JP5822325B2 - 卓球台 - Google Patents

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Description

本発明は、卓球の練習に主として用いられる卓球台に関する。
一般に、卓球台として、国際規格など公認規格または公式規格のサイズのものが試合用および練習用に使用されている。また、家庭などでの練習用には、それよりも小さいサイズのものが使用されている。国際規格サイズの卓球台としては、国際卓球連盟(ITTF)が公認する長さ2740mm、幅1525mm、高さ760mmのものが使用されている。
従来において、そのような卓球台として、天板を折り畳み式にして収納スペースを小さくしたものが知られている(特許文献1)。
また、天板を3つに分割し、設置場所に応じてサイズを変更可能とした卓球台が提案されている(特許文献2)。
また、横幅を国際規格サイズの半分に狭めて狭い場所でも使用できる卓球台が提案されている(特許文献3)。
特開2003−190346号公報 実用新案登録第3140981号公報 特開平8−206267号公報
体育館などの公共施設での卓球の試合または練習では、国際規格サイズの卓球台を使用することにスペース上の問題はない。しかし、家庭などのように十分にスペースを取れない狭い場所では、国際規格サイズの卓球台を使用しての練習は通常困難である。
例えば、上に記載した特許文献1の卓球台では、使用しないときの収納スペースは小さくて済むが、使用するときは国際規格サイズそのものであるため、通常は設置が難しい。
また、上に記載した特許文献2の卓球台では、3分割された1つの天板は長さ900mm、幅1020mmであり、これらの2つを用いて1800mm×1020mmの卓球台とした場合でも、かなりの設置スペースを必要とする。使用しないときに3つの天板を有効活用することは容易ではない。
また、上に記載した特許文献3の卓球台では、横幅が国際規格サイズの半分になっているので設置スペースは半分になるが、それでもかなりの設置スペースが必要である。また、卓球台を使用しない場合でもその保管に設置面積と同じスペースを必要とする。
そして、特許文献2、3を含む従来の小型サイズの卓球台では、国際規格サイズの卓球台を使用した場合と同等の本格的な練習ができないという問題がある。
つまり、例えば特許文献2の卓球台では、長さが国際規格サイズよりも短いので、打った卓球ボールが相手のコートに入ったかどうかを正確に見極めることができず、本格的な練習は行い得ない。
特許文献3の卓球台では、長さは国際規格サイズと同じであるので、ストレートの練習ではよいが、クロスでの本格的な練習は行い得ない。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、設置スペースが少なくて済み、しかもストレートおよびクロスの両方で国際規格などの公認規格サイズの卓球台と同等の本格的な練習を行うことのできる卓球台を提供することを目的とする。
本発明に係る卓球台は、卓球の練習に主として用いられる卓球台であって、天板部および前記天板部を支持する脚部とを備えた2つの台部材と、ネット部材と、を有し、2つの前記台部材の前記天板部は、幅が公認規格の幅の2分の1以下であってかつ互いに同じ寸法であり、長手方向における一方の端部に当該天板部の幅方向に沿った端縁部が、長手方向における他方の端部に当該天板部の幅方向に対して傾斜した傾斜縁部が、それぞれ形成されており、2つの前記天板部をそれぞれの前記傾斜縁部を互いに突き合わせて接触した状態で長手方向に一列になるように配置したときに、その全体の長さが前記公認規格の長さに一致するようになっている。
好ましくは、2つの前記台部材は、それぞれ、前記天板部が前記脚部に対して着脱可能であってかつ表裏反転させることが可能となっている。
本発明によると、設置スペースが少なくて済み、しかもストレートおよびクロスの両方で公認規格サイズの卓球台と同等の本格的な練習を行うことのできる卓球台を提供することができる。
本発明の第一の実施形態に係る卓球台の平面図である。 第一の実施形態に係る卓球台の正面図および左側面図である。 第一の実施形態の台部材を拡大して示す平面図である。 図3に示す台部材の天板部を除いて示す平面図である。 図3に示す台部材の正面図である。 第一の実施形態の卓球台と国際規格サイズの卓球台との関係を示す図である。 第一の実施形態のネット部材を拡大して示す平面図および正面図である。 第一の実施形態の卓球台をフォアクロス配置とした状態を示す図である。 第一の実施形態の卓球台をバッククロス配置とした状態を示す図である。 クロス配置に用いる薄板部の変形例を示す図である。 第一の実施形態の卓球台を並列配置とした状態を示す図である。 本発明の第二の実施形態に係る卓球台の平面図である。 第二の実施形態の台部材を拡大して示す平面図である。 第二の実施形態の卓球台をフォアクロス配置とした状態を示す図である。 本発明の第三の実施形態に係る卓球台の平面図である。 第三の実施形態の台部材を拡大して示す平面図である。 天板部に白線を設けた例を示す図である。 回収網部材およびその取り付け部を設けた卓球台の例を示す図である。 回収網部材およびその取り付け部を設けた卓球台の例を示す図である。 卓球台をカウンターとして用いる場合の配置の例を示す図である。 卓球台をテーブルとして用いる場合の配置の例を示す図である。 卓球台をテーブルとして用いる場合の配置の例を示す図である。 卓球台を保管庫として用いた場合の例を示す図である。 卓球台を用いた卓球ゲームの構成の例を示す図である。
〔第一の実施形態の卓球台〕
