JP5818292B1 - 連結手段を設けた靴 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、左右の靴のいずれか或いは双方に左右の靴を一体化するための着脱自在の連結手段を設けることにより靴の持ち運び、整合、保管及び装飾等を可能としたものである。【解決手段】左右の靴のいずれか一方の靴の踵の立ち上がり部外側に紐状又は帯状の短尺連結部材を回動自在に固定し、該短尺連結部材の固定側となる一方端部は回動自在に軸着する軸着部とし、他方端部は該軸着部の上方、下方又は側方のいずれかに設けた歩行用係止部に着脱自在に係合する係合部及び他方の靴の踵の立ち上がり部外側に設けた連結用係止部に着脱自在に係合する係合部とし、該短尺連結部材を歩行用係止部に係合することにより左右の独立した状態の靴とし、連結用係止部での係合により左右の連結した状態の靴としてなることを特徴とする連結手段を設けた靴。【選択図】図1
Description
本発明は、左右の靴のいずれか或いは双方に左右の靴を一体化するための着脱自在の連結手段を設けた靴に関する。
左右の靴は、利用者の左右の足に合うようにその各々の形状を異にして製造され、使用時はその左右の靴を間違えることなく履き込んでいる。しかし、左右の靴に左右を区別する特徴のない場合が多く或いは子供が使用する場合等においては左右を間違って履いてしまうことが生じている。
上記左右の靴の履き間違えを防止するためには、その各々の靴の形状に特徴をもたせるか、靴に目印や模様、異なる色彩をもたせる等の対応をしていた。
また、靴を持ち運ぶ場合、左右の靴の踵の立ち上がりとなる背面内側に人差し指や中指を差し込んで両者の外側壁面が接するようにたぐり寄せて持ち運ぶことがほとんどであった。
また、特許文献1のように、左右の靴を持ち運ぶための手段として簡易な袋状のものが考えられている。
上記持ち運びの場合、前者のように直接手で運ぶ場合にあっては、靴の内側に指を入れて運ぶことになるので、靴の内側壁に染み付いている臭いや汚れが指に付着し、不快な思いをすることがあったし、また、後者の袋状のものを使用する場合にあっては、運搬手段として別途用意しておかなくてはならず、煩わしいものであった。
更に、左右の靴の使用後において、玄関や飲食店等の出入口等の狭い空間に左右の靴がバラバラに脱ぎ捨てられるため、当該場所が雑然とし、見た目が悪いばかりか配置効率が悪く、且つ、靴を間違える原因ともなっていた。
また、一般家庭での靴の保管時において保管場所に困ることが多く、且つ、保管した靴がどの種類の靴なのかの確認をするために、そのつど棚等の載置部から引き出す必要があった。
更に、未使用の靴、装飾や色彩が施されたきれいな靴等を装飾手段として積極的に飾り付けることはなかった。
本発明は、上記欠点を解決したもので、左右の靴のいずれか或いは双方に左右の靴を一体化するための着脱自在の連結手段を設けることにより靴の持ち運び、整合、保管及び装飾等を可能としたものである。
本発明は、左右の靴のいずれか一方の靴の踵の立ち上がり部外側の該靴の最後部となる中央部の垂直位置に紐状又は帯状の短尺連結部材を回動自在に固定し、該短尺連結部材の固定側となる一方端部は回動自在に軸着する軸着部とし、他方端部は該軸着部の真上方、真下方又は水平位置となる側方のいずれかに設けた歩行用係止部に着脱自在に係合する係合部及び他方の靴の踵の立ち上がり部外側の該靴の最後部となる中央部の一方の靴の軸着部と同一の高さの垂直位置に設けた連結用係止部に着脱自在に係合する係合部とし、該短尺連結部材を歩行用係止部に係合することにより左右の独立した状態の靴とし、連結用係止部での係合により左右の連結した状態の靴としてなる連結手段を設けた靴を特徴とする。
また、左右の靴の双方の踵の立ち上がり部外側の該靴の最後部となる中央部の垂直位置に紐状又は帯状の短尺連結部材を回動自在に固定し、該短尺連結部材の固定側となる各々の一方端部は回動自在に軸着する軸着部とし、各々の他方端部は該軸着部の真上方、真下方又は水平位置となる側方のいずれかに設けた歩行用係止部に着脱自在に係合する係合部及び双方の短尺連結部材を相互に連結する連結用係止部としての着脱自在に係合する係合部とし、双方の該短尺連結部材を各々の歩行用係止部に係合することにより左右の独立した状態の靴とし、連結用係止部での係合により左右の連結した状態の靴としてなる連結手段を設けた靴を特徴とする。
更に、上記短尺連結部材は、その長さ寸法を、左右の靴の外側側面を接し或いは近接した並設状態でのいずれか一方の靴に設けたものにあっては軸着部と連結用係止部間の寸法、双方の靴に設けたものにあっては軸着部間の寸法と同一又はそれより長く形成してなる連結手段を設けた靴を特徴とする。
また、上記短尺連結部材は、持ち運び手段、左右の靴をそろえて整合する整合手段、壁面等への係止部に引っ掛けて吊り下げる保管手段或いは靴の表面側を積極的に露出させる判別及び立体装飾手段としてなる連結手段を設けた靴を特徴とする。
左右の靴を該靴に設けた短尺連結部材により連結し、該短尺連結部材のほぼ中央を指や手を掛けて或いは手を回し込んで持つことにより移動させる持ち運び手段とすることができ、また、左右の靴をそろえる整合手段とすることができ、更に、壁面等の係止部に引っ掛けて吊り下げ保管する保管手段とすることができ、また、靴の表面側を露出させることにより靴の種類が一目瞭然となり、靴の選択を極めて容易とすることが可能となった。
また、左右のいずれか一方の靴又は双方の靴に短尺連結部材を固定することにより、左側の靴の該短尺連結部材は時計回り方向に、右側の靴の該短尺連結部材は反時計回り方向にのみ回転できるようにすることで、子供にありがちな靴の左右を間違えることがなくなった。
更に、短尺連結部材を使用することにより、子供靴のように装飾や様々な色彩が施された可愛い靴の飾り付けを左右並べて行うことが可能となった。特に、子供靴の場合、事前に贈与を受けたり購入してから未だ使用するには至っていない靴、或いは使用していたが小さくなって履くことができなくなってしまった靴等を並べて飾ることで立体的装飾効果のある装飾手段とすることができると同時に、子供の成長を実感できる証としての役割を成すことができる。並べて飾る手段としては、壁面に吊り下げる場合、透明なプラスチック容器等に収納し可視可能に飾る場合、広い棚や机に載置する場合等適宜手段で行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の連結手段を設けた靴1の踵側となる外側背面を示した図で、左側の靴1aの踵部2aの下方に、紐状又は帯状の布、皮、合成樹脂等の可撓性のある材料を採用した短尺連結部材3の一方端部3aを回動自在に軸着部4に軸着している。
該短尺連結部材3は、左右の靴1a、1bを歩行手段として使用する場合の非連結状態時には、左側踵部2aの上方に設けた歩行用の係止部5に着脱自在に他方端部3bを係止しておき、通常の歩行時の靴として使用することができる。該軸着部4と歩行用係止部5との間隔は、左側踵部2aの高さに応じて、短寸法となったり長寸法となる事が生じるが、間隔が短寸法の場合、両者間の短尺連結部材3にたるみが生じるように係止することになる。
上記左側の靴1aに設けた短尺連結部材3を軸着部4を中心として時計回り方向にのみほぼ90度の回動自在としておくことで、該短尺連結部材3を歩行用係止部5から脱着し、右側の靴1bの連結用係止部6に係止することができる。連結時には必ず左側の靴1aの右側に右側の靴1bが位置することになり、靴の左右を間違えることなく連結することができる。従って、使用時には該短尺連結部材3の他方端部3bと該連結用係止部6との係止を解除し、該他方端部3bを歩行用係止部5に係止しておくことで左右の靴を間違えることなく、直ちに使用することが可能となる。
上記短尺連結部材3の回転方向を一定化しておくことは、特に子供用に有効であるが、その回転方向を時計回り方向のみに限定するものではない。
該右側の靴1bの右側踵部2bの下方に、該短尺連結部材3の他方端部3bの連結用係止部6が設けてあり、該連結用係止部6は、短尺連結部材3の他方端部3bを着脱自在に係止できるものであれば、上記左側の靴1aの歩行用係止部5と同様、ホック、ファスナー、ボタン等の様々な係止手段が採用できる。
上記短尺連結部材3は、左側の靴1aの歩行用係止部5に係止した歩行時の状態では靴1aの踵部の背面側の位置となるので利用者の歩行に支障が生じることはない。また、短尺連結部材3の色を靴の色と同色にしておくことにより目立たないようにすることができるし、逆に、目立つ色を採用することや各種模様を施すことにより左右の靴1a、1bの踵部の違いを積極的にアピールし、おしゃれな靴、特徴のある靴とすることができる。
図2は、短尺連結部材3で左右の靴1a、1bを連結したものを手の指で引っ掛けて持ち運んでいる状態を示している。靴の踵部2の背面側は円弧状に形成されているので該踵部2と短尺連結部材3とによりほぼ逆三角形状の空間が形成されることになり、両者の中心部となる短尺連結部材3の中央部は逆三角形状の頂点に向けた高さ寸法が得られる位置となり、指や手を引っ掛けやすく、且つ、靴の長手方向を上下方向として吊り下げることができるので持ち運びし易い状態となる。
図3(a)、(b)は、左右の靴1a、1bを短尺連結部材3で連結して並べた状態を示す正面図である。該短尺連結部材3を使用することにより、左右の靴1a、1bが離れることなく整然とそろえて並べることができる。例えば、子供靴の乱雑に置かれた従来の状態を解消することができ、また、靴をそろえることの情操教育にも役立つものである。
図3(a)は、左右の靴1a、1bの両外側面を接触するような状態で短尺連結部材3を使用しているもので、(b)は、左右の靴1a、1bの先端側が離れるようにして該短尺連結部材3を使用している。後者の場合、該短尺連結部材3を前者より短くすることが可能となる。
図4は、靴を保管している状態を示している。通常、靴の保管は棚に載置して保管しているが、傾斜棚を使用したとしても靴の長さ或いはそれに近い長さで靴を前方へ突出させた状態で保管しており、玄関のような狭い空間をより一層狭くする要因となっている。しかし、図4に示すように、壁面に靴1を吊り下げるための係止金具7を取り付け、左右の靴1a、1bを連結した短尺連結部材3の中央部を該係止金具7に引っ掛けることにより、壁面からは左右の靴1a、1bの高さ分だけの前方への突出となり、且つ、壁面に沿って床側から天井側にかけての上下方向で多数の靴を保管することができ、極めて有効な保管手段とすることができる。
靴1の裏面側の汚れが壁面に付着することを防止するために薄厚の横桟8を設け、該横桟8に係止金具7を設けておくことにより、靴1の裏面側を壁面から離すことができる。また、汚れ防止用のシート材を壁面の仕上面としておくことで掃除を容易とすることができる。
更に、半透明又は非透明のビニールや布状のシート状のものを靴を吊り下げた前面を開閉自在に覆うことにより、必要に応じて全体を隠蔽或いはそれに近い状態とすることができ、そのシート状のものに各種色彩や模様や絵画等を施しておくことにより装飾壁面とすることができる。
上記壁面に靴1を吊り下げることにより、棚等より靴1を取り出すことなく、靴1の形状、色彩、大きさ等が一目瞭然となり、使用時における靴1の判別が直ちに行えることが可能となる。
図5は、装飾手段としての使用例を示すものである。例えば、子供靴のように、使用する前に贈与を受けたり、購入して使用するまでに所定日数保管する必要のある靴、逆に、使用していたが子供の成長によりさほど使わない状態で小さくなって履くことのできなくなってしまった靴、或いは装飾具合や色彩等の問題で靴としては使用することのなかった靴等が多数存在しており、そのような靴は損傷のない、又は損傷が極めて少ない靴であり、それらの左右の靴を並べて壁面に飾ることにより、子供の成長の過程を視覚によって楽しむことができ、また、写真や絵画等と同様、立体飾りとしての装飾手段の役割を成すことができる。
図6は、本発明の他の実施例となる連結手段を設けた靴11の外側側面を示した図で、左側の靴11aに短尺連結部材13を設けたもので、左側踵部12aの背面下方に紐状又は帯状の該短尺連結部材13の一方端部13aを回動自在に軸着部14に軸着している。
実施例1と同様の材料で、該短尺連結部材13は、左右の靴11a、11bを歩行に使用する場合の非連結状態時には左側靴11aの外側側面の下方に設けた歩行用係止部15に他方端部13bを係止しておき、通常の歩行時の靴として使用することができる。靴11aの側部は長いので該軸着部14と歩行用係止部15との間隔を長くすることができ、従って、たるみを生じさせることなく短尺連結部材13を長くすることができるので、引張させた状態で靴外側面に密着させることができ、当該部分が他と接触して危険を及ぼすことなく、通常の靴と同様に使用をすることができる。上記のように短尺連結部材13を長くすることができるので、図7に示すように、該軸着部14から右側の靴11bの右側踵部12bの下方に設けた連結用係止部16までの寸法を長くすることができる。該短尺連結部材13の他方端部13bは、該連結用係止部16に着脱自在に係止できるようにしている。係止手段としては、実施例1と同様、様々なものが使用できる。
実施例2に示す左側の靴11aに短尺連結部材13を設けた場合は、軸着部14を中心として時計回り方向にのみ回動自在としておくことによりほぼ180度の回転で連結用係止部16の位置まで到達させることができ、歩行時には該短尺連結部材13を反時計回り方向に回転させることで歩行用係止部15の位置へ戻すことができる。右側の靴11bに短尺連結部材13の軸着部14を設けた場合は、該短尺連結部材13の回動自在の回転方向は反時計回り方向となる。このことにより上記実施例1と同様、左右の靴を間違えることなく、直ちに使用することができる。また、上記回転方向は、一定方向のみに限定するものではない。
また、左右の靴11a、11bを短尺連結部材13により連結することにより、実施例1と同様、該短尺連結部材13を靴の持ち運び手段、靴の整合手段、靴の保管手段、及び靴による装飾手段等とすることが可能である。
上記実施例1では、左側の靴の踵部の背面下方に短尺連結部材の軸着部及び踵部の上方に歩行用係止部を設け、右側の靴に連結用係止部を設けたが、軸着部や係止部は下方に限定することなく上方でもよい。また、右側の靴の踵部背面に短尺連結部材の軸着部及び歩行用係止部を設け、左側の靴に連結用係止部を設け、短尺連結部材を反時計回り方向にのみ回転できるようにしておくことで、左右の靴の取り違えをなくすことができる他、実施例1と同様の各種効果を得ることができる。上記回転方向を一方向のみに限定するものではないことは上記実施例と同様である。
上記実施例2では、左側の靴の踵部の背面下方に短尺連結部材の軸着部、外側側面に歩行用係止部を設け、右側の靴の踵部の背面下方に連結用係止部を設けたが、軸着部や係止部は下方に限定することなく上方でもよい。また、右側の靴の踵部の背面下方に短尺連結部材の軸着部を設け、外側側面に歩行用係止部を設け、左側の靴の踵部の背面下方に連結用係止部を設けることができる。
上記実施例3、4における左右の靴を短尺連結部材によって連結した後の態様は、上記実施例1、2と同様である。
図8は、本発明の他の実施例となる上記実施例と同様の連結手段を設けた靴21の踵側となる外側背面を示した図で、左側の靴21aの踵部22aの下方に、短尺連結部材23の一方端部23aを回動自在に軸着部24に軸着している。
該短尺連結部材23の他方端部23bは、歩行時態様として歩行用係止部25に着脱自在に係止できるようにしている。
他方、右側の靴21bの踵部22bの下方に、短尺連結部材26の一方端部26aを回動自在に軸着部27に軸着している。
該短尺連結部材26の他方端部26bは、歩行時態様として歩行用係止部28に着脱自在に係止できるようにしている。
左右の靴21a、21bを短尺連結部材23、26により連結する連結時には、該短尺連結部材23の他方端部23bを歩行用係止部25より脱着し、同様に、該短尺連結部材26の他方端部26bを歩行用係止部28より脱着し、左側の靴21aにあっては時計回り方向にほぼ90度回転し、右側の靴21bにあっては反時計回り方向にほぼ90度回転し、双方の他方端部23b、26bの係止手段を連結し、当該部分を連結用係止部29とする。
該連結用係止部29での短尺連結部材23、26の連結により左右の靴21a、21bが一体化され、持ち運び手段、左右の靴21a、21bをそろえて整合する整合手段、壁面等への係止部に引っ掛けて吊り下げる保管手段或いは靴21a、21bの表面側を積極的に露出させることによる靴の判別及び立体装飾手段とすることになる。
左右の靴21a、21bの踵部22a、22bの高さが低く、特に子供靴の場合はそのような状態が多く、そのような場合でも双方の短尺連結部材23、26を左右の靴21a、21bの並設時の中央部で直線となって連結することができるので、歩行時態様時に該短尺連結部材23、26をたるませることなく踵部22a、22bの外側背面に沿って歩行用係止部25、28に係止させることができる。
短尺連結部材23、26の回動は、上記のように一定方向に決めておくことができるし、また、自由に回動できるようにしておくことも可能である。その他、該短尺連結部材23、26を使用することにより実施例1と同様の効果を奏することができる。
図6に示した実施例2と同様、靴の外側側面に短尺連結部材を設け、且つ、該短尺連結部材を左右の靴の各々に個別に設けることによって、実施例5のように、左右の靴の並設時にその中央部で各々の短尺連結部材を連結する。
実施例5と同様、各々の短尺連結部材の長さを短くすることができ、実施例1と同様の効果を奏することができる。
1、11、21 靴
1a、11a、21a 左側靴
1b、11b、21b 右側靴
2、12 踵部
2a、12a、22a 左側踵部
2b、12b、22b 右側踵部
3、13、23、26 短尺連結部材
3a、13a、23a、26a 一方端部
3b、13b、23b、26b 他方端部
4、14、24、27 軸着部
5、15、25、28 歩行用係止部
6、16、29 連結用係止部
7 係止金具
8 横桟
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Claims (4)
- 左右の靴のいずれか一方の靴の踵の立ち上がり部外側の該靴の最後部となる中央部の垂直位置に紐状又は帯状の短尺連結部材を回動自在に固定し、該短尺連結部材の固定側となる一方端部は回動自在に軸着する軸着部とし、他方端部は該軸着部の真上方、真下方又は水平位置となる側方のいずれかに設けた歩行用係止部に着脱自在に係合する係合部及び他方の靴の踵の立ち上がり部外側の該靴の最後部となる中央部の一方の靴の軸着部と同一の高さの垂直位置に設けた連結用係止部に着脱自在に係合する係合部とし、該短尺連結部材を歩行用係止部に係合することにより左右の独立した状態の靴とし、連結用係止部での係合により左右の連結した状態の靴としてなることを特徴とする連結手段を設けた靴。
- 左右の靴の双方の踵の立ち上がり部外側の該靴の最後部となる中央部の垂直位置に紐状又は帯状の短尺連結部材を回動自在に固定し、該短尺連結部材の固定側となる各々の一方端部は回動自在に軸着する軸着部とし、各々の他方端部は該軸着部の真上方、真下方又は水平位置となる側方のいずれかに設けた歩行用係止部に着脱自在に係合する係合部及び双方の短尺連結部材を相互に連結する連結用係止部としての着脱自在に係合する係合部とし、双方の該短尺連結部材を各々の歩行用係止部に係合することにより左右の独立した状態の靴とし、連結用係止部での係合により左右の連結した状態の靴としてなることを特徴とする連結手段を設けた靴。
- 短尺連結部材は、その長さ寸法を、左右の靴の外側側面を接し或いは近接した並設状態でのいずれか一方の靴に設けたものにあっては軸着部と連結用係止部間の寸法、双方の靴に設けたものにあっては軸着部間の寸法と同一又はそれより長く形成してなることを特徴とする請求項1又は2記載の連結手段を設けた靴。
- 短尺連結部材は、持ち運び手段、左右の靴をそろえて整合する整合手段、壁面等への係止部に引っ掛けて吊り下げる保管手段或いは靴の表面側を積極的に露出させる判別及び立体装飾手段としてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の連結手段を設けた靴。
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