JP5802419B2 - 仕切弁 - Google Patents
仕切弁 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5802419B2 JP5802419B2 JP2011086316A JP2011086316A JP5802419B2 JP 5802419 B2 JP5802419 B2 JP 5802419B2 JP 2011086316 A JP2011086316 A JP 2011086316A JP 2011086316 A JP2011086316 A JP 2011086316A JP 5802419 B2 JP5802419 B2 JP 5802419B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- valve shaft
- shaft
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 21
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000010865 sewage Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Sliding Valves (AREA)
Description
仕切弁は、管路に設けられた弁箱内において弁体が移動することで、管路を開閉して流路調整を行っている。ここで、仕切弁により、通水を行う初期段階、微量な通水を行う際、流量調整を行う際等には、閉弁状態から弁体をわずかに開いて弁孔を微小開状態に維持して通水する手法が用いられる。しかし、仕切弁は、微小開状態とした時に、その開度変化に対する供給流量の変化量が大きいため、流量をコントロールすることが難しい。
しかし、このような構成においても、副弁を設けるために部品点数が増加するとともに構造が複雑になるという問題が存在する。
そこでなされた本発明の目的は、簡易な構成で、微少流量での流量調整を確実に行うことのできる仕切弁を提供することである。
すなわち、本発明の請求項1にかかる仕切弁は、外殻をなすハウジングと、ハウジングに形成された管路に対し、管路の軸線に直交する方向に進退可能であるとともに、ハウジングに形成され一端が管路に開口する収容室内に収容可能に設けられた弁体と、弁体に形成されるとともに弁体の一面側に開口する貫通孔に挿通され、弁体に対し、管路の軸線に直交する方向に一定ストロークで相対的に移動可能に連結された弁軸と、弁体よりも弁体の一面側に対する他面側の管路と収容室とにそれぞれ連通するバイパス管と、弁軸が操作されることで、弁体を弁軸に沿って移動させて管路を開閉させる駆動機構と、弁軸を一定ストロークの範囲内で弁体に接近する方向とそれとは逆方向に相対的に移動させたときに、弁軸で貫通孔を閉塞した状態と、弁軸と貫通孔との間に隙間を形成した状態とで切り替え可能な副弁部と、を備え、弁軸の外周部に、弁軸の軸線方向に連続する流通溝が形成されていることを特徴とする。
このように、弁軸を、弁体に対し、管路の軸線に直交する方向に一定ストロークで相対的に移動可能に連結することで、弁軸を一定ストロークの範囲内で弁体に接近する方向に相対的に移動させたときに、副弁部により弁軸と貫通孔との間に隙間が形成される。この隙間を通してバイパス管から流体を流通させることで、仕切弁を微少開度で開いた状態とすることができる。
そして、弁軸をさらに操作すると、弁体が移動して管路を開く。
また、副弁部により弁軸と貫通孔との間に隙間が形成された状態では、この流通溝を通して貫通孔の両側を連通できる。
このようにすることで、弁軸をハウジングの外部からその軸線周りに回転させることで、弁軸を、前記弁体に対して相対的に移動させることができる。
このように一対のストッパ部間に突起を位置させることで、弁軸を前記の一定ストロークの範囲内で弁体に対して相対移動可能に連結することができる。
このOリングは、弁軸を一定ストロークの範囲内で弁体に接近する方向に相対的に移動させたときに、貫通孔の内周面に密着することで弁軸で貫通孔を閉塞することができ、貫通孔から抜け出た状態では、弁軸と貫通孔との間に隙間を形成することができる。
このように弁体とハウジングとの摩擦力を利用することによって、弁体の移動に先行して弁軸を移動させるという動きを容易に実現できる。
また、副弁部により弁軸と貫通孔との間に隙間が形成された状態では、この流通溝を通して貫通孔の両側を連通でき、副弁部を開いたときの流体の流量を確保することができる。
図1は、本実施の形態における仕切弁10の構成を説明するための断面図である。
図1に示すように、仕切弁10は、管路部20と、弁部30とを有している。
管路部20は、パイプライン等を構成する配管の間に挟み込まれ、その一面側20a、他面側20bとを結ぶ方向に貫通する管路21が形成されている。また、一面側20a、他面側20bにおいて管路21の外周部は、配管が接続されるフランジ部22、22とされている。
なお、管路部20と一体になった弁箱31は、後述するホルダー41とともに、仕切弁10の外郭をなすハウジングを構成する。
そして、この弁体32で管路21を塞いだ状態では、その外周部は、管路21の内周面に周方向に沿って形成された溝23と収容室35とに収められている。
弁体32の一面側32cの外周部には、弁体32で管路21を塞いだ状態で、溝23の側面23aと、収容室35の側面35aとに接する部分にOリング36が設けられている。なお、Oリング36が接する溝23の側面23a、収容室35の側面35aは、一面側(図1における上面)が傾斜面とされた弁体32の当該一面側32cと平行となる傾斜面とされている。
