JP5803880B2 - ディスクブレーキ振動推定方法およびディスクブレーキ振動推定装置 - Google Patents

ディスクブレーキ振動推定方法およびディスクブレーキ振動推定装置 Download PDF

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Description

本発明は、ディスクブレーキ振動推定方法およびディスクブレーキ振動推定装置に関する。
ディスクブレーキは、液圧シリンダの液圧によりパッドを回転するディスクロータに接触させて、制動トルクを発生する。ディスクブレーキでは、回転するディスクロータにパッドが接触することで振動が発生し、回転するディスクロータとパッドが共振することでいわゆるブレーキ鳴きが発生する。ここで、ブレーキ鳴きの振動モードとして、面外振動モードと面内振動モードとがある。面外振動モードは、ディスクロータのパッドが接触する摩擦面が回転軸と同じ方向に振幅するモードである。面内振動モードは、ディスクロータの摩擦面がディスクロータの周方向に振動するモードである。
面外振動モードのみに対応するブレーキ鳴きを推定する技術は、従来から提案されている。また、面内振動モードに着目して、ディスクロータの固有振動数を推定する方法も提案されている(特許文献1)。
特開2004−19715号公報
上述のように、面内振動モードもブレーキ鳴きを構成する1つの要因であるため、面内振動モードにおけるディスクブレーキの振動を推定することが要望されている。また、面外振動モードおよび面内振動モードの両方の振動モードにおけるディスクブレーキの振動を推定することができれば、ディスクブレーキのモデルを作成して、シミュレーションによりブレーキ鳴きの推定を行うことができるので、ブレーキ鳴きを抑制したディスクブレーキを設計することも可能となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、面内方向におけるディスクブレーキの振動を推定することができるディスクブレーキ振動推定方法およびディスクブレーキ振動推定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、回転するディスクロータにパッドを接触させることで制動力を発生するディスクブレーキの前記ディスクロータと前記パッドの接触時における振動を推定するディスクブレーキ振動推定方法であって、少なくとも前記ディスクロータ、前記パッドに関する物理量である入力物理量を取得する手順と、少なくとも前記取得した入力物理量と、前記ディスクロータと前記パッド間の接触剛性の変動とに基づいて、前記ディスクロータの周方向である面内方向における前記ディスクブレーキの振動を推定する手順と、を含むことを特徴とする。
また、上記ディスクブレーキ振動推定方法において、前記ディスクブレーキの振動を推定したのち、前記推定開始から所定時間後の変位あるいは変位に起因する値に基づいて、少なくとも前記面内方向における前記ディスクブレーキの鳴きを判定する手順をさらに含むことが好ましい。
また、上記ディスクブレーキ振動推定方法において、前記ディスクブレーキの振動を推定する手順は、下記の数式1に基づいて行われることが好ましい。
ここで、[M]は前記ディスクブレーキの質量行列、[K]は前記ディスクブレーキの剛性行列、[U]は前記ディスクロータと前記パッド間の接触剛性行列、ωは前記面内方向における前記ディスクブレーキの振動時における前記パッドの振動モードに対応するパッド固有振動数、xは前記ディスクブレーキの変位である。
また、上記ディスクブレーキ振動推定方法において、前記接触剛性行列は、前記パッドの面圧分布および前記パッドのモードベクトルに基づくことが好ましい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、回転するディスクロータにパッドを接触させることで制動力を発生するディスクブレーキの前記ディスクロータと前記パッドの接触時における振動を推定するディスクブレーキ振動推定装置であって、少なくとも前記ディスクロータ、前記パッドに関する物理量である入力物理量を取得する入力物理量取得手段と、少なくとも前記取得した入力物理量と、前記ディスクロータと前記パッド間の接触剛性の変動とに基づいて、前記ディスクロータの周方向における前記ディスクブレーキの振動を推定する振動推定手段と、前記推定された前記ディスクブレーキの振動を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかるディスクブレーキ振動推定方法およびディスクブレーキ振動推定装置は、少なくとも面内方向におけるディスクブレーキの振動を推定することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法を実行するディスクブレーキ振動推定装置の構成例を示す図である。 図2は、本実施形態1に係るディスクブレーキ振動推定方法のフローチャートを示す図である。 図3は、面圧と圧縮変位との関係を示す図である。 図4は、面内1次モードを再現した場合と面内1次モードを推定した場合の比較結果を示す図である。 図5は、本実施形態2に係るディスクブレーキ振動推定方法のフローチャートを示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法は、少なくとも面内振動モードにおけるディスクブレーキの振動を推定、およびディスクブレーキの振動がブレーキ鳴きのレベルであるか否かの鳴き判定をディスクブレーキ振動推定装置により行わせるものである。図1は、本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法を実行するディスクブレーキ振動推定装置の構成例を示す図である。
ディスクブレーキ振動推定装置1は、ディスクブレーキ100を対象として、回転するディスクロータ104にパッド102,103を接触させることで制動力を発生する際に、ディスクロータ104とパッド102,103の接触時における振動、すなわち本実施形態では面内振動モードにおけるディスクブレーキ100の振動を推定と、ディスクブレーキ100の振動がブレーキ鳴きのレベルであるか否かの鳴き判定を行うものであり、処理手段である処理部3と記憶部2とを含んで構成されている。ディスクブレーキ振動推定装置1には、入出力装置4が接続されており、ここに備えられた入力手段41は、入力物理量の入力や、記憶部2および処理部3に指令、例えば処理部3にディスクブレーキ振動推定方法を実行させる指令などを与えるものである。ここで、入力手段41には、キーボード、マウス、マイク等の入力デバイスを使用することができる。なお、ディスクブレーキ振動推定装置1が入力物理量を取得する方法は、入力手段41のみならず、例えば、予め入力物理量が記憶部2に記憶されている、あるいは有線・無線を介して外部記憶手段に記憶されている入力物理量を図示しない入出力インターフェース・通信インターフェースを介して取得しても良い。
ここで、ディスクブレーキ100は、キャリパー101に取り付けられたパッド102,103がディスクロータ104を挟んでディスクロータ104の回転軸方向において対向して配置されている。キャリパー101内には、図示しない液圧シリンダが設けられており、液圧シリンダが発生する押圧力によりパッド102,103間の距離が縮まり、図示しない車輪と一体回転するディスクロータ104に、パッド102,103がそれぞれ接触することで摩擦力が発生する。発生した摩擦力は、キャリパー101に対してディスクロータ104の回転方向と反対方向に作用することで、図示しない車両を減速する制動力となる。つまり、ディスクブレーキ100は、制動力を発生するものである。なお、105は、マウンティングブラケットであり、キャリパー101、パッド102,103をディスクロータ104に対して回転軸方向に移動可能に支持するものである。また、106は、ディスクロータ104が固定されるハブである。
記憶部2には、ディスクブレーキ100の振動の推定を実現する本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法が組み込まれたディスクブレーキ振動推定プログラムが格納されている。ここで、記憶部2は、ハードディスク装置等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光磁気ディスク装置、またはフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ(CD−ROM等のような読み出しのみが可能な記憶媒体)や、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ等のストレージ手段、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
ここで、上記ディスクブレーキ振動推定プログラムは、必ずしも単一的に構成されるものに限られず、コンピュータシステムにすでに記憶されているプログラム、例えばOS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものであっても良い。また、図1に示す処理部3の機能を実現するためのディスクブレーキ振動推定プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶して、この記録媒体に記録されたディスクブレーキ振動推定プログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法を実行しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
処理部3は、RAM、ROM等のメモリとCPU(Central Processing Unit)とにより構成されている。ディスクブレーキ100の振動を推定する際には、上記のようにディスクブレーキ振動推定装置1に入力された入力物理量に基づいて、処理部3が上記ディスクブレーキ振動推定プログラムを処理部3の図示しないメモリに読み込んで演算を行う。なお、処理部3は、適宜演算途中の数値を記憶部2に格納し、格納した数値を適宜記憶部2から取り出して演算を行う。また、処理部3は、上記ディスクブレーキ振動推定プログラムの替わりに専用のハードウェアにより実現されるものであっても良い。処理部3が演算することで作成されたディスクブレーキ100の振動の推定結果やブレーキ鳴きの判定結果などは、入出力装置4の表示手段42により表示される。ここで、表示手段42には、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等を使用することができる。また、ディスクブレーキ100の振動の推定結果やブレーキ鳴きの判定結果などは、図示しないプリンタに出力することができる。また、記憶部2は、処理部3内に設けられていても良いし、他の装置(例えば、データベースサーバ)内に設けられていても良い。また、入出力装置4を備えた図示しない端末装置から、ディスクブレーキ振動推定装置1に有線、無線のいずれかの方法でアクセスすることができる構成であっても良い。
処理部3は、入力物理量取得部31と、振動推定部32と、鳴き判定部33とを含んで構成されている。
入力物理量取得部31は、入力手段41により入力された入力物理量あるいはすでに記憶部2に記憶されている入力物理量を取得するものである。ここで、入力物理量は、キャリパー101、パッド102、パッド103、ディスクロータ104、マウンティングブラケット105、ハブ106に関する情報、例えば、各部品の寸法、質量、材料、慣性モーメント、縦弾性係数、せん断弾性係数などである。
振動推定部32は、入力物理量を取得し、取得された入力物理量と、ディスクロータ104とパッド102,103間の接触剛性の変動とに基づいてディスクブレーキ100の振動を推定する。本実施形態では、振動推定部32は、入力物理量と、下記の数式1とに基づいて、ディスクブレーキ100の振動を推定する。
ここで、[M]はディスクブレーキ100の質量行列、[K]はディスクブレーキ100の剛性行列、[U]はディスクロータ104とパッド102,103間の接触剛性行列、xはディスクブレーキ100の変位、cosωtは周期関数、ωは面内方向でのディスクブレーキ100の振動時におけるパッド102,103の面内振動モード、例えば面内1次モードに対応するパッド固有振動数である。
鳴き判定部33は、上記振動推定部32によりディスクブレーキ100の振動を推定したのち、本実施形態では、推定開始から所定時間後の変位に基づいて、面内方向におけるディスクブレーキ100の鳴きを判定する。鳴き判定部33は、具体的には、推定開始から所定時間t経過後の判定対象となるディスクロータ104のFFTモデルにおける所定節点の変位xが基準値umax以上であるか否かを判定し、基準値umax以上である場合に面内方向におけるディスクブレーキ100の鳴きが発生すると判定する。
次に、ディスクブレーキ振動推定装置1によるディスクブレーキ振動推定方法について説明する。図2は、実施形態1に係るディスクブレーキ振動推定方法のフローチャートを示す図である。図3は、面圧と圧縮変位との関係を示す図である。
まず、ディスクブレーキ振動推定方法は、図2に示すように、処理部3の入力物理量取得部31が入力物理量を取得する(ステップST11)。
次に、処理部3は、ディスクブレーキ100の質量行列[M]、ディスクブレーキ100の剛性行列[K]、パッド102,103の質量行列[Mp]、パッド102,103の剛性行列[Kp]を生成する(ステップST12)。ここでは、まず、処理部3は、上記入力物理量取得部31により取得した入力物理量に基づいてモデル、本実施形態では、有限要素法(FEM)に基づく有限要素モデルをキャリパー101、パッド102,103、ディスクロータ104、マウンティングブラケット105、ハブ106ごとに作成し、これらを組み合わせることで、ディスクブレーキ100のモデルを生成する(図1参照)。次に、ディスクブレーキ100の全体のモデルから質量行列[M]、剛性行列[K]を生成するとともに、パッド102,103のモデルから質量行列[Mp]、剛性行列[Kp]を生成する。なお、ディスクブレーキ100のモデルは、予め生成されていても良い。この場合、入力物理量取得部31は、予め生成されたディスクブレーキ100のモデルを取得しても良い。
次に、処理部3は、ディスクロータ104とパッド102,103間の接触剛性行列[U]を生成する(ステップST13)。ここでは、処理部3は、下記の数式2に基づいて、接触剛性行列[U]を生成する。接触剛性行列[U]は、ディスクロータ104との接触時におけるパッド102,103の面圧分布と、パッド102,103の振幅の影響を表現することが役割である。
ここで、[E]はディスクロータ104との接触時におけるパッド102,103の面圧分布に基づいた行列、[A]はパッド102,103のモードベクトルに基づく行列である。
行列[E]の生成は、本実施形態では、まず、ディスクブレーキ100のモデルにおいて、パッド102,103のモデルとディスクロータ104のモデルとの接触解析を実施し、パッド102,103のモデルの面圧分布を得る。次に、パッド102,103のモデルを構成する各節点における面圧と、図3に示すように、パッド102,103のうちディスクロータ104との接触面を構成する摩擦材に応じた面圧と圧縮変位との関係とに基づいて、各節点における剛性(面圧と圧縮変位とのグラフの傾き)を求める。次に、各節点の位置と対応する行列[E]の成分位置に、求められた剛性をそれぞれ格納することで、行列[E]を生成する。
行列[A]の生成は、本実施形態では、まず、パッド102,103の質量行列[Mp]、剛性行列[Kp]と、下記の数式3とに基づいてモードベクトルvを求める。次に、求められたモードベクトルvを対角成分に格納し、他の成分位置を0とした対角行列の行列[A]を生成する。
ここで、vは、ディスクロータ104のモデルの推定しようとする面内振動モードに対応するパッド102,103の曲げモード、例えば、面内1次モードの場合はi=1であるので、パッド102,103の1次曲げモードにおけるモードベクトルである。
次に、振動推定部32は、生成された質量行列[M]、剛性行列[K]および接触剛性行列[U]と、下記の数式4とに基づいて計算を実行する(ステップST14)。ここでは、振動推定部32は、数式1を数式4のように、左辺を質量項および剛性項、右辺を時間依存する荷重項、すなわち周期変化項とみなして、過渡応答計算を実施する。
次に、鳴き判定部33は、面内方向におけるディスクブレーキ100の鳴きを判定する(ステップST15)。ここでは、鳴き判定部33は、例えば上記数式1による計算が面内1次モードに対するものである場合は、面内1次モード、すなわちディスクロータ104の周方向に180度ごとに節(節に対して90度のところが腹となる)を持っているブレーキ鳴きが発生したか否かを判定する。本実施形態では、上記振動推定部32による計算の開始、すなわち推定開始から所定時間t経過後の判定対象となるディスクロータ104のモデルにおける所定節点の変位xが基準値umax以上であるか否かを判定し、基準値umax以上である場合に面内1次モードにおけるディスクブレーキ100の鳴きが発生すると判定する。従って、振動推定部32による面内方向におけるディスクブレーキ100の振動を推定した結果、ディスクブレーキ100に面内方向におけるブレーキ鳴きが発生するのか否かを面内方向におけるディスクブレーキ100の振動を推定することで容易に判断することができる。ここで、基準値umaxは、推定対象とするディスクブレーキ100を構成する各要素の形状、寸法、材料、パッド102,103とディスクロータ104との接触時における面圧の大きさ、求めようとする面内振動モードなどに応じて変化するものである。
以上のように、本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法およびディスクブレーキ振動推定装置1では、ディスクロータ104とパッド102,103間の接触剛性の変動に基づいて面内方向におけるディスクブレーキ100の振動を推定、本実施形態では、上記数式1が周期変化項を含み、接触剛性行列[U]に対して周期的な時間変化を許容している。従来は、上記数式1から周期変化項を除いた自励振動現象に基づいた数理モデル(線形振動の方程式)に基づいてディスクブレーキ100の振動を推定したが、このディスクブレーキ100の振動の推定は、面外方向におけるディスクブレーキ100の振動を推定することはできるが、面内方向におけるディスクブレーキ100の振動を推定することは困難であった。パッド102,103は、ディスクロータ104に対して摩擦力によって、ディスクロータ104の接線方向に仕事をし、摩擦力の方向と、ディスクロータ104の面内振動モードの方向とが順方向の場合に仕事が正で摩擦力が大きくなり、逆方向の場合に仕事が負で摩擦力が小さくなるため、仕事の符号および摩擦力の大小の関係が一致すればエネルギー収支が正となり、エネルギー収支が正となる場合に振動が発散することから、パラメータ励振現象に基づいた数理モデル(非線形振動の方程式)に基づいて面内方向におけるディスクブレーキ100の振動を推定することができる。従って、ディスクロータ104とパッド102,103間の接触剛性の変動に基づくことで、ディスクブレーキ100の振動を推定するので、面内方向におけるディスクブレーキ100の振動を推定することができる。なお、上記数式1は、t=0とすることで、従来の自励振動現象に基づいた数理モデルとなることから、面内方向におけるディスクブレーキ100の振動の推定において自励振動現象の影響を考慮することができる。
ここで、本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法により、実際に面内方向におけるディスクブレーキ100の振動の推定が行えることについて説明する。具体的には、検証モデルを作成し、検証モデルにおいて面内1次モードを再現し、数式4の過渡応答計算を実施し、その結果解が発散するか否かを確認する。図4は、面内1次モードを再現した場合と面内1次モードを推定した場合の比較結果を示す図である。検証モデルは、ディスクロータ104の簡易な有限要素モデルであり、六面体一次要素を使用し、回転対象となるようにメッシュを生成した。面内1次モードの再現は、面内1次モードにおける固有振動数(例えば、約8kHz程度)に基づいて現物と一致させて行い、同図に示すような結果を得た。面内1次モードの推定は、0〜0.05秒の間を50000分割し、パッド102,103の加振周波数を面内1次モードにおける固有振動数の倍とし、上記数式4の過渡応答計算を実施したところ、同図に示すように、面内1次モードで解が発散し、面内1次モードの再現に近い結果を得ることができた。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係るディスクブレーキ振動推定方法について説明する。図5は、本実施形態2に係るディスクブレーキ振動推定方法のフローチャートを示す図である。同図に示す実施形態2に係るディスクブレーキ振動推定方法が、図2に示す実施形態1に係るディスクブレーキ振動推定方法と異なる点は、振動推定部32により計算を実行する際に用いられる数式4を縮退した数理モデル(非線形振動の方程式)に基づいて計算を実行する点である。なお、実施形態1,2に係るディスクブレーキ振動推定方法を実行するディスクブレーキ振動推定装置1は同一であるので説明は省略する。また、実施形態2に係るディスクブレーキ振動推定方法は、実施形態1に係るディスクブレーキ振動推定方法と基本的な推定方法と同様であるため、説明を省略あるいは簡略化する。
まず、ディスクブレーキ振動推定方法は、図5に示すように、処理部3の入力物理量取得部31が入力物理量を取得する(ステップST21)。次に、処理部3は、ディスクブレーキ100の質量行列[M]、ディスクブレーキ100の剛性行列[K]、パッド102,103の質量行列[Mp]、パッド102,103の剛性行列[Kp]を生成し(ステップST22)、ディスクロータ104とパッド102,103間の接触剛性行列[U]を生成する(ステップST23)。
次に、振動推定部32は、生成された質量行列[M]、剛性行列[K]および接触剛性行列[U]と、下記の数式5とに基づいて計算を実行する(ステップST24)。ここでは、振動推定部32は、数式1の左辺の固有値計算を実施し、数式1をモード合成法により、ディスクロータ104の応答を決定された計算範囲の振動モードの重ね合わせである数式5とみなして、過渡応答計算を実施する。
ここで、[I]はディスクブレーキ100の質量行列[M]に基づいた単位行列、[λ]はディスクブレーキ100の剛性行列[K]に基づいた対角行列、[V]はモードベクトル行列、ξは後述する数式6における重みである。
ここで、上記数式5の求め方について説明する。まず、計算範囲となる面内振動モードの次数iを決定する。面内振動モードの次数iは、本実施形態において推定しようとする面内振動モードよりも高次であり、かつディスクブレーキ振動推定方法の運用上問題とならない高次の面内振動モード未満である。例えば、面内1次モードや面内2次モードにおけるディスクブレーキ100の振動を推定する場合においては、6次〜8次を面内振動モードの次数iと決定する。
次に、変位[x]をモード座標へ展開することで、下記の数式6を求める。次に、上記決定した1次からi次まので面内振動モードが計算に寄与するとして、数式6をξ・vよりも高次の振動モードに対応する部分を切り捨てた数式を求める。
ここで、ξは重み、vはモードベクトルである。
次に、数式4において左辺の固有値計算を実施するとともに、上記切り捨てた数式の結果を用いて数式4を縮退することで、数式5が求められる。ここで、単位行列[I]は質量行列[M]の左にモードベクトル行列[V]、右にモードベクトル行列[V]をかけた結果である。また、対角行列[λ]は剛性行列[K]の左にモードベクトル行列[V]、右にモードベクトル行列[V]をかけた結果、振動モード1次からi次までのディスクロータ104の固有振動数をそれぞれ対角成分に設定したものである。また、モードベクトル行列[V]は、振動モード1次からi次までのモードベクトルv〜vを並べたものである。
次に、鳴き判定部33は、例えば数式5による計算が面内1次モードに対するものである場合は、面内1次モードにおいてブレーキ鳴きが発生したか否かを判定する(ステップST25)。
以上のように、本実施形態に係るディスクブレーキ振動推定方法およびディスクブレーキ振動推定装置1では、計算範囲の振動モードをi次までとした数式5により計算が実行されるので、上記実施形態1と同様の効果を奏するとともに、行列自由度の低下や逆行列の計算が不要となるので、計算コストを大幅に削減することができる。
なお、上記実施形態1,2では、鳴き判定部33が推定開始から所定時間後の変位に基づいて、面内方向におけるディスクブレーキ100の鳴きを判定するが、本発明はこれに限定されるものではなく、変位に起因する値に基づいて鳴きを判定しても良い。例えば、鳴き判定部33は、上記振動推定部32による計算の開始、すなわち推定開始から所定時間t経過後の判定対象となるディスクロータ104のモデルにおける所定節点の変位xのノルムが基準値xmax以上であるか否かを判定し、基準値xmax以上である場合に、面内方向におけるディスクブレーキ100の鳴きが発生すると判定してもよい。ここで、基準値xmaxは、推定対象とするディスクブレーキ100を構成する各部品の形状、寸法、材料、パッド102,103とディスクロータ104との接触時における面圧の大きさ、求めようとする面内振動モードなどに応じて変化するものである。
また、本実施形態1,2に係るディスクブレーキ振動推定方法をディスクブレーキ100の設計方法に用いることもできる。ディスクブレーキ100の設計方法では、上記ディスクブレーキ振動推定方法において推定された面内方向におけるディスクブレーキ100の振動を抑制するように、ディスクブレーキ100の各部品を設計することとなる。
1 ディスクブレーキ振動推定装置
2 記憶部
3 処理部
31 入力物理量取得部
32 振動推定部
33 鳴き判定部
4 入出力装置

Claims (3)

  1. 回転するディスクロータにパッドを接触させることで制動力を発生するディスクブレーキの前記ディスクロータと前記パッドの接触時における振動を推定するディスクブレーキ振動推定方法であって、
    少なくとも前記ディスクロータ、前記パッドに関する物理量である入力物理量を取得する手順と、
    少なくとも前記取得した入力物理量と、前記ディスクロータと前記パッド間の接触剛性の変動とに基づいて、前記ディスクロータの周方向である面内方向における前記ディスクブレーキの振動を下記の数式1に基づいて推定する手順と、
    を含むことを特徴とするディスクブレーキ振動推定方法。
    ここで、[M]は前記ディスクブレーキの質量行列、[K]は、前記ディスクブレーキの剛性行列、[U]は前記パッドの面圧分布および前記パッドのモードベクトルに基づく前記ディスクロータと前記パッド間の接触剛性行列、ωは前記面内方向における前記ディスクブレーキの振動時における前記パッドの振動モードに対応するパッド固有振動数、xは前記ディスクブレーキの変位である。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキ振動推定方法であって、
    前記ディスクブレーキの振動を推定したのち、前記推定開始から所定時間後の変位あるいは変位に起因する値に基づいて、少なくとも前記面内方向における前記ディスクブレーキの鳴きを判定する手順をさらに含むディスクブレーキ振動推定方法。
  3. 回転するディスクロータにパッドを接触させることで制動力を発生するディスクブレーキの前記ディスクロータと前記パッドの接触時における振動を推定するディスクブレーキ振動推定装置であって、
    少なくとも前記ディスクロータ、前記パッドに関する物理量である入力物理量を取得する入力物理量取得手段と、
    少なくとも前記取得した入力物理量と、前記ディスクロータと前記パッド間の接触剛性の変動とに基づいて、前記ディスクロータの周方向における前記ディスクブレーキの振動を下記の数式2に基づいて推定する振動推定手段と、
    前記推定された前記ディスクブレーキの振動を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするディスクブレーキ振動推定装置。
    ここで、[M]は前記ディスクブレーキの質量行列、[K]は、前記ディスクブレーキの剛性行列、[U]は前記パッドの面圧分布および前記パッドのモードベクトルに基づく前記ディスクロータと前記パッド間の接触剛性行列、ωは前記面内方向における前記ディスクブレーキの振動時における前記パッドの振動モードに対応するパッド固有振動数、xは前記ディスクブレーキの変位である。
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