図1および図2において、卓球台1は、卓球の練習に主として用いられるものであり、互いに同じ形状の2つの台部材3、4、およびネット部材5を有する。
図2に示すように、台部材3、4は、天板部11、21、および、天板部11、21をそれぞれ支持する脚部12、22を備える。本実施形態において、天板部11、21、および脚部12、22は、それぞれ互いに同じ構造であって同じ形状寸法である。
図3〜図6に示すように、2つの天板部11、21は、長手方向に沿って延びる互いに平行な長辺縁部11a,11bおよび長辺縁部21a,21bを有し、長辺縁部11aと11b、長辺縁部21aと21bのそれぞれの間隔が、天板部11、21の幅W2となっている。
天板部11、21の幅W2は、互いに同じ寸法であり、公認規格としての国際規格の幅W1の2分の1以下、本実施形態では国際規格サイズの4分の1以下となっている。国際規格の幅W1は1525mmであるので、天板部11、21の幅W2は、1525÷4で、約38.1mm、またはそれよりも狭いということである。具体的には、第一の実施形態の図1〜図6に示した例では、幅W2は30mmである。
そして、天板部11、21は、長手方向における一方の端部に当該天板部11、21の幅方向に沿った端縁部11c,21cが、長手方向における他方の端部に当該天板部11、21の幅方向に対して角度α1(度)だけ傾斜した傾斜縁部11d,21dが、それぞれ形成されている。
2つの天板部11、21の傾斜縁部11d,21dの角度α1は同じであるので、傾斜縁部11d,21dを互いに突き合わせて接触した状態で、図1および図6に示すように長手方向に一列になるように配置したときに、その全体の長さL1が国際規格の長さL1に一致するようになっている。
このような天板部11、21は、木材、合板、プラスチックなどの材料からなる適当な厚さ寸法、例えば15〜25mm程度の厚さの長尺の板材を用いて形成することが可能である。
図4および図5において、脚部12、22は、それぞれ、4つのスタンド31a〜d、2つの長側板32a,b、2つの短側板33a,bからなる。長側板32a,bおよび短側板33a,bは、ネジまたは接着剤などによって互いに連結されてほぼ矩形の枠形状に形成され、その4ヵ所のコーナー部分にスタンド31a〜dがネジまたは接着剤などによって固定される。
長側板32a,bの長さは、国際規格の長さL1の半分の長さL2よりも短く、短側板33a,bの長さは、天板部11、21の幅W2と同じである。スタンド31a〜dの長さは、国際規格の卓球台の高さH1から天板部11、21の厚さを差し引いた寸法である。スタンド31a〜dとして、その下端部に、クッション部材、滑り止め部材、または高さ調整部材などを設けておいてもよい。
したがって、脚部12、22は、平面視において、その長さが天板部11、21の短い方の長辺縁部11b,21bの長さL2bよりも短く、その幅が天板部11、21の幅W2と同じである。
本実施形態において、2つの台部材3、4は、それぞれ、天板部11、21が脚部12、22に対して着脱可能であって、かつ表裏反転させることが可能となっている。
つまり、天板部11、21と脚部12、22とは別個独立して構成されており、天板部11、21は脚部12、22の上に載っているだけであり、特別な固定は行われていない。
そのため、天板部11、21を表裏反転させることにより、図3の2点鎖線で示すように、傾斜縁部11d,21dの傾斜方向を反転させ、天板部11、21の形状を長手方向の中心線を中心として左右反転させることができる。
また、天板部11、21を脚部12、22の上に載せる場合に、幅方向においては天板部11、21と脚部12、22とを一致させることになるが、長さ方向においては、天板部11、21が脚部12、22からはみ出さない範囲で適当に自由にずらせることができる。
なお、天板部11、21は脚部12、22の上端部に載せるだけであり、特別な固定装置を設けていない。天板部11、21は相当の重量を有するので、脚部12、22の上に載せるだけでも、その重力によって十分に安定する。しかし、より一層の安定を望む場合には、適当な固定装置を設けてもよい。
そのような固定装置として、例えば、天板部11、21の側面に係合部を設け、その係合部に対して着脱可能な係合装置を脚部12、22の上部に設ける。または、天板部11、21の下面に対して真空吸着するようなパッドを、脚部12、22の上部に設ける。
また、固定装置ではないが、脚部12、22の上端面に摩擦係数の大きな部材を取り付けておき、摩擦によって天板部11、21を滑り難くすることでもよい。例えば、スタンド31a〜dの上端面、または、長側板32a,b、短側板33a,bの上端面などに、合成ゴムなどからなる適当なサイズの複数個の摩擦部材を取り付けておけばよい。
なお、脚部12、22は、保管または運搬のために、折り畳み可能な構造、またはネジなどで容易に組み立て分解が可能な構造としておいてよい。
図7において、ネット部材5は、基板41、基板41の両端部に設けられたポール42a,42b、および、ポール42a,42b間に張られたネット43を有し、これらが一体になったものである。
基板41は、幅が、自立可能な程度の寸法、例えば数十mmないし百mm程度、具体的には50mm程度である。また、長さが、天板部11、21の幅W2よりも大きく、例えば幅W2の1.5倍〜2倍程度である。例えば、天板部11、21の幅W2が30mmの場合に、基板41の長さは60mm程度とすればよい。
ポール42a,42bは、ネット43を張るためのものであり、基板41の両端部において垂直に取り付けられる。
基板41およびポール42a,42bの材料として、木材、合板、プラスチック、金属などを用いることができる。
ネット43は、国際規格の卓球台に用いられるものと同じ材質および形状であってよく、長さが国際規格のものよりも短い。ネット43は、基板41の底面からネット43の上部までの長さ(高さ)が、国際規格におけるネットの高さH2と同じとなるよう、ポール42a,42b間に張られた状態で固定されている。
ネット部材5は、一列になるように配置した2つの天板部11、21の境界部分の上面に載置して使用される。
本実施形態の卓球台1は、図1または図6に実線で示すように長手方向に一列になるような配置(ストレート配置)としたときに、ストレートのサーブまたはラリーの練習を行うことができる。
また、本実施形態の卓球台1は、図6に2点鎖線で示すように、2つの天板部11、21を、それぞれの端縁部11c,21cを間隔をあけた状態で対向させて長手方向に一列になるように配置したときに、その全体の長さを国際規格の卓球台の対角線の長さに一致させることが可能となっている。
つまり、天板部11、21を図6に示すように対角線に沿って配置したときに、傾斜縁部11d,21dが国際規格の卓球台の短辺の一部と一致するように、角度α1が設定されている。
図6に2点鎖線で示す配置(フォアクロス配置)とした場合の卓球台1Bが、図8に示されている。
図8において、卓球台1Bは、台部材3、4、およびネット部材5Bを有する。
台部材3、4は、図1〜図5で説明したものと同じであるが、ネット部材5Bは、上で説明したネット部材5に薄板部44が追加されている。
すなわち、図8のように卓球台1Bをフォアクロス配置とした場合に、2つの天板部11、21の境界部分の間隔D1が大きくなるので、その間隔D1を埋めてネット部材5の載置を可能とするために、薄板部44が用いられる。薄板部44の長さは、フォアクロス配置とした場合の天板部11、21の境界部分の間隔D1よりも大きくしておけばよい。薄板部44の幅については、特に制限はないが、天板部11、21の幅W2と同じとするか、またはそれよりも小さい寸法としてもよい。薄板部44の厚さは、薄い程使用に際して好ましいが、適当な剛性を有する程度の厚さとしておけばよい。例えば、薄板部44の材料を、木材、合板、プラスチックなどとした場合は、厚さを1mm〜数mm程度とすればよく、材料を金属とした場合は、厚さを数分の1mm〜1mm程度とすればよい。
ネット部材5Bは、天板部11、21の中央部において、傾斜縁部11d,21dに対して平行となるように配置される。
なお、ネット部材5の基板41の幅を間隔D1よりも大きくして天板部11、21の上に直接に載置可能とした場合には、薄板部44は不要である。
卓球台1を図8に示すようにフォアクロス配置とすることにより、フォアによるクロスのサーブまたはラリーの練習が行える。
なお、ストレート配置の卓球台1をフォアクロス配置の卓球台1Bに変更するには、台部材3、4を、それぞれ床平面上で反転させてフォアクロス配置となるように移動させればよい。その後に、ネット部材5Bを配置すればよい。
または、台部材3、4を床平面上で少し回転させてフォアクロス配置に対応する位置とした後、それぞれの天板部11、21のみを反転させることによって、フォアクロス配置としてもよい。この場合に、脚部12、22を互いに少し離すようにすればなお良い。
または、台部材3、4をその位置のままで、フォアクロス配置に変更することも可能である。つまり、卓球台1の台部材3、4を長手方向にのみ移動させて少し離した後、天板部11、21のみを反転させることにより、フォアクロス配置の卓球台1Bとすることもできる。
さらに、卓球台1Bの天板部11、21を表裏反転させることにより、角度α1の正負が反転して傾斜縁部11d,21dの傾斜方向が反転するので、2つの天板部11、21を、図6に示す対角線とは異なる他方の対角線に沿って配置することが可能である。
すなわち、卓球台1Bの天板部11、21を表裏反転させることにより、図9に示すバッククロス配置の卓球台1Cとすることができる。
図9において、卓球台1Cは、卓球台1Bと同じ構成要素である、台部材3、4、およびネット部材5Bを有する。
卓球台1Cと卓球台1Bとの相違は、天板部11、21が表裏反転していることと、表裏反転した天板部11、21の傾斜縁部11d,21dに対応して、ネット部材5Bがそれと平行に配置されることである。
すなわち、図8に示す卓球台1Bの天板部11、21を表裏反転させることにより、容易に図9に示すバッククロス配置の卓球台1Cとすることができる。
卓球台1Cをバッククロス配置とすることにより、バックによるクロスのサーブまたはラリーの練習が行える。
このように、天板部11、21を表裏反転させ、傾斜縁部11d,21dに対して平行となるようにネット部材5Bを配置することにより、卓球台1Bと卓球台1Cとの間で容易に変更することができる。
このように、本実施形態の卓球台1は、台部材3、4または天板部11、21の配置または表裏を変更することにより、ストレート、フォアクロス、またはバッククロスのいずれの練習をも行うことができる。
しかも、ストレート、フォアクロス、またはバッククロスのいずれの練習においても、それぞれの卓球台1,1B,1Cは、国際規格に合ったサイズであるため、国際規格サイズの卓球台と同等の本格的な練習を行うことができる。
また、本実施形態の卓球台1は、国際規格の卓球台の一部分から構成されるものであるから、仮想的な国際規格の卓球台の全体の配置にとらわれることなく、卓球台1,1B,1Cを設置する部屋のスペースに応じて都合のよい配置とすることがでる。したがって、従来のような広い場所でなくても、例えば家庭におけるリビングルームやガレージなどにおいても、卓球台1,1B,1Cを用いて国際規格サイズの卓球台と同等の本格的な練習を行うことができる。
なお、ネット部材5の基板41の部分、およびネット部材5Bの基板41および薄板部44の部分については、天板部11、21よりも出っ張っているため、国際規格の卓球台とは若干異なった状態となっている。しかし、それらはネットに近い部分であるため、通常のサーブやラリーの練習にはほとんど差し支えない。
上に述べた実施形態の卓球台1において、ネット部材5を天板部11、21の中央に配置するのは極めて容易である。
上に述べた実施形態の卓球台1B,1Cにおいて、ネット部材5Bを天板部11、21の中央に配置するのを容易とするために、配置位置の目印を薄板部44に設けておいてもよい。例えば、ネット部材5Bを卓球台1B,1Cのそれぞれに合わせた配置とするために、薄板部44に基板41の外形に沿った線を描いておくことでもよい。
また、ネット部材5,5Bを天板部11、21または薄板部44に固定するための固定装置を設けておいてもよい。
また、卓球台1B,Cにおいて、天板部11、21の端縁部11c,21cの間隔D1の目印を薄板部44に設けておいてもよい。また、端縁部11c,21cの間隔D1を規定するための適当な位置決め部材を薄板部44に設けておいてもよい。
例えば図10(A)に示すような薄板部44Bを用いる。薄板部44Bは、薄板441、および、薄板441の下面に取り付けられた突起442a,bからなる。突起442a,bの外側面間が、間隔D1と一致した寸法となっている。
天板部11、21の端縁部11c,21cを突起442a,bの外側面に当接させることにより、天板部11、21は適切な位置に位置決めされ、容易にクロス配置の卓球台1B,Cとすることができる。
または、図10(B)(C)に示すような薄板部44Cを用いる。薄板部44Cを製造するには、金属板例えば薄い鉄板を準備し、その両側を直角程度に折り曲げて耳部443a,bを形成する。耳部443a,bは、それぞれの長さを間隔D1と同じ寸法としておき、相互の間隔を天板部11、21の幅W2よりも小さい寸法としておく。
天板部11、21の端縁部11c,21cを耳部443a,bの端部に当接させることにより、天板部11、21は適切な位置に位置決めされ、容易にクロス配置の卓球台1B,Cとすることができる。
上に述べた実施形態の卓球台1は、2つの台部材3、4を幅方向に並べ、天板部11、21の長辺縁部同士が互いに接する状態配置することが可能である。
すなわち、図11に示す卓球台1Dにおいて、2つの台部材3、4が、天板部11、21の短い方の長辺縁部11b,21bが互いに接する状態で並行して配置されている。
また、天板部11、21の傾斜縁部11d,21dを相手コートに近い側に配置し、かつ傾斜縁部11d,21dの先端の長い方が幅方向の外側に位置するように配置することにより、傾斜縁部11d,21dの出っ張った部分を利用してネット部材5を端縁部11c,21cからの距離がL2の位置に安定して配置することができる。
したがって、卓球台1Dの幅W3は、天板部11、21の幅W2の2倍となる。幅W2が国際規格の幅W1の4分の1である場合には、幅W3は、国際規格の幅W1の丁度2分の1となる。また、卓球台1Dの長さL2は、国際規格の長さL1の半分となりる。つまり、卓球台1Dは、国際規格の卓球台のダブルスにおけるサービス時の自コートと同じ領域広さとなる。
したがって、卓球台1Dを用いて、ダブルスにおけるサーブまたはレシーブについて、国際規格サイズの卓球台と同等の本格的な練習を行うことができる。
また、前方に適当な高さの衝立6を設置することにより、打った卓球ボールを衝立6により跳ね返るようにして一人でラリーの練習を行うことも可能である。
なお、上に述べた実施形態において、天板部11、21の長い方の長辺縁部11a,21aの長さL2a、短い方の長辺縁部11b,21bの長さL2b、角度α1、クロス配置とした場合の端縁部11c,21cの間隔D1などは、作図によってまたは計算によって容易に求めることができる。
〔第二の実施形態の卓球台〕
次に、他の形状の天板部11E、21Eを用いた第二の実施形態の卓球台1Eについて説明する。
図12において、卓球台1Eは、互いに同じ形状の2つの台部材3E、4E、およびネット部材5を有する。
台部材3E、4Eは、第一の実施形態の卓球台1の天板部11、21とは形状の異なる天板部11E、21Eを有する。しかし、第一の実施形態の卓球台1の脚部12、22と同じ脚部12、22を有するので、脚部12、22についてはここでの図示および説明は省略する。
また、ネット部材5についても、第一の実施形態のネット部材5と同じであるので、ここでの説明は省略する。
図13において、天板部11E、21Eには、長手方向における一方の端部に当該天板部11E、21Eの幅方向に沿った端縁部11c,21cが、長手方向における他方の端部に当該天板部11E、21Eの幅方向に対して角度α2(度)だけ傾斜した傾斜縁部11d,21dが、それぞれ形成されている。ここでの角度α2は、図3に示す天板部11、21の角度α1よりも若干大きくなる。
また、天板部11E、21Eには、それぞれの傾斜縁部11d,21dにおいて、当該傾斜縁部11d,21dに対して直角である直角傾斜縁部11e,21eが設けられている。傾斜縁部11d,21dと直角傾斜縁部11e,21eとによって、コーナー部CBが形成されている。
天板部11E、21Eにおける直角傾斜縁部11e,21eの長さは、傾斜縁部11d,21dの長さよりも短くした方が、通常のクロス練習には都合がよい。しかし、これらの長さは、種々変更して設定することができる。例えば、これらの長さを互いに同じとしてもよい。または、天板部11E、21Eの長い方の長辺縁部11a,21aと短い方の長辺縁部11b,21bとの長さが互いに同じとなるように、傾斜縁部11d,21dおよび直角傾斜縁部11e,21eの長さを設定してもよい。
図12に示されるように、2つの天板部11E、21Eは、その傾斜縁部11d,21dを互いに突き合わせた状態で長手方向に一列に配置され、図1に示す卓球台1と同様に全体の長さL1が国際規格の長さL1に一致するようになっている。
この場合に、2つの天板部11E、21Eの間には、直角傾斜縁部11e,21eを有するために切り欠かれた部分が生じているが、その部分にはネット部材5が載っているので、その切り欠かれた部分はほとんど目立たない。
本実施形態の卓球台1Eによって、第一の実施形態の卓球台1と同様に、ストレートのサーブまたはラリーの練習を行うことができる。
図12および図13に示す台部材3E、4Eを用いてフォアクロス配置の卓球台1Fとした例が図14に示されている。
すなわち、図14において、卓球台1Fは、台部材3E、4E、およびネット部材5Eを有する。
台部材3E、4Eは、図12および図13で説明したものと同じである。ネット部材5Eは、ネット部材5に薄板部44Eが追加されている。この実施形態での薄板部44Eは、図8および図9で示した卓球台1B,1Cの薄板部44よりも長さが若干長い。しかし、その長さの差は僅かであるので、薄板部44Eとして、卓球台1B,1Cの薄板部44と同じものを用いることが可能である。
また、薄板部44Eとして、図10(A)〜(C)に示すような薄板部44B、44Cを用いることも可能である。その場合に、突起442a,bの外側面間または耳部443a,bの長さを、図6に示す間隔よりも若干大きい間隔D2としておけばよい。
なお、これら角度α2および間隔D2などについても、作図または計算によって容易に求めることができる。
図14に示すフォアクロス配置の卓球台1Fによって、フォアによるクロスのサーブまたはラリーの練習が行える。この場合に、図8の卓球台1Bと比べてコーナー部CBが完全な形で実現されているので、コーナー部CBを利用したサーブなどの練習をより一層正確に行うことができる。
また、図示は省略したが、卓球台1Eを図9に示すようなバッククロス配置とすることも容易に可能である。
〔第三の実施形態の卓球台〕
次に、他の形状の天板部11G、21Gを用いた第三の実施形態の卓球台1Gについて説明する。
図15において、卓球台1Gは、互いに同じ形状の2つの台部材3G、4G、およびネット部材5Gを有する。
台部材GE、4Gは、第一の実施形態の卓球台1の天板部11、21とは形状の異なる天板部11G、21Gを有する。しかし、第一の実施形態の卓球台1の脚部12、22と同じ脚部12、22を有するので、脚部12、22についてはここでの図示および説明は省略する。
ネット部材5Gについては、第一の実施形態のネット部材5に対して長さが短くなっているが、その他の構造および形状などは同じであるので、ここでの説明は省略する。
図16において、天板部11G、21Gは、それぞれ、長手方向に沿って延びる互いに平行な長辺縁部11a,11b、21a,21bを有し、幅方向に沿って延びる互いに平行な端縁部11c,11f、21c,21fを有する。
天板部11、21の幅W2となっている。
天板部11G、21Gの幅W4は、互いに同じ寸法である。幅W4の大きさは、上に述べた卓球台1の幅W2と同じであってもよく、また異なっていてもよい。
つまり、天板部11G、21Gは、それぞれ、長さL2が国際規格の卓球台の長さL1の半分であり、全体として傾斜縁部のない長方形となっている。
本実施形態の卓球台1Gによって、第一の実施形態の卓球台1と同様に、ストレートのサーブまたはラリーの練習を行うことができる。
このように、第一から第三の実施形態の卓球台1、1E、1Gによると、少ないスペースの中で任意の配置を行って卓球の練習を行うことができる。例えば、2.7m×3.6mのスペースの部屋では、これら卓球台1、1E、1Gを、その一端を隅部に接近させた状態で部屋の対角線方向に沿って斜めに配置することにより、十分に余裕を持って練習を行うことができる。また、部屋の対角線方向に沿って部屋の中央部に配置することにより、2人によるラリーの練習を行うことができる。
この点、国際規格の卓球台では、部屋に置くだけで残スペースの余裕がなくなり、また斜め方向に配置することも不可能なため、十分な練習を行うことができない。
なお、本実施形態の卓球台1Gは、天板部11G、21Gの形状が表裏同一であるので、表裏反転させる必要がない。したがって、天板部11G、21Gを脚部12、22に固定しておいてもよい。
〔天板部に白線を設けた実施形態〕
ところで、国際規格には、卓球台の天板の周囲には幅2cmの白線でエンドラインを描いておく旨が定められている。
上に述べた各実施形態の台部材の天板部についても、周囲の適当な箇所にエンドラインを描いておくことが可能である。その例が図17に示されている。
すなわち、図17(A)において、台部材3、4の天板部11、21の端縁部11c,21cおよび傾斜縁部11d,21dに沿った縁部に、それぞれ幅2cmの白線MK1,2によるエンドラインが付されている。
また、図17(B)において、台部材3E、4Eの天板部11E、21Eの端縁部11c,21cおよび傾斜縁部11d,21d、直角傾斜縁部11e,21eに沿った縁部に、それぞれ幅2cmの白線MK1,2,3によるエンドラインが付されている。
また、図示は省略したが、卓球台1Gの天板部11G、21Gにおいては、長辺縁部11aまたは11b、21aまたは21bのいずれか一方、および端縁部11c,21cのいずれか一方に沿って、白線MK1,2,3によるエンドラインを描いておけばよい。
なお、これらの白線MKは、天板部11、21、11E、21Eの表面および裏面にそれぞれにおいて描いておいてもよい。
また、天板部11、21、11E、21Eの白線MKが付されていない部分は、国際規格の卓球台と同様に青色または緑色に着色しておくことが好ましい。白線MKを付さない場合においても、天板部を青色または緑色に着色しておくことが好ましい。
〔回収網部材〕
上に述べた各実施形態の卓球台において、台部材3、4の少なくとも一方に、卓球ボールを受け入れて回収する回収網部材を着脱可能に取り付けるようにしてもよい。
図18および図19において、台部材4の端縁部11cを囲むように、回収網部材7が設けられている。回収網部材7は、金属材料などからなる枠部材51、枠部材51の下端部から突出した枠取り付け部52、および枠部材51に沿って取り付けられた網部53からなる。
台部材4の脚部22には、回収網部材7を着脱可能に取り付けるための取り付け部8が設けられている。取り付け部8は、枠取り付け部52が棒状である場合には、それを挿入して取り付けるための穴を設けておけばよく、また、枠取り付け部52が凹部である場合には、その凹部に挿入可能な突起を設けておけばよい。いずれの場合も、回収網部材7の位置決めを行うために、角形状として互いに回転不能に係合するようにしたり、適当なセットネジを用いて固定するなど、種々の構造とすることができる。
網部53の下端部には穴54が設けられており、網部53に入った卓球ボールが穴54から下方に落下するので、その下方に容器YKを設けておくことにより、卓球ボールを高い割合で自動的に容器YKに回収することができる。
回収網部材7の形状および寸法は、上に述べた例以外に種々変更することができる。
また、回収網部材7を用いることなく、卓球ボールの回収を行うことも可能である。
例えば、天板部11、21は脚部12、22に対して固定されていないので、天板部11、21と脚部12、22との間に大きな網の一部を挟み、その網の上方を部屋の壁や天井に固定し、その網の天板部11、21の両側の部分の下方を卓球ボールが集まってくるように壁や脚部12、22に固定する。このようにして、網の中に卓球ボールを回収することができる。また、網の下方に容器YKを設けておき、網に入った卓球ボールがその容器(バケット)YKに回収されるようにしてもよい。
その他、天板部11,11E,11G、21,21E,21G、台部材3,3E,3G、4,4E,4G、または卓球台1,1B〜1Gの各部または全体の構成、構造、形状、寸法、個数、配置などは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
〔卓球台のインテリアとしての利用〕
上に述べた実施形態の卓球台1,1B〜1Gは、いずれもインテリアとして利用することができる。
すなわち、卓球台1,1B〜1Gの脚部12、22および天板部11,11E,11G、21,21E,21Gなどの配置を種々変更することにより、種々のカウンターまたはテーブルなどとして用いることができる。
図20(A)において、卓球台1の台部材3、4を、天板部11、21の端縁部11c,21cが互いに接するように一列に配置することにより、カウンターTB1として用いることができる。この場合に、天板部11、21は、いずれか一方または両方について、表裏を反転させてもよい。
また、天板部11、21の傾斜縁部11d,21dを突き合わせて一列に配置することにより、同様なカウンターとして用いることができる。
また、天板部11、21の傾斜縁部11d,21dを突き合わせて、2つの天板部11、21が「くの字」を描くように配置してもよい。
図20(B)において、卓球台1Eの台部材3E、4Eを、天板部11E、21Eの端縁部11c,21cが互いに接するように一列に配置することにより、カウンターTB2として用いることができる。天板部11E、21Eは、いずれか一方または両方について、表裏を反転させてもよい。
また、天板部11E、21Eの傾斜縁部11d,21dを突き合わせて一列に配置することにより、同様なカウンターとして用いることができる。
また、天板部11E、21Eの傾斜縁部11d,21dを突き合わせて、2つの天板部11E、21Eが「くの字」を描くように配置してもよい。
図20(C)において、卓球台1Eの台部材3E、4Eを、天板部11E、21Eの端縁部11c,21cが互いに接するように一列に配置することにより、カウンターTB2として用いることができる。天板部11E、21Eは、いずれか一方または両方について、表裏を反転させてもよい。
また、天板部11E、21Eの傾斜縁部11d,21dを突き合わせて一列に配置することにより、同様なカウンターとして用いることができる。
また、天板部11E、21Eの傾斜縁部11d,21dを突き合わせて、2つの天板部11E、21Eが「くの字」を描くように配置してもよい。
図21(A)において、卓球台1の台部材3、4を、天板部11、21が長い方の長辺縁部11a,21aにおいて互いに接する状態で、かつ傾斜縁部11d,21dが同じ側となるような状態で、並行に配置することにより、テーブルTB4として用いることができる。
図21(B)において、卓球台1の台部材3、4を、天板部11、21が長い方の長辺縁部11a,21aにおいて互いに接する状態で、かつ傾斜縁部11d,21dが反対側となるような状態で、並行に配置することにより、テーブルTB5として用いることができる。
図22(C)において、卓球台1Eの台部材3E、4Eを、天板部11E、21Eが互いに接する状態で並行に配置することにより、テーブルTB6として用いることができる。
図22(D)において、卓球台1Gの台部材3G、4Gを、天板部11G、21Gが互いに接する状態で並行に配置することにより、テーブルTB7として用いることができる。
上に述べた以外の配置によって種々の形態のカウンターまたはテーブルとすることができる。これらのカウンターまたはテーブルは、例えば、食卓、勉強机、事務机、作業机などとして用いることが可能である。また、花瓶、植木鉢、鑑賞魚用の水槽などを置く置き台として用いることも可能である。
上に述べた例では、2つの台部材3、4をセットで用いたが、これらを互いに別の場所に配置して用いてもよい。
また、天板部11、21の上方の空間のみではなく、その下方の空間を種々の用途に利用することが可能である。
例えば、脚部12、22の長側板32a,bに多数のフックを取り付けておき、種々の物品をつり下げて保管する保管庫として用いることができる。
具体的には、卓球台1での練習に用いる卓球ボールを入れた容器、ラケット、およびネット部材5,5E,5Gなどを、卓球台1を使用しないときに、そのままでまたは適当な容器に入れてそれらのフックにつり下げて保管しておくことができる。また、カバン、衣服、その他の家庭用品、趣味の品などをフックにつり下げて保管しておくことができる。また、子供の給食袋などを、月曜日から金曜日までのそれぞれ用に5つ用意してフックにつり下げておき、子供が曜日に応じて自分でとって持っていくようにしてもよい。
また、布製の軽量の棚をフックにつり下げておき、これを収納棚として利用することもできる。
また、脚部12、22にフックを直接に取り付けるのではなく、短側板33a,bの間に丸棒状の、ポールを掛け渡しておき、そのポールに、例えばS字フックやハンガーなどをつり下げるようにしてよい。また、長側板32a,bの間に多数のポールを掛け渡しておいてもよい。
また、そのようなポール自体を短側板33a,bに対して着脱可能としておいてもよい。
例えば、図23に示すように、短側板33a,bに穴34a,bを設けておき、短側板33a,bの間隔よりも若干長いポールPLの両端をその穴34a,bに挿入して掛け渡す。ポールPLにS字フックFKを掛け、種々の物品BPをつり下げる。
このようにすれば、ポールPLをそのまま穴34a,bから引き抜いて取り外すことにより、容易のそれらの物品BPをポールPLごと移動することができる。
また、穴34a,bに代えて、短側板33a,bの上部に開口する凹部を設けておき、天板部11、21を外すことによってポールPLを脚部12、22の上部から着脱可能としておいてもよい。短側板33a,bをスタンド31a〜dの上端面から少し下げて天板部11、21との間に間隙ができようにしておき、その間隙にポールPLが入り込むようにしてもよい。
なお、卓球台1を練習のために使用する場合においても、ポールPLおよび物品BPを脚部12、22の取り付けたままにしておいても差し支えない。
図23において、天板部11、21の上には花瓶KBが載っているが、卓球の練習に使用するときは他の場所へ移動させればよい。
台部材3、4を並列に配置することにより、クローゼットとしても使用可能である。
また、脚部12、22の構造または形状を種々変更することによって、陳列棚、整理棚、または収納棚などとして用いることができる。
〔卓球台のゲーム用品としての利用〕
上に述べた実施形態の卓球台1,1B〜1Gを、その構造を変更しまたは適当なアイテムを追加することにより、ゲーム用品として利用することができる。
図24には、卓球台1を用いた卓球ゲームの構成の例が示されている。
図24において、卓球台1の相手側コートである天板部21の端部領域に、位置検出センサ61が載置されている。位置検出センサ61は、その表面の領域が複数の検出領域KR1〜4に分割されており、それぞれの検出領域KR1〜4に卓球ボールが当たったときにその旨を示す検出信号S1を出力する。
図24に示す例では、検出領域KR1はコーナー領域、検出領域KR2は端縁領域、検出領域KR3は側縁領域、検出領域KR4は中央領域である。
位置検出センサ61からの検出信号S1は、タブレット(端末装置)62に入力され、端末装置62において検出信号S1に対して種々の演算および統計などが行われ、その結果が表示面GMに表示される。
すなわち、タブレット62において、検出信号S1に基づいて、各検出領域KR1〜4に卓球ボールが当たった回数が検出され、それに基づいて点数などが表示される。
例えば、卓球ボールが位置検出センサ61に当たる毎に、検出領域KR1では10点、検出領域KR2では5点、検出領域KR3では4点、検出領域KR4では1点を加算する。例えば、複数人が、交互に、天板部11の側からラケットで卓球ボールを打ち、そのときの点数またはそれまでの合計点を競い合う。または、1人当たり所定回数、例えば20回を打って、各自が合計点数を競う。また、所定時間内での合計点数を競う。
また、このような位置検出センサ61およびタブレット62は、個人の卓球の練習における成果の指標として用いることができる。すなわち、目標の領域(位置)にどれだけ正確に打ち込めるかを示す指標として使用できる。その場合に、表示面GMに合計点数を表示してもよく、検出領域KR1〜4のいずれに当たったかをその都度表示するようにしてもよい。その際に、検出領域KR1〜4に対する点数の設定を種々変更できるようにすればよい。
また、位置検出センサ61の検出領域の形状は種々変更してもよい。検出領域KR1〜4において、当たったことを検出するだけでなく、当たったときの衝撃の強さ、卓球ボールの回転による摩擦の大きさなどを検出するようにしてもよい。これらの検出結果を表示面GMに表示し、またデータベース化することにより、練習の成果を確認することができる。
また、天板部11、21の上面を、種々のゲームのために使用することができる。例えば、天板部11、21の上面に将棋の盤面を載せて、または将棋の盤面を描いた天板部11、21を載せることにより、将棋を楽しむこともできる。
また、傾斜を設けた天板部11、21の上面に、将棋の駒などを将棋倒しまたはドミノ倒しのために並べておき、将棋倒しまたはドミノ倒しを楽しむこともできる。天板部11、21に傾斜をつけるためには、例えば、天板部11、21と脚部12、22との間の一部に嵩上げ部材を挿入するか、またはスタンド31a〜dの下端部の一部に嵩上げ部材を挿入するか、またはスタンド31a〜dの下端部に高さ調整のための部材を設けておくなど、種々の方法を採用し得る。
また、卓球台1を用いて雪合戦ゲームを楽しむことも可能である。雪合戦ゲームでは、卓球ボールを雪玉として用い、台部材3、4をシェルターとして用いればよい。白色の卓球ボールを使用するチームと橙色の卓球ボールを使用するチームとに分かれてゲームを行ってもよい。
雪合戦ゲームでは、雪玉を相手に当てるだけでなく、適当な容器またはネットを準備しておき、雪玉をそれら容器またはネットに入れた個数で勝敗を競うようにしてもよい。
その他、卓球台1,1B〜1Gを種々の用途に用いることが可能である。
また、これらの卓球台1,1B〜1Gを用いた新しい球技ルールを策定し、新しい室内スポーツとして楽しむことも可能である。
産業上の利用分野
本発明の卓球台は、家庭、公共施設、または体育館などにおいて卓球の練習に用いることができ、また本発明は卓球台の製造に利用することができる。
1,1B〜1G 卓球台
3,3E,3G 台部材
4,4E,4G 台部材
5,5B,5E,5G ネット部材
6 衝立
7 回収網部材
8 取り付け部
11,11E,11G 天板部
21,21E,21G 天板部
11c,21c 端縁部
11d,21d 傾斜縁部
11e,21e 直角傾斜縁部
12、22 脚部
41 基板
42a,42b ポール
43 ネット
44,44E,44G 薄板部
MK 白線
L1 国際規格の長さ
CB コーナー部

Claims (10)

  1. 卓球の練習に主として用いられる卓球台であって、
    天板部および前記天板部を支持する脚部とを備えた2つの台部材と、ネット部材と、を有し、
    2つの前記台部材の前記天板部は、幅が公認規格の幅の2分の1以下であってかつ互いに同じ寸法であり、長手方向における一方の端部に当該天板部の幅方向に沿った端縁部が、長手方向における他方の端部に当該天板部の幅方向に対して傾斜した傾斜縁部が、それぞれ形成されており、
    2つの前記天板部をそれぞれの前記傾斜縁部を互いに突き合わせて接触した状態で長手方向に一列になるように配置したときに、その全体の長さが前記公認規格の長さに一致するようになっている、
    ことを特徴とする卓球台。
  2. 2つの前記台部材は、それぞれ、前記天板部が前記脚部に対して着脱可能であってかつ表裏反転させることが可能となっている、
    請求項1記載の卓球台。
  3. それぞれの前記傾斜縁部には、当該傾斜縁部に対して直角である直角傾斜縁部が設けられ、
    前記傾斜縁部と前記直角傾斜縁部とによってコーナー部が形成されている、
    請求項1または2記載の卓球台。
  4. 2つの前記台部材の前記天板部は、幅が、30センチメートル以上でかつ前記公認規格の幅の4分の1以下である、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の卓球台。
  5. 2つの前記天板部を、それぞれの前記端縁部を間隔をあけた状態で対向させて長手方向に一列になるように配置したときに、その全体の長さを前記公認規格の卓球台の対角線の長さに一致させることが可能となっている、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の卓球台。
  6. 前記ネット部材は、
    基板と、
    前記基板の両端部に設けられたポールと、
    前記ポール間に張られたネットと、を有し、 前記基板を、一列になるように配置した2つの前記天板部の境界部分の上に載置することが可能となっている、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の卓球台。
  7. 前記ネット部材は、
    2つの前記天板部をそれぞれの前記端縁部を間隔をあけた状態で対向させて配置したことによって前記天板部の境界部分において間隔があいているときにその間隔を埋めて前記基板の配置を可能とするための薄板部を有する、
    請求項6記載の卓球台。
  8. 少なくとも一方の前記台部材の前記脚部には、卓球ボールを受け入れて回収する回収網部材を着脱可能に取り付けるための取り付け部が設けられている、
    請求項1ないし7のいずれかに記載の卓球台。
  9. 2つの前記天板部を幅方向に並べ互いに接する状態配置することが可能となっている、
    請求項1ないし8のいずれかに記載の卓球台。
  10. 卓球の練習に主として用いられる卓球台のためのキットであって、
    天板部および前記天板部を支持する脚部とを備える2つの台部材と、ネット部材と、を有し、
    2つの前記台部材の前記天板部は、幅が公認規格の幅の2分の1以下であってかつ互いに同じ寸法であり、長手方向における一方の端部に当該天板部の幅方向に沿った端縁部が、長手方向における他方の端部に当該天板部の幅方向に対して傾斜した傾斜縁部が、それぞれ形成されており、
    2つの前記天板部をそれぞれの前記傾斜縁部を互いに突き合わせて接触した状態で長手方向に一列になるように配置したときに、その全体の長さが前記公認規格の長さに一致するようになっている、
    ことを特徴とする卓球台用キット。
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