JP5830445B2 - 蒸気弁 - Google Patents
蒸気弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5830445B2 JP5830445B2 JP2012156033A JP2012156033A JP5830445B2 JP 5830445 B2 JP5830445 B2 JP 5830445B2 JP 2012156033 A JP2012156033 A JP 2012156033A JP 2012156033 A JP2012156033 A JP 2012156033A JP 5830445 B2 JP5830445 B2 JP 5830445B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- shaft
- seal
- packing
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 claims description 79
- 210000004907 gland Anatomy 0.000 claims description 55
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 49
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 39
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 239000010439 graphite Substances 0.000 claims description 14
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000010445 mica Substances 0.000 claims description 10
- 229910052618 mica group Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 239000007769 metal material Substances 0.000 claims description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 26
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 16
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 11
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000001301 oxygen Substances 0.000 description 8
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 7
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 6
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 6
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 5
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 5
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000010998 test method Methods 0.000 description 3
- 230000004580 weight loss Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Description
前記軸封機構Sは、パッキン押え12と、金属材17とマイカシート16との積層体でなるシールリングrの4個と、膨張黒鉛製のグランドパッキン13の1個と、前記シールリングrの2個と、前記グランドパッキン13の1個と、前記シールリングrの2個とが、この順で大気側から流体側に向かって並ぶ状態で前記弁軸4と前記弁箱1とで形成される筒状のシール用空間部11に装填される構成を有していることを特徴とするものである。
その結果、軸封機構においては、良好なシール性を維持しながらも、酸化によるグランドパッキンの重量減少に起因する漏洩増大が抑制又は防止され、従って、長寿命化や信頼性の向上が図れる蒸気弁を提供することができる。
蒸気加減弁Vは、図1に示すように、弁箱1、弁箱1に装備される弁座2、弁座2との間を通る蒸気量を調節可能な弁体3、弁体3を弁座2に対して遠近移動させるために弁体3に一体化される弁軸4、弁軸4と弁箱1との間をシールする軸封機構S、及び、弁軸4を駆動移動操作するためのアクチュエータ5などを有して構成されている。
弁ケーシング1Aの流出側となる部分には、タービンロータ(図示省略)を形成する内ケーシング7と外ケーシング8とが連結されている。
また、支持箱部1Bの筒状部1bには、流入路6から来る蒸気を先端側の流出路10に流動可能とするための流路孔9が複数箇所に形成されている。
具体的には、軸封機構Sは、弁軸4の軸心Q方向におけるアクチュエータ5側(図2の紙面上側)から弁体3側に向けて、パッキン押え12、シールリングrの4個、単一のグランドパッキン13、シールリングrの2個、単一のグランドパッキン13、シールリングrの2個をこの順に並べてシール用空間部11に装填することで構成されている。
シール用空間部11は、軸封箱部1Cの内周面1c及び環状端面1dと、弁軸4の小径軸部4aとで形成される略無蓋筒状の空間部である。
まず、密度1.0g/cm3 、厚さ0.38mm、幅16mm、長さ1900mmに切断された膨張黒鉛テープを所定の長さに切断する。膨張黒鉛の厚さに限定はないが、0.25mm〜0.50mmが好適である。
次に、所定の長さに切断された膨張黒鉛テープを巻回して金型に投入し、所定の成形面圧で成形し、内径38.1mm、外径47.9mmの帯環状で断面が正方形となる見掛け密度1.5g/cm3の成形体、即ち膨張黒鉛製のグランドパッキンが形成される。
第1シールリング14は、図4(a)に示すように、V字形の折れ曲がりにおける谷側に位置する環状のマイカシート16と、山側に位置する環状のステンレス箔などの金属材17とが接着剤を用いて積層一体化されて成る構造のシールリングrである。
第2シールリング15は、図4(b)に示すように、V字形の折れ曲がりにおける谷側に位置する環状のステンレス箔などの金属材17と、山側に位置するマイカシート16とが接着剤を用いて積層一体化されて成る構造のシールリングrである。
軸封機構Sの試験装置としては、グランドパッキン13における膨張黒鉛の重量減少に関する第1試験装置A(図6参照)と、漏れに関する第2試検装置B(図7参照)とを用いた。そして、それら各試験装置A,Bによる試験結果を図5に示す。
上記の組付状態のパッキンボックス31(図6に示す状態)を、温度700℃の電気炉(図示省略)内に10時間維持させてから取り出し、室温にて除冷する。そして、十分冷えてから、分解してシールリングrとグランドパッキン13とを取り出し、それぞれの重量を測定し、テスト前の値との差(重量変化)を求めた。
大気側からシール要素群gに酸素(空気)が侵入して膨張黒鉛製のグランドパッキン13に及ぶと、膨張黒鉛が酸化してグランドパッキン13の重量減少が生じる。この重量減少は、パッキン押えによる応力(シール機能を出すためのパッキン押え12,35による押圧力により、シール要素群gに作用する応力)が緩和されてしまい、シール性が低下して漏洩を引き起こすおそれがある。
パッキン箱41には、ガスボンベPの吐出側流路39と内部流路37とを連通させるための貫通孔41aが形成されており、圧調弁44及び圧力計36は吐出側流路39に接続されている。
それからガスボンベPを作動させ、試験用流体(ガス)を所定の圧状態で、吐出側流路39及び内部流路37を通して周状流路38に供給する状態を維持させ、ランタンリング46に到達する漏れ流体が漏洩測定器45にて計測される。ガスボンベPで供給される試験用流体は窒素ガスを用い、圧力0.1MPa、常温の条件とした。
図5の図表に、各シール要素群gを用いた場合における第2試験装置Bによる試験結果、即ち、漏洩量を、単位:cc/分として示してある。
比較例1による軸封機構は、図5に示すように、大気側から第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、第2シールリング15(r)の順で並べた構造のシール要素群gを持つ。グランドパッキン13は正方形などの矩形の断面形状を備えている。大気側及び流体側の各第2シールリング15は、組付状態におけるグランドパッキン13の周辺隙間への食み出しを防止する役割も有している。
比較例2による軸封機構は、図5に示すように、大気側から第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、2個の第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、第2シールリング15(r)の順で並べた構造のシール要素群gを持つ。つまり、比較例1のシール要素群gの2組を並べた構成である。
比較例3による軸封機構は、図5に示すように、大気側から2個の第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、第1シールリング14(r)、第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、2個の第1シールリング14(r)の順で並べた構造のシール要素群gを持つ。
(1)大気側に第2シールリング15を追加して2個並べることにより、大気側からの酸素の侵入可能性をより減少させる手段である。
(2)一対のグランドパッキン13,13間のシールリングr2個の組み合わせを、2個の第2シールリング15から第1シールリング14と第2シールリング15に変更した。これは、シールリングrにおけるステンレス箔17がグランドパッキン13に接触しないようにするためのである。
これは、ステンレス箔17がグランドパッキン13に接触する場合に比べて、酸化による重量減少が少なくなるのではないか、という予測からである。
比較例4による軸封機構は、図5に示すように、大気側から3個の第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、第1シールリング14(r)、第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、2個の第1シールリング14(r)の順で並べた構造のシール要素群gを持つ。つまり、比較例3のものと比べて、大気側の第2シールリング15の個数を2個から3個の増やしたのみであり、それ以外は同じ構造である。
実施例1による軸封機構は、図2,3、及び図5に示すとともに前述したように、4個の第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、第1シールリング14(r)、第2シールリング15(r)、グランドパッキン13、2個の第1シールリング14(r)の順で並べた構造のシール要素群gを持つ。つまり、大気側からの酸素侵入をさらに減少させるべく、比較例4のものと比べて、大気側の第2シールリング15の個数を3個から4個に増やしたものであり、それ以外は比較例4のものと同じ構造である。
また、図5より、漏洩量は0.03cc/分という実用上で問題ないレベルにまで低減されていることが理解できる。
2 弁座
3 弁体
