JP5794888B2 - 偏心旋回駆動装置及び真空ポンプ - Google Patents
偏心旋回駆動装置及び真空ポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5794888B2 JP5794888B2 JP2011229601A JP2011229601A JP5794888B2 JP 5794888 B2 JP5794888 B2 JP 5794888B2 JP 2011229601 A JP2011229601 A JP 2011229601A JP 2011229601 A JP2011229601 A JP 2011229601A JP 5794888 B2 JP5794888 B2 JP 5794888B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- stator
- vent
- drive device
- turning drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
一方、特許文献2記載の発明は、旋回軸の中心軸方向に冷却用穴を設け、その両端に取り付けられた接続管を設けるように構成されている。
本発明では、前記ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該固定子空間内の空気を当該ケーシングの外部に排出するための排出用通気口が設けられている場合にも効果的である。
また、本発明は、ケーシングと、前記ケーシング内に設けられた気密構造のキャンと、前記ケーシング内の前記キャンによって隔離された固定子空間に配置された固定子とを有し、前記キャン内には、前記固定子と対応する回転子を有し所定の回転軸を中心として回転可能に支持された筒状の回転シャフトと、当該回転シャフト内において前記回転軸に対して偏心して配置されるとともに前記回転軸と平行な回転軸を中心として回転可能に支持された旋回シャフトとが設けられ、前記ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該固定子空間内の空気を当該ケーシングの外部に排出するための排出用通気口が設けられるとともに、当該排出用通気口を介して当該固定子空間内の空気を吸引する吸引手段が設けられている偏心旋回駆動装置である。
本発明では、前記ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該ケーシングの外部の空気を当該固定子空間に導入するための導入用通気口が設けられている場合にも効果的である。
本発明では、前記ケーシングにおいて、前記導入用通気口と前記排出用通気口とが、前記キャンを挟んで反対側の位置に設けられている場合にも効果的である。
また、本発明は、上述したいずれかの偏心旋回駆動装置を有し、当該偏心旋回駆動装置によって駆動されるように構成された真空ポンプである。
特に、コイルエンドを直接空冷できるので除熱効果が高い。また、ケーシング等の内側部分を直接冷却することにより、回転シャフトを支持する回転軸受からの伝熱をより効率良く除去することができる。
また、本発明によれば、冷却水流路を構成する部品は必要なく、コストダウンを図ることができるとともに、冷却水が使用できない環境下においても運転することができる。
本発明において、ケーシングに、固定子空間に連通し、当該固定子空間内の空気を当該ケーシングの外部に排出するための排出用通気口が設けられている場合には、ケーシング内に連続的に冷却風が導入され、排出用通気口から連続的に排出されるので、常に新たな冷却風によって冷却が行われ、これにより効率良く各部分を冷却することができる。
また、本発明では、ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該固定子空間内の空気を排出するための当該ケーシングの外部に排出用通気口が設けられるとともに、当該排出用通気口を介して当該固定子空間内の空気を吸引する吸引手段が設けられていることから、ケーシング内の熱せられた空気が排出用通気口を介してケーシングの外部に排出されるので、ケーシング内を冷却することができる。
この場合、ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該ケーシングの外部の空気を当該固定子空間に導入するための導入用通気口が設けられていれば、ケーシングの導入用通気口から冷却風が連続的に固定子空間に導入され、この冷却風によって、固定子のコア部分、コイルエンド、キャンを直接連続的に冷却することができるので、固定子とコイルエンド、キャンの冷却効率を飛躍的に向上させることができる。
本発明の場合、ケーシングにおいて、導入用通気口と排出用通気口とが、キャンを挟んで反対側の位置に設けられている場合には、送風手段からの冷却風又は吸引手段による冷却風がケーシング内において円滑に流れるので、より効率良く冷却を行うことができる。
このように、本発明によれば、簡単な構成で固定子のコアとコイルエンドを十分に冷却することができる偏心旋回駆動装置を備えた真空ポンプを提供することができる。
図1(a)は、本発明に係る偏心旋回駆動装置の内部構成を示す断面図、図1(b)は、同偏心旋回駆動装置の動作を示す部分断面図である。
ケーシング2の一方の開口端部には、この開口端部を塞ぐようにカバー3が取り付けられている。
ケーシング2内の例えば内壁には、固定子4が取り付けられ固定されている。
そして、このキャン5によって、ケーシング2の内部は、回転子空間10Aと、固定子空間4Aとに区分けされている。
また、回転シャフト9の周囲で固定子4の近傍の部分に回転子10が取り付けられている。
なお、この旋回シャフト9aは、図示しない真空ポンプの回転駆動軸に連結されている。
本例の場合は、固定子4の二つのコイルエンド4aの近傍にそれぞれ第1の通気口11が設けられている。
なお、第1及び第2の通気口11、12の数は1個又は複数個のいずれでもよい。
この場合、第1の通気口11がそれぞれファン13の送風部分と対向するようにファン13及び第1の通気口11の位置が設定されている。なお、ファン13は、ケーシング2に直接取り付けてもよいし、ケーシング2から離間して配置してもよい。
・固定子4のコア部分の発熱 → ケーシング2
・コイルエンド4aの発熱 → 固定子4のコア部分 → ケーシング2
・キャン5の発熱 → カバー3又はケーシング2
・回転軸受7、8の発熱 → カバー3又はケーシング2
・旋回軸受7a、8aの発熱 → 旋回シャフト9a → 回転軸受7、8 → カバー3又はケーシング2
・ロータの発熱 → 旋回シャフト9a → 回転軸受7、8 → カバー3又はケーシング2
・負荷側の発熱 → 旋回シャフト9a → 旋回軸受7a、8a → 回転シャフト9 → 回転軸受7、8 → カバー3又はケーシング2
本実施の形態では、ファン13を動作させて送風することにより、ケーシング2やカバー3の外側部分を冷却することができる。これにより、偏心旋回駆動装置1自身の発熱と負荷側から伝達された熱の一部が冷却される。
これに伴い、回転軸受7、8を通して除熱される回転子10の発熱、旋回軸受7a、8aの発熱、負荷側の発熱に関してもより効率良く除去することができる。
また、本実施の形態によれば、冷却水流路を構成する部品は必要なく、コストダウンを図ることができるとともに、冷却水が使用できない環境下においても運転することができる。
例えば、上記実施の形態では、第1の通気口11から冷却風20を導入して第2の通気口12から冷却風20を排出するようにしたが、本発明はこれに限られず、第2の通気口12から冷却風20を導入して第1の通気口11から冷却風20を排出することもできる。
この場合には、カバー3に導入側通気口を設けるとよい。
さらに、第1及び第2の通気口11、12に加えて新たな通気口を追加することもできる。
本実施の形態の偏心旋回駆動装置1Aは、吸引手段として、例えば上述したファン13と送風方向が逆であるファン13Aを有している。
さらに、放熱効果をより向上させる観点から、第2の通気口12が設けられたケーシング2の側壁部に対し、キャン5を挟んで反対側のケーシング2の側壁部に第1の通気口11が設けられている。
なお、第1及び第2の通気口11、12の数は1個又は複数個のいずれでもよい。
2…ケーシング
3…カバー
4…固定子
4a…コイルエンド
4A…固定子空間
5…キャン
7、8…回転軸受
7a、8a…旋回軸受
9…回転シャフト
9a…旋回シャフト
10…回転子
10A…回転子空間
11…第1の通気口(導入用通気口)
12…第2の通気口(排出用通気口)
13…ファン(送風手段)
Claims (6)
- ケーシングと、
前記ケーシング内に設けられた気密構造のキャンと、
前記ケーシング内の前記キャンによって隔離された固定子空間に配置された固定子とを有し、
前記キャン内には、前記固定子と対応する回転子を有し所定の回転軸を中心として回転可能に支持された筒状の回転シャフトと、当該回転シャフト内において前記回転軸に対して偏心して配置されるとともに前記回転軸と平行な回転軸を中心として回転可能に支持された旋回シャフトとが設けられ、
前記ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該ケーシングの外部の空気を当該固定子空間に導入するための導入用通気口が設けられるとともに、前記ケーシングの導入用通気口に対して送風する送風手段が設けられている偏心旋回駆動装置。 - 前記ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該固定子空間内の空気を当該ケーシングの外部に排出するための排出用通気口が設けられている請求項1記載の偏心旋回駆動装置。
- ケーシングと、
前記ケーシング内に設けられた気密構造のキャンと、
前記ケーシング内の前記キャンによって隔離された固定子空間に配置された固定子とを有し、
前記キャン内には、前記固定子と対応する回転子を有し所定の回転軸を中心として回転可能に支持された筒状の回転シャフトと、当該回転シャフト内において前記回転軸に対して偏心して配置されるとともに前記回転軸と平行な回転軸を中心として回転可能に支持された旋回シャフトとが設けられ、
