JP5831221B2 - 樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体、これを用いたシームレスベルトならびに凸版印刷原版の製造方法 - Google Patents
樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体、これを用いたシームレスベルトならびに凸版印刷原版の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5831221B2 JP5831221B2 JP2011287786A JP2011287786A JP5831221B2 JP 5831221 B2 JP5831221 B2 JP 5831221B2 JP 2011287786 A JP2011287786 A JP 2011287786A JP 2011287786 A JP2011287786 A JP 2011287786A JP 5831221 B2 JP5831221 B2 JP 5831221B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- silicone rubber
- layer
- resin solution
- seamless belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
(1)シリコーンゴム離型フィルムと環状支持体(G)と貼り合わせる工程
図1にシリコーンゴム離型フィルムと環状支持体とを貼り合わせる工程の例を示す。本発明のフィルム積層体からセパレーターフィルム(A)を一部剥離し、むき出しになった粘着剤層(B)を、環状支持体(11)に貼り付け固定し、貼り合わせの始点とする。なお、図1〜7においては、環状支持体(11)として環状構造の一部を示している。次いで、セパレーターフィルム(A)と保護フィルム(F)を共に剥離巻き取りすると同時に環状支持体(11)を回転させながら、フィルム積層体の粘着剤層(B)を環状支持体(11)の回転方向と反対方向へ貼り付けていく。この際、環状支持体(11)に貼り付けたシリコーンゴム離型フィルム(12)がエアを噛み込まないように、ゴム製のニップローラーで適度に貼り付け面を加圧し、エアを外部に逃がすことが好ましい。シリコーンゴム離型フィルム(12)が支持体を一周する直前で貼り付けを終了し、シリコーンゴム離型フィルム(12)を回転方向と垂直にカットし、貼り付けたシリコーンゴム離型フィルム(12)の両端同士が1〜5mmの幅で向かい合うように溝(13)を形成させる。
図2に溝部分周囲のシリコーンゴム層を厚さ10μm以下の金属箔を用いて保護する工程の例を示す。シリコーンゴム離型フィルム(12)の貼り付け後に、前述の溝(13)を形成している両端部に沿って、幅2〜10cmの金属箔(14)を、これの側辺とシリコーンゴム離型フィルム(12)の端部がちょうど重なるように密着配置する。このとき、金属箔(14)の側辺が溝(13)の内部にはみ出したり、あるいはその側辺と溝(13)端部に隙間が生じ、シリコーンゴム層(E)が最外層にならないように完全に養生する。金属箔(14)の材質は特に限定がないが、密着配置した際にシワ等になることを防止するため、アルミニウム、スチール、ステンレスなどが好ましい。金属箔(14)の厚さは、溝(13)部分に埋め込むシリコーンゴムの残存量を少なくするため、10μm以下が好ましい。一方、溝(13)部分への配置に際してシワの発生を抑制するために、3μm以上が好ましい。
次に、図4に溝部分周囲を保護する金属箔を除去する工程の例を、図5に平坦化用フィルムを介して溝部分をヘラでしごくことにより溝部分を平坦化する工程の例を、それぞれ示す。溝(13)部分両端の金属箔(14)を剥離することにより除去し、溝(13)部分のみにシリコーンゴム(16)が埋められている状態にする。この際、シリコーンゴム(16)の高さは、金属箔(14)の厚さの分だけシリコーンゴム離型フィルム(12)より高い状態となっている。この状態の溝(13)部分に平坦化用フィルム(18)を配置し、再度フィルムを介して溝部分をヘラ(17)でしごくことによって、図5に示すように溝(13)部分を平坦化することができる。平坦化用フィルム(18)は、溝(13)部分を埋めたシリコーンゴム(16)をこのフィルムを配置したまま硬化させ、硬化後に剥離可能とするため、ポリ−4−メチルペンテン−1を主成分とするフィルムであることが好ましい。ここで、主成分とは平坦化用フィルム全体の50重量%以上を構成する成分を指す。平坦化用フィルムの厚さは、ヘラでしごく際の湾曲を抑制するため、100μm以上が好ましい。
図6に平坦化用フィルムを除去する工程の例を示す。ヘラ(17)でしごく作業後は、平坦化用フィルム(18)は直ちに剥離せず、少なくとも30分間以上放置し、シリコーンゴム(16)の表面タックが事実上なくなってから剥離することが好ましく、表面が乱れずに平坦性が確保される。実際には、しごく作業でごく僅かに溝部分の外側に押し出されるシリコーンゴムがあるが、ごく薄く延ばされているため、表面段差は実質上ゼロとみなしてよい。
(1)粘着剤層(B)の剥離力測定
