JP5827811B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、基材フィルムと光拡散層とを有する光拡散フィルムであって、
波長543.5nmのレーザ光を、光拡散フィルムの基材フィルム側に、光拡散フィルムの法線方向から30°傾いた方向から投射するとき、I0に対するI30の比率が0.0035%以下である、光拡散フィルムに関する。
前記基材フィルム側が前記偏光板に対向するように、前記偏光板上に積層された上記の光拡散フィルムと、
を備える光拡散性偏光板にも関する。
該液晶セルの光入射側に設けられたバックライト装置と、
該バックライト装置と前記液晶セルとの間に配置された第1光拡散層と、
該第1光拡散層と前記液晶セルとの間に配置された第1偏光板と、
前記液晶セルの光出射側に配置された第2偏光板とを備え、
該第2偏光板が、偏光フィルムと、上記の光拡散フィルムとを備え、
前記液晶セルと、前記偏光フィルムと、前記光拡散フィルムの基材フィルムと、前記光拡散フィルムの光拡散層とが、この順番で配置されてなる、液晶表示装置にも関する。
本発明の光拡散フィルムは、基材フィルム上に積層された光拡散層を備える。基材フィルムと光拡散層の間に、例えば接着剤層のような別の層を有しても良い。
(1)相対拡散強度
本発明の光拡散フィルムは、基材フィルム101側の、光拡散フィルムの法線方向から30°傾いた方向から入射する波長543.5nmのレーザ光の強度I0に対する、光拡散層102側の法線方向に透過するレーザ光の強度I30の比率(相対拡散強度)が0.0035%以下の範囲内である。
TR30=I30/I0×100 (%) (1)
なお、レーザ光の入射方向である基材フィルム101側の、光拡散フィルムの法線方向A1から30°傾いた方向A2は、光拡散フィルムの法線方向(A1およびA3)を含む平面内における一方向である。
本発明の光拡散フィルムは、内部ヘイズが20%以上75%以下であることが好ましい。また、全ヘイズが20%以上75%以下であることが好ましい。また、光拡散層102の表面形状に起因する表面ヘイズは2%未満とされることが好ましい。ここで、「全ヘイズ」とは、光拡散フィルムに光を照射して透過した光線の全量を表す全光線透過率(Tt)と、光拡散フィルムにより拡散されて透過した拡散光線透過率(Td)との比から下式(2):
全ヘイズ(%)=(Td/Tt)×100 (2)
により求められる。
表面ヘイズ(%)=全ヘイズ(%)−内部ヘイズ(%) (3)
より求められる。
本発明の光拡散フィルムにおいて、光拡散層102表面(基材フィルム101とは反対側の表面)のJIS B 0601に従う中心線平均粗さRaは0.2μm以下であり、好ましくは0.1μm以下である。光拡散層102表面の中心線平均粗さRaが0.2μmを超える場合、白ちゃけが顕著となる。JIS B 0601に従う中心線平均粗さRaとは、粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さl(エル)だけを抜き取り、この抜き取り部分の平均線の方向にx軸を、縦倍率の方向にy軸をとり、粗さ曲線をY=f(x)で表したときに、下記式(4)によって求められる値をマイクロメートル(μm)単位で表したものをいう。
本発明で使用する基材フィルム101としては透光性のものであればよく、たとえばガラスやプラスチックフィルムなどを用いることができる。プラスチックフィルムとしては適度の透明性、機械強度を有していればよい。具体的には、たとえば、TAC(トリアセチルセルロース)等のセルロースアセテート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチエンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂などが挙げられる。基材フィルム101の層厚は、たとえば10〜500μmであり、好ましくは20〜300μmである。
本発明の光拡散フィルムは、基材フィルム101上に積層された光拡散層102を備える。光拡散層102は、透光性樹脂103を基材とする層であって、透光性樹脂103中に透光性微粒子104が分散されてなる。上述のように、光拡散層102表面(基材フィルム101とは反対側の表面)のJIS B 0601に従う中心線平均粗さRaは0.2μm以下、好ましくは0.1μm以下とされる。なお、基材フィルム101と光拡散層102との間に他の層(接着剤層を含む)を有していてもよい。
次に、本発明の光拡散フィルムを製造するための方法について説明する。本発明の光拡散フィルムは、好ましくは、次の工程(A)および(B)を含む方法によって製造される。
(A)基材フィルム101上に、透光性微粒子104が分散された樹脂液を塗布する工程、および、
(B)上記樹脂液からなる層の表面に、金型の鏡面または凹凸面を転写する工程。
上述した本発明の光拡散フィルムは、視認側偏光板と組み合わせることにより光拡散性偏光板(第2偏光板)とすることができる。第2偏光板は、偏光機能と防眩(光拡散)機能とを有する多機能フィルムである。本発明の第2偏光板は、少なくとも偏光フィルムを有する視認側偏光板と、基材フィルム側が該視認側偏光板に対向するように該視認側偏光板上に粘着剤層または接着剤層を介して積層された上記本発明の光拡散フィルムとを備えるものである。
