JP5823899B2 - アルミニウム合金ブレージングシート - Google Patents

アルミニウム合金ブレージングシート Download PDF

Info

Publication number
JP5823899B2
JP5823899B2 JP2012061177A JP2012061177A JP5823899B2 JP 5823899 B2 JP5823899 B2 JP 5823899B2 JP 2012061177 A JP2012061177 A JP 2012061177A JP 2012061177 A JP2012061177 A JP 2012061177A JP 5823899 B2 JP5823899 B2 JP 5823899B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing
mass
less
core material
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012061177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013194267A (ja
Inventor
孝裕 泉
孝裕 泉
植田 利樹
利樹 植田
申平 木村
申平 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2012061177A priority Critical patent/JP5823899B2/ja
Publication of JP2013194267A publication Critical patent/JP2013194267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5823899B2 publication Critical patent/JP5823899B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

本発明は、自動車用熱交換器等に使用されるアルミニウム合金ブレージングシートに関する。
近年、自動車熱交換器の軽量化が要求されており、アルミニウム合金ブレージングシートには薄肉化が求められている。この薄肉化のためには、ろう付け後の強度を高めることが不可欠であり、強度向上には従来のAl−Mn−Si−Cu系心材へのMg添加が有効である。しかし、フッ化物系フラックスを用いてろう付けを行う場合、ろう付け時に心材から拡散したMgがフラックス中のFと反応し高融点化合物を形成する。そのため、ろう付けに有効なフラックス成分が減少し、フラックスの酸化膜除去能力が低下し、ろう付けが困難となることが知られている。Mgを含む心材を用いたブレージングシートのろう付け性を高めるために、これまではブレージングシートの製造工程において、ろう材中のMg含有量、および、ろう付け前のろう材の表層部のMg濃度を規制していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−302433号公報
しかし、従来の技術では、ろう付け時に心材からろう材を経由してフラックスへ拡散するMgについては考慮されておらず、従来の技術だけではろう付け性が十分に改善されない場合がある。そのため、さらにろう付け性を向上させる技術についての検討が必要とされている。
本発明は、前記課題を解決するものであり、ろう付け性に優れるアルミニウム合金ブレージングシートを提供することを課題とする。
本発明者らは、ろう付けにおいて、心材が溶融したろうの侵食を受けると(すなわちエロージョンが生じると)、心材中のMgがろう材側へ溶出しろう材中を高速拡散してフラックスに到達することで、ろう付けに有効なフラックス成分が劣化することを見出した。そして、溶融ろうによる心材の溶出を抑える(耐エロージョン性を高める)には、心材における溶融ろうの侵食経路となる結晶粒界の体積率を低減すること、すなわち、結晶粒を粗大化させることが有効であることを見出した。
また、ろう付け前におけるろう材の最表層部のMgは、酸素と結合して化学的に安定なMgOとなっており、このMgOはろう付け時にフラックス成分と反応しないため、ろう付けには影響を及ぼさない。また、ろう付け前におけるろう材の最表面から深さ3μm位置までの化学的に活性なMgは、ろう付け時に最表層へ瞬時に拡散し酸素と結合して化学的に安定なMgOとなり、このMgOはろう付け時にフラックス成分と反応しないため、ろう付けには影響を及ぼさない。むしろ、ろう付け前におけるろう材表層部(ろう材の最表面から深さ3μm位置までをろう材表層部と定義する)を除いたろう材中のMg量がろう付けに影響を及ぼし、この部位のMg量の規制がろう付け性の改善に寄与することを見出した。
すなわち、本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートは、心材の少なくとも一方の面に、Al−Si系合金からなるろう材をクラッドしたアルミニウム合金ブレージングシートであって、前記心材は、Si:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mn:0.6質量%を超え2.0質量%以下、Cu:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mg:0.15質量%以上0.5質量%以下、Ti:0.05質量%を超え0.25質量%以下を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなり、前記ろう材の厚さが15〜33μmであり、前記ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量が0.07質量%以下であり、かつ、600℃で3分間のろう付け後において、前記心材の板厚方向中心部の結晶粒径が、圧延方向で50μm以上であることを特徴とする。
