JP5804609B2 - 改良型変成器 - Google Patents

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Description

[0001]本発明の実施形態は、一般的に、変成器に関するものであり、より特定すると、低背、高周波数、高効率の変成器に関するものである。
[0002]変成器は、電圧レベルの変更(例えば、電子機器に電力供給するために主電圧を低電圧へ変換する)、回路分離、電力システムにおける電圧又は電流の測定の如き機能、及び他の多くの機能を果たすため、種々な装置に使用される。多くの場合に、変成器は、漏洩インダクタンスを減少させるために、2つの2次巻線の間に1次巻線を挟み込んでいる。それら巻線のための充分なスペースを与えるために、変成器の巻線区域は、一般的に、その変成器のコアの横断面面積に比較して大きく、その結果として、形状係数が大きくなり、且つ磁気損失が高くなってしまう。それに加えて、巻線数が多いため、銅損が高くなってしまう。
[0003]従来、磁気装置の供給者は、コアにおける磁気損失と巻線における銅損との間の良好な妥協点を見出す設計とすることにより、効率を最大とするためこの形状係数を最適化しようとしている。しかしながら、高周波数(例えば、数百キロヘルツ)では、全コアウインドウを使用する設計では、近接効果損失が非常に大きくなってしまう。
[0004]更に、電流及び/又は電圧感知変成器を使用する装置又は回路の場合には、その装置内又は回路板上のスペースは、その感知変成器を支持するために割り当てられねばならず、従って、組み立てる必要のある部品の数が増大し、且つなさねばならない接続の数が増大してしまう。
[0005]従って、当業分野では、改良型の変成器が必要とされている。
[0006]本発明の実施形態は、一般的に、変成器アセンブリに関するものである。1つの実施形態では、この変成器アセンブリは、変成器を備えており、前記変成器は、磁気コアと、前記磁気コアの周りに巻かれ、第1の導電性材料の1つ又は2つの巻回(turn:1つの巻回とは線を1周させたもの)を備える1次巻線と、前記磁気コアの周りに巻かれ、第2の導電性材料の複数の巻回を備える2次巻線と、を備え、前記磁気コアの直径は、前記変成器が巻線損失に匹敵するコア損失でもって第1のインダクタンスを達成するようなサイズとされている。
[0007]本発明の前述した特徴を詳細に理解できるように、概要について簡単に前述した本発明について、幾つかを添付図面に例示している実施形態に関して、以下より特定して説明する。しかしながら、添付図面は、本発明の典型的な実施形態のみを例示しているのであって、従って、本発明の範囲をそれに限定するものではなく、本発明は、均等の効果を発揮し得る他の実施形態を含みうるものであることに、注意されたい。
本発明の1つ以上の実施形態による変成器アセンブリの分解部品配列斜視図である。 本発明の1つ以上の実施形態による組み立てられた変成器アセンブリの横断面図である。 本発明の1つ以上の実施形態による一体型変成器アセンブリの分解部品配列斜視図である。 本発明の1つ以上の実施形態による、図3の4−4線に沿ってとられた、組み立てられた一体型変成器アセンブリの横断面図である。 本発明の1つ以上の実施形態による組み立てられた一体型変成器アセンブリの斜視図である。 1つ以上の代替実施形態による組み立てられた一体型変成器アセンブリの斜視図である。 本発明の1つ以上の実施形態を使用して、太陽光発電されたDC電力をAC電力へと転換するためのシステムのブロック図である。 本発明の1つ以上の実施形態による変成器を形成するための方法のフロー図である。
[0016]図1は、本発明の1つ以上の実施形態による変成器アセンブリ100の分解部品配列斜視図である。この変成器アセンブリ100は、第1の磁極片102、ボビン巻線アセンブリ104及び第2の磁極片106を備える。
[0017]第1の磁極片102は、この第1の磁極片102の構成を例示するため部分的に切り欠いた状態で示されている。第1の磁極片102は、フェライトの如き磁性材料で形成されており、ボビン巻線アセンブリ104を受け入れるようなサイズとされた環状チャネル108を画成しており、即ち、第1の磁極片102は、環状チャネル108がそこに形成された磁気パックである。チャネル108は、ポスト110(第1の磁極)を画成している。チャネル108は、ポスト110の外側表面と環状リム136の内側表面とにより画成されている。ポスト110及びリム136は、第1の磁極片102の下側で、それぞれ、全体として平坦なポスト合せ表面112及び全体として平坦なリム合せ表面において終端している。第1の磁極片102は、円柱形状として示しているのであるが、前述したような特徴を備える任意の形状であることができる。
[0018]ボビン巻線アセンブリ104は、環状ボビン114、1次巻線118及び2次巻線122を備える。ボビン114は、誘電体プラスチック等の剛性の絶縁材料で形成されており、このボビン114の中心には、このボビン114の長手方向に亘って延びるボビン開口116が画成されている。ボビン114は、このボビン114の上部及び底部周囲を取り巻くフランジ132を備えており、これらフランジ132は、ボビン開口116から半径方向外側へと延びている。ボビン114の長さは、1次巻線118及び2次巻線122がフランジ132の間に画成されたチャネル108における巻線区域内に保持されるようなサイズとされている。
[0019]1次巻線118及び2次巻線122は、各々、ボビン114の周りに巻かれた導電性材料で形成されている。ある幾つかの実施形態では、1次巻線118は、絶縁積層箔の如き導電性箔の単一巻回からなり、2次巻線122は、絶縁銅線の7巻回の如き導電性線の複数巻回からなる。他の実施形態では、1次巻線118は、例えば、インターリーブ型設計にて使用される導電性箔の2巻回からなり、2次巻線122は、絶縁銅線の14巻回からなる。
[0020]1次巻線118は、2つの1次巻線リード120で終端しており、2次巻線122は、2つの2次巻線リード124にて終端している。ある特定の実施形態では、2次巻線122は、ボビン構造体内に閉じ込められており、例えば、ボビン114は、プラスチックで形成され、その内部に、2次巻線122が閉じ込められており、2次巻線リード124は、そのプラスチックから延出している。
[0021]第1の磁極片102と同様に、第2の磁極片106は、フェライトの如き磁性材料で形成されており、ボビン巻線アセンブリ104を受け入れるようなサイズとされた環状チャネル128を画成しており、即ち、第2の磁極片106は、環状チャネル128がそこに形成された磁気パックである。環状チャネル128は、ポスト126(第2の磁極)を画成している。チャネル128は、ポスト126の外側表面と環状リム140の内側表面とにより画成されている。リム140は、ボビン巻線アセンブリ104がリム136及び140により取り巻かれるようにリム合せ表面138と合わせられる全体的に平坦なリム合せ表面142で終端している。更に又、第2の磁極片106は、適当なサイズとされ形状とされた切欠き部150を画成しており、この切欠き部150を通して、1次巻線リード120及び2次巻線リード124が延びることができるようになっている。
[0022]ポスト126は、変成器アセンブリ100のコア(即ち、図2に関して以下に説明されるようなコア202)を形成するため、ボビン開口116を通してポスト合せ表面112と合わせられる全体的に平坦なポスト合せ表面130で終端している。ある幾つかの実施形態では、ポスト合せ表面112及び130は、同一平面にて合わせられ、エポキシ、結合材、シリコーン接着剤等の如き接着材により互いに対して固着される。他の実施形態では、ポスト合せ表面112及び130は、それぞれ、リム合せ表面138及び142の平面から凹まされている。このような実施形態では、非導電性発泡体(又は、同様の材料)が、ポスト110及び126との間にスペース(即ち、変成器コア内の空気ギャップ)を維持するためポスト合せ表面130及び112の間に保持される。例えば、変成器アセンブリ100の組立中に、発泡体は、ポスト合せ表面130及び112の間に流体として付与され、その後、その空気ギャップを維持するための固い物質へと硬化される。ある幾つかの代替実施形態では、その空気ギャップは、ポスト合せ表面130及び112の間にどのような材料も使用せずに形成される(即ち、それら合せ表面130及び112は、離間されている)。
[0023]第2の磁極片106は、円柱形状として示されているのであるが、前述したような特徴を備える任意の形状とすることができる。
[0024]当業分野において知られているように、変成器の1次コイルインダクタンスは、コア面積に比例している。本発明の1つ以上の実施形態によれば、ポスト110及び126の幅(即ち、変成器コアの幅)は、変成器アセンブリ100が単一巻回の1次巻線118、又は別の仕方として、2巻回の1次巻線118を備える時、望むインダクタンスが効率的に達成されるようなサイズとされている。変成器コア幅は、巻線損失に匹敵するコア損失でもってその望むインダクタンスが達成されるように選択され、例えば、変成器コアは、20ミリメートル(mm)程度の直径を有する。このような構成とすることにより、コア横断面に比較して小さな巻線面積となり、例えば、巻線ウインドウ面積は、20平方ミリメートル(mm)となり、コア横断面面積は、300mmとなる。ある幾つかの実施形態では、1次巻線118が1巻回を有しており、2次巻線122が7巻回を有しており、且つコア横断面面積が6平方センチメートル(cm)である場合において、3.6マイクロヘンリーのインダクタンスが達成される。コア幅が比較的に大きく、巻線数が少ないと、その変成器アセンブリ100は、より低背となり且つ磁気損失及び銅損が低いものとなる(例えば、特に、数百キロヘルツというようなより高い周波数では、低い漏洩インダクタンス並びに低い近接効果損失により、巻線における損失が改善される)。1つの実施形態では、変成器アセンブリ100は、15mmより低い高さでもって99%の効率で225ワット(W)を処理することができる(即ち、2.25Wの損失)。
[0025]第1の磁極片102は、第2の磁極片106に合わせられた第1の磁極片102を保持するためのフランジ162を備えるU字形クリップ160により、第2の磁極片106に固定される。付加的に又は代替的に、第1の磁極片102は、ねじ、ボルト、結合接着剤、スナップ機構、クリップ等の如き1つ以上の他の機械的手段により、第2の磁極片106に固定することもできる。
[0026]図2は、本発明の1つ以上の実施形態による組み立てられた変成器アセンブリ100の横断面図である。ボビン114は、それぞれ第1の磁極片102及び第2の磁極片106のチャネル108及び128内に保持されている。ボビン114のフランジ132は、このボビン114の周りに巻線区域を画成しており、この巻線区域内に、1次巻線118及び2次巻線122が巻かれている。図1に関して前述したように、1次巻線118は、導電性箔の単一巻回(別の仕方として、導電性箔の2巻回)からなり、2次巻線122は、導電性線(銅線の如き)の7巻回からなる。1つ以上の代替実施形態では、1次巻線118及び/又は2次巻線122は、より少ない又はより多い巻回からなり、及び/又は異なる導電性材料で形成することができる。
[0027]リム合せ表面138は、リム合せ表面142と同一平面にて合わせられている。ある幾つかの実施形態では、リム合せ表面138は、シリコーン接着剤又は同様のエポキシの如き接着材により、リム合せ表面に固着される。ある幾つかの実施形態では、非導電性発泡体233が、空気ギャップを維持するため、ポスト合せ表面112及び130の間に保持される。ある幾つかの代替実施形態では、ポスト合せ表面112及び130の間の空気ギャップは、これらポスト合せ表面112及び130の間にどのような材料をも使用せずに維持される。他の代替実施形態では、ポスト合せ表面112及び130は、同一平面において合わせられており、ある幾つかのこのような実施形態では、ポスト合せ表面112及び130は、シリコーン接着剤又は同様のエポキシにより、互いに対して固着される。
[0028]ポスト110及び126は、コア202を形成しており、1次巻線118及び2次巻線122と共に、変成器アセンブリ100の変成器204を形成している。図1に関して前述したように、コア202は、フェライトの如き磁性材料(例えば、MnZnFe、NiZnFe等)で形成され、巻線面積に対して大きな横断面面積を示している。
[0029]クリップ160は、第1の磁極片102及び第2の磁極片106が固定合せ状態に保たれるようにするため、第1の磁極片102及び第2の磁極片106を保持する。
[0030]図3は、本発明の1つ以上の実施形態による一体型変成器アセンブリ300の分解部品配列斜視図である。この変成器アセンブリ300は、第1の磁極片302、ボビン巻線アセンブリ304、第2の磁極片306及び保持クリップ360を備える。
[0031]第1の磁極片302は、この第1の磁極片302の構成を例示するため、部分的に切り欠いた状態で示されている。第1の磁極片302は、フェライトの如き磁性材料で形成されており、ボビン巻線アセンブリ304を受け入れるようなサイズとされたチャネル308及び切欠き部309を画成している。チャネル308は、環状形状とされており、切欠き部309に通じている。切欠き部309は、チャネル308から第1の磁極片302のエッジまで延出しており、ボビン巻線アセンブリ304の感知変成器巻線アセンブリ370が、以下に更に説明するように、第1の磁極片302の外部に保持されるような適当なサイズとされ形状とされている。
[0032]第1の磁極片302は、円柱状ポスト310(第1の磁極)及びリム336を備えており、チャネル308がポスト310の外側表面及びリム336の内側表面により画成されるようになっている。ポスト310及びリム336は、第1の磁極片302の下側で、それぞれ全体として平坦なポスト合せ表面312及び全体として平坦なリム合せ表面338で終端している。
[0033]ボビン巻線アセンブリ304は、環状ボビン314、1次巻線318及び2次巻線322を備える。ボビン314は、誘電体プラスチック等の如き剛性の絶縁材料で形成され、このボビン314の中心にこのボビン314の長手方向に延長するボビン開口316を画成している。ボビン314は、このボビン314の上部及び底部の周りにフランジ332を備えており、これらフランジ332は、ボビン開口316から半径方向に延出している。ボビン314の長さは、1次巻線318及び2次巻線322がフランジ332の間に画成されたチャネル308における巻線区域内に保持されるようなサイズとされている。ある幾つかの実施形態では、ボビン314は、ボビン114に対応するサイズ及び形状とされており、1次巻線318は、導電性箔(例えば、絶縁積層箔)の単一巻回からなり、2次巻線322は、導電性線の複数巻回(絶縁銅線の7巻回)からなり、別の仕方として、1次巻線318は、例えば、インターリーブ型設計にて使用される導電性箔の2巻回からなり、2次巻線322は、絶縁銅線の14巻回からなる。他の実施形態では、1次巻線318及び/又は2次巻線322は、異なる数の巻回からなり及び/又は異なる導電性材料で形成することもできる。ある特定の実施形態では、2次巻線322は、ボビン構造体内に閉じ込められ、例えば、ボビン314は、プラスチックで形成され、そのプラスチックの中に2次巻線322を閉じ込め、リードをそのプラスチックから延出させるようにすることができる。
[0034]ボビン314は、更に、ボビン314の中心から直角に延出する感知変成器ベース335を備える。この感知変成器ベース335は、感知変成器アセンブリ370を支持するに適当なサイズとされ形状とされている。ある幾つかの実施形態では、2次巻線322は、感知変成器ベース335を通して延長する2次巻線リード324で終端している。
[0035]感知変成器アセンブリ370は、環状感知変成器ボビン340、第1の感知変成器フレーム部材350(「フレーム部材350」)及び第2の感知変成器フレーム部材380(「フレーム部材380」)を備える。ボビン314と同様に、感知変成器ボビン340は、誘電体プラスチック等の如き剛性の絶縁材料で形成され、感知変成器ボビン340の中心でこの感知変成器ボビン340の長手方向に延長する感知変成器ボビン開口342を画成している。感知変成器ボビン340は、上部及び底部周囲の周りで感知変成器ボビン開口342から延出するフランジ358を備えている。
[0036]感知変成器ボビン340には、感知変成器ベース335を全体として通して延長する感知変成器2次巻線リード348で終端する感知変成器2次巻線346が巻かれている。感知変成器2次巻線346は、銅線の如き導電性線で形成されており、ある幾つかの実施形態では、百程度の巻回数(例えば、150巻回)からなる。ある特定の実施形態では、2次巻線346は、感知変成器ボビン構造体内に閉じ込められ、例えば、感知変成器ボビン340は、プラスチックで形成され、そのプラスチック内に、2次巻線348を閉じ込め、感知変成器2次巻線リード348をそのプラスチックから延出させるようにすることができる。
[0037]第1及び第2の1次脚部317及び319が、1次巻線318から延出しており、これら各々は、感知変成器ボビン340の対向側の周りに1/2巻回巻線を形成しており、これにより、全感知変成器ボビン340の周りに単一巻回巻線を形成している。これら1次脚部317及び319は、更に、感知変成器ベース335を通して延長して、それぞれ1次巻線リード320及び321にて終端している。ボビン314の長さは、1次脚部317及び319、及び感知変成器2次巻線346が、フランジ358の間に画成された感知変成器巻線区域内に保持されるようなサイズとされている。
[0038]フレーム部材350及び380は、全体としてE字形状とされており、フェライトの如き磁性材料(例えば、MnZnFe、NiZnFe等)で形成される。ある幾つかの実施形態では、フレーム部材350は、円柱状中心ポスト352(第1の感知変成器磁極)を備えており、この円柱状中心ポスト352は、感知変成器ボビン開口342を通してフレーム部材380の円柱状中心ポスト382(第2の感知変成器磁極)と合わせられ、感知変成器アセンブリ370内にコア(即ち、図4に関して以下に説明するような感知変成器コア404)を形成する。それに加えて、感知変成器ベース335は、3つの切欠き386を画成しており、これら切欠き386は、中心ポスト352及び382並びにフレーム部材350及び380の外部脚部がそれら切欠き386を通して合わせられるように適当なサイズとされ且つ離間されている。フレーム部材350及び380の外部脚部は、例えば、エポキシ、結合材、シリコーン接着剤等の如き接着材により、互いに固着される。
[0039]中心ポスト352及び382は、各々、それぞれ、互いに対して同一平面にて合わせられる(即ち、空気ギャップ無しで)全体として平坦な合せ表面354及び384で終端している。これら合せ表面354及び384は、エポキシ、結合材、シリコーン接着剤等の如き接着材により、互いに対して固着される。ある幾つかの代替実施形態では、感知変成器コア内に空気ギャップを与えるため、非導電性発泡体又は同様の材料が合せ表面354及び384の間に保持され、他の代替実施形態では、空気ギャップは、どのような材料をも使用せずに合せ表面354及び384の間に維持される(即ち、合せ表面354及び384は、離間される)。中心ポスト352/358は、1次脚部317/319及び2次巻線346と共に、感知変成器(即ち、図4に関して以下に説明されるような感知変成器408)を形成する。
[0040]第1の磁極片302と同様に、第2の磁極片306は、フェライトの如き磁性材料で形成され、ボビン巻線アセンブリ304を受け入れるようなサイズとされたチャネル328及び切欠き部329を画成している。チャネル328は、環状形状とされ、切欠き部329に通じている。切欠き部329は、チャネル328から第2の磁極片306のエッジまで延出しており、感知変成器巻線アセンブリ370が、以下に更に説明するように、合わせられた第1及び第2の磁極片302/306の外側に保持されるような適当なサイズとされ、形状とされている。
[0041]第2の磁極片306は、円柱状ポスト326(第2の磁極)及びリム327を備えており、チャネル328が、そのポスト326の外側表面及びそのリム327の内側表面により画成されるようになっている。リム327は、第1の磁極片302のリム合せ表面338と合わせられる全体として平坦なリム合せ表面331で終端しており、感知変成器アセンブリ370を除くボビン巻線アセンブリ304の部分が、これらリム336及び327により取り囲まれるようになっている。ポスト326は、ボビン開口316を通してポスト合せ表面312と合わせられる全体として平坦なポスト合せ表面330で終端している。ポスト310及び326は、ボビン開口316を通して電力変成器コア(即ち、図4に関して以下に説明されるようなコア402)を形成し、1次巻線318及び2次巻線322と共に、電力変成器(即ち、図4に関して以下に説明するような電力変成器406)を形成する。ある幾つかの実施形態では、ポスト合せ表面312及び330は、同一平面にて合わせられ、エポキシ、結合材、シリコーン接着剤等の如き接着材により、互いに固着される。他の実施形態では、ポスト合せ表面312及び330は、それぞれリム合せ表面338及び331から凹まされる。このような実施形態では、ポスト310及び326の間にスペース(変成器コア内の空気ギャップ)を維持するため、ポスト合せ表面312及び330の間に非導電性発泡体又は同様の材料が保持される。ある幾つかの代替実施形態では、空気ギャップは、ポスト合せ表面312及び330の間にどのような材料も使用せずに形成される(即ち、それら合せ表面312及び330は、離間される)。
[0042]第1の磁極片302は、第2の磁極片306に合わせられた第1の磁極片302を保持するためのフランジ362を備えるU字形状のクリップ360により、第2の磁極片306に固定される。付加的に又は代替的に、第1の磁極片302は、ねじ、ボルト、結合接着材、スナップ機構、クリップ等の如き1つ以上の他の機械的手段により、第2の磁極片306に固定される。第1の磁極片302及び/又は第2の磁極片306は、矩形形状として示されているが、前述した特徴を備える任意の形状とすることができる。
[0043]本発明の1つ以上の実施形態によれば、一体型感知変成器アセンブリ300は、電力変成器(即ち、それぞれ1次巻線318及び322と、及びポスト310及び326により形成される電力変成器コアと、により形成される変成器)と、電流感知変成器(即ち、1次脚部317/319及び2次巻線346と共に中心ポスト352及び382により形成される変成器)と、を一体化しているものである。感知変成器ボビン340の対向側の周りの各1次脚部317及び319の1/2巻回巻線は、単一巻回巻線を形成しており、1次巻線318を通して流れる電流が、感知変成器2次巻線346と電磁気的に結合するようになっている。それから、感知変成器2次巻線346を通してその結果生ずる電流は、その電力変成器の1次巻線318を通して流れる電流のレベルを決定するのに測定される。
[0044]図4は、本発明の1つ以上の実施形態による、図3の4−4線にそって取られた、組み立てられた一体型変成器アセンブリ300の横断面図である。ボビン314は、それぞれ第1の磁極片302及び第2の磁極片306に亘ってチャネル308及び328内に保持されている。ボビン314のフランジ332は、そのボビン314の周りに巻線区域を画成しており、この巻線区域内で、1次巻線318及び2次巻線322が巻かれている。図3に関して前述したように、1次巻線318は、導電性箔の「P」巻回からなり、2次巻線322は、導電性線(銅線の如き)の「S」巻回からなる。1対上の代替実施形態では、1次巻線318及び/又は2次巻線322は、より少ない又はより多い巻回からなり、及び/又は異なる導電性材料で形成することができる。2次巻線322は、感知変成器ベース335を通して延長する2次巻線リード324で終端している。
[0045]リム合せ表面338は、リム合せ表面331と同一平面にて合わせられている。ある幾つかの実施形態では、リム合せ表面338及び331は、シリコーン接着剤又は同様のエポキシの如き接着材により、互いに固着される。内側合せ表面312及び330の間に、非導電性発泡体433(又は、同様の材料)が保持され、例えば、組立中に、発泡体433が内側合せ表面312及び330の間に流体として付与され、その後に、固い材料へと硬化される。ある幾つかの代替実施形態では、内側合せ表面312及び330の間の空気ギャップは、どのような材料をも使用せずに維持される(即ち、合せ表面312及び330は、離間される)。他の代替実施形態では、内側合せ表面312及び330は、同一平面にて合わせられ、ある幾つかのこのような実施形態では、内側合せ表面312及び330は、シリコーン接着剤又は同様のエポキシにより、互いに固着される。
[0046]ポスト310及び326は、電力変成器コア402を形成しており、1次巻線318及び2次巻線322と共に、変成器アセンブリ300の電力変成器406を形成している。ある幾つかの実施形態では、電力変成器406は、前述した変成器204と同様であることができる。
[0047]感知変成器ベース335及び1次脚部317及び319は、切欠き部309及び329により形成されたチャネルを通して延長している。感知変成器ボビン340は、感知変成器ベース335の上に座しており、合わせられたフレーム部材350及び380の間に保持されており、ある幾つかの実施形態では、フレーム部材350は、例えば、ねじ、ボルト、接着剤、スナップ機構、クリップ又は同様の機械的手段により、感知変成器ベース335に固定される。合せ表面354及び384は、同一平面にて合わせられ、中心ポスト352及び382が感知変成器ボビン開口342を通して感知変成器コア404を形成するようになっている。ある幾つかの実施形態では、合せ表面354及び384は、例えば、接着材により、互いに固着されている。ある幾つかの代替実施形態では、感知変成器コア404内に空気ギャップを与えるため、非導電性発泡体(又は同様の材料)の如き材料が合せ表面354及び384の間に保持され、他の代替実施形態では、空気ギャップは、合せ表面354及び384の間にどのような材料をも使用せずに維持される(即ち、合せ表面354及び384は、離間される)。感知変成器コア404は、脚部317/319による1/2巻回巻線及び感知変成器2次巻線346と共に、電流感知変成器408を形成している。
[0048]感知変成器ボビン340のフランジ358は、感知変成器ボビン340の周りに巻線区域を画成しており、この巻線区域内に、感知変成器2次巻線346が巻かれている。図3に関して前述したように、感知変成器2次巻線346は、銅線の如き導電性線で形成されており、ある幾つかの実施形態では、百程度の巻回数からなっている。感知変成器2次巻線346は、感知変成器ベース335を通して延長する感知変成器2次巻線リード348で終端している。
[0049]1次脚部317及び319の各々は、感知変成器ボビン340の対向側の周りに1/2巻回巻線を形成しており、感知変成器ボビン340の周りに単一巻回巻線となっている。1次脚部317及び319は、感知変成器ベース335を貫通して、それぞれ1次巻線リード320及び321で終端している。
[0050]クリップ360は、第1の磁極片302及び第2の磁極片306が合せ固定状態に保たれるようにするため、第1の磁極片302及び第2の磁極片306を保持する。
[0051]図5は、本発明の1つ以上の実施形態による組み立てられた一体型変成器アセンブリ300の斜視図である。第1の磁極片302及び第2の磁極片306は、クリップ360により同一平面にて合わせられ固定されている。感知変成器ベース335及び感知変成器アセンブリ370は、切欠き部309/329を通して、合わせられた第1の磁極片302及び第2の磁極片306の側面から水平に延出している。感知変成器ボビン340は、感知変成器ベース335により支持されており、前述したように、フレーム部材350/380の間に保持されている。ポスト352及び382は、感知変成器ボビン開口342内へと延びて感知変成器コア404を形成している。
[0052]感知変成器2次巻線346は、感知変成器ボビン340の周りに巻かれており、感知変成器ベース335を通して延びる感知変成器2次巻線リード348で終端している。1次脚部317及び319は、切欠き部309/329により形成されたチャネルを通して延長し、各々、感知変成器ボビン340の対向側の周りに1/2巻回巻線を形成し、全感知変成器ボビン340の周りの単一巻回巻線となっている。1次脚部317及び319は、感知変成器ベース335を貫通して、それぞれ1次巻線リード320及び321で終端している。更に又、2次巻線リード324は、合わせられた磁極片302/306内のボビン314から感知変成器ベース335を通して延長している。
[0053]図6は、1つ以上の代替実施形態による組み立てられた一体型変成器アセンブリ600の斜視図である。この一体型変成器アセンブリ600は、感知変成器アセンブリ370を除いて、一体型変成器アセンブリ300と同じ構成部分及び構造を備えている。
[0054]この一体型変成器アセンブリ600では、第1の磁極片302及び第2の磁極片306は、同一平面にて合わせられており、クリップ360により固定されている。感知変成器ベース335は、切欠き部309及び329により形成されたチャネルを通して且つ合わせられた第1の磁極片302及び第2の磁極片306から水平に延出している。合わせられたフレーム部材350/380及び感知変成器ボビン340は、合わせられた第1の磁極片302及び第2の磁極片306の側面に対して直角方向に配向されている(即ち、ボビン340は、感知変成器ベース335と同一平面にある)。合わせられたフレーム部材350/380は、例えば、ねじ、ボルト、接着剤、スナップ機構、クリップ又は同様の機械的手段により、感知変成器ベース335に固定される。合わせられた中心ポスト352/382は、感知変成器ボビン開口342を通して延長して、感知変成器コア404を形成している。
[0055]感知変成器2次巻線346は、感知変成器ボビン340の周りに巻かれており、感知変成器ベース335を通して延長する感知変成器2次巻線リード348で終端している。1次脚部317及び319は、切欠き部309及び320により形成されたチャネルを通して延長している。1次脚部317及び319の各々は、感知変成器ボビン340の方へ90°の角度で曲げられ、結合されたフレーム部材350/380及び感知変成器ボビン340の間を通過して、感知変成器ボビン340の対向側の周りの1/2巻回巻線を形成している(即ち、1次脚部317及び319は、全感知変成器ボビン340の周りに単一巻回巻線を形成している)。1次脚部317及び319は、感知変成器ベース335を貫通して、それぞれ1次巻線リード320及び321で終端している。更に又、2次巻線リード324は、合わせられた磁極片302/306内のボビン314から感知変成器ベース335を通して延長している。
[0056]図7は、本発明の1つ以上の実施形態を使用する、太陽光発電されたDC電力をAC電力へと転換するためのシステム700のブロック図である。この図は、本発明を利用しうる多数の可能性のあるシステム構成及び装置のうちの1つの態様を示すだけのものである。本発明は、DC/DC変換器、DC/AC変換器等の如き、変成器及びこの変成器を通して電流レベルを測定するための手段を必要とする任意のシステム又は装置において使用することができる。ある幾つかの代替実施形態では、システム700は、受け取られた太陽光エネルギーをDC電力へと変換するための、DC/ACインバータでなくDC/DC変換器を備える。このような実施形態では、これらDC/DC変換器は、各々、本発明による一体型変成器アセンブリを備える。
[0057]システム700は、集約してインバータ702と称される複数のインバータ702−1、702−2、702−3・・・702−N、集約してPVモジュール704と称される複数のPVモジュール704−1、704−2、704−3・・・704−N、制御器706、ACバス708、及び負荷センター710を備える。
[0058]各インバータ702−1、702−2、702−3・・・702−Nは、それぞれ、PVモジュール704−1、704−2、704−3・・・704−Nに結合される。インバータ702は、ACバス708を経て制御器706に結合される。制御器706は、インバータ702の動作制御を行うためインバータ702と通信することができる。インバータ702は、更に、ACバス708を介して負荷センター710に結合される。
[0059]インバータ702は、PVモジュール704により発生されたDC電力を、商用電力グリッド(電力網)に遵守したAC電力へと変換し、このAC電力を負荷センター710へと結合する。発生されたAC電力は、更に、負荷センター710から1つ以上の機器及び/又は商用電力グリッドへと結合される。付加的に又は代替的に、発生されたエネルギーは、その後の使用のため蓄電され、例えば、その発生されたエネルギーは、バッテリー、加熱水、揚水、HO−水素変換等を利用して蓄電される。
[0060]インバータ702の各々は、DC電力をAC電力へと変換するのに使用される一体型変成器アセンブリ300を備える(即ち、インバータ702−1、702−2、702−3・・・702−Nは、それぞれ、一体型変成器アセンブリ300−1、300−2、300−3・・・300−Nを備える)。例えば、一体型変成器アセンブリ300は、電力変成器406及び電流感知変成器408を備えており、ここで、電力変成器406は、インバータ702の電力変換ステージ内で使用され、一方、電流感知変成器408は、その電力変換を適当に制御するためその電力変成器を通して流れる電流を測定する。ある幾つかの代替実施形態では、インバータ702のうちの1つ以上のものは、一体型変成器アセンブリ300でなく一体型変成器アセンブリ600を備える。他の代替実施形態では、インバータ702のうちの1つ以上のものは、一体型変成器アセンブリ300の代わりに、変成器アセンブリ100の如き変成器及び別個の電流感知変成器を備える。
[0061]ある幾つかの実施形態では、DC/DC変換器は、各PVモジュール704と各インバータ702との間に結合される(例えば、PVモジュール704当たり1つの変換器)。別の仕方として、複数のPVモジュール704が単一のインバータ702(中央集中インバータ)に対して結合され、ある幾つかのこのような実施形態では、DC/DC変換器がPVモジュール704と中央集中インバータとの間に結合される。
[0062]図8は、本発明の1つ以上の実施形態による変成器を形成するための方法800のフロー図である。この方法800は、変成器204又は変成器406の如き、低背並びに低磁気損失及び銅損を示す効率の良い変成器を設計し形成するのに使用される。
[0063]この方法800は、ステップ802で始まり、ステップ804へと進む。ステップ804にて、変成器に対して望むインダクタンスが決定される。この方法800は、ステップ806に進み、そこで、巻線構造が選択される。1次巻線の巻回数が選択され(例えば、1又は2巻回)、並びに、2次巻線の対応する巻回数が選択される。ある幾つかの実施形態では、1次巻線は、導電性箔(絶縁積層箔の如き)の1巻回であるように選択され、2次巻線は、絶縁銅線の7巻回であるように選択される。他の実施形態では、1次巻線は、例えば、インターリーブ型設計にて使用される導電性箔の2巻回であるように選択され、2次巻線は、絶縁銅線の14巻回であるように選択される。1次及び2次巻線は、ボビン114又はボビン314の如き環状ボビンの周りに巻かれる。
[0064]方法800は、ステップ808へ進む。ステップ808にて、変成器の磁気コアのコア直径が選択される。このコア直径は、1次巻線の巻回数が1又は2の時に、望むインダクタンスが効率的に達成されるように選択され、ある幾つかの実施形態では、1次巻線が1巻回を有し、2次巻線が7巻回を有し、コア横断面面積が6cmである時に、3.6マイクロヘンリーのインダクタンスが達成される。変成器コア直径は、コア損失が巻線損失に匹敵するようにして望むインダクタンスが達成されるように選択され、ある幾つかの実施形態では、変成器コア直径は、20mm程度であるように選択される。このような構成とすることにより、コア横断面に比較して巻線区域が小さくされ、従って、低背並びに低磁気損失及び銅損であるような変成器とされる。1つの実施形態では、変成器は、15mmより低い高さで99%の効率で225W(即ち、2.25Wの損失)を処理するように設計される。
[0065]方法800は、ステップ810へと進み、そこで、変成器は、それら選択されたパラメータに従って形成される。それから、方法800は、ステップ812に進み、そこで終了する。
[0066]本発明の実施形態の前述の説明は、説明したような種々な機能を果たす多くの素子、装置、回路及び/又はアセンブリを含んでいる。これらの素子、装置、回路及び/又はアセンブリは、それぞれ前述したような機能を果たすための手段の典型的な実施例である。
[0067]本発明の実施形態について前述してきたのであるが、本発明の基本的範囲から逸脱せずに、本発明の他の更なる実施形態が考えられるのであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲により決定されるものである。

Claims (14)

  1. 感知変成器と、前記感知変成器に物理的に且つ電磁気的に結合された電力変成器とを具備する一体型変成器アセンブリであって、
    前記感知変成器は、
    中心ポストを有する感知変成器磁気コアと、
    前記感知変成器磁気コアの前記中心ポストの周りに巻かれ、第2の導電性材料からる複数の巻回を備える感知変成器2次巻線と、
    を備えており、
    前記電力変成器は、
    電力変成器磁気コアと、
    前記電力変成器磁気コアの周りに巻かれ、第1の導電性材料からなる1つ又は2つの巻回を備える電力変成器1次巻線と、
    前記電力変成器磁気コアの周りに巻かれた電力変成器2次巻線であって、前記電力変成器1次巻線の第1の端部及び前記電力変成器1次巻線の第2の端部が、感知変成器1次巻線を形成するように前記感知変成器磁気コアの前記中心ポストの対向側に沿って配置され、前記第1の端部及び前記第2の端部が前記電力変成器1次巻線の対向側である、前記電力変成器2次巻線と、
    を備える、一体型変成器アセンブリ。
  2. 前記第1の端部及び第2の端部は、前記感知変成器1次巻線の単一巻回を形成する、請求項1に記載の一体型変成器アセンブリ。
  3. 前記第1の部及び第2の部は、前記感知変成器1次巻線の前記単一巻回を形成するため、各々、前記感知変成器磁気コアの前記中心ポストの対向側において2分の1の巻線巻回を形成する、請求項2に記載の一体型変成器アセンブリ。
  4. 電力変成器ボビンを更に具備し、
    (i)前記電力変成器磁気コアは、前記電力変成器ボビンの開口内に配設されており、(ii)前記電力変成器1次巻線及び前記電力変成器2次巻線は、前記電力変成器ボビンの周りに巻かれており、(iii)前記電力変成器ボビンのフランジが前記感知変成器を支持するためのベースとして延長している、請求項1に記載の一体型変成器アセンブリ。
  5. 前記電力変成器磁気コアは、合わせられた第1の磁極片及び第2の磁極片を形成するように合わせられる第1の磁極片及び第2の磁極片から形成され、前記電力変成器ボビンは、前記合わせられた第1の磁極片及び第2の磁極片内に保持される、請求項4に記載の一体型変成器アセンブリ。
  6. 前記第1の磁極片及び前記第2の磁極片は、それぞれ第1の磁極及び第2の磁極を備えており、前記第1の磁極及び前記第2の磁極は、前記電力変成器磁気コアを形成する、請求項5に記載の一体型変成器アセンブリ。
  7. 前記第1の磁極及び前記第2の磁極は、空気ギャップを維持するように互いに離間されている、請求項6に記載の一体型変成器アセンブリ。
  8. 前記ベースは、前記合わせられた第1の磁極片及び第2の磁極片を通して延長し、前記合わせられた第1の磁極片及び第2の磁極片の外部に配設される、請求項5に記載の一体型変成器アセンブリ。
  9. 前記感知変成器磁気コアは、第1のフレーム部材及び第2のフレーム部材から形成され少なくとも一つの前記第1のフレーム部材又は前記第2のフレーム部材は、実質的にE字形状とされており、前記感知変成器のボビンは、前記第1のフレーム部材と前記第2のフレーム部材との間に保持される、請求項4に記載の一体型変成器アセンブリ。
  10. 前記第1のフレーム部材及び前記第2のフレーム部材は、合わせられ前記電力変成器1次巻線の前記第1の端部は前記合わせられた第1のフレーム部材及び第2のフレーム部材内の第1の開口を通過し、前記電力変成器1次巻線の前記第2の端部は、前記合わせられた前記第1のフレーム部材及び第2のフレーム部材内の第2の開口を通過する、請求項9に記載の一体型変成器アセンブリ。
  11. 前記第1のフレーム部材及び前記第2のフレーム部材は、前記ベースを通して合わせられる、請求項9に記載の一体型変成器アセンブリ。
  12. 前記第2の導電性材料からなる複数の巻回は百程度であり、前記電力変成器2次巻線は、7つの巻回を備える、請求項1に記載の一体型変成器アセンブリ。
  13. 前記第1の導電性材料は、積層箔であり、前記第2の導電性材料は、絶縁銅線である、請求項2に記載の一体型変成器アセンブリ。
  14. 前記感知変成器は、前記ベースに対してほぼ直角又はほぼ平行に保持されることができる、請求項4に記載の一体型変成器アセンブリ。
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