JP5818588B2 - 放射線検出データ処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、放射線検出データ処理装置及び方法に関する。
従来、検査対象の断層画像を再構成するコンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置は、医療分野や非破壊検査等で活用されている。例えば、コンピュータ断層撮影装置であるX線CT装置は、検査対象の360度全周囲からX線を照射し、検査対象を透過したX線を各方向において検出する。そして、X線CT装置は、X線検出データに対して対数変換等を行なったX線投影データを用いて断層画像を再構成する。
ここで、精密な断層画像を得るためには、X線照射角度を細かい粒度で変化させ、また、X線検出素子が高密度で配列されたX線検出器を用いる必要があり、X線検出データの解像度や時間当たりの撮影枚数が増加する。そこで、X線検出データを圧縮することで、蓄積や伝送のコストを削減することが考えられている(例えば、特許文献1)。
X線検出データの圧縮を行なう場合、断層画像の再構成に際しX線投影データを生成するため、圧縮したX線検出データは、伸張後、対数変換される。しかし、伸張処理後のデータを対数変換したデータは、X線検出データを対数変換したデータからの誤差が増加するため、断層画像の画質が劣化する。
特開2003−10170号公報
本発明が解決しようとする課題は、圧縮処理による断層画像の画質劣化を回避することができる放射線検出データ処理装置及び方法を提供することである。
実施形態の放射線検出データ処理装置は、データ収集部と、データ処理部とを備える。データ収集部は、放射線を検出する検出器から放射線検出データを収集する。データ処理部は、前記放射線検出データを圧縮して圧縮データを生成する。ここで、前記データ処理部は、前記圧縮データを伸張し所定の変換を行った、断層画像を得るための再構成に用いられる投影データにおける圧縮歪が、前記投影データの信号値によらず一定となる様に前記圧縮データを生成する。
第1の実施形態のX線CT装置の全体構成図。 再構成処理の一方式を説明するための図。 従来のX線CT装置が行なう再構成処理を説明するための図。 圧縮歪を説明するための図。 対数変換による圧縮歪を説明するための図。 第1の実施形態のデータ処理部及びデータ第2処理部の構成図。 第1の実施形態の圧縮処理の一例を示す図。 第1の実施形態における圧縮歪を説明するための図。 第1の実施形態のX線CT装置の処理を示すフローチャート。 第1の実施形態の変形例を説明するための図。 第2の実施形態のデータ処理部及びデータ第2処理部の構成図。 第2の実施形態の変換処理を説明するための図。 第2の実施形態のX線CT装置の処理を示すフローチャート。 第2の実施形態の変形例を説明するための図。 第3の実施形態のデータ処理部及びデータ第2処理部の構成図。 第3の実施形態のX線CT装置の処理を示すフローチャート。 第3の実施形態の変形例を説明するための図。 第1〜第3の実施形態の変形例を説明するための図。
以下、添付図面を参照して、放射線検出データ処理装置の実施形態を詳細に説明する。なお、以下では、放射線検出データ処理装置を含むX線コンピュータ断層撮影(CT:Computed Tomography)装置を、実施形態として説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るX線CT装置の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態のX線CT装置の全体構成図である。図1に示すように、第1の実施形態に係るX線CT装置は、架台装置10と、寝台装置20と、コンソール装置30とを備える。
架台装置10は、被検体PにX線を照射してX線検出データを収集する装置であり、高電圧発生部11と、X線管12と、X線検出器13と、データ収集部14と、回転フレーム15と、架台駆動部16とを有する。更に、架台装置10は、X線検出データに対してデータ処理を行なうデータ処理部17を有する。
高電圧発生部11は、高電圧を発生して、発生した高電圧をX線管12に供給する装置である。X線管12は、高電圧発生部11から供給された高電圧によりX線を発生する真空管であり、X線管12が発生したX線は、被検体Pに対して照射される。
X線検出器13は、X線管12から照射されて被検体Pを透過したX線の強度分布を示すX線検出データを検出する検出器である。すなわち、X線検出器13は、被検体P内部で生じるX線吸収の度合を示すX線検出データを検出する。具体的には、X線検出器13は、チャンネル方向(図1に示すY軸方向)に複数のX線検出素子が配列された検出素子列が、被検体Pの体軸方向(図1に示すZ軸方向)に沿って複数列配列された2次元アレイ型検出器である。
回転フレーム15は、X線管12とX線検出器13とを被検体Pを挟んで対向するように支持する。架台駆動部16は、回転フレーム15を回転駆動させることで、被検体Pを中心とした円軌道上でX線管12およびX線検出器13を旋回させる駆動装置である。
データ収集部14は、DAS(Data Acquisition System)であり、X線検出器13により検出されたX線検出データを収集する。具体的には、データ収集部14は、X線管12からのX線照射方向それぞれに対応するX線検出データを収集する。そして、データ収集部14は、収集したX線検出データそれぞれに対して増幅処理やA/D変換処理等を行なって、データ処理部17に出力する。
データ処理部17は、X線検出データに対して所定のデータ処理を行なう処理部である。具体的には、データ処理部17は、X線検出データに対して圧縮処理を行なって、圧縮後のデータを後述するコンソール装置30に送信する。なお、データ処理部17が第1の実施形態において実行する処理については、後に詳述する。
寝台装置20は、被検体Pを載せる装置であり、図1に示すように、天板22と、寝台駆動装置21とを有する。天板22は、被検体Pが載置されるベッドであり、寝台駆動装置21は、天板22を被検体Pの体軸方向(Z軸方向)へ移動させることで、被検体Pを回転フレーム15内に移動させる。