このような構成によれば、心材が所定量のSi,Mn,Cu,Mgを含有することでろう付け後強度が向上し、所定量のTiを含有することで耐食性が向上する。また、ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量を0.07質量%以下とすることで、ろう付け時にフラックスと反応するMgの量が少なくなるため、ろう付け性が向上する。さらに、600℃で3分間のろう付け後における心材の板厚方向中心部の結晶粒径を、圧延方向で50μm以上とすることで、溶融ろうの侵食経路となる結晶粒界の体積率が低減し、心材の溶出量が減少してMgの溶出量が減少する。これにより、ろう付けに有効なフラックス成分が増えるため、ろう付け性が向上する。
本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートは、心材の一方の面にAl−Si系合金からなるろう材をクラッドし、前記心材の他方の面に犠牲陽極材をクラッドしたアルミニウム合金ブレージングシートであって、前記心材は、Si:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mn:0.6質量%を超え2.0質量%以下、Cu:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mg:0.15質量%以上0.5質量%以下、Ti:0.05質量%を超え0.25質量%以下を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなり、前記ろう材の厚さが15〜33μmであり、前記ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量が0.07質量%以下であり、かつ、600℃で3分間のろう付け後において、前記心材の板厚方向中心部の結晶粒径が、圧延方向で50μm以上であることを特徴とする。
このような構成によれば、心材が所定量のSi,Mn,Cu,Mgを含有することでろう付け後強度が向上し、所定量のTiを含有することで耐食性が向上する。また、犠牲陽極材を備えることで、耐食性がさらに向上する。また、ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量を0.07質量%以下とすることで、ろう付け時にフラックスと反応するMgの量が少なくなるため、ろう付け性が向上する。さらに、600℃で3分間のろう付け後における心材の板厚方向中心部の結晶粒径を、圧延方向で50μm以上とすることで、溶融ろうの侵食経路となる結晶粒界の体積率が低減し、心材の溶出量が減少してMgの溶出量が減少する。これにより、ろう付けに有効なフラックス成分が増えるため、ろう付け性が向上する。
本発明のアルミニウム合金ブレージングシートによれば、ろう付け性を向上させることができる。また、ろう付け後強度、耐食性、耐エロージョン性、成形性にも優れる。
(a)〜(c)は、本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートの構成を示す断面図である。 心材の板厚方向中心部を示す断面図である。 本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートにおけるろう材の表層部と表層部以外の部位を示す断面図である。 実施例におけるろう付け性の評価試験を説明するための説明図である。
以下、本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートの形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。
≪アルミニウム合金ブレージングシート≫
図1(a)に示すように、本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシート(以下、適宜、ブレージングシートという)1(1a)は、心材2の一方の面にろう材3をクラッドしたものである。ここで、ろう材3は心材2の少なくとも一方の面に設けられていればよいが、図1(b)に示すブレージングシート1(1b)のように、心材2の両面に設けられていてもよい。
次に、ブレージングシート1を構成する心材2、ろう材3における合金成分の含有量の数値限定理由等および心材2の結晶粒径の限定理由について説明する。
<心材>
心材2は、Si:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mn:0.6質量%を超え2.0質量%以下、Cu:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mg:0.15質量%以上0.5質量%以下、Ti:0.05質量%を超え0.25質量%以下を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなる。
