JP5789822B2 - 送液ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、微量の薬液、細胞培養液等を送液するためのマイクロポンプに関する。
近年、創薬の研究開発やiPS細胞(induced pluripotent stem cells:人工多能性幹細胞)、ES細胞(Embryonic stem cells:胚性幹細胞)等の薬液、細胞に関する諸題が大きくなっている。特に、細胞培養に関する将来像は、優秀な経済動物の品種改良、食肉蛋白の製造等の工業的応用、人体、薬学、治療面等においては、人造臓器、輸血用血液の生産、薬剤面においては、インフルエンザ予防薬、抗体の生産、体外受精等々、広範な分野に広がりを見せている。
この様な状況において、複数の微量液体を均一に混合する、或いはiPS細胞、ES細胞を培養するために必要なマイクロ流路を形成するマイクロポンプとしては、チューブポンプ(例えば特許文献1参照)、ダイヤフラムポンプ(例えば特許文献2参照)、シリンジポンプ等が用いられてきた。
しかしながら、前述の各種ポンプは主要部分が機械要素で構成されているために、小型化が困難であった。即ち1μL/毎分以下の流量を流通させるマイクロ流路には対応が難しく、また、各々のポンプはバルブ機能、吸入吐出機能の何らかの機能を必要とするので、複雑な機械作用を伴うことで脈流が発生し、平坦な流れを必要とする細胞培養等のポンプには不向きであった。また、特許文献3に記載するポンプにおいては構造上、吐出圧が低くならざるを得ないので流路抵抗が大きいマイクロ流路には不適当であった。更に、前述のポンプでマイクロ流路に対応させると、小型化のための高額な部品及び、精密な組立作業等で高価となる。更には、小型且つ、複雑な構成のために滅菌処理も困難であった。
特開2002−315566号公報 特開2004−60641号公報 特開2008−25362号公報
ところで、細胞の培養においては、培養液を微流量コントロールすること、及び培養液の流れに脈流を生じさせないことが重要な要素である。従って、培養液を送り出すのに用いる送液ポンプにおいては、送り出す培養液を微流量コントロールできること、及び送り出す培養液の流れに脈流が生じないことが要望される。
上述した特許文献1に示されるようなチューブポンプや特許文献2に示されるようなダイヤフラムポンプでは、各部品のマイクロ化に限界があるために、細胞培養に必要な培養液のマイクロ流量に対して、培養液の送液能力が過剰であり、培養液の微流量コントロールが困難である。また、これらポンプの構造上、培養液の流れに脈流が生じてしまう。
また、上述したシリンジポンプは、予め蓄えておいた液体を送り出すだけの一過性ポンプであり、培養液を循環させることができない。
また、上述した特許文献3に示されるようなマイクロポンプでは、構造上、液体の吐出圧力が低いために、流路抵抗が大きいマイクロ流路に対して、必要な培養液の流量を送液することが困難であり、かつ、適切な培養液の流量にコントロールすることが困難である。すなわち、培養液の微流量コントロールが困難である。また、構成上高価な精密部品の採用と、高度の組立技術が必要なことでポンプの単価も高価であると同時に、精密で小型のため、細胞培養用ポンプとして不可欠な滅菌処理も困難である。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、小流量、微流量の液体の吐出圧力を得ることができる送液ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の送液ポンプは、円環状流路、及び、その流路の一部に凸状に形成した凸状流路を有したハウジングと、流路内に移動可能に設けられた複数個の磁性体と、磁石を有する回転体を回転させて流路内の磁性体を移動させる駆動機構と、を備え、円環状流路から凸状流路に移行する領域に液体が流入し、凸状流路から円環状流路に移行する領域より液体が流出するようにした、ものである。
本発明の送液ポンプにおいて、ハウジングは、駆動機構から分離可能にしてチップ状に形成されている、ことが好ましい。
また、本発明の送液ポンプにおいて、流路に連通した液溜め部を備えている、ことが好ましい。
本発明によれば、駆動機構によって回転体を一回転方向に回転させると、磁石が一回転方向に回転し、磁性体が流路(円環状流路及び凸状流路)内を移動する。このとき、円環状流路から凸状流路に移行する領域において、隣り合う2個の磁性体の間隔が広くなっていき、凸状流路から円環状流路に移行する領域において、隣り合う2個の磁性体の間隔が狭くなっていく。これにより、円環状流路から凸状流路に移行する領域に液体が流れ込み、凸状流路から円環状流路に移行する領域より液体が流れ出る。こうして、凸状流路の上流に取り込んだ液体を凸状流路の下流から送り出すことができる。
ここに、2個の磁性体の間隔の変化によって液体の収容体積を自在に圧縮拡大させながらポンピング動作をさせることができ、液体の取り込みと送り出しを同時に行うことで、小流量、微流量の液体の吐出圧力を得ることができる。これにより、液体の微流量コントロールが可能になる。
また、駆動機構によって回転体を回転させて磁性体を移動させている間、定常的に、凸状流路に取り込んだ液体を連続的に送り出すことができるので、脈流を抑えることができる。また、ハウジングの構造はシンプルで構成部品は少なく、低コスト化が可能になる。また、駆動機構とハウジングが分離できる構造にすることで、滅菌処理がハウジングだけの処理で簡単にできる。
(a)は本発明の第1の実施形態に係る送液ポンプの斜視図、(b)は送液ポンプのハウジングを支持体から取外した状態の斜視図。 (a)は同送液ポンプの上側から見た平面図、(b)は(a)のA−A線断面図。 同送液ポンプのハウジングの分解斜視図。 同送液ポンプの動作を説明する模式図であり、(a)はある時刻における磁性球体の位置を示す図、(b)は(a)の状態から永久磁石がある角度だけ回転したときの磁性球体の位置を示す図、(c)は(b)の状態から永久磁石がある角度だけさらに回転したときの磁性球体の位置を示す図、(d)は(c)の状態から永久磁石がさらに回転していったときの磁性球体の位置を示す図。 同送液ポンプの使用例を示す上側から見た平面図。 (a)は本発明の第2の実施形態に係る送液ポンプの上側から見た平面図、(b)は(a)の要部拡大図。
<第1の実施形態>
以下、本発明を具体化した第1の実施形態による送液ポンプについて図面を参照して説明する。図1乃至図3において、送液ポンプ1は、微量の薬液、細胞培養液等を送液するためのマイクロポンプである。
送液ポンプ1は、液体を流通させるための流路2を有したハウジング3と、流路2の内部に移動可能に設けられた磁性球体(磁性体)4と、磁性球体4を磁力によって移動させる駆動機構5と、を備えている。また、送液ポンプ1は、ハウジング3及び駆動機構5を支持する支持体6と、駆動機構5を制御する制御手段(不図示)と、を備えている。支持体6は、基台11と、基台11に設けられた4つの支柱12と、各支柱12の上部に設けられた台座13と、各台座13に設けられたガイド体14と、を備えている。
ハウジング3は、液体を流通させるための流路2を備えている。この流路2は、円環状に形成された円環状流路2aと、この円環状流路2aから一部が半径方向に大径化した凸状流路2bとを有している。すなわち、流路2は、円環状流路2a、及び、その円環状流路2aの一部に凸状に形成した凸状流路2bを有している。また、ハウジング3は、流路2に液体を流入させるための流入流路22と、流路2から液体を流出させるための流出流路23と、を有している。また、ハウジング3は、流入流路22、流出流路23を液体の供給元、供給先に繋ぐためのチューブを接続する接続部24、25を有している。
ハウジング3は、ベース31とカバー32とを貼り合わせることにより作製されている。すなわち、ベース31に流路2、流入流路22、及び流出流路23となる溝が形成されており、この溝を塞ぐように、カバー32がベース31に接合されている。ベース31及びカバー32は、各々、プラスチックやガラス等の非磁性体により作製されている。ハウジング3は、駆動機構5から分離可能にしてチップ状に形成されている。すなわち、ハウジング3は、支持体6の台座13に取付け、取外し自在に載置される。台座13に載置されたハウジング3は、ガイド体14にガイドされた状態で支持体6に支持される。
磁性球体4は、流路2の内部に移動可能に設けられている。すなわち、磁性球体4は、球形であり、磁性球体4の直径は、流路2の流路幅よりも小さい。磁性球体4は、流路2内で移動することにより、流路2内の液体を移動(流通)させるものである。磁性球体4は、球形に形成された鉄の表面にガラスコーティングやセラミックコーティングを施すことにより、作製されている。磁性球体4は、流路2内に複数個(本実施形態では8個)設けられている。
駆動機構5は、永久磁石7を有する回転体8と、回転体8を回転させるモータ9と、を備えている。駆動機構5は、永久磁石7を有する回転体8を回転させて流路2内の磁性球体4を移動させるものである。モータ9は、支持体6の基台11の上面に設置されており、制御手段(不図示)による制御のもと、回転軸9aを回転(自転)させる。回転体8は、モータ9の回転軸9aに固定的に連結されている。永久磁石7は、回転体8の上面に固定的に取付けられており、支持体6に支持されるハウジング3の下方に位置している。従って、モータ9の回転軸9aが回転すると、回転体8が回転して、永久磁石7がハウジング3の下方において回転(公転)する。このとき、永久磁石7は、モータ9の回転軸9aを中心にして回転し、モータ9の回転軸9aが永久磁石7の回転の中心Cとなる。
