JP5821793B2 - プログラム作成支援装置及び方法 - Google Patents

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この発明は、プログラマブルコントローラに実装される制御プログラムのプログラム作成支援装置及び方法に関する。
従来のプラントエンジニアリング業務では、プラント配置されたプラント機器を制御するために、プログラマブルコントローラを使用する。オペレータの指示に基づくプラント機器の操作指令信号、プラント機器の動作状態を検知するセンサによる状態信号は入力信号としてプログラマブルコントローラに入力される。プラント機器を制御する制御信号はプログラマブルコントローラからの出力信号としてプラント機器に出力される。入力信号及び出力信号は、プログラマブルコントローラに実装される入出力カードに割付情報に基づき割り付けられる。割付情報は、展開接続図といわれるドキュメントに記載される。またネットワーク等の伝送路を通じてプログラマブルコントローラ及びプラント機器の間で入出力される信号については、伝送リスト等のドキュメントに記載される。これらのドキュメントには、各信号の用途を示す信号コメントと共に、プログラマブルコントローラがこれらの信号を認識できるように予め定められた規則に従って割り付けられたプラント機器のアドレス情報も記載されている。入出力信号の信号コメントやアドレス情報は、制御対象プラントを構成するプラント機器の種類、プラント内におけるプラント機器の配置、プラントが生産する製品、プラント機器を制御するプログラマブルコントローラの違いにより、制御対象プラント毎に異なる。そこで、プログラマブルコントローラに実装する制御プログラムを作成するプログラマは、展開接続図及び伝送リスト等のドキュメントを参照することにより、制御プログラム内で使用する入出力信号の信号コメント及びアドレス情報を把握した上で各制御プログラムを作成していく必要がある。
このように、制御プログラム作成は、プログラマに対して高度なスキルを要求するため、文法的な誤りをはじめ、機器が目標とする仕様通りに動作しないなどのバグを含む。制御対象プラント機器が多い場合は、制御プログラムの大きさも膨大となり、プログラムの修正を行うのも非常に困難である。
そこで、制御対象プラントに対し、制御プログラムを標準化することでプログラマのスキル依存を排除し、作成される制御プログラムの品質維持を図ることが考案されている。例えば、特許文献1(特開2011−65436号公報)では、プログラマブルコントローラが制御対象とするプラント機器に対する実在の入出力信号を意識せずに制御プログラムの作成を促すプログラム作成支援装置及び方法について述べられている。特許文献1のプログラム作成支援装置及び方法によれば、新たな制御プログラムを作成するに際し、過去の制御プログラムあるいはテンプレート的に予め準備されている標準制御プログラムを流用する。標準的に使用することを想定して作成された標準制御プログラムは仮想入出力信号を用いて作成されており、この標準制御プログラムを制御対象プラントの制御プログラムに流用する際に、制御プログラム内に記述された仮想入出力信号を制御対象プラントの実入出力信号に置換することにより、標準制御プログラムを制御対象プラント専用の制御プログラムに書き換える機構及び方法が述べられている。
特開2011−65436号公報
上述した特許文献1のプログラム作成支援装置及び方法では、制御プログラム内で使用されている仮想入出力信号として、プログラマが信号の意味を認識しやすい信号名が設定されている。例えば、図4に示すように“No.1STD手動圧下指令”には“I-1DOWNMAN”、“手動操作指令ON”には“O-DOWNMAN”といったアドレス情報としての仮想入出力信号名が設定されている。
しかしながら、特許文献1のプログラム作成支援装置及び方法では、この仮想入出力信号は実入出力信号のアドレス情報に置換される。例えば、図4に示すように“I-1DOWNMAN”は“RI380”に、“O-DOWNMAN”は“RO820”となる。これらの置換されたアドレス情報(実入出力信号名)からはその意味が判らなくなる。そのため、プログラマは書き換え後の制御プログラムを解析する場合、また、書き換え後の制御プログラムを修正しようとする場合に制御プログラムの内容を把握し難く、制御プログラムの開発効率が低下するという課題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、プラント機器を制御する制御プログラムに記述された仮想入出力信号を実入出力信号に置換することなく、制御プログラムの開発効率を高めることのできるプログラム作成支援装置及び方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、プラント機器を制御する制御プログラムを含むプラント用プログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置であって次の構成を備える。