粘着剤層(B)の環状支持体(G)からの剥離力の指標として、環状支持体(G)の代わりに同じ材質(SUS304)の平板を用いて、粘着剤層(B)の平板からの剥離力を評価した。フィルム積層体を幅5cm×長さ20cmのサイズに断裁し、セパレーターフィルム(A)を剥離して露出した粘着剤層(B)を環状支持体(G)と同じ材質の1mm厚の平板に貼り付け、(株)東洋ボールドウィン製テンシロン万能型引張試験機“UTM−4−100”に装着した。フィルム積層体を平板から長さ方向に200mm/分の速度で180°剥離し、その剥離力を測定した。
室温23℃相対湿度50%の雰囲気下で、和光純薬工業(株)製ぬれ張力試験用試薬“No.40.0”〜“No.70.0”を、ベースフィルムのプライマー層側の面に薄く塗工し、5秒経過した後の塗工液面の状態を観察した。塗工された試薬がそのままの面状を維持しているか、水滴状にはじいているかを観察することにより濡れ性を評価した。試薬の番手は表面張力(単位:mN/m)の値を示し、低い番手の試薬から順に塗工し、塗工面のはじきが現れなくなった最初の番手の試薬の示す表面張力の値とした。
偏光板を上下で偏光角を直角に交わらせ(クロスニコル状態)、該偏光板の間にフィルム積層体作製用のベースフィルム(C)を挟み込み、10倍の拡大鏡にて輝点が30μmφ(円相当径)以上のフィッシュアイ異物を予め50個分マーキングしておいた。このベースフィルムを用いてフィルム積層体を作製し、得られたフィルム積層体上に樹脂溶液をキャスティング・乾燥した。得られた樹脂シートについて、マーキングされた50カ所に対応する箇所を肉眼で観察し、凹凸形状の異常が観られる箇所を計数した。異常箇所が5個以下であれば、表面品位は良好であると判断できる。異常箇所が6〜9個であれば表面品位はやや劣る、10個以上あれば表面品位は劣ると判断できる。
本発明のフィルム積層体の製造過程や取り扱いにおいて保護フィルム(F)の剥離の有無、あるいはフィルム積層体から保護フィルム(F)を剥離した際の剥離抵抗の有無を評価した。剥離する前にすでに剥離があったり、剥離する際の抵抗があった場合は、シリコーンゴム層(E)の表面品位を損なうおそれがある。
(i)シームレスベルトのつなぎ目補修部分(H)の表面段差評価
厚さ1mmのSUS304の平板を用い、環状支持体に本発明のシリコーンゴム離型フィルムを貼り付けした際と同じ状態になるように、シリコーンゴム離型フィルムを幅2mmの直線状の溝ができるように隣り合わせて貼り付け、溝に沿って金属箔を貼り付け、溝を無溶剤の室温硬化型のシリコーンゴムで埋め、ヘラでしごいた。ついで金属箔を剥離除去した後、溝部分を三井化学東セロ(株)製フィルム“オピュラン”(登録商標)X−88B(厚さ100μm)で覆い、フィルム越しにヘラでしごき、30分間放置した後これを剥離除去することによって、補修処理を実施した。触診式表面段差計を用いて補修箇所周辺の断面形状を観察し、高低差を計測して表面段差とした。高低差が5μm以下であれば、表面段差は良好(○)であると評価した。5〜10μmであれば△、10μm以上であれば×と評価とした。
回転駆動のためのモーターを有する直径15cmの駆動ロールと直径15cmの従動ロールで張られた、厚さ1mm、幅600mm、全長5.5mのSUS304製のコンベアベルトに、上記(5)(i)に記載の方法を用いてシリコーンゴム離型フィルムを貼り付けた。シリコーンゴム離型フィルムを貼り付けたコンベアベルトを1m/分のスピードで回転させ、シリコーンゴム離型フィルムへ繰り返し屈曲応力を与えた。コンベアベルトからシリコーンゴム離型フィルムを剥離し、これを幅3cm×長さ20cmのサイズに断裁し、これと同じ面積の厚さ0.2mmのSUS304平板に再度貼り付け、キャスティングする樹脂溶液に浸漬し、キャスティング温度にて7日間保持した。取り出した後のSUS304平板に貼り付けたシリコーンゴム離型フィルムの表面から樹脂溶液を除去した後、中央部分に幅方向と平行にノッチカッターによる直線状の切れ込みを入れ、さらにこの切れ込みから両側に2cmの位置にも同様の切れ込みを入れ、評価サンプルとした。
幅3cm×長さ20cmの厚さ0.2mmのSUS304平板に対して、本発明のシリコーン離型フィルムをこの中央部分に幅方向と平行になるように幅2mmの隙間を空けて全面に貼り付け、上記(5)(i)と同じ作業手順によって溝を補修処理することにより評価サンプルを作製した。このサンプルに上記(5)(ii)と同様の応力を与えるために、曲率半径7.5cmの屈曲ならびに解放の繰り返し応力を400回与えた後、キャスティングする樹脂溶液に浸漬し、キャスティング温度にて7日間保持した。取り出した後のサンプルの表面から樹脂溶液を除去した後、(株)大栄科学精器製作所製摩擦堅牢度試験機“RT−300”を用い、上記(5)(ii)と同じ条件で擦り、剥がれ等の表面の変化を観察した。擦りによって削ずれや捲れが発生するまでの往復回数を計測し、計測された擦り回数が500回以上であれば、補修部分の連続使用性は良好(○)であると評価した。200〜499回であれば△、199回以下であれば×と評価した。
