JP5823300B2 - 磁気記録ヘッド、及び磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録ヘッド、及び磁気記録再生装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、磁気記録ヘッド、及び磁気記録再生装置に関する。
近年、1Tbit/inchクラスの高密度磁気記録が可能な技術として、熱アシスト磁気記録方式が注目されている。この熱アシスト磁気記録方式は、熱揺らぎに強い高保持力を有する磁気記録媒体に対して磁気記録を行う技術である。熱アシスト磁気記録方式には、近接場光発生部でレーザー光を近接場光に変換して、変換された近接場光を磁気記録媒体の表面の一部に照射して局所的に磁気記録媒体の温度を上げ、温度が上がった部分に磁場を印加して情報を磁気的に記録する方式がある。このとき、レーザー光を近接場光に変換する効率が低いため、レーザー光のエネルギーの大部分は熱に変換される。そのため、近接場光発生部の熱を効率的に放熱することが望まれる。
特開2008−71464号公報
1つの実施形態は、例えば、近接場光発生部の熱を効率的に放熱できる磁気記録ヘッド、及び磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
1つの実施形態によれば、磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドであって、ABS面と近接場光発生部と熱伝導部と吸熱部とを有する磁気記録ヘッドが提供される。ABS面は、磁気記録媒体に対向する。近接場光発生部は、ABS面に配されている。熱伝導部は、近接場光発生部に接触配置されている。熱伝導部は、熱伝導体からなる。吸熱部は、ABS面に沿った方向で近接場光発生部に隣接するように、熱伝導部に接触配置されている。
第1の実施形態にかかる磁気記録再生装置の構成を示す図。 第1の実施形態における磁気記録ヘッドの構成を示す図。 第1の実施形態における磁気記録ヘッドの構成を示す図。 第1の実施形態における磁気記録ヘッドの構成を示す図。 第1の実施形態における吸熱部の構成を示す図。 第1の実施形態における制御部の構成を示す図。 第1の実施形態における制御部の動作を示す図。 第1の実施形態における制御部の動作を示す図。 第1の実施形態による効果を説明するための図。 第1の実施形態の変形例における吸熱部の構成を示す図。 第1の実施形態の他の変形例における吸熱部の構成を示す図。 第2の実施形態における磁気記録ヘッドの構成を示す図。 第2の実施形態における磁気記録ヘッドの構成を示す図。 第2の実施形態の変形例における磁気記録ヘッドの構成を示す図。 第2の実施形態の変形例における磁気記録ヘッドの構成を示す図。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる磁気記録再生装置を詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態にかかる磁気記録再生装置1の概要について説明する。図1は、第1の実施形態にかかる磁気記録再生装置1の構成を示す図である。図1において、磁気記録媒体5は、各種情報を記録する円盤状の記録媒体であり、スピンドルモータ3により回転駆動される。磁気記録媒体5は、表面に対して垂直方向に異方性をもつ垂直記録層を有する。
磁気記録媒体5の読み書きは、ヘッド支持機構であるアーム7の一方の先端にヘッドスライダ4を介して設けられた磁気記録ヘッド10及び磁気再生ヘッド20によって行われる。磁気記録ヘッド10は、磁気記録媒体5の回転によって生じる揚力によって、磁気記録媒体5の表面からわずかに浮いた状態を維持しながら、磁気記録媒体5に情報を記録する。磁気再生ヘッド20は、磁気記録媒体5の回転によって生じる揚力によって、磁気記録媒体5の表面からわずかに浮いた状態を維持しながら、磁気記録媒体5に記録された情報を読み出して再生する。また、アーム7のもう一方の端に設けられたヘッド駆動機構であるボイスコイルモータ2の駆動により、アーム7が軸8を中心とする円弧上を回動し、磁気記録ヘッド10及び磁気再生ヘッド20が磁気記録媒体5のトラック横断方向にシーク移動し、読み書きする対象のトラックを変更する。
次に、磁気記録ヘッド10の構成について図2〜図4を用いて説明する。
磁気記録ヘッド10は、図2に示すように、ヘッドスライダ4のトレーリング端4a側に設けられる。このとき、磁気記録媒体5は、磁気記録ヘッド10に対して図2中下方に位置する。すなわち、磁気記録ヘッド10は、図2中その下面が、ABS面(対向面)10aとなっている。なお、図2では、紙面奥側がトレーリング側となり、紙面手前側がリーディング側となる。
磁気記録ヘッド10をABS面10a側から見ると、磁気記録ヘッド10は、図3に示すようになっている。すなわち、磁気記録ヘッド10は、ABS(Air Bearing Surface)面10a、記録磁極11、コイル14、近接場光発生部12、熱伝導部15、及び吸熱部40を有する。なお、図3では、紙面上側がトレーリング側となり、紙面下側がリーディング側となる。
ABS面(対向面)10aは、磁気記録媒体5に対向する面である。
記録磁極11は、磁気記録媒体5側の端面がABS面10aに沿った平面位置に配されている。コイル14は、記録磁極11に巻きつくように配置されている。これにより、コイル14及び記録磁極11は、磁界を発生させて、磁気記録媒体5に情報を記録する。記録磁極11は、例えば、軟磁性材料で形成されている。コイル14は、例えば、金属(例えば、Cu)などの導体で形成されている。
近接場光発生部12は、ABS面10aに配されている。レーザー光導波路13は、ABS面10aよりも図3中奥側からABS面10a近傍かつ近接場光発生部12近傍まで延びている。これにより、レーザー光導波路13は、光源(図示せず)から出射されたレーザー光を受けて近接場光発生部12へ導き、近接場光発生部12は、導かれたレーザー光を近接場光に変換して、変換された近接場光を磁気記録媒体5の表面における記録磁極11が記録すべき部分に照射する。これにより、磁気記録媒体5の表面における記録磁極11が記録すべき部分に熱が加わるので、その部分の垂直記録層は、キュリー点以上に高温化されて異方性磁界が小さくなり、記録磁極11により情報が記録されやすくなる。
このとき、近接場光発生部12におけるレーザー光を近接場光に変換する効率は、例えば10%程度である。レーザー光のエネルギーの10%程度が近接場光に変換され、残りの90%程度は熱に変換される。そのため、近接場光発生部12の熱を放熱する必要がある。
そこで、近接場光発生部12と記録磁極11との間からABS面10aに沿った方向における両側に延在させた熱伝導部15を設ける。熱伝導部15は、近接場光発生部12と記録磁極11とに挟まれている。また、熱伝導部15は、図4に示すように、近接場光発生部12が配された第1の主面15aと、第1の主面15aの反対側の第2の主面15bとを有している。すなわち、熱伝導部15の第1の主面15aが近接場光発生部12の記録磁極11側の面12aに接していることにより、近接場光発生部12の熱を熱伝導部15で周辺雰囲気中に放熱する。熱伝導部15は、例えば、高熱伝導体(例えば、Au、Cuなどの金属)で形成されている。
なお、図4では、紙面下側がトレーリング側となり、紙面上側がリーディング側となる。すなわち、記録磁極11のリーディング側には、磁気再生ヘッド20が配されている。磁気再生ヘッド20は、再生素子23、シールド21、及びシールド22を有する。再生素子23は、磁気抵抗効果を有する素子であり、磁気記録媒体5に記録された情報を磁気抵抗効果により再生信号として読み出して再生する。シールド21及びシールド22は、磁気再生ヘッド20の走行方向における前後両側から再生素子23を挟むように配置されている。
また、熱伝導部15の第2の主面15b側(リーディング側)に、図4に示すように、吸熱部40を設ける。吸熱部40は、熱伝導部15の熱を吸熱して周辺雰囲気中に放熱する。具体的には、吸熱部40は、第1の吸熱素子16、第2の吸熱素子17、第1の絶縁層41、及び第2の絶縁層42を有する。
第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17は、記録磁極11の両トラックサイド、かつ、熱伝導部15に対向した位置に配置されている。第1の絶縁層41は、第1の吸熱素子16と熱伝導部15とに挟まれている。第2の絶縁層41は、第2の吸熱素子17と熱伝導部15とに挟まれている。
すなわち、第1の吸熱素子16は、ABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に隣接した位置に配されている。第1の吸熱素子16は、ABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に関して第2の吸熱素子17の反対側に配されている。第1の吸熱素子16は、熱伝導部15の第2の主面15bに対向している。第1の吸熱素子16の磁気記録媒体5側の端面は、ABS面10aに沿った平面位置に配されている(図3参照)。これにより、第1の吸熱素子16と近接場光発生部12との距離を容易に短くできる。
また、第1の絶縁層41は、第2の主面15b上におけるABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に隣接した第1の領域15b1と、第1の吸熱素子16との間に挟まれている。第1の領域15b1は、近接場光発生部12に関して第2の領域15b2の反対側に位置している。これにより、熱伝導部15と第1の吸熱素子16とを熱的に接続しながら電気的に絶縁できるので、第1の吸熱素子16は、近接場光発生部12の熱を熱伝導部15及び第1の絶縁層41経由で容易に吸熱できる。第1の絶縁層41は、電気的な絶縁性を有するとともに熱伝導率の高い材料(例えば、アルミナや窒化アルミニウムなど)で形成されている。
また、第2の吸熱素子17は、ABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に隣接した位置に配されている。第2の吸熱素子17は、ABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に関して第1の吸熱素子16の反対側に配されている。第2の吸熱素子17は、熱伝導部15の第2の主面15bに対向している。第2の吸熱素子17の磁気記録媒体5側の端面は、ABS面10aに沿った平面位置に配されている(図3参照)。これにより、第2の吸熱素子17と近接場光発生部12との距離を容易に短くできる。
また、第2の絶縁層42は、第2の主面15b上におけるABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に隣接した第2の領域15b2と、第1の吸熱素子16との間に挟まれている。第2の領域15b2は、近接場光発生部12に関して第1の領域15b1の反対側に位置している。これにより、熱伝導部15と第2の吸熱素子17とを熱的に接続しながら電気的に絶縁できるので、第2の吸熱素子17は、近接場光発生部12の熱を熱伝導部15及び第2の絶縁層42経由で容易に吸熱できる。第2の絶縁層42は、電気的な絶縁性を有するとともに熱伝導率の高い材料(例えば、アルミナや窒化アルミニウムなど)で形成されている。
次に、吸熱部40における第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17の構成について図4及び図5を用いて説明する。なお、図5は、紙面下側がトレーリング側となり、紙面上側がリーディング側となる点で図4と同様であるが、左右の位置が図4と反対になっている。
第1の吸熱素子16では、図4に概略的に示されるように、熱伝導部15側(第1の絶縁層41側)から順に、第1の吸熱層161、第1の電極層162、第1の半導体層163、第1の導電層164、及び第1の放熱層165が積層されている。第1の吸熱素子16は、例えば、ペルチェ効果により吸熱を行うペルチェ素子である。
具体的には、図5に詳細に示されるように、第1の吸熱層161は、熱伝導部15に対向配置された例えば板状の部材である。第1の吸熱層161は、例えば、高熱伝導体(Au、Cuなど)で形成されている。
第1の電極層162は、第1の電極層162内で互に分離された2つの電極部162a、162bを有する。2つの電極部162a、162bは、それぞれ、第1の吸熱層161に熱的及び電気的に接続されている。2つの電極部162a、162bは、それぞれ、金属(例えば、Cu)などの導体で形成されている。
第1の半導体層163は、第1の半導体層163内で互に分離されたN型半導体163a及びP型半導体163bを有する。N型半導体163aは、電極部162aに熱的及び電気的に接続され、P型半導体163bは、電極部162bに熱的及び電気的に接続されている。N型半導体163aは、N型の不純物(例えば、リン、ヒ素など)を含む半導体で形成されている。P型半導体163bは、P型の不純物(例えば、ホウ素、アルミニウムなど)を含む半導体で形成されている。
