JP5814134B2 - アレーアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、アレー状に配列された複数のアンテナにより通信するアレーアンテナに関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)、携帯電話、地上デジタル放送のモバイル受信機等、アダプティブアレーアンテナを応用した無線機器の使用が日常化してきている傾向にあり、結果、これら無線機器の低コスト化の必要性が益々高まってきている。しかし、アダプティブアレーアンテナは、原理的に、フィルタ、アンプ、ダウンコンバータ、A/Dコンバータ等のアナログ回路がアンテナ数分必要となるので、例えば単一アンテナの無線機器と比較すると、高コストになるという問題があった。
そこで、これを解決する方法として、例えばスイッチによる時分割多重を用いて、アナログ回路を削減する方式(C-TDM-AAA:Conventional Time-Division Multiplexing Adaptive Array Antenna)のアダプティブアレーアンテナが過去に提案されている(非特許文献1参照)。非特許文献1では、無線機器が使用する帯域幅とスイッチ切換速度、フィルタ帯域幅、サンプリング速度が満たすべき条件に関して詳細に検討がなされ、適切なタイミングでスイッチ切り換え、サンプリングを行った場合、各アンテナの受信信号が完全に再生可能であることが示されている。
A CMA Adaptive Array Antenna System with a Single Receiver Using Time-Division Multiplexing,(IEICE Trans. Commun., vol. E84-B, no. 6, pp. 1637-1646, June 2001.)
ここで、アダプティブアレーアンテナの種類としてビームスペース型がある。このビームスペースアダプティブアレーアンテナは、ウェイトによるアンテナに指向性を持たせることで一定方向に電波を受信し易くするビームを複数形成してから、形成されたビームの各々の出力において信号処理を行って電波到来方向等を特定する方式である。このビームスペース型を採用すれば、電波到来方向推定を精度よく行うことが可能となる。
しかし、非特許文献1の時分割多重方式のアダプティブアレーアンテナでビームスペース型を実現しようとすると、後段の受信回路にデジタル回路を追加する必要がある。このため、アダプティブアレーアンテナの回路構成が複雑化し、ひいては部品コストが高くなってしまう問題に繋がっていた。なお、この問題は、アダプティブアレーアンテナに限らず、例えば固定アンテナを用いた他のアレーアンテナでも同様に言える。
本発明の目的は、デジタル回路等を別途追加することなく、ビームスペース方式を実現することができるアレーアンテナを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、複数のアンテナのうち特定のものをスイッチによって選択的に受信回路に接続可能とすることにより、複数の前記アンテナで1つの前記受信回路を共用し、前記スイッチによる時分割多重によって電波を受信する時分割多重方式のアレーアンテナにおいて、前記スイッチの複数を同時接続することにより、アンテナをビームスペース型として動作させるビームスペース動作実行手段と、当該ビームスペース動作実行手段にて選択されたビームに関してアダプティブ処理を実行することにより、電波の到来方向を推定するアダプティブ処理手段とを備えたことを要旨とする。
本発明の構成によれば、複数のアンテナで1つの受信回路を共用するアレーアンテナにおいて、複数アンテナをスイッチにより同時接続することにより、アレーアンテナをビームスペース型として動作させる。このため、専用のデジタル回路を搭載しなくとも、アレーアンテナをビームスペース型として動作させることが可能となるので、回路構成の簡素化や部品コスト削減に効果が高い。
この構成によれば、同時接続するアンテナ数が多くなるので、アンテナ同時接続時に形成されるビームが鋭くなる。このため、ビームが不要な向きをとり難くなるので、ビームの形成精度に効果が高くなり、ひいては電波到来方向推定の精度確保にも効果が高くなる。
本発明では、前記ビームスペース動作実行手段は、複数の前記アンテナを同時接続してビームを形成する際、同時接続のアンテナ数を同一として同時接続アンテナを順次切り換えることにより、ビームを順に形成していくことを要旨とする。この構成によれば、同時接続アンテナ(即ち、ビーム)を順に切り換えていく際、受信回路側から各アンテナを見たインピーダンスがアンテナ切り換え前後で変わらないので、受信効率(受信のエネルギー効率)を確保することが可能となる。
本発明では、各アンテナの接続時間は、前記アンテナの総数をKとし、同時接続アンテナ数をK’とし、スイッチ切換周期をTとすると、T・K’/Kを満たす値に設定されていることを要旨とする。この構成によれば、無駄にオフされるスイッチが少なくなるので、受信効率の確保に一層効果が高くなる。
本発明では、同時接続アンテナ数をK’とし、前記スイッチ側から前記受信回路を見たときのインピーダンスをZとすると、前記受信回路側から見た各スイッチのインピーダンスがK’Zに設定されていることを要旨とする。この構成によれば、インピーダンスが入出力で揃うので、受信効率の確保に一層効果が高くなる。
本発明では、前記インピーダンスZは、50Ωの値に設定されていることを要旨とする。この構成によれば、インピーダンスZが50Ωの汎用的な受信回路を使用することが可能となる。
本発明では、前記信号処理手段は、ビームを形成した後の信号処理の際、選択されたビームのみ再形成するフィードバックによって前記信号処理を実行することを特徴とする。この構成によれば、信号処理時、ビームをフィードバックにて必要なビームのみ形成するので、ビームを無駄に形成する必要がなくなる。よって、受信効率の向上や信号処理の簡素化に効果が高くなる。
本発明では、前記処理手段は、前記ビームスペース動作実行手段にて選択されたビームに関してアダプティブ処理を実行することにより、受信信号を処理するアダプティブ処理手段であることを要旨とする。この構成によれば、アレーアンテナをアダプティブアレーアンテナとしたので、アンテナの指向性を受信電波に応じた向きに設定することが可能となる。
前記問題点を解決するために、本発明では、複数のアンテナのうち特定のものをスイッチによって選択的に受信回路に接続可能とすることにより、複数の前記アンテナで1つの前記受信回路を共用し、前記スイッチによる時分割多重によって電波を受信する時分割多重方式のアレーアンテナにおいて、前記スイッチの複数を同時接続することにより、アンテナをビームスペース型として動作させるビームスペース動作実行手段と、各ビームで得られた受信信号を信号処理する信号処理手段とを備え、前記信号処理手段は、ビームを形成した後の信号処理の際、選択されたビームのみ再形成するフィードバックによって前記信号処理を実行することを要旨とする。
前記問題点を解決するために、本発明では、複数のアンテナのうち特定のものをスイッチによって選択的に受信回路に接続可能とすることにより、複数の前記アンテナで1つの前記受信回路を共用し、前記スイッチによる時分割多重によって電波を受信する時分割多重方式のアレーアンテナにおいて、前記スイッチの複数を同時接続することにより、アンテナをビームスペース型として動作させるビームスペース動作実行手段と、各ビームで得られた受信信号を信号処理する信号処理手段とを備え、前記処理手段は、前記ビームスペース動作実行手段にて選択されたビームに関してアダプティブ処理を実行することにより、受信信号を処理するアダプティブ処理手段であることを要旨とする。
本発明によれば、アレーアンテナにおいて、デジタル回路等を別途追加することなく、ビームスペース方式を実現することができる。
一実施形態のビームスペースアダプティブアレーアンテナの構成図。 ビームスペース方式の概念図。 複数アンテナの同時接続の概要を示すタイミングチャート。 2つの同時接続アンテナに形成されるビームの概念図。 順に形成されるビームの概念図。 スイッチ制御信号の時間波形図。 スイッチ制御信号のr番目の時間波形図。 第2バンドパスフィルタ通過後の出力信号の振幅スペクトル。 サンプリング信号の時間波形図。
以下、本発明をビームスペースアダプティブアレーアンテナに具体化した一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
図1に示すように、アダプティブアレーアンテナ1は、複数のアンテナ(アンテナ素子)2を備え、各アンテナ2の重み付けを伝播環境に応じてアダプティブ制御することにより、目的の希望波の到来方向に指向性を向けたり、不要な電波の到来方向にヌル点を向けて除去したりすることで、高い通信特性を持つアンテナとして機能する。本例のアダプティブアレーアンテナ1は、信号を時間単位で区切り、1つの伝送路で通信する時分割多重式でもある。また、本例のアダプティブアレーアンテナ1は、複数方向にアンテナ2のビームを形成し、特性のよいビームについてアダプティブ制御を行って電波到来方向を推定するビームスペース型でもある。
このビームスペースアダプティブアレーアンテナ1において、アンテナ2の個数をK(Kは任意の奇数)とすると、k番目のアンテナ2の受信信号は、次式(1)のように表される。
ここで、∧f(t)は、k番目のアンテナ2における受信ベースバンド信号である。また、cos(ωt)は、搬送波の角周波数を表す。なお、∧fは、fの上に∧が付された記号である。
通過帯域がWの第1バンドパスフィルタ3が各々接続されている。これら第1バンドパスフィルタ3は、アンテナ2で受信した受信信号∧f(t)cos(ωt)を通過帯域Wでフィルタし、Wに準じた周波数のみ通過させる。本例のアダプティブアレーアンテナ1では、各アンテナ2に必要とされるのは第1バンドパスフィルタ3のみであり、その他の回路ブロック、つまりアナログ回路からなる受信回路4は複数のアンテナ2で共用されている。
受信ベースバンド信号∧f(t)の周波数帯域幅W"は、第1バンドパスフィルタ3の通過帯域Wの幅よりも小さい。よって、受信信号∧f’(t)cos(ωt)は、第1バンドパスフィルタ3をそのまま通過する。
複数のこれら第1バンドパスフィルタ3には、第1バンドパスフィルタ3の接続を選択的に切り換えるスイッチ回路5が接続されている。スイッチ回路5は、受信回路4の1構成要素であって、第1バンドパスフィルタ3ごとにスイッチ6を複数有する。これらスイッチ6は、クロック回路7から入力するスイッチ制御信号∧g(t)にてスイッチ制御される。なお、∧g(t)は、gの上に∧が付された記号である。
クロック回路7には、本例のアダプティブアレーアンテナ1をビームスペース型として動作させるビームスペース動作制御部8が設けられている。本例のビームスペース動作制御部8は、複数のアンテナ2を同時接続することによってビームを形成するとともに、同時接続するアンテナ群を順番に切り換えていくことにより、複数方向にビームを形成する。なお、ビームスペース動作制御部8がビームスペース動作実行手段を構成する。
図2に、本例のビーム形成のイメージを示す。同図に示すように、ビームスペース動作制御部8は、複数のアンテナ2を同時接続して所定方向にビームを形成し、オフのアンテナ2を順番に入れ換えていくことにより、各方向にビームを形成していく。このとき、ビームスペース動作制御部8は、同時接続するスイッチ6の個数を変えず、同時接続されるアンテナ群を順次切り換えていく。また、本例の場合、同時接続アンテナ数をK’とすると、K’はK−1に設定されている。
本例のビームスペース動作制御部8は、同時接続アンテナ数を同一として、この組を順に切り換えていくことによりマルチビームを形成していく。そして、これらマルチビームの中から電波のレベルの高いものを選択し、ビーム選択後、電波レベルの高いビームに関してのみアダプティブ処理が実施され、電波到来方向が推定される。
ここで、図3に示すように、あるスイッチ6においてスイッチ接続時間(スイッチが接続されている時間)をτ’とすると、τ’は次式を満たす値に設定されている。なお、次式において、Tはスイッチ切り換えの周期であり、K’は同時接続アンテナ数である。
図4に示すように、ビームには、その1特性としてビームの最大放射方向がある。ビームの最大放射方向は、アンテナ2を同時接続した際、これらアンテナ2によって形成されるビームが最も放射される方向を言う。同図に示すように、例えばアンテナ2を2つ同時接続した場合、2つのアンテナ2の中心Pを支点に略八の字の指向性を持つビームが形成される。そして、中心Pからビームの放射方向に向かう各ベクトルのうち、最も距離の長い方向がビームの最大放射方向となる。
図5に示すように、本例のアンテナ2は、アンテナ2を同時接続した際にできるビームが、それぞれ異なる最大放射方向を向くように配置されている。本例の場合、複数のアンテナ2は、電波のλ/2波長間隔で格子状に配置されている。このような配置にすれば、アンテナ2が配置された面内での主ビーム方向が変化する。ちなみに、本例の配置例の場合、主ビームは複数存在する。
図1に示すように、スイッチ回路5から受信回路4側を見たインピーダンスをZ[Ω]とすると、受信回路4側から見た各スイッチ6のインピーダンスZ’[Ω]は、KZに設定されている。インピーダンスをこのように値設定すれば、伝送線路における損失を少なく抑えることが可能となる。なお、本例の場合、インピーダンスZは50[Ω]に設定されている。
ここで、次式(a)〜(c)を定義する。なお、mod(A,B)は、AをBで除したときの剰余を表す。また、f(t)は、「あるビームが受信した信号」を表す。τ’が式(2)を満たす場合、図6や図7に示すτは、「あるビームが形成されている時間」となり、スイッチ制御信号g(t)は、次式(3)により表される。なお、次式のrは、任意の整数である。
ここで、スイッチ切換周波数をW’(W’=1/T)とすると、周期Tは、W’>Wを満たすように適切に設定する必要がある。式(3)は、フーリエ級数展開の形式により、次式(4)〜(6)のように表すことが可能である。なお、次式のnは、スイッチ切換周波数W’のn倍高調波成分を表す整数であり、Ψは、スイッチ6のON時間比率である。
各ビームの受信信号f(t)cos(jωt)は、スイッチ通過時にスイッチ制御信号g(t)を乗算された後、K個のビームからの信号が合成される。この合成信号h(t)は、次式(6)のように表される。
受信回路4には、周波数帯域幅がKW’の第2バンドパスフィルタ9が設けられている。第2バンドパスフィルタ9は、1つのみ設けられ、複数のスイッチ6において共用されている。本例の場合、第2バンドパスフィルタ9は、図8に示すように、理想的な周波数特性B(ω)を有するフィルタとする。
合成信号h(t)は、第2バンドパスフィルタ9を通過すると、出力信号h’(t)として出力される。出力信号h’(t)は、次式(8),(9)のように表される。
なお、第2バンドパスフィルタ9の出力信号h’(t)が式(8)で表される理由は、本願出願人が平成23年8月31日付けで出願した特願2011−189760にて詳細を開示しているので、ここでは説明を省略する。
受信回路4には、出力信号h’(t)を増幅するアンプ10と、増幅後の出力信号h’(t)をIF(Intermediate Frequency)周波数にダウンコンバートするコンバータ11と、IF周波数の信号を通過させるIFバンドパスフィルタ12と、IF周波数を直行ダウンコンバートする一対のコンバータ13,13とが設けられている。各コンバータ13,13には、各コンバータ13,13からの出力をフィルタリングするローパスフィルタ14,14が接続されている。各ローパスフィルタ14,14には、フィルタリングされた信号をA/D変換するA/Dコンバータ15,15が各々接続されている。
A/Dコンバータ15が出力するベースバンド信号h"(t)は、アンプの増幅やフィルタの損失を無視すれば、次式(10)のように表される。
ベースバンド信号h"(t)は、A/Dコンバータ15において、周期Tでサンプリングされる。このサンプリング信号z(t)は、次式(11)のように表される。
図9に示すように、サンプリング信号z(t)は、それぞれT/Kずつタイミングのずれた信号である。実際には、A/Dコンバータ15は、次式(12)で表されるz(t)でサンプリングを行う。
さて、ベースバンド信号h"(t)を並び替え部16においてサンプリング信号z(t)でサンプルしたサンプル信号x(t)は、次式(13),(14)のように表される。なお、サンプル信号x(t)は、並び替え部16にて信号が並び替えられることにより、各ビームにおける受信信号として出力される。並び替え部16は、ビームごとの複数のスイッチとしてイメージできる。
サンプル信号x(t)は、式(13)からも分かる通り、各ビームの受信ベースバンド信号f(t)が混在された形で得られる。ここで、一見、スイッチ6のON時間τを、τ<(T/K)とすれば、2つのビームが同時に接続されることはなく、ビームの受信ベースバンド信号f(t)の混合は生じないように思われるが、実際にはフィルタを通過する際の波形なまりにより、各ビームの受信ベースバンド信号f(t)に混合が生じてしまう。よって、この混合信号から各ビームの受信ベースバンド信号f(t)を抽出する必要がある。
そこで、本例のアダプティブアレーアンテナ1には、サンプル信号x(t)から各ビームの受信ベースバンド信号f(t)を分離抽出する演算処理部17が設けられている。本例の演算処理部17は、サンプル信号x(t)を入力すると、次式(15)〜(17)を用いて演算を行うことにより、サンプル信号x(t)からビームごとに受信ベースバンド信号f(t)を分離し、ビームごとにI相信号及びQ相信号を出力する。
なお、式(15)〜(17)に記載の各記号は、次式(18)〜(24)により表される。
なお、式(15)〜式(17)を導き出す原理は、前述の特願2011−189760にて詳細を開示しているので、ここでは説明を省略する。
アダプティブアレーアンテナ1には、アダプティブ処理にて電波到来方向を演算して、アダプティブアレーアンテナ1の機能(動作状態)を設定するアダプティブプロセッサ18が設けられている。アダプティブプロセッサ18には、ビームスペース動作制御部8にて作り出されたビームスペースの動作環境下においてビームスペース処理を行うビームスペース処理部19と、ビームスペース処理部19より選択されたビームにてアダプティブ処理を行って電波到来方向を推定するアダプティブ処理部20とが設けられている。なお、ビームスペース処理部19がビームスペース動作実行手段を構成し、アダプティブ処理部20が信号処理手段及びアダプティブ処理手段を構成する。
本例のビームスペース処理部19は、ビームスペース動作制御部8によるビーム形成時、そのときのビームにおける電波のレベル(受信強度)を確認し、各ビームにおける受信レベルを逐次監視する。そして、ビームスペース処理部19は、これら複数のビーム(マルチビーム)のうち、受信レベルの高いビームを選択する。
アダプティブ処理部20は、受信レベルの高かったビームでのみアダプティブ処理を行い、電波到来方向を推定する。本例のアダプティブ処理部20は、アダプティブ処理の際、受信レベルの高かったビームのみスイッチ接続する処理、つまりフィードバックによりスイッチ制御させ、アダプティブ処理を実施する。アダプティブ処理部20は、演算処理部17から入力したアンテナ2ごとのI相信号及びQ相信号を基に、アダプティブ処理にて希望波や不要な電波の到来方向を算出し、アダプティブアレーアンテナ1の機能を設定する。
次に、本例のビームスペースアダプティブアレーアンテナ1の動作を、図2を用いて説明する。
図2に示すように、ビームスペース動作制御部8は、複数のアンテナ2を同時接続することによって所定方向にビームを形成する。そして、ビームスペース動作制御部8は、スイッチ接続しないアンテナ2を順番に切り換えることにより、同時接続するアンテナ群を順番に変えて、ビーム方向を切り換えていく。本例の場合、ビームスペース動作制御部8は、同時接続アンテナ数K’をK−1として、同時接続するアンテナ群を順番に切り換えていく。
このとき、ビームスペース処理部19は、各ビームにおいて電波の受信レベルを求め、これらビームのうち、受信レベルの高いビームを選択する。本例のビームスペース処理部19は、並び替え部16からサンプル信号x(t)をそのまま入力し、このサンプル信号x(t)にて各ビームの受信レベルを判定する。そして、ビームスペース処理部19は、そのビーム選択結果をアダプティブ処理部20に出力する。
アダプティブ処理部20は、ビームスペース処理部19から入力したビーム選択結果を基に、スイッチ回路5をフィードバック制御して、アダプティブ処理を実行する。即ち、アダプティブ処理部20は、受信レベルの高かったビームのみスイッチ回路5にて再形成し、このときに得られるサンプル信号x(t)を演算処理部17に入力させる。演算処理部17は、各ビームにおけるサンプル信号x(t)を入力すると、式(15)〜(17)を用いて演算を行うことにより、サンプル信号x(t)からビームごとに受信ベースバンド信号f(t)を分離し、ビームごとのI相信号及びQ相信号をアダプティブ処理部20に出力する。
アダプティブ処理部20は、演算処理部17からビームごとのI相信号及びQ相信号を入力すると、これら信号をアダプティブ処理することにより、電波到来方向を推定する。ここで、本例のアダプティブ処理部20は、演算処理部17によって受信ベースバンド信号f(t)の混合が除去された信号によって電波到来方向を算出するので、電波到来方向を精度よく求めることが可能である。
以上により、本例の場合、複数のアンテナ2で1つの受信回路4を共用するアダプティブアレーアンテナ1において、スイッチ6によって複数のアンテナ2を同時接続することにより、アダプティブアレーアンテナ1をビームスペース型として動作可能とした。このため、受信回路4にデジタル回路を追加することなくアダプティブアレーアンテナ1をビームスペース型で動作可能となるので、回路構成の簡素化や、部品コストの削減に効果が高くなる。
ここで、スイッチ制御信号g(t)のON時間(パルス幅)τにより、A/Dコンバータ15でサンプリングされたサンプル信号x(t)に含まれる受信ベースバンド信号f(Δt)がどのように変化するのかを考える。いま、スイッチ6のON時間τ(ビームの形成時間)が非常に短い、つまりτ≒0の場合を考える。このとき、Ψ=τ/T≒0となるので、sinc{nπΨ}≒1により、行列S≒1が導かれる。よって、式(19)は、次式(25)のように表される。
よって、τが非常に小さい場合には、サンプル信号であるベクトルX(t)、つまりサンプル信号x(t)を要素とするベクトルは、各ビームの受信ベースバンド信号f(t) のベクトルF(Δt)のスカラー倍となる。即ち、サンプル信号x(t)は、それぞれ1種類の受信ベースバンド信号f(Δt)のみを含み、混合された状態ではないことが分かる。
ちなみに、背景技術に記載した非特許文献1は、スイッチ制御信号g(t)がデルタ関数であり、本検討におけるτ≒0の場合に相当する。即ち、非特許文献1では、サンプル信号のベクトルX(t)において、ベクトルF(Δt)が混合された状態とならないように、あえてτ≒0としていると考えられる。
しかし、式(25)を見てみると、ベクトルX(t)に含まれるベクトルF(Δt)の大きさは、τに比例することが分かる。このことから、スイッチ6の切り換えによる電力損失を抑制するには、τをなるべく大きくすること、つまりビームが常に形成されていることが望ましいと予測される。このため、本例のアダプティブプロセッサ18は、スイッチ制御信号g(t)のON時間τを、次信号のτと重複しない範囲で、なるべく長く設定している。このように、ON時間τ(或いはON時間比率Ψ)を任意に設定可能な点で、本例は有効であると考えられる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)複数のアンテナ2で1つの受信回路4を共用するアダプティブアレーアンテナ1において、複数のアンテナ2をスイッチ6により同時接続し、この組を順に切り換えていくことにより、アダプティブアレーアンテナ1をビームスペース型として動作させる。このため、専用のデジタル回路を搭載しなくとも、アダプティブアレーアンテナ1をビームスペース型として動作させることができる。よって、ビームスペースアダプティブアレーアンテナ1を回路構成が簡素なアンテナとすることができ、ひいては部品コストも低く抑えることができる。
(2)同時接続アンテナ(即ち、ビーム)を切り換える際、接続するアンテナ数を変えずに同時接続アンテナを順に切り換える。このため、受信回路4側から見たスイッチ6を見たときのインピーダンスZが、同時接続アンテナの切り換え前後で変わらないので、受信効率(受信のエネルギー効率)を確保することができる。
(3)τ’を前述の式(2)を満たす値に設定すれば、無駄にオフされるスイッチ6が少なくなるので、受信効率の確保に一層効果が高くなる。
(4)同時接続アンテナ数K’をK−1に設定したので、同時接続されるアンテナ数が極力多くなり、アンテナ同時接続時に形成されるビームが鋭くなる。このため、ビームが不要な向きをとり難くなるので、ビームの形成精度に効果が高くなり、ひいては電波到来方向の推定精度にも効果が高くなる。
(5)スイッチ6側から受信回路4を見たときのインピーダンスをZ[Ω]とすると、受信回路4側からスイッチ6を見たときのインピーダンスZ’をK’Zに設定した。このため、インピーダンスが入出力で揃うので、受信効率の確保に一層効果が高くなる。
(6)インピーダンスZを50[Ω]に設定したので、受信回路4として汎用的な回路を使用することができる。
(7)アダプティブ処理部20による電波到来方向推定時、フィードバックによって必要なビームのみ形成するので、ビームを無駄に形成する必要がなくなる。このため、受信効率やアダプティブ処理の簡素化に効果が高くなる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成によらず、以下の態様に変更してもよい。
・同時接続するアンテナ数は、K−1個に限定されず、他の値に変更可能である。
・同時接続するアンテナ2の組み合わせは、自由に変更可能である。
・アダプティブ処理で使用する演算方式は、種々のものが採用可能である。
・アダプティブ処理部20は、ビーム選択後、フィードバックにてアダプティブ処理を実施することに限定されず、最初から順にビームを1つずつ形成する方式をとってもよい。
・アンテナ2の配置形状(配置パターン)は、格子状に限定されず、他の配置形状に変更してもよい。
・受信回路4の構成は、実施形態に述べた構成例に限定されず、他の回路構成に変更可能である。
・受信回路4は、直交ダウンコンバータ13,13ではなく、通常のコンバータにて信号をダウンコンバートする回路でもよい。
・受信回路4は、ベースバンド信号をA/Dコンバータ15でサンプルする構成に限らず、例えばIF信号をサンプルする構成や、第2バンドパスフィルタ9から出力される(Radio Frequency)信号をサンプルする構成でもよい。
・アンテナ素子数Kは、任意の奇数に限らず、任意の偶数であってもよい。
・スイッチ6のON時間τ(ON時間比率Ψ)は、実施形態に述べた例に限定されず、他の時間幅に適宜変更可能である。
・ビームのサンプル信号x(t)から受信信号f(t) cos(ωt)を再生(分離)する演算は、ビームのサンプル信号x(t)に行列Φを乗算する方法に限定されない。要は、ビームのサンプル信号x(t)から受信信号f(t) cos(ωt)を分離できれば、他の演算方法に適宜変更可能である。即ち、演算処理部17は、式(15)〜(17)を用いた演算を行うものに限定されず、電波到来方向を求めることができれば、他の演算に変更可能である。
・第2バンドパスフィルタ9の周波数帯域幅は、例えば第1バンドパスフィルタ3の周波数帯域に係数のKを乗算した値でもよい。
・アンテナ2の後段に移送器を追加してもよい。この場合、スイッチ切り換えにより形成されるビームの方向を、より柔軟に制御することができる。
・アレーアンテナは、アダプティブ方式のアンテナに限定されず、例えば固定アンテナを使用したアレーアンテナでもよい。
・アダプティブアレーアンテナ1は、車両や電子キーの受信機として使用されることに限定されず、他の機器や装置に適宜応用可能である。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜のいずれかにおいて、前記スイッチのON時間を長くとることにより、前記スイッチの切り換えによる電力損失を抑制し、この処理によって各アンテナの受信信号が混ざり合ってしまっても、この重畳信号に演算を施すことによって、当該重畳信号を各アンテナの受信信号に分離する演算処理部を備えた。
(ロ)請求項1〜,前記技術的思想(イ)のいずれかにおいて、前記受信回路は、少なくともフィルタ及びA/Dコンバータを備えた回路である。この構成によれば、フィルタやA/Dコンバータ等の部品群を、アンテナごとに設ける必要がないので、装置構成の簡素化や部品コスト削減に効果が高いと言える。
(ハ)請求項1〜,前記技術的思想(イ),(ロ)のいずれかにおいて、前記スイッチの接続状態を、次スイッチがONされる直前まで維持することにより、当該スイッチのON時間を長くとる。この構成によれば、スイッチのON時間を極力長くとるので、電力損失抑制に一層寄与する。
(二)請求項1〜,前記技術的思想(イ)〜(ハ)のいずれかにおいて、前記受信回路のバンドパスフィルタの帯域幅は、前記アンテナのそれぞれに設けられたバンドパスフィルタの帯域幅ではなく、前記スイッチの切換周波数に係数を乗算した値に設定されている。この構成によれば、スイッチの切り換え速度を、細かい設定することなしに任意に設定することが可能となる。即ち、スイッチの切換周期が1値に限定されずに済み、他の値でも許容可能となるので、この点で効果が高いと言える。
(ホ)請求項1〜,前記技術的思想(イ)〜(二)のいずれかにおいて、前記演算は、前記スイッチの切換周波数と当該スイッチのON時間とから求められた行列を用いて前記重畳信号に処理を加える演算である。この構成によれば、スイッチの切換周波数とON時間とから求められた行列で演算を行うので、重畳信号を精度よく各アンテナの受信信号に分離することが可能となる。
1…ビームスペースアダプティブアレーアンテナ、2…アンテナ、4…受信回路、6…スイッチ、8…ビームスペース動作実行手段を構成するビームスペース動作制御部、19…ビームスペース動作実行手段を構成するビームスペース処理部、20…信号処理手段及びアダプティブ処理手段を構成するアダプティブ処理部、K…アンテナの総数、K'…同時接続アンテナ数、T…スイッチ切換周波数、τ'…複数アンテナの同時接続時間、Z,K'Z…インピーダンス、∧f(t) cos(ωt)…受信信号。

Claims (9)

  1. 複数のアンテナのうち特定のものをスイッチによって選択的に受信回路に接続可能とすることにより、複数の前記アンテナで1つの前記受信回路を共用し、前記スイッチによる時分割多重によって電波を受信する時分割多重方式のアレーアンテナにおいて、
    前記スイッチの複数を同時接続することにより、アンテナをビームスペース型として動作させるビームスペース動作実行手段と、
    各ビームで得られた受信信号を信号処理する信号処理手段とを備え
    前記アンテナの総数をKとすると、同時接続アンテナ数がK−1に設定されている
    ことを特徴とするアレーアンテナ。
  2. 前記ビームスペース動作実行手段は、複数の前記アンテナを同時接続してビームを形成する際、同時接続のアンテナ数を同一として同時接続アンテナを順次切り換えることにより、ビームを順に形成していく
    ことを特徴とする請求項1に記載のアレーアンテナ。
  3. 各アンテナの接続時間は、前記アンテナの総数をKとし、同時接続アンテナ数をK’とし、スイッチ切換周期をTとすると、T・K’/Kを満たす値に設定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアレーアンテナ。
  4. 同時接続アンテナ数をK’とし、前記スイッチ側から前記受信回路を見たときのインピーダンスをZとすると、前記受信回路側から見た各スイッチのインピーダンスがK’Zに設定されている
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載のアレーアンテナ。
  5. 前記インピーダンスZは、50Ωの値に設定されている
    ことを特徴とする請求項に記載のアレーアンテナ。
  6. 前記信号処理手段は、ビームを形成した後の信号処理の際、選択されたビームのみ再形成するフィードバックによって前記信号処理を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載のアレーアンテナ。
  7. 前記処理手段は、前記ビームスペース動作実行手段にて選択されたビームに関してアダプティブ処理を実行することにより、受信信号を処理するアダプティブ処理手段である
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載のアレーアンテナ。
  8. 複数のアンテナのうち特定のものをスイッチによって選択的に受信回路に接続可能とすることにより、複数の前記アンテナで1つの前記受信回路を共用し、前記スイッチによる時分割多重によって電波を受信する時分割多重方式のアレーアンテナにおいて、
    前記スイッチの複数を同時接続することにより、アンテナをビームスペース型として動作させるビームスペース動作実行手段と、
    各ビームで得られた受信信号を信号処理する信号処理手段とを備え、
    前記信号処理手段は、ビームを形成した後の信号処理の際、選択されたビームのみ再形成するフィードバックによって前記信号処理を実行する
    ことを特徴とするアレーアンテナ。
  9. 複数のアンテナのうち特定のものをスイッチによって選択的に受信回路に接続可能とすることにより、複数の前記アンテナで1つの前記受信回路を共用し、前記スイッチによる時分割多重によって電波を受信する時分割多重方式のアレーアンテナにおいて、
    前記スイッチの複数を同時接続することにより、アンテナをビームスペース型として動作させるビームスペース動作実行手段と、
    各ビームで得られた受信信号を信号処理する信号処理手段とを備え、
    前記処理手段は、前記ビームスペース動作実行手段にて選択されたビームに関してアダプティブ処理を実行することにより、受信信号を処理するアダプティブ処理手段である
    ことを特徴とするアレーアンテナ。
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