すなわち、プラント用プログラムに入出力される入出力信号であって、プラント機器を正常に制御する実入力信号および実出力信号からなる実入出力信号を取得する実信号取得部と、
制御プログラムに記述された入出力信号であって、プラント機器を仮想的に想定した仮想プラント機器を制御する仮想入力信号および仮想出力信号からなる仮想入出力信号を取得する仮想信号取得部と、
実入出力信号と仮想入出力信号との整合性を検証する整合部と、
実入出力信号と仮想入出力信号との間で不整合が生じた場合、整合するように仮想入出力信号を修正し、修正した仮想入出力信号に対応するように制御プログラムを修正する修正部と、
実入出力信号と仮想入出力信号との間で整合が完了した後、実入出力信号と仮想入出力信号との対応関係を示す整合情報を検出する検出部と、
プラント用プログラムのうち制御プログラムとは独立したプログラムであって、整合情報に基づいて実入力信号を制御プログラムに入力する仮想入力信号に紐付け、制御プログラムから出力する仮想出力信号を実出力信号に紐付ける紐付けプログラムを生成する生成部と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、制御プログラム及び紐付けプログラムを含むプラント用プログラムを実装するプログラマブルコントローラを備え、
紐付けプログラムはプログラマブルコントローラに入力される実入力信号を制御プログラムに入力する仮想入力信号に紐付け、制御プログラムは紐付けられた仮想入力信号に基づいて仮想出力信号を出力し、さらに紐付けプログラムは出力された仮想出力信号をプログラマブルコントローラから出力される実出力信号に紐付けることを特徴とする。
第3の発明は、上記の目的を達成するため、プラント機器を制御する制御プログラムを含むプラント用プログラムの作成を支援するプログラム作成支援方法であって、次のステップを含む。
すなわち、実信号取得部が、プラント用プログラムに入出力される入出力信号であってプラント機器を正常に制御する実入力信号および実出力信号からなる実入出力信号を取得するステップと、
仮想信号取得部が、制御プログラムに記述された入出力信号であってプラント機器を仮想的に想定した仮想プラント機器を制御する仮想入力信号および仮想出力信号からなる仮想入出力信号を取得するステップと、
整合部が、実入出力信号と仮想入出力信号との整合性を検証するステップと、
修正部が、実入出力信号と仮想入出力信号との間で不整合が生じた場合、整合するように仮想入出力信号を修正し、修正した仮想入出力信号に対応するように制御プログラムを修正するステップと、
検出部が、実入出力信号と仮想入出力信号との間で整合が完了した後、実入出力信号と仮想入出力信号との対応関係を示す整合情報を検出するステップと、
生成部が、プラント用プログラムのうち制御プログラムとは独立したプログラムであって、整合情報に基づいて実入力信号を制御プログラムに入力する仮想入力信号に紐付け、制御プログラムから出力する仮想出力信号を実出力信号に紐付ける紐付けプログラムを生成するステップと、を含むことを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、制御プログラム及び紐付けプログラムを含むプラント用プログラムを実装するプログラマブルコントローラを備え、
紐付けプログラムはプログラマブルコントローラに入力される実入力信号を制御プログラムに入力する仮想入力信号に紐付け、制御プログラムは紐付けられた仮想入力信号に基づいて仮想出力信号を出力し、さらに紐付けプログラムは出力された仮想出力信号をプログラマブルコントローラから出力される実出力信号に紐付けること、を特徴とする。
好ましくは、第1乃至第4の発明において、仮想入出力信号は、制御プログラムの開発者が信号の意味を認識しやすいシンボル・名称で記述される。
好ましくは、第1乃至第4の発明において、仮想入出力信号及び実入出力信号は、仮想入出力信号及び実入出力信号によるプラント機器への制御内容、制御条件及び制御状態を規定した特有情報を含む。さらに好ましくは、整合部は、特有情報の内容を比較して仮想入出力信号と実入出力信号との対応関係の整合性を検証する。
好ましくは、第1乃至第4の発明において、修正部は、仮想入出力信号に対応する実入出力信号が無い場合この仮想入出力信号を削除する。一方、修正部は、実入出力信号に対応する仮想入出力が無い場合この実入出力信号に対応する新たな仮想入出力信号を生成する。
本発明によれば、紐付けプログラムにより、実際のプラント機器の制御に用いられる実入出力信号と、制御プログラム内でプログラマが信号の意味を認識しやすいように記載された仮想入出力信号とを紐付けることができる。これにより、制御プログラムに記述された仮想入出力信号を実入出力信号に置換することなく、制御プログラムを実行することが可能となる。制御プログラムに記載されるアドレス情報は、プラント機器の実アドレス情報(実入出力信号)ではなく、プログラマが信号の意味を認識しやすい信号名(仮想入出力信号)のままであるため、その後の制御プログラムの解析や修正や流用が容易となり、制御プログラムの開発効率を高めることができる。
本発明の実施の形態に係るプログラム作成支援装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るプログラム作成支援装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る仮想入出力信号による制御プログラムである。 本発明の実施の形態に係る仮想入出力及び実入出力信号の修正前の整合情報である。 本発明の実施の形態に係る仮想入出力及び実入出力信号の修正後の整合情報である。 本発明の実施の形態に係る仮想入出力及び実入出力信号の修正前の整合情報である。 本発明の実施の形態に係るプログラム作成支援装置による修正後の制御プログラムである。 本発明の実施の形態に係るプログラム作成支援装置による実入力信号を仮想入力信号に紐付け、仮想出力信号を実出力信号に紐付けるために生成される紐付けプログラムである。 本発明の実施の形態に係る制御プログラムのデバッグ方法を示すフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであり、装置やシステムの構成等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な構成は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの構成の異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下に示す本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
実施の形態.
<プログラム作成支援装置の構成>
図1は、制御プログラムと紐付けプログラムを含むプラント用プログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置を示している。新たな制御プログラムを作成するに際して、過去の制御プログラムあるいはテンプレート的に予め準備されている標準制御プログラムが流用される。標準的に使用することを想定して作成された標準制御プログラムは、プログラマが信号の意味を認識しやすいシンボル・名称である仮想入出力信号を用いて記述されている。
図1に示すプログラム作成支援装置は、制御プログラムに記述された入出力信号であって制御対象のプラント機器を仮想的に想定した仮想プラント機器を制御する仮想入出力信号に関して、複数の仮想入出力信号を取得する仮想信号取得部10を備える。プラント機器を制御する入出力信号である実入出力信号に関して、複数のプラント機器にそれぞれ対応した複数の実入出力信号を取得する実信号取得部20を備える。複数の仮想入出力信号と複数の実入出力信号との整合性を検証する整合部30を備える。仮想入出力信号と実入出力信号との間で不整合が生じた際、整合するように仮想入出力信号を修正し、修正した仮想入出力信号に対応するように制御プログラムを修正する修正部40を備える。仮想入出力信号と実入出力信号との間で整合が完了した後、仮想入出力信号と実入出力信号との対応関係を示す整合情報を検出する検出部50を備える。さらに、プラント用プログラムのうち制御プログラムとは独立したプログラムであって、整合情報に基づいて実入力信号を制御プログラムに入力する仮想入力信号に紐付け、制御プログラムから出力する仮想出力信号を実出力信号に紐付ける紐付けプログラムを自動生成する生成部60を備える。
また、プログラム作成支援装置100は、図2に示すように、第1のプラント機器200、第2のプラント機器201、第3のプラント機器202、・・・、第nのプラント機器203を制御するプログラマブルコントローラ300に実装された制御プログラムをデバッグする。デバッグにより、標準制御プログラムを制御対象プラント機器に適合させて、制御対象プラント機器を制御する制御プログラムに修正する。なお、プログラマブルコントローラ300には、修正された制御プログラムと紐付けプログラムを含むプラント用プログラムが実装される。
図1に示す仮想信号取得部10は、プログラマブルコントローラ300に実装される図3に示す制御プログラムの中で定義された入出力信号である仮想入出力信号を取得する。仮想入出力信号は、制御プログラムで仮想的・試験的に定義されたアドレス情報及び信号コメントを含む。図3に示す制御プログラムが含む仮想入出力信号のアドレス情報は、I−1DOWNMAN,I−2DOWNMAN,I−3DOWNMAN,I−4DOWNMAN,O−5DOWNMODE,O−DOWNMAN及びDOWNENDである。なお、図3に示すAND,OR,ANI(AND NOT),ORI(OR NOT),LON(ラッチオン),LOF(ラッチオフ),PLS(パルス)等は演算子である。
実信号取得部20は、プログラマブルコントローラ300が第1のプラント機器200〜第nのプラント機器203と送受信する入出力信号である実入力信号を取得する。実入出力信号は、第1のプラント機器200〜第nのプラント機器203それぞれが有するアドレス情報及び信号コメントを含む。実信号取得部20は、プログラマブルコントローラ300に実装される入出力カードの種類及び枚数、入出力カードへの電源線の結線情報、入出力カードのアドレス及び割り付けられる信号名称等から第1のプラント機器200〜第nのプラント機器203それぞれの実入力信号のアドレス情報及び信号コメントを取得する。図4に示すように、実入出力信号のアドレス情報は、RI380,RI381,RI382,RI383,RI384,RI385,RO19C,RO820である。
整合部30は、図4に示すように、仮想入出力信号と実入出力信号との整合性を検証する。整合部30は、仮想入力信号及び実入出力信号が有するそれぞれの信号コメントの関連性に基づいて検証を実行する。関連性として、コメントやアドレスの並び順や命名規則等についてルールを定義しておくことで、名称が完全一致する信号のほか、部分一致する信号についても整合性を検証することができる。図4に示すように、仮想入力信号I−1DOWNMANの信号コメントNo.1STD手動圧下命令に関連する実入力信号の信号コメントはF1 手動圧下指令であるため、仮想入力信号I−1DOWNMANに対応する実入力信号はRI380であることがわかる。同様にして、仮想入出力信号に対応する実入出力信号が検出され、それぞれの信号間の整合が検証される。図4に示す仮想入出力信号及び実入出力信号の整合状況から、実入力信号RI384に対応する仮想入力信号が欠落していることがわかる。
修正部40は、整合部30による仮想入出力信号及び実入出力信号の整合性検証の結果、不整合が発生した場合、不整合情報を特定し、両信号が整合するよう仮想入出力信号及び制御プログラムを修正する。すなわち、修正部40は、仮想入出力信号が有するアドレス情報である入力情報及び出力情報、さらに対応する信号コメントを生成及び削除する。図4に示すように、整合部30が仮想入出力信号と実入出力信号との整合性を検証した結果、実入力信号に対する仮想入力信号が欠落している場合、修正部40は、図5に示すように、対応する仮想入力信号を生成する。すなわち、RI384に対応する入力情報としてI−5DOWNMANを、F5 手動圧下指令に対応する信号コメントとしてNo.5STD手動圧下命令を生成する。これによって、仮想入出力信号及び実入出力信号が整合する。また、図6に示すように、仮想入力信号の入力情報I−6DOWNMANに対応する実入力信号が検出されない場合、修正部40は、入力情報I−6DOWNMAN及び信号コメントNo.6STD手動圧下命令を含む仮想入力信号を削除する。これによって、仮想入出力信号及び実入出力信号が整合する。つぎに、図7に示すように、仮想入出力信号及び実入出力信号が整合した結果、修正部40はプログラマブルコントローラ300に実装される制御プログラムを修正する。
検出部50は、修正部40によって整合性のある仮想入出力信号及び実入出力信号の整合情報を検出する。整合情報は、仮想入出力信号及び実入出力信号との対応関係を示す情報であり、例えば図5のような形式で形成することができる。
生成部60は、図5に示す整合情報を用いて、図8に示すように、実入力信号のアドレス情報(信号値)を仮想入力信号のアドレス情報(信号値)に紐付け、仮想出力信号のアドレス情報(信号値)を実出力信号のアドレス情報(信号値)に紐付けるための紐付けプログラムを自動生成する。紐付けプログラムは、制御プログラムとは独立したプログラムである。また、紐付けプログラムは、例えば、図8に示すような紐付けファイルと、この紐付けファイルに記載された対応関係に沿って、実入出力信号とこれ対応する仮想入出力信号とを結びつける処理部とからなる。
紐付けプログラム及び制御プログラムはプログラマブルコントローラ300に実装される。まず、紐付けプログラムは、プログラマブルコントローラ300に入力される実入力信号を制御プログラムに入力する仮想入力信号に紐付ける。次に、制御プログラムは紐付けられた仮想入力信号に基づいて仮想出力信号を出力する(図7)。さらに、紐付けプログラムは出力された仮想出力信号をプログラマブルコントローラ300から出力される実出力信号に紐付ける。プログラマブルコントローラ300は制御対象プラントに実出力信号を送信する。
<プログラム作成支援装置によるプログラム作成支援方法>
つぎに、本発明の実施の形態に係るプログラム作成支援装置が、制御プログラムの作成を支援する方法について図9のフローチャートを参照しながら説明する。
(イ)ステップS101において、仮想信号取得部10は、制御プログラムから仮想入出力信号を取得する。ステップS102において、実信号取得部20は、プラント機器から実入出力信号を取得する。
(ロ)ステップS103において、整合部30は、仮想入出力信号と実入出力信号の整合性を検証する。ステップS104において、整合部30による検証の結果、仮想入出力信号及び実入出力信号が整合であった場合、ステップS105において、検出部50は、仮想入出力信号及び実入出力信号の整合情報を検出する。
(ハ)ステップS106において、生成部60は、整合情報を用いて仮想入出力信号と実入出力信号との間で信号値を紐付ける紐付けプログラムを自動生成する。ステップS104において、仮想入出力信号及び実入出力信号が不整合であった場合、修正部40は、ステップS107において、不整合である情報を特定し、ステップS108において、修正部40は、仮想入出力信号及び制御プログラムを修正し、ステップS103に移行する。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るプログラム作成支援装置は、プログラマが実在するプラント機器のために用意された入出力信号である実入出力信号が含むアドレス情報及び信号コメントを認識することなくプログラムを作成することを可能とする。これによって、プログラマによる制御プログラムの開発効率は向上する。
また、プログラム作成支援装置は、制御プログラム内で制御対象として定義されていない実入出力信号を制御対象として新たに定義することで、漏れのない制御をすることが可能となる。
さらに、プログラム作成支援装置は、大規模プラント等、複数のプログラマにより制御プログラムを分担して作成する場合、実入出力信号の使用漏れを防止することができ、制御プログラムの品質向上に貢献することができる。
特に、本実施形態のプログラム作成支援装置によれば、過去の制御プログラムあるいはテンプレート的に予め準備されている標準制御プログラムを流用して新たな制御プログラムを作成する場合に、制御プログラムに記述された仮想入出力信号を実入出力信号に置換することなく、紐付けプログラムを介して制御プログラムを実行することが可能となる。制御プログラムのアドレス情報は、プラント機器の実アドレス情報(実入出力信号)ではなく、プログラマが信号の意味を認識しやすい信号名(仮想入出力信号)のままであるため、その後の制御プログラムの解析や修正や流用が容易となる。その結果、制御プログラムの開発効率を高め、プログラマの負担を軽減することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10 仮想信号取得部
20 実信号取得部
30 整合部
40 修正部
50 検出部
60 生成部
100 プログラム作成支援装置
300 プログラマブルコントローラ

Claims (4)

  1. プラント機器を制御する制御プログラムを含むプラント用プログラムの作成を支援するプログラム作成支援装置であって、
    前記プラント用プログラムに入出力される入出力信号であって、前記プラント機器を正常に制御する実入力信号および実出力信号からなる実入出力信号を取得する実信号取得部と、
    前記制御プログラムに記述された入出力信号であって、前記プラント機器を仮想的に想定した仮想プラント機器を制御する仮想入力信号および仮想出力信号からなる仮想入出力信号を取得する仮想信号取得部と、
    前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との整合性を検証する整合部と、
    前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との間で不整合が生じた場合、整合するように前記仮想入出力信号を修正し、修正した前記仮想入出力信号に対応するように前記制御プログラムを修正する修正部と、
    前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との間で整合が完了した後、前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との対応関係を示す整合情報を検出する検出部と、
    前記プラント用プログラムのうち前記制御プログラムとは独立したプログラムであって、前記整合情報に基づいて前記実入力信号を前記制御プログラムに入力する前記仮想入力信号に紐付け、前記制御プログラムから出力する前記仮想出力信号を前記実出力信号に紐付ける紐付けプログラムを生成する生成部と、
    を備えることを特徴とするプログラム作成支援装置。
  2. 前記制御プログラム及び前記紐付けプログラムを含む前記プラント用プログラムを実装するプログラマブルコントローラを備え、
    前記紐付けプログラムは前記プログラマブルコントローラに入力される前記実入力信号を前記制御プログラムに入力する前記仮想入力信号に紐付け、前記制御プログラムは紐付けられた前記仮想入力信号に基づいて前記仮想出力信号を出力し、さらに前記紐付けプログラムは出力された前記仮想出力信号を前記プログラマブルコントローラから出力される前記実出力信号に紐付けること、
    を特徴とする請求項1記載のプログラム作成支援装置。
  3. プラント機器を制御する制御プログラムを含むプラント用プログラムの作成を支援するプログラム作成支援方法であって、
    実信号取得部が、前記プラント用プログラムに入出力される入出力信号であって前記プラント機器を正常に制御する実入力信号および実出力信号からなる実入出力信号を取得するステップと、
    仮想信号取得部が、前記制御プログラムに記述された入出力信号であって前記プラント機器を仮想的に想定した仮想プラント機器を制御する仮想入力信号および仮想出力信号からなる仮想入出力信号を取得するステップと、
    整合部が、前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との整合性を検証するステップと、
    修正部が、前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との間で不整合が生じた場合、整合するように前記仮想入出力信号を修正し、修正した前記仮想入出力信号に対応するように前記制御プログラムを修正するステップと、
    検出部が、前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との間で整合が完了した後、前記実入出力信号と前記仮想入出力信号との対応関係を示す整合情報を検出するステップと、
    生成部が、前記プラント用プログラムのうち前記制御プログラムとは独立したプログラムであって、前記整合情報に基づいて前記実入力信号を前記制御プログラムに入力する前記仮想入力信号に紐付け、前記制御プログラムから出力する前記仮想出力信号を前記実出力信号に紐付ける紐付けプログラムを生成するステップと、
    を含むことを特徴とするプログラム作成支援方法。
  4. 前記制御プログラム及び前記紐付けプログラムを含む前記プラント用プログラムを実装するプログラマブルコントローラを備え、
    前記紐付けプログラムは前記プログラマブルコントローラに入力される前記実入力信号を前記制御プログラムに入力する前記仮想入力信号に紐付け、前記制御プログラムは紐付けられた前記仮想入力信号に基づいて前記仮想出力信号を出力し、さらに前記紐付けプログラムは出力された前記仮想出力信号を前記プログラマブルコントローラから出力される前記実出力信号に紐付けること、
    を特徴とする請求項3記載のプログラム作成支援方法。
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