[Si:0.3質量%を超え1.0質量%以下]
SiはMgと共存させた場合、MgSiを形成し、ろう付け後強度を向上させる。しかし、Si含有量が0.3質量%以下ではこの効果が小さい。一方、1.0質量%を超えると、心材2の固相線温度が低下するため、ろう付け時に心材2が溶融する。したがって、Si含有量は、0.3質量%を超え1.0質量%以下とする。
[Mn:0.6質量%を超え2.0質量%以下]
Mnは、固溶してろう付け後強度を向上させる。しかし、Mn含有量が0.6質量%以下では、強度向上効果が不十分である。一方、2.0質量%を超えると、鋳造時に形成される粗大な金属間化合物の量が増加し、成形性を低下させる。したがって、Mn含有量は、0.6質量%を超え2.0質量%以下とする。
[Cu:0.3質量%を超え1.0質量%以下]
Cuは固溶してろう付け後強度を向上させる。しかし、Cu含有量が0.3質量%以下では強度向上効果が不十分である。一方、1.0質量%を超えると、心材2の固相線温度が低下するため、ろう付け時に心材2が溶融する。したがって、Cu含有量は、0.3質量%を超え1.0質量%以下とする。
[Mg:0.15質量%以上0.5質量%以下]
MgはSiと共存させた場合、MgSiを形成し、ろう付け後強度を向上させる。しかし、Mg含有量が0.15質量%未満ではこの効果が小さい。一方、0.5質量%を超えると、ろう付け時にフラックス中に到達するMg量が増え、フラックスの機能を損なわせるため、ろう付け性が低下する。したがって、Mg含有量は、0.15質量%以上0.5質量%以下とする。
[Ti:0.05質量%を超え0.25質量%以下]
Tiは、Al合金中でTi−Al系化合物を形成して層状に分散する。Ti−Al系化合物は電位が貴であるため、腐食形態が層状化し、厚さ方向への腐食(孔食)に進展し難くなる効果がある。しかし、Ti含有量が0.05質量%以下では腐食形態の層状化効果が小さい。一方、0.25質量%を超えると、粗大な金属間化合物が形成して、成形性が低下する。したがって、Ti含有量は、0.05質量%を超え0.25質量%以下とする。
[残部:Alと不可避的不純物]
心材2の成分は前記の他、残部がAlおよび不可避的不純物からなるものである。なお、不可避的不純物としては、例えば、Fe、Cr、Zr等が挙げられ、これらは、それぞれ0.3質量%以下の含有であれば、本発明の効果を妨げず、心材2に含有することは許容される。
<心材の結晶粒径>
600℃で3分間のろう付け後において、心材2の板厚方向中心部の結晶粒径を、圧延方向で50μm以上とする。
なお、図2に示すように、板厚方向中心部Aとは、具体的には、600℃で3分間のろう付け後、本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートを板厚方向に切断した場合の断面(圧延方向に垂直な断面、あるいは、圧延方向に平行な断面)において、心材2の板厚方向中心を中心とし、この中心を基準とした板厚の±25%における領域のことである。そして、結晶粒径は圧延方向の粒径を規定することから、板厚方向中心部の結晶粒径は、圧延方向に平行な板厚方向の断面を基準に測定することとなる。また、ここでの結晶粒径とは、平均の結晶粒径(平均結晶粒径)のことである。
ろう付けにおいて、心材2が溶融したろうの侵食を受けると、心材2中の化学的に活性なMgがろう側へ溶出し溶融ろう中を高速拡散してフラックスに到達する。これにより、ろう付けに有効なフラックス成分が劣化し、ろう付け性が低下する。溶融ろうによる心材2の溶出を抑える(耐エロージョン性を高める)には、溶融ろうの侵食経路となる結晶粒界の体積率を低減すること、すなわち、結晶粒径を粗大化させることが有効である。板厚方向中心部の圧延方向の結晶粒径(結晶粒の圧延方向の長さ)が50μm未満では、溶融ろうの侵食経路が増え、心材2の溶出量が増えてMgの溶出量が増える。これにより、ろう付けに有効なフラックス成分が減り、ろう付け性が低下する。なお、上限値は特に規定されるものではないが、ろう付け後強度の観点から、250μm以下が好ましい。
板厚方向中心部の結晶粒径の測定は、以下のようにして行なうことができる。まず、600℃×3分ろう付け相当の加熱後、ブレージングシート1を好適な大きさに切断し、L−ST面を研磨した後、電解液にてエッチングし、研磨面を100倍で写真撮影する。そしてこの写真で、心材2の圧延方向の結晶粒径を切片法により測定する。
600℃で3分間のろう付け後における板厚方向中心部の圧延方向の結晶粒径は、後記するブレージングシートの製造方法で説明するように、クラッド後における中間焼鈍を300℃以上で1h以上、かつ仕上げ冷間圧延率を50%以下の条件で行なうことにより制御する。
<ろう材>
ろう材3は、Al−Si系合金からなるものであり、ここでのAl−Si系合金とは、Siの他に、Znを含有した合金も含むものである。具体的には、例えば、Al−4.0質量%以上12.0質量%以下Si合金を用いることができる。Si含有量が4.0質量%未満では、液相率が低くなり、ろう付けが不十分となりやすい。一方、12.0質量%を超えると、粗大な初晶Siが発生し成形加工時に割れが生じやすくなる。また、ろう材3の電位を卑化させることでろう材3に犠牲陽極効果を持たせるため、Al−4.0質量%以上12.0質量%以下Si合金に、1.0質量%以上6.0質量%以下のZnを添加してもよい。この場合、Zn含有量が1.0質量%未満では、電位卑化の度合いが小さく、犠牲防食が不十分となりやすい。一方、6.0質量%を超えると、ろう溜り部にZnが濃縮し優先腐食サイトとなる。
<ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量:0.07質量%以下>
図3に示すように、ろう材3において、ろう付け前でのろう材3の表層部(以下、適宜、ろう材表層部という)31を除いたろう材(以下、適宜、ろう材表層部除外部という)32中のMg量を、0.07質量%以下とする。ここで、ろう材表層部31とは、ろう材最表面(心材2とクラッドしていない側の最表面)から深さ3μm位置までの領域を指す。Mgは、ろう付け時にろう材3の最表面へ拡散し、ろう表面に予め塗付していたフラックスと化合し、フラックスの酸化膜除去能力を低下させるため、ろう付け性を低下させる。ろう材表層部除外部32のMg量が0.07質量%以下の場合、ろう付け時にフラックスと反応するMgの量が少なく、ろう付け性が向上する。一方、0.07質量%を超えると、ろう付け時にフラックスと反応するMgの量が多くなり、ろう付け性が低下する。なお、ろう材表層部除外部32のMg量は、0質量%でもよい。
ろう材表層部除外部32のMg量は、ろう材3中(ろう材3全体中)のMg量の積分値から、ろう材表層部31のMg量の積分値を引いた値をろう材3の厚さで割った値と定義する。なお、ろう材表層部除外部32のMg量、ろう材3全体中のMg量、および、ろう材表層部31のMg量は、ろう付け前のものである。
ろう材表層部除外部32のMg量の測定は、以下のようにして行なうことができる。まず、ろう付け前の供試材を好適な大きさに切断し、例えばL−ST面を研磨し、板厚方向へのEPMAライン分析を行なう。そして、ろう材3中(ろう材3全体中)のMg量の積分値から、ろう材3の最表面から3μm深さまでのMg量の積分値を引き、その値をろう材3の厚さで割ることにより求める。ここで、ろう付け前でのろう材3とは、EPMAライン分析において、0.1質量%以上Al、かつ、0.1質量%以下Mnを満たす領域であり、かつ、その領域を光学顕微鏡により断面観察すると共晶Si相が認められる領域のことを指すものとする。なお、EPMAラインによる定量分析は、各元素濃度の明らかな標準試料の特性X線強度を測定しそれぞれの検量線を作成することで行う。
ろう材表層部除外部32のMg量は、ろう付け前の最終板厚時のろう材厚を15μm以上とするとともに、後記するブレージングシートの製造方法で説明するように、クラッド後における中間焼鈍を375℃以下で7h以下、仕上げ冷間圧延率を20%以上、かつ最終焼鈍を350℃以下で7h以下の条件で行なうことにより制御する。
<最終板厚時のろう材厚:15μm以上>
ろう材厚が15μm未満では、ろう付け前でのろう材表層部除外部32のMg量が0.07質量%を超え、ろう付け性が低下する。なお、好ましいろう材3厚の上限は36μmである。ろう材厚が36μmを超えると、板厚に対する心材2の割合が小さくなり、ろう付け後強度が低下する。
また、本発明においては、図1(c)に示すように、心材2の一方の面にろう材3をクラッドし、心材2の他方の面に犠牲陽極材4をクラッドしたアルミニウム合金ブレージングシート1cとしてもよい。心材2の他方の面に犠牲陽極材4を設ける以外は、前記した心材2にろう材3のみをクラッドしたブレージングシートと同様であるため、ここでは犠牲陽極材4について説明する。
犠牲陽極材4として、例えば、Al−0.1質量%以上1.0質量%以下Si−1.0質量%以上6.0質量%以下Zn合金を用いることができる。Siは、犠牲陽極材4の強度を高める働きをする。Si含有量が0.1質量%未満では、強度向上の効果が不十分となりやすい。一方、1.0質量%を超えると、犠牲陽極材4の固相線温度が低下し、ろう付け時に溶融する恐れがある。Zn含有量が1.0質量%未満では、犠牲防食効果が不十分となりやすい。一方、6.0質量%を超えると、犠牲陽極材4と心材2との電位差が大きくなり、犠牲陽極材4の消耗速度が増すことで十分な耐食性が確保されにくい。
≪アルミニウム合金ブレージングシートの製造方法≫
次に、ブレージングシートの製造方法の一例について説明する。
ここでは、心材2の一方の面にろう材3をクラッドし、心材2の他方の面に犠牲陽極材4をクラッドしたアルミニウム合金ブレージングシート1c(図1(c)参照)を取り上げて説明するが、心材2にろう材3のみクラッドしたブレージングシート1a,1b(図1(a)、(b)参照)の製造方法についても、犠牲陽極材4を用いないこと以外は同様である。
まず、心材用アルミニウム合金、ろう材用アルミニウム合金、および、犠牲陽極材用アルミニウム合金を連続鋳造により溶解、鋳造して鋳塊を製造し、この鋳塊に面削(表面平滑化処理)、および、均質化処理を行うことで、心材用鋳塊(心材用部材)、ろう材用鋳塊、犠牲陽極材用鋳塊を製造する。そして、ろう材用鋳塊、および、犠牲陽極材用鋳塊は、それぞれ所定厚さに熱間圧延して、ろう材用部材、犠牲陽極材用部材とする。次に、心材用部材の一面側にろう材用部材、他面側に犠牲陽極材用部材を重ね合わせ、この重ね合わせ材に熱処理(再加熱)を行った後、熱間圧延により圧着して板材とする。その後、冷間圧延、中間焼鈍を行い、さらに冷間圧延(仕上げ冷間圧延)を行う。そしてその後、最終焼鈍(仕上げ焼鈍)を行なう。
