JP5809400B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗浄機に関するものである。
従来、このような分野の技術文献として、特開2007−209771号公報がある。この公報には、洗浄機本体から洗浄槽を前後にスライドさせて出し入れするいわゆるスライドタイプの食器洗浄機が記載されている。このスライドタイプの食器洗浄機には、洗浄機本体に洗浄槽を押し込んだ時に衝撃なく静かに洗浄槽を収容するためのエアダンパ機構が備えられている。
特開2007−209771号公報 特開2006―55624号公報
ところで、上述したスライドタイプの食器洗浄機の他、ハンドルの上げ下げによりドアを上下動させて洗浄室の開閉を行ういわゆるドアタイプの食器洗浄機が知られている(例えば特開2006―55624号公報)。このようなドアタイプの食器洗浄機においては、ドア開閉の停止時に衝撃が生じると、ドアに付着した洗浄液等が洗浄室内の食器上に落下するおそれがある。また、ドア停止時の衝撃が食器洗浄機全体に伝わることで機器の耐久性が低下するため、ドアを衝撃なく停止させることが好ましい。しかしながら、エアダンパなどの緩衝機構を単純に追加するだけでは、洗浄機構造の複雑化や大型化、コストアップを招いてしまい、更に業務用の食器洗浄機は高湿度環境下で使われるため、耐久性にも問題が残ってしまう。
そこで、本発明は、簡素な構造でドア停止時の衝撃を小さくできる食器洗浄機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ドアの側面に沿って配置された回動アームを回動させながらドアを上下動させることによって、洗浄機本体側に設けられた洗浄室の開閉を行う食器洗浄機において、上下方向に延在すると共に、回動アームの回動により上下に移動するロッドと、ロッドに沿ってロッドの下端側に配置され、ロッドを下方に付勢する圧縮バネと、圧縮バネを収容するスプリングガイドと、スプリングガイドの上方でロッドに固定された突き当て部と、スプリングガイドの上端と突き当て部との間に配置された緩衝部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る食器洗浄機によれば、ドア開閉時のロッドの移動に伴ってスプリングガイド又は突き当て部が緩衝部材に突き当てられることで、ドアの勢いを緩衝部材に吸収させることができるので、複雑な緩衝機構を設けることなく簡素な構造でドア停止時の衝撃を小さくすることができる。しかも、緩衝部材がスプリングガイドの上方に配置されているので、上方から緩衝部材の状態を確認しやすくメンテナンス作業が容易である。また、バネが伸び縮みするスプリングガイド内側や下方に緩衝部材を配置する場合と比べて、スプリングガイド上方は作業スペースの確保が容易であり、組み立て作業を効率的に行うことができる。
本発明に係る食器洗浄機においては、緩衝部材は、弾性体からなるクッション部と、クッション部を挟む一対の支持プレート部と、からなることが好ましい。
この構成によれば、緩衝部材がドアの停止時以外のタイミングでドア開閉の抵抗となってしまうことを避けられるので、バネ荷重設定を小さくすることができ、ドアの操作性向上を図ることができる。さらに、ダンパーやスプリングと比べてドア停止位置における反発力を小さくでき、バネ荷重設定にほとんど影響を与えない。また、この構成は耐久性にも優れている。
本発明に係る食器洗浄機においては、緩衝部材は、ロッドが挿通される貫通孔を有することが好ましい。
この場合、貫通孔にロッドを挿通させることで緩衝部材を容易に組み付けることができ、組み立て作業の効率化を図ることができる。しかも、簡素な構造で緩衝部材の組み付けが実現されるので、部材の小型化及び低コスト化に有利である。
本発明に係る食器洗浄機においては、ロッドの上端部には雄ネジ部が形成され、雄ネジ部は、回動アームの基端側に取り付けられた雌ネジ部材に螺着されていることが好ましい。
このような構成によれば、製品の組立て後や設置後においても、利用者のニーズに応じたバネ圧調整を容易に行うことができる。
本発明に係る食器洗浄機においては、雌ネジ部材が突き当て部であることが好ましい。
この場合、突き当て部として機能する別部材を設ける必要がないので、更なる構成の簡素化が図られる。しかも、バネ圧調整のためロッドの上下位置を変更しても、雌ネジ部材の位置は変わらないことから、緩衝部材をロッド以外のものに位置規制させることで突き当てタイミングを維持したままのバネ圧調整が達成できる。
本発明によれば、簡素な構造でドア停止時の衝撃を小さくすることができる。
本発明に係る食器洗浄機の第1の実施形態を示す斜視図である。 食器洗浄機の内部構造を示す断面図である。 第1の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第1の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第1の実施形態に係るバネユニットを示す分解斜視図である。 バネユニットを支柱に組み込む前の状態を示す分解斜視図である。 バネユニットを支柱に組み込んだ後の状態を示す斜視図である。 第2の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第2の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第3の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第3の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第4の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第4の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第5の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第5の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第6の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第6の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第7の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第7の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第8の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第8の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第9の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第9の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第10の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第10の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第11の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第11の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。 第12の実施形態に係るバネユニットの回動アームを上げた状態を示す断面図である。 第12の実施形態に係るバネユニットの回動アームを下げた状態を示す断面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1の実施形態]
図1及び図2に示すように、食器洗浄機1は、ステンレス製の洗浄機本体2を有している。この洗浄機本体2は、洗浄室3が形成された上側部分2aと、機械室4が形成された下側部分2bとに仕切られている。さらに、洗浄機本体2の背面側におけるコーナ部には、上側部分2aと下側部分2bとに渡って上下方向に延びる支柱6が配置され、支柱6,6間には背面パネル5が延在している。
また、洗浄機本体2の上側部分2aには、洗浄室3の開閉を行うための箱型のドア7が設けられている。このドア7は、ステンレス製の一対の支柱6,6により上下動自在に案内されると共に、前方において水平方向に延在するハンドル8によって上下動する。このハンドル8の両端には左右一対の回動アーム10,10の先端が固定され、各回動アーム10はドア7の側面7aに沿って斜めに配置されている。そして、ハンドル8の回動運動に対してドア7を上下運動させる必要があるので、回動アーム10には、ドア7の側面7aに沿って配置されたリンク部16の一端が回動自在に連結され、リンク部16の他端は、軸ピン16aを介してドア7に連結されている。洗浄機本体2の底面の四隅には脚部9が取り付けられており、食器洗浄機1の安定した設置が可能となっている。
上述した洗浄室3内には、ラックレール11が着脱自在に配置されており、このラックレール11上に、飲食後の食器類が並べられた格子状の食器ラック(図示せず)が載置される。さらに、洗浄室3内の上部には、放射状に延びる3本のアームを有する上側洗浄ノズル12と、一直線状に延びる2本のアームを有する上側濯ぎノズル13とが同一軸線上において回転自在に設けられている。同様に、洗浄室3内の下部には、下側洗浄ノズル14と下側濯ぎノズル15とが同一軸線上において回転自在に設けられている。
このような構成を有する洗浄室3の底部には、機械室4内に突出するように洗浄水タンク17が形成されており、洗浄室3と洗浄水タンク17との間には、フィルタ18が着脱自在に配置されている。この洗浄水タンク17の前面には、洗浄水タンク17内に吸込口及び吐出口が位置するように洗浄水供給ポンプ(以下「洗浄ポンプ」という)19が直付けされており、部品点数の減少化と省スペース化とが達成されている。この洗浄ポンプ19の吐出口には洗浄水流通管21が接続され、この洗浄水流通管21は、洗浄タンク17内及び洗浄室3内を通って、上側洗浄ノズル12と下側洗浄ノズル14とに接続されている。
さらに、機械室4内には、外部の給湯器(図示せず)から濯ぎ水が供給される濯ぎ水タンク22が収容されており、この濯ぎ水タンク22には、吸込管23を介して濯ぎ水供給ポンプ(以下「濯ぎポンプ」という)24が接続されている。この濯ぎポンプ24は、インペラを下側にした状態で縦置きされており、機械室4内のスペースの有効利用が図られている。この濯ぎポンプ24の吐出口には吐出管26が接続され、この吐出管26の端部26aは洗浄水タンク17内に延在している。そして、吐出管26の端部26aには濯ぎ水流通管27が接続され、この濯ぎ水流通管27は、洗浄タンク17内及び洗浄室3内を通って、上側濯ぎノズル13と下側濯ぎノズル15とに接続されている。なお、機械室4内には、食器洗浄機1の動作全般を制御するマイクロコンピュータ等が内蔵された電装ボックス(図示せず)等も収容されている。
図3〜図5に示すように、ドア7を上下動する回動アーム10は、矩形パイプ状の支柱6内に収容されたバネユニット30によって支持されている。バネユニット30は、上下方向に延在する圧縮バネ32を有している。このバネユニット30は、上方に開口する中空の支柱本体6Aに差し込まれ、蓋部6Bによって上端が閉じられている。このように支柱6を密閉構造にすることで、支柱6内に収容したバネユニット30の圧縮バネ32について防水対策が図られ、外観的にも極めてシンプルになる。しかも洗浄水やすすぎ水が圧縮バネ32に付着し難いので衛生面の向上にもつながる。
バネユニット30は、上下方向に延在して、回動アーム10の基端に上端部が連結されたロッド31と、ロッド31の下端側でロッド31に沿って配置された圧縮バネ32と、圧縮バネ32を収容する円筒状のスプリングガイド33と、支柱6に対して着脱自在な固定部材34と、から主として構成されている。
圧縮バネ32の上端は、洗浄機本体2に対して位置規制された状態で支持されている。すなわち、圧縮バネ32の上端は、スプリングガイド33の上端部33aに押し当てられている。また、スプリングガイド33の下端には軸孔33bが形成され、固定部材34の下端には軸孔34cが形成されている。スプリングガイド33は、軸受け46を介して軸孔33b,34cを貫通する軸ピン35Aによって固定部材34に連結されている。なお、軸ピン35Aの先端部にEリング35Bを嵌め込むことで、軸ピン35Aの抜け止めが達成される。これに対して、圧縮バネ32の下端はロッド31の下端31cで支持されている。すなわち、圧縮バネ32の下端は、環状のバネ受け部36及びロッド受け部37を介してロッド31の下端31cで支持されている。ロッド31は、スプリングガイド33の上端部33a、圧縮バネ32、バネ受け部36、及びロッド受け部37を貫通する。
さらに、ロッド31の上端側には雄ネジ部31aが形成され、雄ネジ部31aは、円筒状の雌ネジ部材38に螺着されている。また、雌ネジ部材38の上方に突出するロッド31には、緩み止め用のUナット39が螺着されている。さらに、ロッド31の上端には、工具でロッド31を回転させるためのマイナス溝31bが形成されている。この構成によれば、ロッド31を回転させることで雌ネジ部材38に対するロッド31の上下位置を調節でき、圧縮バネ32の初期伸び状態の調整すなわち圧縮バネ32のバネ圧の調整が実現できる。すなわち、製品の組立て後や設置後においても、利用者のニーズに応じてドア開閉に係るバネ圧調整を容易にすることができる。
また、この雌ネジ部材38は、回動アーム10の基端に固定されるアームジョイント部41の基端部41Aを上下方向に貫通するように取り付けられている。雌ネジ部材38の上端の左右には、水平方向に突出する軸ピン部38aが形成され、アームジョイント部41の基端部41Aの内部には、凹状の軸孔41aが形成されている。そして、雌ネジ部材38の軸ピン部38aにリング状の軸受40が嵌め込まれた状態で、軸受40がアームジョイント部41の軸孔41a内に上方から装填されることで、アームジョイント部41の揺動の影響を受けることなく、ロッド31を通じてアームジョイント部41に一定のバネ力を加え続けることができる。また、この雌ネジ部材38はロッド31と一体的に上下移動する。雌ネジ部材38は、ロッド31の移動により後述する緩衝部材45に対して突き当てられ、特許請求の範囲に記載の突き当て部として機能する。
さらに、断面コ字状のフレームをなす固定部材34の前面上部には、アームホルダ42の前側からの差し込みを可能にした開口部34aが形成されている。このアームホルダ42の背面側には、固定部材34の開口部34aから差し込まれる突片状のフック部42aが設けられている。そして、フック部42aには外方に向けて突出するボス部42bが形成され、このボス部42bが固定部材34の引っ掛け穴34b内に嵌め込まれることで、アームホルダ42は固定部材34に固定される。また、固定部材34には、内部確認用の窓部34dが形成されている。
さらに、アームジョイント部41の略中央には、水平方向に貫通する軸孔41bが設けられ、アームホルダ42の略中央には、水平方向に貫通する軸孔42cが設けられている。そして、アームホルダ42を固定部材34に固定させた状態で、アームホルダ42の貫通穴42d内に後方からアームジョイント部41の先端側を差し込む。その後、軸孔41bと軸孔42cとを位置合わせした状態で、軸孔41b,42c内に軸ピン43Aを差し込む。これによって、アームジョイント部41はアームホルダ42に対して揺動自在に取り付けられる。なお、軸ピン43Aの先端部にEリング43Bを嵌め込むことで、軸ピン43Aの抜け止めが達成される。アームジョイント部41の先端側には、回動アーム10内に差し込まれてアームジョイント部41と回動アーム10とを連結する連結部41Bが設けられている。
また、圧縮バネ32を収容する円筒状のスプリングガイド33の下端には軸孔33bが形成されている。この軸孔33bと固定部材34の下端に設けられた軸孔34cとを位置合わせした状態で、軸孔33b,34c内に軸ピン35Aが差し込まれる。これによって、スプリングガイド33の下端は固定部材34に対して揺動自在に取り付けられる。なお、軸ピン35Aの先端部にEリング35Bを嵌め込むことで、軸ピン35Aの抜け止めが達成される。この構成により、圧縮バネ32上端の洗浄機本体2に対する位置規制が達成される。圧縮バネ32の上端は、洗浄機本体2に対して位置規制された状態でスプリングガイド33に支持されている。なお、スプリングガイド33の内側には樹脂材が貼り付けられていている。
さらに、スプリングガイド33の上端部33aと雌ネジ部材38との間には、厚肉円筒の緩衝部材45が配置されている。緩衝部材45は、ロッド31の軸方向で雌ネジ部材38と対向するように配置されている。また、緩衝部材45は、上下方向に貫通する貫通孔45aを有しており、貫通孔45a内をロッド31が貫通している。緩衝部材45はロッド31に貫通された状態でスプリングガイド33の上端部33aに載せられており、スプリングガイド33の上端部33aによって位置規制されている。また、ロッド31は貫通孔45aに対して遊び(空隙)のある状態で挿通されている。なお、緩衝部材45はスプリングガイド33の上端部33aに対して固定されている必要はない。
また、緩衝部材45は、厚肉円筒のクッション部46と、円板状の支持プレート47,47と、パッキン48と、から構成されている。クッション部46は、ゴムや低反発ウレタン等の弾性体からなる部材である。好ましい構成材料としては、内外ゴム株式会社製のハネナイト(登録商標)が挙げられる。金属製の支持プレート47は、クッション部46を上下で挟み込んでいる。上側の支持プレート47上には、消音用のパッキン48が配置されている。パッキン48には、例えば小径のノンアスパッキンが用いられる。なお、特許請求の範囲に記載の支持プレート部には、支持プレート47の他、金属製のパッキン48も含まれる。また、必ずしもパッキン48を備える必要はない。
次に、このような構造のバネユニット30を支柱6に組み付ける作業について説明する。図6及び図7に示すように、支柱本体6Aの上端開口6aにバネユニット30を上から差し込む。その後、ネジMをバネユニット30のフック部42aのボス部42bに設けられたネジ穴42eに螺着させることにより、バネユニット30が支柱本体6Aに固定される。ネジMの螺着により、支柱6に対するアームホルダ42及び固定部材34の固定を同時に達成している。その後、蓋部6BがネジNによってバネユニット30の固定部材34の頂部に固定される。
このようにして組立てられた食器洗浄機1において、ハンドル8を握って回動アーム10を上げると、ドア7の開放に伴って圧縮バネ32の復元力によって回動アーム10に付勢力が働き、これによってドア7をスムーズに上昇させることができる(図4参照)。そして、ドア7の停止前に雌ネジ部材38が緩衝部材45に突き当てられ、その勢いが緩衝部材45のつぶれ変形により吸収される。従って、この食器洗浄機1によれば、複雑な緩衝機構を設けることなく、簡素な構造でドア7の停止時の衝撃を小さくすることができる。その結果、ドア停止時の衝撃の軽減による製品の耐久性の向上が図られ、食器洗浄機1の商品性の向上が実現される。
しかも、スプリングガイド33の上側に緩衝部材45が配置されているので、上方から緩衝部材45の状態を確認しやすくメンテナンス作業が容易である。また、圧縮バネ32が伸び縮みするスプリングガイド33内側や下側に緩衝部材45を配置する場合と比べて、スプリングガイド33上側は作業スペースの確保が容易であり、組み立て作業を効率的に行うことができる。また、この食器洗浄機1によれば、ドア停止時の衝撃軽減を達成しつつも、ドア7の開放操作中に余分な制動力が生じることがないため、スムーズな開閉操作が保証される。
一方、ハンドル8を握って回動アーム10を下げると、圧縮バネ32の圧縮により制動されながらドア7はゆっくりと下降するので、ドア停止時の衝撃を小さくできる(図3参照)。
また、この食器洗浄機1では、弾性体からなるクッション部46、クッション部46を上下方向で挟む一対の支持プレート47、及び消音用のパッキン48から緩衝部材45が構成されている。この構成よれば、緩衝部材45がドア7の停止時以外のタイミングでドア開閉の抵抗となってしまうことを避けられるので、バネ荷重設定を小さくすることができ、ドア7の操作性向上を図ることができる。さらに、ダンパーやスプリングと比べてドア停止位置における反発力を小さくでき、バネ荷重設定にほとんど影響を与えない。また、この構成は耐久性にも優れている。
また、この食器洗浄機1では、貫通孔45aにロッド31を挿通させることで緩衝部材45を容易に組み付けることができ、組み立て作業の効率化を図ることができる。しかも、簡素な構造で緩衝部材45の組み付けが実現されるので、部材の小型化及び低コスト化に有利である。
さらに、回動アーム10とロッド31とを連結する雌ネジ部材38を緩衝部材45に突き当てることで、突き当て用の別部材を設ける必要がないので、更なる構成の簡素化が図られる。しかも、バネ圧調整のためロッド31の上下位置を変更しても、雌ネジ部材38の位置は変わらないことから、緩衝部材45をロッド31以外のものに位置規制させることで突き当てタイミングを維持したままのバネ圧調整が達成できる。また、衝撃を受けないことで圧縮バネ32の耐久性向上が図られる。
また、上下方向に延在するスプリングガイド33を利用することで、圧縮バネ32を直線的に伸縮させることができ、バネ32に対する片荷重やバネの屈曲(座屈)が発生しにくい。さらに、このバネユニット30は、挿入や嵌め込みによる組立て構造を主体としているので、組立てやメンテナンスが容易である。また、ボルトやネジなどの締結部品が少なく、このことも組立てやメンテナンスに有利である。
[第2の実施形態]
図8及び図9に示すように、第2の実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット50は、突き当て部材51を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。突き当て部材51は、中央に挿通孔51aを有する円板形状の部材である。突き当て部材51は、ロッド31が挿通孔51aに挿通された状態でロッド31に固定されている。なお、突き当て部材51は円板状のものに限られない。矩形板状や円筒状であっても良く、またロッド31に固定されていれば必ずしも挿通孔を有する必要はない。
この第2の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア開放のために回動アーム10を上げると、ドア7の停止前に、突き当て部材51が緩衝部材45に突き当てられる。そして、ドア7の勢いが緩衝部材45のつぶれ変形により吸収され、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。また、突き当て部材51が雌ネジ部材38とは別に設けられているので、雌ネジ部材38が緩衝部材45と繰り返し衝突することにより回動アーム10及びロッド31の連結に緩みが生じる事態を避けることができる。
[第3の実施形態]
図10及び図11に示すように、第3の実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット60は、ガス式ダンパー61を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。ガス式ダンパー61は、スプリングガイド33内で圧縮バネ32の下側に配置されている。ガス式ダンパー61は、ガスが封入されたシリンダ部材62と、シリンダ部材62から上方に突出したピストン部材63と、から構成されている。シリンダ部材62下端の挿通孔62aには軸ピン35Aが挿通されており、ガス式ダンパー61の下方への移動を制限している。
また、このバネユニット60では、ドア7が閉鎖した状態において、ガス式ダンパー61のピストン部材63とロッド31の下端31cとの間に空間Lが設けられている。この空間Lを設けることにより、ドア7の開け始めに余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア開放が実現される。
この第3の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア開放のために回動アーム10を上げると、ドア7の停止前に雌ネジ部材38が緩衝部材45に突き当てられると共に、ロッド31の下端31cがガス式ダンパー61のピストン部材63に突き当てられる。そして、ドア7の勢いが緩衝部材45及びガス式ダンパー61により吸収され、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。また、緩衝部材45又はガス式ダンパー61のどちらか一方が十分に機能しなくなった場合であっても他方によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。
[第4の実施形態]
図12及び図13に示すように、第4の実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット70は、緩衝用バネ部材71を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。緩衝用バネ部材71は、スプリングガイド33内で圧縮バネ32の下側に配置されている。緩衝用バネ部材71は、緩衝用圧縮バネ72と、緩衝用圧縮バネ72を上下から支持する円板状の上部支持板73及び下部支持板74と、から構成されている。下部支持板74は軸ピン35Aに取り付けられており、緩衝用バネ部材71の下方への移動を制限している。
また、このバネユニット70では、ドア7が閉鎖した状態において、緩衝用バネ部材71の上部支持板73とロッド31の下端31cとの間に空間Lが設けられている。この空間Lを設けることにより、ドア7の開け始めに余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア開放が実現される。
この第4の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア開放のために回動アーム10を上げると、ドア7の停止前に雌ネジ部材38が緩衝部材45に突き当てられると共に、ロッド31の下端31cが緩衝用バネ部材71に突き当てられる。そして、ドア7の勢いが緩衝部材45及び緩衝用バネ部材71の変形により吸収され、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。また、緩衝部材45又は緩衝用バネ部材71のどちらか一方が十分に機能しなくなった場合であっても他方によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。さらに、緩衝用バネ部材71は、ガス式ダンパーよりも耐久性に優れ、また部品点数も少ないため食器洗浄機の低コスト化に有利である。
[第5の実施形態]
図14及び図15に示すように、第5の実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット80は、ショックアブソーバ81を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。ショックアブソーバ81は、スプリングガイド33内で圧縮バネ32の下側に配置されている。ショックアブソーバ81は、オイルが充填されたシリンダ部材82と、シリンダ部材82から上方に突出したピストン部材83と、シリンダ部材82内に収容された圧縮バネ84と、から構成されている。ピストン部材83の基端側にはオリフィスとして機能する貫通孔83aが形成されている。また、シリンダ部材82下端の挿通孔82aには軸ピン35Aが挿通されており、ショックアブソーバ81の下方への移動を制限している。
また、このバネユニット80では、ドア7が閉鎖した状態において、ショックアブソーバ81のピストン部材83とロッド31の下端31cとの間に空間Lが設けられている。この空間Lを設けることにより、ドア7の開け始めに余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア開放が実現される。
この第5の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア開放のために回動アーム10を上げると、ドア7の停止前に雌ネジ部材38が緩衝部材45に突き当てられると共に、ロッド31の下端31cがショックアブソーバ81のピストン部材83に突き当てられる。そして、ドア7の勢いが緩衝部材45及びショックアブソーバ81により吸収され、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。また、緩衝部材45又はショックアブソーバ81のどちらか一方が十分に機能しなくなった場合であっても他方によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。
なお、ショックアブソーバ81の圧縮バネ84には、ドア開放時の抵抗とならないものが採用されている。すなわち、圧縮バネ84は、ロッド31によって押し込まれたピストン部材83を元の位置に復帰させるためだけに作用し、ドア開放時にピストン部材83を押し返すほどのバネ圧を有さない。このような構成はスムーズなドア開放の実現に寄与する。
[第6の実施形態]
図16及び図17に示すように、第6の実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット90は、低反発弾性部91を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。低反発弾性部91は、スプリングガイド33内で圧縮バネ32の下側に配置されている。低反発弾性部91は、変形自在な円柱形状の低反発ポリウレタン部92と、低反発ポリウレタン部92の下端を支持する支持板93と、から構成されている。支持板93は、軸ピン35Aに取り付けられており、低反発弾性部91の下方への移動を制限している。
また、このバネユニット90では、ドア7が閉鎖した状態において、低反発ポリウレタン部92とロッド31の下端31cとの間に空間Lが設けられている。この空間Lを設けることにより、ドア7の開け始めに余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア開放が実現される。
この第6の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア開放のために回動アーム10を上げると、ドア7の停止前に雌ネジ部材38が緩衝部材45に突き当てられると共に、ロッド31の下端31cが低反発弾性部91の低反発ポリウレタン部92に突き当てられる。そして、ドア7の勢いが緩衝部材45及び低反発弾性部91の変形により吸収され、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。また、緩衝部材45又は低反発弾性部91のどちらか一方が十分に機能しなくなった場合であっても他方によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。
さらに、低反発ポリウレタン部92は、ドア7の開放時にドア7の勢いを吸収するが、ドア7を戻すほどの反力は有さないため、スムーズなドア開放を実現することができる。しかも、構成が簡素であり、部品点数も少なく食器洗浄機の低コスト化に有利である。
[第7の実施形態]
図18及び図19に示すように、第7の実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット100は、エアダンパー101を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。エアダンパー101は、スプリングガイド33内で圧縮バネ32の下側に配置されている。エアダンパー101は、上端が閉じられた円筒状のシリンダ部材102と、シリンダ部材102内に入り込む軸部材103と、から構成されている。シリンダ部材102はロッド受け部37に上端が固定されており、軸部材103は軸ピン35Aに下端が固定されている。
このエアダンパー101では、ドア7の開放に伴いシリンダ部材102が下に移動すると、軸部材103がシリンダ部材102内に入り込み、シリンダ部材102内の空気が圧縮されて制動力が生じる。なお、図19に示すように、ドア7が開ききった状態でもシリンダ部材102内にスペースが残るように構成されているので、ドア7の閉鎖時にシリンダ部材102内が真空状態となり、ドア7の閉鎖が妨げられることが避けられる。また、空気はある程度圧縮されるまでは強い制動力を生じさせないので、ドア7の開け始めに余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア開放が実現される。
この第7の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア開放のために回動アーム10を上げると、ドア7の停止前に雌ネジ部材38が緩衝部材45に突き当てられる。また、エアダンパー101においてシリンダ部材102内の空気圧縮の抵抗によりドア7の勢いが吸収され、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。このため、緩衝部材45又はエアダンパー101のどちらか一方が十分に機能しなくなった場合であっても他方によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。
さらに、エアダンパー101は、ドア7の開放時にドア7の勢いを吸収するが、ドア7を戻そうとする力を生じさせないため、スムーズなドア開放を実現することができる。しかも、オイルダンパー等と比べて構成が簡素であり、部品点数も少なく食器洗浄機の低コスト化に有利である。また、バネ圧調整のためロッド31の上下位置を変更することで、シリンダ部材102の初期位置が多少上下してもエアダンパー101の機能にはほとんど影響がないため、制動タイミングを維持したままのバネ圧調整が達成できる。
[第8の実施形態]
図20及び図21に示すように、第8の実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット110は、エアダンパー111を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。エアダンパー111は、第7の実施形態に係るエアダンパー101に内部圧縮バネ114を設けたものである。内部圧縮バネ114は、下端が軸部材113の上端に取り付けられ、軸部材113の上端側と一緒に円筒状のシリンダ部材112の内部に入り込んでいる。シリンダ部材112内部には、ドア7が閉じた状態で内部圧縮バネ114の上方に空間Lが形成されている。
この第8の実施形態に係る食器洗浄機では、エアダンパー111の緩衝機能が内部圧縮バネ114により拡充されている。すなわち、ドア7の開放時において、空気圧縮の抵抗及び内部圧縮バネ114の変形によりドア7の勢いを吸収することができる。従って、このエアダンパー111によれば、摩耗などによりエアダンパーとしての機能が劣化した場合であっても内部圧縮バネ114による緩衝機能が確保され、更なる信頼性の向上が図られる。また、ドア7が閉じた状態においてシリンダ部材112内部に内部圧縮バネ114に占有されない空間Lが形成されているため、ドア7の開け始めに余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア開放が実現される。なお、内部圧縮バネ114に代えて低反発ウレタンなどの弾性体を配置する構成であっても良い。
[第9の実施形態]
図22及び図23に示すように、第9実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット120は、エアダンパー121を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。エアダンパー121は、スプリングガイド33の内部で圧縮バネ32の内側に配置されている。エアダンパー121は、圧縮バネ32とロッド31との間の円筒状のスペースに収容されている。
エアダンパー121は、上端が閉じられた二重円筒形状のシリンダ部材122と、シリンダ部材122内に入り込む先端部123aを有する略円筒形状の軸部材123と、から構成されている。シリンダ部材122及び軸部材123は、上下方向でロッド31に貫かれた状態で配置されている。シリンダ部材122は、スプリングガイド33の上端部33aと一体に形成されている。軸部材123は、下端がロッド受け部37に固定されている。このバネユニット120では、ドア閉鎖に伴ってロッド31が上に移動し圧縮バネ32が縮められると、軸部材123の先端部123aがシリンダ部材122の内部空間Sに入り込み、内部空間Sの空気が圧縮されて制動力が生じる。
また、このバネユニット120では、ドア7が開ききった状態において、シリンダ部材122の下端と軸部材123の先端部123aとの間に空間Lが設けられている。この空間Lを設けることにより、ドア7を閉め始める時に余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア閉鎖が実現される。
この第9の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア閉鎖のため回動アーム10を下げると、圧縮バネ32の反力とエアダンパー121における空気圧縮の抵抗とが制動力として作用してドア7の勢いが吸収されるので、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。このため、圧縮バネ32が破断などした場合であってもエアダンパー121によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。さらに、エアダンパー121は、ドア7の閉鎖時にドア7の勢いを吸収するが、ドア7を戻そうとする力を生じさせないため、スムーズなドア閉鎖を実現できる。しかも、エアダンパー121を圧縮バネ32の内側に配置することで、バネユニット120の小型化及び省スペース化を図ることができる。
[第10の実施形態]
図24及び図25に示すように、第10実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット130は、内部圧縮バネ131を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。内部圧縮バネ131は、圧縮バネ32の内側でロッド31に巻かれるように配置されている。内部圧縮バネ131は、下端のみがロッド受け部37に固定されており、上端は固定されていない。
また、このバネユニット130では、ドア7が開ききった状態において、内部圧縮バネ131の上端とスプリングガイド33の上端部33aとの間に空間Lが設けられている。この空間Lを設けることにより、ドア7を閉め始める時に余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア閉鎖が実現される。
この第10の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア閉鎖のため回動アーム10を下げると、圧縮バネ32及び内部圧縮バネ131の反力が制動力として作用してドア7の勢いが吸収されるので、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。このため、圧縮バネ32が破断などした場合であっても内部圧縮バネ131によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。しかも、内部圧縮バネ131を圧縮バネ32の内側に配置することで、バネユニット130の小型化及び省スペース化を図ることができる。
[第11の実施形態]
図26及び図27に示すように、第11実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット140は、低反発弾性部材141を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。円筒状の低反発弾性部材141は、スプリングガイド33の内部で圧縮バネ32の内側に配置されている。低反発弾性部材141は、圧縮バネ32とロッド31との間の円筒状のスペースに収容されている。
また、このバネユニット140では、ドア7が開ききった状態において、低反発弾性部材141の上端とスプリングガイド33の上端部33aとの間に空間Lが設けられている。この空間Lを設けることにより、ドア7を閉め始める時に余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア閉鎖が実現される。
この第11の実施形態に係る食器洗浄機では、ドア閉鎖のために回動アーム10を下げると、ドア7の停止前に、自然長以下に圧縮された圧縮バネ32及び低反発弾性部材141の反力でドア7の勢いが吸収されるので、ドア停止時の衝撃を小さくすることができる。このため、圧縮バネ32が破断などした場合であっても低反発弾性部材141によりドア停止時の衝撃を小さくすることができるので、衝撃低減における製品の信頼性向上を図ることができる。しかも、低反発弾性部材141を圧縮バネ32の内側に配置しているので、バネユニット140の小型化及び省スペース化を図ることができる。
[第12の実施形態]
図28及び図29に示すように、第12実施形態に係る食器洗浄機のバネユニット150は、エアダンパー151を備えている点のみが第1の実施形態に係るバネユニット30と異なる。エアダンパー151は、第9の実施形態に係るエアダンパー121に内部圧縮バネ154を設けたものである。内部圧縮バネ154は、下端が軸部材153の先端部153aに取り付けられ、先端部153aと一体にシリンダ部材152の内部空間Sに入り込んでいる。
この第12の実施形態に係る食器洗浄機では、エアダンパー151の緩衝機能が内部圧縮バネ154により拡充されている。すなわち、ドア7の閉鎖時において、空気圧縮の抵抗及び内部圧縮バネ154の変形によりドア7の勢いを吸収することができる。従って、このエアダンパー151によれば、摩耗などによりエアダンパーとしての機能が劣化した場合であっても内部圧縮バネ154による緩衝機能が確保され、更なる信頼性の向上が図られる。また、ドア7が開ききった状態において、ドア7が開ききった状態で内部圧縮バネ154の上方に空間Lが設けられているため、ドア7の閉め始めに余分な抵抗が生じることが避けられ、スムーズなドア閉鎖が実現される。なお、内部圧縮バネ154に代えて低反発ウレタンなどの弾性体を配置する構成であっても良い。
本発明に係る食器洗浄機は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、緩衝部材45は、スプリングガイド33側ではなく、雌ネジ部材38や突き当て部材51側に固定されている態様であっても良い。この場合、緩衝部材45は雌ネジ部材38や突き当て部材51に突き当てられた状態で固定され、ロッド31と一体に移動する。そして、ロッド31と一体に移動する緩衝部材45がスプリングガイド33に突き当てられ、ドア7の勢いが緩衝部材45に吸収されることで、ドア7の停止時の衝撃を小さくすることができる。
また、緩衝部材45は弾性体を主体とするものに限られず、オイルダンパーやエアダンパー、バネ部材などであっても良い。また、上述した各実施形態の構成を適宜組み合わせて用いても良い。
1…食器洗浄機 2…洗浄機本体 2a…上側部分 2b…下側部分 3…洗浄室 6…支柱 7…ドア 8…ハンドル 10…回動アーム 11…ラックレール 12…上側洗浄ノズル 13…上側濯ぎノズル 14…下側洗浄ノズル 15…下側濯ぎノズル 17…洗浄タンク 19…洗浄ポンプ 22…水タンク 30、50、60、70、80、90、100、110、120、130、140、150…バネユニット 31…ロッド 31c…下端 32…圧縮バネ 33…スプリングガイド 33a…上端部 34…固定部材 38…雌ネジ部材(突き当て部) 41…アームジョイント部 41A…基端部 42…アームホルダ 45…緩衝部材 35A…貫通孔 51…突き当て部材(突き当て部) 61…ガス式ダンパー 71…緩衝用バネ部材 81…ショックアブソーバ 101…エアダンパー 111…エアダンパー 121…エアダンパー 131…内部圧縮バネ 141…低反発弾性部材 151…エアダンパー L…空間 S…内部空間

Claims (4)

  1. ドアの側面に沿って配置された回動アームを回動させながら前記ドアを上下動させることによって、洗浄機本体側に設けられた洗浄室の開閉を行う食器洗浄機において、
    上下方向に延在すると共に、前記回動アームの回動により上下に移動するロッドと、
    前記ロッドに沿って前記ロッドの下端側に配置され、前記ロッドを下方に付勢する圧縮バネと、
    前記圧縮バネを収容するスプリングガイドと、
    前記スプリングガイドの上方で前記ロッドに固定された突き当て部と、
    前記スプリングガイドの上端と前記突き当て部との間に配置された緩衝部材と、
    を備え
    前記緩衝部材は、弾性体からなるクッション部と、前記クッション部を挟む一対の支持プレート部と、からなることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記緩衝部材は、前記ロッドが挿通される貫通孔を有することを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記ロッドの上端部には雄ネジ部が形成され、前記雄ネジ部は、前記回動アームの基端側に取り付けられた雌ネジ部材に螺着されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記雌ネジ部材が前記突き当て部であることを特徴とする請求項3に記載の食器洗浄機。
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