JP5808681B2 - ベーンシール - Google Patents

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本発明は、ロータリアクチュエータ用のベーンシールに関する。
従来からロータリアクチュエータに於て、流体圧力を受けて所定角度を揺動するロータリのべーンには、門型のベーンシールが装着され、また、ケーシング側ソールには(固定側の)ベーンシールが装着されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平2−81903号公報
ところで、従来の上記べーンシールは、一般に材質はPTFE等の樹脂をもって、横断面矩形、かつ、全体門型に形成されていた。
そして、このような全体門型の形状のベーンシールでは、特に2個の角部が存在するために、内部漏洩(内部リーク)を減少させることが極めて難しいと、従来から考えられていた。
しかしながら、最近になってロータリアクチュエータの高圧化の要望が強まり、また、内部漏洩が多いままでは、作動油の異常な昇温の問題、エネルギ損失の問題、作動の不正確性や信頼性の問題が、最近クローズアップされつつある。
そこで、本発明は、このような従来の問題点を解決して、ロータリアクチュエータの内部漏洩を減少し、かつ、これに伴って、作動油の昇温を抑制し、エネルギ損失を低減し、作動の正確性・信頼性を向上して、高圧化にも耐えるシール性を発揮するベーンシールを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、回転主軸側のべーンの門型凹溝に装着されるベーンシールに於て、全体が門型の弾性ゴムのシール本体と、ロータリアクチュエータのケーシングの内周面及び両内端面に摺接するように上記シール本体の反溝底側の外面に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材と、から構成され、上記シール本体は横断面X字型として両面に凹溝を有すると共に、上記シール本体の全体門型の両角部に於ける上記凹溝の深さ寸法を、上記両角部を除いた残部の深さ寸法よりも、大きく設定したものである。
また、ロータリアクチュエータのケーシング側のシューの門型凹溝に装着されるベーンシールに於て;全体が門型の弾性ゴムのシール本体と;ロータリ本体の回転主軸の外周面、及び、上記ケーシングの両内端面に接触するように、上記シール本体の反溝底側の外面に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材と;から構成され、上記シール本体は横断面X字型として両面に凹溝を有すると共に、上記シール本体の全体門型の両角部に於ける上記凹溝の深さ寸法を、上記両角部を除いた残部の深さ寸法よりも、大きく設定したものである。
また、本発明は、回転主軸側のべーンの門型凹溝に装着されるベーンシールに於て、全体が門型の弾性ゴムのシール本体と、ロータリアクチュエータのケーシングの内周面及び両内端面に摺接するように上記シール本体の反溝底側の外面に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材と、から構成され、上記シール本体は受圧側に凹溝を有する横断面U字型であって、上記シール本体の全体門型の両角部に於ける上記凹溝の深さ寸法を、上記両角部を除いた残部の深さ寸法よりも、大きく設定したものである。
また、本発明は、ロータリアクチュエータのケーシング側のシューの門型凹溝に装着されるベーンシールに於て;全体が門型の弾性ゴムのシール本体と;ロータリ本体の回転主軸の外周面、及び、上記ケーシングの両内端面に接触するように、上記シール本体の反溝底側の外面に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材と;から構成され、上記シール本体は受圧側に凹溝を有する横断面U字型であって、上記シール本体の全体門型の両角部に於ける上記凹溝の深さ寸法を、上記両角部を除いた残部の深さ寸法よりも、大きく設定したものである。
本発明によれば、弾性ゴムのシール本体の凹溝内面に高圧流体の圧力が作用した際に、その圧力を受けてシール本体はその凹溝を拡大する方向(開脚方向)に変形しようとして、低摩擦性樹脂に大きな力を与えることができる。これによって、ケーシング内周面や両内端面等の摺接相手面に対し、均等かつ十分な面圧にて接触し、内部漏洩を低減できる。特に、全体門型両角部に対応する(シール本体の)凹溝は、残部よりも深さ寸法が大であることによって、残部よりも凹溝内面が(高圧流体から)受ける開脚方向の力は、十分に大きく、従って、上記両角部を通しての内部漏洩(内部リーク)を著しく減少可能となる。言い換えれば、従来から至難と考えられていたところの、門型の角部と相手部材の直角隅部との相対的摺接部には、十分な接触面圧が発生して、内部漏洩の著しい低減が達成可能となる。
本発明の実施の一形態を示す簡略断面図である。 ベーンシールを示す正面図である。 図2の(A−A)及び(A−A)拡大断面図である。 図2の(C−C)及び(C−C)拡大断面図である。 図2の(E−E)拡大断面図である。 門型ベーンシールの角部及びその周辺域に於ける凹溝の深さ寸法Dの変化を説明するグラフ図である。 残部に於ける受圧状態の要部説明図である。 角部に於ける受圧状態の要部説明図である。 本発明の他の実施形態を示す簡略断面図である。 ベーンシールの他の例を示す正面図である。 図10の(A−A)及び(A−A)拡大断面図である。 図10の(C−C)及び(C−C)拡大断面図である。 図10の(E−E)拡大断面図である。 残部に於ける受圧状態の要部説明図である。 角部に於ける受圧状態の要部説明図である。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1の簡略図に示すように、ロータリアクチュエータRは、ケーシング1とロータリ本体2とを備え、ケーシング1は、円筒壁部1Aと(両端を閉塞する)左右の側壁部1B,1Bとを有し、さらに、円筒壁部1Aの内周面10には、180°対称位置に門型凹溝3を有するシュー4,4がラジアル内方向へ突設され、かつ、ロータリ本体2は、180°対称位置にベーン6,6が突設された回転主軸7を備え、このベーン6には門型凹溝8が形成されている。
可動側の全体門型のべーンシール9は、回転主軸7のべーン6の門型凹溝8に装着されている。固定側の全体門型のべーンシール5は、ケーシング1側のシュー4の門型凹溝3に装着されている。
図2〜図7に示した実施の一形態に於て、可動側ベーンシール9は、全体が門型で、かつ、横断面形状がX字型の弾性ゴムから成るシール本体11と、ケーシング1の内周面10と(側壁部1Bの)両内端面12,12に摺接するように上記シール本体11の反溝底側の外面13に被覆される(門型の)低摩擦性樹脂の被覆材14と、から構成される。このシール本体11は、横断面に於て、両面にU字状の凹溝20,20を有するX字型であって、基本横断面形状は(角張った)矩形として、その矩形から両面をU字状に切欠いたような横断面を備え、外面13及び内面16は平坦面とする。
上記シール本体11は、EPDMやその他のゴム材質のものが用いられ、他方、被覆材14は、PTFE等の合成樹脂であって、上述した低摩擦性を備え、さらに、(好ましくは)耐摩耗性を備えた材質のものとする。また、この被覆材14の横断面形状は、一文字型とすると共に、横断面X字型のシール本体11の外面13に、接着し、又は、単に(接触して)重ね合わせている。
図2に示したベーンシール9のシール本体11について説明すれば、図2に於て、2点鎖線の円で示した領域を本発明では、(シール本体11の全体門型の)角部Zと呼ぶ。
図4は、図2のC−C,C−Cの拡大横断面であって、上記角部Zを、長手方向に直交する平面で切断した、拡大横断面を示す。さらに、図5は、角部Zの中心点O点を含んで、45度傾斜面をもって切断した拡大断面(図2のE−E拡大断面)を示す。かつ、図3は両角部Z,Zを除いた(シール本体11の)残部Yを長手方向に直交する平面で切断した拡大横断面(図2のA−A,A−Aの拡大断面)を示す。
図2、及び、図3〜図5から明らかなように、シール本体11の両角部Z,Zに於ける凹溝20の深さ寸法Dzは、残部Yの深さ寸法Dyよりも、大きく設定している。つまり、Dz>Dyとする。
次に、図6のグラフ図は、門型ベーンシール本体の中心点O点を基準点として、図2に示した門型の水平辺21に沿って計測した長さをLhとし、図2に示した門型の左右の脚部23に沿って計測した長さをLvとし、両長さLh,Lvを横軸に、同一軸として採ったものであり、縦軸は凹溝20の深さ寸法Dを示す。
まず、図6に於て、実線イは、残部Yと角部Zとの境目にて、凹溝20の深さ寸法Dを、DyからDzに急激に変化させた場合で、かつ、上記境目から一定のDzの値とした場合を示し、図3〜図5の場合に相当している。
このような急激な深さ寸法Dの変化は好ましくないときには、残部Yと角部Zとの境目に於て、勾配線をもって、変化させることも自由である(2点鎖線ハ参照)。
また、破線ロは、残部Yと角部Zとの境目から、緩やかに深さ寸法Dを増加させて、丸山(丸い丘陵)型に、DyからDzに変化させている。
また、2点鎖線ハのように、角部Zの中心点O点近傍のみを、特に、大きく深さ寸法Dzを大に設定しても良いことを、図示しており、さらに、深さ寸法Dの変化を少し緩やかとするために、勾配線をもって、変化させている。
本発明では、このようなイ,ロ,ハのいずれを選択しても、又は、これ等を任意に組み合わせるも、自由である。
次に、図7と図8に於て、可動側ベーンシール9がベーン6の凹溝8に装着された使用状態を示し、特に、高圧側から所定の流体圧力Pが作用した受圧状態を示している。
角部Zを除いた残部Yに於ては、図7に示すように、凹溝20の深さ寸法Dが小さく(図3のDy参照)、従って、高圧力Pが作用しても、凹溝20内面の受圧面積が小さく、図7のグラフ図に示すように接触面圧力Pxは比較的小さい。これに対し、角部Zに於ては、図8に示すように、凹溝20の深さ寸法Dは大きく(図4又は図5の深さ寸法Dz参照)、従って、凹溝20の内面の受圧面積が大きく、図8中に付加して示すグラフ図のように、接触面圧力Pxは大きく、故に、(上述したように)角部Zの存在があるがために全体門型のベーンシールでは内部漏洩(内部リーク)を減少させることが極めて難しい、という従来の常識を破って、著しいシール性能の改善が達成可能である。特に、最近の流体の高圧化に於て、その高圧を有効に密封性能(シール性能)に利用しており、優れた発明といえる。
図1〜図8に於て、主として、ベーン6の可動側ベーンシール9について述べたが、ケーシング1側のシュー4に用いられる固定側ベーンシール5に関しても、同様に適用できることは言うまでもない。即ち、図2〜図6に図示し、既述した通りの形状と構造の可動側のベーンシール9を、固定側のベーンシール5として使用自在である。そのとき、図7,図8に示したべーン6はシュー4に置き換わり、ケーシング1の内周面10は、(図1の)回転主軸7の外周面7Aが、相当する。
なお、図1では、ベーン6は2個、シュー4は2個の場合を示しているが、このベーン6とシュー4の個数は、増減自由である。揺動角度が減ったり増えたりすると共に、回転トルクが増加・減少し、ロータリアクチュエータRの用途(使用箇所)、使用条件等に対応して、選択自在である。
次に、図9〜図15は本発明の他の実施の形態を示す。
図9〜図15に於て、上述の図1〜図8と同じ符号は、同様の構成であるので、重複説明を省略して、相違点を主として説明すると、シール本体11は凹溝20を有する横断面U字型であって、その内面16・外面13は、平坦面として、凹溝8の溝底8Aと、一文字型横断面の被覆材14に、密接する。
(可動側の)各ベーン6は2本の門型凹溝8,8を有し、(固定側の)シュー4も2本の門型凹溝8,8を有する。2本の凹溝8,8には、2個のべーンシール9,9が、シール本体11,11の凹溝20,20が相反する方向に(背中合わせの姿勢で)装着され、図14,図15のように右側の空間が高圧側となれば、右側のシール本体11が圧力Pを受けて密封作用をなし、左側のシール本体11は殆んど密封作用に寄与しない。しかし、往復動のロータリアクチュエータRでは、図14,図15に於ける右側と左側の空間が交互に高圧となるので、2本のベーンシール9は交互に密封作用を行う。
被覆材14の内面とシール本体11の外面13とは密に接触しているが、相互に接着してもよい。
図10に於て、2点鎖線の円をもって示す領域を、シール本体11の全体門型の角部Zと呼ぶ点は、図2と同様であるが、図12は、図10のC−C,C−Cの拡大断面であり、また、図13は、角部Zの中心点O点を含んで、45度傾斜面をもって切断した拡大断面(図10のE−E拡大断面)を示す。そして、図11は残部Yの拡大横断面(図10のA−A,A−Aの拡大断面)を示す。
この図11〜図13、及び、図10からも明らかなように、U字型断面のこのシール本体11の両角部Z,Zに於ける凹溝20の深さ寸法Dzは、残部Yの深さ寸法Dyよりも、大きい。つまり、Dz>Dyである。
そして、図10〜図13に示した各部位の凹溝20の深さ寸法Dを、残部Yと角部Zにて、(特に、その境目や角部Z内にて、)如何に変化させるかに関しては、前実施の形態の図6に於て述べたと同様とする。即ち、図9〜図15に示す実施の形態にあっても、図6に於けるイ,ロ,ハの内のいずれを選択するも自由であり、あるいは、このイ,ロ,ハを適宜組み合わせるも望ましい。
次に、図14と図15に於て、受圧(使用)状態を示し、同図では右側を高圧側として、右側のベーンシール9が流体圧力Pを受けて開脚せんとしている。角部Zを除いた残部Yにあっては、図14に示す如く、凹溝20の深さ寸法Dyが小さく、従って、凹溝20の内面の受圧面積が小さく、(図7のグラフ図に示したように)接触面圧力Pxは比較的小さい。これに対し、角部Zにあっては、図15に示すように、凹溝20の深さ寸法Dzが大きく、凹溝20の受圧面積が大きく、接触面圧力Pxは十分に大きくできる。
このように、角部Zが存在するために、全体門型のベーンシールでは、内部漏洩(内部リーク)を減少させることが至難であるという従来の常識を破って、シール性能の著しい改善が達成できた。特に、最近の流体の高圧化の傾向に十分に対応できる発明であるといえる。
図9〜図15に於て、主としてベーン6の可動側ベーンシール9について説明したが、これを固定側のベーンシール5にも、そのまま適用可能である。つまり、図14,図15で示したべーン6と内周面10は、各々、シュー4と外周面7Aに、置き換えて考えれば容易に理解可能である。
なお、図1に於て、ベーン6・シュー4が180°対称位置に各2個配設されているが、これを単数個としたり、3個以上とするも、自由である。
本発明は、以上述べたように、回転主軸7側のべーン6の門型凹溝3に装着されるベーンシールに於て、全体が門型の弾性ゴムのシール本体11と、ロータリアクチュエータRのケーシング1の内周面10及び両内端面12,12に摺接するようにシール本体11の反溝底側の外面13に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材14と、から構成され、シール本体11は横断面X字型として両面に凹溝20,20を有すると共に、シール本体11の全体門型の両角部Z,Zに於ける凹溝20の深さ寸法Dzを、両角部Z,Zを除いた残部Yの深さ寸法Dyよりも、大きく設定した構成であるので、構造が簡易でありながら、往復作動用に適用可能であり、特に、従来は至難とされていた(門型べーンシールの)角部Z,Zからの内部漏洩を、著しく低減でき、高圧化したロータリアクチュエータに好適なシールである。
また、本発明は、ロータリアクチュエータRのケーシング1側のシュー4の門型凹溝3に装着されるベーンシールに於て;全体が門型の弾性ゴムのシール本体11と;ロータリ本体2の回転主軸7の外周面7A、及び、ケーシング1の両内端面12,12に接触するように、シール本体11の反溝底側の外面13に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材14と;から構成され、シール本体11は横断面X字型として両面に凹溝20,20を有すると共に、シール本体11の全体門型の両角部Z,Zに於ける凹溝20の深さ寸法Dzを、両角部Z,Zを除いた残部Yの深さ寸法Dyよりも、大きく設定したので、構造が簡易であり、往復作動用に適用でき、特に、従来は至難と考えられてきた角部Z,Zからの内部リークを、著しく低減できる。
また、本発明は、回転主軸7側のべーン6の門型凹溝3に装着されるベーンシールに於て、全体が門型の弾性ゴムのシール本体11と、ロータリアクチュエータRのケーシング1の内周面10及び両内端面12,12に摺接するようにシール本体11の反溝底側の外面13に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材14と、から構成され、シール本体11は受圧側に凹溝20を有する横断面U字型であって、シール本体11の全体門型の両角部Z,Zに於ける凹溝20の深さ寸法Dzを、両角部Z,Zを除いた残部Yの深さ寸法Dyよりも、大きく設定したので、従来は至難とされてきた角部Z,Zからの内部リークを、確実に低減でき、高圧化したロータリアクチュエータにも適用できる。
また、本発明は、ロータリアクチュエータRのケーシング1側のシュー4の門型凹溝3に装着されるベーンシールに於て;全体が門型の弾性ゴムのシール本体11と;ロータリ本体2の回転主軸7の外周面7A、及び、ケーシング1の両内端面12,12に接触するように、シール本体11の反溝底側の外面13に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材14と;から構成され、シール本体11は受圧側に凹溝20を有する横断面U字型であって、シール本体11の全体門型の両角部Z,Zに於ける凹溝20の深さ寸法Dzを、両角部Z,Zを除いた残部Yの深さ寸法Dyよりも、大きく設定したので、回転主軸7の外周面7Aとケーシング1の内端面12とに摺接する固定側のベーンシール5として、角部Z,Zからの内部リークを有効、かつ、確実に、著しく低減でき、ロータリアクチュエータのシール性の改善に大きく貢献できる。
1 ケーシング
2 ロータリ本体
3 門型凹溝
4 シュー
5 ベーンシール
6 ベーン
7 回転主軸
7A 外周面
8 門型凹溝
9 ベーンシール
10 内周面
11 シール本体
12 内端面
13 外面
14 被覆材
16 内面
20 凹溝
Z 角部
Y 残部
R ロータリアクチュエータ
Dz,Dy 深さ寸法

Claims (4)

  1. 回転主軸(7)側のべーン(6)の門型凹溝(3)に装着されるベーンシールに於て、全体が門型の弾性ゴムのシール本体(11)と、ロータリアクチュエータ(R)のケーシング(1)の内周面(10)及び両内端面(12)(12)に摺接するように上記シール本体(11)の反溝底側の外面(13)に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材(14)と、から構成され、上記シール本体(11)は横断面X字型として両面に凹溝(20)(20)を有すると共に、上記シール本体(11)の全体門型の両角部(Z)(Z)に於ける上記凹溝(20)の深さ寸法(Dz)を、上記両角部(Z)(Z)を除いた残部(Y)の深さ寸法(Dy)よりも、大きく設定したことを特徴とするロータリアクチュエータ用ベーンシール。
  2. ロータリアクチュエータ(R)のケーシング(1)側のシュー(4)の門型凹溝(3)に装着されるベーンシールに於て、
    全体が門型の弾性ゴムのシール本体(11)と、
    ロータリ本体(2)の回転主軸(7)の外周面(7A)、及び、上記ケーシング(1)の両内端面(12)(12)に接触するように、上記シール本体(11)の反溝底側の外面(13)に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材(14)と、
    から構成され、上記シール本体(11)は横断面X字型として両面に凹溝(20)(20)を有すると共に、上記シール本体(11)の全体門型の両角部(Z)(Z)に於ける上記凹溝(20)の深さ寸法(Dz)を、上記両角部(Z)(Z)を除いた残部(Y)の深さ寸法(Dy)よりも、大きく設定したことを特徴とするロータリアクチュエータ用ベーンシール。
  3. 回転主軸(7)側のべーン(6)の門型凹溝(3)に装着されるベーンシールに於て、全体が門型の弾性ゴムのシール本体(11)と、ロータリアクチュエータ(R)のケーシング(1)の内周面(10)及び両内端面(12)(12)に摺接するように上記シール本体(11)の反溝底側の外面(13)に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材(14)と、から構成され、上記シール本体(11)は受圧側に凹溝(20)を有する横断面U字型であって、上記シール本体(11)の全体門型の両角部(Z)(Z)に於ける上記凹溝(20)の深さ寸法(Dz)を、上記両角部(Z)(Z)を除いた残部(Y)の深さ寸法(Dy)よりも、大きく設定したことを特徴とするロータリアクチュエータ用ベーンシール。
  4. ロータリアクチュエータ(R)のケーシング(1)側のシュー(4)の門型凹溝(3)に装着されるベーンシールに於て、
    全体が門型の弾性ゴムのシール本体(11)と、
    ロータリ本体(2)の回転主軸(7)の外周面(7A)、及び、上記ケーシング(1)の両内端面(12)(12)に接触するように、上記シール本体(11)の反溝底側の外面(13)に被覆される低摩擦性樹脂の被覆材(14)と、
    から構成され、上記シール本体(11)は受圧側に凹溝(20)を有する横断面U字型であって、上記シール本体(11)の全体門型の両角部(Z)(Z)に於ける上記凹溝(20)の深さ寸法(Dz)を、上記両角部(Z)(Z)を除いた残部(Y)の深さ寸法(Dy)よりも、大きく設定したことを特徴とするロータリアクチュエータ用ベーンシール。
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