第1の導電層164は、電極部162aと反対側でN型半導体163aに熱的及び電気的に接続されており、電極部162bと反対側でP型半導体163bに熱的及び電気的に接続されている。第1の導電層164は、例えば、金属(例えば、Cu)などの導体で形成されている。
第1の放熱層165は、N型半導体163a及びP型半導体163bと反対側で第1の導電層164に熱的及び電気的に接続されている。第1の放熱層165は、例えば、高熱伝導体(Au、Cuなど)で形成されている。
例えば、第1の吸熱素子16では、電極部162a、N型半導体163a、第1の導電層164、P型半導体163b、及び電極部162bが断面視において略Π形状の構造を形成しており、この略Π形状の構造がトレーリング側及びリーディング側からそれぞれ第1の吸熱層161及び第1の放熱層165で挟まれた構造になっている。
また、第2の吸熱素子17では、図4に概略的に示されるように、熱伝導部15側(第2の絶縁層42側)から順に、第2の吸熱層171、第2の電極層172、第2の半導体層173、第2の導電層174、及び第2の放熱層175が積層されている。第2の吸熱素子17は、例えば、ペルチェ効果により吸熱を行うペルチェ素子である。
具体的には、図5に詳細に示されるように、第2の吸熱層171は、熱伝導部15に対向配置された例えば板状の部材である。第2の吸熱層171は、例えば、高熱伝導体(Au、Cuなど)で形成されている。
第2の電極層172は、第2の吸熱層171に熱的及び電気的に接続されている。第2の電極層172は、例えば、金属(例えば、Cu)などの導体で形成されている。
第2の半導体層173は、第2の半導体層173内で互に分離されたN型半導体173a及びP型半導体173bを有する。N型半導体173aは、第2の電極層172に熱的及び電気的に接続され、P型半導体173bは、第2の電極層172に熱的及び電気的に接続されている。N型半導体173aは、N型の不純物(例えば、リン、ヒ素など)を含む半導体で形成されている。P型半導体173bは、P型の不純物(例えば、ホウ素、アルミニウムなど)を含む半導体で形成されている。
第2の導電層174は、第2の導電層174内で互に分離された2つの導電部174a、174bを有する。導電部174aは、第2の電極層172と反対側でN型半導体173aに熱的及び電気的に接続されている。導電部174bは、第2の電極層172と反対側でP型半導体173bに熱的及び電気的に接続されている。2つの導電部174a、174bは、例えば、それぞれ、金属(例えば、Cu)などの導体で形成されている。
第2の放熱層175は、N型半導体173aと反対側で導電部174aに熱的及び電気的に接続されており、P型半導体173bと反対側で導電部174bに熱的及び電気的に接続されている。第2の放熱層175は、例えば、高熱伝導体(Au、Cuなど)で形成されている。
例えば、第2の吸熱素子17では、導電部174a、N型半導体173a、第2の電極層172、P型半導体173b、及び導電部174bが断面視において略逆Π形状の構造を形成しており、この略逆Π形状の構造がトレーリング側及びリーディング側からそれぞれ第2の吸熱層171及び第2の放熱層175で挟まれた構造になっている。
図5に示す構成において、プリアンプ31の電流供給側の端子31aはラインL1を介して電極部162aの端子TM1に電気的に接続されている。電極部162bの端子TM2はラインL2を介して導電部174aの端子TM3に電気的に接続されている。導電部174bの端子TM4はラインL3を介して電流帰還側の端子31bに電気的に接続されている。これにより、第1の吸熱素子16における略Π形状の構造と第2の吸熱素子17における略逆Π形状の構造とは、それぞれ、電流経路として機能する。
具体的には、プリアンプ31の電流供給側の端子31a→電極部162a→N型半導体163a→第1の導電層164→P型半導体163b→電極部162b→導電部174a→N型半導体173a→第2の電極層172→P型半導体173b→導電部174b→プリアンプ31の電流帰還側の端子31bの順に電流が流れるように、プリアンプ31が電圧を印加する。電流をこのように流すことにより、電極部162a、162b及び第2の電極層172にそれぞれ接続された第1の吸熱層161及び第2の吸熱層171の直下で吸熱効果が発生するため、熱伝導部15の温度を下げることができる。これにより、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量を抑制することができる。
この際、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17は、近接場光発生部12に対してトラック幅方向両側に離間配置されているため、近接場光発生部12から発生する近接場光の温度を下げることなく、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量を抑制することができる。
次に、プリアンプ31を含む制御部30の構成について図6を用いて説明する。
制御部30は、温度制御素子電流制御部33、プリアンプ31、レーザー制御部32、記録電流制御部34、再生信号検出部36、及び信号演算部35は、を有する。
温度制御素子電流制御部33は、磁気記録ヘッド10により磁気記録媒体5に情報が記録される際に、プリアンプ31により第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流を決定し、決定した電流に応じた制御信号を生成してプリアンプ31へ供給する。
プリアンプ31は、温度制御素子電流制御部33から制御信号を受ける。プリアンプ31は、制御信号に従って、磁気記録ヘッド10により磁気記録媒体5に情報が記録される際に、ラインL1、L2を介して第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に電流を流す。
レーザー制御部32は、磁気記録ヘッド10により磁気記録媒体5に情報が記録される際に、光源(図示せず)を制御して、光源(図示せず)からレーザー光導波路13経由で近接場光発生部12へ導かれるレーザー光の強度を調整する。
記録電流制御部34は、磁気記録ヘッド10により磁気記録媒体5に情報が記録される際に、コイル14へ流すべき記録電流を決定し、決定した電流に応じた制御信号を生成してプリアンプ37へ供給する。
プリアンプ37は、記録電流制御部34から制御信号を受ける。プリアンプ37は、制御信号に従って、磁気記録ヘッド10により磁気記録媒体5に情報が記録される際に、コイル14に電流を流す。
再生信号検出部36は、磁気記録媒体5に記録された情報が磁気再生ヘッド20により再生される際に、再生素子23からの再生信号を検出する。再生信号検出部36は、検出された再生信号を信号演算部35へ供給する。
信号演算部35は、再生信号検出部36からの再生信号をもとに、温度制御素子電流制御部33と記録電流制御部34とレーザー制御部32との制御を行う。例えば、信号演算部35は、サーボ信号などの再生信号を用いて、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量を予測し、予測された結果に基づき、温度制御素子電流制御部33により決定されるべき電流の大きさやタイミング、記録電流制御部34により決定されるべき電流の大きさやタイミング、及びレーザー制御部32により調整されるべきレーザー光の強度を制御する。
例えば、信号演算部35は、磁気記録ヘッド10による記録動作を開始するタイミングに同期して、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に電流を流し始めるように制御してもよい。すなわち、信号演算部35は、記録電流制御部34によりコイル14へ電流を流し始めるタイミングと、温度制御素子電流制御部33により第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17へ電流を流し始めるタイミングとを同期させてもよい。
あるいは、例えば、磁気記録ヘッド10による記録動作を開始するタイミングより所定時間前から、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に電流を流し始めるように制御してもよい。所定時間は、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に電流を流し始めてから第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17の吸熱動作が安定するまでの遅れ時間を考慮して予め実験的に決められた時間である。すなわち、信号演算部35は、記録電流制御部34によりコイル14へ電流を流し始めるタイミングより所定時間前のタイミングを、温度制御素子電流制御部33により第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17へ電流を流し始めるタイミングとしてもよい。
また、再生信号のフィードバックを行うことにより、オントラック性能と突き出し量との最適化調整を行うことが可能となる。
例えば、信号演算部35は、磁気記録媒体5に記録された情報が磁気再生ヘッド20により再生された際に、再生信号検出部36から供給された再生信号を用いて、その再生された情報のビット誤り率をモニタする。例えば、信号演算部35は、保存部351、比較部352、及び演算部353を有する。保存部351は、再生信号検出部36から再生信号を受ける度に、再生信号を受けたタイミングと関連付けて再生信号履歴情報として保存する。保存部351は、再生信号検出部36によりそれぞれ検出された複数の再生信号を再生信号履歴情報として保存する。比較部352は、保存部351に保存された複数の再生信号を比較し、比較結果を演算部353へ供給する。例えば保存部351に保存された複数の再生信号が再生すべき情報と誤り訂正符号とを含む場合、比較部352は、誤り訂正符号を用いて再生すべき情報(データ)の誤り訂正処理を行い、その誤り訂正処理の結果を比較結果として演算部353へ供給する。演算部353は、比較部352による比較結果に応じた演算を行う。例えば比較部352による誤り訂正処理の結果を受けた場合、演算部353は、誤り訂正処理の結果(例えば、誤り訂正数)に応じてビット誤り率を計算し、さらにビット誤り率の変化を計算する。演算部353は、演算結果を温度制御素子電流制御部33へ供給する。温度制御素子電流制御部(決定部)33は、演算部353による演算結果(例えば、演算部353により計算されたビット誤り率の変化)に応じて、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流を決定する。具体的には、温度制御素子電流制御部33は、計算されたビット誤り率の大きさ及び変動幅に応じて、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流を決定する。温度制御素子電流制御部33は、決定結果に応じた制御信号をプリアンプ31へ供給する。プリアンプ(電流供給部)31は、温度制御素子電流制御部(決定部)33による決定結果に従い、すなわち決定結果に応じた制御信号に従い、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17へ電流を流す。
例えば、ビット誤り率の大きさに関しては、例えば、図7に示すように、ビット誤り率の大きさが閾値TH1未満であれば、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が抑制された状態であり、ビット誤り率の大きさが閾値TH1以上であれば、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が増大傾向にある状態であることが予め実験的に求められ、温度制御素子電流制御部33に閾値TH1が予め設定されている場合を考える。例えば、信号演算部35は、図7に示す時間T1以上継続的に磁気記録ヘッド10による記録動作を行った後に、磁気記録媒体5に記録された情報が磁気再生ヘッド20により再生された際に、再生信号検出部36から供給された再生信号を用いて、その再生された情報のビット誤り率の大きさを計算する。そして、温度制御素子電流制御部33は、その計算されたビット誤り率の大きさが閾値TH1以上であるか否かを判断する。
例えば、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の大きさが閾値TH1未満であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさのまま維持すべきとする(第1の条件が成立したものとする)。あるいは、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の大きさが閾値TH1以上であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより増加すべきとする(第2の条件が成立したものとする)。
あるいは、例えば、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の大きさが閾値TH1未満であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを温度制御素子電流制御部33により直前に決定された大きさより減少させるべきとする(第3の条件が成立したものとする)。あるいは、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の大きさが閾値TH1以上であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより増加すべきとする(第2の条件が成立したものとする)。
また、例えば、ビット誤り率の変動幅に関しては、例えば、図8に示すように、ビット誤り率の変動幅(例えば、ΔF1)が閾値TH2未満であれば、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が抑制された状態であり、ビット誤り率の変動幅(例えば、ΔF2)が閾値TH2以上であれば、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が増大傾向にある状態であることが予め実験的に求められ、温度制御素子電流制御部33に閾値TH2が予め設定されている場合を考える。例えば、信号演算部35は、図7に示す時間T1(>図8に示す時間T2)以上継続的に磁気記録ヘッド10による記録動作を行った後に、磁気記録媒体5に記録された情報が磁気再生ヘッド20により再生された際に、再生信号検出部36から供給された再生信号を用いて、その再生された情報のビット誤り率の変動幅を計算する。そして、温度制御素子電流制御部33は、その計算されたビット誤り率の変動幅が閾値TH2以上であるか否かを判断する。
例えば、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の変動幅が閾値TH2未満であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさのまま維持すべきとする(第4の条件が成立したものとする)。あるいは、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の変動幅が閾値TH2以上であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより増加すべきとする(第5の条件が成立したものとする)。
あるいは、例えば、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の変動幅が閾値TH2未満であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより減少させるべきとする(第6の条件が成立したものとする)。あるいは、温度制御素子電流制御部33は、ビット誤り率の変動幅が閾値TH2以上であれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより増加すべきとする(第5の条件が成立したものとする)。
ビット誤り率の大きさ及び変動幅の両方に関して、例えば、温度制御素子電流制御部33は、第2の条件と第5の条件とがともに成立した場合に、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより増加し、第2の条件と第5の条件との少なくとも一方が成立しない場合に、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさのまま維持する、又は直前に決定された大きさより減少させる。これにより、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が増大傾向にある状態の推定精度を向上でき、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを適切な値に調整することができる。
ここで、仮に、磁気記録ヘッド10が吸熱部40を有しない場合について考える。この場合、熱伝導部15が近接場光発生部12の熱を周辺雰囲気中に放熱するが、近接場光発生部12の熱の量が大きくなると、熱伝導部15により放熱しきれなかった熱が近接場光発生部12の近傍に滞留する傾向にある。例えば、図9に比較例として示すように、吸熱部40を有しない磁気記録ヘッド10では、レーザー光の出力の増大とともに、ABS面10aの突き出し量が増大していく傾向にある。これは、熱伝導部15の温度上昇に伴う熱伝導部15の膨張に起因していると考えられる。このとき、ライトゲートON後のビット誤り率(BER)の変化を見てみると、図7に比較例として示すように、ライトゲートONの後に、ビット誤り率が徐々に良くなっているが、継続して記録動作を行うことによりビット誤り率が急激に悪化する傾向にある。これは、ABS面10aの突き出し量が増大することにより、磁気記録ヘッド10と磁気記録媒体5との距離が近づいて、一時的にビット誤り率がわずかによくなった後に、ABS面10aの過剰な突き出し量での連続走行により磁気記録ヘッド10及び磁気記録媒体5が相互に損傷していることが考えられる。
それに対して、第1の実施形態では、磁気記録ヘッド10が吸熱部40を有する。吸熱部40は、熱伝導部15の熱を吸熱し、周辺雰囲気中に放熱させる。具体的には、吸熱部40において、第1の吸熱素子16は、熱伝導部15の熱を吸熱するように、ABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に隣接した位置に配されている。第2の吸熱素子17は、熱伝導部15の熱を吸熱するように、ABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に関して第1の吸熱素子16の反対側に配されている。これにより、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17が、近接場光発生部12に対してトラック幅方向両側に離間配置されているため、近接場光発生部12から発生する近接場光の温度を下げることなく、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量を抑制することができる。すなわち、吸熱を行う第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17が、近接場光発生部12が配置されているトラックセンターを除く熱伝導部15近傍に配置できるので、オントラックでの熱アシスト記録信号の品質を劣化させることなく、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量を抑制することができる。例えば、図9に第1の実施形態として示すように、吸熱部40を有する磁気記録ヘッド10では、吸熱部40による吸熱効果を制御することにより、ABS面10aの膨張を抑制することができるため、レーザー光の出力を増大させても、ABS面10aの突き出し量をほぼ一定に抑制することができる。このとき、ライトゲートON後のビット誤り率(BER)の変化を見てみると、図7に第1の実施形態として示すように、ライトゲートONの後に、ビット誤り率をほぼ一定に安定させることができる。このように、第1の実施形態によれば、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量を抑制することができるので、磁気記録ヘッド10及び磁気記録媒体5の相互の損傷を抑制でき、磁気記録再生装置1の信頼性を向上できる。
また、第1の実施形態では、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17が、ABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12の両側に隣接した位置に配されている。これにより、ABS面10aに沿った方向で見た場合における近接場光発生部12と第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17との距離を容易に短くすることができるので、近接場光発生部12の熱を熱伝導部15経由で効率的に吸熱でき効率的に放熱できる。
また、第1の実施形態では、磁気記録ヘッド10が吸熱部40において、第1の吸熱素子16の磁気記録媒体5側の端面は、ABS面10aに沿った平面位置に配され、第2の吸熱素子16の磁気記録媒体5側の端面は、ABS面10aに沿った平面位置に配されている。これにより、ABS面10aに垂直な方向で見た場合における近接場光発生部12と第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17との距離をさらに容易に短くすることができるので、近接場光発生部12の熱を熱伝導部15経由でさらに効率的に吸熱できさらに効率的に放熱できる。
また、第1の実施形態では、第1の絶縁層41が、熱伝導部15の第2の主面15bと第1の吸熱素子16との間に挟まれている。これにより、熱伝導部15と第1の吸熱素子16とを熱的に接続しながら電気的に絶縁できるので、第1の吸熱素子16は、近接場光発生部12の熱を熱伝導部15及び第1の絶縁層41経由で容易に吸熱できる。同様に、第2の絶縁層44が、熱伝導部15の第2の主面15bと第2の吸熱素子17との間に挟まれている。これにより、熱伝導部15と第2の吸熱素子17とを熱的に接続しながら電気的に絶縁できるので、第2の吸熱素子17は、近接場光発生部12の熱を熱伝導部15及び第2の絶縁層42経由で容易に吸熱できる。すなわち、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17を流れる電流の熱伝導部15側へのリークを抑制しながら近接場光発生部12の熱を吸熱できるので、近接場光発生部12の熱を効率的に吸熱できる。
また、第1の実施形態では、制御部30が、磁気記録媒体5に記録された情報が磁気再生ヘッド20により再生された際に、再生された情報のビット誤り率を計算し、計算されたビット誤り率の変化に応じて、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流を決定する。そして、制御部30は、磁気記録ヘッド10により磁気記録媒体5に情報が記録される際に、その決定された電流を第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流す。これにより、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量の状態を推定でき、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを、推定結果に応じた適切な値に調整することができる。
また、第1の実施形態では、制御部30が、再生された情報のビット誤り率を計算する際に、ビット誤り率の大きさだけでなくビット誤り率の変動幅も計算する。そして、制御部30は、ビット誤り率の大きさ及び変動幅の両方に応じて、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流を決定する。例えば、制御部30は、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が増大傾向にある状態であることがビット誤り率の大きさ及び変動幅の両方から推定されたときに、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより増加させるように決定する。あるいは、例えば、制御部30は、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が増大傾向にある状態であることがビット誤り率の大きさ及び変動幅の少なくとも一方から推定されないときに、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを直前に決定された大きさより増加させないように決定する。これにより、ABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量が増大傾向にある状態であることの推定精度を向上できるので、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを無駄に増加させることを抑制しながら、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17に流すべき電流の大きさを適切な値に調整することができる。
なお、吸熱部40において、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17がABS面10aに沿った方向で近接場光発生部12に隣接するように配置されていれば、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17のそれぞれの磁気記録媒体5側の端面は、ABS面10aから後退した平面位置に配されていてもよい。
あるいは、吸熱部40は、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17の一方が省略された構成であってもよい。この場合、第1の絶縁層41及び第2の絶縁層42のうち省略された吸熱素子に対応する絶縁層がさらに省略されていてもよい。
あるいは、図10に示すように、第1の吸熱素子16iにおいて、第1の放熱層165iの表面積は、第1の吸熱層161の表面積より大きくてもよい。第2の吸熱素子17iにおいて、第1の放熱層175iの表面積は、第1の吸熱層171の表面積より大きくてもよい。この場合、第1の吸熱素子16i及び第1の吸熱素子17iは、それぞれ、第1の放熱層165i及び第1の放熱層175iにおける周辺雰囲気に露出された領域の面積を容易に広く確保できるので、吸熱した熱伝導部15の熱を周辺雰囲気中へ効率的に放熱することができる。
あるいは、図11に示すように、第1の吸熱素子16jにおいて、第1の放熱層165jの磁気記録媒体5側の端面は、ABS面10aから後退した平面位置に配されていてもよい。第2の吸熱素子17jにおいて、第2の放熱層175jの磁気記録媒体5側の端面は、ABS面10aから後退した平面位置に配されていてもよい。この場合、第1の吸熱素子16i及び第1の吸熱素子17iは、それぞれ、吸熱した熱伝導部15の熱をABS面10aからより後退した位置で放熱できるので、周辺雰囲気中へ放熱された熱がABS面10a近傍へ到達することを抑制できる。これにより、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量をさらに抑制できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態にかかる磁気記録再生装置200について説明する。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
磁気記録再生装置200において、磁気記録ヘッド210の吸熱部240は、第1の放熱部材218及び第2の放熱部材219をさらに有する。
第1の放熱部材218は、第1の吸熱素子16の第1の放熱層165に熱的に接続されており、第1の放熱層165の熱を放熱する。第2の放熱部材219は、第2の吸熱素子17の第2の放熱層175に熱的に接続されており、第2の放熱層175の熱を放熱する。
また、図13に示すように、第1の放熱部材218及び第2の放熱部材219は、それぞれ、ヘッドスライダ4のトレーリング端4aに対応した形状を有する。第1の放熱部材218及び第2の放熱部材219は、少なくとも一端がヘッドスライダの上端、及び両側端のうちの少なくとも1つの近傍まで延びている。具体的には、第1の放熱部材218は、トレーリング端4aの長手方向(例えば、トラック幅方向)に沿って第2の吸熱部材17から第1の吸熱部材16側に遠ざかるように延びている。第1の放熱部材218は、一端218aが、ヘッドスライダ4の側端4c近傍まで延びている。第2の放熱部材218は、トレーリング端4aの長手方向(例えば、トラック幅方向)に沿って第1の吸熱部材16から第2の吸熱部材17側に遠ざかるように延びている。第2の放熱部材219は、一端219aが、ヘッドスライダ4の側端4d近傍まで延びている。
このように、第2の実施形態では、第1の吸熱素子16及び第2の吸熱素子17により吸熱された熱を第1の放熱層165及び第2の放熱層175より表面積の大きな第1の放熱部材218及び第2の放熱部材219で放熱できるので、吸熱した放熱部15の熱を周辺雰囲気中へさらに効率的に放熱することができる。
また、第2の実施形態では、第1の放熱部材218及び第2の放熱部材219が、それぞれトレーリング端4aに対応した形状を有しているので、磁気記録ヘッド210の構造を全体的にコンパクトに抑えることができる。
さらに、第2の実施形態では、第1の放熱部材218及び第2の放熱部材219が、それぞれトレーリング端4aの長手方向に沿って延びた形状を有している。これにより、磁気記録ヘッド210の構造を全体的にコンパクトに抑えながら、第1の放熱部材218及び第2の放熱部材219の表面積を容易に広く確保できる。
なお、図14に示すように、第1の放熱部材218kは、トレーリング端4aの短手方向(例えば、高さ方向)に沿って延びた形状を有していてもよい。第2の放熱部材219kは、トレーリング端4aの短手方向(例えば、高さ方向)に沿って延びた形状を有していてもよい。すなわち、第1の放熱部材218kは、一端218kbが、ヘッドスライダ4の上端4b近傍まで延びていてもよい。第2の放熱部材219kは、一端219kbが、ヘッドスライダ4の上端4b近傍まで延びていてもよい。この場合、吸熱した放熱部15の熱をABS面10aからより後退した位置で放熱できるので、周辺雰囲気中へ放熱された熱がABS面10a近傍へ到達することを抑制できる。これにより、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量をさらに抑制できる。
あるいは、図15に示すように、第1の放熱部材218pは、トレーリング端4aの平面方向に沿って延びた形状を有していてもよい。第2の放熱部材219pは、トレーリング端4aの平面方向に沿って延びた形状を有していてもよい。すなわち、第1の放熱部材218pは、一端218paがヘッドスライダ4の側端4c近傍まで延びており、かつ、他の一端218kbがヘッドスライダ4の上端4b近傍まで延びていてもよい。第2の放熱部材219kは、一端219aがヘッドスライダ4の側端4d近傍まで延びており、かつ、他の一端219kbがヘッドスライダ4の上端4b近傍まで延びていてもよい。この場合、磁気記録ヘッド210の構造を全体的にコンパクトに抑えながら、第1の放熱部材218p及び第2の放熱部材219pの表面積を容易に広く確保できる。また、吸熱した放熱部15の熱をABS面10aからより後退した位置で放熱できるので、周辺雰囲気中へ放熱された熱がABS面10a近傍へ到達することを抑制できる。これにより、磁気記録ヘッド10のABS面10aの磁気記録媒体5側への突き出し量をさらに抑制できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、200 磁気記録再生装置、2 ボイスコイルモータ、3 スピンドルモータ、4 ヘッドスライダ、5 磁気記録媒体、7 アーム、8 軸、10、210 磁気記録ヘッド、10a ABS面、11 記録磁極、12 近接場光発生部、13 レーザー光導波路、14 コイル、15 放熱部、15a 第1の主面、15b 第2の主面、16、16i、16j 第1の吸熱素子、17、17i、17j 第2の吸熱素子、20 磁気再生ヘッド、21 シールド、22 シールド、23 再生素子、30 制御部、31 プリアンプ、32 レーザー制御部、33 温度制御素子電流制御部、34 記録電流制御部、35 信号演算部、36 再生信号検出部、37 プリアンプ、40、240 吸熱部、41 第1の絶縁層、42 第2の絶縁層、161 第1の吸熱層、162 第1の電極層、162a、162b 電極部、163 第1の半導体層、163a N型半導体、163b P型半導体、164 第1の導電層、165、165i、165j 第1の放熱層、171 第2の吸熱層、172 第2の電極層、173 第2の半導体層、173a N型半導体、173b P型半導体、174 第2の導電層、174a、174b 導電部、175、175i、175j 第2の放熱層、218、218k、218p 第1の放熱部材、219、219k、219p 第2の放熱部材。