永久磁石7は、複数個(磁性球体4と同じ個数:本実施形態では8個)設けられている。複数個の永久磁石7は、回転中心Cから等距離に設けられている。従って、モータ9の回転軸9aが回転すると、複数個の永久磁石7は、1つの同じ円軌道上を互いに等しい角速度で回転(公転)する。また、複数個の永久磁石7は、永久磁石7の回転方向に等間隔(本実施形態では回転中心Cを基点に45度間隔)に設けられている。
駆動機構5は、このような構成により、モータ9の回転軸9aを回転させることによって、永久磁石7を有する回転体8を回転させて、複数個の永久磁石7をハウジング3の下方において1つの同じ円軌道上で互いに等しい角速度で回転(公転)させる。そして、駆動機構5は、このように回転体8を回転させて複数個の永久磁石7を回転させることにより、複数個の永久磁石7の磁力によって、複数個の磁性球体4を流路2内で流路2に沿って移動させる。
次に、上記流路2、流入流路22、及び流出流路23について説明する。円環状流路2aは、回転中心C(モータ9の回転軸9aの延長線9c)からの距離が一定の円上に位置する。凸状流路2bは、回転中心Cからの距離が前記円よりも大きくされている。円環状流路2aは、回転中心Cを基点に所定の角度範囲θa(本実施形態では270度の範囲)に亘って形成されており、凸状流路2bは、回転中心Cを基点に所定の角度範囲θb(本実施形態では90度の範囲)に亘って形成されている。
回転中心Cから円環状流路2aまでの距離Raは、円環状流路2a上の位置によらず一定になっている。回転中心Cから凸状流路2bまでの距離Rbは、距離Raよりも大きくなっている。また、距離Rbは、凸状流路2b上の位置によって異なっており、円環状流路2aと凸状流路2bとの境界位置から離れるにつれて徐々に大きくなっていき、凸状流路2bの中央位置(頂点)において最大値Rbmaxになっている。すなわち、距離Rbは、流路2を永久磁石7の時計回りの回転方向(上側から見て時計回りの回転方向であって、図2(a)中に示す矢印Pの回転方向)に見たとき、凸状流路2bの中央位置に近づくにつれて徐々に大きくなっていき、中央位置から離れるにつれて徐々に小さくなっていく。
流路2は、磁性球体4が流路2の内部を移動可能なように、その流路幅が磁性球体4の直径よりも大きく形成されている。また、流路2の断面形状は、円形になっている。流路2の流路幅及び断面形状は、流路2の全体に亘って同じになっている。従って、流路2の長さあたりの体積は、流路2の全ての領域において同じである。
流路2は、流路2の全体が永久磁石7の回転軌道の上方に位置するように設けられている。すなわち、流路2は、各永久磁石7がどの回転位置にあっても、各永久磁石7が流路2の下方に位置して流路2に沿って移動し得るように、設けられている。なお、このことを実現するために、各永久磁石7は、回転する方向に直交する方向の長さをSとすると(図2(a)参照)、その長さSがRbmax+D−Ra(Dは凸状流路2bの幅)よりも長くなっている。
流入流路22及び流出流路23は、各々、流路2と外部空間とを連通している。すなわち、流入流路22は、流路2に開口し、接続部24の先端において外部空間に開放されている。また、流出流路23は、流路2に開口し、接続部25の先端において外部空間に開放されている。
流路2を永久磁石7の時計回りの回転方向(矢印P)に見たとき、流入流路22は、円環状流路2aから凸状流路2bに移行する領域に開口するように設けられ、流出流路23は、凸状流路2bから円環状流路2aに移行する領域に開口するように設けられている。すなわち、流入流路22は、凸状流路2bの一端側(上流側)において流路2に繋がっており、流出流路23は、凸状流路2bの他端側(下流側)において流路2に繋がっている。流入流路22及び流出流路23は、磁性球体4が侵入しないように、その流路幅が磁性球体4の直径よりも小さく形成されている。また、流入流路22の断面形状及び流出流路23の断面形状は、円形になっている。
このような構成の送液ポンプ1において、各磁性球体4は、各永久磁石7の磁力によって、流路2の内部において各永久磁石7の上方に保持される。なお、このことをより確実に実現させるために、各磁性球体4の間(流路2の内部)に何個かの非磁性球体が移動可能に設けられていてもよい。そして、モータ9の回転軸9aを回転させると、回転体8が回転し、複数個の永久磁石7が互いに同じ角速度で流路2の下方を流路2に沿って回転(公転)する。これにより、各磁性球体4は、各永久磁石7の磁力によって、流路2の内部を各永久磁石7の上方に位置する状態を保ちつつ流路2に沿って移動する。
このとき、各磁性球体4は、円環状流路2a内を移動するときには、永久磁石7の回転角度あたり、一定の距離を移動する。これは、回転中心Cから円環状流路2aまでの距離Raが、回転中心Cからの方向によらず一定になっているためである。また、各磁性球体4は、凸状流路2b内を移動するときには、永久磁石7の回転角度あたり、円環状流路2a内を移動するときよりも長い距離を移動する。これは、回転中心Cから凸状流路2bまでの距離Rbが、回転中心Cから円環状流路2aまでの距離Raよりも大きくなっているためである。複数個の永久磁石7は、互いに同じ角速度で回転するので、互いに同じ角度だけ回転する。従って、凸状流路2b内を移動する磁性球体4は、円環状流路2a内を移動する磁性球体4よりも、長い距離を移動することになる。
つまり、複数個の永久磁石7を回転させて、これら回転する各永久磁石7の磁力によって各磁性球体4を移動させるとき、凸状流路2b内を移動する磁性球体4は、そのときに円環状流路2a内を移動する別の磁性球体4よりも、長い距離を移動する。磁性球体4がこのように移動することにより、送液ポンプ1は、以下のように動作する。
図4(a)(b)(c)(d)を参照して、送液ポンプ1の動作を説明する。図4の(a)、(b)、(c)、(d)は、各々、永久磁石7を回転させているときの時刻t0、t1、t2、t3のときの永久磁石7及び磁性球体4の位置を示す。
まず、図4(a)に示すように、ある時刻t0のときに、ある1個の磁性球体4(図示の例では4a)が流出流路23の開口している領域(凸状流路2bから円環状流路2aに移行する領域)にあり、別の何個かの磁性球体4(図示の例では4b、4c、4d、4e、4f)が円環状流路2a内にあり、さらに別の1個の磁性球体4(図示の例では4g)が流入流路22の開口している領域(円環状流路2aから凸状流路2bに移行する領域)にあり、さらに別の何個かの磁性球体4(図示の例では4h)が凸状流路2b内にある。
ここで、時刻t0から時間が経過して、時刻t0から時刻t1までの間に、複数個の永久磁石7が時計回りの回転方向(矢印P)にある角度Δだけ回転すると、各磁性球体4は、各永久磁石7の磁力によって、流路2内を流路2に沿って時計回りの回転方向に移動する。従って、図4(b)に示すように、時刻t1のとき、各永久磁石7は、時刻t0のときの位置から時計回りの回転方向にある角度Δだけ回転した位置にあり、各磁性球体4は、時刻t0のときよりも流路2内を流路2に沿って時計回りの回転方向に移動した位置にある。
時刻t0から時刻t1までの間、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4(図示の例では4fと4g)に着目すると、流入流路22の開口している領域の上流側の磁性球体4(図示の例では4f)は、円環状流路2a内を移動し、流入流路22の開口している領域の下流側の磁性球体4(図示の例では4g)は、凸状流路2b内を移動する。従って、流入流路22の開口している領域の下流側の磁性球体4は、流入流路22の開口している領域の上流側の磁性球体4よりも、長い距離を移動する。その結果、時刻t0から時刻t1までの間、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔は、広くなっていく。
また、時刻t0から時刻t1までの間、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4(図示の例では4hと4a)に着目すると、流出流路23の開口している領域の上流側の磁性球体4(図示の例では4h)は、凸状流路2b内を移動し、流出流路23の開口している領域の下流側の磁性球体4(図示の例では4a)は、円環状流路2a内を移動する。従って、流出流路23の開口している領域の上流側の磁性球体4は、流出流路23の開口している領域の下流側の磁性球体4よりも、長い距離を移動する。その結果、時刻t0から時刻t1までの間、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔は、狭くなっていく。
また、時刻t1から時刻t2までの間に、複数個の永久磁石7が時計回りの回転方向にある角度Δだけさらに回転すると、各磁性球体4は、各永久磁石7の磁力によって、流路2内をさらに移動する。従って、図4(c)に示すように、時刻t2のとき、各永久磁石7は、時刻t1のときの位置から角度Δだけさらに回転した位置にあり、各磁性球体4は、時刻t1のときよりもさらに移動した位置にある。
時刻t1から時刻t2までの間、時刻t0から時刻t1までの間と同様の理由により、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔は、広くなっていき、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔は、狭くなっていく。
その後、時刻t2から時間がさらに経過して、複数個の永久磁石7がさらに回転していくと、各磁性球体4は、各永久磁石7の磁力によって、流路2内をさらに移動していく。従って、図4(d)に示すように、ある時刻t3のとき、それまで流入流路22の開口している領域の上流側を移動していた磁性球体4(図示の例では4f)は、流入流路22の開口している領域に到達し、それまで流出流路23の開口している領域の上流側を移動していた磁性球体4(図示の例では4h)は、流出流路23の開口している領域に到達する。
時刻t2から時刻t3までの間も、時刻t0から時刻t1までの間と同様の理由により、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔は、広くなっていき、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔は、狭くなっていく。時刻t3のときの状態は、時刻t0のときの状態と同じである。従って、以降は、同様の動作が繰り返される。
このような動作から明らかなように、モータ9によって回転体8を時計回りの回転方向に回転させると、複数個の永久磁石7が時計回りの回転方向に回転し、各磁性球体4が流路2内を流路2に沿って時計回りの回転方向に移動する。このように回転体8を回転させて各磁性球体4を移動させることにより、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4は、時計回りの回転方向に移動しながら、間隔が広くなっていき、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4は、時計回りの回転方向に移動しながら、間隔が狭くなっていく。すなわち、流入流路22の開口している領域において、その上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔が広くなっていき、流出流路23の開口している領域において、その上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔が狭くなっていく。これにより、流路2、流入流路22、及び流出流路23内に液体が入っていれば、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔の広がりによって、流入流路22から流路2に液体が流れ込み、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4の間隔の狭まりによって、流路2から流出流路23に液体が流れ出る。
また、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4は、その後、凸状流路2bを移動して、流出流路23の開口している領域に到達する。すなわち、この時点で、これら2個の磁性球体4は、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とで隣り合う2個の磁性球体4となる。そして、これら2個の磁性球体4は、流出流路23の開口している領域で磁性球体4の間隔が狭くなっていく。これにより、流入流路22から流路2に流れ込んだ液体は、磁性球体4と共に凸状流路2bを移動して、流路2から流出流路23に流れ出る(一部が流出流路23に流れ出て、残りの一部は、磁性球体4と共に円環状流路2aを移動する)。
モータ9によって回転体8を回転させ続けると、各磁性球体4は、移動を続け、流路2内を周回する。これにより、常に、流入流路22の開口している領域の上流側と下流側とに磁性球体4が存在して、流入流路22の開口している領域でそれら2個の磁性球体4の間隔が広くなっていき、流出流路23の開口している領域の上流側と下流側とに磁性球体4が存在して、流出流路23の開口している領域でそれら2個の磁性球体4の間隔が狭くなっていく。流入流路22の開口している領域で間隔が広くなっていった2個の磁性球体4は、流出流路23の開口している領域に移動して、流出流路23の開口している領域で間隔が狭くなっていき、流出流路23の開口している領域で間隔が狭くなっていった2個の磁性球体4は、流入流路22の開口している領域に移動して、流入流路22の開口している領域で間隔が狭くなっていく。従って、回転体8を回転させている間、定常的に、流入流路22から流路2に液体が流れ込み、流路2から流出流路23に液体が流れ出る。
本実施形態の送液ポンプ1の使用例を図5を参照して説明する。送液ポンプ1は、液体41の供給元から繋がるチューブ51aを接続部24に接続すると共に、液体41の供給先に繋がるチューブ51bを接続部25に接続した状態で使用される。すなわち、流入流路22がチューブ51aを介して液体41の供給元に繋げられ、流出流路23がチューブ51bを介して液体41の供給先に繋げられる。そして、モータ9によって回転体8が時計回りの回転方向(矢印P)に回転される。
このように送液ポンプ1を使用することにより、流入流路22から流路2に液体41が流れ込み、その液体41は、流路2を経由した後、流路2から流出流路23に流れ出る。すなわち、液体41の供給元に存在している液体41は、チューブ51aを通って流入流路22から流路2に取り込まれ、流路2を経由した後、流路2から流出流路23及びチューブ51bを通って液体41の供給先へ送り出される。
送液ポンプ1は、例えば、細胞培養において培養液を送り出すのに用いられる。この場合、液体41は培養液であり、液体41の供給先は細胞の培地である。また、この場合、細胞の培地を経由した後の培養液をチューブ51aを介して流入流路22に戻すようにすることにより、送液ポンプ1によって培養液を循環させて、細胞培養を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態の送液ポンプ1によれば、流入流路22を液体の供給元に繋ぎ、モータ9によって永久磁石7を有する回転体8を時計回りの回転方向に回転させて、複数個の磁性球体4を移動させることにより、流入流路22から流路2に液体を取り込んで、その液体を流路2から流出流路23を通して送り出すことができる。
しかも、2個の磁性球体4の間隔の変化によって液体の収容体積を自在に圧縮拡大させながらポンピング動作をさせることができ、液体の取り込みと送り出しを同時に行うことで、小流量、微流量の液体の吐出圧力を得ることができる。これにより、小流量、微流量の液体の吐出性能を高めることができ、液体の微流量コントロールが可能になる。
また、モータ9によって回転体8を回転させている間、定常的に、流入流路22から流路2に液体を取り込んで、その液体を流路2から流出流路23を通して送り出すことができる。これにより、脈流を抑えることができる。また、ハウジング3の構造はシンプルで構成部品は少なく、低コスト化が可能になる。また、駆動機構5とハウジング3が分離できる構造なので、滅菌処理がハウジング3だけの処理で簡単にできる。また、送液ポンプ1を細胞培養における培養液を送り出す装置として用いる場合、培養液を循環させて細胞培養を行うことができ、高価な培養液が少ない使用量で済む。また、流路2の大きさや形状、磁性球体4の個数、非磁性球体の個数を変えることで、液体の吐出量を変えることができる。すなわち、駆動機構5(永久磁石7、回転体8、及びモータ9)を共用して、流路2の大きさや形状、磁性球体4の個数、非磁性球体の個数を変えるだけで、様々な吐出量の送液ポンプ1を実現することができる。
<第2の実施形態>
図6(a)(b)は、第2の実施形態による送液ポンプの構成を示す。本実施形態の送液ポンプ1は、上記第1の実施形態の構成に加え、流路2に連通した液溜め部60をさらに備えている。液溜め部60は、液体の流量の変動を低減するためのものであり、流出流路23に設けられている。本実施形態における他の構成については、上記第1の実施形態と同様である。
液溜め部60は、流出流路23の一部である液体流通路61と、液体流通路61に流れる液体の圧力の変動を吸収する圧力吸収室62とを有する。圧力吸収室62は、弾性変形部63によって液体流通路61から隔離されている。すなわち、弾性変形部63は、液体流通路61の壁の一部であると共に、圧力吸収室62の壁の一部であり、弾性変形部63によって、液体流通路61と圧力吸収室62が隔離されている。弾性変形部63は、力を受けて弾性変形する部材からなり、薄膜状に形成されている。圧力吸収室62は、連通孔64を通じて外部空間に繋がっている。つまり、液溜め部60は、液体流通路61(流出流路23の一部)と圧力吸収室62が弾性変形部63によって隔離され、圧力吸収室62が連通孔64を介して外部空間に開放された構造になっている。
このような構成の送液ポンプ1において、流出流路23に液体が流れていると、流出流路23に流れる(液体流通部61に流れる)液体の圧力を受けて、弾性変形部63が変形する。流出流路23に流れる液体の圧力は、流出流路23に流れる液体の流量が大きいほど、大きくなる。そして、弾性変形部62は、流出流路23に流れる液体の圧力が大きいほど、大きく変形する。
従って、流出流路23に流れる液体の流量が増加すると、流出流路23に流れる液体の圧力が上昇し、弾性変形部63の変形が大きくなって、液体流通路61の体積が増加する。流出流路23に流れる液体の流量が減少すると、流出流路23に流れる液体の圧力が低下し、弾性変形部63の変形が小さくなって、液体流通路61の体積が減少する。その結果、流出流路23に流れる液体の流量が増加すると、液体流通路61の体積が増加する分、液体流通路61に(液溜め部60に)液体が溜まる。また、流出流路23に流れる液体の流量が減少すると、液体流通路61の体積が減少する分、液体流通路61から(液溜め部60から)液体が流れ出る。これにより、流出流路23から送り出される液体の流量の変動が低減される。本実施形態の送液ポンプ1によれば、上記第1の実施形態と同様の作用、効果に加え、脈流をより一層抑えることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、流路は、楕円形状や長円形状に形成されていてもよい。この場合、流入流路は、隣り合う2個の磁性球体の間隔が広くなっていく区間内に開口するように設けられ、流出流路は、隣り合う2個の磁性球体の間隔が狭くなっていく区間内に開口するように設けられていればよい。
また、流入流路は、流路を永久磁石の時計回りの回転方向に見たとき、円環状流路から凸状流路に移行する領域の直下流側に開口するように設けられていてもよく、円環状流路から凸状流路に移行する領域付近に開口するように設けられていてればよい。すなわち、流入流路は、隣り合う2個の磁性球体の間隔が広くなっていく区間内に開口するように設けられていればよい。流出流路は、流路を永久磁石の時計回りの回転方向に見たとき、凸状流路から円環状流路に移行する領域の直上流側に開口するように設けられていてもよく、凸状流路から円環状流路に移行する領域付近に開口するように設けられていればよい。すなわち、流出流路は、隣り合う2個の磁性球体の間隔が狭くなっていく区間内に開口するように設けられていればよい。
また、流路の断面形状は、円形に限られず、矩形状や他の形状であってもよい。磁性球体は、2個以上設けられていればよい。例えば、磁性球体が2個の場合、一方の磁性球体が円環状流路内を移動すると共に他方の磁性球体が凸状流路内を移動する期間において、流入流路の開口している領域における2個の磁性球体の間隔が広くなっていくと共に、流出流路の開口している領域における2個の磁性球体の間隔が狭くなっていく。従って、磁性球体が2個の場合でも、流入流路から流路に液体が流れ込む共に、流路から流出流路に液体が流れ出る。磁性球体が3個以上の場合も同様である。永久磁石は、必ずしも複数個設けられている必要はなく、1個であってもよい。例えば、磁性球体が2個の場合には、1個の棒磁石を用い、棒磁石の真中を中心にして棒磁石を回転させて、棒磁石の一端側の磁力によって一方の磁性球体を移動させ、棒磁石の他端側の磁力によって他方の磁性球体を移動させるようにすればよい。
1 送液ポンプ
2 流路
2a 円環状流路
2b 凸状流路
3 ハウジング
4、4a〜4h 磁性球体(磁性体)
5 駆動機構
6 支持体
7、7a〜7h 永久磁石
8 回転体
9 モータ
9a 回転軸
11 基台
12 支柱
13 台座
14 ガイド体
22 流入流路
23 流出流路
24、25 接続部
31 ベース
32 カバー
41 液体
51a、51b チューブ
60 液溜め部
61 液体流通路
62 圧力吸収室
63 弾性変形部
64 連通孔

Claims (3)

  1. 円環状流路、及び、その流路の一部に凸状に形成した凸状流路を有したハウジングと、
    前記流路内に移動可能に設けられた複数個の磁性体と、
    磁石を有する回転体を回転させて前記流路内の磁性体を移動させる駆動機構と、
    を備え、
    前記円環状流路から前記凸状流路に移行する領域に液体が流入し、前記凸状流路から前記円環状流路に移行する領域より液体が流出するようにしたことを特徴とする送液ポンプ。
  2. 前記ハウジングは、前記駆動機構から分離可能にしてチップ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送液ポンプ。
  3. 前記流路に連通した液溜め部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送液ポンプ。
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