10cm×10cmのフレキソ印刷原版からカバーフィルムを剥離し、感度測定用グレースケールネガフィルムおよび150線2%の網点を全面に有する画像再現性評価用ネガフィルムを真空密着させ、紫外線低圧水銀灯でグレースケール感度16±1段となる条件で露光した(主露光)。その後、現像液温25℃のブラシ式現像装置により現像し、60℃で10分間乾燥した後、さらに紫外線低圧水銀灯で主露光と同条件で後露光し、画像再現性評価用印刷版を得た。得られた印刷版について、以下の方法で網点の評価をした。
東洋紡績(株)製の飽和ポリエステル樹脂のトルエン溶液“バイロン”(登録商標)31SS260重量部および和光純薬工業(株)製のベンゾインエチルエーテル“PS−8A”2重量部の混合物を70℃で2時間加熱後30℃に冷却し、エチレングリコールジグリシジルエーテルジメタクリレート7重量部を加えて2時間混合した。さらに、日本ポリウレタン工業(株)製の多価イソシアネート樹脂の酢酸エチル溶液“コロネート”(登録商標)3015E25重量部および住友スリーエム(株)製の工業用接着剤“EC−1368”14重量部を添加し、第一接着層用の塗工液組成物を得た。
日本合成化学工業(株)製のポリビニルアルコール“ゴーセノール”AL−06(けん化度91〜94mol%)4重量部を水55重量部、メタノール14重量部、n−プロパノール10重量部およびn−ブタノール10重量部の混合溶液に溶解させ、スリップコート層用の塗工液組成物を得た。
(1)親水性ポリアミド樹脂1の作製
ε−カプロラクタム10重量部、N−(2−アミノエチル)ピペラジンとアジピン酸のナイロン塩90重量部および水100重量部をステンレス製オートクレーブに投入し、内部の空気を窒素ガスで置換した後に180℃で1時間加熱し、次いで水分を除去し、相対粘度(ポリマー1gを抱水クロラール100mlに溶解し、25℃で設定した粘度)が2.50の親水性ポリアミド1を得た。
冷却管をつけたフラスコ中に、日本合成化学工業(株)製部分ケン化ポリビニルアルコール“ゴーセノール”KL−05(けん化度78.5〜82.0mol%)50重量部、無水コハク酸2重量部およびアセトン10重量部を入れ、60℃で6時間加熱した後、冷却管を外してアセトンを揮発させた。その後、100重量部のアセトンで未反応の無水コハク酸を溶出させる精製工程を2回行った後、60℃で減圧乾燥を5時間行い、水酸基にコハク酸がエステル結合した変性ポリビニルアルコール樹脂1を得た。
キャスティング用樹脂溶液の調製に、容量25Lの小型圧力器を用いた。該容器の耐圧は0.5MPa、材質はSUS304、撹拌翼として翼径0.32mのダブルヘリカルリボンを備え、その撹拌速度は0〜200rpmで可変である。また圧力容器上部に圧力計、ベント弁、窒素弁および減圧弁をコック付きで有し、ルッキングラスを有し、材料投入口はベルジャーとなっている。圧力容器下部には樹脂溶液抜き出し用の底栓弁、内温を測定する熱電対を有する。反応容器は二重構造となっており、外槽は熱媒による温度調整に、内槽は樹脂溶液の調製に用いられる。熱媒として、スチーム(最大150℃に設定可能)、温水(最大95℃に設定可能)および15℃の冷却水を用いることができるように配管設計されている。
<フィルム積層体の作製>
(1)セパレーターフィルム(A)の作製
(株)フジコー製のフロロシリコーン“K1”タイプが塗布された厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを幅500mmの幅に断裁し、セパレーターフィルム(A)とした。
500mm幅の東レ(株)製のPETフィルム“ルミラー”S10(100μm厚)をベースフィルム(C)とし、東レダウコーニング(株)製シリコーン粘着剤“SD−4587−L−PSA”100重量部に対して同社製の白金触媒“NC−25 CATALYST”を0.9重量部、トルエンを100重量部添加した混合溶液を、コンマコーターを有した塗工ラインを用いてウェット膜厚が60μmになるように220m分塗布した後、内温110℃の全長20mの熱風乾燥炉を6.5m/分の速度で通過させて乾燥し、上記(1)のセパレーターフィルム(A)をラミネートしながら6インチの紙管に巻き取った。乾燥後の粘着剤層(B)の厚さは30μmであった。この積層体について、前述の方法により粘着剤層の剥離力を測定したところ、380mN/cmであった。また、ロールに巻かれたこの積層体の外周エリアについて、輝点が30μmφ(円相当径)以上のフィッシュアイ異物を予めセパレーターフィルム(A)側から50個分マーキングしておいた。
上記(2)によって作製されたベースフィルム(C)/粘着剤層(B)/セパレーターフィルム(A)の積層体に対して、ベースフィルム(C)の粘着剤層(B)と反対側の面にコロナ処理を施した。コロナ処理後に得られた積層体の長さは200mであり、ベースフィルム(C)のうち、プライマー層(D)側の面の表面張力は61mN/mであった。プライマー層(D)にはマツモトファインケミカル(株)製の2液型有機チタンオリゴマー含有プライマー(2〜20量体)“PC−620”(A液、B液の2液混合型)をA液とB液を1:1の重量比で混合した後、1−ブタノールで5倍に希釈したものを用いた。これをグラビアコーターにてベースフィルム(C)のコロナ処理面に対してウェット膜厚6μmになるように塗布した後、内温110℃の全長20mの熱風乾燥炉を20m/分の速度で通過させて乾燥し、6インチの紙管に巻き取った。乾燥後のプライマー層(D)の断面を走査型電子顕微鏡で観察したところ、膜厚は約0.5μmであった。また、プライマー層(D)塗布後の積層体の長さは180mであった。
