JP5821035B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、給湯システムに関する。
従来、ヒートポンプ給湯手段に、ガス焚き又は油焚きの補助給湯手段を組み合わせたハイブリッド給湯システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
給湯システムの使用者が、昼間に比べて夜間の方が料金単価が安くなるような時間帯別の電力料金メニューで電力会社と契約している場合、ヒートポンプ給湯手段は、主に料金単価が割安な夜間に沸き上げ動作を行うように使用される。
上記の特許文献1に記載された給湯システムでは、夜間を含む第1時間帯に、制御手段が、ヒートポンプ給湯手段で所定量の温水を沸かして、貯湯タンクに貯湯しておく。第1時間帯以外の第2時間帯では、貯湯タンクの貯湯量が所定の第1貯湯量以上であれば、制御手段は貯湯タンクからのみ給湯負荷へ給湯させる。また、第2時間帯において、貯湯タンクの貯湯量が第1貯湯量を下回ると、制御手段はヒートポンプ給湯手段による温水加熱を追加する。さらに、第2時間帯において、貯湯タンクの貯湯量が第1貯湯量より少ない所定の第2貯湯量を下回ると、制御手段は、補助給湯手段による給湯を更に追加する。
特許文献1の給湯システムでは、ヒートポンプ給湯手段が割安な夜間電力を使用して沸かした温水を貯湯タンクに貯湯しておき、昼間は貯湯タンクに貯湯されている温水を給湯負荷に給湯することで、給湯にかかるコストを低減している。
特許第4198187号公報
ところで、集合住宅では世帯ごとに電力会社との間で個別の受電契約を行っていたが、電力料金を削減するため、集合住宅全体で電力会社との間で高圧一括受電契約を結ぶ事例が増えている。高圧一括受電契約では、時間帯別の電力料金メニューのように時間帯による料金単価の違いはないが、時間帯別の電力料金メニューよりも料金単価が安価に設定されている。そのため、高圧一括受電契約を利用する場合、夜間にヒートポンプ給湯手段で湯を沸かしておく必要はなく、湯の需要が多い昼間の時間帯に、ヒートポンプ給湯手段で湯を沸かして給湯負荷に供給することが好ましい。
このように、高圧一括受電契約の場合と時間帯別の電力料金メニューの場合とでは、ヒートポンプ給湯手段(第1給湯器)および補助給湯器(第2給湯器)の最適な使い方が異なっている。そのため、制御手段が、時間帯別の電力料金メニューに合わせてヒートポンプ給湯手段および補助給湯手段の動作を制御すると、高圧一括受電契約を利用する場合にはヒートポンプ給湯手段および補助給湯手段の動作が最適な動作とはならない可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、第1給湯器が沸き上げ動作を行う条件を使用者自身が設定できる給湯システムを提供することを目的とする。
本発明の給湯システムは、第1給湯器と、第2給湯器と、切替弁と、制御部と、設定部とを備える。前記第1給湯器は、給水配管から水が供給される1つのタンク、および、前記1つのタンク内の水を加熱して湯をつくるヒートポンプ装置を具備して、前記1つのタンクから湯を供給する。前記切替弁は、給湯負荷に湯を供給する供給元を、前記第1給湯器および前記第2給湯器の何れかに切り替える。前記制御部は、前記1つのタンク内の湯量が第1切替湯量を下回ると、前記供給元を前記第1給湯器から前記第2給湯器に切り替えるように前記切替弁を制御し、かつ、前記1つのタンク内の湯量が、前記第1切替湯量よりも多い第2切替湯量を上回ると、前記供給元を前記第2給湯器から前記第1給湯器に切り替えるように前記切替弁を制御するように構成される。前記制御部は、前記1つのタンク内の湯量が開始湯量以下になると前記ヒートポンプ装置に湯を沸かす動作を開始させ、かつ、前記1つのタンク内の湯量が、前記開始湯量よりも多い停止湯量を上回ると、前記ヒートポンプ装置に湯を沸かす動作を停止させるように構成される。前記設定部は、設定操作に応じて、前記1つのタンク内の湯量について前記第1切替湯量、前記第2切替湯量、前記開始湯量、前記停止湯量をそれぞれ設定するように構成される。
本発明によれば、設定部が、設定操作に応じて、ヒートポンプ装置に加熱動作を開始させる開始湯量を設定している。したがって、使用者自身が、電力会社と契約した受電契約の契約内容などの使用状況に合わせて、第1給湯器の動作設定を行うことができる。
(a)は本実施形態の給湯システムのシステム構成図であり、(b)は本実施形態の給湯システムを構成する制御装置のブロック図である。 本実施形態の給湯システムの動作を説明するフローチャートである。 (a)は本実施形態の給湯システムが時間帯別料金メニューで使用される場合の第1切替湯量および開始湯量の設定例を示す図である。(b)は本実施形態の給湯システムが時間帯別料金メニューで使用される場合の第2切替湯量および停止湯量の設定例を示す図である。 (a)は本実施形態の給湯システムが高圧一括受電契約で使用される場合の第1切替湯量および開始湯量の設定例を示す図である。(b)は本実施形態の給湯システムが高圧一括受電契約で使用される場合の第2切替湯量および停止湯量の設定例を示す図である。
本発明に係る給湯システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
この給湯システムは、図1(a)に示すように、第1給湯器1と、第2給湯器2と、切替弁3と、制御装置4とを備える。この給湯システムは、一般家庭の住戸(例えば、一戸建ての住戸、又は、集合住宅の住戸など)に導入され、住戸内の給湯負荷5に湯を供給するために用いられる。ここにおいて、給湯負荷5としては、厨房や浴室内の給水給湯栓や、給水給湯栓に接続された食器洗浄機などがある。
切替弁3は、制御装置4から入力される制御信号に応じて、給湯負荷5への湯の供給元を第1給湯器1および第2給湯器2の何れかに切り替える方向切替弁である。切替弁3の一方の入力ポートには第1給湯器1からの配管21が接続される。切替弁3の他方の入力ポートには第2給湯器2からの配管22が接続される。切替弁3の出力ポートには給湯配管23が接続されており、切替弁3から給湯配管23を介して給湯負荷5に湯が供給される。
第1給湯器1は、タンク11と、タンク11内の水を加熱するヒートポンプ装置12を備える。
タンク11の底部には給水配管20が接続されており、タンク11は給水配管20を介して供給される水(ヒートポンプ装置12によって加熱された湯も含む)を溜めるように構成されている。タンク11の頂部には配管21の一端が接続されており、配管21の他端は切替弁3の入力ポートに接続されている。タンク11内の温水が配管21と切替弁3と給湯配管23を介して給湯負荷5に供給されると、給水配管20の水圧によってタンク11内に水が補充されるので、タンク11内は常に満水状態となっている。
ヒートポンプ装置12は、タンク11の下部から取り込んだ水をヒートポンプで加熱して、タンク11の頂部からタンク11内に戻すように構成されている。ヒートポンプ方式で水を加熱する装置は従来周知であるので、ヒートポンプ装置12の詳細な説明は省略する。なお、ヒートポンプ装置12は、タンク11から取り込んだ水を加熱してタンク11に戻しているが、タンク11を介さずに給水された水を加熱してタンク11に入れるようにしてもよい。
ヒートポンプ装置12がタンク11内の水を加熱することによって、タンク11内の水の温度分布は上端に近いほど温度が上昇するような温度分布となっている。図1(a)に示すようにタンク11内で水温が所定温度以上の高温層111は上側にあり、所定温度よりも水温が低い低温層112は下側にある。ここで、水温が所定温度以上である湯の量を湯量V1とする。なお、タンク11内の水温は、タンク11の上端に近いほど温度が上昇するような温度分布となっており、高温層111においても、低温層112においても上側に近づくにつれて温度が上昇するような温度分布となっている。そして、タンク11内の湯が減ると、高温層111と低温層112の境界は上側に移動し、タンク11内の湯が増えると、高温層111と低温層112の境界は下側に移動することになる。
第2給湯器2は、本実施形態ではヒートポンプ装置12とは異なる加熱方式で湯をつくる給湯器であり、例えばメタンやプロパンなどの可燃性ガスを燃焼させるガスバーナ(加熱源)で水を加熱するガス給湯器からなる。第2給湯器2は、給水配管20から供給される水を加熱し、配管22と切替弁3と給湯配管23を介して給湯負荷5に湯を供給する。ガス給湯器の構成も従来周知であるから、第2給湯器2の詳細な説明は省略する。なお、第2給湯器2はガス給湯器に限定されず、石油(重油や灯油)などの化石燃料の燃焼熱で湯を沸かす給湯器でもよい。
制御装置4は、タンク11内の湯量V1(水温が所定温度以上の湯量)に基づいて、切替弁3の切替制御と、ヒートポンプ装置12の動作制御を行う。この制御装置4は、図1(b)に示すように、演算処理部40と、入力部41と、ディスプレイ42と、メモリ43とを備える。この制御装置4は、例えば住戸内の台所や浴室などに設置される。
入力部41は、制御装置4の本体(図示せず)に、外部より操作可能な状態で設けられている。この入力部41は、使用者が給湯システムの運転状態を切り替えたり、各種の動作条件を設定したりする目的で使用される。
ディスプレイ42は、制御装置4の本体に、外部から目視可能な状態で設けられている。ディスプレイ42は、演算処理部40によって表示内容が制御され、各種の設定を行うための設定画面や給湯システムの運転状態を示す画面を表示する。
メモリ43は例えばフラッシュメモリやEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などの不揮発性のメモリからなる。メモリ43は入力部41を用いて入力された設定値などを記憶する。本実施形態では、メモリ43に、給湯負荷5への湯の供給元を第1給湯器1から第2給湯器2に切り替える際の第1切替湯量VL1と、給湯負荷5への湯の供給元を第2給湯器2から第1給湯器1に切り替える際の第2切替湯量VL2とが記憶されている。また本実施形態では、メモリ43に、第1給湯器1(ヒートポンプ装置12)に湯を沸かす動作を開始させる際の開始湯量VL3と、第1給湯器1に湯を沸かす動作を停止させる際の停止湯量VL4とが記憶されている。
演算処理部40は、組み込みのプログラムを実行することによって、第1給湯器1による湯沸かし動作を制御し、切替弁3の切替制御を行う。
演算処理部40には温度センサ13の測定結果が入力される。温度センサ13はタンク11に設けられ、タンク11内の水温を1乃至複数の高さ位置で測定する。演算処理部40は、タンク11の1乃至複数の高さ位置で測定された水温をもとに、所定温度以上の湯がどれだけ溜められているかを算出する。ここにおいて、温度センサ13と演算処理部40とで、タンク11に溜められた湯量V1を測定する測定部が構成される。
制御部たる演算処理部40は、湯量V1の算出結果に基づいて、第1給湯器1による沸き上げ動作、および、切替弁3の切替状態をそれぞれ制御する。すなわち、演算処理部40は、湯量V1が第1切替湯量VL1を下回ると、給湯負荷5への湯の供給元が第1給湯器1から第2給湯器2に切り替わるように、切替弁3を切り替える。演算処理部40は、湯量V1が第2切替湯量VL2を上回ると、給湯負荷5への湯の供給元が第2給湯器2から第1給湯器1に切り替わるように、切替弁3を切り替える。また、演算処理部40は、湯量V1が開始湯量VL3以下になると、ヒートポンプ装置12に湯を沸かす動作を開始させ、湯量V1が停止湯量VL4を上回ると、ヒートポンプ装置12に湯を沸かす動作を停止させる。
次に、この給湯システムの動作を図2のフローチャートに基づいて説明する。
使用者が入力部41を操作して第1切替湯量VL1、第2切替湯量VL2、開始湯量VL3、停止湯量VL4の設定値を入力すると、演算処理部40は、入力部41から入力された設定値をメモリ43に記憶させる(ステップS1)。なお、開始湯量VL3は第1切替湯量VL1以上の値に設定され、停止湯量VL4は第2切替湯量VL2以上の値に設定されているものとする。
演算処理部40は、初期状態では湯の供給元が第1給湯器1となるように切替弁3の切替制御を行っており、第1給湯器1(すなわちタンク11)から給湯負荷5に湯を供給させる(ステップS2)。
演算処理部40は、温度センサ13から水温の測定値を取り込み、この測定値を用いてタンク11内の湯量V1を算出した後、湯量V1が開始湯量VL3を上回っているか否かを判断する(ステップS3)。
湯量V1が開始湯量VL3を上回っていれば(ステップS3のYes)、演算処理部40は、ヒートポンプ装置12を停止させたままで、タンク11(第1給湯器1)からの給湯を継続する。
一方、湯量V1が開始湯量VL3以下になると(ステップS3のNo)、演算処理部40は、ヒートポンプ装置12に湯を沸かす動作(以下、沸き上げ動作と言う。)を開始させる(ステップS4)。その後、演算処理部40は、温度センサ13から水温の測定値を取り込み、水温の測定値をもとに湯量V1を算出し、この湯量V1が第1切替湯量VL1を下回っているか否かを判断する(ステップS5)。
ここで、ヒートポンプ装置12が湯を沸かす量が湯の使用量を上回り、タンク11内の湯量V1が第1切替湯量VL1以上に回復すれば(ステップS5のNo)、演算処理部40は、湯量V1が停止湯量VL4を上回っているか否かを判断する(ステップS6)。湯量V1が停止湯量VL4以下であれば(ステップS6のNo)、演算処理部40は、ステップS4に戻って、ヒートポンプ装置12による湯の沸き上げ動作を継続させる。湯量V1が停止湯量VL4を上回っていれば(ステップS6のYes)、演算処理部40は、ヒートポンプ装置12による湯の沸き上げ動作を停止させた後(ステップS7)、ステップS2に戻ってタンク11からの給湯を継続する。
一方、ヒートポンプ装置12が湯を沸かす量が湯の使用量に追いつかず、湯量V1が第1切替湯量VL1を下回ると(ステップS5のYes)、演算処理部40は、切替弁3を第1給湯器1から第2給湯器2に切り替える(ステップS8)。このとき、第2給湯器2から切替弁3を介して給湯負荷5に湯が供給される。第2給湯器2は、給水配管20から流入する水の流量が一定レベルを超えると、湯の沸き上げ動作を開始するように構成されており、所定の設定温度に加熱した湯を給湯負荷5に供給する(ステップS9)。
ステップS9で第2給湯器2から給湯している状態でも、ヒートポンプ装置12は沸き上げ動作を継続しており、タンク11内の湯量は徐々に回復していく。演算処理部40は、第2給湯器2から給湯負荷5に給湯させている状態で、温度センサ13から水温の測定値を取り込み、水温の測定値から湯量V1を算出して、この湯量V1が第2切替湯量VL2を上回っているか否かを判断する(ステップS10)。
湯量V1が第2切替湯量VL2以下であれば(ステップS10のNo)、演算処理部40は、ヒートポンプ装置12による湯の沸き上げ動作を継続し(ステップS11)、ステップS9に戻って第2給湯器2から継続して給湯させる。
湯量V1が第2切替湯量VL2を上回っていると(ステップS10のYes)、演算処理部40は、切替弁3を第2給湯器2から第1給湯器1に切り替えて、第1給湯器1から給湯負荷5に給湯させる(ステップS12)。このとき、第2給湯器2は、給水配管20から流入する水の流量がほぼゼロになるので、沸き上げ動作を停止する。
その後、演算処理部40は、温度センサ13から取り込んだ水温の測定値をもとに湯量V1を算出し、この湯量V1が停止湯量VL4を上回っているか否かを判断する(ステップS13)。
湯量V1が停止湯量VL4以下であれば(ステップS13のNo)、演算処理部40は、ヒートポンプ装置12に湯の沸き上げ動作を継続させ(ステップS14)、ステップS12に戻って第1給湯器1からの給湯を継続する。
一方、湯量V1が停止湯量VL4を上回っていれば(ステップS13のYes)、演算処理部40は、ヒートポンプ装置12による湯の沸き上げ動作を停止させ(ステップS15)、ステップS2に戻ってタンク11から継続して給湯させる。
上述のように、制御部としての演算処理部40は、タンク11内の湯量V1を第1切替湯量VL1および第2切替湯量VL2とそれぞれ比較した結果に基づいて、切替弁3を第1給湯器1および第2給湯器2の何れかに切り替えている。また演算処理部40は、タンク11内の湯量V1を開始湯量VL3、停止湯量VL4とそれぞれ比較した結果に基づいて、ヒートポンプ装置12による沸き上げ動作を行うか否かを制御する。
ここで、本実施形態では、設定部としての演算処理部40が、入力部41を用いて使用者が行った設定操作に応じて、第1切替湯量VL1、第2切替湯量VL2、開始湯量VL3、停止湯量VL4の設定値をメモリ43に登録する。
昼間に比べて夜間の方が料金単価が安価になる電力料金メニューを利用する場合の、第1切替湯量VL1、第2切替湯量VL2、開始湯量VL3、停止湯量VL4の設定例を図3(a)(b)に示す。なお、タンク11の内部では上側ほど水温が高くなるような温度分布となり、図3(a)(b)において第1切替湯量VL1、第2切替湯量VL2、開始湯量VL3および停止湯量VL4のそれぞれを示す線が図中の下側にあるほど設定値が大きいことを示している。
昼間に比べて夜間の方が料金単価が安価になる電力料金メニューを利用する場合、制御装置4の演算処理部40は、料金単価の安い夜間に第1給湯器1に沸き上げ動作を行わせ、所定量の湯をつくる。そして、夜間に比べ、それ以外の時間帯では電力料金の料金単価が高いので、夜間以外の時間帯ではヒートポンプ装置12による沸き上げ動作をできるだけ行わないようにすることが好ましい。ここで、ヒートポンプ装置12が沸き上げ動作を開始する開始湯量VL3は、第1切替湯量VL1と等しいか、第1切替湯量VL1よりも僅かに多い湯量に設定されている。したがって、タンク11の湯量V1が第1切替湯量VL1近くに減少するまで、ヒートポンプ装置12による沸き上げ動作は開始されない。そして、タンク11の湯量V1が減少して給湯元が第1給湯器1から第2給湯器2に切り替えられる直前か、切り替えられると同時に、ヒートポンプ装置12による沸き上げ動作が開始される。よって、夜間以外の時間帯でヒートポンプ装置12による沸き上げ動作が抑制され、給湯にかかるコストを低減できる。
また、第2切替湯量VL2は、タンク11に湯がある程度溜まったレベルに設定されており、停止湯量VL4は、第2切替湯量VL2と等しいか、第2切替湯量VL2よりも僅かに多い湯量に設定される。
演算処理部40は、タンク11内の湯量V1が第1切替湯量VL1を下回るか又はその直前で、ヒートポンプ装置12に沸き上げ動作を開始させるが、夜間以外の時間帯では料金単価が夜間よりも高いので、ヒートポンプ装置12の稼働時間をできるだけ短くしたい。上述のように、停止湯量VL4は、第2切替湯量VL2と等しいか、第2切替湯量VL2よりも僅かに多い湯量に設定されている。よって、タンク11にある程度の量の湯が溜まった時点、すなわち湯量V1が第2切替湯量VL2を上回った時点かその直後には、湯量V1が停止湯量VL4を上回ることになる。したがって、演算処理部40は、湯の供給元を第2給湯器2から第1給湯器1に切り替えた時点又はその直後に、ヒートポンプ装置12の沸き上げ動作を停止させるから、夜間以外の時間帯でヒートポンプ装置12の沸き上げ動作が抑制される。
また、時間帯によって料金単価に変わりがない、高圧一括受電契約のような電力料金メニューを利用する場合の、第1切替湯量VL1、第2切替湯量VL2、開始湯量VL3、停止湯量VL4の設定例を図4(a)(b)に示す。
高圧一括受電契約のような電力料金メニューでは、上述した時間帯別料金メニューに比べて、時間帯に関わらず料金単価が安価であるから、第2給湯器2に比べて運転コストが安い第1給湯器1からできるだけ給湯するようにしたいという要望がある。
ここで、第1切替湯量VL1は、第1給湯器1が湯切れするぎりぎりのレベル、すなわちタンク11内の湯量がゼロになる手前のレベルに設定され、開始湯量VL3は、タンク11の最大容量から僅かに少ないレベルに設定される。したがって、タンク11内が湯で満たされている状態から給湯負荷5で湯が使用されて、湯量V1が僅かに減少し、湯量V1が開始湯量VL3以下になると、演算処理部40は、ヒートポンプ装置12に沸き上げ動作を開始させる。このように、湯量V1がタンク11の最大容量から僅かに少ないレベル(開始湯量VL3)を下回ると、演算処理部40がヒートポンプ装置12の沸き上げ動作を開始させるから、湯切れの起こる可能性を少なくできる。
また、ヒートポンプ装置12が沸き上げ動作を行っている状態で湯の沸き上げ量が使用量に追いつかず、湯量V1が徐々に減少する場合でも、湯切れするぎりぎりのレベルに設定された第1切替湯量VL1を湯量V1が下回るまでは第1給湯器1から給湯される。よって、演算処理部40は、湯切れする寸前まで第1給湯器1から給湯させ、湯量V1が第1切替湯量VL1を下回った時点で、湯の供給元を第1給湯器1から第2給湯器2へ切り替えることで、湯切れが起こる可能性を低減できる。また、演算処理部40は、湯切れする寸前まで第1給湯器1から給湯負荷5に給湯させており、第2給湯器2に比べて運転コストの安い第1給湯器1から給湯させることで、給湯にかかるコストを低減できる。また、ヒートポンプ装置12は、化石燃料(例えば可燃性ガスや油など)の燃焼熱で湯を沸かす第2給湯器2に比べて、二酸化炭素の排出量が少なくいから、第1給湯器1を第2給湯器2よりも多用することで、給湯システム全体での二酸化炭素の排出量を削減できる。
また、図4(a)、図4(b)の設定例では、第2切替湯量VL2は、タンク11に湯がある程度溜まったレベルに設定され、停止湯量VL4は、タンク11の最大容量とほぼ同じレベルに設定される。
タンク11内の湯量V1が減少したことによって湯の供給元が第2給湯器2に切り替えられた後に、タンク11内に湯がある程度溜まり、湯量V1が第2切替湯量VL2を上回ると、演算処理部40は、湯の供給元を第2給湯器2から第1給湯器1に切り替えている。これにより、タンク11内の湯量V1がある程度のレベルまで回復すると、第2給湯器2が停止され、第1給湯器1からの給湯に切り替えられるから、運転コストの安い第1給湯器1に早めに切り替えることで、給湯システム全体の運転にかかるコストを低減できる。また、停止湯量VL4はタンク11の最大容量とほぼ同じレベルに設定されているから、第1給湯器1によってタンク11の満量レベルまで湯が沸き上げられる。よって、第1給湯器1(タンク11)から給湯する場合に湯切れが起こりにくくなり、その後に湯量V1が第1切替湯量VL1を下回らなければ、第1給湯器1から継続して給湯される。したがって、運転コストが安く、二酸化炭素の排出量が少ないヒートポンプ装置12を第2給湯器2よりも優先して動作させることができるから、給湯システム全体として給湯にかかるコストを低減し、二酸化炭素の排出量を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の給湯システムは、第1給湯器1と、第2給湯器2と、切替弁3と、制御部(演算処理部40)と、設定部(演算処理部40および入力部41からなる)を備える。第1給湯器1は、給水配管20から水が供給されるタンク11と、タンク11内の水を加熱して湯をつくるヒートポンプ装置12を具備して、タンク11から給湯する。切替弁3は、給湯負荷5に湯を供給する供給元を、第1給湯器1および第2給湯器2の何れかに切り替える。制御部は、タンク11内の湯量V1が所定の第1切替湯量VL1を下回ると、給湯負荷5への湯の供給元を第1給湯器1から第2給湯器2に切り替えるように切替弁3を制御する。制御部は、タンク11内の湯量V1が所定の開始湯量VL3以下になるとヒートポンプ装置12に湯を沸かす動作を開始させる。設定部は、設定操作に応じて開始湯量VL3を設定する。
このように、本実施形態によれば、設定部が、設定操作に応じてヒートポンプ装置12に加熱動作を開始させる開始湯量VL3を設定している。したがって、使用者自身が、電力会社と契約した受電契約の契約内容などの使用状況に合わせて、第1給湯器1の動作設定を行うことができる。よって、第1給湯器1および第2給湯器2を組み合わせたハイブリッド給湯システムにおいて、第1給湯器1の動作を使用状況に合わせて最適に制御することができる。
本実施形態の給湯システムにおいて、設定部(演算処理部40および入力部41からなる)が、設定操作に応じて切替湯量VL1を設定することも好ましい。これにより、使用者自身が、電力会社と契約した受電契約の契約内容などの使用状況に合わせて、湯の供給元を第1給湯器1から第2給湯器2に切り替える第1切替湯量VL1を設定することができる。よって、第1給湯器1および第2給湯器2を組み合わせたハイブリッド給湯システムにおいて、第1給湯器1および第2給湯器2の動作を使用状況に合わせて最適に制御することができる。
また、本実施形態の給湯システムにおいて、以下のように構成されることも好ましい。制御部は、タンク11内の湯量V1が、第1切替湯量VL1よりも多い所定の第2切替湯量VL2を上回ると、給湯負荷5への湯の供給元を第2給湯器2から第1給湯器1に切り替えるように切替弁3を制御する。制御部は、タンク11内の湯量が、開始湯量VL3よりも多い所定の停止湯量VL4を上回ると、ヒートポンプ装置12に湯を沸かす動作を停止させるように構成される。そして、設定部は、設定操作に応じて第2切替湯量VL2および停止湯量VL4をそれぞれ設定するように構成される。
このように、本実施形態によれば設定部が、設定操作に応じて、湯の供給元を第2給湯器2から第1給湯器1に切り替える第2切替湯量VL2、および、ヒートポンプ装置12の沸き上げ動作を停止させる停止湯量VL4をそれぞれ設定している。したがって、使用者自身が、電力会社と契約した受電契約の契約内容などの使用状況に合わせて、第1給湯器1および第2給湯器2の動作設定を行うことができる。例えば、停止湯量VL4が、第2切替湯量VL2と同じか、第2切替湯量VL2よりも僅かに多い湯量に設定されると、ヒートポンプ装置12による沸き上げ動作が抑制され、ヒートポンプ装置12を動作させるのに必要な電気料金を低減できる。また、停止湯量VL4が第2切替湯量VL2に比べて十分大きな値に設定されると、湯の供給元が第2給湯器2から第1給湯器1に切り替えられた後も、第1給湯器1による湯の沸き上げ動作が継続されるので、タンク11内の湯切れが起こりにくくなる。
なお、本実施形態において第2給湯器2は、第1給湯器1と異なる加熱方式の給湯器に限定されず、第2給湯器2は第1給湯器1と同じ加熱方式(ヒートポンプ方式)の給湯器でもよい。
1 第1給湯器
2 第2給湯器
3 切替弁
4 制御装置
5 給湯負荷
11 タンク
12 ヒートポンプ装置
40 演算処理部(制御部、設定部)
41 入力部(設定部)
43 メモリ

Claims (1)

  1. 給水配管から水が供給される1つのタンクおよび前記1つのタンク内の水を加熱して湯をつくるヒートポンプ装置を具備して前記1つのタンクから湯を供給する第1給湯器と、
    第2給湯器と、
    給湯負荷に湯を供給する供給元を、前記第1給湯器および前記第2給湯器の何れかに切り替える切替弁と、
    制御部と、
    設定部とを備え、
    前記制御部は、前記1つのタンク内の湯量が第1切替湯量を下回ると、前記供給元を前記第1給湯器から前記第2給湯器に切り替えるように前記切替弁を制御し、かつ、前記1つのタンク内の湯量が、前記第1切替湯量よりも多い第2切替湯量を上回ると、前記供給元を前記第2給湯器から前記第1給湯器に切り替えるように前記切替弁を制御するように構成され、
    前記制御部は、前記1つのタンク内の湯量が開始湯量以下になると前記ヒートポンプ装置に湯を沸かす動作を開始させ、かつ、前記1つのタンク内の湯量が、前記開始湯量よりも多い停止湯量を上回ると、前記ヒートポンプ装置に湯を沸かす動作を停止させるように構成されており、
    前記設定部は、設定操作に応じて、前記1つのタンク内の湯量について前記第1切替湯量、前記第2切替湯量、前記開始湯量、前記停止湯量をそれぞれ設定するように構成されたことを特徴とする給湯システム。
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