コンソール装置30は、操作者によるX線CT装置の操作を受け付けるとともに、架台装置10によって収集された投影データ群から断層画像を再構成する装置であり、図1に示すように、入力装置31と、表示装置32と、スキャン制御部33と、データ第2処理部34と、画像記憶部35と、システム制御部36とを有する。
入力装置31は、X線CT装置を操作する医師や技師などの操作者が各種指示を入力するためのマウス、キーボード、ボタン、トラックボール、ジョイスティックなどを有し、操作者から受け付けた各種コマンドを、後述するシステム制御部36に転送する。
表示装置32は、入力装置31を介して操作者から指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)を表示したり、後述する画像記憶部35が記憶する再構成画像を表示したりするためのモニタを有する。
スキャン制御部33は、高電圧発生部11、架台駆動部16、データ収集部14、データ処理部17及び寝台駆動装置21の動作を制御する。これにより、スキャン制御部33は、架台装置10における被検体PのX線スキャン処理、X線検出データ群の収集処理及びX線検出データ群に対するデータ処理を制御する。
具体的には、スキャン制御部33は、回転フレーム15を回転させながら、X線管12からX線を連続的、又は、間欠的に照射させることで、X線スキャンを実行させる。例えば、スキャン制御部33は、天板22を移動させながら回転フレーム15を連続回転させて撮影を行なうヘリカルスキャンや、被検体Pの位置を固定したままで回転フレーム15を1回転または連続回転させて撮影を行なうコンベンショナルスキャンを実行させる。
データ第2処理部34は、断層画像(X線CT画像)の再構成処理を行なう処理部である。すなわち、データ第2処理部34は、データ処理部17から受信したデータを用いてX線CT画像の再構成処理を行なう。画像記憶部35は、データ第2処理部34によって生成されたX線CT画像を記憶する。なお、データ第2処理部34が第1の実施形態において実行する処理については、後に詳述する。
システム制御部36は、架台装置10、寝台装置20およびコンソール装置30の動作を制御することによって、X線CT装置の全体制御を行う。具体的には、システム制御部36は、スキャン制御部33を制御することで、架台装置10および寝台装置20によるX線検出データ群の収集処理を制御する。また、システム制御部36は、スキャン制御部33を介して、データ処理部17を制御することで、X線検出データ群に対する圧縮処理を制御する。また、システム制御部36は、データ第2処理部34を制御することで、コンソール装置30による画像再構成処理を制御する。また、システム制御部36は、画像記憶部35から再構成画像を読み出して、表示装置32が備えるモニタにおいて表示するように制御する。
以上、第1の実施形態に係るX線CT装置の全体構成について説明した。かかる構成のもと、第1の実施形態に係るX線CT装置は、X線検出データを収集し、収集したX線検出データを用いてX線CT画像の再構成を行なう。
ここで、図2等を用いて、断層画像再構成処理の一方式について説明する。図2は、再構成処理の一方式を説明するための図である。図2では、あるX線照射角度において、X線管12からX線強度「X0」のX線が照射されたことを示している。また、図2では、X線強度「X0」のX線が、図中の白領域で示す空気や、図中のグレー領域で示す被検体Pを透過した後に、X線検出器13においてX線強度「X(L)」のX線が検出されたことを示している。すなわち、X線スキャンでは、X線照射角度ごとに透過線それぞれのX線検出データ「X(L)」が収集される。
また、図2では、X線が照射された空間を1辺の長さが「d」となるメッシュ状に区切り、各メッシュのX線減弱係数が「U(L,n)」であるとしている。X線強度は、X線の透過線上にて、指数的に減衰する。「X(L)」は、「X0」、「d」及び「U(L,n)」により、以下の式(1)で示される。
Figure 0005818588
ここで、両辺で対数をとることで、式(1)は、以下の式(2)として示される。
Figure 0005818588
「X0」、「X(L)」及び「d」が既知であることから、式(2)は、未知数「U」の線形和となる。すなわち、X線CT装置は、X線照射角度ごとに、透過線それぞれのX線検出データ「X(L)」を収集し、X線検出データ「X(L)」を対数変換することで、未知数「U」に関する線形和で構成される式(2)を得ることができる。かかる対数変換後のデータは、投影データと呼ばれる。
そして、X線CT装置は、投影データから、例えば、最少二乗法、フーリエ変換法、フィルター逆投影法、重畳逆投影法、逐次近似法等を用いて未知数「U」を決定することで、各のX線減弱係数を得ることができる。すなわち、X線CT装置は、X線検出データを対数変換することで、投影データを生成し、投影データを、X線が照射された空間に逆投影することで、空間内の各メッシュのX線減弱係数を得る。
そして、X線CT装置は、各メッシュのX線減弱係数を、水のX線減弱係数「0」及び空気のX線減弱係数「−1000」で相対化したCT値(単位HU:Hounsfield unit)を画素値とすることで、X線CT画像を再構成する。
図3は、従来のX線CT装置が行なう再構成処理を説明するための図である。例えば、従来のX線CT装置は、図3の(A)に示すように、収集したX線検出データを、再構成前の前処理として、コンソール装置30内で対数変換することで、投影データを生成する。なお、X線CT装置は、対数変換処理の他に、前処理として、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正などの補正処理を行なうことで、X線検出データから投影データを生成する。そして、従来のX線CT装置は、投影データを逆投影処理することで断層画像(X線CT画像)を再構成する。なお、図3の(A)に示す従来のX線CT装置は、投影データを所定の記憶部に格納し、格納された投影データを読み出して、再構成処理を行なう。
ここで、より精密な断層画像を得るためには、X線管12から照射されるX線の照射角度を細かい粒度で変化させる必要があり、また、X線検出素子が高密度で配列されたX線検出器13を用いる必要がある。すなわち、断層画像の高精細化を実現するためには、X線検出データの解像度や時間当たりの撮影枚数が増加する。このため、断層画像の高精細化には、高速な伝送システム及び大容量のデータを蓄積する装置が要求される。
そこで、従来、図3の(A)に示すX線CT装置に、データ圧縮機能を付加したX線CT装置が知られている。データ圧縮機能を付加した従来のX線CT装置は、図3の(B)に示すように、X線検出データを圧縮(符号化)して圧縮データとする。例えば、図3の(B)に示す従来のX線CT装置は、X線検出素子ごとのX線検出量を示すX線検出データを、X線照射角度ごとに時系列化したデータ(サイノグラムデータ)とし、サイノグラムデータを圧縮する。そして、図3の(B)に示す従来のX線CT装置は、圧縮データを伸張(復号化)して伸張データとし、伸張データに対して対数変換等の処理を行なって投影データをした後、再構成処理により断層画像(X線CT画像)を再構成する。
例えば、圧縮処理を架台装置10内で行なうことで、架台装置10からコンソール装置30へのデータ伝送量を低減することができる。また、投影データを記憶する代わりに、圧縮データを記憶することで、コンソール装置30に設置する記憶装置の容量を大容量にする必要がなくなる。
しかし、圧縮及び伸張を行なったデータを対数変換したデータを投影データとして再構成処理を行なうと、再構成された画像の画質が劣化する場合があった。図4は、圧縮歪を説明するための図であり、図5は、対数変換による圧縮歪を説明するための図である。
圧縮対象となるデータには、圧縮を行なうことで生じる圧縮歪が内在するが、かかる圧縮歪は、図4に示すように、信号強度に関わらず、略同一の分散を有し、平均値が「0」となる。すなわち、X線検出データを一般的な方式で圧縮することで、圧縮データには、信号値の大きさに依存しない圧縮歪が発生する。しかし、伸張データを対数変換すると、信号値の大きさに依存して圧縮歪が不均一となる。
図5は、入力となる伸張データの信号値を横軸とし、出力となる対数変換後のデータの信号値を縦軸としている。また、図5では、入出力の信号値をプロットしたグラフを実線aで示している。また、図5では、伸張データの各信号値が有する圧縮歪の下限値と、下限値を対数変換した後の値とをプロットしたグラフを点線cで示している。また、図5では、伸張データの各信号値が有する圧縮歪の上限値と、上限値を対数変換した後の値とをプロットしたグラフを点線bで示している。
入力側の伸張データの圧縮歪は、図5の横方向の両方向矢印に示すように、横軸方向に均一な分散を有する。一方、出力側の対数変換後のデータの圧縮歪は、図5の縦方向の両方向矢印に示すように、低い信号値側で増大し、高い信号値側で減少する。
このように、圧縮歪の分散は、対数変換によって変化する。X線検出データを圧縮後伸張したデータを対数変換したデータでは、X線検出データを対数変換したデータからの誤差分散が、信号値が低いほど増大している。かかるデータを再構成処理に用いると、未知数「U」の算出精度が低下し、その結果、断層画像の画質が劣化する。
そこで、第1の実施形態に係るデータ処理部17は、断層画像の再構成に用いるデータの圧縮歪が信号値に依存することなく略一定となる圧縮データを、データ収集部14が収集したX線検出データから生成する。以下、図6等を用いて、第1の実施形態に係るデータ処理部17及び第1の実施形態に係るデータ第2処理部34の処理について、詳細に説明する。図6は、第1の実施形態のデータ処理部17及びデータ第2処理部34の構成図である。
図6に示すように、第1の実施形態に係るデータ処理部17は、断層画像の再構成に用いるデータの圧縮歪が信号値に依存することなく略一定となる圧縮データをX線検出データから生成するための処理部として、圧縮部17aを有する。圧縮部17aは、高い信号値に含まれる圧縮歪より低い信号値に含まれる圧縮歪が小さくなる量子化幅を用いて、放射線検出データから前記圧縮データを生成する。
すなわち、圧縮部17aは、圧縮処理を行なう際、対数変換した後のデータに含まれる誤差分散を最小化するために、高い信号値に含まれる圧縮歪よりも、低い信号値に含まれる圧縮歪が小さくなるように、量子化幅を調整する制御を行なう。例えば、圧縮部17aは、量子化と差分パルス符号変調(DPCM:Differential Pulse Code Modulation)とにより圧縮処理を行なう際に、量子化幅を信号値によって変更する。具体的には、圧縮部17aは、信号値が小さいほど量子化幅が小さくなるように量子化幅を調整する。図7は、第1の実施形態の圧縮処理の一例を示す図である。
例えば、図7の(A)に示すように、X線検出データの信号値(X)が「0≦x≦255」の範囲にあるとする。かかる場合、圧縮部17aは、例えば、xが0に近い方を低信号値側とし、xが255に近い方を高信号値側とする。そして、圧縮部17aは、例えば、8つの量子化レベルを設定する。
一例を挙げると、圧縮部17aは、図7の(B)に示すように、低信号値側から高信号値側に向けて、「0≦x≦1」、「1<x≦3」、「3<x≦7」、「7<x≦15」、「15<x≦35」、「35<x≦75」、「75<x≦135」及び「135<x≦255」の量子化幅を設定する。
圧縮部17aは、各量子化幅の範囲内にある信号値を量子化するための代表値を設定する。一例を挙げると、圧縮部17aは、図7の(B)に示すように、「0≦x≦1」の代表値を「0」、「1<x≦3」の代表値を「2」、「3<x≦7」の代表値を「5」、「7<x≦15」の代表値を「10」、「15<x≦35」の代表値を「30」、「35<x≦75」の代表値を「55」、「75<x≦135」の代表値を「115」、「135<x≦255」の代表値を「200」に設定する。
図7に示す一例では、量子化幅が低信号側で小さく、高信号側で大きくなっている。また、図7に示す一例では、圧縮部17aは、256階調であったX線検出データから、8階調のデータに圧縮したデータを生成するが、かかる圧縮データでは、高信号値側ほど量子化幅が大きく設定されているため、低信号値側より高信号値側の方が実測値との誤差が大きくなっている。8諧調に圧縮されたデータに対して、隣接信号間の差分を取る差分パルス符号変調を施し、差分信号を可変長符号化することで、さらなる圧縮が行われた圧縮データが生成される。
圧縮部17aは、量子化幅制御によって生成した圧縮データを、コンソール装置30のデータ第2処理部34に送信する。
なお、図7に示す一例では、256諧調のX線検出データを8諧調に削減した後に差分パルス符号変調符号化を施す場合について説明したが、本実施形態は、さらに高諧調のX線検出データを信号値に応じて量子化する構成でも良い。また、量子化幅は固定ではなく、信号特性に応じて可変としてもよい。例えば、可変長符号化後の圧縮率が一定となるように、入力信号の情報量が大きい場合は、荒く量子化し、入力信号の情報量が小さい場合は、細かく量子化して、量子化に関する情報を圧縮データに含めた圧縮データとしてもよい。ここで、低信号値は高信号値よりも相対的に小さな量子化幅で量子化するものとする。また、入力信号値を差分パルス符号変調符号化した差分信号に対して、量子化を行う構成としてもよい。その場合は、入力信号値の大小に応じて量子化幅が調整されるように、例えば、複数の信号値で構成するブロック毎に、量子化幅に関するインデックス情報を合わせて符号化する構成としてもよい。
また、圧縮部17aが行なう範囲設定及び量子化幅の変更設定は、予め設定されている場合であっても良いし、撮影時に操作者が入力装置31を用いて設定する場合であっても良い。
図6に戻って、データ第2処理部34は、圧縮部17aから受信した圧縮データを用いてX線CT画像の再構成処理を行なう。第1の実施形態に係るデータ第2処理部34は、図6に示すように、圧縮データ記憶部34aと、伸張部34bと、前処理部34cと、投影データ記憶部34dと、再構成部34eとを有する。
圧縮データ記憶部34aは、圧縮部17aが生成した圧縮データを記憶する。伸張部34bは、圧縮データを伸張した伸張データを生成する。具体的には、伸張部34bは、圧縮データ記憶部34aが記憶する圧縮データを用いて伸張処理を行なう。前処理部34cは、伸張データを対数変換することで投影データを生成する。具体的には、前処理部34cは、伸張データに対して、対数変換処理の他に、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の補正処理を行なうことで投影データを生成する。なお、前処理部34cは、投影データを投影データ記憶部34dに格納する。
再構成部34eは、前処理部34cが伸張データを対数変換することで生成した投影データを逆投影処理することで断層画像であるX線CT画像を再構成し、再構成した画像を、画像記憶部35に格納する。ここで、再構成部34eは、再構成処理に際し、投影データ記憶部34dから投影データを読み出す場合であっても良いし、前処理部34cから投影データを取得する場合であっても良い。
第1の実施形態では、圧縮データ記憶部34aに圧縮データを格納している。また、投影データと比較して、圧縮データの容量は小さい。また、圧縮データを記憶しておくことで、投影データは、伸張処理により任意のタイミングで生成することができる。従って、第1の実施形態では、投影データ記憶部34dをデータ第2処理部34から削除しても良い。
ここで、図8を用いて、第1の実施形態における圧縮歪について説明する。図8は、第1の実施形態における圧縮歪を説明するための図である。
図8は、入力となる「第1の実施形態の伸張データの信号値」を横軸とし、出力となる「伸張データ対数変換後のデータの信号値」を縦軸としている。また、図8では、入出力の信号値をプロットしたグラフを実線Aで示している。また、図8では、「第1の実施形態における伸張データの各信号値が有する圧縮歪の下限値」と、下限値を対数変換した後の値とをプロットしたグラフを点線Cで示している。また、図8では、「第1の実施形態における伸張データの各信号値が有する圧縮歪の上限値」と、上限値を対数変換した後の値とをプロットしたグラフを点線Bで示している。
第1の実施形態で生成される圧縮データは、信号値が高いほど圧縮歪が大きくなるように、圧縮部17aによる量子化幅の制御が行なわれている。このため、第1の実施形態において、入力側の伸張データの圧縮歪は、図8の横方向の両方向矢印に示すように、低い信号値側で減少し、高い信号値側で増大する。一方、出力側の対数変換後のデータの圧縮歪は、図8の縦方向の両方向矢印に示すように、略均一な分散を有する。
すなわち、第1の実施形態において、伸張データを対数変換したデータでは、X線検出データを対数変換したデータからの誤差分散が、従来の圧縮処理と比較して減少している。第1の実施形態では、伸張データを対数変換したデータを再構成処理に用いることで、未知数「U」の算出精度を、高精度で行なうことができ、その結果、圧縮処理による断層画像の画質劣化を防止することができる。
次に、図9を用いて、第1の実施形態に係るX線CT装置の処理について説明する。図9は、第1の実施形態のX線CT装置の処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、第1の実施形態に係るX線CT装置は、データ収集部14によりX線検出データが収集されたか否かを判定する(ステップS101)。ここで、X線検出データが収集されていない場合(ステップS101否定)、第1の実施形態に係るX線CT装置は、待機状態となる。
一方、X線検出データが収集された場合(ステップS101肯定)、圧縮部17aは、量子化幅を調整した圧縮処理により、X線検出データから圧縮データを生成する(ステップS102)。そして、圧縮部17aは、圧縮データをコンソール装置30に送信することで、圧縮データを圧縮データ記憶部34aに格納する(ステップS103)。
そして、伸張部34bは、圧縮データ記憶部34aから圧縮データを読み出して、伸張処理により伸張データを生成し(ステップS104)、前処理部34cは、対数変換処理及び補正処理により伸張データから投影データを生成する(ステップS105)。そして、再構成部34eは、逆投影処理により投影データからX線CT画像を再構成し(ステップS106)、処理を終了する。
上述してきたように、第1の実施形態では、信号値に応じた量子化幅制御により、伸張データを対数変換した後のデータの圧縮歪を信号値によらず、略均一な分散とすることができる。従って、第1の実施形態では、圧縮処理による断層画像の画質劣化を防止することができる。
また、第1の実施形態では、断層画像の画質が劣化しないX線検出データの圧縮データを伝送することができるので、精密な断層画像を再構成するために、架台装置10とコンソール装置30との間に高速な伝送システムを設置する必要がなくなる。また、第1の実施形態では、大容量の投影データを記憶する代わりに、圧縮データを記憶することで、大容量のデータを蓄積する装置を設置する必要がなくなる。また、第1の実施形態では、圧縮データを記憶することで、前処理部34cにおける対数変換処理に用いるパラメータの変更や、前処理部34cにおける補正処理の変更等、再構成条件を任意に変更して、新たに、画像を再構成することができる。
なお、上記では、X線検出データの圧縮処理が架台装置10で実行される場合について説明した。しかし、第1の実施形態は、X線検出データの圧縮処理がコンソール装置30で実行される場合であっても良い。図10は、第1の実施形態の変形例を説明するための図である。
すなわち、図10に示すように、第1の実施形態の変形例では、圧縮部17aを有するデータ処理部17がコンソール装置30に設置される。そして、図10に示す圧縮部17aは、架台装置10から受信したX線検出データに対して量子化幅を信号値に応じて調整した圧縮処理を行なうことで圧縮データを生成する。
図10に示す変形例では、精密な断層画像を再構成するために、少なくとも、コンソール装置30において、データを蓄積する装置の記憶容量を大容量とする必要がなくなる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なる方法で、再構成に用いるデータの圧縮歪が信号値に依存することなく略一定となる圧縮データをX線検出データから生成する場合について説明する。
第2の実施形態に係るX線CT装置は、図1を用いて説明した第1の実施形態に係るX線CT装置と同様の構成となる。しかし、第2の実施形態にかかるデータ処理部17及びデータ第2処理部34の構成は、第1の実施形態とは異なる。図11は、第2の実施形態のデータ処理部17及びデータ第2処理部34の構成図である。第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、データ処理部17は、再構成に用いるデータの圧縮歪が信号値に依存することなく略一定となる圧縮データをX線検出データから生成する。しかし、第2の実施形態に係るデータ処理部17は、圧縮部17aの代わりに、変換部17b及び圧縮部17cを有する。
変換部17bは、X線検出データに対して対数変換、又は、対数変換を近似した近似変換を行なって変換データを生成する。図12は、第2の実施形態の変換処理を説明するための図である。
例えば、変換部17bは、図12の(A)に示すように、変換関数として対数関数を用いて、X線検出データから変換データを生成する。なお、対数関数を用いてX線検出データに信号値を対数変換した出力値は、必ずしも、信号値の対数値と100%一致する値ではなく、例えば、小数点第3を切り上げ、切捨て、又は四捨五入した近似値となる。
或いは、変換部17bは、対数変換を近似した変換関数により、X線検出データから変換データを生成する。具体的には、変換部17bは、高い信号値ほど傾きが低くなる変換関数を用いる。
例えば、変換部17bは、図12の(B)に示すように、対数変換の全てを直線近似した変換関数により、X線検出データから変換データを生成する。図12の(B)に示す一例では、変換部17bは、信号値を低信号値域、中信号値域及び高信号値域の3つの範囲に分けて、各範囲の対数変換を1次関数で近似した3つの変換関数を用いる。かかる変換関数の傾きは、図12の(B)に示すように、低信号値域、中信号値域、高信号値域の順に低くなっている。
或いは、例えば、変換部17bは、図12の(C)に示すように、対数変換の一部を直線近似した変換関数により、X線検出データから変換データを生成する。図12の(C)に示す一例では、変換部17bは、信号値を低信号値域、中信号値域及び高信号値域の3つの範囲に分けて、低信号値域及び高信号値域の対数変換を1次関数で近似した2つの変換関数を用い、中信号値域では対数関数を用いる。中信号値域の対数関数の傾き(微分値)は、図12の(C)に示すように、低信号値域の1次関数の傾きより低くなっている。また、高信号値域の1次関数の傾きは、図12の(C)に示すように、中信号値域の対数関数の傾き(微分値)より低くなっている。
或いは、例えば、変換部17bは、図12の(D)に示すように、対数変換の全てを多項式により変換関数により、X線検出データから変換データを生成する。図12の(D)に示す一例では、変換部17bは、信号値を低信号値側及び高信号値側の2つの範囲に分けて、低信号値側及び高信号値側の対数変換を2次関数で近似した2つの変換関数を用いる。高信号値側の2次関数の傾き(微分値)は、図12の(D)に示すように、低信号値側の2次関数の傾き(微分値)より低くなっている。
なお、変換部17bの変換処理に用いられる範囲設定及び変換関数の設定は、予め設定されている場合であっても良いし、撮影時に操作者が入力装置31を用いて設定する場合であっても良い。
図11に戻って、圧縮部17cは、変換部17bが生成した変換データを圧縮して圧縮データを生成する。すなわち、圧縮部17cは、第1の実施形態で説明した量子化幅の調整を行なうことなく、通常の圧縮処理を行なう。そして、圧縮部17cは、圧縮データをコンソール装置30に送信する。
第2の実施形態に係るデータ第2処理部34は、第1の実施形態と同様に、架台装置10から受信した圧縮データを用いてX線CT画像の再構成処理を行なう。図11に示す第2の実施形態に係るデータ第2処理部34は、第1の実施形態と同様に、圧縮データ記憶部34aと、伸張部34bと、前処理部34cと、投影データ記憶部34dと、再構成部34eとを有する。しかし、第2の実施形態に係るデータ第2処理部34は、図11に示すように、伸張部34bと前処理部34cとの間に、逆変換部34fが設置される。
圧縮データ記憶部34aは、圧縮部17cが生成した圧縮データを記憶する。伸張部34bは、圧縮データを伸張した伸張データを生成する。具体的には、伸張部34bは、圧縮データ記憶部34aが記憶する圧縮データを用いて伸張処理を行なう。
そして、逆変換部34fは、伸張データに対して、変換部17bが行なった変換処理の逆変換処理を行なって逆変換データを生成する。すなわち、逆変換部34fは、変換部17bが用いた変換関数の逆変換を行なうために、高い信号値ほど傾きが高くなる関数(逆変換関数)を用いて、伸張データから逆変換データを生成する。
そして、前処理部34cは、逆変換データに対して、対数変換処理と、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の補正処理とを行なうことで、投影データを生成する。そして、再構成部34eは、前処理部34cが伸張データを対数変換することで生成した投影データを逆投影処理することで断層画像であるX線CT画像を再構成し、再構成した画像を、画像記憶部35に格納する。
ここで、第2の実施形態に係る伸張データには、圧縮歪が含まれている。しかし、第2の実施形態では、第1の実施形態のように圧縮処理に際し、特殊な量子化幅の制御等を行っていない。このため、第2の実施形態に係る伸張データの圧縮歪は、信号値の大小には依存していない。一方、逆変換データに含まれる圧縮歪は、逆変換部34fの逆変換によって、低信号値側と比較し高信号値側ほど大きくなる。第2の実施形態では、かかる逆変換データを対数変換することで、圧縮歪が信号値の大小には依存しない投影データを生成する。
すなわち、第2の実施形態にて、逆変換データを対数変換したデータでは、X線検出データを対数変換したデータからの誤差分散が、従来の圧縮処理と比較して減少している。第2の実施形態では、逆変換データを対数変換したデータを再構成処理に用いることで、圧縮処理による断層画像の画質劣化を防止することができる。
なお、第2の実施形態でも、圧縮データ記憶部34aに圧縮データを格納していることから、投影データ記憶部34dをデータ第2処理部34から削除しても良い。
次に、図13を用いて、第2の実施形態に係るX線CT装置の処理について説明する。図13は、第2の実施形態のX線CT装置の処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、第2の実施形態に係るX線CT装置は、データ収集部14によりX線検出データが収集されたか否かを判定する(ステップS201)。ここで、X線検出データが収集されていない場合(ステップS201否定)、第2の実施形態に係るX線CT装置は、待機状態となる。
一方、X線検出データが収集された場合(ステップS201肯定)、変換部17bは、変換関数を用いてX線検出データから変換データを生成し(ステップS202)、圧縮部17cは、圧縮処理により変換データから圧縮データを生成する(ステップS203)。そして、圧縮部17cは、圧縮データをコンソール装置30に送信することで、圧縮データを圧縮データ記憶部34aに格納する(ステップS204)。
そして、伸張部34bは、圧縮データ記憶部34aから圧縮データを読み出して、伸張処理により伸張データを生成する(ステップS205)。そして、逆変換部34fは、逆変換関数を用いて伸張データから逆変換データを生成し(ステップS206)、前処理部34cは、対数変換処理及び補正処理により逆変換データから投影データを生成する(ステップS207)。そして、再構成部34eは、逆投影処理により投影データからX線CT画像を再構成し(ステップS208)、処理を終了する。
上述してきたように、第2の実施形態では、予め対数変換又は対数変換を近似した変換処理をX線検出データに行なったうえで、圧縮処理を行なう。かかる圧縮データを伸張した伸張データの圧縮歪は、信号値の大きさに依存することなく略一定の分散を有する。
そして、第2の実施形態では、圧縮歪が略一定となる伸張データに対して逆変換処理を行なって、圧縮歪が低信号値側と比較して高信号値側ほど大きくなる逆変換データを生成する。そして、第2の実施形態では、逆変換データに対数変換を行なうことで、再構成処理に用いるデータの圧縮歪を略一定とする。
このように、第2の実施形態では、対数変換に相当する処理済みの伸張データから、再度、対数変換処理が必要となるデータを逆変換処理により生成する。第2の実施形態では、逆変換処理を行なうことで、従来の前処理部34cの機能を変更することなく、そのまま用いることができる。
また、第2の実施形態では、断層画像の画質が劣化しないX線検出データの圧縮データを伝送することができるので、精密な断層画像を再構成するために、高速な伝送システムや、大容量のデータを蓄積する装置を設置する必要がなくなる。また、第2の実施形態では、圧縮データを記憶することで、前処理部34cにおける対数変換処理に用いるパラメータの変更や、前処理部34cにおける補正処理の変更等、再構成条件を任意に変更して、新たに、画像を再構成することができる。
なお、上記では、X線検出データの変換処理及び圧縮処理が架台装置10で実行される場合について説明した。しかし、第2の実施形態は、X線検出データの変換処理及び圧縮処理がコンソール装置30で実行される場合であっても良い。図14は、第2の実施形態の変形例を説明するための図である。
すなわち、図14に示すように、第2の実施形態の変形例では、変換部17b及び圧縮部17cを有するデータ処理部17がコンソール装置30に設置される。そして、図14に示す変換部17bは、架台装置10から受信したX線検出データに変換関数を施すことで、変換データを生成し、圧縮部17cは、変換データに圧縮処理を行なうことで圧縮データを生成する。
図14に示す変形例では、精密な断層画像を再構成するために、少なくとも、コンソール装置30において、データを蓄積する装置の記憶容量を大容量とする必要がなくなる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、第2の実施形態で説明した逆変換処理が実行されない場合について説明する。
第3の実施形態に係るX線CT装置は、第1及び第2の実施形態に係るX線CT装置と同様の構成となる(図1を参照)。しかし、第3の実施形態に係るデータ処理部17及びデータ第2処理部34は、第2の実施形態に係るデータ処理部17及びデータ第2処理部34と比較して、逆変換部34fが削除される点と、前処理部34cが行なう処理が補正処理のみとなる点とが異なる。図15は、第3の実施形態のデータ処理部17及びデータ第2処理部34の構成図である。
図15に示す第3の実施形態に係るデータ処理部17は、第1及び第2の実施形態と同様に、再構成に用いるデータの圧縮歪が信号値に依存することなく略一定となる圧縮データをX線検出データから生成する。図15に示すように、第3の実施形態に係るデータ処理部17は、変換部17b及び圧縮部17cを有する。図15に示す変換部17bは、第2の実施形態と同様に、X線検出データに対して対数変換、又は、対数変換を近似した近似変換を行なって変換データを生成する(図12を参照)。また、図15に示す圧縮部17cは、第2の実施形態と同様に、変換データを圧縮して圧縮データを生成する。そして、圧縮部17cは、圧縮データをコンソール装置30に送信する。
第3の実施形態に係るデータ第2処理部34は、第1及び第2の実施形態と同様に、架台装置10から受信した圧縮データを用いてX線CT画像の再構成処理を行なう。図15に示す第3の実施形態に係るデータ第2処理部34は、第2の実施形態と同様に、圧縮データ記憶部34aと、伸張部34bと、前処理部34cと、投影データ記憶部34dと、再構成部34eとを有する。しかし、図15に示す第3の実施形態に係るデータ第2処理部34は、逆変換部34fを有さない。
圧縮データ記憶部34aは、圧縮部17cが生成した圧縮データを記憶する。伸張部34bは、圧縮データを伸張した伸張データを生成する。具体的には、伸張部34bは、圧縮データ記憶部34aが記憶する圧縮データを用いて伸張処理を行なう。
ここで、第3の実施形態に係る伸張データは、第2の実施形態と同様に、対数変換又は対数変換の近似変換を行なった変換データを圧縮したデータを変換したものである。更に、第3の実施形態では、第1の実施形態のように圧縮処理に際し、特殊な量子化幅の制御等を行っていない。このため、第3の実施形態に係る伸張データの圧縮歪は、第2の実施形態と同様に、信号値の大小には依存していない。
第3の実施形態では、伸張データを用いて再構成処理を行なう。すなわち、第3の実施形態では、伸張データを、X線検出データを対数変換したデータと略同一のデータとして、再構成処理を行なう。
そこで、前処理部34cは、伸張データに対して、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の補正処理のみを行なう。そして、再構成部34eは、伸張データ、すなわち、補正処理済みの伸張データを逆投影処理することで断層画像であるX線CT画像を再構成し、再構成した画像を、画像記憶部35に格納する。なお、第3の実施形態では、前処理部34cによる補正処理を実行することなく、再構成部34eが伸張データを用いて再構成処理を行なう場合であっても良い。
このように、第3の実施形態では、圧縮歪が信号値の大小には依存しないデータであり、X線検出データを対数変換したデータと略同一のデータとなる伸張データを再構成処理に用いることで、圧縮処理による断層画像の画質劣化を防止することができる。
なお、第3の実施形態でも、圧縮データ記憶部34aに圧縮データを格納していることから、投影データ記憶部34dをデータ第2処理部34から削除しても良い。
次に、図16を用いて、第3の実施形態に係るX線CT装置の処理について説明する。図16は、第3の実施形態のX線CT装置の処理を示すフローチャートである。
図16に示すように、第3の実施形態に係るX線CT装置は、データ収集部14によりX線検出データが収集されたか否かを判定する(ステップS301)。ここで、X線検出データが収集されていない場合(ステップS301否定)、第3の実施形態に係るX線CT装置は、待機状態となる。
一方、X線検出データが収集された場合(ステップS301肯定)、変換部17bは、変換関数を用いてX線検出データから変換データを生成し(ステップS302)、圧縮部17cは、圧縮処理により変換データから圧縮データを生成する(ステップS303)。そして、圧縮部17cは、圧縮データをコンソール装置30に送信することで、圧縮データを圧縮データ記憶部34aに格納する(ステップS304)。
そして、伸張部34bは、圧縮データ記憶部34aから圧縮データを読み出して、伸張処理により伸張データを生成する(ステップS305)。そして、前処理部34cは、伸張データの補正処理を行なう(ステップS306)。そして、再構成部34eは、逆投影処理により補正後の伸張データからX線CT画像を再構成し(ステップS307)、処理を終了する。
上述してきたように、第3の実施形態では、圧縮歪が略一定となる伸張データ、又は、補正処理済みの伸張データを逆投影処理することで画像の再構成を行なう。すなわち、第3の実施形態では、第2の実施形態で説明した逆変換処理を省略することができる。ただし、第3の実施形態では、変換部17bは、前処理部34cで行なわれるシステム固有の対数変換、又は、前処理部34cで行なわれるシステム固有の対数変換を近似した近似変換を行なう必要がある。
また、第3の実施形態では、断層画像の画質が劣化しないX線検出データの圧縮データを伝送することができるので、精密な断層画像を再構成するために、高速な伝送システムや、大容量のデータを蓄積する装置を設置する必要がなくなる。
なお、上記では、X線検出データの変換処理及び圧縮処理が架台装置10で実行される場合について説明した。しかし、第3の実施形態は、X線検出データの変換処理及び圧縮処理がコンソール装置30で実行される場合であっても良い。図17は、第3の実施形態の変形例を説明するための図である。
すなわち、図17に示すように、第3の実施形態の変形例では、変換部17b及び圧縮部17cを有するデータ処理部17がコンソール装置30に設置される。そして、図17に示す変換部17bは、架台装置10から受信したX線検出データに変換関数を施すことで、変換データを生成し、圧縮部17cは、変換データに圧縮処理を行なうことで圧縮データを生成する。
図17に示す変形例では、精密な断層画像を再構成するために、少なくとも、コンソール装置30において、データを蓄積する装置の記憶容量を大容量とする必要がなくなる。
なお、上記の第1〜第3の実施形態では、X線検出データ、又は、X線検出データから生成した変換データを圧縮し、圧縮データを記憶する場合について説明した。しかし、第1〜第3の実施形態は、更に、再構成前のデータを圧縮して記憶する場合であっても良い。図18は、第1〜第3の実施形態の変形例を説明するための図である。
第1〜第3の実施形態の変形例では、図18に示すように、前処理部34cと再構成部34eとの間に、第2圧縮部34g、圧縮投影データ記憶部34h及び第2伸張部34iが設置される。第2圧縮部34gは、前処理部34cの出力データ、すなわち、再構成に用いられる直前のデータを圧縮し、圧縮したデータを圧縮投影データとして、圧縮投影データ記憶部34hに格納する。なお、第2圧縮部34gが行なう圧縮処理は、特殊な量子化幅の制御等を行なわない、通常の圧縮処理である。
そして、画像再構成時に、第2伸張部34iは、圧縮投影データ記憶部34hから圧縮投影データを読み出して、伸張処理を行なって、投影データを復元する。そして、再構成部34eは、投影データを逆投影処理することで、画像再構成を行なう。図18に示す変形例によれば、従来の投影データ記憶部34dに必要とされる記憶容量を低減することができる。
また、上記の第1〜第3の実施形態では、DPCMにより圧縮を行なう場合について説明した。しかし、第1〜第3の実施形態は、ウェーブレット変換や、離散的コサイン変換等により圧縮を行なう場合であっても適用可能である。
また、上記の第1〜第3の実施形態で説明した放射線検出データ処理方法は、X線CT装置だけでなく、被検体Pからの放射線検出データを収集し、収集したデータを対数変換後に逆投影処理により画像再構成を行なうCT装置に適用可能である。例えば、上記の第1〜第3の実施形態で説明した放射線検出データ処理方法は、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission computed Tomography)装置等の核医学イメージング装置において実行される場合であっても良い。
核医学イメージング装置は、被検体に投与され、被検体の生体組織に選択的に取り込まれた放射性医薬品から放射されるガンマ線の検出データを検出器により収集する。そして、核医学イメージング装置は、ガンマ線検出データを対数変換することで生成した投影データから、被検体に投与した放射性医薬品の体内分布が描出された核医学画像(SPECT画像やPET画像)を再構成する。
すなわち、核医学イメージング装置において、ガンマ線検出データを圧縮処理及び伸張処理を行なう場合、X線CT装置と同様に、信号強度に依存して圧縮歪の分散が増加するため、断層画像の画質が劣化する。このため、上記の第1〜第3の実施形態で説明した放射線検出データ処理方法を、ガンマ線検出データに適用することで、圧縮処理による断層画像の画質劣化を回避することができる。また、上記の放射線検出データ処理方法は、非破壊検査に用いられるCT装置に適用される場合であっても良い。
また、上記の放射線検出データ処理方法は、CT装置とは別途設置された放射線検出データ処理装置において実行される場合であっても良い。すなわち、上記の放射線検出データ処理方法は、少なくとも、データ処理部17の圧縮機能を有する放射線検出データ処理装置が、CT装置が収集した放射線検出データを受信することで実行される場合であっても良い。
以上、説明したとおり、第1の実施形態〜第3の実施形態によれば、圧縮処理による断層画像の画質劣化を回避することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10 架台装置
11 高電圧発生部
12 X線管
13 X線検出器
14 データ収集部
15 回転フレーム
16 架台駆動部
17 データ処理部
17a 圧縮部
20 寝台装置
21 寝台駆動装置
22 天板
30 コンソール装置
31 入力装置
32 表示装置
33 スキャン制御部
34 データ第2処理部
34a 圧縮データ記憶部
34b 伸張部
34c 前処理部
34d 投影データ記憶部
34e 再構成部
35 画像記憶部
36 システム制御部

Claims (8)

  1. 放射線を検出する検出器から放射線検出データを収集するデータ収集部と、
    前記放射線検出データを圧縮して圧縮データを生成するデータ処理部と、
    を備え
    前記データ処理部は、前記圧縮データを伸張し所定の変換を行った、断層画像を得るための再構成に用いられる投影データにおける圧縮歪が、前記投影データの信号値によらず一定となる様に前記圧縮データを生成する、放射線検出データ処理装置。
  2. 前記データ処理部は、
    高い信号値に含まれる圧縮歪より低い信号値に含まれる圧縮歪が小さくなる量子化幅を用いて、前記放射線検出データから前記圧縮データを生成する圧縮部、
    を有する、請求項1に記載の放射線検出データ処理装置。
  3. 前記データ処理部は、
    前記放射線検出データに対して対数変換、又は、対数変換を近似した近似変換を行なって変換データを生成する変換部と、
    前記変換データを圧縮して前記圧縮データを生成する圧縮部と、
    を有する、請求項1に記載の放射線検出データ処理装置。
  4. 前記圧縮データを伸張した伸張データを生成する伸張部と、
    前記伸張データを対数変換することで生成された投影データを逆投影処理することで断層画像を再構成する再構成部と、
    を更に備える、請求項2に記載の放射線検出データ処理装置。
  5. 前記圧縮データを伸張した伸張データを生成する伸張部と、
    前記伸張データに対して、前記変換部が行なった変換処理の逆変換処理を行なって逆変換データを生成する逆変換部と、
    前記逆変換データを対数変換することで生成された投影データを逆投影処理することで断層画像を再構成する再構成部と、
    を更に備える、請求項3に記載の放射線検出データ処理装置。
  6. 前記圧縮データを伸張した伸張データを生成する伸張部と、
    前記伸張データを逆投影処理することで断層画像を再構成する再構成部と、
    を更に備える、請求項3に記載の放射線検出データ処理装置。
  7. 前記圧縮データを記憶する圧縮データ記憶部、
    を更に備え、
    前記伸張部は、前記圧縮データ記憶部が記憶する前記圧縮データを用いて伸張処理を行なう、請求項〜6のいずれか一つに記載の放射線検出データ処理装置。
  8. 放射線を検出する検出器から放射線検出データを収集し、
    前記放射線検出データを圧縮して圧縮データを生成する、
    処理を含み、
    前記圧縮データを生成する処理は、前記圧縮データを伸張し所定の変換を行った、断層画像を得るための再構成に用いられる投影データにおける圧縮歪が、前記投影データの信号値によらず一定となる様に前記圧縮データを生成する、放射線検出データ処理方法。
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