厚さ50μmの三井東セロ化学(株)製ポリ−4−メチルペンテン−1フィルム“オピュラン”X−88Bを500mm幅に断裁し、保護フィルム(F)とした。
上記(3)で形成されたプライマー層(D)上に、東レダウコーニング(株)製シリコーンゴム“PRX306 DISPERSION CLEAR”をドライ膜厚50μmになるようにコンマコーターで塗布し、内温150℃の全長20mの熱風乾燥炉を6.5m/分の速度で通過させ、上記(4)の保護フィルムをラミネートしながら6インチの紙管に巻き取った。巻き取られたフィルム積層体の長さは160mであった。前述の方法により保護フィルム(F)の剥離性評価を行ったところ、良好であった。また、セパレーターフィルム(A)側から予めマーキングされたφ30μm(円相当径)以上のフィッシュアイ異物の含有箇所において、シリコーンゴム層(E)側から肉眼観察したところ、凹凸異常のある箇所は確認されなかった。
回転駆動のためのモーターを有する直径15cmの駆動ロールと直径15cmの従動ロールで張られた、厚さ1mm、幅600mm、全長5.5mのSUS304製のコンベアベルトに、フィルム積層体からセパレーターフィルム(A)を一部剥離し、むき出しになった粘着剤層(B)を貼り付け固定し、貼り合わせの始点とした。次いで、セパレーターフィルム(A)と保護フィルム(F)を共に剥離巻き取りすると同時にコンベアベルトを回転させながら、粘着剤層(B)をコンベアベルトの回転方向と逆の方向へ貼り付けた。このとき、シリコーンゴム離型フィルムがエアを噛み込まないように、ゴム製のニップローラーで適度に貼り付け面を加圧した。シリコーンゴム離型フィルムがコンベアベルトを一周する直前で貼り付けを終了し、シリコーンゴム離型フィルムを回転方向と垂直にカットし、貼り付けたシリコーンゴム離型フィルムの両端同士が1〜5mmの幅で向かい合うように溝を形成した。
樹脂溶液を吐出する口金として、吐出幅45cmのコートハンガーダイを用いた。吐出口は下方向垂直に配置されており、吐出口のクリアランスは全幅で400μm±20μmになるように調整した。樹脂溶液の注入口は、コートハンガーダイ上部に設け、送液ラインとフレキホースでつないだ。樹脂溶液の保管容器である圧力容器からコートハンガーダイまでの送液系は順次、圧力容器の底栓弁、送液ライン、送液用のギアポンプ、送液ライン、フィルターユニット、送液ライン、フレキホース、コートハンガーダイの注入口で、直列に形成されている。またフィルター入り圧とフィルター出圧をモニターするため、フィルターユニットの入口と出口にそれぞれ圧力計を設けた。
上記で得られた樹脂溶液を塗布したシームレスベルト模造体を、65℃の熱風乾燥機中で32分乾燥後、室温20℃相対湿度65%に管理された部屋に18分間置いて冷却し、樹脂溶液のウェット膜を得た。シームレスベルト模造体からウェット膜を剥がすことにより、独立した樹脂シートが形成された。得られた樹脂シートの残存溶媒率を測定するために、30mL試験管内に樹脂シートを1g程度秤量し、精密天秤で樹脂シート重量を最小0.1mgオーダーまで測定した。その後、抽出液をホールピペットで10mL添加し、活栓ならびにシールテープで試験管を密封し、70℃ウォーターバスで8時間加熱し、抽出液中にシート中の残存溶媒を抽出させた。抽出液は、n−ブタノール995重量部およびiso−ブタノール5重量部の混合溶媒に、水分除去の目的でモレキュラーシーブスを添加したものを用いた。iso−ブタノールを内部標準とし、水とエタノールの添加量とピーク比について、予め検量線を測定した。抽出液からマイクロシリンダーで2.5μL抜き出し、これをパーキンエルマー社製ガスクロマトグラフ分析装置“1020 GC Plus/オートシステムXL”に注入し、残存水分率と残存エタノール率を測定した。残存溶媒率は樹脂シートの秤量重量、検量線および検出ピーク比から算出した。上記樹脂シートの残存溶媒率は、残存水分率9.8重量%、残存エタノール率8.7重量%であった。
上記方法により得られた独立した樹脂シートを57℃の熱風乾燥機内に吊し、シートの両面乾燥を120分間行った。両面乾燥後の樹脂シートの残存溶媒率を測定したところ、残存水分率1.9重量%、残存エタノール0.1重量%未満であった。また、得られた樹脂シートを肉眼観察したところ、凹凸は認められる表面品位良好であった。
2本のロールをニップ可能なニップ式ラミネーターを用い、上記で得られた独立した樹脂シートと、接着層を塗布した印刷原版用支持体1をラミネートした。ニップラミネーターの上ロールはゴムロールであり、圧空で上下させ、ニップ及びニップ開放することができる。下ロールは加熱することができる金属ロールであり、110℃に加熱した。また下ロールは駆動ロールであり、上下ロール間のクリアランスを押し込み側に調整することで、一度ニップすることにより自動的にニップされた材料が自走される。本実施例では、上下ロール間のクリアランスをおおよそ400μmに調整したが、接着層を塗布した印刷原版用支持体1の総厚が235μm、得られた樹脂シートの平均厚さが880μmであるため、その合計厚さはおおよそ1115μmとなり、ニップされる押し込み厚さはおおよそ715μmとなる。
シートとカバーフィルムのラミネートには、2本の金属ロールを有するカレンダー式ラミネーターを用い、ラミネーターの前後には、シートを定速(本実施例では1.0m/分)で供給するための前コンベア、およびラミネート物を定速(本実施例では1.0m/分)で搬送するための後コンベア設置した。ラミネーターの上ロールは加熱(本実施例では82℃)可能なロールで、下ロールは圧空で上下動させることができる。また、金属ロール間のクリアランスが製品厚さを決定するので、金属ロールは上下ともに真円度の高いものを用い、ロール軸方向でクリアランスを精密に調整した。本実施例で用いた金属ロールの半径は12mmで、その半径ブレ精度は10μm以内である。またロールクリアランスは1360±5μmに調整した。
ラミネートされてから24時間以上室温で放置された上記フレキソ印刷原版について、前述の方法によりフレキソ印刷原版適用性評価を行った。樹脂シートがつなぎ目補修部分(H)を通過した部分の網点直径は27.5μm、つなぎ目を通過していない部分の網点直径は27.1μmであり、その差は0.4μmであり、良好であった。
実施例1におけるフィルム積層体の構成部材(セパレーターフィルム(A)、粘着剤層(B)、ベースフィルム(C)ならびにその表面張力、プライマー層(D)、シリコーンゴム層(E)、保護フィルム(F))を表1に記載のものに変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。なお、各実施例に用いた材料は以下のとおりである。
“オピュラン”X−44B:三井化学東セロ(株)製ポリ−4−メチルペンテン−1を主成分とするフィルム(厚さ50μm)
“SH237”:東レダウコーニング(株)製の室温硬化型シリコーンゴム溶液
“PC−605”:マツモトファインケミカル(株)製有機チタンオリゴマー含有1液型プライマー(2〜20量体)
実施例1におけるフィルム積層体のベースフィルム(C)のプライマー層(D)形成面に対するコロナ処理後の表面張力を56mN/mに調整した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。シリコーンゴム層(E)の連続使用性がわずかに低下したものの、フィルム積層体の粘着剤層(B)剥離力、シリコーンゴム層(E)の表面品位、保護フィルム(F)の剥離性、シームレスベルトのつなぎ目補修部分(H)の連続使用性は良好であった。また、つなぎ目補修部分(H)の表面段差は2.3μmで問題なかった。さらに、樹脂シートがつなぎ目補修部分(H)を通過した部分と通過していない部分の網点直径差は0.4μmであり、問題なかった。
実施例1におけるフィルム積層体のベースフィルム(C)を東レ(株)製のポリエステルフィルム“ルミラー”S10(188μm厚)に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。ロール状に巻かれたフィルム積層体における巻き芯から25mまでの領域にてフィルム積層体がわずかに屈曲する形でシリコーンゴム層(E)に食い込み、シリコーンゴム層(E)の表面品位と保護フィルム(F)の剥離性の低下が頻発していたが、25m以降の領域においてはシリコーンゴム層(E)の表面品位および保護フィルム(F)の剥離性に問題はなかった。シリコーンゴム層(E)の連続使用性およびシームレスベルトのつなぎ目補修部分(H)の連続使用性を評価したところ、いずれも600回以上で問題なく、つなぎ目補修部分(H)の表面段差は2.3μmで問題なかった。つなぎ目補修部分(H)を通過した部分と通過していない部分の網点直径差は0.5μmであり、問題なかった。
実施例1におけるフィルム積層体のシリコーン粘着剤を、東レダウコーニング(株)製“DC−7652 ADHESIVE”100重量部、同社製の白金触媒“NC−25 CATALYST”0.3重量部に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。実施例1と同様の評価を行ったところ、粘着剤層(B)の剥離力は、1110mN/cmであり、フィルム積層体の剥離作業に若干力を要したものの、支障はなかった。また、シリコーンゴム層(E)の表面品位および連続使用性、保護フィルム(F)の剥離性に問題はなく、つなぎ目補修部分(H)の表面段差は2.0μmで問題なかった。つなぎ目補修部分(H)を通過した部分と通過していない部分の網点直径差は0.4μmであり、問題なかった。
実施例1におけるフィルム積層体のプライマー層(D)およびシームレスベルト作製時のつなぎ目補修用のプライマーの材料を、東レダウコーニング(株)製のテトラブチルチタネート(単量体)を主成分としたプライマー“PRIMER−D3(RF)”に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。実施例1と同様の評価を行ったところ、シリコーンゴム層(E)の連続使用性に多少の低下が観られた。シリコーンゴム層(E)の表面品位、保護フィルム(F)の剥離性は良好であった。つなぎ目補修部分(H)の表面段差は3.1μm、つなぎ目補修部分(H)を通過した部分と通過していない部分の網点直径差は0.6μmであり、問題なかった。
