JP5824174B1 - 伸縮機能付きステッキ - Google Patents

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Abstract

【課題】ワンタッチで所望の長さに伸ばしたり、元に戻したりすることができると共に、シンプルな構成で軽量化を図る。【解決手段】ステッキ本体102は、把持部1と連結された第1のパイプ7と、接地部104と連結され、第1のパイプ7の外側を摺動する第2のパイプ6と、第1のパイプ7の表面または端部において、径方向に拡張または収縮するチャック13と、第2のパイプ6に設けられ、係止部13と係合する係合部4と、第1のパイプ7に挿通され、両端が把持部1に設けられたボタン3および係止部13に連結されたノック棒11と、を備え、ノック棒11が軸方向に動くことによって、チャック13が径方向に拡張または収縮する。【選択図】図2A

Description

本発明は、長さの調節が可能な伸縮機能付きステッキに関する。
従来から、長さの調節が可能なステッキ(杖)が知られている。例えば、特許文献1には、外パイプとその外パイプ内を摺動する内パイプにより伸縮可能とした杖が開示されている。この杖では、内パイプに所望の間隔でパイプ内からパイプ外にバネの力により出没可能なボタンが、パイプ長手方向に複数配設されている。また、外パイプに一個のみ、内パイプのボタンと係合する係合穴が形成され、また内パイプのボタンを配設した箇所の内パイプの外周に、目印となるライン又は(及び)記号が付されている。これにより、ラチェット式の伸縮杖であっても、外パイプの穴は常にボタンにより塞がれるようにすると共に、外パイプに不要な穴を開けないようにしている。これにより、係合穴からパイプ内にゴミや埃が入るのを防ぎ、多数の係合穴がパイプに施した装飾の邪魔とならないようにしている。
また、特許文献2には、第1のパイプと第2のパイプとを連結した杖が開示されている。この杖では、第1のパイプにシリンダを内蔵し、そのシリンダから突出するロッドに第2のパイプを固定し、ロッドの突出量を調整する伸縮調整ボタンを第1のパイプに設け、杖の長さを調整可能にしている。また、第1のパイプと第2のパイプとの連結部分にスプリングを介在させ、ユーザが座った状態から立ち上がるときに補助するように構成されている。
特開2008−054896号公報 特開平11−318527号公報
ところで、歩行の際に、ステッキ(杖)を使用するユーザは、階段を軽快に下ることは容易ではなく、苦労する場合が多い。これは、階段を下るときは、ステッキの長さが足りなくなるためである。このため、階段を下るときは、ステッキの長さが、概ね階段の1段分の長さだけ増加することが望ましい。一方、階段を降り切ってしまった後は、ステッキが長すぎることになり、元の長さに戻ることが望ましい。
しかしながら、特許文献1記載の技術では、ステッキの長さを調節するためには、ユーザは、ラチェット式のボタンを押しながらパイプを伸ばしたり縮めたりしなければならず、手間を要してしまう。また、特許文献2記載の技術では、ステッキを伸ばすためにシリンダを用いているが、ワンタッチで所望の長さに伸ばしたり、元に戻したりすることが容易ではなく、ユーザに煩わしさを与えてしまう場合が多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ワンタッチで所望の長さに伸ばしたり、元に戻したりすることができると共に、シンプルな構成で軽量化を図ることが可能な伸縮機能付きステッキを提供することを目的とする。
(A)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の伸縮機能付きステッキは、ステッキ本体(102)の両端に把持部(1)および接地部(104)が設けられた伸縮機能付きステッキ(100)であって、前記ステッキ本体(102)は、前記把持部(1)と連結された第1のパイプ(7)と、前記接地部(104)と連結され、前記第1のパイプ(7)の外側を摺動する第2のパイプ(6)と、前記第1のパイプ(7)の表面または端部において、径方向に拡張または収縮する係止部(13、38)と、前記第2のパイプ(6)に設けられ、前記係止部(13、38)と係合する係合部(4、34、36)と、前記第1のパイプ(7)に挿通され、両端が前記把持部(1)に設けられたボタン(3)および前記係止部(13、38)に連結された連結部(11、32)と、を備え、前記連結部(11、32)が軸方向に動くことによって、前記係止部(13、38)が径方向に拡張または収縮することを特徴とする。
このように、連結部(11、32)が軸方向に動くことによって、係止部(13、38)が径方向に拡張または収縮するので、係止部(13、38)を係合部(4、34)に係合させ、または解除させることが可能となる。その結果、ステッキ本体(102)を、ユーザの好みのタイミングで、ワンタッチで伸ばしたり縮めたりすることが可能となる。
(B)また、本発明の伸縮機能付きステッキにおいて、前記係止部は、複数の切り欠き部(13c)によって一端が分割され、前記第1のパイプ(7)の中心方向に付勢される円筒状のチャック(13)で構成され、前記連結部(11)が前記把持部(1)の方向に動くことによって、前記第1のパイプ(7)の端部が前記チャック(13)の一端から進入し、前記チャック(13)を拡張させて前記チャック(13)の最大径を前記係合部(4)の内径よりも大きくする一方、前記連結部(11)が前記接地部(104)の方向に動くことによって、前記第1のパイプ(7)の端部が前記チャック(13)の一端から退避し、付勢された前記チャック(13)を収縮させて前記チャック(13)の最大径を前記係合部(4)の内径よりも小さくすることを特徴とする。
このように、連結部(11)が把持部(1)の方向に動くことによって、第1のパイプ(7)の端部がチャック(13)の一端から進入し、チャック(13)を拡張させてチャック(13)の最大径を係合部(4)の内径よりも大きくするので、チャック(13)が係合部(4)と係合し、第1のパイプ(7)を伸ばした状態でロックすることが可能となる。一方、連結部(11)が接地部(104)の方向に動くことによって、第1のパイプ(7)の端部がチャック(13)の一端から退避し、付勢されたチャック(13)を収縮させてチャック(13)の最大径を係合部(4)の内径よりも小さくするので、係合部(4)と係合していたチャック(13)が解放され、ロック状態が解除されて第2のパイプ(6)を摺動させることが可能となる。これにより、伸びた状態のステッキ本体(100)を縮めることが可能となる。以上により、ステッキ本体(100)の伸縮をワンタッチで行なうことが可能となる。
(C)また、本発明の伸縮機能付きステッキにおいて、前記第1のパイプ(7)の中心方向に付勢され、ロック状態で前記連結部(11)に設けられたカム(10)によって押圧され、前記第1のパイプ(7)の内側から外側へ進出する一方、解除状態で前記連結部(11)が前記接地部(104)の方向に動くことによって前記カム(10)から解放され、前記第1のパイプ(7)の内側に退避する第2の係止部(8)を更に備え、前記係合部(4)は、ロック状態で前記第2の係止部(8)と係合することを特徴とする。
このように、ロック状態で連結部(11)に設けられたカム(10)によって押圧され、第1のパイプ(7)の内側から外側へ進出する一方、解除状態で連結部(11)が接地部(104)の方向に動くことによってカム(10)から解放され、第1のパイプ(7)の内側に退避する第2の係止部(8)を更に備え、係合部(4)は、ロック状態で第2の係止部(8)と係合するので、ステッキ本体(100)を縮めた状態で、第2のパイプ(6)をロックすることが可能となる。これにより、ステッキ本体(100)を縮める場合も、ワンタッチで行なうことが可能となる。
(D)また、本発明の伸縮機能付きステッキにおいて、前記係止部は、前記第2のパイプ(6)の中心から表面の方向に付勢され、ロック状態で前記第2のパイプ(6)の内側から外側へ進出する突起(38)で構成され、前記連結部(32)が前記把持部(1)方向に動くことによって、前記突起(38)が前記第2のパイプ(6)の内側に退避した後、前記連結部(32)が前記接地部(104)方向に動くことによって、付勢された前記突起(38)が前記第2のパイプ(6)の表面から進出することを特徴とする。
このように、連結部(32)が把持部(1)方向に動くことによって、突起(38)が第2のパイプ(6)の内側に退避するので、縮んだ状態のステッキ本体(100)のロック状態を容易に解除することが可能となる。また、その後、連結部(32)が接地部(104)方向に動くことによって、付勢された突起(38)が第2のパイプ(6)の表面から進出するので、摺動した第2のパイプ(6)の係合部(34)と突起(38)とが係合し、ステッキ本体(100)を伸びた状態でロックすることが可能となる。これにより、ステッキ本体(100)の伸縮をワンタッチで行なうことが可能となる。
(E)また、本発明の伸縮機能付きステッキにおいて、前記係合部は、第2のパイプ(6)の前記把持部(1)側に設けられた第1の係合穴(34)および前記接地部(104)側に設けられた第2の係合穴(36)で構成されることを特徴とする。
このように、係合部が、第2のパイプ(6)の把持部(1)側に設けられた第1の係合穴(34)および接地部(104)側に設けられた第2の係合穴(36)で構成されるので、突起部(38)を進出または退避させることによって、ステッキ本体(100)の伸縮をワンタッチで行なうことが可能となる。
本発明によれば、連結部(11、32)が軸方向に動くことによって、係止部(13、38)が径方向に拡張または収縮するので、係止部(13、38)を係合部(4、34)に係合させ、または解除させることが可能となる。その結果、ステッキ本体(102)を、ユーザの好みのタイミングで、ワンタッチで伸ばしたり縮めたりすることが可能となる。また、シリンダやアクチュエータを用いずにシンプルに構成することができるため、軽量化を図ることが可能となる。
本実施形態に係る伸縮機能付きステッキの全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る伸縮機能付きステッキのステッキ本体が縮んだ状態を示す断面図である。 第1の実施形態に係る伸縮機能付きステッキのステッキ本体が伸びた状態を示す断面図である。 第2のパイプ(6)がチャック(13)によってロックされている状態を示す断面図である。 第2のパイプ(6)がチャック(13)によってロックされている状態から解除された状態を示す断面図である。 チャック(13)の開口部13aが拡張した状態を示す斜視図である。 チャック(13)の開口部13aが収縮した状態を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る伸縮機能付きステッキの断面図である。
本発明者らは、ステッキの長さを調整する場合、突起を調整穴に係合させる方式では、階段を下る前と下った後のそれぞれの場面でステッキの長さを調節しなければならない煩わしさがあり、また、シリンダを用いる方式では、ワンタッチで所望の長さに調節することが容易ではない不便さがあることに着目し、スライド可能なパイプを、ボタンと連動させてロックし、または解除する仕組みを設けることによって、調整穴を用いる方式やシリンダを用いる方式ではできなかったワンタッチでのステッキの伸縮ができることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明の伸縮機能付きステッキは、ステッキ本体(102)の両端に把持部(1)および接地部(104)が設けられた伸縮機能付きステッキ(100)であって、前記ステッキ本体(102)は、前記把持部(1)と連結された第1のパイプ(7)と、前記接地部(104)と連結され、前記第1のパイプ(7)の外側を摺動する第2のパイプ(6)と、前記第1のパイプ(7)の表面または端部において、径方向に拡張または収縮する係止部(13、38)と、前記第2のパイプ(6)に設けられ、前記係止部(13、38)と係合する係合部(4、34)と、前記第1のパイプ(7)に挿通され、両端が前記把持部(1)に設けられたボタン(3)および前記係止部(13、38)に連結された連結部(11、32)と、を備え、前記連結部(11、32)が軸方向に動くことによって、前記係止部(13、38)が径方向に拡張または収縮することを特徴とする。
これにより、本発明者らは、係止部(13、38)を係合部(4、34)に係合させ、または解除させることを可能とし、ステッキ本体(102)を、ユーザの好みのタイミングで、ワンタッチで伸ばしたり縮めたりすることを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本実施形態に係る伸縮機能付きステッキの全体構成を示す図である。図1に示すように、この伸縮機能付きステッキ100は、ステッキ本体102の両端に、把持部1および地に接する接地部104が設けられている。ユーザは、把持部1を把持しながら、接地部104を地面や床について歩行する。ステッキ本体102は、後述するように、2種類のパイプから構成されており、伸縮が可能となっている。
[第1の実施形態]
図2Aは、第1の実施形態に係る伸縮機能付きステッキのステッキ本体が縮んだ状態を示す断面図であり、図2Bは、第1の実施形態に係る伸縮機能付きステッキのステッキ本体が伸びた状態を示す断面図である。ステッキ本体102は、樹脂(例えば、ABS樹脂)で形成されたグリップとしての把持部1が、金属製(例えば、真鍮およびクロームメッキ)のグリップつなぎ2を介して、金属(例えば、アルミニウム)製の上パイプとしての第1のパイプ7の一端(紙面に向かって左側)に連結されている。また、第1のパイプ7の他端(紙面に向かって右側)には、樹脂(例えば、POM:Polyoxymethylene)製のくさび部材12が設けられている。また、第1のパイプ7には、金属(例えば、真鍮)製の上チャックとしての第2の係止部8が、金属(例えば、真鍮)製の上チャック止めネジ9によって固定されている。
また、ステッキ本体102は、接地部104と連結され、第1のパイプ7の外側を摺動する金属(例えば、アルミニウム)製の第2のパイプ6を備えている。第2のパイプ6は、一端(紙面に向かって右側)に、可動パイプストッパーとしての係合部4を備える。係合部4は、可動樹脂5を含む。
把持部1には、樹脂(例えば、POM)製のボタン3が設けられており、スプリング3aによって、紙面に対して左方向に常に付勢されている。ボタン3は、金属(例えば、アルミ)パイプで形成されたノック棒11の一端(紙面に向かって左側)に連結されており、ノック棒11の他端(紙面に向かって右側)には、チャック13が連結されている。チャック13は、チャック止め14によって支持されている。また、ノック棒11とボタン3との連結部分付近に、樹脂(例えば、POM)製のカム10が設けられている。
図2Aは、第2のパイプ6が紙面に向かって最も左側に位置する状態、すなわち、ステッキ本体102が縮んだ状態を示している。この状態では、第2の係止部8が、カム10によって押圧され、係合部4と係合している。これにより、第2のパイプ6は紙面に向かって最も左側に位置する状態でロックされている。第2の係止部8は、第1のパイプ7の中心方向に付勢されている。
すなわち、第2の係止部8は、ロック状態では、カム10によって押圧され、第1のパイプ7の内側から外側へ進出する。一方、第2の係止部8は、解除状態では、ノック棒11が接地部104の方向(紙面に対して右方向)に動くことによって、カム10から解放され、第1のパイプ7の内側に退避する。
図2Bは、第2のパイプ6が紙面に向かって最も右側に位置する状態、すなわち、ステッキ本体102が伸びた状態を示している。この状態では、スプリング3aが、ボタン3を紙面に向かって左方向に付勢し、ボタン3と共にノック棒11およびチャック13を紙面に向かって左側に加圧している。その結果、くさび部材12がチャック13の内部に進入して、チャック13を拡張させる。これにより、チャック13の最大径を、係合部4の内径よりも大きくし、第2のパイプ6をロック状態にすることができる。
一方、ユーザがボタン3を押すことによって、ノック棒11が接地部104の方向(紙面に対して右方向)に動く。これにより、くさび部材12がチャック13の一端から退避し、付勢されたチャック13を収縮させてチャック13の最大径を係合部4の内径よりも小さくする。これにより、第2のパイプ6のロックが解除され、第2のパイプ6は、第1のパイプ7の外側を摺動することができるようになる。
図3A、図3B、図4A、および図4Bは、チャックの機能を説明する図である。まず、図4Aおよび図4Bに示すように、チャック13は、円筒状に形成され、紙面に向かって左側の端部が複数の切り欠き部13cによって複数の開口部13aに分割されている。分割された各開口部13aは、支持部13bによって支持されている。チャック13の各開口部13aは、板バネの機能を有しており、中心方向に常に付勢されており、定常状態では、図4Bに示すように、各開口部13aが相互に近接した状態に位置している。また、くさび部材12がチャック13の内部に進入してきた場合は、図4Aに示すように、各開口部13aが相互に離れ合う状態に位置する。これにより、チャック13が拡張することとなる。
図3Aは、第2のパイプ6がチャック13によってロックされている状態を示す断面図である。図3Aに示す状態では、ノック棒11に連結されたチャック13が、紙面に向かって左方向の力を受けるため、相対的に、第1のパイプ7の端部に設けられたくさび部材12がチャック13の内部に進入する。その結果、くさび部材12がチャック13を拡張させて、チャック13の最大径を係合部4の内径よりも大きくする。チャック13の各開口部13aが、係合部4の突起4aに当接するため、第2のパイプ6は、紙面に向かってそれ以上右側に摺動することができない。また、チャック13の各開口部13aが係合部4と係合しているため、第2のパイプ6は、紙面に向かって左側にも摺動することができない。すなわち、ステッキ本体102が伸びた状態でロックされている。
図3Bは、第2のパイプ6がチャック13によってロックされている状態から解除された状態を示す断面図である。この状態では、ノック棒11に連結されたチャック13は、ユーザによるボタン3の操作によって、紙面に向かって右方向の力を受けて、右方向に動く。相対的に、第1のパイプ7の端部に設けられたくさび部材12がチャック13の内部から退避する。その結果、チャック13を拡張させていたくさび部材12がチャック13内から無くなるため、第1のパイプ7の中心方向に付勢されていたチャック13が収縮し、各開口部13aが近接した状態に位置する。これにより、チャック13の最大径が係合部4の内径よりも小さくなるため、第2のパイプ6は、紙面に向かって左側に摺動することができる。なお、チャック13の最大径が係合部4の内径よりも小さくなったとしても、突起4aを含めた内径よりも小さくなることはない。このため、第2のパイプ6が図3Aおよび図3Bに示す状態よりも右側に摺動することはない。このように、突起4aがあることにより、第2のパイプ6がステッキ本体102から脱落することを防止することができる。
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係る伸縮機能付きステッキの断面図である。第2の実施形態では、チャックを使用せず、トーションバネ、突起、係合穴、およびワイヤーとの組み合わせを使用する。図5に示すように、把持部1に設けられたボタン30が、スプリング30aによって、紙面に対して上側に付勢されている。また、ボタン30は、ワイヤー32の一端と連結しており、ワイヤーの他端は、トーションバネ40とスプリング42に連結されている。トーションバネ40は、突起38を中心から表面の方向に付勢している。
図5に示す状態は、第2のパイプ6のロック状態を示しており、突起38がトーションバネ40によって中心から表面の方向に付勢され、第2のパイプ6の係合穴36に係合している。ユーザがボタン30を押すと、ワイヤー32に張力が与えられ、ワイヤー32は紙面に向かって左側に動く。これにより、トーションバネ40の付勢力が弱まって突起38が第2のパイプ6の内側に退避し、ロックが解除される。その結果、第2のパイプ6が摺動することができるようになる。
ユーザがボタン30の操作を止めると、ワイヤー32に対してスプリング30aおよび42が元に戻る力を与え、トーションバネ40の付勢力が回復し、突起38を中心から表面の方向に付勢する。第2のパイプ6が紙面に向かって右側に摺動し、係合穴34と係合すると、第2のパイプ6がロックされる。すなわち、ステッキ本体102が伸びた状態でロックされる。
以上説明したように、本実施形態によれば、連結部(11、32)が軸方向に動くことによって、係止部(13、38)が径方向に拡張または収縮するので、係止部(13、38)を係合部(4、34、36)に係合させ、または解除させることが可能となる。その結果、ステッキ本体(102)を、ユーザの好みのタイミングで、ワンタッチで伸ばしたり縮めたりすることが可能となる。また、シリンダやアクチュエータを用いずにシンプルに構成することができるため、軽量化を図ることが可能となる。
1 把持部
3 ボタン
3a スプリング
4 係合部
4a 突起
5 可動樹脂
6 第2のパイプ
7 第1のパイプ
8 係止部
9 上チャック止めネジ
10 カム
11 ノック棒
12 くさび部材
13 チャック
13a 開口部
13b 支持部
13c 切り欠き部
14 チャック止め
30 ボタン
30a スプリング
32 ワイヤー
34 係合穴
36 係合穴
38 突起
40 トーションバネ
42 スプリング
100 伸縮機能付きステッキ
102 ステッキ本体
104 接地部

Claims (2)

  1. ステッキ本体(102)の両端に把持部(1)および接地部(104)が設けられた伸縮機能付きステッキ(100)であって、
    前記ステッキ本体(102)は、
    前記把持部(1)と連結された第1のパイプ(7)と、
    前記接地部(104)と連結され、前記第1のパイプ(7)の外側を摺動する第2のパイプ(6)と、
    前記第1のパイプ(7)の端部において、径方向に拡張または収縮する係止部(13)と、
    前記第2のパイプ(6)の端部に設けられ、前記係止部(13)と係合する係合部(4)と、
    前記第1のパイプ(7)に挿通され、両端が前記把持部(1)に設けられたボタン(3)および前記係止部(13)に連結された連結部(11)と、を備え、
    前記係止部は、複数の切り欠き部(13c)によって一端が分割され、板バネの機能を有することで前記第1のパイプ(7)の中心方向に付勢される円筒状のチャック(13)で構成され、
    前記連結部(11)が前記把持部(1)の方向に動くと共に、前記チャック(13)が前記把持部(1)の方向に動くことによって、前記第1のパイプ(7)の端部が前記チャック(13)の一端から進入し、前記チャック(13)を拡張させて前記チャック(13)の最大径を前記係合部(4)の内径よりも大きくする一方、前記連結部(11)が前記接地部(104)の方向に動くと共に、前記チャック(13)が前記接地部(104)の方向に動くことによって、前記第1のパイプ(7)の端部が前記チャック(13)の一端から退避し、板バネの機能により前記チャック(13)が収縮し、前記チャック(13)の最大径が前記係合部(4)の内径よりも小さくなることを特徴とする伸縮機能付きステッキ。
  2. 前記第1のパイプ(7)の中心方向に付勢され、前記連結部(11)に設けられたカム(10)によって押圧され、前記第1のパイプ(7)の内側から外側へ進出する一方、前記連結部(11)が前記接地部(104)の方向に動くことによって前記カム(10)から解放され、前記第1のパイプ(7)の内側に退避する第2の係止部(8)を更に備え、
    前記係合部(4)が、前記第2の係止部(8)と係合することでロック状態となる請求項1記載の伸縮機能付きステッキ。
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