JP5810583B2 - 締結バンド - Google Patents

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Description

本発明は、筒体に差し込まれたチューブ等を強固に固定する締結バンドに関し、特に、浮きを生じず側周から均一に締め付ける締結バンドに関する。
従来、結束バンドは、幅広い分野において物を束ねて固定する目的で使用されている。医療現場においても、たとえば、図5に締結状態の断面図を示したように、人工心肺等の回路においてコネクタCに接続するチューブTの上から締め付ける、多数の鋸歯状の爪を有する自由端部と、これを挿入して抜けを規制する係止部を有する有孔基端部とを備えた結束バンドが用いられている。
また、このような回路においては、針金をチューブ外側から捲回固定し、端部の引っかかりを防止するために、上から保護テープを巻く例も存在する。
これらにおいては、チューブをより強固に固定できるため抜けが防止され、耐圧性も有するため、脈動的に内圧が変化する場合であっても液体漏れが防止される。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
針金を用いる例では、捲回作業、端部のねじり作業および折り曲げ作業、テープの巻付け作業など、複数の工程が必要となるため作業性が悪いという問題点があった。特に、締め付け箇所が複数となる人工心肺回路においては、迅速な作業が要求される場合もあり、時間は極力かけたくないという要請が存在する。
また、図5に例示した結束バンドは、作業性が良いものの、有孔基端部において構造上自由端部がチューブTから離れるので浮きが生じ、均一ないし同等の締め付け力が発揮できないという問題点がある。
特開2000−134771 特開平9−229269 特開平11−37368
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、筒体に差し込まれたチューブ等を、浮きを生じず側周から均一に締め付ける締結バンドを提供することを目的とする。
請求項1に記載の締結バンドは、歯部と中央部と埋入部とがこの順に一方向に延伸して一体的に形成された、円筒形状の締結対象物を締め付ける締結バンドであって、歯部と中央部とにわたって立設する突条も一体的に形成され、歯部には歯が列設され、埋入部には、当該歯を埋入させて咬合する埋入溝が形成されており、突条を内側にして歯部の先端を埋入部の根本に突き当てて歯部を埋入部に埋入咬合させ、突条を締結対象物の全周にわたり浮きなく密に押し当て締結対象物を固定することを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、歯部の先端を埋入部の根元すなわち中央部側の溝に突き当てて勘合することにより、締結対象物の側周のどの場所においても浮きを生じず突条部分を密に押し当てることが可能となる。特に、円筒形状の対象物であれば均一かつ密な締め付けが可能となる。
使用に際しては、歯部と埋入部を切断するなどして適宜長さを調整し、突条の長さと締結対象物の側周の長さを揃えるようにする。このとき、突条の長さを若干短くして締め付け力を向上するようにしても良い。
締結バンドの素材は、柔軟な素材が好ましく、たとえば、PPやポリアミド系合成繊維など使用目的に応じて各種の物理的・化学的特性を持たせたエラストマーとすることができる。たとえば、耐薬品性、耐磨耗性、耐油性、耐有機性、耐候性、耐熱性を挙げることができる。なお、若干の伸縮性を持たせて、好適な締め付け力を確保するようにしても良い。場合により、突条部分と他の部分を別の素材として二材射出成型により全体を一体形成することもできる。
歯の形状は、山形、鋸型、櫛形、くさび形等、抜けに抗する形状であれば特に限定されない。また、歯の厚みと埋入部の溝深さを同じとすることにより、バンドを閉じたときに突条の高さがそろい、段差が生じないので好適である。また、突条は、先端を細くすれば当接箇所にかかる締め付け力(圧力)が向上し、また、先端を広くすれば締結対象物に対する保持性が向上する。
請求項2に記載の締結バンドは、請求項1に記載の締結バンドにおいて、歯は突条の下の左右に列設され、中央部側に傾斜した鋸歯形状であることを特徴とする。
すなわち、請求項2にかかる発明は、いわゆる「かえし」が形成されているので、歯部と埋入部との係止力が向上し、より安定的な保持が可能となる。
請求項3に記載の締結バンドは、請求項1または2に記載の締結バンドにおいて、突条に、延伸方向に垂直に等間隔の溝が形成されたことを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、突条に撓みが生じにくく、より均一な締め付け力による固定が可能となる。
なお、溝はV字でもU字でもよい。また溝深さは突条の高さとすることができる。なお、V字の切り込み角度は、締結対象物の曲率を考慮して使用時に隙間のない一連の突条とすることができる。なお、素材や突条断面の縦横比を調整することにより、溝を設けず一様な締め付けが実現できるのはいうまでもない。
請求項4に記載の締結バンドは、請求項1、2または3に記載の締結バンドにおいて、透明エラストマー製であることを特徴とする。
すなわち、請求項4にかかる発明は、人工心肺回路など、締結対象物の中の様子を視認するのに好適な締結バンドを提供できる。
本発明によれば、筒体に差し込まれたチューブ等を、浮きを生じず側周から均一に締め付ける締結バンドを提供することができる。
詳細には、歯部の先端を埋入部の根元すなわち中央部側の溝に突き当てて勘合することにより、締結対象物の側周のどの場所においても浮きを生じず突条部分を密に押し当てることが可能となる。特に、円筒形状の対象物であれば均一かつ密な締め付けが可能となる(請求項1)。また、いわゆる「かえし」が形成されているので、歯部と埋入部との係止力が向上し、より安定的な保持が可能となる(請求項2)。また、突条に撓みが生じにくく、より均一な締め付け力による固定が可能となる(請求項3)。人工心肺回路など、締結対象物の中の様子を視認するのに好適な締結バンドを提供できる(請求項4)。
本発明の締結バンドの一例を示した外観図である。 本発明の締結バンドによる人工心肺回路のコネクタへの取付け例を示した模式断面図である。 締結バンドの大きさの一例を示した平面図と側面図である。 突条の断面例を示した図である 従来の結束バンドにより、コネクタに接合されたチューブに捲回して締め付けた状態を示した断面を表した模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の締結バンドの一例を示した外観図である。図2は、本発明の締結バンドによる人工心肺回路のコネクタへの取付け例を示した模式断面図である。なお、図では、説明の便宜上、実際の縮尺と必ずしも同一比としていない。
締結バンド1は、透明ポリアミドの射出成形体であり、一方向に長く、歯部10と中央部20と埋入部30とがこの順に並んだバンドである。なお、締結バンド1は、一体成型されているが、歯が列設されている部位を歯部10、この歯に咬合する溝が設けてある部位を埋入部30、それ以外の部位(中央にある部位)を中央部20と称することとする。
歯部10は、断面が略凸形状であり、両側の側面にはノコギリ状の歯11が多数列設されている。また、上面には一本の突条40が歯部10の先端から中央部20の先端にわたるまで設けられている。言い換えれば、歯部10は、長手方向側面に歯部10が列設された平板状の基台と、基台上の中央に形成された突条40とが存在する部位といえる。なお、図では、歯部10上の突条40を歯部突条41と適宜表記する。
歯11は、片方の切片と他方の切片の傾きが異なっており、全体として中央部20側に傾いた状態で同一の歯11が連続して形成されたものである。後述するように、このような傾いた歯11により、埋入部30との係合性が向上し固定性が高まる。
中央部20は、断面が凸形状であり、歯部10からの突条40がそのまま中央部20上面の端部まで延伸して形成されている。なお、突条40の高さは、中央部20においても歯部10においても同一である。すなわち、中央部20における突条40の立設面と、歯部10における突条40の立設面は、同一平面である。言い換えれば、中央部20は、上面が歯部10の上面と同一平面である平板状の基台と、歯部10から延伸した同一の突条40とが存在する部位と言える。なお、図では、中央部20上の突条40を中央部突条42と適宜表記する。
埋入部30は、その延伸方向に沿って凹条の溝31が設けられており、その深さは、歯部10の突条40の高さと同じとし、また、溝31の側面に、歯11が埋入して咬合する嵌合部32が形成された部位である。
突条40の高さを、歯部10と中央部20とで同一とし、また、突条40の立設面を歯部10と中央部20とで共通としており、さらに、突条40の高さと溝31の深さを同じくしているため、締結バンド1を締結させたとき、すなわち、歯部10先端を埋入部30の中央側の溝31先端に突き合わせて埋入咬合させたときに、突条40は段差のない円環を形成する。これにより、図2に示したように、突条40がチューブTの上から均一に浮きを生じず圧接し、固定信頼性を向上させることができる。
取付けに際しては、チューブCの周長さに合わせて歯部10を適宜切断し、また、必要に応じて埋入部30を切断して長さを調整する。次に、歯11の先端を、埋入部30の溝31の基端に突き当てて、歯部10を埋入部30に埋入咬合させる。なお、締め付け力を高めるために、長さを若干短くして切断してもよい。締結対象物の大きさが決まっている場合は、予め長さを調整した締結バンドとしてもよい。なお、使用の態様によっては、取付け後、さらに上から収縮チューブ等をあてがっても良く、粘着テープを捲回させて固定性を向上するようにしても良い。
図3に、締結バンドの大きさの一例を表した平面図と側面図を示す。なお、締結対象物に応じて、適宜各部位の大きさを変更できることはいうまでもない。
なお、締結バンドは、上記の態様に限定されない。図4は、突条の断面例を示した図である。突条の断面を先細りにすれば押圧力が高まり、また、逆台形とすれば、締結部材との接触性および保持性が高まる。また、曲率をつければ、接触部分に傷がつきにくくなる。場合により、上面を山切り形状とすることもできる。また、素材の柔軟性にもよるが、突条の幅を高さより大きくすることにより、よれを懸念することなく、安定的な締結が可能となる。
また、突条には、等間隔で延伸方向に垂直に切れ込みを入れることもできる。特に、柔軟性の高い素材を採用する場合、突条の高さが幅より大きい場合、または、締結対象物の曲率が大きな場合等には、突条における歪に由来するよれを生じさせなくすることができる。切れ込みは、適宜V字、U字などを採用することができる。
以上説明したように、発明によれば、浮きを生じず、締め付け対象の全周にあてがって均一な締め付けを実現可能な締結バンドを提供することができる。
本発明の締結バンドは、特に円筒形状物の締め付けに好適であり、人工心肺回路におけるコネクタ周りのほか、たとえば、水道ホースなどにも適用可能である。
1 締結バンド
10 歯部
11 歯
20 中央部
30 埋入部
31 溝(埋入溝)
32 嵌合部
40 突条

Claims (4)

  1. 歯部と中央部と埋入部とがこの順に一方向に延伸して一体的に形成された、円筒形状の締結対象物を締め付ける締結バンドであって、
    歯部と中央部とにわたって立設する突条も一体的に形成され、
    歯部には歯が列設され、埋入部には、当該歯を埋入させて咬合する埋入溝が形成されており、
    突条を内側にして歯部の先端を埋入部の根本に突き当てて歯部を埋入部に埋入咬合させ、突条を締結対象物の全周にわたり浮きなく密に押し当て締結対象物を固定することを特徴とする締結バンド。
  2. 歯は突条の下の左右に列設され、中央部側に傾斜した鋸歯形状であることを特徴とする請求項1に記載の締結バンド。
  3. 突条に、延伸方向に垂直に等間隔の溝が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の締結バンド。
  4. 透明エラストマー製であることを特徴とする請求項1、2または3に記載の締結バンド。
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