実施例1におけるシームレスベルト作製時のつなぎ目補修用の金属箔を、辰巳鍜工(株)製の厚さ20μmのSUS304製金属箔“CSP 0020t”(厚さ20μm)に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。つなぎ目補修部分(H)の表面段差は5.6μmと大きくなっており、つなぎ目補修部分(H)の連続使用性もやや低下した。つなぎ目補修部分(H)を通過した部分と通過していない部分の網点直径差は2.4μmと若干増大していた。網点直径の変化については、表面段差による凹凸形状の乱れにより、露光時に紫外光の散乱が起こったためと推測される。
実施例1におけるシームレスベルト作製時のつなぎ目補修処理用のシリコーンゴムを、東レダウコーニング(株)製“SH781N”(粘度50Pa・s以上)に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。つなぎ目補修部分(H)の表面段差が6.2μmと大きくなっており、つなぎ目補修部分(H)の連続使用性もやや低下した。つなぎ目補修部分(H)を通過した部分と通過していない部分の網点直径差は2.2μmを若干増大していた。表面段差の増大は、溝部分を埋めるシリコーンゴムの粘度が高く、完全に隙間を埋めることができなかったためと推測される。
実施例1におけるフィルム積層体のベースフィルム(C)のプライマー層(D)形成面に対するコロナ処理後の表面張力を51mN/mに調整した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。シリコーンゴム層(E)の連続使用性に多少の低下が観られた。つなぎ目補修部分(H)の表面段差は2.9μm、つなぎ目補修部分(H)を通過した部分と通過していない部分の網点直径差は0.6μmであり、問題なかった。
実施例1におけるフィルム積層体のベースフィルム(C)を東レ(株)製“ルミラー”S10(25μm厚)に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体を作製した。環状支持体(G)へフィルム積層体を貼り付ける際、環状支持体(G)の進行方向に対して非常に斜めになり易かったため、巻き出し張力の調整によりこれの是正を図ると、進行方向に対して左右に蛇行が酷くなり、フィルム積層体の湾曲によって全面を綺麗に支持体に貼り付けることができず、シリコーンゴム層(E)の表面品位が低下し、シームレスベルト用のフィルム積層体として使用できなかった。ベースフィルム(C)が薄すぎたことに伴い、フィルム積層体としての剛性が低下し、僅かな外力による影響を受けやすくなったためと考えられる。
実施例1にけるフィルム積層体のベースフィルム(C)を東レ(株)製ポリエステルフィルム“ルミラー”S10(250μm厚)に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。つなぎ目補修部分(H)の連続使用性を評価したところ、屈曲作業によってシームレスベルト上のシリコーンゴム離型フィルムの端部が僅かに浮き上がり、つなぎ目補修部分(H)に割れ目が発生したため、樹脂溶液キャスティングのための連続使用はできなかった。ベースフィルム(C)が厚すぎたことに伴い、シリコーンゴム離型フィルムの剛性が上昇したためと考えられる。
実施例1におけるフィルム積層体の保護フィルム(F)を東レ(株)製ポリプロピレンフィルム“トレファン”2500H(60μm厚)に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体を作製した。フィルム積層体から保護フィルムを剥離したところ、剥離抵抗が大きく、ブロッキングが発生した。剥離後のシリコーンゴム層(E)の一部が保護フィルム側に持っていかれ、シリコーンゴム表面に形で斑上の凹凸ムラが頻発したため、シリコーンゴム層(E)の表面品位が低下し、樹脂溶液キャスティング用のフィルム積層体として使用できなかった。
実施例1におけるフィルム積層体の保護フィルム(F)を淀川ヒューテック(株)製PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)フィルム“ヨドフロン”(登録商標)4600(50μm厚)に変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体を作製した。フィルム積層体から保護フィルム(F)を剥離したところ、シリコーンゴム層(E)表面が明らかに未硬化で柔らかく、外部からのわずかな応力で容易に変形し易い状態となっていたため、シリコーンゴム層(E)の表面品位が低下し、樹脂溶液キャスティング用のフィルム積層体として使用できなかった。
実施例1におけるフィルム積層体の保護フィルム(F)を設置しない以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体を作製した。ロール状に巻き取ったところ、シリコーンゴム層(E)とセパレーターフィルム(A)がブロッキングを起こしており、フィルム積層体の巻出しの際に、シリコーンゴム層(E)が大きく変形を起こしたため、シリコーンゴム層(E)の表面品位が低下し、樹脂溶液キャスティング用のフィルム積層体として使用できなかった。
実施例1におけるフィルム積層体のシリコーンゴム層(E)の乾燥後の膜厚を10μmに変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体、シームレスベルトおよびフレキソ印刷原版を作製した。シリコーンゴム層(E)表面品位を評価したところ、樹脂シートにおける表面凹凸異常箇所が14個観られ、シリコーンゴム層(E)の表面品位が低下したため、樹脂溶液キャスティング用のフィルム積層体として使用できなかった。シリコーンゴム層(E)が薄いため、フィッシュアイ異物による凹凸をキャンセルできなかったためと推測される。
実施例1におけるフィルム積層体のシリコーンゴム層(E)の乾燥後の膜厚を350μmに変更した以外は実施例1と同様にしてフィルム積層体を160m作製したところ、ロールに巻かれた際に保護フィルム(F)にシワが発生し、このシワによってシリコーンゴム層(E)がほぼ全長にわたって変形しており、シリコーンゴム層(E)の表面品位が著しく低下し、樹脂溶液キャスティング用のフィルム積層体として使用できなかった。
12:シリコーンゴム離型フィルム
13:溝
14:金属箔
15:プライマー層
16:シリコーンゴム
17:ヘラ
18:平坦化用フィルム
19:シリコーンゴム層(E)を形成するシリコーンゴム
20:駆動ドラム
21:従動ドラム
22:シームレスベルト
31:保管容器
32:送液ライン
33:流体運送機
34:口金
41:ウェット膜
42:乾燥手段
51:樹脂シート
52:支持体
53:樹脂シート/接着層/支持体
54:カレンダリングロール
61:流延された樹脂溶液
62:カバーフィルム
63:レリーフ層
Claims (8)
- 樹脂溶液をキャスティングするためのフィルム積層体であって、セパレーターフィルム(A)、粘着剤層(B)、厚さ50〜200μmのベースフィルム(C)、プライマー層(D)、厚さ20〜300μmのシリコーンゴム層(E)およびポリ−4−メチルペンテン−1を主成分とする保護フィルム(F)をこの順に有することを特徴とする樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体。
- 前記プライマー層(D)が有機チタン化合物のオリゴマーを主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体。
- 前記ベースフィルム(C)のプライマー層(D)側の面の表面張力が55mN/m以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体。
- 環状支持体(G)の外側に、請求項1〜3のいずれか記載のフィルム積層体からセパレーターフィルム(A)および保護フィルム(F)を除く積層体が、最外層がシリコーンゴム層(E)となるように配置されてなり、かつ、厚さ10μm以下の金属箔を用いて作製されたつなぎ目補修部分(H)を有することを特徴とするシームレスベルト。
- 粘着剤層(B)の環状支持体(G)からの180°剥離力が100〜1000mN/cmであることを特徴とする請求項4に記載のシームレスベルト。
- 少なくとも(1)請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体からセパレーターフィルム(A)および保護フィルム(F)を剥離し、粘着剤層(B)と環状支持体(G)と貼り合わせる工程、(2)前記貼り合わせの始点と終点との間に生じる溝部分を、溝部分周囲のシリコーンゴム層(E)を厚さ10μm以下の金属箔を用いて保護した状態でプライマーおよびシリコーンゴムにより埋める工程、(3)前記金属箔を除去し、ポリ−4−メチルペンテン−1を主成分とする平坦化用フィルムを介して溝部分をヘラでしごくことにより溝部分を平坦化する工程および(4)平坦化用フィルムを除去し、シリコーンゴム溶液を塗布してさらに溝部分を平坦化する工程を有することを特徴とする請求項4または5に記載のシームレスベルトの製造方法。
- 請求項4または5に記載のシームレスベルトを回転させながらシームレスベルト上に樹脂溶液をキャスティングし、乾燥し、剥離することを特徴とする連続樹脂シートの製造方法。
- 請求項7に記載の方法によって得られた連続樹脂シートと、接着層を有する支持体とをラミネートする工程を少なくとも含む凸版印刷原版の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011287786A JP5831221B2 (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体、これを用いたシームレスベルトならびに凸版印刷原版の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011287786A JP5831221B2 (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体、これを用いたシームレスベルトならびに凸版印刷原版の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013136184A JP2013136184A (ja) | 2013-07-11 |
JP5831221B2 true JP5831221B2 (ja) | 2015-12-09 |
Family
ID=48912368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011287786A Active JP5831221B2 (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体、これを用いたシームレスベルトならびに凸版印刷原版の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5831221B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7131016B2 (ja) * | 2018-03-27 | 2022-09-06 | 三菱ケミカル株式会社 | シリコーンゴム複合体及びそれを使用した成形体の製造方法 |
-
2011
- 2011-12-28 JP JP2011287786A patent/JP5831221B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013136184A (ja) | 2013-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI522243B (zh) | 層疊體製造方法及層疊體 | |
CN1121911C (zh) | 可脱压合胶结构及其制作方法 | |
AU2003277661B2 (en) | Retroreflective Sheet | |
EP0996546B1 (en) | Transparent printing blankets and methods of use | |
JP5485834B2 (ja) | 画像表示装置の作製方法および画像表示装置作製装置 | |
JP5322968B2 (ja) | 粘着剤組成物、粘着フィルム、粘着剤組成物の製造方法及び粘着フィルムの製造方法 | |
WO2011043269A1 (ja) | 粘着剤組成物の製造方法、粘着フィルムの製造方法、粘着剤用原料組成物及び粘着フィルム | |
JP7135509B2 (ja) | 両面粘着シートおよび剥離シート付き両面粘着シート | |
JP6292756B2 (ja) | 水現像性感光性樹脂積層体 | |
JP5831221B2 (ja) | 樹脂溶液キャスティング用フィルム積層体、これを用いたシームレスベルトならびに凸版印刷原版の製造方法 | |
JP6300788B2 (ja) | 両面粘着シート | |
TW201231168A (en) | Method and apparatus for applying coating solution, and method for manufacturing coated product | |
JPWO2019073875A1 (ja) | セラミックグリーンシート製造用離型フィルム | |
JP5694629B2 (ja) | 光学シート用表面保護粘着フィルムの製造方法および光学シート用表面保護粘着フィルム | |
JP4989787B2 (ja) | レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版の製造方法 | |
JP5515363B2 (ja) | レーザー彫刻用フレキソ印刷版原版の製造方法 | |
JP2013132840A (ja) | レリーフ印刷版原版の製造方法およびレリーフ印刷版原版 | |
JP5609499B2 (ja) | 凸版印刷版原版の製造方法 | |
EP1923228A1 (en) | Offset presensitized plate with compound support and its manufacturing process | |
JP2011242475A (ja) | 積層体 | |
JP6135040B2 (ja) | 感光性樹脂凸版用印刷原版 | |
WO2018189503A1 (en) | Integrated labels | |
JP3734387B2 (ja) | フィラーレンズ及びその製造方法 | |
JPH0416264A (ja) | カード類への塗布装置および方法 | |
JP2014186187A (ja) | 感光性樹脂印刷版原版の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141209 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151012 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5831221 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |