27は、燃料電池30から出力された直流電力を交流に変換し、また、バッテリ26から送給された直流電力を交流に変換して外部負荷10に給電するためのものである。
上記の電流計23と電圧計24は、C/U28の入力ポート側に接続されて、各取得した測定値が入力されるようになっている。
・燃料電池30の発電動作を停止するとき、燃料ガスの流路における最も低い温度を示す部位における温度が、水凝縮温度以上であるか否かを判定する機能。この機能を「最低温度判定手段60a」という。
すなわち、本実施形態においては、第一の温度センサS4が燃料ガスの流路における最も低い温度を示す部位における温度を取得するための第一の温度取得部である。
「燃料極52aを含む燃料ガスの流路区間」は、上記したように送給パイプ38a,39a,52e,37aにより構成されており、その経路中に燃料極52aが含まれている。
本実施形態においては、遮断弁48,49によって当該流路区間を閉止しているとともに、循環ブロワ36を停止するようにしているが、少なくとも遮断弁48を閉じるとともに循環ブロワ36を停止すればよい。
遮断弁48,49は、燃料極52aを含む燃料ガスの流路における燃料ガスの流通を遮断するためのものである。
ガス濃度センサS1,S2によって測定したガス濃度に基づき、上記閉止した燃料極52aを含む燃料ガスの流路区間内におけるガス濃度が所定の濃度範囲となるように低減させている。
具体的には、上記流路区間におけるガス濃度を低減させて、水素量を例えば1〜4%程度の所定の濃度範囲になるようにしている。
すなわち、本実施形態においては、閉止した燃料極を含む燃料ガスの流路区間のガス濃度を取得するためのガス濃度取得部がガス濃度センサS1,S2である。
なお、本実施形態に示すガス濃度取得部は、可燃ガス濃度をガス濃度センサによって測定しているが、運転状態や停止時間に対応して予め測定した各部位の可燃ガス量マップをメモリ61に記憶しておき、それら各部位の可燃ガス量マップを参照することによりガス濃度を取得するようにしてもよい。
また、燃料電池で発電した電流量に基づいて、可燃ガス量を推定する機能を設けてもよい。すなわち、可燃ガス量推定手段を設けた構成にしてもよい。
本実施形態においては、水凝縮器50によって閉止した燃料極52aを含む燃料ガスの流路区間における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去させている。
敷衍すると、分岐バルブ53を水凝縮器50に切り替えることによって、その水凝縮器50によって燃料ガスの流路における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去させている。
燃料電池30の温度は、セルスタック(図示しない)に配設した第二の温度センサS3により取得している。
本実施形態においては、電池加熱装置をスタック加熱熱交換器35と燃焼器41により構成しているが、これに限るものではない。
具体的には、燃料改質器39に向けて送給される燃料ガスに含まれる可燃ガスの残量に応じた空気量を送給している。
ステップ2:先ず可燃ガス量の低減制御を実施する。
すなわち、燃料ガスの流路におけるガス濃度を低減させている。
具体的は、電流計24で取得した電流値が、予め設定した閾値以下であるか否かを判定し、当該電流値が予め設定した閾値以下であると判定した場合にはステップ8に進み、そうでない場合には、ステップ6に進む。
すなわち、セルスタック内部に設置した第二の温度センサS3で取得した温度が、予め設定した運転温度以上であるか否かを判定し、当該温度以上であればステップ7に進み、そうでなければステップ4に戻る。
また、流路に設置されたガス濃度センサS2で取得した水素濃度とガス濃度センサS1で取得した数値から判断することも可能である。
ステップ8:除去率向上が必要な場合の制御を開始する。
具体的には、セルスタック温度を上昇させることにより、可燃ガスの消費効率を向上させる。セルスタックの温度の上昇は、例えば、空気極52bへの導入空気量を低減し、空気極52bから排出されたガスの伝熱量を低減することにより実現できる。
万一、酸素導入量が過剰となってH2濃度が低下した場合は、バッテリ26を用いてH2Oの還元を行い、H2量を増加させる制御を行うとよい。
換言すると、運転停止直後の可燃物量と反応量とに基づいて、残存可燃物量を算出する。
算出した残存可燃物量が所定の範囲内であるか否かを判定し、ここで残存可燃物量が所定の範囲内であると判定されればステップ11に進み、そうでなければステップ8に戻る。
リレー20Aを開放することにより燃料電池30を開回路状態にし、ステップ12に進む。
ステップ12:循環路雰囲気操作制御へ移行する。
ステップ13:循環路雰囲気操作制御を実行する。
ステップ14:送給パイプ39aに設置したガス濃度センサS2によって水素濃度を検知する。
ステップ15:目標となる水素量を計算する。
本実施形態においては、燃料極52a中の酸化成分はH2Oである。この時、H2/H2Oの比率が一定値以下になると、燃料極成分の酸化反応が進行する。
使用している電極でのH2/H2Oの下限値は、以下の通り計算する。
すなわち、H2Oの濃度は、ステップ20からの制御で、飽和水蒸気圧以下となる。
今回の制御は、停止温度15℃、運転圧力0.11MPaで実施したため、H2O濃度は、1.7vol%以下となる。
今回用いた電極では、H2/H2O=1/75とした。従って、水素濃度下限値は、233ppmとなる。また、上限値は、水素漏洩時の引火の観点から、H2濃度計の数値として4%と設定した。
なお、H2濃度が4%あれば、H2/H2O比が1/75以下になることはない。また、水素の酸化反応は、改質触媒上で進行する。
ステップ18:水凝縮温度であるか否かを判定する。
本実施形態においては、最も温度が低くなる燃料改質器39の排出側に設けた分岐バルブ37に取り付けた温度センサS4の温度での飽和水蒸気圧が、燃料電池30の作動圧力とが等しくなる温度を閾値とした。今回の場合、約103℃である。
ステップ20:水凝縮制御を実行する。
ステップ21:燃料電池システムA1中で最も温度が高いセルスタック内部に設置した温度センサS3で取得した温度を参照する。
なお、予め計測したセルスタックの高温プロファイルで代用することもできる。
ステップ23:ステップ21において取得した温度が外気温になったか否かを判定し、当該温度が外気温になったと判定されればステップ24に進み、そうでなければステップ21に戻る。
ステップ24:燃料電池システムA1の動作を停止する。
・遮断した燃料流路中の可燃ガスを低減することで、停止時の燃料への引火や、一酸化炭素中毒を防止することができる。
・水素量を所定値に制御することで、停止時の燃料極の酸化を防止し、長期停止時の酸化による電極劣化や構造破壊を回避できる。
・燃料流路中の水蒸気量を飽和水蒸気量以下に低減することで、水の凝縮と、これによる燃料極の酸化を回避することができる。
これにより、燃料電池の動作温度付近の高温において、燃料ガスを水凝縮器50に導入することがないので、この部分での放熱損失を防止し、また、水凝縮器50の熱劣化を防止することができる。
燃料流路中の水蒸気量の燃料流路中での凝縮、特に燃料極中での凝縮を防止でき、これにより燃料極の酸化を回避することができる。
上述した実施形態においては、水凝縮器によって燃料ガスの流路における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去する例について説明したが、図7(A),(B)に示すような構成にしてもよい。
図7(A)は、上記した水凝縮器に代えて、水吸着剤を有する水吸着器を配設した構成を示すものであり、図2に包囲線αで示す部分に相当する拡大図、(B)は、上記した水凝縮器に代えて、水透過膜を備えた水透過器を配設した構成を示すものであり、図2に包囲線αで示す部分に相当する拡大図である。
水吸着器55の水吸着剤55aには、次回の燃料電池システムの起動時に、所要の時間だけ燃料ガスを流通させ、また、その燃料電池システムを停止させたときに、吸着させていた水分を蒸発させるようにしたものである。
水吸着剤としては、例えば、シリカゲルなどの多孔材を用いることができる。
水透過器56には、水透過膜56aを挟む一側に分岐バルブ53が配設され、また、他側に空気ブロワ57が配設されている。
そして、分岐バルブ53の切り替えと同時に、空気ブロワ57を駆動することにより、透過した水分を経路外に放出するようにしている。
30 燃料電池
31 送給ポンプ
35,41 電池加熱装置
36 返戻送給器
37a,38a,52e 返戻流路
38a,39a,52e,37a 燃料ガスの流路区間
39 燃料改質器
44 空気送給器(空気ブロワ)
47 空気送給器(空気ブロワ)
48,49 遮断弁
50 水凝縮器
52c 電解質
52b 空気極
52a 燃料極
53 分岐バルブ
55 水吸着器
56 水透過器
60a 最低温度判定手段
60b 流通区間閉止手段
60c ガス濃度低減手段
60d 水蒸気除去手段
60e 電池温度判定手段
60f 電池加熱手段
60g 水素量調整手段
60h 燃料極空気送給手段
60i 燃料ガス送給手段
60j 空気送気量低減手段
60k 空気送気量増加手段
60l 排燃料ガス返戻手段
S1,S2 ガス濃度センサ(ガス濃度取得部)
S3 第二の温度センサ
S4 第一の温度センサ(第一の温度取得部)
Claims (16)
- 電解質の両側に積層した空気極と燃料極とに、燃料ガスと空気とを互いに分離して流通させることによる発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムであって、
燃料極を含む燃料ガスの流路区間を閉止するための遮断弁と、
燃料極に向けて燃料ガスを送給するための送給ポンプと、
空気極に空気を送給するための空気ブロワと、
燃料電池に向けて流通する燃料ガスを改質するための燃料改質器に空気を送給するための空気送給器と、
閉止された上記燃料極を含む燃料ガスの流路区間のガス濃度を取得するためのガス濃度取得部とを有し、
上記燃料電池の発電動作を停止しようとするとき、
上記遮断弁によって当該流路区間における燃料ガスの流通を閉止する流通区間閉止手段と、
上記送給ポンプの駆動を停止させ、かつ、上記空気ブロワの駆動を継続させて発電することで上記閉止した当該流路区間内におけるガス濃度を低減させるガス濃度低減手段と、
発電終了後、上記燃料改質器に向けて送給される燃料ガスに含まれる可燃ガスの上記ガス濃度取得部を用いて取得されたガス濃度に基づく空気量を上記空気送給器により送給する空気送気量増加手段とを有する
ことを特徴とする燃料電池システム。 - 上記ガス濃度低減手段は、上記ガス濃度取得部によって取得したガス濃度に基づき、上記閉止した燃料極を含む燃料ガスの流路区間内におけるガス濃度が所定の濃度範囲となるように低減させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 燃料ガスの流路における最も低い温度を示す部位における温度を取得するための第一の温度取得部と、
上記第一の温度取得部によって取得した温度が、水凝縮温度以上であるか否かを判定する最低温度判定手段と、
燃料ガスの流路中に、燃料電池に向けて流通する燃料ガスを改質するための燃料改質器が配設されており、その排出側の流路に配設された第一の温度取得部によって取得した温度が、水凝縮温度未満であると判定されたときには、上記閉止した燃料極を含む燃料ガスの流路区間における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去する水蒸気除去手段とを有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池システム。 - 燃料ガスの流路中に、燃料電池に向けて流通する燃料ガスを改質するための燃料改質器が配設されているとともに、上記第一の温度取得部が第一の温度センサであり、
その燃料改質器の排出側の流路に、上記第一の温度センサを配設していることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。 - 燃料電池を加熱するための電池加熱装置と、燃料電池の温度を取得するための第二の温度取得部とを有しており、
上記燃料電池の発電動作を停止しようとするとき、
第二の温度取得部で取得した燃料電池の温度が、この燃料電池が動作する温度の下限値以上であるか否かを判定する電池温度判定手段と、
第二の温度取得部で取得した燃料電池の温度が、この燃料電池が動作する温度の下限値以上であると判定したときには、電池加熱装置によって燃料電池を加熱させる電池加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。 - 燃料電池に接断可能なバッテリを有しており、
上記燃料電池の発電動作を停止しようとするとき、
電池温度判定手段により、第二の温度取得部で取得した燃料電池の温度が、この燃料電池が動作する温度の下限値以上であると判定したときには、燃料電池にバッテリを接続させて水の電気分解を行わせることにより水素量を増加させる水素量調整手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。 - 上記空気送気量増加手段が、上記燃料改質器に向けて送給される燃料ガスに含まれる可燃ガスの残量に応じた空気量を上記空気送給器により送給した後、
燃料ガスの流路における最も低い温度を示す部位における温度が、水凝縮温度以上であると判定されたときには、上記空気送給器によって燃料極に空気を送給する燃料極空気送給手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。 - 上記燃料改質器がCOシフト反応機能を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 燃料極から排出された排燃料ガスを燃料改質器に返戻するための返戻流路が配設されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 上記燃料電池の発電動作を停止しようとするとき、
電池温度判定手段により、燃料電池の温度が、この燃料電池が動作する温度の下限値以上であると判定したときには、上記空気ブロワによる空気の送給量を低減させる空気送気量低減手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。 - 燃料極から排出された排燃料ガスを燃料改質器に返戻するための返戻流路が配設されているとともに、その返戻流路に、これを通じて排燃料ガスを燃料改質器に返戻送給するための返戻送給器を配設しており、
最低温度判定手段により、燃料ガスの流路における最も低い温度を示す部位における温度が水凝縮温度以上であると判定したときには、返戻送給器によって燃料極から排出された排燃料ガスを燃料改質器に返戻させる排燃料ガス返戻手段を設けたことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。 - 水凝縮器が配設されており、
上記閉止した燃料極を含む燃料ガスの流路区間における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去する水蒸気除去手段を有し、
燃料ガスの流路における最も低い温度を示す部位における温度が、水凝縮温度以下であると判定したときには、
水蒸気除去手段は、水凝縮器によって上記燃料ガスの流路における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去させることを特徴とする請求項3に記載の燃料電池システム。 - 燃料改質器の排出側流路に、燃料電池に向かう燃料ガスを水凝縮器に向けて流通するように分岐するための分岐バルブを配設しており、
上記閉止した燃料極を含む燃料ガスの流路区間における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去する水蒸気除去手段を有し、
水蒸気除去手段は、分岐バルブを水凝縮器に切り替えることによって、その水凝縮器によって上記燃料ガスの流路における水蒸気量を外気温飽和水蒸気圧以下になるまで除去させることを特徴とする請求項12に記載の燃料電池システム。 - 水凝縮器に代えて、水吸着剤を有する水吸着器を配設したことを請求項12又は13に記載の燃料電池システム。
- 水凝縮器に代えて、水透過膜を備えた水透過器を配設したことを請求項12又は13に記載の燃料電池システム。
- 電解質の両側に積層した空気極と燃料極とに、燃料ガスと空気とを互いに分離して流通させることによる発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムの停止方法であって、燃料極を含む燃料ガスの流路区間を閉止するための遮断弁と、燃料極に向けて燃料ガスを送給するための送給ポンプと、空気極に空気を送給するための空気ブロワと、燃料電池に向けて流通する燃料ガスを改質するための燃料改質器に空気を送給するための空気送給器とを有し、上記燃料電池の発電動作を停止しようとするとき、上記遮断弁によって当該流路区間における燃料ガスの流通を閉止し、上記送給ポンプの駆動を停止させ、かつ、上記空気ブロワの駆動を継続させて発電することで上記閉止した当該流路区間内におけるガス濃度を低減させ、発電終了後、上記燃料改質器に向けて送給される燃料ガスに含まれる可燃ガスの上記閉止した燃料極を含む燃料ガスの流路区間のガス濃度を取得するためのガス濃度取得部を用いて取得されたガス濃度に基づく空気量を上記空気送給器により送給する
ことを特徴とする燃料電池システムの停止方法。
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