次に、本発明に係る液晶表示装置について説明する。本発明の液晶表示装置は、
一対の透明基板の間に液晶層が設けられてなる液晶セルと、
該液晶セルの光入射側に設けられたバックライト装置と、
該バックライト装置と前記液晶セルとの間に配置された第1光拡散層と、
該第1光拡散層と前記液晶セルとの間に配置された第1偏光板と、
前記液晶セルの光出射側に配置された第2偏光板とを備え、
該第2偏光板が、偏光フィルムと、上述の光拡散フィルムとを備え、
前記液晶セルと、前記偏光フィルムと、前記光拡散フィルムの基材フィルムと、前記光
拡散フィルムの光拡散層とが、この順番で配置されてなるものである。
〔液晶セル〕
液晶セル701は、スペーサーにより所定距離を隔てて対向配置された一対の透明基板711a、711bと、この一対の透明基板711a、711bの間に液晶を封入してなる液晶層712を備える。一対の透明基板711a、711bには、それぞれ透明電極や配向膜が積層形成されており、透明電極間に表示データに基づいた電圧が印加されることによって液晶が配向する。液晶セル701の表示方式は、上記の例ではTN方式であるが、IPS方式、VA方式などの表示方式も用いられる。
バックライト装置702は、上面開口の直方体形状のケース721と、ケース721内に複数本並列配置された、線状光源としての冷陰極管722とを備える。ケース721は、樹脂材料や金属材料から成形されてなり、冷陰極管722から放射された光をケース内周面で反射させる観点から、少なくともケース内周面は白色または銀色であることが望ましい。光源としては、冷陰極管の他、線状形状等の各種形状のLED等も使用できる。線状光源を用いる場合、配置する線状光源の本数に特に限定はないが、発光面の輝度ムラの抑制等の観点から、隣接する線状光源の中心間距離が15mmから150mmの範囲であることが好ましい。なお、本発明で使用するバックライト装置702は、図7に示す直下型のものに限定されるものではなく、導光板の側面に線状光源または点状光源を配置したサイドライト型、あるいは平面状光源型などの各種のものが使用できる。
第1光拡散層は、光拡散機能を有する光拡散板と、光偏向機能を有する光偏向構造板とを有し、前記光拡散板の光出射側に前記光偏向構造板が設けられたものであることが好ましい。
本発明の液晶表示装置は、バックライト装置702と第1偏光板705との間に配置される光拡散手段としての光拡散板731を備えることができる。光拡散板731は、基材に拡散剤が分散混合されてなるフィルムまたはシートである。その基材としては、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂、メタクリル酸メチルとスチレンの共重合体樹脂、アクリロニトリルとスチレンの共重合体樹脂、メタクリル酸とスチレンの共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレンやポリメチルペンテン等のポリオレフィン樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド系樹脂等が使用できる。なお、光拡散手段は、光拡散板と光拡散フィルムとを併用したものであってもよい。
光偏向構造板の一例としては、図7に示されるプリズムフィルム704a,704bが挙げられる。プリズムフィルム704a,704bは、光入射面側(バックライト装置側)が平坦面で、光出射側の面(第1偏光板705に対向する表面)に、断面が先細の多角形状、好ましくは三角形状の線状プリズム741a,741bが平行に複数形成されている。プリズムフィルム704a、704bの材料としては、たとえば、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、メタクリル酸メチルとスチレンの共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリルとスチレンの共重合体樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂等、あるいは、紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂などの電離放射線硬化型樹脂が挙げられる。プリズムフィルムの作製方法としては、異形押出法、プレス成形法、射出成形法、ロール転写法、レーザブレーション法、機械切削法、機械研削法、フォトポリマープロセス法などの公知の方法で製造することができる。これらの方法は、それぞれ単独で使用されてもよいし、あるいは2種以上の方法を組み合わせてもよい。プリズムフィルム704a、704bの厚みは、通常、0.1〜15mmであり、好ましくは0.5〜10mmである。
第1光拡散層3を通過した光の配光特性は、法線方向から70°傾いた方向の輝度が法線方向の輝度に対して20%以下であり、且つ、第1光拡散層からの出射光は非平行光を含むものであることが好ましい。より好ましい配光特性は、法線方向から60°を超える角度傾いた方向の光がないような配向特性である。
第2偏光板700は上述した本発明の光拡散フィルムを備えた光拡散性の偏光板を用いることができる。また、第1偏光板706としては、従来公知の偏光板を用いることができる。
本発明の液晶表示装置は、図12に示されるように、位相差板708を備えることができる。図12において位相差板708は、第1偏光板705と液晶セル701との間に配置されている。この位相差板708は、液晶セル701の表面に対して垂直な方向に位相差がほぼゼロのものであり、真正面からは何ら光学的な作用を及ぼさず、斜めから見たときに位相差が発現し、液晶セル701で生じる位相差を補償するものである。これによって、より広い視野角が得られ、より優れた表示品位および色再現性が得られるようになる。位相差板708は、第1偏光板705と液晶セル701の間、および、視認側偏光板706と液晶セル701の間の一方、または、両方に配置することができる。
から出射する。そして、液晶セル701から出射した光は、視認側偏光板706を通過して、さらに光拡散フィルム707を通って表示面側に出射する。
光学的に透明な粘着剤を用いて、光拡散フィルムを、その基材フィルム側でガラス基板に貼合した測定用サンプルを用いて測定を行なった。測定用サンプルのガラス基板面側から、光拡散フィルムの法線方向A1から30°傾いた方向A2に、430mmの距離をもってHe−Neレーザ光源を配置し、同光源から波長543.5nmの平行光を測定用サンプルに投射した。入射した光源光が、光拡散層側の法線方向A3に透過する強度I30を、測定用サンプルから280mm離して配置したパワーメーターで測定し、サンプルに入射する光強度I0に対する比率(相対拡散強度:TR30)を上記式(1)により算出した。測定には、横河電機株式会社製の「329203 オプティカルパワーセンサー」および同社製の「3292 オプティカルパワーメーター」を用いた。なお、光源の光強度I0は、光拡散フィルムを置かず、レーザー光源光を直接前記光源から710mm(=430mm+280mm)の位置に配置したパワーメーターに投射したときの光強度とした。
光学的に透明な粘着剤を用いて、光拡散フィルムを、その基材フィルム側でガラス基板に貼合した測定用サンプルを用いて測定を行なった。全ヘイズ値および内部ヘイズの測定には、JIS K 7136に準拠したヘイズ透過率計(株式会社村上色彩技術研究所製のヘイズメーター「HM−150」)を用いた。
光拡散フィルムの層厚をNIKON社製 DIGIMICRO MH−15(本体)およびZC−101(カウンター)を用いて測定し、基材厚み80μmを測定層厚から差し引くことにより光拡散層の層厚を測定した。
コールター原理(細孔電気抵抗法)を用いたコールターマルチサイザー(ベックマンコールター社製)を用いて測定した。
(1)鏡面金属製ロールの作製
直径200mmの鉄ロール(JISによるSTKM13A)の表面に工業用クロムめっき加工を行ない、ついで表面を鏡面研磨して鏡面金属製ロールを作製した。得られた鏡面金属製ロールのクロムめっき面のビッカース硬度は1000であった。なお、ビッカース硬度は、超音波硬度計MIC10(Krautkramer社製)を用い、JIS Z 2244に準拠して測定した(以下の例においてもビッカース硬度の測定法は同じ)。
ペンタエリスリトールトリアクリレート60重量部、および多官能ウレタン化アクリレート(ヘキサメチレンジイソシアネートとペンタエリスリトールトリアクリレートの反応生成物)40重量部をプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液に混合し、固形分濃度60重量%となるように調整して紫外線硬化性樹脂組成物を得た。なお、該組成物からプロピレングリコールモノメチルエーテルを除去して紫外線硬化した後の硬化物の屈折率は1.53であった。
透光性微粒子として重量平均粒径が9.2μmであり、標準偏差が0.66μmであるポリスチレン系粒子を30重量部使用したこと以外は実施例1と同様にして、厚さ22μmの光拡散層を有する光拡散フィルムを作製した。
(1)エンボス加工用金属製ロールの作製
直径200mmの鉄ロール(JISによるSTKM13A)の表面に銅バラードめっきが施されたものを用意した。銅バラードめっきは、銅めっき層/薄い銀めっき層/表面銅めっき層からなるものであり、めっき層全体の厚みは、約200μmであった。その銅めっき表面を鏡面研磨し、さらにその研磨面に、ブラスト装置((株)不二製作所製)を用いて、ジルコニアビーズTZ−B125(東ソー(株)製、平均粒径:125μm)を、ブラスト圧力0.05MPa(ゲージ圧、以下同じ)、微粒子使用量16g/cm2(ロールの表面積1cm2あたりの使用量、以下同じ)でブラストし、表面に凹凸を形成した。その凹凸面に、ブラスト装置((株)不二製作所製)を用いて、ジルコニアビーズTZ−SX−17(東ソー(株)製、平均粒径:20μm)を、ブラスト圧力0.1MPa、微粒子使用量4g/cm2でブラストし、表面凹凸を微調整した。得られた凹凸つき銅めっき鉄ロールに対し、塩化第二銅液でエッチング処理を行なった。その際のエッチング量は3μmとなるように設定した。その後、クロムめっき加工を行ない、エンボス加工用金属製ロールを作製した。このとき、クロムめっき厚みが4μmとなるように設定した。得られたエンボス加工用金属製ロールのクロムめっき面のビッカース硬度は1000であった。
ペンタエリスリトールトリアクリレート60重量部、および多官能ウレタン化アクリレート(ヘキサメチレンジイソシアネートとペンタエリスリトールトリアクリレートの反応生成物)40重量部をプロピレングリコールモノメチルエーテル溶液に混合し、固形分濃度60重量%となるように調整して紫外線硬化性樹脂組成物を得た。なお、該組成物からプロピレングリコールモノメチルエーテルを除去して紫外線硬化した後の硬化物の屈折率は1.53であった。
透光性微粒子として、上記透光性微粒子Aを10重量部、および、上記透光性微粒子Bを10重量部添加したこと以外は、実施例1と同様にして厚さ12μmの光拡散層を有する光拡散フィルムを作製した。
透光性微粒子として、上記透光性微粒子Aを30重量部、および、上記透光性微粒子Bを30重量部添加したこと以外は、実施例1と同様にして厚さ14μmの光拡散層を有する光拡散フィルムを作製した。
また、得られた光拡散フィルムを用いて液晶表示装置を作製し、正面コントラスト、視野角、モアレの程度および白ちゃけの程度を評価した。まず、IPSモードのPanasonic製32型液晶テレビ「VIERA TH−32LZ85」のバックライト装置上に、法線方向に対して70°方向の輝度値が法線方向の輝度値の10%である光拡散板を配置するとともに、頂角が95°である複数の線状プリズムが平行に配列されたプリズムフィルムを2枚使用し、これらを光拡散板と第1偏光板との間に配置した。この際、一方のプリズムフィルム(バックライト装置寄りのプリズムフィルム)は、その線状プリズムの稜線の方向が第1偏光板の透過軸に略平行となるように配置し、他方のプリズムフィルム(第1偏光板寄りのプリズムフィルム)は、その線状プリズムの稜線の方向が後述する視認側偏光板の透過軸に略平行となるように配置した。また、視認側偏光板を剥がして、ヨウ素系偏光板(住友化学社製の「TRW842AP7」)を、第1偏光板に対してクロスニコルとなるように貼合し、その上に、実施例1〜4または比較例1で作製した光拡散フィルムを、粘着剤層を介して貼合し、液晶表示装置を得た。
得られた液晶表示装置を暗室内で起動し、輝度計BM5A型((株)トプコン製)を用いて、黒表示状態および白表示状態における正面輝度を測定し、正面コントラストを算出した。正面コントラストは、黒表示状態における正面輝度に対する白表示状態における正面輝度の比である。表1に、正面コントラスト比として、各実施例の正面コントラスト値を「Panasonic VIERA TH-32LZ85」の市販状態の正面コントラスト値を100としたときの相対値で示す。
Claims (5)
- 一対の透明基板の間に液晶層が設けられてなる液晶セルと、
該液晶セルの光入射側に設けられたバックライト装置と、
該バックライト装置と前記液晶セルとの間に配置された第1光拡散層と、
該第1光拡散層と前記液晶セルとの間に配置された第1偏光板と、
前記液晶セルの光出射側に配置された第2偏光板とを備え、
該第2偏光板が、偏光フィルムと、光拡散フィルムとを備え、
前記液晶セルと、前記偏光フィルムと、前記光拡散フィルムの基材フィルムと、前記光拡散フィルムの光拡散層とが、この順番で配置されてなる、液晶表示装置であって、
前記第1光拡散層からの出射光は、前記液晶セルの光入射面の法線方向から70°傾いた方向の輝度が、前記法線方向の輝度に対して20%以下である配光特性を有し、且つ、非平行光を含み、
前記光拡散フィルムは、基材フィルムと第2光拡散層とを有し、
波長543.5nmのレーザ光を、前記光拡散フィルムの前記基材フィルム側に、前記光拡散フィルムの法線方向から30°傾いた方向から投射するとき、I0に対するI30の比率が0.0035%以下であり、
前記光拡散フィルムの内部ヘイズが60%以上75%以下である、液晶表示装置。
I0 :該レーザ光の入射強度。
I30:光拡散層側の光拡散フィルムの法線方向における該レーザ光の出射強度 - 前記第2光拡散層が、透光性樹脂中に透光性微粒子を分散混合したものである、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記第2光拡散層上に積層された反射防止層をさらに備える請求項1または2に記載の液晶表示装置。
- 前記第1光拡散層は、光拡散機能を有する光拡散板と、光偏向機能を有する光偏向構造板とを有し、前記光拡散板の光出射側に前記光偏向構造板が設けられた、請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶セルが、TN方式液晶、IPS方式液晶、VA方式液晶のいずれかである請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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