Claims (8)

  1. 磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドであって、
    前記磁気記録媒体に対向するABS面と、
    前記ABS面に配された近接場光発生部と、
    前記近接場光発生部に接触配置された熱伝導体からなる熱伝導部と、
    前記ABS面に沿った方向で前記近接場光発生部に隣接するように、前記熱伝導部に接触配置された吸熱部と、
    を備え
    前記熱伝導部は、金属からなり、
    前記吸熱部は、
    吸熱素子と、
    前記熱伝導部と前記吸熱素子との間に挟まれた熱伝導体からなる絶縁層と、
    を有し、
    前記吸熱素子は、
    前記熱伝導部の熱を吸熱する吸熱層と、
    前記吸熱素子における前記熱伝導部に接触している面と反対側の面に配され、前記吸熱層により吸熱された熱を放熱する放熱層と、
    を有し、
    前記吸熱素子は、ペルチェ素子を含み、
    前記吸熱部は、前記吸熱素子における前記熱伝導部に接触している面と反対側の面で前記放熱層に接触配置された放熱部材をさらに有する
    ことを特徴とする磁気記録ヘッド。
  2. 磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドであって、
    前記磁気記録媒体に対向するABS面と、
    前記ABS面に配された近接場光発生部と、
    前記近接場光発生部に接触配置された熱伝導体からなる熱伝導部と、
    前記ABS面に沿った方向で前記近接場光発生部に隣接するように、前記熱伝導部に接触配置された吸熱部と、
    前記吸熱部における前記熱伝導部に接触している面と反対側の面で前記吸熱部に接触配置された放熱部材と、
    を備えたことを特徴とする磁気記録ヘッド。
  3. 前記放熱部材は、少なくとも一端がヘッドスライダの上端、及び両側端のうちの少なくとも1つの近傍まで延びている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の磁気記録ヘッド。
  4. 磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドと、
    前記記録された情報を前記磁気記録媒体から再生信号として読み出す磁気再生ヘッドと、
    を備え、
    前記磁気記録ヘッドは、
    前記磁気記録媒体に対向するABS面と、
    前記ABS面に配された近接場光発生部と、
    前記近接場光発生部に接触配置された熱伝導体からなる熱伝導部と、
    前記ABS面に沿った方向で前記近接場光発生部に隣接するように、前記熱伝導部に接触配置された吸熱部と、
    を有し、
    前記熱伝導部は、金属からなり、
    前記吸熱部は、
    吸熱素子と、
    前記熱伝導部と前記吸熱素子との間に挟まれた熱伝導体からなる絶縁層と、
    を有し、
    前記吸熱素子は、
    前記熱伝導部の熱を吸熱する吸熱層と、
    前記吸熱素子における前記熱伝導部に接触している面と反対側の面に配され、前記吸熱層により吸熱された熱を放熱する放熱層と、
    を有し、
    前記吸熱素子は、ペルチェ素子を含み、
    前記吸熱部は、前記吸熱素子における前記熱伝導部に接触している面と反対側の面で前記放熱層に接触配置された放熱部材をさらに有する
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 磁気記録媒体と、
    前記磁気記録媒体に情報を記録する磁気記録ヘッドと、
    前記記録された情報を前記磁気記録媒体から再生信号として読み出す磁気再生ヘッドと、
    を備え、
    前記磁気記録ヘッドは、
    前記磁気記録媒体に対向するABS面と、
    前記ABS面に配された近接場光発生部と、
    前記近接場光発生部に接触配置された熱伝導体からなる熱伝導部と、
    前記ABS面に沿った方向で前記近接場光発生部に隣接するように、前記熱伝導部に接触配置された吸熱部と、
    前記吸熱部における前記熱伝導部に接触している面と反対側の面で前記吸熱部に接触配置された放熱部材と、
    を有する
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 前記放熱部材は、少なくとも一端がヘッドスライダの上端、及び両側端のうちの少なくとも1つの近傍まで延びている
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の磁気記録再生装置。
  7. 前記磁気再生ヘッドからの再生信号を検出する再生信号検出部と、
    前記再生信号検出部によりそれぞれ検出された複数の再生信号を保存する保存部と、
    前記保存部に保存された複数の再生信号を比較し、比較結果に応じた演算を行う演算部と、
    前記演算部による演算結果に基づき、前記吸熱部に流すべき電流を決定する決定部と、
    前記決定部による決定結果に従い、前記吸熱部に電流を流す電流供給部と、
    をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の磁気記録再生装置。
  8. 前記演算部は、前記保存部に保存された複数の再生信号の比較結果に応じてビット誤り率を計算し、
    前記決定部は、前記計算部により計算されたビット誤り率の変化に応じて、前記吸熱部に流すべき電流を決定する
    ことを特徴とする請求項に記載の磁気記録再生装置。
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