4 弁軸
11 シール用空間部
12 パッキン押え
13 グランドパッキン
16 マイカシート
17 金属材
Q 軸心
S 軸封機構
r シールリング
Claims (2)
- 弁箱に装備される弁座と、前記弁座との間を通る蒸気量を調節可能な弁体と、前記弁体を前記弁座に対して遠近移動させるために前記弁体に一体化される弁軸と、前記弁軸と前記弁箱との間をシールする軸封機構とを有する蒸気弁であって、
前記軸封機構は、パッキン押えと、金属材とマイカシートとの積層体でなるシールリングの4個と、膨張黒鉛製のグランドパッキンの1個と、前記シールリングの2個と、前記グランドパッキンの1個と、前記シールリングの2個とが、この順で大気側から流体側に向かって並ぶ状態で前記弁軸と前記弁箱とで形成される筒状のシール用空間部に装填される構成を有している蒸気弁。 - 前記シールリングは、前記弁軸の軸心に対する径方向で切断した場合の断面形状が、前記軸心方向に突出するV字形となる状態に形成されている請求項1に記載の蒸気弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012156033A JP5830445B2 (ja) | 2012-07-12 | 2012-07-12 | 蒸気弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012156033A JP5830445B2 (ja) | 2012-07-12 | 2012-07-12 | 蒸気弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014020200A JP2014020200A (ja) | 2014-02-03 |
JP5830445B2 true JP5830445B2 (ja) | 2015-12-09 |
Family
ID=50195406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012156033A Active JP5830445B2 (ja) | 2012-07-12 | 2012-07-12 | 蒸気弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5830445B2 (ja) |
-
2012
- 2012-07-12 JP JP2012156033A patent/JP5830445B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014020200A (ja) | 2014-02-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11028927B2 (en) | Wide differential pressure range air riding carbon seal | |
JP3229890B2 (ja) | パッキング装置 | |
CN107939455B (zh) | 燃气轮机及其密封组件 | |
CN202484349U (zh) | 阀盖组件以及流体阀 | |
US9303655B2 (en) | Seal for a high-pressure turbomachine | |
EP3002487B1 (en) | Sealing system | |
JP2015528896A (ja) | 原子炉冷却材ポンプセットの軸封止システムのための受動停止封止装置 | |
WO1995030851A1 (en) | Gland packing | |
JP5830445B2 (ja) | 蒸気弁 | |
EP2977653B1 (en) | Leakage prevention seal, and pump for nuclear reactor cooling material | |
US20170346359A1 (en) | Air pressure adjuster for rotary electric machine | |
US20150221400A1 (en) | Shaft sealing structure and reactor coolant pump | |
JP2014190388A (ja) | グランドパッキン | |
JP2015004402A (ja) | 減衰機構付き軸受装置 | |
JP2014190389A (ja) | 蒸気弁 | |
US10731762B2 (en) | Temperature activated elastomeric sealing device | |
JP2018123953A (ja) | シャットダウンシール | |
JP6514147B2 (ja) | 流量調節弁 | |
JP5847899B1 (ja) | 高圧ガス用シール | |
CN112923061B (zh) | 一种多端面自调控启用的汽轮机轴端密封装置 | |
CN215720948U (zh) | 一种用于液体火箭发动机的球阀 | |
CN112984146B (zh) | 一种用于液体火箭发动机的球阀装置 | |
CN215720842U (zh) | -196℃低温离心泵用径向双端面机械密封装置 | |
CN220227821U (zh) | 一种旋转轴密封装置 | |
CN218468243U (zh) | 一种碳环密封结构 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151006 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151026 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5830445 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |