JP5809990B2 - 車両、及び車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動輪に向けてロータから機械的動力を出力可能な電気モータを備えた車両の制御技術に関する。
原動機として電気モータのみを備えた電気自動車や、原動機として内燃機関と電気モータを備えたハイブリッド車両には、原動機と駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチが設けられたものがある。例えば、特許文献1には、エンジンと電気モータとの間に第1クラッチを設けると共に、電気モータとディファレンシャル装置との間に第2クラッチを設けて、これらクラッチを双方共に係合状態にして、高速走行を行うことが提案されている。また、特許文献2には、車両減速中に、エンジンの出力軸と、駆動輪との間における動力伝達を遮断する技術が提案されている。また、特許文献3には、エンジンへの燃料供給の停止を条件に、エンジンの出力軸と、電気モータのロータとの間における動力伝達を、クラッチ手段により遮断する技術が提案されている。
特開平5−50865号公報 特開平11−127502号公報 特開2004−112995号公報
ところで、上記のような車両においては、高速走行中や減速中において、駆動輪を回転駆動するための電気モータを力行させていない場合であっても、当該電気モータのロータが駆動輪からの機械的動力を受けて回転する、いわゆる「連れ回り」が生じることがある。このような連れ回りにより電気モータのロータが高速回転すると、当該電気モータには、摩擦等に起因する回転抵抗が大きくなり、車両全体としての燃費悪化の一因となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動輪からの機械的動力を受けて電気モータのロータが高速回転で連れ回ることを抑制可能な、車両の制御技術を提供することを目的とする。
発明に係る車両は、駆動輪に向けてロータから機械的動力を出力可能な第1電気モータと、第1電気モータのロータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチであるモータ切り離しクラッチと、第1電気モータのロータの回転速度が、設定回転速度以上である場合には、駆動輪と当該ロータとの間における動力伝達が遮断されるよう、モータ切り離しクラッチを解放状態に制御する制御装置と、駆動輪からの機械的動力をロータで受けて発電機として作動可能な第2電気モータと、駆動輪に向けて機関出力軸から機械的動力を出力可能な内燃機関と、機関出力軸に連結されたプラネタリキャリアと、第2電気モータのロータに係合する第1サンギアと、第1サンギアとプラネタリキャリアを共用しており且つ第1サンギアに比べて歯数が多く設定された第2サンギアと、第1電気モータのロータ及び駆動輪と係合可能なリングギアと、を有するシンプルプラネタリー式遊星歯車装置と、を備える。
発明に係る車両用制御装置は、駆動輪に向けてロータから機械的動力を出力可能な第1電気モータと、第1電気モータのロータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチであるモータ切り離しクラッチと、駆動輪からの機械的動力をロータで受けて発電機として作動可能な第2電気モータと、駆動輪に向けて機関出力軸から機械的動力を出力可能な内燃機関と、機関出力軸に連結されたプラネタリキャリアと、第2電気モータのロータに係合する第1サンギアと、第1サンギアとプラネタリキャリアを共用しており且つ第1サンギアに比べて歯数が多く設定された第2サンギアと、第1電気モータのロータ及び駆動輪と係合可能なリングギアと、を有するシンプルプラネタリー式遊星歯車装置と、を備えた車両に用いられ、モータ切り離しクラッチの連結/解放状態を制御可能な車両用制御装置であって、第1電気モータのロータの回転速度が、設定回転速度以上である場合には、駆動輪と当該ロータとの間における動力伝達が遮断されるよう、モータ切り離しクラッチを解放状態に制御する。
本発明によれば、電気モータのロータの回転速度が、設定回転速度以上である場合には、電気モータのロータが高速回転で連れ回されることを抑制することができる。
本実施形態に係る車両の構成を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、単に「実施形態」と記す)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
まず、本実施形態に係る車両の一例について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る車両の構成を示す模式図である。なお、本実施形態に係る車両の一例として、原動機として電気モータと内燃機関とを備えたハイブリッド車両であって、前輪と後輪がそれぞれ推進軸からの機械的動力を受けて回転駆動される四輪駆動車について説明する。
図1に示すように、車両1は、電気エネルギを機械的仕事に変換して出力可能な原動機として、主に車両1の駆動に用いられる第1電気モータ10と、主に発電機として用いられる第2電気モータ20とを有している。加えて、車両1は、燃料のエネルギを燃焼により機械的仕事に変換して出力可能な原動機として内燃機関5を有している。これらの原動機は、後述する動力伝達装置と結合されて車両1に搭載され、駆動輪77,99を回転駆動する。
内燃機関5には、ピストンがシリンダ内を往復運動するピストン往復動機関が用いられている。内燃機関は、図示しない燃料噴射装置、点火装置、及びスロットル弁装置等が設けられており、発生した機械的動力を機関出力軸(クランクシャフト)6から出力する。機関出力軸6は、ダンパー8を介して後述する動力分割機構の入力軸32に連結されている。
なお、以下の説明において、内燃機関5が機関出力軸6から出力する機械的動力を「機関出力」と記し、機関出力軸6に作用するトルクすなわち負荷を「機関トルク」と記す。また、機関出力軸6の回転速度を「機関回転速度」と記す。
第1電気モータ10及び第2電気モータ20は、供給された電力を機械的動力に変換して出力する機能と、入力された機械的動力を電力に変換して回収する発電機としての機能とを有する回転電機、いわゆる「モータジェネレータ」である。第1電気モータ10、及び第2電気モータ20には、永久磁石式交流同期モータが用いられている。第1電気モータ10及び第2電気モータ20は、それぞれ、三相の交流電力の供給を受けて回転磁界を形成するステータ13,24と、当該回転磁界に引き付けられて回転するロータ11,22とを有しており、当該ロータ11,22から機械的動力を入出力可能に構成されている。
なお、以下の説明において、第1電気モータ10がロータ11から出力する機械的動力を「第1モータ出力」と記し、当該ロータ11に作用するトルクすなわち回転抵抗を「第1モータトルク」と記す。また、第1電気モータ10のロータ11の回転速度を「第1モータ回転速度」と記す。同様に、第2電気モータ20がロータ22から出力する機械的動力を「第2モータ出力」と記し、当該ロータに作用するトルクすなわち回転抵抗を「第2モータトルク」と記し、当該ロータ22の回転速度を「第2モータ回転速度」と記す。
また車両1は、内燃機関5が出力した機械的動力を、入力軸32で受けて、第2電気モータ20に向かう機械的動力と、駆動輪77,99に向かう機械的動力に分割可能な動力分割機構として、シンプルプラネタリー式の遊星歯車装置30を有している。
遊星歯車装置30は、入力軸32に結合されており、且つプラネタリピニオン35を回転可能に支持するプラネタリキャリア33と、プラネタリピニオン35と噛み合う第1サンギア36と、プラネタリピニオン35と噛み合うリングギア44とを有している。リングギア44には、推進軸60に向けて機械的動力を出力する出力ギア45が結合されている。
第1サンギア36は、入力軸32と同軸に設けられており、内部に入力軸32が通る第1中空軸37を介して、第2電気モータ20を駆動するギア38と連結されている。当該ギア38は、第2電気モータ20のロータ22に出力軸40を介して連結されたギア39と噛み合っている。このようにして、第1サンギア36は、第2電気モータ20のロータ22と係合している。すなわち、第1サンギア36は、第2電気モータ20のロータ22に連動して回転する。
このように構成された動力分割機構としての遊星歯車装置30は、入力軸32で受け、プラネタリキャリア33に伝達された機関出力を、リングギア44と第1サンギア36に分割することが可能となっている。機関出力のうち第1サンギア36に伝達された機械的動力は、ロータ22に伝達され、第2電気モータ20を発電機として作動させることにより、電力に変換される。一方、プラネタリキャリア33からリングギア45に伝達された機械的動力は、駆動輪77,99に向けて伝達される。
また、車両1は、プラネタリキャリア33に対して、リングギア44の回転速度を増速させるための機構(以下、増速機構と記す)50を有している。増速機構50は、上述した動力分割機構と遊星歯車装置30を共用している。さらに、増速機構50は、プラネタリキャリア33に回転可能に支持され、プラネタリピニオン35に結合された第2プラネタリピニオン51と、当該第2プラネタリピニオン51と噛み合う第2サンギア52を有している。第2サンギア52は、第1サンギア36に比べて歯数が大きく設定されている。増速機構50は、さらに、第2サンギア52の回転を制動して、リングギア44の回転速度を、プラネタリキャリア33の回転速度に対して増速させる増速ブレーキBを有している。
増速ブレーキBは、第2サンギア52に結合された運動体と、車両1の車体(図示せず)に結合された静止体とを有しており、第2サンギア52と一体に回転する運動体54と、静止体55とを係合させることにより、第2サンギア52の回転を制動・停止させることが可能である。増速ブレーキBは、運動体54の回転を止める「停止状態」に制御すると、第2サンギア52の回転が止まり、リングギア44の回転速度を、プラネタリキャリア33の回転速度に対して一定の比率で増速させること可能となっている。
また、車両1は、プラネタリキャリア33とリングギア44とを連結させる連結クラッチAを有している。本実施形態において連結クラッチAは、噛み合いクラッチとして構成されている。連結クラッチAは、入力軸32すなわちプラネタリキャリア33に結合された回転部材47と、出力ギア45すなわちリングギア44に結合された回転部材46とを噛み合わせることにより、プラネタリキャリア33と、リングギア44とを連結させることが可能となっている。つまり、連結クラッチAを「連結状態」に制御することにより、リングギア44、プラネタリキャリア33、第1サンギア36、第2サンギア52、及び出力ギア45は、同一の回転速度で一体に回転する。
動力分割機構の出力ギア45は、ドリブンギア61と噛み合っており、ドリブンギア61は、後述するクラッチCを介して推進軸60と係合可能となっている。推進軸60のフロント側の先端には、フロント側ドライブピニオン64が結合されており、当該ピニオン64は、フロント側差動装置70に固定されたリングギア72を回転駆動する。フロント側差動装置70のサイドギアには、フロント側駆動軸74が結合されており、当該駆動軸74には、駆動輪(前輪)77が結合されている。
また、推進軸60は、後述するクラッチDを介して、ドライブギア67と係合可能となっている。当該ドライブギア67は、ドリブンギア68と噛み合っており、当該ドリブンギア68は、第1電気モータ10のロータ11と、中空軸69を介して連結されている。すなわち、第1電気モータ10のロータ11は、ドライブギア67と連動して回転する。
さらに、推進軸60には、ドライブギア81が結合されており、当該ギア81は、ドリブンギア82と噛み合っている。当該ドリブンギア82は、上述した中空軸69の内部をリア側に向けて延びる中間推進軸80と結合されている。中間推進軸80のリア側には、トランスファークラッチ84が接続されており、当該クラッチ84のリア側には、リア側推進軸86が接続されている。リア側推進軸86のリア側の先端には、リア側ドライブピニオン88が結合されており、当該ピニオン88は、リア側差動装置90に固定されたリングギア92を回転駆動する。リア側差動装置90のサイドギアには、リア側駆動軸94が結合されており、当該駆動軸94には、駆動輪(後輪)99が結合されている。
また、車両1には、駆動輪77に連動して回転する推進軸60と遊星歯車装置30のリングギア44に結合された出力ギア45との間における動力伝達を遮断するクラッチとして第2モータ側切り離しクラッチCが設けられている。本実施形態において第2モータ側切り離しクラッチCは、噛み合いクラッチとして構成されている。第2モータ側切り離しクラッチCは、出力ギア45と噛み合うドリブンギア61に結合された回転部材62と、推進軸60に結合された回転部材63とを噛み合わせることにより、ドリブンギア61と推進軸60とを連結させることが可能となっている。
つまり、第2モータ側切り離しクラッチCは、「連結状態」に制御されることにより、駆動輪77,99、推進軸60、動力分割機構の出力ギア45、遊星歯車装置30のリングギア44を、連動して回転させる。一方、第2モータ側切り離しクラッチCは「解放状態」に制御されることにより、駆動輪77,99と遊星歯車装置30のリングギア44との間における動力伝達を遮断することが可能となっている。すなわち、当該クラッチCを解放状態にすることにより、内燃機関5の機関出力軸6と駆動輪77,99との間における動力伝達、および第2電気モータ20のロータ22と駆動輪77,99との間における動力伝達を、遮断することが可能にとなっている。
さらに、車両1には、駆動輪77に連動して回転する推進軸60と、第1電気モータ10のロータ11との間における動力伝達を遮断するクラッチとして第1モータ切り離しクラッチDが設けられている。第1モータ切り離しクラッチDは、本実施形態においては、噛み合いクラッチとして構成されている。第1モータ切り離しクラッチDは、第1電気モータ10のロータ11と連動して回転するドライブギア67に結合された回転部材66と、推進軸60に結合された回転部材65とを噛み合わせることにより、推進軸60とドライブギア67とを連結させることが可能となっている。
つまり、第1モータ切り離しクラッチDは「連結状態」に制御されることにより、駆動輪77、推進軸60、第1電気モータ10のロータ11を、連動して回転させる。一方、当該クラッチDは、「解放状態」に制御されることにより、駆動輪77と、第1電気モータ10のロータ11との間における動力伝達を遮断することが可能に構成されている。
また車両1は、第1電気モータ10及び第2電気モータ20に供給される電気エネルギを貯蔵し、且つこれら第1電気モータ10及び第2電気モータ20から回収される電気エネルギを貯蔵する蓄電装置130を有している。蓄電装置130には、例えば、充放電が可能な化学電池である二次電池や、電気二重層キャパシタを用いることができる。
また車両1には、後述する昇圧コンバータ140からの直流電力を三相の交流電力に変換して、第1電気モータ10に供給可能な第1インバータ110と、昇圧コンバータ140からの直流電力を三相の交流電力に変換して第2電気モータ20に供給可能な第2インバータ120が設けられている。第1インバータ110及び第2インバータ120は、昇圧コンバータ140に対して並列に接続されている。
第1電気モータ10を発電機として作動させた場合には、第1インバータ110は、第1電気モータ10のステータ13から三相の交流電力を受け、直流電力に変換して、昇圧コンバータ140に送ることが可能に構成されている。同様に、第2電気モータ20を発電機として作動させた場合には、第2インバータ120は、第2電気モータ20のステータ24から三相の交流電力を受け、直流電力に変換して、昇圧コンバータ140に送ることが可能に構成されている。
つまり、第1インバータ110は、昇圧コンバータ140と第1電気モータ10との間における直流/交流変換、及び電力の授受を制御しており、第2インバータ120は、昇圧コンバータ140と第2電気モータ20との間における直流/交流変換、及び電力の授受を制御している。第1インバータ110による第1電気モータ10と昇圧コンバータ140との間における電力の授受、及び第2インバータ120による第2電気モータ20と昇圧コンバータ140との間における電力の授受は、後述する制御装置100により制御される。
また車両1には、蓄電装置130からの電力を、昇圧して第1インバータ110及び第2インバータ120に供給可能な昇圧コンバータ140が設けられている。昇圧コンバータ140は、蓄電装置130から低圧(例えば、200ボルト)の直流電力を受け、これを内部の昇圧回路(図示せず)により昇圧して、高圧の直流電力に変換する、いわゆるDC−DCコンバータである。
また車両1には、内燃機関5、第1電気モータ10の第1インバータ110、第2電気モータ20の第2インバータ120、蓄電装置130、及び昇圧コンバータ140、連結クラッチA、増速ブレーキB、第2モータ側切り離しクラッチC、第1モータ切り離しクラッチDを、協調して制御する制御手段として、電子制御装置100(以下、単に「制御装置」と記す)が設けられている。当該制御装置100は、演算処理装置としてCPU、主記憶装置としてのRAM、補助記憶装置としてのROM等(図示せず)を有している。上述した各種装置を制御する制御処理を示したプログラム、及び当該制御処理プログラムに用いられる定数である制御定数は、制御装置100のROMに予め記憶されている。
制御装置100は、第1電気モータ10のロータ11の回転速度を検出可能な回転速度センサ(例えば、レゾルバ)から、当該ロータ11の回転速度(第1モータ回転速度)に係る信号を受けている。当該信号に基づいて、制御装置100は、第1モータ回転速度を制御変数として算出又は推定している。なお、制御装置100は、駆動輪77の回転速度と、第1モータ切り離しクラッチDの係合状態から第1モータ回転速度を制御変数として推定することも可能である。
また、制御装置100は、内燃機関5の運転状態(機関出力及び機関トルク)と、第1電気モータ10の運転状態(第1モータ回転速度及び第1モータトルク)と、第2電気モータ20の運転状態(第2モータ回転速度及び第2モータトルク)とを協調して制御可能に構成されている。加えて、制御装置100は、上述した制御定数及び制御変数、内燃機関5の運転状態、第1電気モータ10の運転状態、及び第2電気モータ20の運転状態に基づいて、連結クラッチAの連結/解放状態、増速ブレーキBの停止状態/非作動状態、第2モータ側切り離しクラッチCの連結/解放状態、及び第1モータ切り離しクラッチDの連結/解放状態を制御可能に構成されている。
以上のように構成された車両1の各種走行について以下に図1を用いて説明する。なお、以下の説明においては、説明を容易にするため、トランスファークラッチ84を解放状態にして推進軸60とリア側の駆動輪(後輪)99との間における動力伝達が遮断された状態について説明する。
[EV走行]
第1電気モータ10のロータ11から出力された第1モータ出力のみを、駆動輪77,99に伝達させて車両1を駆動する、いわゆる「EV走行」を行う場合、制御装置100は、第1モータ切り離しクラッチDを連結状態に制御すると共に、第2モータ側切り離しクラッチCを解放状態に制御する。制御装置100が、第1モータ切り離しクラッチDを連結状態に制御することで、第1電気モータ10のロータ11と駆動輪77は、係合し且つ連動して回転する。このとき、制御装置100が第2モータ側切り離しクラッチCを解放状態に制御しているので、駆動輪77と内燃機関5の機関出力軸6との間における動力伝達と、駆動輪77と第2電気モータ20のロータ22との間における動力伝達とを遮断している。
このようにして、車両1は、第1電気モータ10が出力した第1モータ出力を駆動輪77に伝達させることにより、当該駆動輪77の接地面に車両1を駆動する駆動力を生じさせることができる。このとき、駆動輪77又はロータ11からの機械的動力が、遊星歯車装置30、内燃機関5の機関出力軸6、及び第2電気モータ20のロータ22に伝達されることがなく、遊星歯車装置30、機関出力軸6及びロータ22を連れ回すことを防止することができる。
[パラレル−ハイブリッド走行]
また、内燃機関5を作動させて機関出力軸6から出力された機関出力の少なくとも一部を、駆動輪77に伝達させると共に、第1電気モータ10のロータ11から出力された第1モータ出力を駆動輪77に伝達させて車両1を駆動する、いわゆる「パラレル−ハイブリッド走行」を行う場合、制御装置100は、第2モータ側切り離しクラッチCを連結状態に制御すると共に、第1モータ切り離しクラッチDを連結状態に制御する。制御装置100が第2モータ側切り離しクラッチCを連結状態に制御することで、機関出力軸6と駆動輪77が係合し、内燃機関5が出力した機関出力の少なくとも一部が駆動輪77に伝達される。このとき、制御装置100が第1モータ切り離しクラッチDを連結状態に制御しているで、第1電気モータ10のロータ11と駆動輪77が係合し、第1電気モータ10が出力した第1モータ出力を駆動輪77に伝達することができる。このようにして、車両1は、内燃機関5が出力した機関出力を駆動輪77に伝達させると共に、第1電気モータ10が出力した第1モータ出力を駆動輪77に伝達させることで、駆動輪77の接地面に車両1を駆動する駆動することができる。
[高速走行]
以上のような走行を車両1が行っているときに、車両の走行速度(以下、単に「車速」と記す)が高くなると、駆動輪77に第1電気モータ10のロータ11が係合しているため、当該車速に比例して第1電気モータ10のロータ11の回転速度が高くなる。車両減速時など、第1電気モータ10を力行させていない場合、第1電気モータ10のロータ11は、駆動輪77に連れ回されて高速回転することがある。このとき、第1電気モータ10には、摩擦等に起因する回転抵抗いわゆる「引きずりトルク」が大きくなることがある。
そこで、本実施形態に係る車両1においては、制御装置100が、第1電気モータ10のロータ11の回転速度(第1モータ回転速度)が、予め設定された設定回転速度以上である場合には、第1モータ切り離しクラッチDを解放状態に制御する。第1モータ切り離しクラッチDを解放状態に制御することにより、駆動輪77と、第1電気モータ10のロータ11は、係合しなくなる、すなわち駆動輪77とロータ11との間における動力伝達を遮断する。
設定回転速度は、予め適合実験等により求められており、任意の値に設定される。設定回転速度は、当該設定回転速度以上であると第1電気モータ10において生じる「引きずりトルク」が比較的大きく、車両1全体としての燃費を悪化させるような回転速度に設定される。なお、設定回転速度を、当該回転速度以上であると、第1電気モータ10を力行させようとしても、インバータ110に対する要求電圧が高くなりすぎてしまい、ロータ11に力行する向きのトルクを生じさせることができなくなるような回転速度に設定することもできる。設定回転速度は、制御定数として制御装置100のROMに予め記憶されている。
このように第1モータ回転速度が、設定回転速度以上である場合に、駆動輪77とロータ11との間における動力伝達を遮断することにより、第1電気モータ10のロータ11が、駆動輪77に連れ回されることがなくなり、当該ロータ11の回転速度が、設定回転速度以上で高速回転することを抑制することができる。この結果、第1電気モータ10において摩擦等に起因する回転抵抗が大きく生じることを抑制することができ、当該回転抵抗に起因して車両1全体としての燃費が悪化することを抑制することができる。
[高速走行からの減速:第2電気モータによる回生制動]
クラッチDを連結状態にすると第1モータ回転速度が上述した設定回転速度以上となるような車速での走行(以下、高速走行と記す)を行っている状態から、車両1を減速させる場合、制御装置100は、第1モータ切り離しクラッチDを解放状態にすると共に、さらに、第2モータ側切り離しクラッチCを連結状態にして、第2電気モータ20のロータ22と駆動輪77とを係合させる。このとき、制御装置100は、第2電気モータ20を発電機として作動させることにより、駆動輪77からの機械的動力を、ロータ22で受けて、第2電気モータ20において交流電力に変換させると共に、ロータ22に駆動輪77の回転を制動する向きの回転負荷を生じさせる。つまり制御装置100は、第2電気モータ20による回生制動を行わせる。
このように、高速走行を行っており、上述の第1モータ切り離しクラッチDの制御により、ロータ11と駆動輪77との間における動力伝達が遮断されて、第1電気モータ10により回生制動を行うことができない場合には、第2モータ側切り離しクラッチCを連結状態にすることにより、第2電気モータ20による回生制動を行わせる。比較的車速が高く、駆動輪77とロータ11との間における動力伝達が遮断されて第1電気モータ10により回生制動が行うことができない場合においても、代わりに第2電気モータ20により回生制動をおこなうことができ、車両1の慣性力によるエネルギを有効に電気エネルギに変換して蓄電装置130に回収することができる。
[通常走行からの減速:第1電気モータによる回生制動]
なお、第1モータ切り離しクラッチDを連結状態にすると第1モータ回転速度が上述した設定回転速度を下回るような車速での走行(以下、通常走行と記す)を行っている状態から、車両1を減速させる場合には、第1モータ切り離しクラッチDを連結状態にすると共に、さらに、第2モータ側切り離しクラッチCを解放状態して、第1電気モータ10のロータ11と駆動輪77と係合させる。このとき、制御装置100は、第1電気モータ10を発電機として作動させることにより、駆動輪77からの機械的動力を、ロータ11で受けて、第1電気モータ10において交流電力に変換させると共に、ロータ11に駆動輪77の回転を制動する向きの回転負荷を生じさせる。つまり制御装置100は、第1電気モータ10による回生制動を行わせる。このように、通常走行から減速する場合には、第1電気モータ10による回生制動が行えるため、第2モータ側切り離しクラッチCを解放状態にすることで、駆動輪77により、遊星歯車装置30や、内燃機関5の機関出力軸6、第2電気モータ20のロータ22が連れ回されることを防止することができる。
以上に説明したように本実施形態に係る車両1は、駆動輪77に向けてロータ11から機械的動力を出力可能な電気モータとしての第1電気モータ10と、第1電気モータ10のロータ11と駆動輪77との間における動力伝達を遮断可能なクラッチである第1モータ切り離しクラッチ(モータ切り離しクラッチ)Dと、当該第1電気モータ10のロータの回転速度である第1モータ回転速度が、設定回転速度以上である場合、駆動輪77と当該ロータ11との間における動力伝達が遮断されるよう第1モータ切り離しクラッチ(モータ切り離しクラッチ)Dを解放状態に制御する制御装置100とを含むものとした。第1モータ回転速度が、設定回転速度以上である場合に、第1電気モータ10のロータ11が、駆動輪77に連れ回されることがなくなり、当該ロータ11の回転速度が、設定回転速度以上で高速回転することを抑制することができる。
また、本実施形態に係る車両1は、駆動輪77からの機械的動力をロータ22で受けて発電機として作動可能な第2電気モータ20と、第2電気モータ20のロータ22と駆動輪77との間における動力伝達を遮断可能なクラッチである第2モータ側切り離しクラッチ(第2切り離しクラッチ)Cとをさらに含むものとした。制御装置100は、車両1の減速時において、第1電気モータ(電気モータ)10のロータ11の回転速度が、前記設定回転速度以上である場合、第1モータ切り離しクラッチ(モータ切り離しクラッチ)Dを解放状態に制御すると共に、第2モータ側切り離しクラッチ(第2切り離しクラッチ)Cを連結状態に制御して、駆動輪77から第2電気モータ20のロータ22に伝達された機械的動力を、電力に変換させる。当該電力は、インバータ120、昇圧コンバータ140を経て蓄電装置130に回収される。
上述の第1モータ切り離しクラッチDにより、ロータ11と駆動輪77との間における動力伝達が遮断されて、第1電気モータ10により回生制動を行うことができない場合には、第2モータ側切り離しクラッチ(第2切り離しクラッチ)Cを連結状態にすることにより、第2電気モータ20による回生制動を行わせることができる。第1電気モータ10により回生制動を行うことができないような車速から減速する場合であっても、第2電気モータ20により回生制動を行うことで、車両1の慣性力によるエネルギを有効に電気エネルギに変換して蓄電装置130に回収することができる。
また、本実施形態に係る車両1において、制御装置100は、車両1の減速時において、第1電気モータ(電気モータ)10のロータ11の回転速度が、前記設定回転速度を下回る場合、第1モータ切り離しクラッチ(モータ切り離しクラッチ)Dを連結状態に制御すると共に、第2モータ側切り離しクラッチ(第2切り離しクラッチ)Cを解放状態に制御して、駆動輪77から第1電気モータ(電気モータ)10のロータ11に伝達された機械的動力を、電力に変換させるものとした。第1電気モータ10による回生制動が行える車速から減速する場合には、ため、第2モータ側切り離しクラッチCを解放状態にすることで、駆動輪77により、第2電気モータ20のロータ22が連れ回されることを防止することができる。
また、本実施形態に係る車両1は、駆動輪77に向けて機関出力軸6から機械的動力を出力可能な内燃機関5と、機関出力軸6に連結されたプラネタリキャリア33と、第2電気モータ20のロータ22に係合する第1サンギア36と、第1サンギア36とプラネタリキャリア33を共用しており且つ第1サンギア36に比べて歯数が多く設定された第2サンギア52と、第1電気モータ(前記電気モータ)10のロータ11及び駆動輪77と係合可能なリングギア44と、を有するシンプルプラネタリー式遊星歯車装置30と、をさらに含むものとした。内燃機関5が機関出力軸6からプラネタリキャリア33に伝達された機械的動力(機関出力)のうち、一部を第1サンギア36からロータ22に伝達して第2電気モータ20で電力に変換すると共に、残りをリングギア44から駆動輪77,99に向けて伝達することができる。
また、本実施形態に係る車両1は、プラネタリキャリア33とリングギア44とを連結させることが可能なクラッチである連結クラッチAと、第2サンギア52の回転を止めることにより、プラネタリキャリア33の回転速度に対してリングギア44の回転速度を増速させることが可能なブレーキである増速ブレーキBとをさらに含むものとした。増速ブレーキBを非作動状態にすると共に、連結クラッチAを連結状態にすることにより、内燃機関5が機関出力軸6から出力した機械的動力を、そのままの回転速度でリングギア44に伝達させることができる。一方、増速ブレーキBを停止状態にして第2サンギア52の回転を止めると共に、連結クラッチAを解放状態にすることにより、内燃機関5が機関出力軸6から出力した機械的動力を、回転速度を増速させてリングギア44に伝達させることができる。リングギア44に伝達された機械的動力は、当該リングギア44と係合する駆動輪77,99に伝達することができる。
なお上述した実施形態において、車両1は、原動機として内燃機関5と電気モータ10,20を備えたハイブリッド車両であるものとしたが、本発明が適用可能な車両は、ハイブリッド車両に限定されるものではない。本発明は、駆動輪に向けてロータから機械的動力を出力可能な電気モータと、当該電気モータのロータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチを備えた車両であれば、適用することができる。例えば、原動機として電気モータのみを備えた電気自動車にも、本発明を適用することができる。
また上述した実施形態において、車両1は、電気モータ10のロータ11と駆動輪77との間における動力伝達を遮断可能なクラッチである第1モータ切り離しクラッチDと、第2電気モータ20のロータ22と駆動輪77との間における動力伝達を遮断可能なクラッチである第2切り離しクラッチCと、遊星歯車装置30のプラネタリキャリア33とリングギア44とを連結させることが可能なクラッチである連結クラッチAとを含むものとしたが、本発明が適用可能な車両が有するクラッチは、これに限定されるものではない。本発明は、原動機としての電気モータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチである「モータ切り離しクラッチ」を有していれば、適用することができる。
なお上述した実施形態において、各クラッチA,C,Dは、それぞれ噛み合いクラッチで構成されるものとしたので、摩擦クラッチを用いる場合に比べて比較的コンパクトな構成で確実にクラッチの連結状態を実現することができる。なお、各クラッチA,C,Dには、摩擦クラッチを用いることも可能である。
また上述した実施形態において、原動機としての電気モータ10,20には、永久磁石式交流同期モータ(ブラシレスDCモータ)を用いるものとしたが、原動機としての電気モータは、この形態に限定されるものではなく、例えば、誘導モータや、リラクタンスモータ等、様々な種類の電気モータを用いることができる。
また上述した実施形態において、車両1は、前輪と後輪が、それぞれ推進軸からの機械的動力を受けて回転駆動される四輪駆動車であるものとしたが、本発明が適用可能な車両は、この態様に限定されるものではない。本発明は、電気モータが出力した機械的動力が駆動輪に伝達されるものであれば、適用することができ、例えば、推進軸を有しておらず、本実施形態の出力ギア45が、差動装置に固定されたリングギアと直接噛み合う、いわゆるトランスアクスルを採用する二輪駆動車にも本発明を適用することができる。
A 連結クラッチ
B 増速ブレーキ
C 第2モータ側切り離しクラッチ(第2切り離しクラッチ)
D 第1モータ切り離しクラッチ(モータ切り離しクラッチ)
1 車両
5 内燃機関
10 第1電気モータ(電気モータ)
11 第1電気モータのロータ
20 第2電気モータ
22 第2電気モータのロータ
30 遊星歯車装置
33 遊星歯車装置のプラネタリキャリア
36 遊星歯車装置の第1サンギア
44 遊星歯車装置のリングギア
45 出力ギア
52 遊星歯車装置の第2サンギア
50 増速機構
60 フロント側推進軸
80 リア側推進軸
70,90 差動装置
77,99 駆動輪
100 制御装置(車両用制御装置、制御手段)

Claims (6)

  1. 駆動輪に向けてロータから機械的動力を出力可能な第1電気モータと、
    第1電気モータのロータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチであるモータ切り離しクラッチと、
    第1電気モータのロータの回転速度が、設定回転速度以上である場合には、駆動輪と当該ロータとの間における動力伝達が遮断されるよう、モータ切り離しクラッチを解放状態に制御する制御装置と、
    駆動輪からの機械的動力をロータで受けて発電機として作動可能な第2電気モータと、
    駆動輪に向けて機関出力軸から機械的動力を出力可能な内燃機関と、
    機関出力軸に連結されたプラネタリキャリアと、第2電気モータのロータに係合する第1サンギアと、第1サンギアとプラネタリキャリアを共用しており且つ第1サンギアに比べて歯数が多く設定された第2サンギアと、第1電気モータのロータ及び駆動輪と係合可能なリングギアと、を有するシンプルプラネタリー式遊星歯車装置と、
    を備える車両。
  2. 請求項1に記載の車両において、
    2電気モータのロータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチである第2切り離しクラッチ、
    をさらに備え、
    制御装置は、車両の減速時において、第1電気モータのロータの回転速度が、前記設定回転速度以上である場合、モータ切り離しクラッチを解放状態に制御すると共に、第2切り離しクラッチを連結状態に制御して、駆動輪から第2電気モータのロータに伝達された機械的動力を、電力に変換させる、車両。
  3. 請求項2に記載の車両において、
    制御装置は、車両の減速時において、第1電気モータのロータの回転速度が、前記設定回転速度を下回る場合、モータ切り離しクラッチを連結状態に制御すると共に、第2切り離しクラッチを解放状態に制御して、駆動輪から第1電気モータのロータに伝達された機械的動力を、電力に変換させる車両。
  4. 請求項に記載の車両において、
    プラネタリキャリアとリングギアとを連結させることが可能なクラッチである連結クラッチと、
    第2サンギアの回転を止めることにより、プラネタリキャリアの回転速度に対してリングギアの回転速度を増速させることが可能なブレーキである増速ブレーキと、
    をさらに備える車両。
  5. 駆動輪に向けてロータから機械的動力を出力可能な第1電気モータと、
    第1電気モータのロータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチであるモータ切り離しクラッチと、
    駆動輪からの機械的動力をロータで受けて発電機として作動可能な第2電気モータと、
    駆動輪に向けて機関出力軸から機械的動力を出力可能な内燃機関と、
    機関出力軸に連結されたプラネタリキャリアと、第2電気モータのロータに係合する第1サンギアと、第1サンギアとプラネタリキャリアを共用しており且つ第1サンギアに比べて歯数が多く設定された第2サンギアと、第1電気モータのロータ及び駆動輪と係合可能なリングギアと、を有するシンプルプラネタリー式遊星歯車装置と、
    を備えた車両に用いられ、モータ切り離しクラッチの連結/解放状態を制御可能な車両用制御装置であって、
    第1電気モータのロータの回転速度が、設定回転速度以上である場合には、駆動輪と当該ロータとの間における動力伝達が遮断されるよう、モータ切り離しクラッチを解放状態に制御する車両用制御装置。
  6. 請求項に記載の車両用制御装置において、
    車両は、第2電気モータのロータと駆動輪との間における動力伝達を遮断可能なクラッチである第2切り離しクラッチを備えるものであり、
    車両の減速時において、第1電気モータのロータの回転速度が、前記設定回転速度以上である場合、モータ切り離しクラッチを解放状態に制御すると共に、第2切り離しクラッチを連結状態に制御して、駆動輪から第2電気モータのロータに伝達された機械的動力を、電力に変換させる車両用制御装置。
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