なお、心材用鋳塊には均質化処理を行なわなくてもよく、ろう材用鋳塊、および、犠牲陽極材用鋳塊には、熱間圧延を行なわず、面削により厚さを調整してそれぞれ、ろう材用部材、犠牲材用部材としてもよい。また、重ね合わせ材に熱処理を行なわなくてもよい。
ここで、前記したように、600℃で3分間のろう付け後における、心材の板厚方向中心部の圧延方向の結晶粒径を所定に制御するため、クラッド後における中間焼鈍を300℃以上で1h以上、かつ仕上げ冷間圧延率を50%以下の条件とする必要がある。さらに、ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量を所定に制御するため、クラッド後における中間焼鈍を375℃以下で7h以下、仕上げ冷間圧延率を20%以上、かつ最終焼鈍を350℃以下で7h以下の条件とする必要がある。すなわち、クラッド後の中間焼鈍を300〜375℃で1〜7h、仕上げ冷間圧延率を20〜50%、かつ最終焼鈍を350℃以下で7h以下とする条件で行なう。
クラッド後の中間焼鈍温度が300℃未満では、ひずみの除去が不十分となるため、ろう付け前の蓄積ひずみが大きくなる。そのため、ろう付け時の再結晶核が増大して、ろう付け後の心材の板厚方向中心部の結晶粒径が圧延方向で50μm未満と微細となり、耐エロージョン性が低下し、ろう付け性が低下する。一方、375℃を超えると、心材中のMgのろう材への拡散量が増え、ろう材表層部除外部のMg量が0.07質量%を超え、ろう付け性が低下する。
また、クラッド後の中間焼鈍時間が1h未満では、ひずみの除去が不十分となるため、ろう付け前の蓄積ひずみが大きくなる。そのため、ろう付け時の再結晶核が増大してろう付け後の心材の板厚方向中心部の結晶粒径が圧延方向で50μm未満と微細となり、耐エロージョン性が低下し、ろう付け性が低下する。一方、7hを超えると、心材中のMgのろう材への拡散量が増え、ろう材表層部除外部のMg量が0.07質量%を超え、ろう付け性が低下する。
仕上げ冷間圧延率が20%未満では、心材中のMgのろう材への拡散量が増え、ろう材表層部除外部のMg量が0.07質量%を超え、ろう付け性が低下する。一方、50%を超えると、ろう付け前の蓄積ひずみが大きくなり、ろう付け時の再結晶核が増大してろう付け後の心材の板厚方向中心部の結晶粒径が圧延方向で50μm未満と微細となり、耐エロージョン性が低下し、ろう付け性が低下する。
最終焼鈍温度が350℃を超えると、心材中のMgのろう材への拡散量が増え、ろう材表層部除外部のMg量が0.07質量%を超え、ろう付け性が低下する。なお、好ましい最終焼鈍温度の下限は150℃であり、最終焼鈍温度が150℃未満では、ひずみ除去が不十分となりやすく、成形性が低下しやすい。最終焼鈍時間が7hを超えると、心材のMgのろう材への拡散量が増え、ろう材表層部除外部のMg量が0.07質量%を超え、ろう付け性が低下する。なお、好ましい最終焼鈍時間の下限は1hであり、最終焼鈍時間が1h未満では、ひずみ除去が不十分となりやすく、成形性が低下しやすい。
次に、本発明に係るアルミニウム合金ブレージングシートについて、本発明の要件を満たす実施例と本発明の要件を満たさない比較例とを比較して具体的に説明する。
なお、心材の一方の面または両面にろう材をクラッドしたブレージングシートであっても、心材の一方の面にろう材をクラッドし、心材の他方の面に犠牲陽極材をクラッドしたブレージングシートであっても、本発明の効果に特段の違いはないことから、ここでは、代表して、心材の一方の面にろう材をクラッドし、心材の他方の面に犠牲陽極材をクラッドした供試材を用いて実験を行なった。
表1に示す組成を有する心材用合金、Al−10質量%Si合金であるろう材用合金、Al−0.3質量%Si−4.0質量%Zn合金である犠牲陽極材用合金をDC鋳造により造塊し、各々所望の厚さまで両面を面削して心材用鋳塊(心材用部材)、ろう材用鋳塊、犠牲陽極材用鋳塊を得た。ろう材用鋳塊、および、犠牲陽極材用鋳塊にはそれぞれ均質化処理を施し、ろう材用部材、および、犠牲陽極材用部材とした。そして、ろう材用部材、心材用部材、犠牲陽極材用部材をこの順で組み合わせて重ね合わせ材とし、530℃×4hの加熱を施した後、3.0mm厚まで熱間圧延した。なお、ろう付け前のろう材厚が表2、3に示す値となるようにろう材用部材のクラッド率を調整した。また、犠牲陽極材用部材のクラッド率は15%とした。そして、熱間圧延後、冷間圧延により0.5mmの板材とし、表2、3に示した条件で中間焼鈍を行い、その後、表2、3に示した条件で仕上げ冷間圧延率により仕上げ冷間圧延を行い0.25mmの板材とした。この板材に表2、3に示した条件で最終焼鈍を施し、供試材を作製した。
次に、前記作製した供試材について、ろう付け前でのろう材表層部を除いたろう材中のMg量(ろう材表層部除外部のMg量)、600℃で3分間のろう付け後における、心材の板厚方向中心部の結晶粒径(表2、3中、心材結晶粒径と記す)の測定、および、耐エロージョン性、ろう付け後強度、ろう付け性、成形性、耐食性の評価を下記に示す方法で行った。
<ろう材表層部除外部のMg量の測定>
ろう付け前でのろう材表層部除外部のMg量の測定は、以下のようにして行なった。まず、ろう付け前の供試材を好適な大きさに切断し、L−ST面を研磨し、板厚方向へのEPMAライン分析を行なった。そして、ろう材中のMg量の積分値から、ろう材の最表面から3μm深さまでのMg量の積分値を引き、その値をろう材厚さで割ることにより求めた。ここで、ろう付け前でのろう材とは、EPMAライン分析において、0.1質量%以上Al、かつ、0.1質量%以下Mnを満たす領域であり、かつ、その領域を光学顕微鏡により断面観察すると共晶Si相が認められる領域のことを指す。なお、EPMAラインによる定量分析は、各元素濃度の明らかな標準試料の特性X線強度を測定しそれぞれの検量線を作成することで行った。
<ろう付け後の心材結晶粒径の測定>
ろう付け後の心材結晶粒径の測定は、以下のようにして行なった。まず、昇温速度15℃/分、600℃×3分ろう付け相当の加熱後、供試材を好適な大きさに切断し、L−ST面を研磨した後、電解液にてエッチングし、研磨面を100倍で写真撮影した。そしてこの写真で、心材の板厚方向中心部(心材の板厚方向中心を中心とした板厚の±25%における領域)の圧延方向の結晶粒径を切片法により測定した。
<耐エロージョン性評価>
耐エロージョン性の評価は、昇温速度15℃/分、600℃×3分ろう付け相当の加熱後、供試材を好適な大きさに切断し、L−ST面を研磨した後、その研磨面について顕微鏡にて心材へのろうの侵食度合い(エロージョン度合い)を観察した。耐エロージョン性は、心材残存率(=ろう付け相当の加熱後、エロージョン最悪部での心材残存厚/加熱前の心材厚×100)が70%以上のものを良好(○)、心材残存率が70%未満のものを不良(×)とした。
<ろう付け後強度評価>
ろう付け後強度は、以下のようにして評価した。まず、供試材について、昇温速度15℃/分、600℃で3分間保持、冷却速度200℃/分のろう付けを施した。その後、室温で7日間保持し、引張方向が圧延方向と平行となるように、JIS5号試験片に加工して、室温にて引張試験を実施することによりろう付け後強度を測定した。ろう付け後強度は、引張強さが160MPa以上のものを良好(○)、引張強さが160MPa未満のものを不良(×)とした。
<ろう付け性評価>
ろう付け性は、竹本正ら著、「アルミニウムブレージングハンドブック(改訂版)」、軽金属溶接構造協会(2003年3月発行)の132〜136頁に記載されている評価方法により評価した。図4に示すように、水平に置いた下板(3003Al合金板(厚さ1.0mm×縦幅25mm×横幅60mm))と、この下板に対して垂直に立てて配置した上板(供試材(厚さ0.3mm×縦幅25mm×横幅55mm))との間に、φ2mmのステンレス製スペーサを挟んで、一定のクリアランスを設定した。なお、上板の供試材は、ろう材面側にフラックス(森田化学工業株製FL−7)を5g/m2塗布した。そして、窒素雰囲気下、600℃で3分間という条件の加熱処理を行った後、下板と上板のすき間が充填された長さ(間隙充填長さ)をノギスで測定してろう付け性を数値化した。間隙充填長さが15mm以上のものを良好(○)、間隙充填長さが15mm未満のものを不良(×)とした。
<成形性評価>
成形性は、供試材をろう付けする前に、ろう材面側に張り出すように、JIS Z 2247によりエリクセン試験を行い、張り出し高さを測定することにより評価した。成形性は、張り出し高さが8mm以上である場合を良好(○)、張り出し高さが8mm未満(×)である場合を不良とした。なお、ろう付け時に心材が溶融するものについては、評価を行わなかった。
<耐食性の評価>
耐食性は、供試材を600℃×3分間のろう付け相当の加熱後に、犠牲陽極材側を試験面として、3ヶ月間OY水浸漬試験を行い、腐食深さを測定することにより評価した。耐食性は、腐食深さが40μm未満のものを良好(○)、腐食深さが40μm以上のものを不良(×)とした。
心材の成分を表1に示し、ろう付け前の最終板厚時のろう材厚、製造条件、および、前記の試験結果を表2、3に示す。なお、表1〜3において、供試材が溶融したため、測定・評価不能だったもの、および、評価を行なわなかったものは「溶融」と記載し、本発明の構成を満たさないもの、および、ろう材厚や製造条件が規定を満たさないものは、数値に下線を引いて示す。
Figure 0005823899
Figure 0005823899
Figure 0005823899
表2に示すように、供試材No.1〜23は、本発明の要件を満たしているため、または参考例のため、すべての評価項目で良好であった。
一方、表3に示すように、No.24〜43は、本発明の構成を満たさないため、以下の結果となった。
No.24は、心材のSi含有量が過少のため、ろう付け後強度に劣った。No.25は、心材のSi含有量が過剰なため、心材が溶融した。No.26は、心材のMn含有量が過少のため、ろう付け後強度に劣った。No.27は、心材のMn含有量が過剰なため、成形性に劣った。
No.28は、心材のCu含有量が過少のため、ろう付け後強度に劣った。No.29は、心材のCu含有量が過剰なため、心材が溶融した。No.30は、心材のMg含有量が過少のため、ろう付け後強度に劣った。No.31は、心材のMg含有量が過剰なため、ろう付け性に劣った。No.32は、心材のTi含有量が過少のため、耐食性に劣った。No.33は、心材のTi含有量が過剰なため、成形性に劣った。
No.34は、ろう材厚が小さく、ろう材表層部除外部のMg量が過剰となったため、ろう付け性に劣った。No.35は、中間焼鈍温度が低く、心材結晶粒径が過少となったため、耐エロージョン性、ろう付け性に劣った。No.36は、中間焼鈍温度が高く、ろう材表層部除外部のMg量が過剰となったため、ろう付け性に劣った。No.37は、中間焼鈍時間が短く、心材結晶粒径が過少となったため、耐エロージョン性、ろう付け性に劣った。
No.38は、中間焼鈍時間が長く、ろう材表層部除外部のMg量が過剰となったため、ろう付け性に劣った。No.39は、仕上げ冷間圧延率が低く、ろう材表層部除外部のMg量が過剰となったため、ろう付け性に劣った。No.40は、仕上げ冷間圧延率が高く、心材結晶粒径が過少となったため、耐エロージョン性、ろう付け性に劣った。No.41は、最終焼鈍温度が高く、ろう材表層部除外部のMg量が過剰となったため、ろう付け性に劣った。No.42は、最終焼鈍時間が長く、ろう材表層部除外部のMg量が過剰となったため、ろう付け性に劣った。No.43は、中間焼鈍を行なわず、また仕上げ冷間圧延率が高く、心材結晶粒径が過少となったため、耐エロージョン性、ろう付け性に劣った。
なお、No.43の供試材は、前記特許文献1に記載された従来のブレージングシートを想定したものである。本実施例で示すように、従来のブレージングシートは、前記の評価について一定の水準を満たさないものである。従って、本実施例によって、本発明に係るブレージングシートが従来のブレージングシートと比較して、優れていることが客観的に明らかとなった。
以上のとおり、本発明のアルミニウム合金ブレージングシートは、ろう付け性に優れるとともに、ろう付け後強度、耐食性、耐エロージョン性、成形性にも優れるものであり、従来の課題を解決できるものである。
以上、本発明について実施の形態および実施例を示して詳細に説明したが、本発明の趣旨は前記した内容に限定されることなく、その権利範囲は特許請求の範囲の記載に基づいて解釈しなければならない。なお、本発明の内容は、前記した記載に基づいて改変・変更等することができることはいうまでもない。
1 アルミニウム合金ブレージングシート
2 心材
3 ろう材
4 犠牲陽極材
31 ろう材の表層部(ろう材表層部)
32 ろう材表層部を除いたろう材(ろう材表層部除外部)
A 板厚方向中心部

Claims (2)

  1. 心材の少なくとも一方の面に、Al−Si系合金からなるろう材をクラッドしたアルミニウム合金ブレージングシートであって、
    前記心材は、Si:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mn:0.6質量%を超え2.0質量%以下、Cu:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mg:0.15質量%以上0.5質量%以下、Ti:0.05質量%を超え0.25質量%以下を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなり、
    前記ろう材の厚さが15〜33μmであり、
    前記ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量が0.07質量%以下であり、
    かつ、600℃で3分間のろう付け後において、前記心材の板厚方向中心部の結晶粒径が、圧延方向で50μm以上であることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシート。
  2. 心材の一方の面にAl−Si系合金からなるろう材をクラッドし、
    前記心材の他方の面に犠牲陽極材をクラッドしたアルミニウム合金ブレージングシートであって、
    前記心材は、Si:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mn:0.6質量%を超え2.0質量%以下、Cu:0.3質量%を超え1.0質量%以下、Mg:0.15質量%以上0.5質量%以下、Ti:0.05質量%を超え0.25質量%以下を含有し、残部がAlと不可避的不純物からなり、
    前記ろう材の厚さが15〜33μmであり、
    前記ろう材の表層部を除いたろう材中のMg量が0.07質量%以下であり、
    かつ、600℃で3分間のろう付け後において、前記心材の板厚方向中心部の結晶粒径が、圧延方向で50μm以上であることを特徴とするアルミニウム合金ブレージングシート。
JP2012061177A 2012-03-16 2012-03-16 アルミニウム合金ブレージングシート Expired - Fee Related JP5823899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061177A JP5823899B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 アルミニウム合金ブレージングシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012061177A JP5823899B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 アルミニウム合金ブレージングシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013194267A JP2013194267A (ja) 2013-09-30
JP5823899B2 true JP5823899B2 (ja) 2015-11-25

Family

ID=49393593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012061177A Expired - Fee Related JP5823899B2 (ja) 2012-03-16 2012-03-16 アルミニウム合金ブレージングシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5823899B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6916715B2 (ja) * 2017-11-08 2021-08-11 株式会社Uacj ブレージングシート及びその製造方法
CN113692454B (zh) * 2018-10-26 2022-12-27 株式会社Uacj 铝合金硬钎焊板及其制造方法
CN112955574B (zh) 2018-10-26 2023-02-17 株式会社Uacj 铝合金硬钎焊板及其制造方法
JP2023045026A (ja) * 2021-09-21 2023-04-03 株式会社Uacj アルミニウム合金ブレージングシートおよびその製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3222768B2 (ja) * 1996-05-10 2001-10-29 住友軽金属工業株式会社 ろう付け性に優れたアルミニウム合金クラッド材およびその製造方法
JP4181607B2 (ja) * 2007-03-29 2008-11-19 株式会社神戸製鋼所 アルミニウム合金製ブレージングシートおよびその製造方法
JP5230231B2 (ja) * 2008-03-19 2013-07-10 株式会社神戸製鋼所 アルミニウム合金製ブレージングシート及び熱交換器とその製造方法
US20110240280A1 (en) * 2010-03-31 2011-10-06 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho (Kobe Steel, Ltd.) Aluminum alloy brazing sheet and heat exchanger
JP5490603B2 (ja) * 2010-04-23 2014-05-14 株式会社Uacj アルミニウム部材のろう付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013194267A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4473908B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材、および、その製造方法
JP4181607B2 (ja) アルミニウム合金製ブレージングシートおよびその製造方法
JP4111456B1 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート
JP6147470B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート
JP4993440B2 (ja) ろう付け性に優れた熱交換器用高強度アルミニウム合金クラッド材
JP5913853B2 (ja) アルミニウム合金ブレージングシートおよびその製造方法
JP6228500B2 (ja) アルミニウム合金製ブレージングシート
CN103906852A (zh) 热交换器翅用铝合金材料及其制造方法、以及使用该铝合金材料的热交换器
JP5750077B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート
JP6286335B2 (ja) アルミニウム合金製ブレージングシート
JP2018196896A (ja) アルミニウム合金ブレージングシート
JP2015196858A (ja) アルミニウム合金積層板
JP5823899B2 (ja) アルミニウム合金ブレージングシート
JP2011068933A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
WO2017169633A1 (ja) アルミニウム合金製ブレージングシート
JP2018196895A (ja) アルミニウム合金ブレージングシートのろう付方法、及び、熱交換器の製造方法
JP5537256B2 (ja) アルミニウム合金ブレージングシート
JP5702982B2 (ja) アルミニウム合金クラッド材
JP5390908B2 (ja) 高強度アルミニウム合金ブレージングシート
JP5466080B2 (ja) アルミニウム合金ブレージングシート
JP5325389B2 (ja) 熱交換器用アルミニウム合金製ブレージングシート
JP7328194B2 (ja) アルミニウム合金ブレージングシート
JP6159843B1 (ja) アルミニウム合金製ブレージングシート
JP2017172025A (ja) 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材
JP2016176112A (ja) アルミニウム合金ブレージングシート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151008

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5823899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees