JP5817726B2 - 溶融ガラスの導管構造とそれを備えた減圧脱泡装置および溶融ガラスの減圧脱泡方法とガラス製品の製造方法 - Google Patents
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Description
前記減圧脱泡装置は、内部が所定の減圧度に保持された減圧脱泡槽内に溶融ガラスを通過させることにより、溶融ガラス内に含まれる気泡を比較的短時間に成長させ、大きく成長した気泡の浮力を利用して気泡を溶融ガラスの表面に浮上させ、溶融ガラスの表面で気泡を波泡させることで、効率良く溶融ガラスから気泡を除去する装置である。
そして、減圧脱泡装置のような溶融ガラスの製造装置において、溶融ガラスの流路をなす減圧脱泡槽、上昇管および下降管のような、中空管からなる溶融ガラスの導管の構成材料は、耐熱性および溶融ガラスに対する耐食性に優れている必要がある。このような条件を満たす材料として、従来、白金または白金ロジウム合金のような白金合金を使用する技術(特許文献1参照)と、電鋳レンガのような耐熱レンガを使用する技術(特許文献2参照)が知られている。
溶融ガラスの導管構造において、溶融ガラス中に混入している異物や泡を除去するための従来構造として、ドレインアウト構造、オーバーフロー構造などが採用されているが、充分な除去効果は容易には得られない問題がある。そこで本出願人は先に、溶融ガラスの減圧脱泡槽から溶融ガラスを外部に排出するための導管構造の一例として、導管の終端部近くの部分に内管と外管とからなる二重管構造を採用し、内管と外管との間を通過する溶融ガラスの一部を溶融ガラスの主流路(メインフロー)の系外に排出可能な構造を提案している(特許文献3参照)。
たとえば、リブは内管の自重を支えるために内管と外管の間に溶接等の接合方法により固定され、内管と外管の間に架設されるが、長方形板状のリブを内管と外管の間にブリッジ状に複数架設した場合、二重管構造の大型化に伴い、内管重量が増加すると、接合部やリブに局所的に大きな応力を作用させた状態のまま高温の溶融ガラスに接触するため、リブと外管あるいは内管の接合部およびリブに対して局所的に大きな応力が作用しないようなリブ形状を採用する必要がある。しかし、溶融ガラスの導管となる二重管構造においてリブに作用する応力の状態を詳細に解析してリブの形状を工夫した構造は従来から提案されていないのが現状である。
また、リブの部分的な破損に対し、リブと外管との接合部に大きな応力が作用して外管に損傷を与えると、減圧脱泡装置によらず、ガラスの実生産の面では大問題となるおそれがあるため、リブに対して多少の応力が作用しても、リブと外管との接合部に過大な応力が作用しないような構造を採用する必要もある。
さらに、溶融ガラスの導管構造において二重管構造を採用した場合、支持する側の管の肉厚を支持される側の管の肉厚より大きく設定するが、肉厚の大きな管よりも肉厚の小さな管の方が自重による応力の影響により変形を受け易いため、内管と外管の厚さの差異も考慮してリブの形状を規定することが好ましい。
本願発明は、応力集中等の問題を生じ難い溶融ガラスの導管構造を採用し、長時間の運転においても支障を生じない減圧脱泡装置の提供を目的とする。
本願発明は、上述の減圧脱泡装置を用いる溶融ガラスの減圧脱泡方法とガラス製品の製造方法の提供を目的とする。
前記支持リブが、前記内管の外面に該内管の長さ方向に沿って接合され、その接合面の略法線方向に幅を有する内ストレート部と、前記外管の内面に該外管の長さ方向に沿って接合され、その接合面の略法線方向に幅を有する外ストレート部と、前記内ストレート部および外ストレート部から延出形成されてこれらを一体化する接続壁部とを具備して構成され、
前記内ストレート部の一側端部と前記外ストレート部の一側端部との間に位置する接続壁部の一側縁に前記各ストレート部の一側端部までアール部を介して前記一側縁の両端を到達させる凹部が形成され、前記内ストレート部の他側端部と前記外ストレート部の他側端部との間に位置する接続壁部の他側縁に前記各ストレート部の一側端部までアール部を介して前記一側縁の両端を到達させる凹部が形成されるとともに、前記内ストレート部の両端側と前記外ストレート部の両端側にそれぞれ前記アール部に連続する突出部が形成されてなり、前記凹部の深さが、前記支持リブの内ストレート部の全長あるいは外ストレート部の全長のうち、長い方の全長に対し10%以上、42%以下の範囲とされてなる溶融ガラスの導管構造を提供する。
本発明における金属は、溶融ガラスの導管構造に利用される高温での利用が可能な金属であればよく、白金製、白金合金製、モリブデン製、またはイリジウム製が好ましい。
本発明の溶融ガラスの導管構造は、前記突出片の先端形状が、前記内管外面あるいは前記外管内面への当接により前記外面上あるいは内面上に段部を形作る形状とされてなることが好ましい。
本発明の溶融ガラスの導管構造は、前記外管と内管の間の領域が外管の内側を流れる溶融ガラスにおいて異物や気泡を含む可能性の高い境界層流を主体に通過させる領域であり、前記外管と内管の間の領域の終端側に前記境界層流を溶融ガラス流の中心側のメインフローから分離する手段が設けられてなることが好ましい。
本発明の溶融ガラスの導管構造において、前記外管の肉厚が内管の肉厚よりも大きく形成されることが好ましい。
本発明の溶融ガラスの導管構造は、前記支持リブが前記内管の周方向に所定の間隔で複数架設されてなることが好ましい。
本発明の溶融ガラスの導管構造は、前記内ストレート部の両端側に形成された突出片において、前記内管の上流側の突出片の長さよりも前記内管の下流側の突出片の長さの方が長く形成されてなることが好ましい。
本発明は、減圧脱泡槽、該減圧脱泡槽に溶融ガラスを供給する上昇管、および該減圧脱泡槽から減圧脱泡後の溶融ガラスを排出する下降管を有する減圧脱泡装置を用いて溶融ガラスを減圧脱泡する方法であって、前記下降管の終端側あるいは下降管に続く延長管に先のいずれかに記載の導管構造を用いて前記溶融ガラスの一部を分離する溶融ガラスの減圧脱泡方法を提供する。
支持リブにおいて、凹部の内側から連続するアール部を介して凹部を内ストレート部あるいは外ストレート部に連続させ、それらの外側に均一厚さの突出片を設ける構造とするならば、各突出部において外管あるいは内管に対し支持リブがしなやかに変形追従することができ、内管接合部と外管接合部への過度の応力集中を生じ難い導管構造を実現できる。
支持リブに形成する凹部の深さを内ストレート部と外ストレート部のうち、長い方の全長に対し10〜42%の範囲にしておくならば、内ストレート部と外ストレート部の両端側に形成される各突出部において外管あるいは内管に対し支持片が変形追従することが容易であり、内管と外管への過度の応力集中を生じ難い導管構造を実現できる。
また、上述の減圧脱泡装置を用いるガラス製品の製造装置と製造方法であるならば、高品質のガラスを長い時間製造しても安定した品質を維持しつつ生産できる。
図1は本発明に係る溶融ガラスの導管構造を備えた減圧脱泡装置の一例構造を模式的に示す断面図である。図1に示す減圧脱泡装置100は、溶融槽1から供給される溶融ガラスGを減圧脱泡して、後工程の成形装置200に連続的に供給するプロセスに用いられる装置である。
上昇管5および下降管6が耐熱レンガ製の中空管である場合、上昇管5および下降管6は円形断面や矩形を含む多角形断面を有する耐熱レンガ製の中空管であり、溶融ガラスの流路をなす内部断面形状が円形状断面を有することが好ましい。
上昇管5および下降管6が白金製または白金合金製の中空管である場合、上昇管5または下降管6における溶融ガラスの流路をなす内部断面形状が円形または楕円形を有することが好ましい。
上昇管5および下降管6の寸法の具体例は、長さ0.2〜6m、好ましくは0.4〜5m、内部断面形状における幅0.05〜1.0m、好ましくは0.1〜0.8mである。
なお、減圧脱泡装置100において、200トン/日以上の処理能力、あるいは500トン/日以上の処理能力に達成するような大型の装置の場合、電鋳レンガのような耐熱レンガにより減圧脱泡槽3が構成されていることが好ましい。
また、下流ピット15の下流側に成形装置200が接続されている。
以下に、本発明に係る導管構造に適用される支持リブの構造シミュレーション解析結果について説明するが、本願発明は以下のシミュレーション解析結果に限定されるものではない。
ここでは、MSC社製非線形構造解析プログラムMSC.MARC version2005r3を用いて外管と内管を支持リブにより支持した場合の応力解析シミュレーションを行った。
なお、以下のシミュレーションに際し、高さ90mm、幅50mm、厚さ2.0mmの白金製の長方形板を支持リブに代えて上記と同等の条件にて内管周回り36゜おきに10枚 取り付けた導管構造についてシミュレーション解析した。この結果得られた長方形板と外管との接合部に発生する最大主応力の2倍を基準として、以降の各条件で発生する最大主応力の割合を表記する。
また、曲率半径については、6.85〜20.9mmの範囲において支持リブ母材の理想値よりも応力値が小さく、外管接合部、内管接合部共に低い範囲とすることができたが、特に外管接合部においては10〜20.9mmの範囲で接合部の理想的な範囲内に応力が収まっているので、この範囲を選択することで外管接合部の応力集中を確実に抑制できる導管構造を提供できることが分かる。
前記のシミュレーション解析結果から求めた、アール部の曲率半径(R寸法)と応力との相関関係を図9に示す。応力については、支持リブの母材に作用する応力、支持リブと外管との接合部に作用する応力、支持リブと内管との接合部に作用する応力に分けて求めた。
このシミュレーション解析においては、長方形状の支持リブと本発明による支持リブについて比較し、応力値を求めた。本発明によるリブの形状は、外管に接合される外ストレート部の長さを90.0mm、内管に接合される内ストレート部の長さを42.5mm、外管と内管との距離を50.0mm、外管側と内管側の上下のRをすべて5mm、内外ストレート部に続く突出片の幅は10.0mmの支持リブ(厚さ2.0mm)について、底辺側、即ち、外ストレート部を外管に、頂辺側、即ち、内ストレート部を内管に接合した場合を想定した原形図である。その他のシミュレーション解析条件は先の例と同等である。
即ち、外管が厚い場合でも、内管が厚い場合でも、厚い側の外管あるいは内管に接合する外ストレート部の長さあるいは内ストレート部の長さを他側のストレート部よりも長くすることで、応力値を大幅に低減できることが判明した。
解析は、突出片の長さBを0〜30mmで変えた支持リブの場合で行った。シミュレーション解析結果から求めた、突出片長さと応力との相関関係を図11に示す。応力については、支持リブの母材に作用する応力、支持リブと外管との接合部に作用する応力、支持リブと内管との接合部に作用する応力に分けて求めた。
また、シミュレーション解析においては、凹部の幅方向両側のアール部を略して構成し、突出片の感度解析のみに焦点を絞ってシミュレーション解析した結果であるので、実際に適用する支持リブにおいては、アール部を設けておかないと、突出片の基端部側に応力が過度に集中して突出片を剪断する方向に応力が集中しないようにすることが好ましい。
特に、支持リブと外管との接合部に作用する応力を下げることを最重要視すると、突出片の長さは10〜30mmの範囲が好ましく、15〜30mmの範囲がより好ましいと思われる。
支持リブの形状において、外管と内管の接合長さ90mm、外管と内管との距離50mm、突出片の幅5mm、突出片の長さ10mm、凹部の深さ10mmの矩形板状とした略H型形状の傾斜構造となっていない支持リブモデルを基本構造として、これを傾斜構造とした場合のシミュレーションによる構造解析を行った。
具体的には、内ストレート部の全長と外ストレート部の全長を何れも90mm、幅を50mmとした略H型の支持リブをモデルとして想定し、凹部の深さを6.85mmとした支持リブの場合と、凹部の深さを10.6mmとした支持リブの場合と、凹部の深さを15.6mmとした支持リブの場合と、凹部の深さを20.6mmとした支持リブの場合と、凹部の深さを30.6mmとした支持リブの場合と、凹部の深さを38.1mmとした支持リブの場合と、の応力負荷状態のシミュレーション解析結果を行った。なお、ここでは図11のモデルとは異なり、凹部の幅方向両側のアール部を略さずにモデル化した。よって、凹部の深さとは、突出片の長さと突出片の長さを加算した値である。本モデルでは、アール部のRをすべての場合で6.85mmとした。
応力については、支持リブの母材に作用する応力、支持リブと外管接合部に作用する応力、支持リブと内管接合部に作用する応力に分けて求めた。なお、図13に示す各応力値の値を以下の表2に纏めて明記する。
具体的には、図13と表2の支持リブ厚さ2mmに対して、支持リブ厚さ1.2mmの場合のシミュレーション解析を、その他の条件を図13の場合と同じにして実施した。表3に、凹部深さと応力との相関関係を示す。応力については、支持リブの母材に作用する応力、支持リブと外管接合部に作用する応力、支持リブと内管接合部に作用する応力に分けて求めた。なお、ここでもリブが長方形の場合の長方形板と外管との接合部に発生する最大主応力の2倍を基準とした割合、すなわち相対応力で示す。
表3に示す結果から、支持リブの厚さが1.2mmの場合にも、表2と同様の傾向であることが分かった。
本発明の減圧脱泡装置、およびガラス製品の製造装置、並びにガラス製品の製造方法は、建築用、車両用、フラットパネルディスプレー用、光学用、医療用、その他幅の広いガラス製品の製造に利用できる。
なお、2010年8月4日に出願された日本特許出願2010−175504号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の開示として取り入れるものである。
Claims (14)
- 金属製の中空管からなる溶融ガラスの導管構造であって、前記導管構造が少なくとも下流端を内管および外管からなる二重管構造とされ、前記内管と外管との間に前記内管と外管に接続された支持リブが架設されてなり、
前記支持リブが、前記内管の外面に該内管の長さ方向に沿って接合され、その接合面の略法線方向に幅を有する内ストレート部と、前記外管の内面に該外管の長さ方向に沿って接合され、その接合面の略法線方向に幅を有する外ストレート部と、前記内ストレート部および外ストレート部から延出形成されてこれらを一体化する接続壁部とを具備して構成され、
前記内ストレート部の一側端部と前記外ストレート部の一側端部との間に位置する接続壁部の一側縁に前記各ストレート部の一側端部までアール部を介して前記一側縁の両端を到達させる凹部が形成され、前記内ストレート部の他側端部と前記外ストレート部の他側端部との間に位置する接続壁部の他側縁に前記各ストレート部の一側端部までアール部を介して前記一側縁の両端を到達させる凹部が形成されるとともに、前記内ストレート部の両端側と前記外ストレート部の両端側にそれぞれ前記アール部に連続する突出部が形成されてなり、
前記凹部の深さが、前記支持リブの内ストレート部の全長あるいは外ストレート部の全長のうち、長い方の全長に対し10%以上、42%以下の範囲とされてなる溶融ガラスの導管構造。 - 前記突出部の先端側の接合面の略法線方向に均一幅の突出片が形成されてなる請求項1に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記突出片の先端形状が、前記内管外面あるいは前記外管内面への当接により前記外面上あるいは内面上に段部を形作る形状とされてなる請求項2に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記外管と内管の間の領域が外管の内側を流れる溶融ガラスにおいて異物や気泡を含む可能性の高い境界層流を主体に通過させる領域であり、前記外管と内管の間の領域の終端側に前記境界層流を溶融ガラス流の中心側のメインフローから分離する手段が設けられてなる請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記外管の肉厚と内管の肉厚が異なり、肉厚の大きな方の管により他方の管が前記支持リブを介し支持されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記外管の肉厚と内管の肉厚が異なり、前記外ストレート部と内ストレート部のうち、肉厚の大きな方の管に接続された側のストレート部の長さが他方のストレート部よりも長く形成されてなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記外管の肉厚が内管の肉厚よりも大きく形成される請求項6に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記支持リブが前記内管の周方向に所定の間隔で複数架設されてなる請求項1〜7のいずれか1項に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記内ストレート部と外ストレート部を一体化する接続壁部の延在方向が前記内管側から前記外管側にかけて溶融ガラスの流動方向上流側あるいは下流側に向いて傾斜され、前記内ストレート部が前記内管に接合される部分の長さ方向中央位置と、前記外ストレート部が前記外管に接合される部分の長さ方向中央位置とが、溶融ガラスの流れ方向に沿って異なる位置とされてなる請求項1〜8のいずれか1項に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 前記内ストレート部の両端側に形成された突出片において、前記内管の上流側の突出片の長さよりも前記内管の下流側の突出片の長さの方が長く形成されてなる請求項2または3に記載の溶融ガラスの導管構造。
- 減圧脱泡槽、該減圧脱泡槽に溶融ガラスを供給する上昇管、および該減圧脱泡槽から減圧脱泡後の溶融ガラスを排出する下降管を有する減圧脱泡装置において、前記下降管の終端側あるいは下降管に続く延長管に請求項1〜10のいずれか1項に記載の溶融ガラスの導管構造が適用されてなる減圧脱泡装置。
- 減圧脱泡槽、該減圧脱泡槽に溶融ガラスを供給する上昇管、および該減圧脱泡槽から減圧脱泡後の溶融ガラスを排出する下降管を有する減圧脱泡装置を用いて溶融ガラスを減圧脱泡する方法であって、前記下降管の終端側あるいは下降管に続く延長管に請求項1〜10のいずれか1項に記載の導管構造を用いて前記溶融ガラスの一部を分離する溶融ガラスの減圧脱泡方法。
- 請求項11に記載の減圧脱泡装置と、該減圧脱泡装置よりも上流側に設けられたガラス原料を溶融して溶融ガラスを製造する溶融手段と、前記減圧脱泡装置よりも下流側に設けられた溶融ガラスを成形する成形手段と、成形後のガラスを徐冷する徐冷手段とを備えたガラス製品の製造装置。
- 請求項12に記載の溶融ガラスの減圧脱泡方法により溶融ガラスを脱泡処理する工程と、前記減圧脱泡装置よりも上流側でガラス原料を溶融して溶融ガラスを製造する溶融工程と、前記減圧脱泡装置よりも下流側で溶融ガラスを成形する成形工程と、成形後のガラスを徐冷する徐冷工程とを含むガラス製品の製造方法。
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