JP5815225B2 - 貯蔵倉庫用シート - Google Patents

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Description

この発明は貯蔵倉庫用シートに関し、特に、爆発危険性を有する火薬類等を貯蔵するための貯蔵倉庫の爆発時の補強に用いられる貯蔵倉庫用シートに関するものである。
従来の火薬類等を貯蔵するための貯蔵倉庫は、コンクリート製の構造体で構成されているのが一般的である。
又、特許文献1に示すように、一対の不透水性のシートの間に複数の密封式のチューブ群を配列して連続構造体を形成し、この連続構造体に発泡ウレタン等を充填して所定の形状に立ち上がらせて貯蔵倉庫を構築する方法が提案されている。これによって、施工が容易となり、トンネル内で大きな容積の倉庫を確保できるとされている。
更に、特許文献1と同様に複数の密封式のチューブ群等を用いて、底部となるベース枠、屋根構造及び端壁構造よりなるエヤテント型の貯蔵倉庫が提案されている(特許文献2)。
特公平6−23518号公報 実公昭62−19794号公報
上記のような従来のコンクリート製の構造体の貯蔵倉庫では、火薬類が爆発したとき、構造体の破片が飛散したり、爆風圧が拡散する虞がある。
又、特許文献1及び特許文献2の貯蔵倉庫では、コンクリート片の飛散等は無いものの構造が複雑であり、施工性、汎用性が高いとは言えない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、火薬を貯蔵する倉庫本体の爆発時における爆発片の飛散や爆風圧の拡散を抑制する貯蔵倉庫用シートを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、火薬の貯蔵倉庫の爆発時の補強に用いられる貯蔵倉庫用シートであって、第1の縦糸がこれに交差する第1の横糸に対して所定方向に織りこまれた第1の繊維層と、第1の繊維層の下方に配置され、第2の縦糸がこれに交差する第2の横糸に対して所定方向に平行に織りこまれた第2の繊維層とを備え、少なくとも第1の縦糸の一部と第2の横糸の一部とが係合するものである。
このように構成すると、第2の横糸に係合した第1の縦糸の一部が長くなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、第2の繊維層の下方に配置され、第3の縦糸がこれに交差する第3の横糸に対して所定方向に平行に織りこまれた第3の繊維層を更に備え、第3の縦糸の一部と第2の横糸の他の一部とが係合するものである。
このように構成すると、第2の横糸に係合した第3の縦糸の一部が長くなる。
請求項3記載の発明は、火薬の貯蔵倉庫の爆発時の補強に用いられる貯蔵倉庫用シートであって、ゴムシート体と、ゴムシート体に埋設され、各々の繊維が所定方向に平行に且つ所定間隔で配置された繊維群とを備えたものである。
このように構成すると、ゴムシート体の面内において、所定方向に対してその直交方向に伸びやすい。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、第2の横糸に係合した第1の縦糸の一部が長くなるので、所定方向に伸びやすくなるため、爆発の衝撃の吸収力が向上する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、第2の横糸に係合した第3の縦糸の一部が長くなるので、第1の繊維層及び第3の繊維層が所定方向に伸びやすくなるため、爆発の衝撃をより安定して吸収する。
請求項3記載の発明は、ゴムシート体の面内において、所定方向に対してその直交方向に伸びやすいため、爆発状況に応じて爆発の衝撃を効率的に吸収できる。