弁軸33の外周面にはネジ溝33aが形成されている。弁軸33は、弁体32の基端部32aに貫通形成されたネジ孔(貫通孔)37に挿入され、ネジ溝33aが噛み合っている。
また、弁軸33の外周面には、ネジ溝33aと交差するように、弁軸33の軸線と平行に連続する流通溝33bが形成されている。
すなわち、Oリング38aと拡径傾斜面37aとは副弁部38を構成する。
以下、その動作について詳しく説明する。
その結果、弁軸33の流通溝33bを通し、弁体32のネジ孔37の両側が連通した状態となり、弁箱31の接続口31aから弁箱31内に流れ込む流体が、流通溝33b、隙間100を通り、管路部20において弁体32の一面側32cに流れ込む。
この状態で、仕切弁10は微小開度で開き、バイパス管を開放した状態となる。
図2(d)に示した状態から、ハンドル45を回転させると、まず、図3(a)に示すように、弁体32と弁箱31の内周面との摩擦により、弁体32が移動するに先立ち、弁軸33が弁体32から離間する方向に移動する。そして、弁軸33は、突起44がストッパ部43Aに当たるまで移動する。
そして、図3(b)に示すように、弁体32の外周部が、溝23に入り込んで突き当たることで、弁体32により管路21が完全に閉塞される。
このとき、副弁部38は弁軸33に一体的に設けられており、弁軸33を弁体32に対してストッパ部43A,43B間で移動可能とするのみで副弁部38が開くので、特別な機構は不要である。さらに、弁体32が閉じているときの摩擦とのバランスにより、弁軸33(副弁部38)が先行して開くため、副弁部38を先行して開くための特別な機構も不要である。このようにして簡易な構成で確実な動作を行うことができ、低コストで信頼性に優れた構成となっている。
例えば、副弁部38は、弁軸33の先端に行くに従いその外径が漸次拡大するテーパ状に形成することも可能である。
また、前記実施の形態では、弁軸33を回転させることで、弁軸33とねじ嵌合する弁体32を移動させていたが、これに限られることなく、弁軸33を弁体32と一定のストローク長だけ相対移動可能であって、しかも弁軸33をそのストローク長以上の長さを移動させるときには、相対移動したのちに、弁軸33と弁体32が一体的となって移動する構造としたものにも、本発明は適用可能である。ただ、この場合には、副弁部38を、弁体32に形成したネジ孔37の一端とは逆側である他端側に設ける必要がある。
また、上記したものに限らず、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
20 管路部
20a 一面側
20b 他面側
21 管路
22 フランジ部
23 溝
23a 側面
30 弁部
31 弁箱(ハウジング)
31a 接続口
31b ストッパ部
32 弁体
32a 基端部
32b 先端部
32c 一面側
32d 他面側
33 弁軸
33a ネジ溝
33b 流通溝
34 駆動機構
35 収容室
35a 側面
36 Oリング
37 ネジ孔(貫通孔)
37a 拡径傾斜面37a
38 副弁部
38a Oリング(副弁部)
40 ホルダー
41 軸受
42 Oリング
43A,43B 一対のストッパ部
44 突起
45 ハンドル
100 隙間
Claims (6)
- 外殻をなすハウジングと、
前記ハウジングに形成された管路に対し、当該管路の軸線に直交する方向に進退可能であるとともに、前記ハウジングに形成され一端が前記管路に開口する収容室内に収容可能に設けられた弁体と、
前記弁体に形成されるとともに前記弁体の一面側に開口する貫通孔に挿通され、前記弁体に対し、前記管路の軸線に直交する方向に一定ストロークで相対的に移動可能に連結された弁軸と、
前記弁体よりも前記弁体の前記一面側に対する他面側の前記管路と前記収容室とにそれぞれ連通するバイパス管と、
前記弁軸が操作されることで、前記弁体を前記弁軸に沿って移動させて前記管路を開閉させる駆動機構と、
前記弁軸を前記一定ストロークの範囲内で前記弁体に接近する方向とそれとは逆方向に相対的に移動させたときに、前記弁軸で前記貫通孔を閉塞した状態と、前記弁軸と前記貫通孔との間に隙間を形成した状態とで切り替え可能な副弁部と、
を備え、
前記弁軸の外周部に、当該弁軸の軸線方向に連続する流通溝が形成されていることを特徴とする仕切弁。 - 前記弁軸は、その外周部に、前記弁体に形成されたネジ孔に噛み合うネジ溝が形成されるとともに、
該弁軸は前記ハウジングの外部からの操作により、同弁軸の軸線周りに回転可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁。 - 前記流通溝は、前記弁軸の軸線方向において前記弁体の前記ネジ孔が設けられた範囲よりも広い範囲にわたり形成され、
前記ハウジングの前記収容室内に流れ込む流体が前記流通溝を通ることを特徴とする請求項2に記載の仕切弁。 - 前記ハウジングは、前記一定ストロークに応じた間隔で設けられた一対のストッパ部を有し、
前記弁軸は、外周側に突出し、前記一対のストッパ部の間に位置する突起を有していることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁。 - 前記副弁部は、前記弁軸の外周部に設けられたOリングを有することを特徴とする請求項1に記載の仕切弁。
- 前記弁体が前記管路を閉塞している状態から前記弁軸を前記弁体に接近する方向に移動させると、前記弁体は前記ハウジングとの間に生じる摩擦力により前記ハウジングに固定されたままの状態とされて、
前記弁軸が前記弁体に対して接近する方向に移動することで、前記弁軸と前記貫通孔との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の仕切弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011086316A JP5802419B2 (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 仕切弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011086316A JP5802419B2 (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 仕切弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012219915A JP2012219915A (ja) | 2012-11-12 |
JP5802419B2 true JP5802419B2 (ja) | 2015-10-28 |
Family
ID=47271659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011086316A Active JP5802419B2 (ja) | 2011-04-08 | 2011-04-08 | 仕切弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5802419B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5330033A (en) * | 1976-08-31 | 1978-03-20 | Kubota Ltd | Sluice valve |
JPS5361737U (ja) * | 1976-10-26 | 1978-05-25 |
-
2011
- 2011-04-08 JP JP2011086316A patent/JP5802419B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012219915A (ja) | 2012-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110651144B (zh) | 流量控制用三通阀及使用了它的温度控制装置 | |
CA2746189C (en) | Stemless ball valve | |
JP2012525553A (ja) | バルブ連結器用インタロックシステム | |
US10036480B2 (en) | Clamped bonnet assembly for an axial flow valve and axial flow valve comprising same | |
US20180140974A1 (en) | Exchange unit and flow circuit system using same | |
JP5369065B2 (ja) | 三方弁 | |
JP5802419B2 (ja) | 仕切弁 | |
JP2007024376A (ja) | 継手 | |
WO2007136869A3 (en) | Fast-acting fluid control valve | |
JP4548823B2 (ja) | 安全弁装置 | |
JP6116314B2 (ja) | シールユニット、ユニット構造体、及びガス栓 | |
RU2336451C1 (ru) | Запорно-регулирующее устройство | |
JP2019112771A (ja) | バルブ、水栓及び不凍水抜栓 | |
KR101741482B1 (ko) | 닫힘 상태에서 조작력 완화구조를 가지는 플로팅 타입 볼 밸브 | |
JP2005299836A (ja) | 流量調節弁 | |
JP6526948B2 (ja) | 静圧軸受付サーボ弁 | |
RU2439408C2 (ru) | Кран дроссельный | |
CA2742664A1 (en) | Stemless ball valve | |
KR20050103659A (ko) | 버터플라이 밸브 | |
KR200356872Y1 (ko) | 버터플라이 밸브 | |
KR20170002465U (ko) | 밸브 | |
TW202229755A (zh) | 流量控制用三通閥及溫度控制裝置 | |
KR101493909B1 (ko) | 개폐 밸브 | |
JP6415894B2 (ja) | ユニット構造体、及びガス栓 | |
JP4296863B2 (ja) | 流量調整弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20121206 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140108 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5802419 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |