JP5797062B2 - 電極留置システム - Google Patents
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一般に、電極リードは、生体組織に電気的刺激を与え、もしくは生体組織に生じる電気的興奮を検出するための少なくとも1つの電極部と刺激発生装置とを電気的に接続するための電気コネクタと、電極部と刺激発生装置との間に設けられ電気的刺激を伝達するためのリードボディとを有している。
本発明の電極留置システムは、弾性材料でシート状に形成された絶縁部材と、前記絶縁部材が湾曲した形状のときに湾曲の内側となる面に設けられた電極と、を有し、外力が作用していない自然状態で少なくとも先端部が湾曲するように形成された電極部と、互いに対向するように配置された一対の支持片、および一対の前記支持片の間に配置され先端側を向く当接面を有する電極用処置具と、を備え、湾曲を伸ばして平坦形状になった前記電極部における湾曲を伸ばした方向の長さは、前記当接面から前記支持片の先端までの長さより長く設定され、前記絶縁部材は、外力が作用していない自然状態で基準軸線回りに螺旋状に巻回された第一の螺旋体と、外力が作用していない自然状態で前記基準軸線回りに前記第一の螺旋体から離間するように螺旋状に巻回された第二の螺旋体と、を有し、前記電極部は、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体における、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体のそれぞれが湾曲する湾曲方向の基端側を平坦に変形させたときに、さらに、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体が互いに平行に近づきながら接近するように変形可能であることを特徴としている。
また、上記の電極留置システムにおいて、前記絶縁部材は、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体の前記湾曲方向の末端を接続する連結片を有し、前記接続部は、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体のそれぞれの前記湾曲方向の基端に固定されていることがより好ましい。
また、上記の電極留置システムにおいて、前記絶縁部材は、外力が作用していない自然状態で、基準軸線回りに1周より多く巻き付けられるとともに、自身の外周面に自身の内周面が当接するように形成されていることがより好ましい。
また、上記の電極留置システムにおいて、一対の前記支持片のうち、一方の前記支持片は、先端が他方の前記支持片から離間するように湾曲していることがより好ましい。
また、上記の電極留置システムにおいて、前記電極は一対設けられ、前記絶縁部材から露出する一対の前記電極の面積は、互いに異なることがより好ましい。
以下、本発明に係る電極留置システムの第1実施形態を、図1から図25を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の電極留置システム1は、重力以外の外力が作用していない自然状態(以下、「自然状態」と称する。)で神経組織(線状組織)に巻きつくように湾曲した湾曲形状となるように形成され電極部10と、互いに接近および離間するように操作可能な一対の把持片(支持片)31、32を有し、神経組織に電極部10を取り付けるための電極用処置具30とを備えている。
なお、本実施形態では、電極留置システム1は、神経組織に付与する電気的刺激を発生させる神経刺激装置(電源)51と、電極部10と神経刺激装置51とを電気的に接続するリードボディ52とともに用いられる。
電極支持体11、および電極12、13は、自然状態では湾曲方向Dに湾曲した湾曲形状であるが(図1参照。)、湾曲を伸ばすように変形させることで、平坦形状に形状を切替えることができる(図2および図3参照。)。
螺旋体16、17は、図1に示すように、自然状態で、連結片18から基準軸線C1に沿って互いに離間するように巻回されている。第一の螺旋体16が巻き進む手前側から見たときの第一の螺旋体16が基準軸線C1回りに巻き進む向きD1と、第二の螺旋体17が巻き進む手前側から見たときの第二の螺旋体17が基準軸線C1回りに巻き進む向きD2とは、互いに逆方向になっている。螺旋体16、17が基準軸線C1回りに巻回される中心角(巻回される範囲を基準軸線C1に平行に見たときに中心角)は、少なくとも360°以上必要であり、450°以上であることが望ましい。
螺旋体16、17全体の幅は、接続部19側よりも連結片18側の方が狭くなるように設定されている。
螺旋体16、17、および連結片18の厚さは、等しく設定されている。これらの厚さが厚すぎると、電極支持体11を平坦形状にした際に捩れが発生するため、0.5mm程度の厚さであることが好ましい。
接続部19の長手方向の中央部には、電極部10を平坦形状に伸ばしたときの電極側係合部18aと同じ側に、第二の電極側係合部19aが形成されている。第二の電極側係合部19aの幅は、後述する把持片31の幅よりわずかに大きくなるように設定されている。
螺旋体16、17、連結片18、および接続部19は、神経組織を損傷させないように、シリコーンなどの柔らかい絶縁材料で一体に形成されており、自然状態で湾曲形状を維持するように成形されている。
電極支持体11の中央部には、螺旋体16、17、連結片18および接続部19で囲われた孔20が形成されている。
電極12、13は、弾性を有し生体適合性の高い金属などで形成され、自然状態で湾曲形状に形成されている。電極12、13には、白金やイリジウムなどの金属を用いることが望ましい。
以上のように構成された電極支持体11、および電極12、13は、自身の弾性により自然状態で全体が湾曲形状となっていて、平坦形状になったときも湾曲形状に形状を戻すことができる。
リードボディ52は公知の構成のものが用いられ、電極部10と神経刺激装置51とを電気的に接続する不図示のコイルと、コイルの外周を覆う絶縁性で可撓性を有するチューブ53(図1参照。)とを有している。
本実施形態では、リードボディ52は、電極部10の接続部19から基準軸線C1に沿って延びるように接続されている。
リードボディ52と神経刺激装置51とは、不図示のコネクタにより着脱可能となっている。リードボディ52と神経刺激装置51とが接続されたときに、神経刺激装置51は、接続部19に内蔵された電気接点およびリードボディ52を介して電極12、13に電気的に接続される。
この例では、把持片31、32の内側となる面はほぼ平坦に形成されている。把持片31、32は、ステンレスなどの、生体適合性を有するとともに電極支持体11より硬い材料で形成されている。
把持部36には、湾曲部37の先端に接続された先端硬質部38が備えられている。把持片32は、先端硬質部38に対して固定されているが、把持片31は自身の基端を回動の軸として、把持片32に対して接近および離間できる。以下では、互いに接近した把持片31、32を閉状態、互いに離間した把持片31、32を開状態と称する。このように構成された把持片31、32は、閉状態となったときに互いの間に電極部10を平坦形状に保持することができる。
このため、図5および図6に示すように、電極部10の厚さ方向の両側から把持片31、32が挟むように把持片31、32の間に電極部10を配置し、当接面38aに接続部19を当接させ、把持片31の先端に電極側係合部18aを係合させるとともに把持片31の基端側を第二の電極側係合部19aに係合させたときに、電極部10は以下のようになる。すなわち、把持片31、32は、電極部10における把持片31、32で挟まれた側のみを平坦形状にして電極部10を支持し、把持片31、32の先端側に電極部10の湾曲方向の一方側が突出して湾曲するように電極部10を位置決めする。
このとき、電極支持体11に対して把持片31が先端側に移動するのが規制される。
なお、図6に示すように、把持片31、32の先端側で湾曲している電極部10を基準軸線C1に平行に見たときに、湾曲の中心角θは、90°以上180°以下であることが好ましく、約125°であることがより好ましい。
軸回転ダイヤル40を回転させることで、挿入部33の軸線に対して把持部36を回転基準位置から時計回りおよび反時計回りに約90°ずつ回転させることができる。湾曲部37の湾曲範囲や、把持部36の回転範囲は、適宜設定されてよい。
操作部34には、ラチェット機構44およびグリップ45が備えられていて、グリップ45に対してトリガー42を位置決め可能となっている。このラチェット機構44により、把持片32に対して把持片31を所定の開き角度でロックすることができる。
まず、術者は、図8に示すように、患者Wの胸部W6に、メスなどで不図示の開口を3カ所形成し、これらの開口にトロッカーTをそれぞれ挿入する。
これら開口の位置Q1〜Q3は、紙面に垂直に延びる不図示の基準軸Jを中心に見たときに、基準軸J回りに略等角度おきに配置することが好ましい。位置Q1〜Q3をこのように配置することで、後の工程で、胸腔鏡で胸腔W1内を観察しながらの処置が行いやすくなる。
前述の切開用処置具により結合組織W7の一部を図10および図11に示すように切開し、結合組織W7から迷走神経W3を露出させる。
通常は、露出した迷走神経W3は胸腔鏡から見にくいため、図12に示すような鈍的な処置具T2により上大静脈W2および結合組織W7を押し退け、後述するように神経組織W3の観察と電極部10の取り付けとを行うこととなる。
閉状態となった把持片31、32の位置は、ラチェット機構44によりロックされる。
なお、このとき、リードボディ52に神経刺激装置51は接続されていない。
前述の処置具T2により上大静脈W2を押し退けて迷走神経W3が不図示の胸腔鏡で観察できるようにし、軸回転ダイヤル40および湾曲ダイヤル41などを操作することで、迷走神経W3の長手方向に対して、電極部10における湾曲を伸ばした方向がほぼ直交するように操作する。
図16に示すように迷走神経W3に電極部10が巻きついた後、電極用処置具30から電極部10を完全に取り外し、電極用処置具30をトロッカーTを通して患者Wの体外に抜き取る。
このように、湾曲形状になった電極部10の先端側で、迷走神経W3をすくい上げることと、迷走神経W3に巻きつく動作を行うことができ、迷走神経W3に電極部10を装着することが可能となる。
リードボディ52と神経刺激装置51とをコネクタにより接続し、リードボディ52および神経刺激装置51を患者Wの皮下に埋め込み、一連の手技を終了する。
したがって、電極用処置具30を操作することで、迷走神経W3に確実かつ容易に電極部10を取り付けることができる。
位置決め部は、電極支持体11の電極側係合部18aであるため、例えば、電極支持体11を形成する金型の形状を修正するなどにより、位置決め部を容易に形成することができる。
把持片31、32は、電極用処置具30により閉状態と開状態とに切り替えられるため、電極用処置具30を操作することで、平坦形状になった電極部10を湾曲形状に容易に切り替えることができる。
把持片31の幅は電極部10の幅より狭く設定されているため、把持片31に電極部10を巻きつけた状態でトロッカーTを通すことができる。したがって、内径の小さなトロッカーTに電極部10を通すことができる。
本実施形態のように、螺旋体16、17の基端に接続部19が固定された構成とした方が、電極部10を平坦形状に切替えたときに突出した部分が少なくなり、迷走神経W3に電極部10を容易に取り付けることができる。
例えば、図17に示す電極部10Aのように、電極12が電極支持体11から露出する面積が電極13が電極支持体11から露出する面積より大きくなるように構成してもよい。
電極部10Aをこのように構成することで、電極の正極側と負極側とで神経組織に接触する面積を変化させて電流密度を変化させ、神経組織に与える刺激量を調整することができる。
電極支持体56は、自身の弾性により、自身の外周面に自身の内周面が当接する、いわゆる巻物状に密巻きとなるように形成されている。この電極支持体56には、電極側係合部18aは形成されていない。
電極部10Bは、湾曲を伸ばすように変形させることで、図20に示すように平坦形状に形状を切替えることができる。
電極12、13は、電極支持体56における基準軸線C2方向の両縁部に、互いに平行となるように配置されている。
このように構成された電極部10Bによれば、神経組織に取り付けた電極部10Bを神経組織から外れにくくすることができる。
電極用処置具30Aをこのように構成することで、把持片31の先端側により神経組織を引っ掛けやすく(すくい上げやすく)なり、神経組織に電極部10を容易に取り付けることができる。
突部58は、面31aの先端に、面32aに向かって突出するように形成されている。同様に、突部59は、面32aの先端に、面31aに向かって突出するように形成されている。
把持片31、32が閉状態となったときに、突部58、59は互い係合する形状であることが好ましい。
このように構成された電極用処置具30Bによれば、把持片31、32の間に保持された電極部が移動するのを防止することができる。
なお、本変形例においては、電極用処置具30Bに突部58および突部59のいずれか一方が設けられていればよい。
把持片31、32の間に電極部10を配置し、処置具側係合部31bに電極部10の連結片18の基端を係合させることで、支持片31対して連結片18が基端側に移動するのが規制される。
このように構成された電極用処置具30Cによっても、本実施形態の電極留置システム1と同様の効果を奏することができる。
なお、この変形例では、処置具側係合部は面31aから突出するように形成されてもよい。
次に、本発明の第2実施形態について図26から図29を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図26に示すように、本実施形態の電極留置システム2は、電極部70と、神経組織に電極部70を取り付けるための電極用処置具80とを備えている。
接続部71は、平面視で略V字形に形成され、両端部が螺旋体16、17の他端に接続されるとともに、中央部71aが平坦形状にしたときの電極部70の連結片18から離間するように配置されている。リードボディ52は、接続部71の中央部71aから、連結片18から離間する側に延びるように接続されている。本実施形態におけるリードボディ52は、スタイレットなどが挿通可能な管路が内部に形成されていることが好ましい。
電極支持体11は、弾性を有するとともに柔軟に形成されていて、図27に示すように平坦形状になったときに、さらに、図28に示すように第一の螺旋体16および第二の螺旋体17を互いに平行に近づきながら接近させるとともに、電極支持体11が湾曲を伸ばした方向に伸びるように変形可能となっている(以下、この形状の電極部70を「伸長形状」と称する。)。
なお、このとき、螺旋体16、17が互いに当接するまで変形できるようになっていることが好ましい。
この例では、先端管部82の先端側が、一対の支持片に相当する。
先端管部82の内径(支持片間の距離)は、図28に示す伸長形状の螺旋体16、17の全体の幅L6にほぼ等しく設定されている。先端管部82の長さは、伸長形状の電極部70の長さL7より短くなるように設定されている。
基端管部83の内径はリードボディ52が挿通可能に設定され、基端管部83の管路は、操作部34に形成された開口と連通している。
ガイド管81は、ステンレスなどの生体適合性の高い金属などで形成されている。
本実施形態における手技の手順は、前記第1実施形態の電極留置システム1を用いた手順と迷走神経W3を露出させるところまでは同一であるので、その部分までの説明を省略する。
軸回転ダイヤル40および湾曲ダイヤル41などを操作することで、迷走神経W3の長手方向に対して、ガイド管81の軸線がほぼ直交するように操作する。
迷走神経W3と結合組織W7との間に電極部70の先端側を挿入し、電極部70における湾曲形状となっている先端側の部分を迷走神経W3に引っ掛ける。操作部34の開口側からリードボディ52を押し込むか、リードボディ52の管路に挿通したスタイレットを押すことで、電極用処置具80の先端管部82から電極部70を押し出す。電極部70は、迷走神経W3に先端側が引っ掛けられた状態で自然状態の湾曲形状に戻ろうとして、迷走神経W3に巻きついていく。
これ以降の手順は、前記第1実施形態の手順と同一である。
電極部70を伸長形状にすることで、より内径の小さなトロッカーTに電極部70を挿入することができる。
電極用処置具80が先端管部82を備えることで、伸長形状になった電極部70の形状を保持することができる。
さらに、電極用処置具80に閉状態と開状態とに切り替え可能な把持片31、32を備えなくても、電極用処置具80から電極部70を押し出すだけで迷走神経W3に電極部70を取り付けることができ、電極用処置具80の構成を簡単にすることができる。
たとえば、前記第1実施形態および第2実施形態では、電極部を構成する電極支持体や電極は、自身の弾性により自然状態で湾曲形状になるとした。しかし、電極支持体および電極がこのような弾性を備えず、電極支持体内に形状記憶ワイヤを備えるように構成してもよい。この形状記憶ワイヤは、自然状態で湾曲形状となるように成形されていて、自然状態で電極部を湾曲形状に保持することができる。
10、10A、10B、70 電極部
11、56 電極支持体(絶縁部材)
12、13 電極
16 第一の螺旋体
17 第二の螺旋体
18a 電極側係合部(位置決め部)
19、71 接続部
30、30A、30B、30C、30D、80 電極用処置具
31、32 把持片(支持片)
31b 処置具側係合部(位置決め部)
38a 当接面
51 神経刺激装置(電源)
58、59 突部
Claims (10)
- 弾性材料でシート状に形成された絶縁部材と、前記絶縁部材が湾曲した形状のときに湾曲の内側となる面に設けられた電極と、を有し、外力が作用していない自然状態で少なくとも先端部が湾曲するように形成された電極部と、
互いに対向するように配置された一対の支持片、および一対の前記支持片の間に配置され先端側を向く当接面を有する電極用処置具と、
を備え、
湾曲を伸ばして平坦形状になった前記電極部における湾曲を伸ばした方向の長さは、前記当接面から前記支持片の先端までの長さより長く設定され、
前記絶縁部材は、
外力が作用していない自然状態で基準軸線回りに螺旋状に巻回された第一の螺旋体と、
外力が作用していない自然状態で前記基準軸線回りに前記第一の螺旋体から離間するように螺旋状に巻回された第二の螺旋体と、
を有し、
前記電極部は、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体における、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体のそれぞれが湾曲する湾曲方向の基端側を平坦に変形させたときに、さらに、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体が互いに平行に近づきながら接近するように変形可能であることを特徴とする電極留置システム。 - 前記電極部は、前記絶縁部材の基端側に固定され前記電極を電源に接続可能な接続部を有することを特徴とする請求項1に記載の電極留置システム。
- 前記絶縁部材は、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体の前記湾曲方向の末端を接続する連結片を有し、
前記接続部は、前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体のそれぞれの前記湾曲方向の基端に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の電極留置システム。 - 一対の前記支持片間の距離は、互いに平行に近づきながら接近した前記第一の螺旋体および前記第二の螺旋体の全体の幅にほぼ等しく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電極留置システム。
- 前記絶縁部材は、外力が作用していない自然状態で、基準軸線回りに1周より多く巻き付けられるとともに、自身の外周面に自身の内周面が当接するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電極留置システム。
- 一対の前記支持片は、互いに接近および離間するように操作可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電極留置システム。
- 一対の前記支持片のうち、一方の前記支持片は、先端が他方の前記支持片から離間するように湾曲していることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電極留置システム。
- 前記絶縁部材は、外力が作用していない自然状態で、基準軸線回りに1周より多く巻き付けられるとともに、自身の外周面に自身の内周面が当接するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電極留置システム。
- 前記電極は一対設けられ、
前記絶縁部材から露出する一対の前記電極の面積は、互いに異なることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の電極留置システム。 - 前記支持片の幅は前記電極部の幅より狭いことを特徴とする請求項6に記載の電極留置システム。
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