以下では添付図面を参照して本発明に対して詳しく説明する。
まず、本発明の第1実施例を図1乃至図3を参照して説明すれば次のようである。
本発明の第1−1実施例による通信端末機1100機能ブロックの一例は、図1に示されたところのようである。
同図面に示されたところのように、通信端末機1100は、ディスプレイ部1110、使用者入力部1120、イベント感知部1130、お知らせ部1140、通話処理部1150を含んで構成されることができる。
ディスプレイ部1110は、通信端末機1100の動作による動画が表示されるか、または所定のお知らせメッセージまたはメニューが表示されるものであり、例えば、電力消耗が少ないLCD(Liquid Crystal Display)を含んで構成されることができる。
使用者入力部1120は、使用者の操作入力を受けるものであり、例えば、少なくとも一つの押しボタンが含まれたキーパッドを含んで構成されることができるし、または使用者のタッチ入力を感知するタッチパッドを含んで構成されることもできる。
特に、使用者入力部1120がタッチパッドを含んで構成される場合、使用者入力部1120と前で説明したディスプレイ部1110は、一つのタッチスクリーンを構成することもできる。
イベント感知部1130は、通話受信イベントを感知する機能を遂行する。
例えば、相手先端末機から電話がかかって来る場合、イベント感知部1130はその着信号の受信によるイベント、すなわち、通話受信イベントを感知するものである。通話受信イベントは受信される通話信号そのものであることもできて、通信端末機1100のシステムプログラムで、または通信端末機1100に具備された通話関連アプリケーション(一例でOEM通話モジュール)によって発生されたものであることもある。
お知らせ部1140は、イベント感知部1130が通話受信イベントを感知した場合、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら、その第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御する機能を遂行する。
ここで第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、その第1アプリケーションがディスプレイ部1110の全体画面を占めるように設定されたということを意味することもあり、または各アプリケーションの動作による表示画面が重畳されて表示されている場合、第1アプリケーションが一番上端のレイヤーに位置して他のアプリケーションの表示画面に全然邪魔されないで、その第1アプリケーションの動作による表示画面を使用者が優先して見られるように設定されたことを意味することもある。
さらにひいては、第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、使用者のタッチドラッグ入力を第1アプリケーションの使用者入力で見做すということを意味することもある。
レイヤーは、表示画面の重畳時にその優先順位を決めるための論理的区別に該当する。
通話受信お知らせメッセージは、相手先端末機から通話着信が発生したことを知らせる情報に該当することもあり、さらにひいては使用者が選択するための所定のメニューを含んでいることもある。
例えば、通話受信お知らせメッセージには、‘見ながら通話'メニュー'通話'メニュー、'拒絶メッセージ'メニュー、'エンド'メニューが含まれることもある。このような各メニューの選択によって遂行される機能に対しては後述するようにする。
通話処理部1150は、使用者の使用者入力部1120を通じた通話受信選択を感知する場合、第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理を遂行する機能を遂行する。すなわち、通話処理部1150が通話処理をバックグラウンドで遂行することは、第1アプリケーションの動作に影響を及ぼさないためである。
ここでバックグラウンドで通話処理を遂行するということは、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションに対する使用者インターフェースは勿論であり、第1アプリケーションによる実行画面がずっとディスプレイ部1110に表示されるようにした状態で相手先との通話がなされるように処理することを意味する。
例えば、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、使用者は動画をずっと視聴しながら相手先と電話通話ができるものである。
この時通話処理部1150は、第1アプリケーションの実行によるサウンドに対して黙音処理するか、または該当サウンドの大きさが既設定された大きさで自動調節されるように制御することもできる。例えば、通話処理部1150は相手先との通話処理がバックグラウンドで実行されている状態では第1アプリケーションの実行によるサウンドの大きさが既設定された大きさで低められるように通信端末機1100のシステムプログラムに要請することができる。
システムプログラムが特定アプリケーションの動作によるサウンドの大きさ、すなわち、ボリュームを調節することは既に公知された技術に過ぎないので、より詳細な説明を略する。
このために通話処理部1150は、第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンと通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンが同時にディスプレイ部1110に表示されるように制御することができる。この場合、使用者が通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンを選択する場合には、通話処理部1150は通話中である相手先の声を調節することができるし、使用者が第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンを選択する場合には通話処理部1150は、第1アプリケーションの実行によって発生されるサウンドの大きさを調節することができるものである。
使用者選択による具体的な実施例を説明すれば、通話処理部1150は使用者の‘見ながら通話'メニュー選択時には第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理を遂行する。
これに反して使用者の前記‘通話'メニュー選択時には通話処理部1150は、通話処理アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御して、該当通話処理アプリケーションによって通話処理がなされるように制御する。
ここで通話処理アプリケーションは、通話処理部1150に含まれた一つのモジュールに該当することもできて、通信端末機1100に具備されたOEM通話モジュールのような別途の通話モジュールに該当することもある。
通話処理アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御するということは、通話処理アプリケーションの実行による表示画面と第1アプリケーションの実行による表示画面が重畳される部分は、通話処理アプリケーションの実行による表示画面が優先して表示されるようにすることを意味することもある。一例として、通話処理アプリケーションの実行による表示画面が既存の第1アプリケーションの実行による表示画面を完全に覆うこともできるものである。
また、使用者の‘拒絶メッセージ'メニュー選択時には、通話処理部1150は相手先に拒絶メッセージを文字メッセージなどを利用して送ることができるし、もし使用者が'エンド'メニューを選択する場合には通話処理部1150は相手先からかかって来た電話を強制的に切ることもできる。
以下では、図2を参照して本発明の第1−1実施例による通信端末機1100の制御流れを説明する。
先ず、第1アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して実行する(段階S101)。
ここで、最上位レイヤーアプリケーションを設定するということは、単純に一番最後にフォアグラウンドで実行されるアプリケーションをディスプレイ部1110の最上位レイヤーに表示されるように制御することを意味することもある。
本実施例では最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションは、TV(Television)視聴アプリケーションであることを一例とする。
この状態で使用者は、自分の通信端末機1100を利用してTV番組をリアルタイムで視聴することができる。
通話受信イベントを感知する場合(段階S103)通信端末機1100は、TV視聴アプリケーションの実行が維持されるようにしながらTV放送画面が表示される領域のうちで一領域に通話受信お知らせメッセージを表示する(段階S105)。
この時、通話受信お知らせメッセージには、使用者が選択することができるメニューらが含まれることができるが、例えば、‘通話'メニュー、'見ながら通話'メニュー、'拒絶メッセージ'メニューが通話受信お知らせメッセージに含まれることができる。
電話が来たというメッセージと共に使用者が選択可能なメニューらが表示された状態が図3(a)に示された。
図3(a)を説明すると、TV放送が表示されている状態で該当TV放送画面の上端に'010−8080−1234'番号を有する相手先から電話がかかって来たことが分かって、この時通信端末機1100は、図3(a)に示されたところのように該当電話番号が住所録に既登録されている場合、該当住所録から相手先の名前を抽出して、電話番号と共に表示することもできる。図3(a)には一例として相手先の名前が'洪吉童'で表示されている。
このように通話と関連されたメニューが表示された状態で使用者は自分が願うメニューを選択することができるが、例えば、使用者が‘通話'メニューを選択した場合には(段階S107)通信端末機1100は、既設置された基本通話アプリケーションに該当するOEM通話アプリケーションを実行させる(段階S109)。
この時、通信端末機1100にはOEM通話アプリケーションの実行によるインターフェース画面が表示されて、そのOEM通話アプリケーションの機能によって相手先との通話がなされることができる。
この場合通信端末機1100は、TV視聴アプリケーションの実行を一時停止させるか、または終了させることができる。
OEM通話アプリケーションが実行された例が図3(b)に示された。同図面に示されたところのように既存に視聴していたTV番組の代りに相手先との通話時に必要なメニューらを含む使用者インターフェースがディスプレイ部1110全体に表示されていることが分かる。すなわち、この場合はOEM通話アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションになるものである。
一方、使用者が‘見ながら通話'メニューを選択した場合には(段階S107)通信端末機1100は、通話処理機能をバックグラウンドで実行させることで(段階S111)相手先と通話がなされるようにしながらもTV視聴アプリケーションの動作には影響を及ぼさないようにする。
すなわち、使用者は相手先と通話をしながらも既存に視聴したTV番組を続いて視聴することができるものである。
この時、通信端末機1100は、使用者の手動操作がなくてもTV視聴アプリケーションによって発生されるサウンドの大きさを通話中には黙音処理するか、または既設定された以下の大きさになるように調節することもできる。
通話処理機能がバックグラウンドで動作する一例が図3(c)に示された。同図面に示されたところのように既存に視聴していたTV番組は続いてディスプレイ部1110に表示されているし、単に相手先との通話時に必要なメニューらを含む使用者インターフェースがTV番組画面の上端一部に表示されていることが分かる。すなわち、この場合は相変らずTV視聴アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションになるものである。
次に、使用者が‘拒絶メッセージ'メニューを選択する場合(段階S107)、通信端末機1100は受信拒否メッセージを生成して、電話をかけた相手先端末機に送る(段階S113)。受信拒否メッセージは短文メッセージサービスセンター(SMSC)のような一種の文字メッセージサーバーを経由して伝送されるメッセージであることもあるし、または所定のプッシュサーバーを経由して相手先端末機に伝送されるメッセージであることもある。
以下では、本発明の第1−2実施例による通信端末機1100’に対して説明する。
本発明の他の実施例による通信端末機1100’の機能ブロックは、図1に示されたところのようであるが、一部構成要素の機能において差がある。
すなわち、使用者入力部1120'、イベント感知部1130'、通話処理部1150'などの機能は前で説明したところとの差がなくて、単にお知らせ部1140'はイベント感知部1130'が通話受信イベントを感知した場合、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら第1アプリケーションの表示領域とは区別される別個の領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御する機能を遂行するという点で前で説明したところと差がある。
すなわち、前で説明した実施例は、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作によるイメージまたは映像がディスプレイ部1110画面全体を満たしている状態である時に主に適用可能なものであり、本実施例は最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作によるイメージまたは映像がディスプレイ部1110’画面一部分を満たしている状態である時主に適用可能なものである。
すなわち、第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたので、他のアプリケーションの動作による画面と重畳される時は、第1アプリケーションが優先して表示されるという点は差がないが、第1アプリケーションの動作による画面がディスプレイ部1110’全体を占有するものではないという点で差があるものである。
この時、お知らせ部1140'は、第1アプリケーションが表示していない一部領域(例えば、ディスプレイ部1110'の上端領域)に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御することができるものである。残りの各構成要素らの機能及び特徴は、前述した実施例で説明したところと差がないので、重複説明は略する。
これによって使用者は、特定アプリケーションが実行(例えば、動画再生、ゲーム実行)されている状態で電話がかかって来た場合、その特定アプリケーションの実行状態を維持しながらも電話受信状態が分かって、さらにひいては、その特定アプリケーションの実行状態を維持しながらも相手先と通話することができる。
まず、本実施例を説明するにおいて、通信端末機にはOEM通話アプリケーションが具備されている状態であり、このようなOEM通話アプリケーション以外に別途の通話アプリケーション、または通話アップのダウンロードを受けて記憶されている状態であると仮定する。
ここで、OEM通話アプリケーションは、通信端末機の発売開始時に基本的に具備された通話関連アプリケーションを意味して、別途の通話アプリケーションまたは通話アップ(以下では、OEM通話アプリケーションと区別するために'通話アップ'と称する)は、このようなOEM通話アプリケーションとは区別されて、使用者の選択によってアップストアまたはアプリケーション提供サーバーなどからダウンロードを受けて設置されたアプリケーションであると仮定する。
後述する通信端末機の機能ブロックまたは通信端末機の制御過程のうちで少なくとも一部は、このような通話アップで処理することができる。
本発明の第2−1実施例による通信端末機2100機能ブロックの一例は、図4に示されたところのようである。同図面に示されたところのように通信端末機2100は、使用者入力部2110、近接センサー部2120、イベント感知部2130、お知らせ部2140、センサー制御部2150、通話処理部2160、ディスプレイ部2170を含んで構成されることができる。
ディスプレイ部2170は、通信端末機2100の動作による動画が表示されるか、または所定のお知らせメッセージまたはメニューが表示されるものであり、例えば、電力消耗が少ないLCD(Liquid Crystal Display)を含んで構成されることができる。
使用者入力部2110は使用者の操作入力を受けるものであり、例えば、少なくとも一つの押しボタンが含まれたキーパッドを含んで構成されることができるし、または使用者のタッチ入力を感知するタッチパネルを含んで構成されることもできる。
特に、使用者入力部2110がタッチパネルを含んで構成される場合、使用者入力部2110と前で説明したディスプレイ部2170とは、一つのタッチスクリーンを構成することもできる。
イベント感知部2130は、通話受信イベントを感知する機能を遂行する。
例えば、相手先端末機から電話がかかって来る場合、イベント感知部2130はその着信号の受信によるイベント、すなわち、通話受信イベントを感知するものである。通話受信イベントは受信される通話信号そのものであることもあり、通信端末機2100のシステムプログラムで、または通信端末機2100に具備された通話関連アプリケーション(一例で、OEM通話モジュール)によって発生されたものであることもある。
お知らせ部2140は、イベント感知部2130が映像通話受信イベントを感知した場合、映像通話受信イベント発生前に最上位レイヤーで表示された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら映像通話受信お知らせメッセージが画面の一領域−第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域または、前記第1アプリケーションの表示領域とは区別される別個の領域−に表示されるように制御する機能を遂行する。
本実施例で第1アプリケーションの動作が維持されるということは、第1アプリケーションによる画面処理がずっと遂行されるというものである。すなわち、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、動画がずっとプレイされて画面に見えることを意味する。
お知らせ部2140は、例えば、第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域に映像通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御することができる。
ここで、第1アプリケーションが映像通話受信イベント発生前に最上位レイヤーに表示されたということは、第1アプリケーションが映像通話受信イベント発生前に最上位レイヤーアプリケーションで設定されたことを意味する。
第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、その第1アプリケーションがディスプレイ部2170の全体画面を占めるように設定されたということを意味することもあり、または各アプリケーションの動作による表示画面が重畳されて表示されている場合、第1アプリケーションが一番上端のレイヤーに位置して他のアプリケーションの表示画面に全然邪魔されないで、その第1アプリケーションの動作による表示画面を使用者が優先して見られるように設定されたことを意味することもある。
さらにひいては、第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、使用者のタッチドラッグ入力を第1アプリケーションの使用者入力として見做すということを意味することもある。
ここで、レイヤーは表示画面の重畳時にその優先順位を決めるための論理的区別に該当する。
通話受信お知らせメッセージは、相手先端末機から通話着信が発生したことを知らせる情報に該当することもあり、さらにひいては使用者が選択するための所定のメニューを含んでいることもある。
すなわち、お知らせ部2140は、使用者の選択によって複数個の通話モードに対する選択メニューが表示されるように制御することができるが、例えば、お知らせ部2140は‘見ながら通話'メニューと'通話'メニューがディスプレイ部2170に表示されるようにできるものである。このような各メニューの選択によって遂行される機能に対しては後述するようにする。
通話処理部2160は、使用者入力部2110を通じた通話受信選択を感知する場合、第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理がなされるように制御する。
例えば、通話処理部2160は、別に通話処理機能を具備している場合には該当通話処理機能をバックグラウンドで遂行することもできて、他の例として既に具備されたOEM通話アプリケーションがバックグラウンドで動作するように制御することもできる。
特に、通話処理部2160は、複数個の通話モードのうちで第1通話モードの選択を感知する場合第1通話モードに対応される通話OEMアプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御して、該当OEM通話アプリケーションによって通話処理がなされるように制御して、使用者入力部2110を通じた第2通話モードの選択を感知する場合第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理がなされるように制御する。この時、通話処理部2160はバックグラウンド通話処理を直接遂行することもできる。
すなわち、通話処理部2160が通話処理をバックグラウンドで遂行することは、第1アプリケーションの動作に影響を及ぼさないためである。ここでバックグラウンドで通話処理を遂行するということは、第1アプリケーションの動作が維持されて、その第1アプリケーションによる実行画面がずっとディスプレイ部2170に表示されるようにした状態で相手先との通話がなされるように処理することを意味する。単に通話処理と関連された所定のメニューが画面の一領域に表示されることはある。
したがって、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、使用者は動画をずっと視聴しながら相手先と電話通話ができるものである。
この時、通話処理部2160は、第1アプリケーションの実行によるサウンドに対して黙音処理するか、または該当サウンドの大きさが既設定された大きさで自動調節されるように制御することもできる。例えば、通話処理部2160は、相手先との通話処理がバックグラウンドで実行されている状態では、第1アプリケーションの実行によるサウンドの大きさが既設定された大きさで低められるように通信端末機2100のシステムプログラムに要請することができる。
システムプログラムが特定アプリケーションの動作によるメディアサウンド(通話サウンドとは区別される)の大きさ、すなわち、ボリュームを調節することは既に公知された技術に過ぎないので、より詳細な説明を略する。
このために通話処理部2160は、第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンと通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンが同時にディスプレイ部2170に表示されるように制御することができる。この場合、使用者が通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンを選択する場合には、通話処理部2160は通話中である相手先の声を調節することができるし、使用者が第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンを選択する場合には通話処理部2160は第1アプリケーションの実行によって発生されるサウンドの大きさを調節することができるものである。
使用者選択による具体的実施例を説明すれば、通話処理部2160は使用者の‘見ながら通話'メニュー選択時には第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理がなされるように制御する。
これに反して、使用者の前記‘通話'メニュー選択時には通話処理部2160は、OEM通話アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御して、該当OEM通話アプリケーションによって通話処理がなされるように制御する。
OEM通話アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御するということは、第1アプリケーションの再生を中断させて、OEM通話アプリケーションの実行による表示画面と第1アプリケーションの実行による表示画面が重畳される部分は、OEM通話アプリケーションの実行による表示画面が優先して表示されるようにすることを意味することもある。一例として、OEM通話アプリケーションの実行による表示画面が既存の第1アプリケーションの実行による表示画面を完全に覆うこともできるものである。
近接センサー部2120は、外部被写体の近接状態を感知する機能を遂行する。近接センサー部2120は外部被写体の近接を感知する近接センサーモジュール(図示せず)と、該当センサーの感知信号によって特定機能を遂行する機能遂行部(図示せず)を含んで構成されることができる。
ここで、近接センサーモジュールは、静電容量型、コイル誘導型、高周波発振型など既に公知された形態のものを利用することができる。
機能遂行部は、近接センサーモジュールで感知される信号によって特定機能、例えば、ディスプレイ部2170の電源をOFFさせるか、または節電モードに転換させるなどディスプレイ部2170を非活性させることもできて、または、タッチパネル上のタッチ入力感知機能を非活性化させることもできる。
センサー制御部2150は、使用者入力部2110を通じた複数個の通話モードのうちで第1通話モードの選択を感知する場合には、既に具備された近接センサー部2120の機能を活性化させて、複数個の通話モードのうちで第2通話モードの選択を感知する場合には、近接センサー部2120の機能を非活性化させる機能を遂行する。
すなわち、センサー制御部2150は、使用者が選択した通話モードによって近接センサー部2120の機能を異なるように制御するものである。
ここで、第1通話モードは、使用者が前で例に挙げた‘通話'メニューを選択する時動作するモードであることもあるし、第2通話モードは使用者が'見ながら通話'メニューを選択する時に動作するモードであることもある。
第2通話モードの選択に対してより具体的に説明すれば、センサー制御部2150は複数個の通話モードのうちで第2通話モードの選択を感知する場合には、通話受信イベントの感知によって一時活性化された近接センサー部2120の機能を非活性で切り替えるか、または近接センサー部2120が活性化されなかったら、その非活性化状態をずっと維持させることができる。
例えば、使用者の第2通話モード選択によって図4に示されない通信端末機2100の他の機能モジュールまたは、OS(Operating System)のようなシステムプログラムによって近接センサー部2120が一時的に活性化される場合、センサー制御部2150はその一時的に活性化された近接センサー部2120の機能を非活性に転換させて動作しないようにできるものである。
ここで、近接センサー部2120を非活性化させるということは、前で言及した近接センサーモジュールの機能を非活性化させるか、または機能遂行部の機能を非活性化させることを意味することもある。
以下では、図5を参照して本発明の第2−1実施例による通信端末機2100の制御過程を説明する。
まず、通信端末機2100が使用者の選択による任意の第1アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して行っていることを前提とする(段階S201)。
ここで、最上位レイヤーアプリケーションを設定するということは、単純に一番最後にフォアグラウンドで実行されるアプリケーションをディスプレイ部2170の最上位レイヤーに表示されるように制御することを意味することもある。最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションは、所定のマルチメディアファイルを再生するアプリケーションであるか、またはゲームアプリケーションであることもあるが、本実施例では第1アプリケーションはTV(Television)視聴アプリケーションであることを一例とする。
この状態で使用者は、自分の通信端末機2100を利用してTV番組をリアルタイムで視聴することができる。
通話受信イベントを感知する場合(段階S320)通信端末機2100は、TV視聴アプリケーションの実行が維持されるようにしながらTV放送画面が表示される領域のうちで一領域に通話受信お知らせメッセージを表示する(段階S205)。
以後、使用者は、受信方法を選択することができるが(段階S207)、通話受信お知らせメッセージに含まれるか、または別途の使用者選択によって表示される'通話'メニューと'見ながら通話'メニューのうちでいずれか一つを選択することで、受信方法を選択することができる。
電話が来たというメッセージと共に使用者が選択可能なメニューらが表示された状態が図3(a)に示された。
図3(a)を説明すると、TV放送が表示されている状態で該当TV放送画面の上端に'010−8080−1234'番号を有する相手先から電話がかかって来たことが分かって、この時、通信端末機2100は図3(a)に示されたところのように該当電話番号が住所録に既登録されている場合、該当住所録から相手先の名前を抽出して電話番号と共に表示することもできる。図3(a)には一例として、相手先の名前が'洪吉童'で表示されている。
このように通話と関連されたメニューが表示された状態で、使用者は自分が願うメニューを選択することができるが、例えば、使用者が‘通話'メニューを選択した場合には(段階S207)、通信端末機2100は、既設置された基本電話アプリケーションに該当するOEM通話アプリケーションを実行させる(段階S209)。
この時、通信端末機2100にはOEM通話アプリケーションの実行によるインターフェース画面が表示されて、そのOEM通話アプリケーションの機能によって相手先との通話がなされることができる。
この場合、通信端末機2100は、TV視聴アプリケーションの実行を一時停止させるとか終了させることができる。
OEM通話アプリケーションの実行された例が図3(b)に図示された。同図面に図示されたところのように既存に視聴したTV番組の代りに相手先との通話の時必要なメニューらを含む使用者インターフェースがディスプレイ部2170全体に表示されていることが分かる。すなわち、この場合はOEM通話アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションになるのである。
この時通信端末機2100は、近接センサー部2120を自動で活性化(ON)させる(段階S211)。
近接センサー部2120が活性化された状態で通信端末機2100は外部被写体の近接が感知される場合電力消耗を減らすためにディスプレイ部2170の電源を遮断させて、タッチパネルのタッチ入力機能を非活性化させることができる。
例えば、使用者が通信端末機2100を耳に当てて通話をする場合近接センサー部2120の動作によってディスプレイ部2170の電源が遮られると共にタッチ入力機能が非活性化になる。
一方、使用者が‘見ながら通話'メニューを選択した場合には(段階S207)、通信端末機2100は通話処理機能をバックグラウンドで実行させることで(段階S213)相手先と通話がなされるようにしながらもTV視聴アプリケーションの動作には影響を及ぼさないようにする。
すなわち、使用者は相手先と通話をしながらも既存に視聴したTV番組を続いて視聴することができるものである。
この時、通信端末機2100は使用者の手動操作がなくてもTV視聴アプリケーションによって発生されるサウンド大きさを通話の中には黙音処理するか、または既設定された大きさ以下になるように調節することもできる。
通話処理機能がバックグラウンドで動作する事例が図3(c)に示された。同図面に示されたところのように既存に視聴したTV番組は続いてディスプレイ部2170に表示されているし、単に相手先との通話の時必要なメニューらを含む使用者インターフェースがTV番組画面の上端一部に表示されていることが分かる。
この時、通信端末機2100は、近接センサー部2120の機能を非活性化(OFF)させる(段階S215)。例えば、通信端末機2100は近接センサー部2120の機能が非活性化状態ならその非活性化状態を維持させれば良いし、現在近接センサー部2120の機能が活性化された状態なら非活性化状態で転換させることができる。
図6は、このように近接センサー部2120の機能を非活性化状態で切り替える事例を示したものである。
すなわち、使用者が'見ながら通話'メニューを選択した場合、すなわち、第2通話モードを選択した場合(段階S221)通信端末機2100はOEM通話アプリケーションをバックグラウンドで行って通話がなされるようにする(段階S223)。すなわち、通信端末機2100は第1アプリケーションがフォアグラウンドでずっと動作するようにすると同時に通話がなされるようにするものである。
この時、OEMアプリケーションが動作しながら該当OEMアプリケーションによって近接センサー部2120がON状態になることができるが、通信端末機2100はこのようにON状態になった近接センサー部2120をOFF状態に転換させることができる(段階S225)。
これによって使用者が‘見ながら通話'を選択した場合には、近接センサー部の動作によって予期しなく画面が消えるか、またはタッチ入力による機能が遂行されない不便が消える。
以下では、本発明の第2−2実施例による通信端末機2100'に対して説明する。
本発明の第2−2実施例による通信端末機2100'の機能ブロックは、図4に示されたところのようであるが、一部構成要素の機能において差がある。
すなわち、使用者入力部2110’、イベント感知部2130'、通話処理部2160'、近接センサー部2120'、センサー制御部2150'などの機能は前で説明したところと差がなくて、単にお知らせ部2140'はイベント感知部2130'が通話受信イベントを感知した場合、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら第1アプリケーションの表示領域とは区別される別個の領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御する機能を遂行するという点で前で説明したところと差がある。
すなわち、前で説明した第2−1実施例は、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作によるイメージまたは映像がディスプレイ部2170の画面全体を満たしている状態である時、主に適用可能なものであり、本実施例は最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作によるイメージまたは映像がディスプレイ部2170'画面の一部分を満たしている状態である時、主に適用可能なものである。
すなわち、第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたので、他のアプリケーションの動作による画面と重畳される時は第1アプリケーションが優先して表示されるという点は差がないが、第1アプリケーションの動作による画面がディスプレイ部2170'全体を占有するものではないという点で差があるものである。
この時、お知らせ部2140'は、第1アプリケーションが表示していない一部領域(例えば、ディスプレイ部2170'の上端領域)に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御することができるものである。残りの各構成要素らの機能及び特徴は、前述した第2−1実施例で説明したところと差がないので、重複説明は略する。
一方、本実施例を遂行する過程は、所定の記録媒体(例えば、コンピューターで判読可能な)に記憶されたプログラムによってなされることができることは勿論である。
例えば、前述した実施例での通話処理機能を遂行することは、所定のサーバーからダウンロードを受けた通話処理アップによって遂行されることができる。この時、通信端末機には端末機の発売開始時設置されたOEM通話アプリケーションがある場合には、そのOEM通話アプリケーションとダウンロードを受けた通話処理アップが共存するようになる。
すなわち、前述した実施例でOEM通話アプリケーションが実行された以後の過程を除いては所定のサーバーからダウンロードを受けた別途の通話処理アップによって遂行されることができるものである。
これによって複数個の通話モードを具備した通信端末機で通話モードに符合されるそれぞれの機能が遂行されることができる。
例えば、使用者が一名‘通話'メニューを選択した場合には、近接センサー部を活性化させることで、使用者が通信端末機を耳に当てて通話をする場合にはディスプレイ部の電源を遮断してタッチ動作がなされないようにして、使用者が一名'見ながら通話'メニューを選択した場合には一般的な通話の場合と異なり近接センサー部を非活性化させることで現在遂行されているアプリケーションに対する入力(一例でタッチ入力)が近接センサー部によって邪魔されないようにすることができる。
以下では、本発明の第3実施例を図7乃至図11を参照して詳しく説明する。
まず、本発明の第3実施例による通信端末機3100機能ブロックの一例は、図7に示されたところのようである。
同図面に示されたところのように、通信端末機3100はディスプレイ部3110、使用者入力部3120、イベント感知部3130、お知らせ部3140、通話処理部3150、ボリューム調整部3160を含んで構成されることができる。
ディスプレイ部3110は、通信端末機3100の動作による動画が表示されるか、または所定のお知らせメッセージまたはメニューが表示されるものであり、例えば、電力消耗が少ないLCD(Liquid Crystal Display)を含んで構成されることができる。
使用者入力部3120は、使用者の操作入力を受けるものとして、例えば、少なくとも一つの押しボタンが含まれたキーパッドを含んで構成されることができるし、または使用者のタッチ入力を感知するタッチパッドを含んで構成されることもできる。
特に、使用者入力部3120がタッチパッドを含んで構成される場合、使用者入力部3120と前で説明したディスプレイ部3110は一つのタッチスクリーンを構成することもできる。
イベント感知部3130は、通話受信イベントを感知する機能を遂行する。
例えば、相手先端末機から電話がかかって来る場合、イベント感知部3130はその着信号の受信によるイベント、すなわち、通話受信イベントを感知するものである。通話受信イベントは受信される通話信号そのものであることもできて、通信端末機3100のシステムプログラムでまたは通信端末機3100に具備された通話関連アプリケーション(一例でOEM通話モジュール)によって発生されたものであることができる。
お知らせ部3140は、イベント感知部3130が通話受信イベントを感知した場合、通話受信イベント発生前に最上位レイヤーで表示された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら通話受信お知らせメッセージが画面の一領域−第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域または前記第1アプリケーションの表示領域とは区別される別個の領域−に表示されるように制御する機能を遂行する。
本実施例で第1アプリケーションの動作が維持されるということは、第1アプリケーションによる画面処理がずっと遂行されるというものである。すなわち、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、動画がずっとプレイされて画面に見えることを意味する。
お知らせ部3140は、例えば、第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御することができる。
ここで、第1アプリケーションが通話受信イベント発生前に最上位レイヤーに表示されたということは、第1アプリケーションが通話受信イベント発生前に最上位レイヤーアプリケーションで設定されたことを意味する。
第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、その第1アプリケーションがディスプレイ部3110の全体画面を占めるように設定されたということを意味することもあり、または各アプリケーションの動作による表示画面が重畳されて表示されている場合、第1アプリケーションが一番上端のレイヤーに位置して他のアプリケーションの表示画面に全然邪魔されないで、その第1アプリケーションの動作による表示画面を使用者が優先して見られるように設定されたことを意味することもある。
さらにひいては、第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、使用者のタッチドラッグ入力を第1アプリケーションの使用者入力で見做すということを意味することもある。
レイヤーは、表示画面の重畳時にその優先順位を決めるための論理的区別に該当する。
本実施例で第1アプリケーションは、期記憶されたマルチメディアファイルを再生するか、または外部から受信されるストリーミング放送などを再生させるマルチメディア再生プログラムであることを一例とする。
通話受信お知らせメッセージは、相手先端末機から通話着信が発生したことを知らせる情報に該当することもあり、さらにひいては使用者が選択するための所定のメニューを含んでいることもある。
例えば、通話受信お知らせメッセージには‘見ながら通話'メニュー'通話'メニュー、'拒絶メッセージ'メニュー、'エンド'メニューが含まれることができる。このような各メニューの選択によって遂行される機能に対しては後述するようにする。
通話処理部3150は、使用者の使用者入力部3120を通じた通話受信選択を感知する場合、第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理が遂行されるように制御する機能を遂行する。すなわち、通話処理部3150が通話処理をバックグラウンドで遂行することは、第1アプリケーションの動作に影響を及ぼさないためである。ここで、第1アプリケーションは、通話受信段階(例えば、使用者の通話受信選択感知)以前から実行中であったアプリケーションであることができる。
通話処理部3150は、使用者の使用者入力部3120を通じた通話受信選択を感知する場合、第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理がなされるように制御する機能を遂行する。
例えば、通話処理部3150は、別に通話処理機能を具備している場合には、該当通話処理機能をバックグラウンドで遂行することもできて、他の例として既に具備されたOEM通話アプリケーションがバックグラウンドで動作するように制御することもできる。
ここで、バックグラウンドで通話処理を遂行するということは、第1アプリケーションの動作が維持されて、その第1アプリケーションによる実行画面にずっとディスプレイ部3110に表示されるようにした状態で、相手先との通話がなされるように処理することを意味する。単に通話処理と関連された所定のメニューが画面の一領域に表示されることはできる。
例えば、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、使用者は動画をずっと視聴しながら相手先と電話通話ができるものである。
この時、通話処理部3150は、第1アプリケーションの実行によるサウンドに対して黙音処理するか、または該当サウンドの大きさが既設定された大きさで自動調節されるように制御することもできる。例えば、通話処理部3150は相手先との通話処理がバックグラウンドで実行されている状態では第1アプリケーションの実行によるサウンドの大きさが既設定された大きさで低められるように通信端末機3100のシステムプログラムに要請することができる。
システムプログラムが特定アプリケーションの動作によるサウンドの大きさ、すなわち、ボリュームを調節することは既に公知された技術に過ぎないので、より詳細な説明を略する。
使用者選択による具体的実施例を説明すれば、通話処理部3150は使用者の‘見ながら通話'メニュー選択時には第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理が遂行されるように制御する。
これに反して使用者の前記‘通話'メニュー選択時には、通話処理部3150は通話処理アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御して、該当通話処理アプリケーションによって通話処理がなされるように制御する。
ここで、通話処理アプリケーションは、通話処理部3150に含まれた一つのモジュールに該当することもあり、通信端末機3100に具備されたOEM通話モジュールのような別途の通話モジュールに該当することもある。
通話処理アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御するということは、通話処理アプリケーションの再生を中断させて通話処理アプリケーションの実行による表示画面と第1アプリケーションの実行による表示画面が重畳される部分は、通話処理アプリケーションの実行による表示画面が優先して表示されるようにすることを意味することもある。一例として、通話処理アプリケーションの実行による表示画面が既存の第1アプリケーションの実行による表示画面を完全に覆うこともできるものである。
また、使用者の‘拒絶メッセージ'メニュー選択時には、通話処理部3150は相手先に拒絶メッセージを文字メッセージなどを利用して送ることができるし、仮に、使用者が'エンド'メニューを選択する場合には通話処理部3150は相手先からかかって来た電話を強制に切ることもできる。
ボリューム調整部3160は、第1アプリケーションの再生ボリューム調整のための第1タッチボリュームインターフェースと通話処理と関連された通話ボリューム調整のための第2タッチボリュームインターフェースがディスプレイ部3110に表示されるように制御する機能を遂行する。
例えば、ボリューム調整部3160は、使用者がかかって来た電話に出る場合、すなわち、通話受信を選択する場合、自動で前述した第1タッチボリュームインターフェースと前記第2タッチボリュームインターフェースがディスプレイ部3110に表示されるようにすることもできて、または使用者の通話受信選択後にディスプレイ部3110に表示された所定のメニューの使用者選択によって第1タッチボリュームインターフェースと前記第2タッチボリュームインターフェースがディスプレイ部3110に表示されるようにすることもできる。
ボリューム調整部3160は、第1タッチボリュームインターフェースまたは前記第2タッチボリュームインターフェースが既設定された値の透明度を有するように処理して、第1タッチボリュームインターフェース及び第2タッチボリュームインターフェースと重畳される第1アプリケーションの表示領域の映像が映るようにする。
例えば、ボリューム調整部3160は第1タッチボリュームインターフェースまたは第2タッチボリュームインターフェースが50%程度の透明度を有するようにして、該当タッチボリュームインターフェースと重畳される部分の第1アプリケーションの実行映像などが映るように、すなわち、該当タッチボリュームインターフェースによって完全に隠されないで透過して見えるようにすることができる。
また、第1タッチボリュームインターフェースまたは第2タッチボリュームインターフェースに対するタッチ入力と既設定された時間経過のうちで少なくともいずれか一つが感知されれば、ボリューム調整部3160は第1タッチボリュームインターフェースまたは第2タッチボリュームインターフェースの透明度を既設定された値に増加させることができる。ここで、使用者のタッチ入力は、タッチタップ動作(特定位置をタッチしてからタッチを解除する動作)または、タッチドラッグ動作(特定位置をタッチした後タッチを維持した状態で所定の軌跡を描く動作)などをすべて含むものである。タッチ入力に対する前述した定義は、本発明を説明するすべての所で適用される。
例えば、ボリューム調整部3160は、第2タッチボリュームインターフェースをタッチする場合第2タッチボリュームインターフェースをさらに透明に処理して該当第2タッチボリュームインターフェースと重畳される第1アプリケーションの表示領域がさらによく見えるようにすることができて、さらにひいては透明度を100%で設定することで第2タッチボリュームインターフェースが全然見えないようにすることもできる。
ここで第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースのうちでいずれか一つだけタッチしても第1タッチボリュームインターフェース及び第2タッチボリュームインターフェースの透明度を同時に制御することもできる。これはその反対の場合、すなわち、以後に説明するところのように第1タッチボリュームインターフェースまたは第2タッチボリュームインターフェースの透明度を低める場合にも同じである。
また、前述したところのように第1タッチボリュームインターフェースまたは第2タッチボリュームインターフェースがディスプレイ部3110に表示された以後、既設定された時間が経過した場合、ボリューム調整部3160は第1タッチボリュームインターフェースまたは第2タッチボリュームインターフェースの透明度を既設定された値程度増加させることもできる。
このように第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースの透明度が既設定された値に増加した以後、使用者の第1タッチボリュームインターフェースと前記第2タッチボリュームインターフェースのうちで少なくともいずれか一つに対するタッチ入力が感知されれば、ボリューム調整部3160は第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースの透明度を既設定された値で減少させることもできる。
例えば、第1タッチボリュームインターフェース及び第2タッチボリュームインターフェースが50%の透明度で表示された状態で使用者が第1タッチボリュームインターフェースの特定位置、例えば、画面閉めアイコンが表示された位置をタッチする場合、ボリューム調整部3160は第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースの透明度を90%で高めて表示して、以後使用者が第1タッチボリュームインターフェースの中央部をタッチする場合、ボリューム調整部3160は第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースの透明度を50%で修復させることができるものである。
また、ボリューム調整部3160は、使用者入力部3120に含まれた所定のハードウェアボタンに第1アプリケーションの再生ボリューム調整機能と通話処理と関連された通話ボリューム調整機能のうちで少なくともいずれか一つを割り当てることができる。
但し、以下に本実施例を説明するにおいて、ボリューム調整部3160は、ハードウェアボタンに通話処理と関連された通話ボリューム調整機能を割り当てたことを一例とする。これによって使用者は、通話処理と関連された通話ボリューム調整のためにディスプレイ部3110に表示された第2タッチボリュームインターフェースをタッチ操作することもできて、または通信端末機3100に物理的に既に具備された別途の通話ボリュームボタンを操作することもできるものである。
すなわち、ボリューム調整部3160は、第1タッチボリュームインターフェースに対するタッチ入力が感知されることによって第1アプリケーションの再生ボリュームが調整されるように制御して、ハードウェアボタンに対する使用者の操作入力が感知されるか、または第2タッチボリュームインターフェースに対するタッチ入力が感知される場合には通話処理と関連された通話ボリュームが調整されるように制御するものである。
ハードウェアボタンに対する使用者の操作入力が感知された場合、ボリューム調整部3160はハードウェアボタンの使用者操作によって第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースのうちで少なくともいずれか一つの透明度を変更させることができる。
例えば、第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースの透明度が90%になった状態で、使用者がハードウェアボタンを押す場合、ボリューム調整部3160は第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースの透明度を50%で変更させることができる。
この時、ボリューム調整部3160は、使用者のハードウェアボタンを押す時間によって第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースの透明度を漸進的に増加または減少させることもできる。
第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースにはそれぞれボリューム調整バーが含まれることができるが、使用者はボリューム調整バーをタッチドラッグして第1アプリケーションの再生ボリュームまたは通話処理と通話ボリュームを調節することができる。
この時、ボリューム調整部3160は、ハードウェアボタンに対する使用者の操作入力が感知される場合、通話処理と関連された通話ボリュームが調整されるように制御すると共に第2タッチボリュームインターフェースのボリューム調整バーの位置が変更されるように制御することもできる。
すなわち、使用者は前述したところのように通話ボリュームを調節するために第2タッチボリュームインターフェースのボリューム調整バーをタッチドラッグすることもできて、ハードウェアボリュームボタンを押すこともできるが、ハードウェアボリュームボタンを押す場合にもまるで第2タッチボリュームインターフェースのボリューム調整バーを使用者がタッチドラッグしたような効果が示されるようにするものである。
以下では、図8を参照して本発明の第3実施例による通信端末機3100の制御流れを説明する。
先ず、第1アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して行う(段階S301)。
ここで、最上位レイヤーアプリケーションを設定するということは、単純に一番最後にフォアグラウンドで実行されるアプリケーションをディスプレイ部3110の最上位レイヤーに表示されるように制御することを意味することもある。
本実施例では、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションはTV(Television)視聴アプリケーションであることを一例とする。
この状態で使用者は、自分の通信端末機3100を利用してTV番組をリアルタイムで視聴することができる。
通話受信イベントを感知する場合(段階S303)通信端末機3100は、TV視聴アプリケーションの実行が維持されるようにしながらTV放送画面が表示される領域のうちで一領域に通話受信お知らせメッセージを表示する(段階S305)。
通話受信お知らせメッセージが表示された以後、使用者が通話受信を選択すれば(段階S307)、通信端末機3100は通話処理機能をバックグラウンドで実行して(段階S309)、相手先と通話がなされるようにしながらもTV視聴アプリケーションの動作には影響を及ぼさないようにする。
続いて、通信端末機3100は、第1アプリケーションの再生ボリュームに対応される第1タッチボリュームインターフェースと通話ボリュームに対応される第2タッチボリュームインターフェースをいっぺんにディスプレイ部3110の一領域に表示する(段階S311)。
この時、第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースは、透明度処理(アルファ値適用)をして、第1アプリケーションによって再生されるTV放送画面が映るようにすることができる。すなわち、第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースがその重畳されるTV放送画面に完全に隠れるものではなく、第1タッチボリュームインターフェース及び第2タッチボリュームインターフェースを透過して見えるようにするものである。
また、通信端末機3100は既に具備されたハードウェアボタン(例えば、通信端末機3100側面に付着されたボリュームボタン)に通話ボリューム調整機能を割り当てる(段階S313)。
図9は、ディスプレイ部3110に第1タッチボリュームインターフェースと第2タッチボリュームインターフェースが表示された一例を示す。
図9で通話ボリュームインターフェース3112は、第2タッチボリュームインターフェースを意味して、メディアボリュームインターフェース3111は第1タッチボリュームインターフェースを意味する。そして、各ボリュームインターフェースにはボリューム調整バー114、115が具備されている。
使用者はこのようなボリューム調整バー114、115をタッチドラッグして、通話ボリュームまたはメディアボリュームを調節することができるものである。
また、図9には通話ボリューム調整のためのハードウェア通話ボタン3113がさらに示されている。したがって、使用者は通話ボリュームを調整するためにハードウェア通話ボタン3113を押すこともできて、通話ボリュームインターフェース3112のボリューム調整バー3115を左右方向にタッチドラッグすることもできるものである。
図10は、このように使用者がボリュームを選択的に調整する過程を示している。
通信端末機3100は、使用者が第1タッチボリュームインターフェース3111のボリューム調整バー3114をタッチドラッグする場合(段階S321)、第1アプリケーションの再生ボリュームを調整する(段階S323)。
また、使用者が第2タッチボリュームインターフェース3112のボリューム調整バー3115をタッチドラッグする場合には(段階S325)通話ボリュームを調整する(段階S327)。
そして、使用者が既に具備されたハードウェアボタン3113を操作する場合(段階S329)通信端末機3100は、第2タッチボリュームインターフェース3112のボリューム調整バー3115を左右に移動させると共に通話ボリュームを調整する(段階S331)。
一方、前の図8で説明した通話受信お知らせメッセージには使用者が選択することができるメニューらが含まれることができるが、例えば、‘通話'メニュー、'見ながら通話'メニューが通話受信お知らせメッセージに含まれることができるし、図11では使用者がこのようなメニューを選択することによって遂行される過程の一例を示している。
電話が来たというメッセージと共に使用者が選択可能なメニューらが表示された状態が図3(a)に示された。
図3(a)を説明すると、TV放送が表示されている状態で該当TV放送画面の上端に'010−8080−1234'番号を有する相手先から電話がかかって来たことが分かって、この時通信端末機3100は、図3(a)に示されたところのように該当電話番号が住所録に既登録されている場合、該当住所録から相手先の名前を抽出して電話番号と共に表示することもできる。図3(a)には一例として相手先の名前が'洪吉童'と表示されている。
このように通話と関連されたメニューが表示された状態で(段階S341)使用者は、自分が願うメニューを選択することができるが、例えば、使用者が'通話'メニューを選択した場合には(段階S343)通信端末機3100は、既設置された基本電話アプリケーションに該当するOEM電話アプリケーションを実行させる(段階S345)。
この時、通信端末機3100にはOEM電話アプリケーションの実行によるインターフェース画面が表示されて、そのOEM電話アプリケーションの機能によって相手先との通話がなされることができる。
この場合通信端末機3100は、TV視聴アプリケーションの実行を一時停止させるか、または終了させることができる。
OEM電話アプリケーションが実行された例が図3(b)に示された。同図面に示されたところのように既存に視聴していたTV番組の代りに相手先との通話時に必要なメニューらを含む使用者インターフェースがディスプレイ部3110全体に表示されていることが分かる。すなわち、この場合はOEM電話アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションになるものである。
一方、使用者が‘見ながら通話'メニューを選択した場合には(段階S347)、通信端末機3100は通話処理機能をバックグラウンドで実行させることで(段階S349)、相手先と通話がなされるようにしながらもTV視聴アプリケーションの動作には影響を及ぼさないようにする。
すなわち、使用者は相手先と通話をしながらも既存に視聴していたTV番組を続いて視聴することができるものである。
この時、通信端末機3100は、使用者の手動操作がなくてもTV視聴アプリケーションによって発生されるサウンドの大きさを通話中には黙音処理するか、または既設定された以下の大きさになるように調節することもできる。
通話処理機能がバックグラウンドで動作する一例が図3(c)に示された。同図面に示されたところのように既存に視聴していたTV番組は続いてディスプレイ部3110に表示されているし、単に相手先との通話時に必要なメニューらを含む使用者インターフェースがTV番組画面の上端一部に表示されていることが分かる。
この場合、タッチボリュームインターフェースを表示する過程は、前で説明したところのようである。
一方、前述した各実施例を遂行する過程の少なくとも一部は、所定の記録媒体(例えば、コンピューターで判読可能な)に記憶されたプログラムによってなされることができることは勿論である。
例えば、前述した実施例での通話処理機能を遂行することは、所定のサーバーからダウンロードを受けた通話処理アップによって遂行されることができる。この時、通信端末機には端末機の発売開始時に設置されたOEM通話処理アプリケーションがある場合には、そのOEM通話処理アプリケーションとダウンロードを受けた通話処理アップが共存するようになる。
すなわち、前述した実施例でOEM通話アプリケーションが実行された以後の過程を除いては所定のサーバーからダウンロードを受けた別途の通話処理アップによって遂行されることができるものである。
これによって特定アプリケーションが実行されている状態で通話受信が選択される場合、その特定アプリケーションの再生ボリュームを制御するためのタッチボリュームインターフェースと通話処理による通話ボリュームを制御するためのタッチボリュームインターフェースがすべて表示されて、使用者がそれぞれ異なるアプリケーションのボリュームを容易に制御することができる。
また、通信端末機に既に具備されたハードウェアボタンを通話ボリューム制御用で設定することで、使用者らの便宜性を増大させる。この時、ハードウェアボタンの操作時にもタッチボリュームインターフェースのボリューム調整バーを移動させることで、現在の通話ボリューム大きさを視覚的に確認することができる。
以下では、本発明の第4実施例を図12乃至図16を参照して詳しく説明する。
まず、本実施例を説明するにおいて、通信端末機にはOEM通話アプリケーションが具備されている状態であり、このようなOEM通話アプリケーション以外に別途の通話アプリケーションまたは通話アップのダウンロードを受けて記憶されている状態であると仮定する。
ここで、OEM通話アプリケーションは、通信端末機の発売開始時に基本的に具備された通話関連アプリケーションを意味して、別途の通話アプリケーションまたは通話アップ(以下では、OEM通話アプリケーションと区別するために'通話アップ'と称する)はこのようなOEM通話アプリケーションとは区別されて、使用者の選択によってアップストアまたはアプリケーション提供サーバーなどからダウンロードを受けて設置されたアプリケーションを意味する。
後述する通信端末機の機能ブロックまたは通信端末機の制御過程のうちで少なくとも一部はこのような通話アップで処理するようになる。
本発明の一実施例による通信端末機4100機能ブロックの一例は、図12に示されたところのようである。
同図面に示されたところのように、通信端末機4100はディスプレイ部4110、使用者入力部4120、イベント感知部4130、お知らせ部4140、通話処理部4150、OEM通話メニュー呼び出し部4160を含んで構成されることができる。
ディスプレイ部4110は、通信端末機4100の動作による動画が表示されるか、または所定のお知らせメッセージまたはメニューが表示されるものであり、例えば、電力消耗が少ないLCD(Liquid Crystal Display)を含んで構成されることができる。
使用者入力部4120は、使用者の操作入力を受けるものであり、例えば、少なくとも一つの押しボタンが含まれたキーパッドを含んで構成されることができるし、または使用者のタッチ入力を感知するタッチパッドを含んで構成されることもできる。
特に、使用者入力部4120がタッチパッドを含んで構成される場合、使用者入力部4120と前で説明したディスプレイ部4110は一つのタッチスクリーンを構成することもできる。
イベント感知部4130は通話受信イベントを感知する機能を遂行する。
例えば、相手先端末機から電話がかかって来る場合、イベント感知部4130はその着信号の受信によるイベント、すなわち、通話受信イベントを感知するものである。通話受信イベントは受信される通話信号そのものであることもできて、通信端末機4100のシステムプログラムで、または通信端末機4100に具備された通話関連アプリケーション(一例で、OEM通話モジュール)によって発生されたものであることがある。
お知らせ部4140は、イベント感知部4130が通話受信イベントを感知した場合通話受信イベント発生前に最上位レイヤーで表示された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら通話受信お知らせメッセージが画面の一領域−第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域、または前記第1アプリケーションの表示領域とは区別される別個の領域−に表示されるように制御する機能を遂行する。
本実施例で第1アプリケーションの動作が維持されるということは、第1アプリケーションによる画面処理がずっと遂行されるというものである。すなわち、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションの場合動画がずっとプレイされて画面に見えることを意味する。
お知らせ部4140は、例えば、第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御することができる。
ここで、第1アプリケーションが通話受信イベント発生前に最上位レイヤーに表示されたということは、第1アプリケーションが通話受信イベント発生前に最上位レイヤーアプリケーションで設定されたことを意味する。
第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、その第1アプリケーションがディスプレイ部4110の全体画面を占めるように設定されたということを意味することもあり、または各アプリケーションの動作による表示画面が重畳されて表示されている場合第1アプリケーションが一番上端のレイヤーに位置して、他のアプリケーションの表示画面に全然邪魔されないでその第1アプリケーションの動作による表示画面を使用者が優先して見られるように設定されたことを意味することもある。
さらにひいては、第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、使用者のタッチドラッグ入力を第1アプリケーションの使用者入力で見做すということを意味することもある。
レイヤーは、表示画面の重畳時にその優先順位を決めるための論理的区別に該当する。
通話受信お知らせメッセージは、相手先端末機から通話着信が発生したことを知らせる情報に該当することもできて、さらにひいては使用者が選択するための所定のメニューを含んでいることもある。
例えば、通話受信お知らせメッセージには‘見ながら通話'メニュー'通話'メニュー、'拒絶メッセージ'メニュー、'エンド'メニューが含まれることができる。このような各メニューの選択によって遂行される機能に対しては後述するようにする。
通話処理部4150は、使用者の使用者入力部4120を通じた通話受信選択を感知する場合、第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理がなされるように制御する機能を遂行する。
例えば、通話処理部4150は別に通話処理機能を具備している場合には、該当通話処理機能をバックグラウンドで遂行することもできて、他の例として既に具備されたOEM通話アプリケーションがバックグラウンドで動作するように制御することもできる。
通話処理部4150が通話処理をバックグラウンドで遂行することは、第1アプリケーションの動作に影響を及ぼさないためである。
ここで、バックグラウンドで通話処理を遂行するということは、第1アプリケーションの動作が維持されて、その第1アプリケーションによる実行画面にずっとディスプレイ部4110に表示されるようにした状態で相手先との通話がなされるように処理することを意味する。単に通話処理と関連された所定のメニューが画面の一領域に表示されることはできる。
したがって、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、使用者は動画をずっと視聴しながら相手先と電話通話ができるものである。
この時、通話処理部4150は、第1アプリケーションの実行によるサウンドに対して黙音処理するか、または該当サウンドの大きさが既設定された大きさで自動調節されるように制御することもできる。例えば、通話処理部4150は、相手先との通話処理がバックグラウンドで実行されている状態では第1アプリケーションの実行によるサウンドの大きさが既設定された大きさで低められるように通信端末機4100のシステムプログラムに要請することができる。
システムプログラムが特定アプリケーションの動作によるサウンドの大きさ、すなわち、ボリュームを調節することは既に公知された技術に過ぎないので、より詳細な説明を略する。
このために通話処理部4150は、第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンと通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンが同時にディスプレイ部4110に表示されるように制御することができる。この場合、使用者が通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンを選択する場合には、通話処理部4150は通話中である相手先の声を調節することができるし、使用者が第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンを選択する場合には、通話処理部4150は第1アプリケーションの実行によって発生されるサウンドの大きさを調節することができるものである。
使用者の選択による具体的な実施例を説明すれば、通話処理部4150は使用者の‘見ながら通話'メニュー選択時には、第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理がなされるように制御する。
これに反して、使用者の前記‘通話'メニュー選択時には通話処理部4150は、OEM通話アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御して、該当OEM通話アプリケーションによって通話処理がなされるように制御する。
OEM通話アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御するということは、通話処理アプリケーションの再生を中断させてOEM通話アプリケーションの実行による表示画面と第1アプリケーションの実行による表示画面が重畳される部分は、OEM通話アプリケーションの実行による表示画面が優先して表示されるようにすることを意味することもある。一例として、OEM通話アプリケーションの実行による表示画面が既存の第1アプリケーションの実行による表示画面を完全に覆うこともできるものである。
また、使用者の‘拒絶メッセージ'メニュー選択時には、通話処理部4150は相手先に拒絶メッセージを文字メッセージなどを利用して送ることができるし、仮に、使用者が'エンド'メニューを選択する場合には通話処理部4150は相手先からかかって来た電話を強制に切ることもできる。
一方、通話処理部4150は、バックグラウンドで遂行される通話処理が終わるまで画面表示上の最上位レイヤーにフローティングメニューボタンを表示することもできる。ここで、最上位レイヤーにフローティングメニューボタンを表示するということは、すべての画面表示より優先してフローティングメニューボタンが表示されるようにするということを意味するものであり、例えば、フローティングメニューボタンと第1アプリケーションの実行による表示画面が重畳される場合、フローティングメニューボタンが優先して表示されるようにすることを意味する。すなわち、使用者の視覚から見れば、第1アプリケーションの実行による表示画面上にフローティングメニューボタンが表示されるか、または浮かんでいるように感じるようになるものである。
この時フローティングメニューボタンは、所定の透明処理を遂行して、その下にあるレイヤーの表示画面(例えば、第1アプリケーションの実行による表示画面)が映るようにすることもできることは勿論である。
また、通話処理部4150は、後述するところのようにOEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが表示された以後にもフローティングメニューボタンが画面表示上の最上位レイヤーに表示されるように制御することができる。
OEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが表示される前に表示されるフローティングメニューボタンとその後に表示されるフローティングメニューボタンは、その形態(イメージ、色相、位置など)がお互いに異なることがある。
OEM通話メニュー呼び出し部4160は、使用者の選択によってOEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが表示されるように制御する機能を遂行する。特に、OEM通話メニュー呼び出し部4160は、OEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが第1アプリケーションより上位レイヤーに表示されるように制御することができる。
ここで、第1アプリケーションより上位レイヤーに表示されるということは、第1アプリケーションの動作によって表示されている映像と重畳される場合OEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューを優先して表示されるようにするということを意味する。
端的な例で別途の透明処理がなされない場合、OEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューと第1アプリケーションの動作による映像が重畳される場合、その重畳領域ではOEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューだけ見えるようにするものである。
この時、OEM通話メニュー呼び出し部4160は、前で説明したフローティングメニューボタンの使用者選択によってOEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが表示されるように制御することができる。
例えば、使用者がフローティングメニューボタンをタッチするか、またはタッチドラッグすることによってOEM通話メニュー呼び出し部4160は、OEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが表示されるように制御することができるものである。現在バックグラウンド通話処理がOEM通話アプリケーションによってなされている場合には、OEM通話メニュー呼び出し部4160は使用者のフローティングメニューボタンタッチなどを感知する場合、OEM通話アプリケーションをフォアグラウンドに転換させて、OEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが表示されるようにすることもできる。
前述したところのようにOEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューが表示されると共に前記第1アプリケーションの動作が終了または止められた場合には、OEM通話メニュー呼び出し部4160は、フローティングメニューボタンの使用者選択によってOEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューの表示が終わる時点に、第1アプリケーションが再び動作するように制御することができる。
これによって使用者は、続いて第1アプリケーションの動作画面を見ながら相手先と通話を続くことができる。
以下では図13を参照して、先ず本発明の一実施例による通信端末機4100で使用者が受信方法を処理する過程を説明する。
先ず、第1アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して実行する(段階S401)。
ここで、最上位レイヤーアプリケーションを設定するということは、単純に一番最後にフォアグラウンドで実行されるアプリケーションをディスプレイ部4110の最上位レイヤーに表示されるように制御することを意味することもある。
最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションは、所定のマルチメディアファイルを再生するアプリケーションであることもあるが、本実施例では第1アプリケーションはTV(Television)視聴アプリケーションであることを一例とする。
この状態で使用者は、自分の通信端末機4100を利用してTV番組をリアルタイムで視聴することができる。
通話受信イベントを感知する場合(段階S403)通信端末機4100は、TV視聴アプリケーションの実行が維持されるようにしながらTV放送画面が表示される領域のうちで一領域に通話受信お知らせメッセージを表示する(段階S405)。
この時、通話受信お知らせメッセージには使用者が選択することができるメニューらが含まれることができるが、例えば‘通話'メニュー、'見ながら通話'メニューが通話受信お知らせメッセージに含まれることができる。または、通話受信お知らせメッセージ表示とは区別される時点に前述したメニューらが使用者選択によって表示されることもできる。
電話が来たというメッセージと共に使用者が選択可能なメニューらが表示された状態が図3(a)に示された。
図3(a)を説明すると、TV放送が表示されている状態で該当TV放送画面上端に'010−8080−1234'番号を有する相手先から電話がかかって来たことが分かって、この時通信端末機4100は、図3(a)に示されたところのように該当電話番号が住所録に既登録されている場合、該当住所録から相手先の名前を抽出して電話番号と共に表示することもできる。図3(a)には一例として相手先の名前が'洪吉童'で表示されている。
このように通話と関連されたメニューが表示された状態で使用者は、自分が願うメニューを選択することができるが、例えば、使用者が‘通話'メニューを選択した場合には(段階S407)通信端末機4100は、既設置された基本電話アプリケーションに該当するOEM通話アプリケーションをフォアグラウンドで実行させる(段階S409)。
この時、通信端末機4100にはOEM通話アプリケーションの実行によるインターフェース画面が表示されて、そのOEM通話アプリケーションの機能によって相手先との通話がなされることができる。
この場合、通信端末機4100はTV視聴アプリケーションの実行を一時停止させるか、または終了させることができる。
OEM通話アプリケーションが実行された例が図3(b)に示された。同図面に示されたところのように既存に視聴していたTV番組の代りに相手先との通話時に必要なメニューらを含む使用者インターフェースがディスプレイ部4110全体に表示されていることが分かる。すなわち、この場合はOEM通話アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションになるものである。
一方、使用者が‘見ながら通話'メニューを選択した場合には(段階S407)通信端末機4100は、通話処理機能をバックグラウンドで実行させることで(段階S411)相手先と通話がなされるようにしながらもTV視聴アプリケーションの動作には影響を及ぼさないようにする。
すなわち、使用者は、相手先と通話をしながらも既存に視聴していたTV番組を続いて視聴することができるものである。
この時、通信端末機4100は、使用者の手動操作がなくてもTV視聴アプリケーションによって発生されるサウンド大きさを通話中には黙音処理するか、または既設定された以下の大きさになるように調節することもできる。
通話処理機能がバックグラウンドで動作する一例が図3(c)に示された。同図面に示されたところのように既存に視聴していたTV番組は続いてディスプレイ部4110に表示されているし、単に相手先との通話時に必要なメニューらを含む使用者インターフェースがTV番組画面の上端一部に表示されていることが分かる。
図14は、前述した過程のうちで通話処理機能をバックグラウンドで実行する過程以後、すなわち、使用者が‘見ながら通話'メニューを選択した以後になされる制御過程を説明する。
通話処理機能をバックグラウンドで実行した以後(段階S421)、通信端末機4100はフローティングメニューボタン4111をTV視聴アプリケーションの実行によるTV放送画面上に表示する(段階S423)。
この時、使用者は、TV放送画面を視聴すると共に相手先と通話をすることができる。
この状態で図15(a)のように使用者がフローティングメニューボタン4111を右側方向にドラッグする場合(段階S425)通話状態をずっと維持すると共にOEM通話アプリケーションで支援する通話関連メニュー、すなわち、付加機能メニューが表示されるように制御する。この時、図15(b)のようにフローティングメニューボタン4112も続いて画面表示最上位レイヤーに示されるように制御する(段階S427)。
この時、通信端末機4100は、第1アプリケーションの動作は続いて進行することができるが、使用者はOEM通話アプリケーションの通話関連メニュー画面によってその第1アプリケーション実行画面を見られなくて、単に音だけ聞くことができる。
他の例として、通信端末機4100は、第1アプリケーションの動作を中断または一時停止することもできる。
図15(b)でOEM通話アプリケーションメニュー画面は、図3(b)の録音、エンド、ダイヤルパッド、スピーカー、音消去、ブルートゥース通信などのように通話関連メニューを含む画面であることもある。
このような通話関連メニューに対する使用者選択を感知する場合(段階S429)通信端末機4100は、その選択されたメニューに対応される機能を遂行する(段階S431)。
例えば、録音メニューを使用者が選択すれば通信端末機4100は、現在通話内容を録音して、音消去メニューを使用者が選択すれば通信端末機4100は、相手先にどのような音も伝送されないようにする。
仮に、使用者が現時点で表示されているフローティングメニューボタン4112を図15(c)のように左側方向にタッチドラッグすれば(段階S433)、通信端末機4100はOEM通話アプリケーションが支援する通話関連メニューの表示を終了すると(段階S435)同時に中断された第1アプリケーションの動作を再開する(段階S437)。
この場合にも図15(d)に示されたところのように第1アプリケーションの動作画面上にフローティングメニューボタン4111が表示されることができることは勿論である。
これにOEM通話アプリケーションが搭載された移動通信端末機使用者は、そのOEM通話アプリケーションとは区別される別途の通話アップのダウンロードを受けて利用することができるし、また、通話アップの制御によって通話がなされた状況でOEM通話アプリケーションで提供する付加機能を容易に活用することができる。
以下では、本発明の第5実施例を図16乃至図21を参照して詳しく説明する。
本発明の第5実施例による通信端末機5100機能ブロックの一例は、図16に示されたところのようである。
同図面に示されたところのように、通信端末機5100はディスプレイ部5110、使用者入力部5120、イベント感知部5130、お知らせ部5140、通話処理部5150、メニュー表示部5160を含んで構成されることができる。
ディスプレイ部5110は、通信端末機5100の動作による動画が表示されるか、または所定のお知らせメッセージまたはメニューが表示されるものであり、例えば、電力消耗が少ないLCD(Liquid Crystal Display)を含んで構成されることができる。
使用者入力部5120は、使用者の操作入力を受けるものであり、例えば、少なくとも一つの押しボタンが含まれたキーパッドを含んで構成されることができるし、または使用者のタッチ入力を感知するタッチパッドを含んで構成されることもできる。
特に、使用者入力部5120がタッチパッドを含んで構成される場合使用者入力部5120と前で説明したディスプレイ部5110は一つのタッチスクリーンを構成することもできる。
イベント感知部5130は、通話受信イベントを感知する機能を遂行する。
例えば、相手先端末機から電話がかかって来る場合、イベント感知部5130はその着信号の受信によるイベント、すなわち、通話受信イベントを感知するものである。通話受信イベントは受信される通話信号そのものであることもあり、通信端末機5100のシステムプログラムでまたは通信端末機5100に具備された通話関連アプリケーション(一例で、OEM通話モジュール)によって発生されたものであることもある。
お知らせ部5140は、イベント感知部5130が通話受信イベントを感知した場合通話受信イベント発生前に最上位レイヤーで表示された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら通話受信お知らせメッセージが画面の一領域−第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域または前記第1アプリケーションの表示領域とは区別される別個の領域−に表示されるように制御する機能を遂行する。
本実施例で第1アプリケーションの動作が維持されるということは、第1アプリケーションによる画面処理がずっと遂行されるというものである。すなわち、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、動画がずっとプレイされて画面に見えることを意味する。
お知らせ部5140は、例えば、第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御することができる。
ここで、第1アプリケーションが通話受信イベント発生前に最上位レイヤーに表示されたということは、第1アプリケーションが通話受信イベント発生前に最上位レイヤーアプリケーションで設定されたことを意味する。
第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、その第1アプリケーションがディスプレイ部5110の全体画面を占めるように設定されたということを意味することもあり、または各アプリケーションの動作による表示画面が重畳されて表示されている場合、第1アプリケーションが一番上端のレイヤーに位置して他のアプリケーションの表示画面に全然邪魔されないでその第1アプリケーションの動作による表示画面を使用者が優先して見られるように設定されたことを意味することもある。
さらにひいては、第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されたということは、使用者のタッチドラッグ入力を第1アプリケーションの使用者入力で見做すということを意味することもある。
レイヤーは、表示画面の重畳時にその優先順位を決めるための論理的区別に該当する。
通話受信お知らせメッセージは、相手先端末機から通話着信が発生したことを知らせる情報に該当することもできて、さらにひいては使用者が選択するための所定のメニューを含んでいることもできる。
例えば、通話受信お知らせメッセージには、‘見ながら通話'メニュー'通話'メニュー、'拒絶メッセージ'メニュー、'エンド'メニューが含まれることができる。このような各メニューの選択によって遂行される機能に対しては後述するようにする。
メニュー表示部5160は、使用者選択のためのメニュー客体を画面一部領域に表示する機能を遂行するが、通話受信お知らせメッセージが表示される場合、または通話受信お知らせメッセージが表示された後使用者の選択がある場合には拡張メニュー客体を画面一部領域に表示する。
ここで、拡張メニュー客体は後述する縮小メニュー客体と区別されるものであり、メニュー客体の大きさが変動可能であるという前題下に拡張メニュー客体はその大きさが左右方向または上下方向などに拡張されている状態の客体を意味して、縮小メニュー客体はその拡張されている状態で何らかの理由でその大きさが減った状態の客体を意味する。
例えば、拡張メニュー客体は、使用者が直ちに選択することができるメニュー項目が示されている客体であることもある。すなわち、拡張メニュー客体は使用者がメニュー項目を確認するために別途のタッチ動作を遂行するか、または別途のボタンを押さなくても現在使用者が特定機能を選択することができる少なくとも一つのメニュー項目がディスプレイ部5110上に示されている状態の客体を意味することができるものである。
本実施例でメニュー項目は、通話関連された特定機能を遂行するために選択されるものを意味するが、例えば、通話開示、通話終了、通話関連の付加機能遂行または終了などに対応されるものであることができる。特に、拡張メニュー客体には前述したところのように少なくとも一つのメニュー項目だけではなく、通話状態情報も示されるように含まれることがあり得る。
これに反して縮小メニュー客体は、使用者が選択することができるメニュー項目が隠されている状態の客体であることもある。この場合使用者は、メニュー項目を確認するためには別途のタッチ動作を遂行するか、または別途のボタンを押さなければならない。単に縮小メニュー客体には前述したメニュー項目を除いた通話状態情報だけ示されるように含まれることがあり得る。
このような差によって縮小メニュー客体の大きさは、拡張メニュー客体の大きさよりさらに小さいしかない。
前述したところのように拡張メニュー客体を表示したメニュー表示部5160は、後述するところのように通話処理がバックグラウンドで遂行される時点に拡張メニュー客体を縮小メニュー客体に転換させて表示することができる。
または、メニュー表示部5160は、使用者の客体縮小命令を感知する場合、拡張メニュー客体を縮小メニュー客体に転換させて表示することもできる。ここで、使用者の客体縮小命令は、例えば、使用者のタッチ入力または音声入力に該当することができる。特に、使用者の該当拡張客体メニューに対するタッチ入力が客体縮小命令に該当することができる。
ここで、使用者のタッチ入力は、タッチタップ動作(特定位置をタッチしてからタッチを解除する動作)または、タッチドラッグ動作(特定位置をタッチした後タッチを維持した状態で所定の軌跡を描く動作)などをすべて含むものである。タッチ入力に対する前述した定義は、本発明を説明するすべての所で適用される。
例えば、使用者が拡張メニュー客体に対してタッチ入力するか、または既登録された特定音声で命令を下す場合、メニュー表示部5160はこれを感知して、拡張メニュー客体を縮小客体メニューに転換させることができるものである。
この時、メニュー表示部5160は、縮小メニュー客体を拡張メニュー客体より既設定された値程度透明度をさらに高めて表示することで、縮小メニュー客体と重畳される第1アプリケーションによる映像が映ったように見えるようにすることができる。
そして、使用者の客体拡張命令を感知した場合、メニュー表示部5160は縮小メニュー客体を拡張メニュー客体に転換させることもできる。ここで、客体拡張命令は前で説明した客体縮小命令と同様に使用者のタッチ入力または音声入力に該当することができる。
例えば、使用者が縮小メニュー客体に対してタッチ入力するか、または既登録された特定音声で命令を下す場合、メニュー表示部5160はこれを感知して縮小メニュー客体を拡張客体メニューに転換させることができるものである。
前述した例では、拡張メニュー客体と縮小メニュー客体との間の転換を一例にしたが、拡張メニュー客体の表示と隠しとの間の転換がなされることもできる。
例えば、使用者が拡張メニュー客体が表示された状態で使用者の客体隠し命令(前で説明した客体縮小命令に対応される)を下す場合、メニュー表示部5160は拡張メニュー客体がディスプレイ部5110上で見えないように処理することができるものである。
端的な例で、使用者が拡張メニュー客体に対してタッチ入力する場合、メニュー表示部5160は拡張メニュー客体を一時隠して、見えないようにすることもできるものである。
反対に、拡張メニュー客体が隠し転換された以後、使用者の客体隠し解除命令(前で説明した客体拡張命令に対応される)を感知する場合メニュー表示部5160は隠し転換された拡張メニュー客体が表示転換されて、ディスプレイ部5110上で見えるようにすることができるものである。
前述した客体隠し命令及び客体隠し解除命令は、使用者のタッチ入力または音声入力によってなされることができる。
一方、通話処理部5150は、使用者の使用者入力部5120を通じた通話受信選択を感知する場合、第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理がなされるように制御する機能を遂行する。
例えば、通話処理部5150は別に通話処理機能を具備している場合には該当通話処理機能をバックグラウンドで遂行することもできて、他の例として既に具備されたOEM通話アプリケーションがバックグラウンドで動作するように制御することもできる。
例えば、通話処理部5150は、使用者の拡張メニュー客体に対する選択によってバックグラウンドで通話処理が遂行されるように制御することができる。
通話処理部5150が通話処理をバックグラウンドで遂行することは、第1アプリケーションの動作に影響を及ぼさないようにするためである。
ここで、バックグラウンドで通話処理を遂行するということは、第1アプリケーションの動作が維持されて、その第1アプリケーションによる実行画面がずっとディスプレイ部5110に表示されるようにした状態で相手先との通話がなされるように処理することを意味する。単に通話処理と関連された所定のメニューが画面の一領域に表示されることはできる。
例えば、第1アプリケーションが動画再生アプリケーションである場合、使用者は動画をずっと視聴しながら相手先と電話通話ができるものである。
この時、通話処理部5150は第1アプリケーションの実行によるサウンドに対して黙音処理するか、または該当サウンドの大きさが既設定された大きさで自動調節されるように制御することもできる。例えば、通話処理部5150は相手先との通話処理がバックグラウンドで実行されている状態では第1アプリケーションの実行によるサウンドの大きさが既設定された大きさで低められるように通信端末機5100のシステムプログラムに要請することができる。
システムプログラムが特定アプリケーションの動作によるメディアサウンド(通話サウンドとは区別される)の大きさ、すなわち、ボリュームを調節することは既に公知された技術に過ぎないので、より詳細な説明を略する。
このために通話処理部5150は、第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンと通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンが同時にディスプレイ部5110に表示されるように制御することができる。この場合、使用者が通話処理と関連されたボリューム調節用ボタンを選択する場合には、通話処理部5150は通話中である相手先の声を調節することができるし、使用者が第1アプリケーションのボリューム調節用ボタンを選択する場合には、通話処理部5150は第1アプリケーションの実行によって発生されるサウンドの大きさを調節することができるものである。
使用者選択による具体的な実施例を説明すれば、通話処理部5150は使用者の‘見ながら通話'メニュー選択時には第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理が遂行されるように制御する。
これに反して、使用者の前記‘通話'メニュー選択時には、通話処理部5150は通話処理アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御して、該当通話処理アプリケーションによって通話処理がなされるように制御する。
ここで、通話処理アプリケーションは、通話処理部5150に含まれた一つのモジュールに該当することもできて、通信端末機5100に具備されたOEM通話モジュールのような別途の通話モジュールに該当することもできる。
通話処理アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定して画面転換を制御するということは、通話処理アプリケーションの実行による表示画面と第1アプリケーションの実行による表示画面が重畳される部分は、通話処理アプリケーションの実行による表示画面が優先して表示されるようにすることを意味することもある。一例として、通話処理アプリケーションの実行による表示画面が既存の第1アプリケーションの実行による表示画面を完全に覆うこともできるものである。
また、使用者の‘拒絶メッセージ'メニュー選択時には、通話処理部5150は相手先に拒絶メッセージを文字メッセージなどを利用して送ることができるし、仮に、使用者が'エンド'メニューを選択する場合には、通話処理部5150は相手先からかかって来た電話を強制に切ることもできる。
以下では、図17を参照して本発明の第5実施例による通信端末機5100の制御流れを説明する。
先ず、第1アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで実行する(段階S501)。
ここで、最上位レイヤーアプリケーションを設定するということは、単純に一番最後にフォアグラウンドで実行されるアプリケーションをディスプレイ部5110の最上位レイヤーに表示されるように制御することを意味することもある。
本実施例では最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションは、所定のマルチメディアファイルを再生するアプリケーションであるか、またはゲームアプリケーションであることができるが、本実施例では第1アプリケーションは、TV(Television)視聴アプリケーションであることを一例とする。
この状態で使用者は、自分の通信端末機5100を利用してTV番組をリアルタイムで視聴することができる。
通話受信イベントを感知する場合(段階S503)通信端末機5100は、TV視聴アプリケーションの実行が維持されるようにしながらTV放送画面が表示される領域のうちで一領域に通話受信お知らせメッセージを表示する(段階S505)。
続いて、使用者の選択によって通信端末機5100は、図18のように拡張メニュー客体5111を表示する(段階S507)。
拡張メニュー客体には、図18に示されたところのように電話をかけた発信者に対する情報、すなわち、通話情報と使用者が相手先と電話連結になるようにするために選択可能なボタン、すなわち、メニュー項目が含まれることができる。
使用者が図19(a)のようにメニュー項目、すなわち、通話ボタン5113をタッチする場合、すなわち、使用者のメニュー項目選択を通じた通話受信選択を感知する場合(段階S509)通信端末機5100は、通話処理機能をバックグラウンドで実行する(段階S511)。すなわち、通信端末機5100は通話処理機能をバックグラウンドで実行させることで(段階S511)、相手先と通話がなされるようにしながらもTV視聴アプリケーションの動作には影響を及ぼさないようにする。
すなわち、使用者は相手先と通話をしながらも既存に視聴していたTV番組を続いて視聴することができるものである。
この時、通信端末機5100は使用者の手動操作がなくても、TV視聴アプリケーションによって発生されるサウンドの大きさを通話中には黙音処理するか、または既設定された以下の大きさになるように調節することもできる。
また、通信端末機5100は、拡張メニュー客体を縮小メニュー客体に転換させて、その縮小メニュー客体の透明度を拡張メニュー客体よりさらに増加させることができる(段階S513)。この時、通話ボタンは通話エンドボタンに転換されることもできる。
図19(b)は、拡張メニュー客体が減る中間過程を示して、図19(c)は、拡張メニュー客体が減って最終的に縮小メニュー客体になされた状態を示している。
このように拡張メニュー客体が減って縮小メニュー客体になって透明度も増加するようになれば、拡張メニュー客体が表示された時より第1アプリケーションの実行画面を視聴するのに邪魔をより少なめに受けるようになる。
この状態で、使用者が図20(a)に示されたところのように縮小メニュー客体5112をタッチドラッグする場合(段階S515)、通信端末機5100は図20(b)に示されたところのように縮小メニュー客体を特定方向に確張した拡張メニュー客体5111を表示する。この時、通信端末機5100は透明度も減少させて、拡張メニュー客体に含まれたメニュー項目を使用者が明確に確認できるようにする(段階S517)。
図20(a)では、縮小メニュー客体をタッチドラッグして縮小メニュー客体自体を移動させた後に拡張メニュー客体に変更されることを一例にしたが、使用者のタッチドラッグによって縮小メニュー客体の位置は移動しないで、形態だけ漸次的に拡張メニュー客体に変更されるようにすることもできることは勿論である。
使用者がメニュー項目を選択する場合、例えば、通話エンドメニュー項目を選択する場合(段階S519)、通信端末機5100はバックグラウンドで実行されていた通話処理を終了させる(段階S521)。
これによって使用者がTV視聴アプリケーションによってTV放送プログラムを続いて視聴することができる。
一方、前で拡張メニュー客体には通話受信方法を選択するようにするメニューが含まれることができるが、そのそれぞれの処理過程に対しては図21に示されている。
すなわち、拡張メニュー客体に‘通話'メニュー項目と、'見ながら通話'メニュー項目が含まれている状態で(段階S531)、使用者が'通話'メニュー項目を選択する場合(段階S533)、通信端末機5100は既設置された基本電話アプリケーションに該当するOEM通話アプリケーションを実行させる(段階S535)。この時、通信端末機5100にはOEM通話アプリケーションの実行によるインターフェース画面が表示されて、そのOEM通話アプリケーションの機能によって相手先との通話がなされることができる。この場合、通信端末機5100はTV視聴アプリケーションの実行を一時停止させるか、または終了させることができる。OEM通話アプリケーションが実行された以後の処理過程は、既に公知されたものであるので、より詳細な説明を略する。
一方、使用者が‘見ながら通話'メニューを選択した場合には(段階S533)、通信端末機5100は通話処理機能をバックグラウンドで実行させることで(段階S537)、相手先と通話がなされるようにしながらもTV視聴アプリケーションの動作には影響を及ぼさないようにする。すなわち、使用者は相手先と通話をしながらも既存に視聴したTV番組を続いて視聴することができるものである。この時、通信端末機5100は使用者の手動操作がなくてもTV視聴アプリケーションによって発生されるサウンドの大きさを通話中には黙音処理するか、または既設定された大きさ以下になるように調節することもできる。
そして、通信端末機5100は通話処理機能をバックグラウンドで実行した状態で自動に拡張メニュー客体を縮小して、縮小メニュー客体になるように制御する(段階S539)。その後の処理過程は、前で図17を参照して説明したので、重複説明を略する。
図示しなかったが、使用者が‘拒絶メッセージ'メニューを選択する場合通信端末機5100は、受信拒否メッセージを生成して電話をかけた相手先端末機に送ることもできるが、受信拒否メッセージは短文メッセージサービスセンター(SMSC)のような一種の文字メッセージサーバーを経由して伝送されるメッセージであることもあり、または所定のプッシュサーバーを経由して相手先端末機に伝送されるメッセージであることもある。
これに、相手先と通話がなされる間に第1アプリケーションの実行による画面表示処理がずっと遂行されるようにすることができる。また、この時、通話関連されたメニューの大きさを自動に最小化されるようにすることで(すなわち、縮小メニュー客体表示)、第1アプリケーションの実行による画面を邪魔することを最小化することができる。
以下では、添付図面を参照して本発明に対して詳しく説明する。
まず、本発明の第6実施例を図22乃至図25を参照して説明すれば次のようである。
まず、本発明の第6実施例による通信端末機6100機能ブロックの一例は、図22に示されたところのようである。
同図面に示されたところのように、通信端末機6100は、ディスプレイ部6110、使用者入力部6120、イベント感知部6130、お知らせ部6140、通話処理部6150、サウンド出力モード転換部6160、レシーバー617)、高出力スピーカー6180、表示制御部6190を含んで構成されることができる。
ここで、ディスプレイ部6110、使用者入力部6120、イベント感知部6130、お知らせ部6140は、図1を参照して説明した第1−1実施例と同一であるので、重複説明を略する。
レシーバー6170は、音声通話のように使用者が端末機を耳に当てて通話をする時、サウンドを出力させるものであり、一種の低出力スピーカーに該当する。
高出力スピーカー6180は、映像通話のように使用者が端末機を耳から遠く離して通話をする時にサウンドを出力させるスピーカーを意味する。
表示制御部6190は、使用者選択のためのメニュー客体を画面一部領域に表示する機能を遂行するが、通話受信お知らせメッセージが表示される場合、または通話受信お知らせメッセージが表示された後に使用者の選択がある場合には拡張メニュー客体を画面一部領域に表示することができる。
ここで、拡張メニュー客体は、後述する縮小メニュー客体と区別されるものであり、メニュー客体の大きさが変動可能であるという前題下に拡張メニュー客体は、その大きさが左右方向または上下方向などに拡張されている状態の客体を意味して、縮小メニュー客体はその拡張されている状態で何らかの理由でその大きさが減った状態の客体を意味する。
例えば、拡張メニュー客体は、使用者が直ちに選択することができるメニュー項目が示されている客体であることができる。すなわち、拡張メニュー客体は、使用者がメニュー項目を確認するために別途のタッチ動作を遂行するか、または別途のボタンを押さなくても現在使用者が特定機能を選択することができる少なくとも一つのメニュー項目がディスプレイ部6110上に示されている状態の客体を意味することができるものである。
本実施例でメニュー項目は、通話関連された特定機能を遂行するために選択されることを意味するが、例えば、通話開示、通話終了、通話関連の付加機能遂行または終了などに対応されるものであることができるし、さらにひいては、出力モード転換選択に対応されるものであることができる。
例えば、表示制御部6190は、使用者の通話受信選択によって第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理を遂行する場合、スピーカーモードから基本モードに切り替えるようにするか、または基本モードからスピーカーモードに切り替えるようにするための出力モード転換選択メニューを表示する機能を遂行する。
参照で通信端末機6100の動作モードには基本モードとスピーカーモードがあるが、ここで基本モードはサウンド出力がレシーバー6170を通じてなされるモードに該当して、スピーカーモードはサウンド出力が高出力スピーカー6180を通じてなされるモードに該当する。
特に、拡張メニュー客体には前述したところのように少なくとも一つのメニュー項目だけではなく、通話状態情報も示されるように含まれていることがあり得る。
これに反して縮小メニュー客体は、使用者が選択することができるメニュー項目が隠されている状態の客体であることができる。この場合使用者は、メニュー項目を確認するためには別途のタッチ動作を遂行するか、または別途のボタンを押さなければならない。単に縮小メニュー客体には前述したメニュー項目を除いた通話状態情報だけ示されるように含まれていることがあり得る。
このような差によって縮小メニュー客体の大きさは、拡張メニュー客体の大きさよりさらに小さいしかない。
一方、サウンド出力モード転換部6160は、使用者の出力モード転換選択メニューの操作によって基本モードからスピーカーモードへの転換、またはスピーカーモードから基本モードへの復帰を遂行する。
このようなサウンド出力モード転換部6160の機能によって通話処理部は、通話処理と関連されたサウンドをレシーバー6170または高出力スピーカー6180に出力するようになる。
通話処理部6150が使用者による通話受信選択を感知する場合第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながらバックグラウンドで通話処理を遂行することは、第1−1実施例で言及したところと同一であるので、重複説明を略する。
以下では、本発明の第6実施例による通信端末機6100の制御過程を図23を参照して説明する。
第1アプリケーションが最上位レイヤーアプリケーションで設定されて実行されている状態で(段階S601)、通話受信イベントを感知した場合(段階S603)、通信端末機6100は第1アプリケーションの実行が維持されるようにしながら表示領域のうちで一部領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるようにする(段階S605)。
この時、通信端末機6100は、図24のような拡張メニュー客体6111を表示領域一部に示すことができる。図24で各番号で表示された選択ボタンは、それぞれの選択項目に該当するが、例えば、1番ボタン6112は、従来の基本方式で電話を受信するための‘基本電話受信’メニュー項目であり、2番ボタン6113は、現在実行中である第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら通話処理がバックグラウンドで遂行されるようにするための‘見ながらコール’メニュー項目であり、3番ボタン6114は、相手先に拒絶メッセージを送るための‘拒絶メッセージ伝送’メニュー項目であり、4番ボタン61125は、電話を切るための‘エンド’メニュー項目である。
この時、使用者が‘見ながらコール’メニュー項目を選択した場合(段階S607)、通信端末機6100は第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら通話処理機能がバックグラウンドで遂行されるようにすると共にスピーカーモードで自動転換させる(段階S609)。
続いて通信端末機6100は、出力モード転換選択メニューを表示することができる(段階S611)。
例えば、通信端末機6100は、通話処理機能がバックグラウンドで遂行されるようにした後図25(a)のように拡張メニュー客体を縮小メニュー客体6111_2)に転換させるが、この時、使用者が縮小メニュー客体を右側にドラッグする場合、図25(b)のような拡張メニュー客体6111に再び転換させることができる。この時、再び転換された拡張メニュー客体には図25(b)に示されたところのように1番ボタン6116と2番ボタン6117が含まれることができるが、ここで1番ボタン6116は出力モードの転換を選択するための'出力モード転換選択’メニュー項目であり、2番ボタン6117は、通話を切るための‘エンド’メニュー項目である。
この状態で使用者が、‘出力モード転換選択’メニュー項目を選択するようになれば(段階S613)、通信端末機6100は基本モード(レシーバー6170モード)に復帰させる(段階S615)。
ここで‘出力モード転換選択’メニュー項目を使用者が押す度に、スピーカーモードと基本モードが繰り返し的に転換されることができるので、使用者が基本モードに復帰された以後、再び‘出力モード転換選択’メニュー項目を押す場合再びスピーカーモードに転換されることもできる。
これによって使用者は、バックグラウンド通話処理が遂行される中にも画面上に表示されるメニュー項目の選択によってスピーカーモード及び基本モードを容易に転換させることができる。
以下では、添付図面を参照して本発明に対して詳しく説明する。
まず、本発明の第7実施例を図26乃至図27を参照して説明すれば次のようである。
まず、本発明の第7実施例による通信端末機7100機能ブロックの一例は、図22に示されたところのようである。
同図面に示されたところのように、通信端末機7100はディスプレイ部7110、使用者入力部7120、イベント感知部7130、お知らせ部7140、通話処理部7150、判断部7160、設定記憶部7170を含んで構成されることができる。
ここで、ディスプレイ部7110、使用者入力部7120、イベント感知部7130、通話処理部7150は、図1を参照して説明した第1−1実施例と同一であるので、重複説明を略する。
設定記憶部7170は、アプリケーション設定画面を表示して、使用者の選択によって特定アプリケーションにバックグラウンド通話許容可否をマッチングさせて設定記憶する機能を遂行する。
例えば、通信端末機7100に第1アプリケーションと第2アプリケーションが含まれている場合、設定記憶部7170はアプリケーション設定画面を表示した後、使用者の選択によって第1アプリケーションは、バックグラウンド通話許容で設定して、第2アプリケーションはバックグラウンド通話禁止で設定することができる。
判断部7160は、各アプリケーションにマッチングされたバックグラウンド通話許容可否設定を判断する機能を遂行する。例えば、判断部7160は現在最上位アプリケーションで設定された第1アプリケーションにマッチングされたバックグラウンド通話許容可否設定を判断することができる。
お知らせ部7140は、イベント感知部7130が通話受信イベントを感知した場合、最上位レイヤーアプリケーションで設定された第1アプリケーションの動作が維持されるようにしながら、その第1アプリケーションの表示領域のうちで一部領域、または、第1アプリケーションの表示領域とは区別される別途の領域に通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御する機能を遂行する。
この時、お知らせ部7140は、通話受信お知らせメッセージを表示する前に判断部7160で判断を先に参照することができる。例えば、お知らせ部7140は判断部7160の判断結果第1アプリケーションにバックグラウンド通話許容が設定された場合に限って通話受信お知らせメッセージが表示されるように制御することができる。
仮に、第1アプリケーションにバックグラウンド通話禁止が設定された場合には、お知らせ部7140は通信端末機7100に具備された別途のOEM通話アプリケーションの機能による通話受信お知らせがなされるようにすることができる。
通信端末機7100に既に具備されたOEM通話アプリケーションの機能による通話受信お知らせがなされる場合には第1アプリケーションの動作は止めるようになるが、これは従来技術に該当するので、より詳細な説明は略する。
以下では、本発明の第7実施例による通信端末機7100の制御過程を図27を参照して説明する。
通信端末機7100は、第1アプリケーション設定画面を表示した後(段階S701)、使用者の選択によって第1アプリケーションにバックグラウンド通話許容可否をマッチングさせて設定記憶する(段階S703)。
続いて、通信端末機7100は、使用者選択によって第1アプリケーションを最上位レイヤーアプリケーションで設定及び実行させるが(段階S705)、この時、通話受信イベントが感知される場合(段階S707)、通信端末機7100は第1アプリケーションにマッチングされた設定を確認する(段階S709)。
確認結果、第1アプリケーションに‘バックグラウンド通話許容’が設定された場合(段階S711)、通信端末機7100は第1アプリケーション動作を維持しながら表示領域のうちで一部領域に通話受信お知らせメッセージを表示する(段階S713)。ここで、通話受信お知らせメッセージは、第1アプリケーションの動作を邪魔しない程度の大きさを有するように構成されることが望ましい。
以後の過程、すなわち、使用者が通話受信を選択することで、第1アプリケーションの動作が維持されながらバックグラウンドで通話処理が遂行されるようにすることは、前で第1−1実施例で説明したところのようであるので、重複説明は略する。
他の例として、確認結果第1アプリケーションに‘バックグラウンド通話禁止’が設定された場合(段階S711)、通信端末機7100は既に具備された通話アプリケーションを呼び出して通話受信お知らせがなされるように制御するが(段階S715)、この時、第1アプリケーションの実行は中止されることができる。この場合の通話受信お知らせは、第1アプリケーションの動作とは無関係であるので、画面全体を占めるように構成されることもできる。
これによって電話がかかって来た場合、最上位レイヤーアプリケーションで設定されるアプリケーションの設定値によってお互いに異なるインターフェースで通話受信お知らせがなされることができる。
一方、前述した各実施例を遂行する過程は、所定の記録媒体(例えば、コンピューターで判読可能な)に記憶されたプログラムによってなされることができることは勿論である。
また、本発明は、前記した特定実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲内でいろいろに変形及び修正して実施することができるものである。このような変形及び修正が添付される特許請求範囲に属したら本発明に含まれるということは自明であろう。