前記ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該固定子空間内の空気を当該ケーシングの外部に排出するための排出用通気口が設けられるとともに、当該排出用通気口を介して当該固定子空間内の空気を吸引する吸引手段が設けられている偏心旋回駆動装置。 - 前記ケーシングに、前記固定子空間に連通し、当該ケーシングの外部の空気を当該固定子空間に導入するための導入用通気口が設けられている請求項3記載の偏心旋回駆動装置。
- 前記ケーシングにおいて、前記導入用通気口と前記排出用通気口とが、前記キャンを挟んで反対側の位置に設けられている請求項2又は4のいずれか1項記載の偏心旋回駆動装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の偏心旋回駆動装置を有し、
当該偏心旋回駆動装置によって駆動されるように構成された真空ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011229601A JP5794888B2 (ja) | 2011-10-19 | 2011-10-19 | 偏心旋回駆動装置及び真空ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011229601A JP5794888B2 (ja) | 2011-10-19 | 2011-10-19 | 偏心旋回駆動装置及び真空ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013087699A JP2013087699A (ja) | 2013-05-13 |
JP5794888B2 true JP5794888B2 (ja) | 2015-10-14 |
Family
ID=48531861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011229601A Active JP5794888B2 (ja) | 2011-10-19 | 2011-10-19 | 偏心旋回駆動装置及び真空ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5794888B2 (ja) |
-
2011
- 2011-10-19 JP JP2011229601A patent/JP5794888B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013087699A (ja) | 2013-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101377057B1 (ko) | 터보 블로워장치 | |
JP2019535948A (ja) | 分離された冷却気路を備えたターボ圧縮機 | |
JP5001262B2 (ja) | 一体型電気モータ駆動圧縮機 | |
JP2008163865A (ja) | 磁気カップリングを介して駆動源に結合した流体機械 | |
EP1942278B1 (en) | Scroll fluid machine | |
WO2013176028A1 (ja) | バキュームポンプ | |
JP4837416B2 (ja) | スクロール流体機械 | |
JP2017166330A (ja) | 遠心流体機械及び遠心送風機及び遠心圧縮機 | |
JP2009278811A (ja) | モータ組立体およびポンプ装置 | |
JP2008157179A (ja) | スクロール流体機械 | |
JP5859041B2 (ja) | 真空ポンプ | |
JP2009180151A (ja) | 高速回転機器 | |
JP2008187792A (ja) | モータの冷却構造 | |
KR101040755B1 (ko) | 베어링 냉각장치 | |
JP5794888B2 (ja) | 偏心旋回駆動装置及び真空ポンプ | |
JP2013090469A (ja) | キャンドモータ及び真空ポンプ | |
JP2020200832A (ja) | 冷却熱平衡が可能な高速ターボ機械 | |
WO2018011970A1 (ja) | モータ一体型流体機械 | |
KR200479994Y1 (ko) | 축류 팬을 위한 냉각장치 | |
KR101221395B1 (ko) | 터보 블로워장치 | |
JP2011223804A (ja) | 回転装置 | |
JP2024512378A (ja) | 防爆機能を備えるターボ圧縮機 | |
JP5058712B2 (ja) | 回転電機装置 | |
JP2015001176A (ja) | スクロール式流体機械 | |
KR101886668B1 (ko) | 스크롤식 유체 기계 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150618 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150811 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5794888 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |