JP5802621B2 - シリンダー錠 - Google Patents

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Description

本発明は、外筒に対して内筒だけを抜き差しできるようにしたシリンダー錠に関するものである。
机の引き出しやロッカーの扉などに取り付ける比較的簡易な構造のシリンダー錠は、外筒内に内筒が収容され、この内筒内に、キーの抜き差しによって径方向に動作するタンブラーが組み込まれた構成となっている。この種のシリンダー錠においては、近年、キーの紛失や防犯性の維持、或いは内筒の故障などが生じた場合に対応すべく、外筒に対して内筒だけを交換できるようにしたシリンダー錠が提案されている(特許文献1等参照)。
一般に、シリンダー錠では、施錠や解錠のために内筒にキーを差し込み、このキーを回転操作したときに、内筒に与えられる回転力を外筒の後方へ取り出す構造となっている。取り出された回転力は、リンク機構などを介すか又は介さないで、実際に施・解錠を行うロック機構へ伝達される。
そのため、前記したように外筒に対して内筒を交換可能にする場合では、外筒内に、内筒と一体回転可能となる回転伝動体を残しておき、この回転伝動体と内筒とが係脱自在となるような構造を採用するのが好適となる。
特開2007−154522号公報
前記した回転伝動体は、言うまでもなく、外筒内では回転自在にしておく必要がある。そのため、外筒から内筒を引き抜いた場合(すなわち、回転伝動体から内筒を離反させた場合)、回転伝動体は、外筒内で回転を規制するものが何もない状態(回転フリーの状態)となる。
回転伝動体には、前記したようにリンク機構やロック機構が接続されているものであるから、これらリンク機構やロック機構によって想定外の回転力が回転伝動体に伝わるようなことがあると、この回転伝動体が外筒内で回転してしまうことがあった。
万が一、内筒の抜き出し中において、外筒内で回転伝動体が回転してしまうと、次に外
筒内へ内筒を差し込もうとしても、内筒と回転伝動体とが旨く係合しないということが起こり、結果として、内筒の差込不良や回転不良に繋がるおそれがあった。
なお、このような問題に対し、前記特許文献1では、内筒を引き抜いた後の外筒内に弾性材製の保護具を詰めることで、対策を施すようにしていたが、保護具の着脱が面倒であると共に、保護具がコスト高を招来し、また保護具の抜けが起こった場合には、当然に内筒の差込不良や回転不良も防止できない等、種々の問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、外筒に対して内筒だけを抜き差しできるようにしたシリンダー錠において、内筒の交換を失敗無く且つ簡単に行うことができるようにしたシリンダー錠を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るシリンダー錠は、外筒とこの外筒内に収容される内筒とを有し、内筒に対してキーの抜き差しで径方向に動作するタンブラーが組み込まれたシリンダー錠において、前記外筒内には、前記内筒の後端と係合して当該内筒と一体回転する回転伝動体と、前記回転伝動体を前記内筒の後端へ向けて押し付勢するバネとが設けられており、前記回転伝動体には、前記外筒内で回転する際の回転中心の長手方向に沿った一部外周面に対して前記回転中心からの径方向距離を周方向の一部で小さくするか又は大きくすることで前記回転中心まわりに非回転対称にする係止部が設けられていると共に、前記外筒の内部又は後端部には、前記内筒の引き抜きに伴って前記回転伝動体が前方押出位置に移動したときに前記係止部と出合う位置に対して当該係止部と回転方向で係合して前記回転伝動体の回転を阻止する空転防止部が設けられていることを特徴とする。
前記外筒の後端部には前記バネを当て止めして当該バネに回転伝動体へ向けたバネ力を生起させるバックアップ体が設けられており、このバックアップ体には、前記回転伝動体と内嵌又は外嵌の嵌合構造を保持して当該回転伝動体の前後動をガイドする摺動ガイド部が設けられたものとするとよい。
この場合、前記バックアップ体は外筒に対して回転自在に保持されており、このバックアップ体の摺動ガイド部は、前記回転伝動体との相対回転を阻止して当該回転伝動体との一体回転可能にする非回転形に形成されたものとするのがよい。
前記外筒には前記バックアップ体が前方移動するのを阻止する係合部が設けられており、バックアップ体は、外筒に固定される後部閉鎖材により外筒から抜け止めされたものとしてもよい。
本発明に係るシリンダー錠では、外筒に対して内筒だけを抜き差しするに際して、内筒の交換を失敗無く且つ簡単に行うことができる。
本発明に係るシリンダー錠の第1実施形態を示した側断面図である。 第1実施形態のシリンダー錠において内筒を引き抜く状況を示した側断面図である。 第1実施形態のシリンダー錠を分解し且つバネを省略して示した一部破砕斜視図である。 本発明に係るシリンダー錠の第2実施形態を示した側断面図である。 第2実施形態のシリンダー錠を分解し且つバネを省略して示した一部破砕斜視図である。 本発明に係るシリンダー錠の第3実施形態を示した側断面図である。 図6のA−A線矢視図である。 本発明に係るシリンダー錠の第4実施形態を示した側断面図である。 第4実施形態のシリンダー錠において内筒を引き抜く状況を示した側断面図である。 第4実施形態のシリンダー錠を分解し且つバネを省略して示した一部破砕斜視図である。 本発明に係るシリンダー錠の第5実施形態を示した側断面図である。 第5実施形態のシリンダー錠において内筒を引き抜く状況を示した側断面図である。 第5実施形態のシリンダー錠を分解し且つバネを省略して示した一部破砕斜視図である。 本発明に係るシリンダー錠の第6実施形態を示した側断面図である。 本発明に係るシリンダー錠の第7実施形態を示した側断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
図1乃至図3は、本発明に係るシリンダー錠1の第1実施形態を示している。このシリンダー錠1は、外筒2とこの外筒2内に収容される内筒3とを有している。図示は省略するが、内筒3の内部には複数のタンブラーが組み込まれており、施・解錠に用いる特定のキーを内筒3へ抜き差しすることで、これらタンブラーが径方向に所定の出退動作を行い、内筒3の回転、非回転が選択されるようになっている。
また、キーには施・解錠用のものとは別に、内筒3を交換するときに用いるチェンジキーが準備されており、このチェンジキーを内筒3へ差し込むと、突出状態を常態とする抜止用のタンブラーが内筒3内へ没入して、外筒2から内筒3を引き抜くことができるようになっている。
そして、本発明に係るシリンダー錠1では、外筒2内に、回転伝動体7と、バネ8(図3では図示略)とが設けられている。また外筒2の後端部にはバックアップ体10が設けられている。
なお以下では、図1の左側を「前」、図1の右側を「後」とおいてシリンダー錠1を説明する。従って、このシリンダー錠1は、机の引き出しなどに設けた取付孔に対して、外筒2における図1の右側を押し込むように取り付けるものであり、右奥に控えるリンク機構又はロック機構の接続端5と接続させるようにする。また、内筒3に対するキーの抜き差しは、図1の左側で行うようにする。これらの前後方向の位置関係は、他の実施形態において共通とする。
外筒2の内部は、前半領域に円形空洞の内筒保持室12が設けられ、この内筒保持室12の後側となる後半領域に、内筒保持室12よりも一回り径大に形成された円形空洞の回転切換室13が設けられている。
内筒保持室12に対して内筒3が回転自在で且つ抜き差し自在な状態に挿通される。なお、内筒3には前部外周に張り出すフランジ3aが設けられており、内筒保持室12に対する内筒3の差し込み量は、このフランジ3aの当て止めによって制限される。これに対し、回転切換室13に対して前記した回転伝動体7、バネ8が収容されており、この回転切換室13の後部開口を閉鎖するようにして、前記したバックアップ体10が配置されている。
回転伝動体7は、外筒2の回転切換室13内で回転自在となるように嵌合する円板状の本体部7aと、この本体部7aの後面で長方形のブロック状に突出して設けられた後方突出部7bとを有している。
この回転伝動体7は、内筒3を外筒2から前方へ引き抜いた際には外筒2内に残るようになり、また内筒3を外筒2内へ差し込んだ際には、内筒3の後端部とこの回転伝動体7とが係合してこれら内筒3と回転伝動体7とが外筒2内で一体回転するようになっている。そのため、内筒3の後端部と回転伝動体7の前面部との両者間には、筒軸方向で嵌合離脱が自在となるような凹凸係合構造が採用されている。
本第1実施形態では、内筒3の後端部に角形の凸部15が設けられていると共に、回転伝動体7(本体部7a)の前面に凸部15の嵌る角穴状の凹部16が設けられており、これら凸部15と凹部16とで凹凸係合構造が構成される。なお、内筒3に凹部16を設け、回転伝動体7に凸部15を設けるようにしてもよい。また凸部15と凹部16は、互いの嵌合時に筒軸まわりの回転を起こさないような非回転形であれば、凸部15を角形の突
出形状としたことや、凹部16を角穴形状としたことが殊更、限定されるものではない。更に、凸部15と凹部16とによる凹凸係合構造は、筒軸位置(円形中心)に配置することも限定されず、偏心位置とすることができる。
バックアップ体10は、前記したように外筒2における回転切換室13の後部開口を閉鎖する位置に配置され、バネ8に筒軸方向の圧縮を加えて、このバネ8に回転伝動体7へ向けた(前方への)バネ力を生起させる。
このバックアップ体10は、外筒2に対して回転自在に保持されるように円盤状に形成されている。バックアップ体10の外周部には周溝21が形成されており、ピン又はネジ等の抜止部材22を外筒2の外周面から径方向内方へ差し込んで周溝21へ係合させるようにする。これにより、バックアップ体10を外筒2から抜け止めさせ、且つ回転自在に保持させるようにしている。
このバックアップ体10の前面には凹部状の摺動ガイド部23が形成されており、この摺動ガイド部23で回転伝動体7の後方突出部7bを外嵌するようにして、両者間で嵌合構造が構成されるようにしてある。
前記したように回転伝動体7の後方突出部7bは長方形のブロック状に突出したものであり、この突出形状に対応するように、バックアップ体10の摺動ガイド部23は長方形の開口形状を有したものとなっている。このように、これら後方突出部7bと摺動ガイド部23とは、筒軸のまわりで非回転形を呈したものである。それ故、これら後方突出部7bと摺動ガイド部23とにより構成される嵌合構造では、回転伝動体7とバックアップ体10の相対回転を阻止して、両者が一体回転するようになる。
なお、内筒3を外筒2の前方へ引き抜いた際には外筒2内で回転伝動体7が前方へ移動するが、このときの回転伝動体7の前方移動量は、外筒2の回転切換室13に対してその内周面における周方向の一部を内周面から盛り上げて設けたストッパ24(図3参照)により、当て止め規制されるようにしてある。ただ、ストッパ24を設けない場合でも、回転切換室13と内筒保持室12との境界部に生じる環状の段差面で、回転伝動体7は当て止め規制されることになる。
いずれにせよ、このように回転伝動体7が前方移動したとしても、後方突出部7bと摺動ガイド部23との嵌合が外れない(嵌合構造が保持される)ように、後方突出部7bの突出量や摺動ガイド部23の凹み量が設定されている。すなわち、回転伝動体7とバックアップ体10とが一体回転する状況は、内筒3を外筒2から引き抜いたときも、或いは、内筒3を外筒2内に差し込んだときも、常に維持されるようになっている。
バックアップ体10の後端面には貫通口30が形成され、回転伝動体7の後端面には、リンク機構又はロック機構との接続端5と係合する伝動孔31が形成され、これら貫通口30と伝動孔31とが合致するようになっている。なお、伝動孔31を省略して、貫通口30を伝動孔として作用させることも可能である。
そして、外筒2には空転防止部9が設けられている。この空転防止部9は、外筒2の回転切換室13内に対して、内周面における周方向の一部で内周面から盛り上がる状態で設けられている。本第1実施形態では、前記ストッパ24(図3参照)から後方へ突出するようにして空転防止部9が設けられたものとしてある。
これに対し、回転伝動体7には本体部7aの外周面の一部に切り欠き状の係止部25が設けられており、この係止部25が外筒2の空転防止部9と係合するようになっている。なお、本体部7aの外周面は、回転伝動体7が外筒2内(回転切換室13)で回転する際の回転中心の長手方向に沿った一部であることから、この本体部7aの外周面に設けられている係止部25は、回転伝動体7における長手方向の一部に配置されていることが明らかである。またこの係止部25は、本体部7aの外周面の一部を切り欠き状にして形成していることから、前記した回転中心からの径方向距離を周方向の一部で小さくすることで、回転伝動体7(本体部7a)の外周面を回転中心まわりに非回転対称にしていることが明らかである。
従って、外筒2の空転防止部9は、内筒3の引き抜きに伴って回転伝動体7がバネ8で前方押出位置に移動したときにのみ、回転伝動体7の係止部25と出合い、回転伝動体7
が回転しようとするときには回転方向で係合して、外筒2内で回転伝動体7を回り止め状態にする。
空転防止部9は、内筒3を外筒2の前方へ引き抜くことによって回転伝動体7が前方移動したときに、回転伝動体7と係合するようになるが、内筒3を外筒2内に差し込んで回転伝動体7が後方へ押し込められると、回転伝動体7との係合が解除されるような寸法で形成されている。
以上、詳説したような構成を具備するシリンダー錠1では、次のような使用が可能となっている。
すなわち、通常の使用状態として、図1に示すように外筒2内に差し込まれた内筒3に対して施・解錠用のキーを差し込み、且つキーを回転操作することで、内筒3ではタンブラーが退入方向へ動作すると共にキーと一緒に回転することになる。そのため、内筒3の回転で回転伝動体7及びバックアップ体10も一体回転することになり、伝動孔31又は貫通口30を介してリンク機構又はロック機構の接続端5へ回転力が伝えられることになる。
一方で、内筒3の交換が必要となった場合には、チェンジキーを内筒3へ差し込む。これにより、内筒3では抜止用のタンブラーが没入することになり、外筒2から内筒3を引き抜くことができるようになる。
なお、内筒3に対して施・解錠用のキーを抜き差しする際において、外筒2に対する内筒3の回転角は一義的に決められている。そのため、チェンジキーを内筒3へ差し込むことができる内筒3の回転角も必然と一義的なものとなっている(回転操作角のなかに1箇所しかない)。
外筒2から内筒3を引き抜くと、図2に示すように外筒2内(回転切換室13)では回転伝動体7がバネ8に押されて前方へ移動するようになる。このとき、図3に示すように、外筒2の内周面に設けられた空転防止部9に対して回転伝動体7(係止部25)が係合するようになる。そのため、外筒2内での回転伝動体7の回転は阻止される。
また、このように回転伝動体7が前方へ移動しても、回転伝動体7の後方突出部7bとバックアップ体10の摺動ガイド部23とで構成される嵌合構造は、嵌合状態を解除されない。そのため、回転伝動体7とバックアップ体10との間で相対回転は生じず、外筒2内で回転伝動体7が回転しない規制状態が、バックアップ体10にも派生するようになる。
すなわち、外筒2から内筒3を引き抜いた後も、リンク機構又はロック機構の接続端5と接続される伝動孔31や貫通口30は非回転状態を維持するようになっている。
それらの結果として、リンク機構又はロック機構により、万が一、伝動孔31又は貫通口30に対して不測の回転力が伝えられるようなことが起こったとしても、回転伝動体7が回転してしまうことはない。
従って、その後、外筒2に対して内筒3を差し込んだときも、確実に、内筒3の凸部15と回転伝動体7の凹部16とが係合して凹凸係合構造が構成されることになり、内筒3と回転伝動体7とが一体回転する状況が得られることになる。このように、内筒3の交換を失敗無く且つ簡単に行うことができる。
[第2実施形態]
図4及び図5は、本発明に係るシリンダー錠1の第2実施形態を示している。この第2実施形態のシリンダー錠1が第1実施形態(図1乃至図3)と最も異なるところは、バックアップ体10に対し、回転伝動体7の後方突出部7bを外嵌する通孔35が形成されており、この通孔35の開口内周縁と後方突出部7bの外周面との間で嵌合構造が構成されている点にある。すなわち、通孔35の開口内周縁は、回転伝動体7の前後動をガイドするための摺動ガイド部23として形成されたものである。
また、本第2実施形態では、回転伝動体7の後方突出部7bがバックアップ体10の通孔35を介して外筒2の後方へ突出するようになっているので、この後方突出部7bに形成されている伝動孔31が、直接にリンク機構又はロック機構の接続端5と接続される構成である(バックアップ体10に接続端5と接続するための貫通口30は設けられていな
い)。
なお、本第2実施形態では、回転伝動体7の後方突出部7bが本体部7aと同軸の円柱形に形成され、バックアップ体10の通孔35が後方突出部7bとガタツキを生じない程度の円形孔に形成されたものとしてある。そのため、回転伝動体7とバックアップ体10とは相対回転が自在となっている。
このことから、バックアップ体10は、外筒2に対して回転自在に取り付けることが限定されないことになり、ピン又はネジ等の抜止部材22を外筒2の外周面から径方向内方へ差し込んでバックアップ体10へ直接に圧入又は螺合させるようにしてある。これにより、第1実施形態で採用したような周溝21は不要となっている。
本第2実施形態におけるその他の構成、作用効果は、第1実施形態と略同じである。そのため、同じ作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
[第3実施形態]
図6及び図7は、本発明に係るシリンダー錠1の第3実施形態を示している。この第3実施形態のシリンダー錠1は基本的に第2実施形態(図4及び図5)と略同じであって、バックアップ体10に対し、回転伝動体7の後方突出部7bを外嵌する通孔35が形成され、この通孔35の開口内周縁が、回転伝動体7の前後動をガイドするための摺動ガイド部23となっている。
また、回転伝動体7の後方突出部7bが円柱形に形成され、バックアップ体10の通孔35が円形孔に形成されて、回転伝動体7とバックアップ体10とが相対回転自在となっている。
本第3実施形態が第2実施形態と異なるところは、バックアップ体10が板材によって形成されていると共に、直径方向の両側へネジ挿通部36を張り出させた菱形状(図7参照)に形成されている点にある。当然に、外筒2に対しても、ネジ挿通部36へ差し込むネジ37を螺合させるための雌ねじ部が設けられたものとしてある(図示略。なお、雌ねじ部を設けるために外筒2の後端部に採用する外形状は、後述する第4実施形態の図10を参照)。
本第3実施形態におけるその他の構成、作用効果は、第1実施形態と略同じである。そのため、同じ作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
[第4実施形態]
図8乃至図10は、本発明に係るシリンダー錠1の第4実施形態を示している。この第4実施形態のシリンダー錠1は基本的に第3実施形態(図6及び図7)と略同じである。本第4実施形態のシリンダー錠1が第3実施形態と最も異なるところは、外筒2の後端部(回転切換室13の後部開口)に取り付けられるバックアップ体10に対して空転防止部9を設けている点にある。当然に、バックアップ体10に空転防止部9を設けているので、他の実施形態において外筒2の内周面に設けていた空転防止部9(第1実施形態の図3や第2実施形態の図5など参照)は不要となっている。
バックアップ体10に設けられた空転防止部9は、回転伝動体7の後方突出部7bが前後動するのをガイドする通孔35(摺動ガイド部23)に対し、その周方向の一部に角形の凹みを設けることで形成してある。言い換えれば、この凹みの開口縁部が空転防止部9として作用することになる。
これに対し、回転伝動体7の後方突出部7bには、その外周面における周方向の一部で、筒軸方向に沿った突条のように径方向外方へ突出する係止部40と、径方向への突出を伴わない非係止部41とが設けられている。これら係止部40と非係止部41とは筒軸方向で互いに隣接した位置関係にある。係止部40から見れば、この係止部40を形成している突条に対して後方突出部7bの外周面まで届く深さの欠落部を形成することで、この欠落部として非係止部41を設けたものと言える。非係止部41は、後方突出部7bの筒軸方向において、バックアップ体10の板厚よりも広い筒軸方向の開口寸法有して形成されたものである。
また、非係止部41の配置は、図8に示すように、後方突出部7bにおける筒軸方向の略中央位置とされており、外筒2に対して内筒3が差し込まれているときに、バックアッ
プ体10(すなわち、通孔35の開口周部であり、空転防止部9である)と一致する配置とされている。
なお、係止部40は、筒軸方向の隣接位置に非係止部41が存在していることから、回転伝動体7における長手方向の一部に配置されていることが明らかである。またこの係止部40は、径方向外方へ突条のように突出したものであるから、前記した回転中心からの径方向距離を周方向の一部で大きくすることで、回転伝動体7(後方突出部7b)の外周面を回転中心まわりに非回転対称にしていることが明らかである。
従って、図8に示すように、外筒2に内筒3を差し込むことで回転伝動体7が後方へ押し込まれていると、回転伝動体7に設けられた非係止部41がバックアップ体10の空転防止部9と一致していることから、回転伝動体7の回転は許容される。そのため、外筒2に対して内筒3を回転させるうえで、内筒3と一体回転しようとする回転伝動体7の回転を空転防止部9が阻害することはない。
これに対し、図9に示すように、外筒2から内筒3を引き抜くことによって回転伝動体7が前方移動したときには、回転伝動体7に設けられた非係止部41がバックアップ体10の空転防止部9と不一致となる。すなわち、空転防止部9内に、回転伝動体7の係止部40が嵌り込んでいることになる。言い換えれば、外筒2の空転防止部9は、内筒3の引き抜きに伴って回転伝動体7がバネ8で前方押出位置に移動したときにのみ、回転伝動体7の係止部40と出合い、回転伝動体7が回転しようとするときには回転方向で係合して、外筒2内で回転伝動体7を回り止め状態にする。
本第4実施形態におけるその他の構成、作用効果は、第3実施形態と略同じである。そのため、同じ作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
[第5実施形態]
図11乃至図13は、本発明に係るシリンダー錠1の第5実施形態を示している。この第5実施形態のシリンダー錠1も、外筒2の後端部(回転切換室13の後部開口)に取り付けられるバックアップ体10に対して空転防止部9を設けたものである。当然に、バックアップ体10に空転防止部9を設けているので、他の実施形態において外筒2の内周面に設けていた空転防止部9(第1実施形態の図3や第2実施形態の図5など参照)は不要となっている。
バックアップ体10に設けられた空転防止部9は、回転伝動体7の後方突出部7bが前後動するのをガイドする通孔35(摺動ガイド部23)に対し、その開口周部の一部に弦方向の直線部を設けることで形成してある。言い換えれば、この直線部が空転防止部9として作用することになる。
これに対し、回転伝動体7の後方突出部7bには、その外周面における周方向の一部に、筒軸方向に延びる偏平な係止部43が設けられている。また、後方突出部7bの筒軸方向に沿った略中央位置に周溝44が形成されている。
この周溝44の溝底によって描かれる後方突出部7bの断面円は、後方突出部7bの外径に対する同心円であって、係止部43に内接する外径を有したものとされている。また、周溝44の筒軸方向の配置は、図11に示すように、外筒2に対して内筒3が差し込まれているときに、バックアップ体10(すなわち、通孔35の開口周部であり、空転防止部9を含んでいる)と一致する配置とされている。
従って、図11に示すように、外筒2に内筒3を差し込むことで回転伝動体7が後方へ押し込まれていると、回転伝動体7に設けられた周溝44がバックアップ体10の通孔35と一致していることから、回転伝動体7の回転は許容される。なお、通孔35における開口周部の途中に空転防止部9(弦方向の直線部)が存在しているとしても、周溝44が空転防止部9とは接触干渉しない溝深さを有しているため、回転伝動体7の回転を空転防止部9が阻害することはない。
そのため、外筒2に対して内筒3を回転させるうえで、内筒3と回転伝動体7とが一体回転することは許容される。
これに対し、図12に示すように、外筒2から内筒3を引き抜くことによって回転伝動体7が前方移動したときには、回転伝動体7に設けられた周溝44がバックアップ体10
の通孔35と不一致となる。このとき、バックアップ体10の通孔35内に設けられた空転防止部9が回転伝動体7の後方突出部7bに設けられた係止部43と出合い(弦方向の直線部同士が対向し、接触又は近接平行した状態となり)、回転伝動体7が回転しようとするときには回転方向で係合して、外筒2内での回転伝動体7を回り止め状態にする。
なお、後方突出部7bには筒軸方向に沿った略中央位置に周溝44が設けられており、この周溝44を除いた配置で係止部43が設けられているので、この係止部43は、回転伝動体7における長手方向の一部に配置されていることが明らかである。またこの係止部43は、空転防止部9を有する通孔35内での回転伝動体7の回転を許容させるために設けた周溝44の溝底から見れば、この周溝44の溝底から径方向外方へ張り出させた部分と言うことができる。従って、この係止部43は、前記した回転中心からの径方向距離を周方向の一部で大きくすることで、回転伝動体7(後方突出部7b)の外周面を回転中心まわりに非回転対称にしていることが明らかである。
本第5実施形態におけるその他の構成、作用効果は、第3実施形態と略同じである。そのため、同じ作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
[第6実施形態]
図14は、本発明に係るシリンダー錠1の第6実施形態を示している。この第6実施形態のシリンダー錠1は、回転伝動体7とバックアップ体10との両者間で構成される嵌合構造が、回転伝動体7側が「凹」とされ、バックアップ体10側が「凸」とされたものである。この点で、第1〜第5実施形態と大きく異なっている。
すなわち、回転伝動体7は、外筒2の回転切換室13内で回転自在となるように嵌合する円盤状の本体部のみによって形成されている(後方突出部7bを有していない)。そして、この回転伝動体7の後面には、四角形状の後面凹部46が形成されている。
これに対し、バックアップ体10の前面には、回転伝動体7の後面凹部46に対応して四角形状に突出する摺動ガイド部23が形成されている。従って、この摺動ガイド部23が回転伝動体7の後面凹部46に内嵌されるようになっている。
前記したように回転伝動体7の後面凹部46は四角形状の開口であり、バックアップ体10の摺動ガイド部23は四角形状に突出したものであるから、これら後面凹部46と摺動ガイド部23とは、筒軸のまわりで非回転形を呈したものである。それ故、これら後面凹部46と摺動ガイド部23とにより構成される嵌合構造では、回転伝動体7とバックアップ体10の相対回転を阻止して、両者が一体回転する。
回転伝動体7が前後動しても、後面凹部46と摺動ガイド部23との嵌合が外れない(嵌合構造が保持される)ようになっていることは、他の実施形態と同じである。
ところで、本第6実施形態では、バックアップ体10が、外筒2の回転切換室13内に嵌るバックアップ本体50と、このバックアップ本体50を外筒2の後端で抜け止めする後部閉鎖材51との二部材で構成されたものとなっている。
後部閉鎖材51は、第3実施形態(図6及び図7参照)ではバックアップ体10として説明したものと、外形的に同じものである。
このような第6実施形態では、バックアップ体10のうち、バックアップ本体50が後部閉鎖材51に係止することでそれ以上、後方へ移動することがない。すなわち、外筒2の後方へ向けてバックアップ体10が突出するような動作をしないので、外筒2の後方領域で、バックアップ体10と他物との接触干渉が問題となることはない。
本第6実施形態におけるその他の構成、作用効果は、第1実施形態と略同じである。そのため、同じ作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
[第7実施形態]
図15は、本発明に係るシリンダー錠1の第7実施形態を示している。この第7実施形態のシリンダー錠1も、回転伝動体7とバックアップ体10との両者間で構成される嵌合構造が、回転伝動体7側が「凹」とされ、バックアップ体10側が「凸」とされたものである。またバックアップ体10は、バックアップ本体50と後部閉鎖材51との二部材で構成されたものとなっている。
本第7実施形態では、外筒2に、バックアップ体10のバックアップ本体50が前方移
動するのを阻止する係合部53が設けられている。
この係合部53は、外筒2の回転切換室13が後方へ向けて開口する部分で、開口周部を拡径状態に凹ませるように形成されたものである。この係合部53に対して、バックアップ体10のバックアップ本体50に対して径方向外方へ張り出させて形成したフランジ部55を嵌合させている。係合部53の凹み量は、フランジ部55の肉厚と略同等としてある。従って、バックアップ本体50は、そのフランジ部55が係合部53と後部閉鎖材51とで挟持されるようになり、ガタツキを生じずに外筒2に固定されるものとなる。
すなわち、本第7実施形態では、バックアップ体10がその全体として(バックアップ本体50及び後部閉鎖材51)が外筒2に固定されることになるので、バックアップ体10の後方だけでなく、前方へ移動することもない。
従って、バックアップ体10は、外筒2の後方へ突出するような動作をせず、外筒2の後方領域で、バックアップ体10と他物との接触干渉が問題とはならないという利点は当然に得られるものである。
これに加えて、バックアップ体10は前方移動もしないことによって、外筒2の後面側に陥没状の凹みが生じることもない、という特有の作用が得られるものである。要するに、バックアップ部材10とリンク機構又はロック機構の接続端5とは、外筒2に対する内筒3の抜き差しに関係なく、常に接続状態が維持されるものとなる。そのため、バックアップ部材10とリンク機構又はロック機構の接続端5との接続状態は、確実に保持されるという利点がある。
ところで、本第7実施形態では、外筒2内において、内筒保持室12と回転切換室13との間に、内筒保持室12の内径よりも径大であり、且つ、回転切換室13の内径よりは径小である環状の段差部を形成してある。この段差部は、内筒3を外筒2の前方へ引き抜いた際に、回転伝動体7の前方移動を当て止め規制させるためのストッパ24として作用するものである。
本第7実施形態におけるその他の構成、作用効果は、第1実施形態と略同じである。そのため、同じ作用を奏するものに同一符号を付することでここでの詳説は省略する。
ところで、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、バックアップ部材10において、リンク機構又はロック機構の接続端5との接続構造は、貫通口30を採用することが限定されるものではなく、貫通口30に代えて、凸状態になる継手構造を採用してもよい。
内筒3の内部構造(タンブラーの数や動作構造など)は何ら限定されるものではない。
シリンダー錠1としての用途も、何ら限定されるものではない。
1 シリンダー錠
2 外筒
3 内筒
3a フランジ
5 接続端
7 回転伝動体
7a 本体部
7b 後方突出部
8 バネ
9 空転防止部
10 バックアップ体
12 内筒保持室
13 回転切換室
15 凸部
16 凹部
21 周溝
22 抜止部材
23 摺動ガイド部
24 ストッパ
25 係止部
30 貫通口
31 伝動孔
35 通孔
36 ネジ挿通部
37 ネジ
40 係止部
41 非係止
43 係止部
44 周溝
46 後面凹部
50 バックアップ本体
51 後部閉鎖材
53 係合部

Claims (4)

  1. 外筒とこの外筒内に収容される内筒とを有し、内筒に対してキーの抜き差しで径方向に動作するタンブラーが組み込まれたシリンダー錠において、
    前記外筒内には、
    前記内筒の後端と係合して当該内筒と一体回転する回転伝動体と、
    前記回転伝動体を前記内筒の後端へ向けて押し付勢するバネと、
    が設けられており、
    前記回転伝動体には、前記外筒内で回転する際の回転中心の長手方向に沿った一部外周面に対して前記回転中心からの径方向距離を周方向の一部で小さくするか又は大きくすることで前記回転中心まわりに非回転対称にする係止部が設けられていると共に、
    前記外筒の内部又は後端部には、前記内筒の引き抜きに伴って前記回転伝動体が前方押出位置に移動したときに前記係止部と出合う位置に対して当該係止部と回転方向で係合して前記回転伝動体の回転を阻止する空転防止部が設けられていることを特徴とするシリンダー錠。
  2. 前記外筒の後端部には前記バネを当て止めして当該バネに回転伝動体へ向けたバネ力を生起させるバックアップ体が設けられており、このバックアップ体には、前記回転伝動体と内嵌又は外嵌の嵌合構造を保持して当該回転伝動体の前後動をガイドする摺動ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のシリンダー錠。
  3. 前記バックアップ体は外筒に対して回転自在に保持されており、このバックアップ体の摺動ガイド部は、前記回転伝動体との相対回転を阻止して当該回転伝動体との一体回転可能にする非回転形に形成されていることを特徴とする請求項2記載のシリンダー錠。
  4. 前記外筒には前記バックアップ体が前方移動するのを阻止する係合部が設けられており、バックアップ体は、外筒に固定される後部閉鎖材により外筒から抜け止めされていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のシリンダー錠。
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