JP5825891B2 - 循環液体濾過装置 - Google Patents
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Description
即ち、本発明に係る循環液体濾過装置は、切削機械、研削機械、油圧機械等の機械類に供給する潤滑、洗浄、冷却、作動用の循環液体を濾過して再循環させる循環液体濾過装置であって、前記循環液体が貯留される濾過タンクと、前記濾過タンクに前記循環液体が流入する流入部と、前記濾過タンクから前記循環液体が流出する流出部と、前記濾過タンクの内部空間を上下に区画し、その上方の空間を前記流入部に繋がるダーティーサイド、下方の空間を前記流出部に繋がるクリーンサイドとするロールシート状の濾過部材と、前記濾過部材を前記濾過タンクの水平方向一端側から送り出し、前記濾過タンクの内部を上下に蛇行させながら通過させ、前記濾過タンクの水平方向他端側で回収する濾過部材送給機構と、を具備し、側面視で、前記濾過部材は、その平均送給軌道の高さが前記濾過タンクの水平方向一端側と他端側とで異なるように傾斜しており、前記流入部と前記流出部は、それぞれ前記濾過タンクの水平方向一端側と他端側に設けられ、前記濾過部材の前記平均送給軌道が低い側の上方に前記流入部を設け、前記平均送給軌道が高い側の下方に前記流出部を設けたことを特徴とする。
さらに、上記構成によれば、濾過部材の平均送給軌道が低い側の上方に流入部が設けられ、平均送給軌道が高い側の下方に流出部が設けられているため、例えば切削油を濾過する場合において、スラリー状の切削屑が切削油に混合していて、切削屑が切削油に対して沈澱しにくい場合であっても、濾過タンク内を流入部側から流出部側に向かって流れる切削油の流速を均一にして、この切削油を濾過部材の全面に亘って均一に透過させることができ、これによって濾過部材の濾過効率を高めることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る切削油循環装置(循環液体濾過装置)の概念的な全体構成図である。この切削油循環装置1は、例えば歯車研削盤、フライス盤、旋盤、研削盤といった各種の加工機械2(工作機械)に付設され、これらの加工機械2に供給される潤滑、洗浄および冷却用の切削油3(循環液体)を濾過および温度管理して再循環させる装置であり、クリーンタンク4と、ダーティータンク5と、濾過タンク6と、複数のポンプP1〜P4を備えて構成されている。クリーンタンク4は、加工機械2に供給される前の清浄な切削油3を貯留するタンクであり、ダーティータンク5は、加工機械2に供給された後の汚れた切削油3を貯留するタンクであり、濾過タンク6は、ダーティータンク5から送られる汚れた切削油3を濾過するとともに冷却等の温度管理を行うタンクである。
図2は、本発明の第1参考実施形態を示す濾過タンク6Aの縦断面図である。
この濾過タンク6Aにおいて、流入部8と流出部9は、それぞれ濾過タンク6Aの水平方向一端側と他端側に設けられている。本参考実施形態では、例えば流入部8が濾過タンク6Aの上面の一端側に設けられ、流出部9が流入部8に対して反対側となる濾過タンク6Aの側面下部から水平に延出するパイプ状に設けられている。なお、流出部9は濾過タンク6Aの底面よりも少し高い位置に設けられ、濾過タンク6Aの底面に溜まった微細な異物やスラッジ等が流出部9から流出しないようになっている。
即ち、多量の切削屑を含んで流入部8から濾過タンク6内のダーティーサイドDSに流入した切削油が、濾過部材回収部20に回収される直前の位置にある濾過部材11の上に放流される。そして、ダーティーサイドDS内を下方に沈む切削屑のうち、目の荒いものは、その大半が流入部8の直下の濾過部材11の上に着床し、次回濾過部材11が送られる際にすぐに濾過部材11と共に濾過部材回収部20に回収されて濾過タンク6Aの外部に搬出される。このため、目の荒い切削屑を濾過タンク6内の奥に進ませることなく、比較的早い段階で濾過タンク6Aの外部に搬出することができる。
そして、比較的目の細かい切削屑のみが切削油の流れに乗ってダーティーサイドDS内を濾過部材11の中間部分よりも上流側(流出部9側)、即ち濾過部材11の比較的清浄な部分まで移動し、ここで濾過される。
図3は、本発明の第1実施形態を示す濾過タンク6Bの縦断面図である。
この濾過タンク6Bは、図2に示す第1参考実施形態の濾過タンク6Aと比較して、濾過部材11の平均送給軌道L2の高さが、その水平方向一端側と他端側とで異なるように傾斜している点以外は同一の構成であるため、他の同一構成部には同一符号を付して説明を省略する。
図4は、本発明の第2参考実施形態を示す濾過タンク6Cの縦断面図である。
この濾過タンク6Cは、図2に示す第1参考実施形態の濾過タンク6Aと比較して、流入部8aと流出部9aの形状および位置関係が異なる点以外は同一の構成であるため、他の同一構成部には同一符号を付して説明を省略する。
図5は、本発明の第3参考実施形態を示す濾過タンク6Dの縦断面図である。
この濾過タンク6Dは、図2に示す第1参考実施形態の濾過タンク6Aと比較して、濾過部材11bの張設状態および濾過部材送給機構12aの構成が異なる点と、温度制御管15が配設されている点以外は同一の構成であるため、他の同一構成部には同一符号を付して説明を省略する。
図7は、本発明の第4参考実施形態を示す濾過タンク6Eの縦断面図である。
この濾過タンク6Eは、図4に示す第2参考実施形態の濾過タンク6Cと比較して、クリーンサイドCSに温度制御管15が配設されている点以外は同一の構成であるため、他の同一構成部には同一符号を付して説明を省略する。なお、温度制御管15の構成は図5および図6に示す第3参考実施形態のものと同様である。
図8は、本発明の第5参考実施形態を示す濾過タンク6Fの縦断面図である。
この濾過タンク6Fは、図7に示す第4参考実施形態の濾過タンク6Eと比較して、温度制御管15aの形状が異なる点以外は同一の構成であるため、他の同一構成部には同一符号を付して説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態を示すダーティータンク5の斜視図、図10は図9のX-X線に沿うダーティータンク5の横断面図である。ダーティータンク5は、その一端側の端面下部に入口25を有し、他端側の上面に出口26を有している。そして、ダーティータンク5の内部空間は仕切板27によって迷路構造とされており、入口25から流入した切削油を上下左右前後方向に3次元的に蛇行させることにより、流路の途中で切削油の流れが澱む場所が数ヶ所に発生するように構成されている。切削油は出口26から排出される。
また、上記各実施形態では、切削機械の切削油を濾過および循環させる切削油循環装置に本発明を適用した例について説明したが、これに限らず、例えば油圧機器の作動油や、他の種類の機械類の循環液体を濾過循環させる装置に適用してもよい。要するに、ここで述べた循環液体とは、切削油に限らず、クーラントや作動油等、幅広い種類の循環液体のどれであってもよく、その場合の構成も本願発明の権利範囲に含まれるものとする。
2 加工機械(工作機械)
3 切削油(循環液体)
4 クリーンタンク
5 ダーティータンク
6 濾過タンク
8,8a 流入部
8c 放流部
9,9a 流出部
11,11b 濾過部材
12,12a 濾過部材送給機構
15 温度制御管
27 仕切板
CS クリーンサイド
DS ダーティーサイド
L1,L2 濾過部材の平均送給軌道
Claims (5)
- 工作機械および油圧機器における潤滑、冷却および作動用の循環液体を濾過して再循環させる循環液体濾過装置であって、
前記循環液体が貯留される濾過タンクと、
前記濾過タンクに前記循環液体が流入する流入部と、
前記濾過タンクから前記循環液体が流出する流出部と、
前記濾過タンクの内部空間を上下に区画し、その上方の空間を前記流入部に繋がるダーティーサイド、下方の空間を前記流出部に繋がるクリーンサイドとするロールシート状の濾過部材と、
前記濾過部材を前記濾過タンクの水平方向一端側から送り出し、前記濾過タンクの内部を上下に蛇行させながら通過させ、前記濾過タンクの水平方向他端側で回収する濾過部材送給機構と、を具備し、
側面視で、前記濾過部材は、その平均送給軌道の高さが前記濾過タンクの水平方向一端側と他端側とで異なるように傾斜しており、
前記流入部と前記流出部は、それぞれ前記濾過タンクの水平方向一端側と他端側に設けられ、
前記濾過部材の前記平均送給軌道が低い側の上方に前記流入部を設け、前記平均送給軌道が高い側の下方に前記流出部を設けたことを特徴とする循環液体濾過装置。 - 前記濾過部材送給機構は、前記濾過部材を、前記流出部側から前記流入部側に向かって送給することを特徴とする請求項1に記載の循環液体濾過装置。
- 前記濾過タンクはさらに、前記クリーンサイドに配設されて前記循環液体の温度を制御する温度制御管を具備していることを特徴とする請求項1または2に記載の循環液体濾過装置。
- 前記温度制御管は、前記濾過部材の蛇行形状の谷間の空間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の循環液体濾過装置。
- 前記濾過タンクにて濾過された前記循環液体を貯留するクリーンタンクと、
使用済みの前記循環液体を貯留するダーティータンクと、をさらに備え、
前記ダーティータンクは、その内部に設けられた仕切板により、前記使用済みの循環液体を、流路の途中で流れが澱む場所が発生するように3次元的に蛇行させながらタンク内部を進行させる構造であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の循環液体濾過装置。
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