この発明の第1の実施の形態による貯蔵倉庫用シートを用いた貯蔵倉庫の外観形状を示す平面図である。 図1で示したII−IIラインの断面図である。 図2で示したIII−IIIラインから見た第2シート体の拡大平面図である。 図3で示した第2シート体に対して引張力が生じた場合の第1の繊維群と第2の繊維群との織りこみ状態の変化を示す図である。 この発明の第2の実施の形態による貯蔵倉庫用シートの平面図である。 図5で示した第2シート体に対して引張力が生じた場合の織りこみ状態の変化を示す図である。 この発明の第3の実施の形態による貯蔵倉庫用シートの概略断面図である。 図7で示した第2シート体に対して引張力が生じた場合の織りこみ状態の変化を示す図である。 図2で示した貯蔵倉庫用シートを用いた他の貯蔵倉庫の概略断面図である。 図2で示した貯蔵倉庫用シートを用いた更に他の貯蔵倉庫の概略断面図である。 この発明の第4の実施の形態による貯蔵倉庫用シートを用いた貯蔵倉庫の概略断面図である。 図11で示したXII−XIIラインから見た貯蔵倉庫用シートの拡大平面図である。 図12で示したXIII−XIIIラインの断面図である。 この発明の第5の実施の形態による貯蔵倉庫用シートの平面図である。 図12で示した貯蔵倉庫用シートを用いた他の貯蔵倉庫の概略断面図である。
図1はこの発明の第1の実施の形態による貯蔵倉庫用シートを用いた貯蔵倉庫の外観形状を示す平面図であり、図2は図1で示したII−IIラインの断面図である。
これらの図を参照して、貯蔵倉庫11の中心となる、火薬類等が貯蔵されている倉庫本体19は、地面である設置面7上に設置されている。倉庫本体19は、その材質は限定しないが、以下に述べるようなその外面に設置する構造体等を保持できるような強度を有する構造であれば良い。
倉庫本体19の外面であって設置面7より上の面が第1土層31で覆われており、その外面が第1シート体21によって覆われている。第1シート体21は総ゴム製の遮水シートが用いられており、第1シート体21の内方側に位置する倉庫本体19及び第1土層31への雨水等の浸入を阻止する遮水機能を有している。
又、第1シート体21の外面は第2土層32で覆われており、その外面が貯蔵倉庫用シートである第2シート体22によって覆われている。更に、第2シート体22の外面は第3土層33で覆われている。第2シート体22は織布よりなる補強用シートが用いられており、倉庫本体19の爆発時における第2土層32の飛散を抑えるように、その網目間隔、繊維強度及び後述する織りこみ構造の変化による伸び具合等が決定されている。即ち、第2シート体22は爆発抑制機能を有している。尚、第2シート体22の具体的な構造については後述する。
又、第2シート体22の設置面7側の端部となる平坦部41a、41bの各々は、固定手段の一例となるアンカーボルト等の複数の固定部材42a、42bによって長手方向(図2の貫通方向)に連続的に設置面7に固定されている。平坦部41a、41bの幅や強度及び固定部材42a、42bの設置間隔は、爆風圧の大きさによって設定すれば良い。
次に、この貯蔵倉庫11における安全性について説明する。
倉庫本体19に収納されている火薬類がなんらかの原因で爆発すると、周囲にその破片が飛散したり爆風が拡散する。しかし、倉庫本体19の設置面7より上の周囲は第2シート体22で覆われているため、破片や爆風は第2シート体22により抑制される。又、第2シート体22は倉庫本体19の外方を覆うと共に、その平坦部41a、41bが設置面7に固定されているため、第2シート体22は爆風等によって捲りあがることが無い。その結果、第2シート体22が破損しない状態では、倉庫本体19を包囲した第2シート体22に伝達された爆風等の外部への拡散が抑制されるため、周囲の安全性が向上する。尚、設置面7の方向に拡散した爆風は地面に吸収され、設置面7より上の周囲に影響を与えることは無い。
尚、第1シート体21も倉庫本体19を包囲するように設置されているが、第1シート体21はあくまで遮水機能としての役割を果たすものである。従って、倉庫本体19の爆発を抑制する機能を有する必要は無く、爆風等によって外部に拡散する虞がある強度であっても良い。
又、第1シート体21は遮水性を有しているため、第1シート体21の内方側に位置する倉庫本体19及び第1土層31に雨水等が浸透することは無い。従って、倉庫本体19内の火薬類の湿潤が防止される。更に、第1土層31内の含水率が維持される。即ち、第1土層31の粘性が保持されるため、第1土層31の崩壊が防止される。
このように、貯蔵倉庫11においては、第1シート体21と第2シート体22とが遮水機能と爆発抑制機能とを分担している。従って、例えばゴムシートの内部に織布を埋設したような、遮水機能と爆発抑制機能とが一体化したシート体を1枚用いる貯蔵倉庫の場合に比べて、効率的な配置が可能となる。即ち、各々の機能を要する範囲に第1シート体21と第2シート体22とを設置すれば良いため、第1シート体21と第2シート体22との設置範囲に無駄が無くなる。
又、第2シート体22の外面が第3土層33によって覆われているため、第2シート体22の設置状態が安定すると共に、倉庫本体19の爆発によって伝達された爆風等による第2シート体22の浮き上がりが、第3土層33によって確実に防止されることになる。従って、第2シート体22の爆発抑制機能が更に向上し、貯蔵倉庫11の信頼性が向上する。
尚、第1土層31、第2土層32及び第3土層33の土の種類や施工厚さは、倉庫本体19内に貯蔵される火薬類の爆発力による第2シート体22への影響などに応じて、種々の構造に決定すれば良い。
又、このような貯蔵倉庫11は、図2の二点鎖線で示すように、地下に設置される貯蔵倉庫11に対しても同様に適用することができる。以下に、上述した地上に設置される貯蔵倉庫11と相違する点を中心に説明する。
図2を参照して、倉庫本体19は、地面5を掘削して形成された掘削底面である設置面7上に設置されている。又、第2シート体22の外面は、その上面が地面5に整列した第3土層33によって覆われている。即ち、掘削側面44a、44bを含め掘削部分の残りが全て第3土層33で埋められることになる。尚、このような第3土層33を第2シート体22の固定手段とし、第2シート体22の平坦部41a、41bを設置面7上に固定しても良い。その場合、上述したアンカーボルト等の固定部材42a、42bは無くても良い。又は、第3土層33と固定部材42a、42bとを併せて固定手段として使用しても良い。
尚、このような地下に設置される貯蔵倉庫11における効果については、上述した地上に設置される貯蔵倉庫11と同様であることは言うまでも無い。
次に、第2シート体22の構造について説明する。
図3は図2で示したIII−IIIラインから見た第2シート体の拡大平面図である。
図を参照して、第2シート体22は、所定平面上(図の紙面上)において上下方向に設定される第1の方向に配列された、第1の繊維47a〜47nよりなる第1の繊維群51と、所定平面上において第1の方向に対して角度θに交差する第2の方向に配列され、第1の繊維群51に織りこまれた第2の繊維48a〜48nよりなる第2の繊維群52とから構成されている。尚、この実施の形態においては、θは45°となるように設定されているが、θは鋭角となるように設定されていれば良い。
このように構成された第2シート体22においては、上述した第1の方向と平行に設定された第1の特定方向Yに伸びる力が加わった場合、第1の繊維群51がその配列方向である第1の方向に引っ張られることになる。従って、第2シート体22は第1の繊維群51が有する第1の繊維47a〜47nの素材自体による伸びを除いては、第1の特定方向Yに伸びることは無い。
一方、第1の特定方向Yに直交する第2の特定方向Xに伸びる力が加わった場合、第2シート体22はその第1の繊維群51と第2の繊維群52との織りこみ状態が変化することで、第2の特定方向Xに伸びるように設定されている。このような第1の繊維群51と第2の繊維群52との織りこみ状態の変化について、以下に説明する。
図4は図3で示した第2シート体に対して引張力が生じた場合の第1の繊維群と第2の繊維群との織りこみ状態の変化を示す図であって、(1)は通常状態を示すものであり、(2)は第2の特定方向に力が加わった状態を示すものである。
まず(1)を参照して、通常状態の第2シート体22においては、図3で示した通り、第1の繊維群51に対して第2の繊維群52が角度θに交差して織りこまれている。そして、θは45°となるように設定されている。
又、通常状態における第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nの各々の第2の特定方向Xの間隔はWである。更に、隣接する第1の繊維47a〜47nと交差する範囲における第2の繊維48a〜48nの各々の長さはLである。従って、第1の繊維47a〜47nの各々の第2の特定方向Xの間隔Wは、
=L・sinθ・・・・・・・・・・(1)
と表すことができる。
そして、第2シート体22の所定範囲における第2の特定方向Xの長さをA、第1の特定方向Yの長さをBとする。
このような通常状態から、第2シート体22に対して第2の特定方向Xに伸びるように力が加わると、(2)で示す状態となる。
次に(2)を参照して、図の矢印で示すように第2の特定方向Xに力が加えられた第2シート体22は、第1の繊維群51と第2の繊維群52との織りこみ状態が変化することで、第2の特定方向Xに伸びた状態となる。
具体的には、第2の繊維群52は、通常状態において第1の繊維群51に対して角度θに交差していた状態から、上述した第2の繊維48a〜48nの各々の一部の長さLは変わらずに、その傾きが第2の特定方向Xに近づくように変化する。即ち、第2の繊維群52は第1の繊維群51に対して角度θより大きな角度θに交差する状態となる。
すると、第1の繊維47a〜47nの各々の第2の特定方向Xの間隔Wは、
=L・sinθ・・・・・・・・・・(2)
となる。
上述した通り、角度θは通常状態の角度θより大きく、角度θ及び角度θは共に鋭角であるため、sinθはsinθより大きな値となる。この条件を(1)式及び(2)式に当て嵌めると、
>W・・・・・・・・・・(3)
となる。
つまり、第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nの各々の第2の特定方向Xの間隔が、(1)で示す通常状態の間隔Wより長い間隔Wとなるように拡大することが可能となる。そして、第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nの各々の間隔Wが拡大することによって、第2シート体22の所定範囲の第2の特定方向Xの長さAも拡大する。このような織りこみ状態の変化によって、第2シート体22は第2の特定方向Xに伸びることになる。従って、火薬等が貯蔵される倉庫本体からの爆発力が第2シート体22の第2の特定方向Xへの伸びによって吸収されることになるため、第2シート体22が破断し難くなり、その爆発抑制機能が向上する。
尚、(2)で示す状態においては、第1の特定方向Yに配列された第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nの各々は、その間隔Wのみに影響を受けることになり、第1の特定方向Yに対しては影響を受けることが無い。従って、第2シート体22の所定範囲の第1の特定方向Yの長さBは通常状態から変化しない。即ち、第2シート体22は第1の特定方向Yには伸びず、第2の特定方向Xにのみ伸びることになる。従って、第2シート体22の伸びる方向が第2の特定方向Xに限定されるため、貯蔵倉庫を設置する現場の種々の用途に応じた使い勝手が良くなる。
図5はこの発明の第2の実施の形態による貯蔵倉庫用シートの平面図であって、第1の実施の形態の図3に対応するものである。
尚、この実施の形態による貯蔵倉庫用シートである第2シート体23を備える貯蔵倉庫にあっては、図2で示す貯蔵倉庫の第2シート体の構造を除いては同一であるため、ここでは第2シート体23を中心に説明する。
図を参照して、この実施の形態による第2シート体23は、所定平面上(図の紙面上)において第1の特定方向Yに対して45°傾斜する第1の方向に配列された、第1の繊維47a〜47nよりなる第1の繊維群51と、所定平面上において第1の方向に対して直交状態に交差する第2の方向に配列され、第1の繊維群51に織りこまれた第2の繊維48a〜48nよりなる第2の繊維群52とから構成されている。
このように構成された第2シート体23における第1の繊維群51と第2の繊維群52との織りこみ状態の変化がもたらす第2シート体23の伸びについて、以下に説明する。
図6は図5で示した第2シート体に対して引張力が生じた場合の織りこみ状態の変化を示す図であって、(1)は通常状態を示すものであり、(2)は第2の特定方向に力が加わった状態を示すものである。
まず(1)を参照して、通常状態の第2シート体23においては、図5で示した通り、第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nは、第1の特定方向Yに対して45°傾斜するように配列されている。更に、第1の繊維群51に対して第2の繊維群52が直交状態に交差して織りこまれている。即ち、図で示す角度θは90°となるように設定されている。
又、通常状態における第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nの各々における第2の特定方向Xの間隔はWであり、第1の特定方向Yの間隔はHである。更に、隣接する第1の繊維47a〜47nと交差する範囲における第2の繊維48a〜48nの各々の長さはLである。
従って、第1の繊維47a〜47nの各々の第2の特定方向Xの間隔Wは、
=2L・cos(θ/2)・・・・・・・・・・(4)
と表すことができる。
更に、第1の繊維47a〜47nの各々の第1の特定方向Yの間隔Hは、
=2L・sin(θ/2)・・・・・・・・・・(5)
と表すことができる。
そして、第2シート体23の所定範囲における第2の特定方向Xの長さをA、第1の特定方向Yの長さをBとする。
このような通常状態から、第2シート体23に対して第2の特定方向Xに伸びるような力が加わると、(2)で示す状態となる。
次に(2)を参照して、図の矢印で示すように第2の特定方向Xに力が加えられた第2シート体23は、第1の繊維群51と第2の繊維群52との織りこみ状態が変化することで、第2の特定方向Xに伸びた状態となる。
具体的には、第1の繊維群51は、通常状態において第1の特定方向Yに45°傾斜して配列された状態から、上述した第2の繊維48a〜48nの各々の一部の長さLは変わらずに、その傾きが第2の特定方向Xに近づくように変化する。尚、第2の繊維群52の第2の繊維48a〜48nにおいても、第2の特定方向Xに近づくように第1の繊維47a〜47nに対してその傾きが対称的に変化する。即ち、第2の繊維群52は第1の繊維群51に対して角度θより小さな角度θに交差する状態となる。
すると、第1の繊維47a〜47nの各々の第2の特定方向Xの間隔Wは、
=2L・cos(θ/2)・・・・・・・・・・(6)
となる。
更に、第1の繊維47a〜47nの各々の第1の特定方向Yの間隔Hは、
=2L・sin(θ/2)・・・・・・・・・・(7)
となる。
上述した通り、角度θは通常状態の角度θより小さく、角度θ/2及び角度θ/2は共に鋭角であるため、cos(θ/2)はcos(θ/2)より大きな値になると共に、sin(θ/2)はsin(θ/2)より小さな値になる。そして、この条件を(4)式及び(6)式に当て嵌めると、
>W・・・・・・・・・・(8)
となる。更に、上述した条件を(5)式及び(7)式に当て嵌めると、
>H・・・・・・・・・・(9)
となる。
つまり、第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nにおける各々の第2の特定方向Xの間隔Wは、(1)で示す通常状態の間隔Wより長くなる。従って、第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nにおける各々の間隔Wが拡大することによって、第2シート体22の所定範囲の第2の特定方向Xの長さAが拡大することになる。このような織りこみ状態の変化によって、第2シート体22が第2の特定方向Xに伸びることになるため、第2シート体22の爆発抑制機能が向上する。
そして、これと同時に第1の繊維群51の第1の繊維47a〜47nにおける各々の第1の特定方向Yの間隔Hは、(1)で示す通常状態の間隔Hより短くなる。従って、第2シート体22の所定範囲の第1の特定方向Yの長さBが縮むことになる。
更に、第2シート体23においては、第1の特定方向Yに力が加わった場合であっても、上述した第2の特定方向Xに力が加わった時と同様にその織りこみ状態が変化することになる。即ち、第2シート体23は第1の特定方向Y又は第2の特定方向Xのいずれにも伸びるため、貯蔵倉庫を設置する現場の種々の用途に応じて効率的な使用が可能になる。
図7はこの発明の第3の実施の形態による貯蔵倉庫用シートの概略断面図であって、第1の実施の形態の図2の拡大図に対応するものである。
尚、この実施の形態による貯蔵倉庫用シートである第2シート体24を備える貯蔵倉庫にあっては、図2で示す貯蔵倉庫の第2シート体の構造を除いては同一であるため、ここでは第2シート体24を中心に説明する。
図を参照して、この実施の形態による第2シート体24は、所定平面上(図の水平面)において所定方向Xに配列された複数の第1の縦糸61と、第1の縦糸61に直交状態(図の貫通方向)に交差して織りこまれた複数の第1の横糸71とからなる第1の繊維層55を備えている。又、第1の繊維層55の下方(図の下側)に配置され、所定方向Xに配列された複数の第2の縦糸62と、第2の縦糸62に直交状態(図の貫通方向)に交差して織りこまれた複数の第2の横糸72とからなる第2の繊維層56を備えている。更に、第2の繊維層56の下方に配置され、所定方向Xに配列された複数の第3の縦糸63と、第3の縦糸63に直交状態(図の貫通方向)に交差して織りこまれた複数の第3の横糸73とからなる第3の繊維層57を備えている。
又、第1の繊維層55の第1の縦糸61の一部65と、第2の繊維層56の第2の横糸72の一部75とが係合している。更に、第3の繊維層57の第3の縦糸63の一部66と、第2の繊維層56の第2の横糸72における第1の縦糸61に係合する一部75を除く他の一部76とが係合している。
このように構成された第2シート体24における織りこみ状態の変化がもたらす所定方向Xへの伸びについて、以下に説明する。
図8は図7で示した第2シート体に対して引張力が生じた場合の織りこみ状態の変化を示す図であって、(1)は通常状態を示すものであり、(2)は所定方向に力が加わった状態を示すものである。
まず(1)を参照して、通常状態の第2シート体24においては、上述した通り、第1の繊維層55の第1の縦糸61の一部65と、第2の繊維層56の第2の横糸72の一部75とが係合している。従って、第1の縦糸61の一部65が、第1の横糸71から第2の横糸72までの距離D分だけ下方側に長くなる。第2の横糸72の他の一部76と係合する第3の繊維層57の第3の縦糸63の一部66も同様である。
このような通常状態から、第2シート体24に対して所定方向Xに伸びるような力が加わると、(2)で示す状態となる。
次に(2)を参照して、所定方向Xに力が加えられた第2シート体24は、第1の繊維層55、第2の繊維層56及び第3の繊維層57の織りこみ状態が変化することで、所定方向Xに伸びた状態となる。
具体的には、(1)で示した第2の横糸72の一部75と係合する第1の縦糸61の一部65が長くなっているため、所定方向Xに加わる力によって図の矢印で示すように上方へと引き上げられる。これに伴って、第1の縦糸61が所定方向Xに伸びることになる。そして、第3の縦糸63においても、第1の縦糸61と同様の作用が生じる。すると、第2の繊維層56の第2の縦糸62もこれらに追従して所定方向Xに伸びることになる。このように、第2シート体24は所定方向Xに伸びやすい構造となるため、倉庫本体の爆発による衝撃の吸収力が向上する。又、上面側に位置する第1の繊維層55及び下面側に位置する第3の繊維層57が所定方向Xに伸びやすくなるため、爆発による衝撃をより安定して吸収することができる。
尚、このような織りこみ構造は所定方向Xを基準として構成されているが、例えば所定方向を図の貫通方向に変更等することで、第2シート体24は他の所定方向に対して伸びやすい構造となる。又は、異なる二方向を共に基準として、このような織りこみ構造を構成することで、二方向に対して伸びやすくすることができる。
図9は図2で示した貯蔵倉庫用シートを用いた他の貯蔵倉庫の概略断面図であって、図2に対応するものである。
この貯蔵倉庫12にあっては、第1シート体21の設置位置及び設置形状を除いては、図2で示した貯蔵倉庫と同一である。即ち、倉庫本体19の外面は、土層を介さずに直接第1シート体21に覆われている。
このような貯蔵倉庫12においては、第1シート体21で直接倉庫本体19を遮水することになるため、図2で示した貯蔵倉庫に比べて、第1シート体21の使用量を抑えることができる。即ち、コスト的に有利な貯蔵倉庫12となる。
尚、第1シート体21より外方側の構造については、図2で示した貯蔵倉庫と同一であるため、同様の効果を発揮することは言うまでも無い。
更に、図2で示した貯蔵倉庫と同様、図で示す地上に設置される場合に限らず、貯蔵倉庫12は地下に設置される場合であっても同様に適用することができる。
図10は図2で示した貯蔵倉庫用シートを用いた更に他の貯蔵倉庫の概略断面図であって、図2に対応するものである。
この貯蔵倉庫13にあっては、第2シート体22の設置形状を除いては、地下に設置される図2で示した貯蔵倉庫と同一である。即ち、第1シート体21の外面が第2土層32で覆われており、第2土層32の上面38には平面状に設置された第2シート体22が設置されている。そして、第2シート体22の上面が第3土層33によって覆われている。
そして、平面状に設置された第2シート体22は、その上面が第3土層33によって覆われているため、爆発時における捲り上がりが防止される。従って、爆発時の第2土層32の上方への飛散を抑制することができると共に、広範囲に亘る地表面での土層等の飛散を抑制することができる。
図11はこの発明の第4の実施の形態による貯蔵倉庫用シートを用いた貯蔵倉庫の概略断面図であって、図2に対応するものであり、図12は図11で示したXII−XIIラインから見た貯蔵倉庫用シートの拡大平面図であり、図13は図12で示したXIII−XIIIラインの断面図である。
これらの図を参照して、火薬類等が設置されている倉庫本体19の外面であって設置面7より上の面が第1土層31で覆われており、その外面が貯蔵倉庫用シートであるシート体25によって覆われている。更に、シート体25の外面が第2土層32で覆われている。
シート体25は、図3で示した第2シート体22を構成する繊維シートである織布26がゴムシート体27に埋設されたものが使用されている。即ち、遮水機能と爆発抑制機能とを併せ持つ一体型のシート体25となる。又、上述した通り、織布26は図12で示す第1の特定方向Yには伸びず、第2の特定方向Xにのみ伸びるように構成されているため、ゴムシート体27が持つ弾性機能が阻害される虞が無い。
又、シート体25の設置面7側の端部となる平坦部41a、41bの各々は、固定手段の一例となるアンカーボルト等の複数の固定部材42a、42bによって長手方向に連続的に設置面7に固定されている。
このように、遮水機能と爆発抑制機能とを併せ持つシート体25によって、図2で示した貯蔵倉庫と同様に、倉庫本体19及び第1土層31への雨水等の浸入を防止すると共に、倉庫本体19の爆発による第1土層31の飛散を抑制することができる。従って、図2で示した貯蔵倉庫のように遮水機能を有するシート体を別途設ける必要が無くなり、コスト的に有利な貯蔵倉庫14となる。
尚、図2で示した貯蔵倉庫と同様、図で示す地上に設置される場合に限らず、貯蔵倉庫14は地下に設置される場合であっても同様に適用することができる。
図14はこの発明の第5の実施の形態による貯蔵倉庫用シートの平面図であって、第4の実施の形態の図12に対応するものである。
尚、この実施の形態による貯蔵倉庫用シートであるシート体28を備える貯蔵倉庫にあっては、図11で示す貯蔵倉庫のシート体25の構造を除いては同一であるため、ここではシート体28の構造を中心に説明する。
図を参照して、この実施の形態によるシート体28は、ゴムシート体27と、繊維49a〜49nの各々が所定方向Yに平行に且つ所定間隔Wで配置された、ゴムシート体27に埋設された繊維群59とから構成されている。このように構成されたシート体28は、所定方向Yに対して直交する方向Xに力が加わった場合、繊維群59の繊維49a〜49nの各々の所定間隔Wが拡がるため、ゴムシート体27の面内において方向Xに伸びやすくなる。従って、ゴムシート体27の弾性機能を阻害する虞が無く、爆発状況に応じて爆発の衝撃を効率的に吸収することが可能となる。
尚、シート体28は、例えば繊維49a〜49nが所定方向Yに対して45°に交差するように配置された繊維群59が埋設されたゴムシート体を、図で示すゴムシート体27の表面に接着して重ねて一体化する等、埋設された繊維49a〜49nの配置形状が異なる種々のゴムシート体27を複数枚積層した構造であっても良い。具体的には、複数枚のゴムシート体27で構成されたシート体28の平面視における繊維49a〜49nの透視状態が、図3又は図5で示したシート体の繊維配置と同一になるような構造であっても良い。
図15は図12で示した貯蔵倉庫用シートを用いた他の貯蔵倉庫の概略断面図であって、図11に対応するものである。
この貯蔵倉庫15にあっては、シート体25の設置位置及び設置形状を除いては、図11で示した貯蔵倉庫と同一である。即ち、倉庫本体19の外面は、土層を介さずに直接シート体25に覆われている。
このような貯蔵倉庫15においては、シート体25で直接倉庫本体19を遮水すると共にその爆発を抑制することになるため、図11で示した貯蔵倉庫に比べて、シート体25の使用量を抑えることができる。即ち、コスト的に有利な貯蔵倉庫15となる。
尚、図11で示した貯蔵倉庫と同様、図で示す地上に設置される場合に限らず、貯蔵倉庫15は地下に設置される場合であっても同様に適用することができる。
尚、上記の第1及び第2の実施の形態では、第1の繊維群と第2の繊維群とは特定の配列構造で構成されているが、第1の特定方向及び第2の特定方向の内少なくとも一方の特定方向において伸びるように設定され、一方の特定方向に力が加わった時、第1の繊維群と第2の繊維群との織りこみ状態が変化するように構成されていれば、第1の繊維群と第2の繊維群とは他の配列構造であっても良い。
又、上記の第3の実施の形態では、第2の繊維層の下方に第3の繊維層が配置されているが、第3の繊維層は無くても良い。又は、例えば第3の繊維層と同じ要領で、第3の繊維層の下方に第4の繊維層を配置するように構成しても良い。
更に、上記の第4の実施の形態では、ゴムシート体には第1の実施の形態による貯蔵倉庫用シートが埋設されているが、ゴムシート体には第2の実施の形態による貯蔵倉庫用シートが埋設されていても良いことは言うまでも無い。
11〜15…貯蔵倉庫
22〜24…第2シート体
25、28…シート体
27…ゴムシート体
51…第1の繊維群
52…第2の繊維群
55…第1の繊維層
56…第2の繊維層
57…第3の繊維層
59…繊維群
61…第1の縦糸
62…第2の縦糸
63…第3の縦糸
65、66、75、76…一部
71…第1の横糸
72…第2の横糸
73…第3の横糸
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

  1. 火薬の貯蔵倉庫の爆発時の補強に用いられる貯蔵倉庫用シートであって、
    第1の縦糸がこれに交差する第1の横糸に対して所定方向に織りこまれた第1の繊維層と、
    前記第1の繊維層の下方に配置され、第2の縦糸がこれに交差する第2の横糸に対して前記所定方向に平行に織りこまれた第2の繊維層とを備え、
    少なくとも前記第1の縦糸の一部と前記第2の横糸の一部とが係合する、貯蔵倉庫用シート。
  2. 前記第2の繊維層の下方に配置され、第3の縦糸がこれに交差する第3の横糸に対して前記所定方向に平行に織りこまれた第3の繊維層を更に備え、
    前記第3の縦糸の一部と前記第2の横糸の他の一部とが係合する、請求項1記載の貯蔵倉庫用シート。
  3. 火薬の貯蔵倉庫の爆発時の補強に用いられる貯蔵倉庫用シートであって、
    ゴムシート体と、
    前記ゴムシート体に埋設され、各々の繊維が所定方向に平行に且つ所定間隔で配置された繊維群とを備えた、貯蔵倉庫用シート。
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