JP5787776B2 - 電波分離装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の端末から混信して受信された電波群を、周波数重複度(同時に受信される周波数の組み合わせの頻度)により各系に分離する電波分離装置に関する。
周期性を持って通信を行う端末からの混信受信信号の分離装置として、各端末が送信周期の異なる系にそれぞれ所属する場合に、混信受信信号に含まれる信号の周期性を検出し、検出周期で信号を検定し、検出周期毎に信号を分離することで、系の分離を行う装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
また、系毎の周波数出現数に時間偏差がある混信信号の分離装置として、各系で使用する周波数の組み合わせが異なる条件下で、受信信号の周波数出現数の統計量を利用して、受信信号を系毎に分離することで、系の分離を行う装置が提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。
特願2009−274420(特開2011−119899号公報) 特願2010−276974
従来の電波分離装置は、以上のように構成されているので、以下のような課題があった。
特許文献1に示した電波分離装置では、各系の送信周期を基準に各信号を系毎に分離する装置であるため、各系で送信周期が同一の場合、系の分離ができないという課題があった。
また、特許文献2に示した電波分離装置では、系毎の周波数出現数に時間偏差が無い混信信号に対しては適用が困難であるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解消するためになされたもので、複数存在する系の送信周期が同一の場合や、系毎の周波数出現数に時間偏差が無い場合も、各系で使用する周波数の組合せが異なる条件下で、周波数重複度を利用して、受信信号を系毎に分離する電波分離装置を得ることを目的とする。
本発明の電波分離装置は、信号分離装置に、受信装置から得られる混信受信信号に対して、発生した周波数チャネルを単位受信時間毎に抽出する周波数チャネル抽出手段と、周波数チャネル抽出手段により抽出された信号のうち、同一単位受信時間に複数の周波数チャネルが受信されている信号を抽出する重複信号抽出手段と、重複信号抽出手段により抽出された信号に対して、同一単位受信時間に受信されている複数の周波数チャネルを抽出するとともに、周波数チャネル抽出手段により抽出された全周波数チャネル同士の組み合わせの中から、同一単位受信時間に受信されている信号の周波数チャネルの組み合わせ毎にカウントする周波数重複度算出手段と、周波数重複度算出手段によるカウント数に応じて、周波数チャネルの組み合わせ毎に重複度が低いか否かを判定する周波数重複度判定手段と、周波数重複度判定手段により重複度が低いと判定された周波数チャネルの組み合わせを同一の系で用いる周波数チャネルとして分離する系分離手段とを備えたものである。
本発明によれば、各系で使用する周波数チャネルの組み合せが異なる条件下で、周波数チャネルの重複度を利用して、混信受信信号として受信された信号を系毎に分離することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による電波分離装置を示す処理ブロック図である。 この発明の実施の形態1による信号分離の対象となる通信モデルを示す模式図である。 この発明の実施の形態1による信号分離の対象となる信号モデルを示す単位受信時間図である。 発生した周波数チャネルを抽出した結果を示す単位受信時間図である。 単位受信時間T1における重複受信時刻を示す単位受信時間図である。 単位受信時間T1における重複度判定行列を示す表図である。 単位受信時間T2における重複受信時刻を示す単位受信時間図である。 単位受信時間T2における重複度判定行列を示す表図である。 単位受信時間T5における重複受信時刻を示す単位受信時間図である。 単位受信時間T5における重複度判定行列を示す表図である。 単位受信時間Tnにおける重複度判定行列を示す表図である。 この発明の実施の形態2による電波分離装置を示す処理ブロック図である。 この発明の実施の形態2による信号分離の対象となる信号モデルから周波数チャネルを抽出した結果を示す単位受信時間図である。 単独受信信号を抽出した結果を示す単位受信時間図である。 単位時間T11〜T15における重複受信時刻を示す単位受信時間図である。 単位時間T11〜T15における重複度判定行列を示す表図である。 単位時間T21〜T25における重複受信時刻を示す単位受信時間図である。 単位時間T21〜T25における重複度判定行列を示す表図である。 単位時間T31〜T35における重複受信時刻を示す単位受信時間図である。 単位時間T31〜T35における重複度判定行列を示す表図である。 単位時間T61〜T65における重複受信時刻を示す単位受信時間図である。 単位時間T61〜T65における重複度判定行列を示す表図である。 単位時間Tl1〜Tl5における重複度判定行列を示す表図である。 この発明の実施の形態3による電波分離装置を示す処理ブロック図である。 この発明の実施の形態3による信号分離の対象となる信号モデルから周波数チャネルを抽出した結果を示す単位受信時間図である。 失検出の抑圧方法を示す説明図である。 誤検出の抑圧方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態4による電波分離装置を示す処理ブロック図である。 この発明の実施の形態5による電波分離装置を示す処理ブロック図である。 誤検出によるカウント数の確率密度分布から閾値を設定する方法を示す説明図である。 信号によるカウント数の確率密度分布から閾値を設定する方法を示す説明図ある。 信号によるカウント数と誤検出によるカウント数の確率密度分布から閾値を設定する方法を示す説明図である。 系の数と周波数チャネル数より得られる0となる要素数から閾値を設定する方法を示す説明図である。 確率密度分布が疎となる確率変数から閾値を設定する方法を示す説明図である。 この発明の実施の形態6による電波分離装置を示す処理ブロック図である。 この発明の実施の形態6による信号分離の対象となる信号モデルを示す単位受信時間図である。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1による電波分離装置について、図1から図11までを参照しながら説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による電波分離装置を示す処理ブロック図である。
図において、受信装置100は、複数の系にそれぞれ所属する複数の端末からの電波を受信する。
信号分離装置200は、受信装置100から得られる混信受信信号に対して所定のアルゴリズムを適用し、混信受信信号を系毎の周波数チャネルに分離する。
表示装置300は、信号分離装置200による系毎に分離された周波数チャネルを表示する。
また、信号分離装置200において、周波数チャネル抽出手段201は、受信装置100から得られる混信受信信号に対して、発生した周波数チャネルを単位受信時間毎に抽出する。
重複信号抽出手段202は、周波数チャネル抽出手段201により抽出された信号のうち、同一単位受信時間に複数の周波数チャネルが受信されている信号を抽出する。
周波数重複度算出手段203は、重複信号抽出手段202により抽出された信号に対して、同一単位受信時間に受信されている複数の周波数チャネルを抽出するとともに、周波数チャネル抽出手段201により抽出された全周波数チャネル同士の組み合わせである重複度判定行列に、同一単位受信時間に受信されている信号の周波数チャネルの組み合わせをカウントする。
周波数重複度判定手段204は、周波数重複度算出手段203によるカウント数に応じて、周波数チャネルの組み合わせ毎に重複度が低いか否かを判定する。
系分離手段205は、周波数重複度判定手段204により重複度が低いと判定された周波数チャネルの組み合わせを同一の系で用いる周波数チャネルとして分離する。
図1の例では、電波分離装置の構成要素である受信装置100、信号分離装置200、および表示装置300が、例えば、マイコン等を実装している半導体回路基板等のハードウエアで構成されていることを想定している。しかし、電波分離装置がコンピュータで構成されている場合には、受信装置100、信号分離装置200、および表示装置300の処理内容が記述されているプログラムを当該コンピュータのメモリに格納し、当該コンピュータのCPUがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、受信装置100、信号分離装置200、および表示装置300の機能を実現するようにしても良い。
次に動作について説明する。
図2はこの発明の実施の形態1による信号分離の対象となる通信モデルである。
図2において、系1には端末1から端末4が所属し、周波数チャネルf4,f5,f8を用いて通信を行っている。系2には端末5から端末7が所属し、周波数チャネルf1,f3,f7を用いて通信を行っている。系3には端末8から端末10が所属し、周波数チャネルf2,f6を用いて通信を行っている。図2の通信モデルでは、誤検出は無いものとする。
まず、受信装置100により、図3に示すような信号が受信信号として得られる。
図3はこの発明の実施の形態1による信号分離の対象となる信号モデルである。
図3の縦軸は周波数、f1〜f8は周波数チャネル、横軸は単位受信時間(T1〜T24)をそれぞれを示す。系1の信号を三角、系2の信号を丸、系3の信号を四角で表している。
ここで、単位受信時間とは、1つの無線キャリアを複数の端末で時間的に分割して使用する通信において、1つの端末が1回の通信で割り当てられる時間長のことを言う。
図3より、同じ系の信号は時分割で受信され、異なる系の信号と混信して受信される。
続いて、電波分離装置200により、信号分離を行う。
まず、周波数チャネル抽出手段201により、発生した周波数から周波数チャネルf1〜f8が抽出される。
図4に発生した周波数チャネルを抽出した結果を示す。ここで、図4の縦軸は周波数チャネル、横軸は単位受信時間を示す。
続いて、重複信号抽出手段202により、図4に示した信号から重複して受信された信号を抽出する。
図4の単位受信時間T1,T2,T5,T9,T10,T13,T17,T18,T21では、複数の周波数チャネルを受信しており、図4の単位受信時間T4,T6,T8,T12,T14,T16,T20,T22,T24では、1つの周波数の受信であるため、複数の周波数チャネルを受信している単位受信時間T1,T2,T5,T9,T10,T13,T17,T18,T21の信号のみを抽出する。
図5に重複受信時刻を抽出した結果を示す。
続いて、周波数重複度算出手段203により、周波数重複度を算出する。
図5から図11を用いて周波数重複度の算出方法を説明する。
図5に単位受信時間T1における重複度判定方法を示す。
図5より、単位受信時間T1では、f1とf6の周波数チャネルが同時に発生していることから、それぞれの信号が雑音等誤検出でない場合、f1とf6の周波数チャネルは異なる系で用いられている周波数チャネルであることがわかる。
図6に単位受信時間T1における重複度判定行列を示す。
図6では、行および列に、周波数チャネル抽出手段201により抽出された全周波数チャネルの組み合わせを要素として持つものとする。各要素に対応する周波数チャネルの組み合わせが発生した回数を加算し、合計カウント数を調査する。
ここで、各要素をそれぞれDi,jと表すものとする。また、組み合わせが発生する回数を数える際に、カウントの重複を防ぐため、i>jの要素のみに対してカウントを行うものとする。
図5より、単位受信時間T1では、f1とf6の周波数チャネルが重複して受信されているため、それに対応するDf1,f6にカウントを1加算する。
図7に単位受信時間T2における重複度判定方法を示す。
図7より、単位受信時間T2では、f3とf5の周波数チャネルが同時に発生していることから、それぞれの信号が雑音等誤検出でない場合、f3とf5の周波数チャネルは異なる系で用いられている周波数チャネルであることがわかる。
図8に単位受信時間T2における重複度判定行列を示す。
図7より、単位受信時間T2では、f3とf5の周波数チャネルが重複して受信されているため、それに対応するDf3,f5にカウントを1加算する。
図9に単位受信時間T5における重複度判定方法を示す。
図9より、単位受信時間T5では、f2とf4とf7の周波数チャネルが同時に発生していることから、それぞれの信号が雑音等誤検出でない場合、f2とf4とf7の周波数チャネルは異なる系で用いられている周波数チャネルであることがわかる。
図10に単位受信時間T5における重複度判定行列を示す。
図9より、単位受信時間T5では、f2とf4とf7の周波数チャネルが重複して受信されているため、それに対応するDf2,f4、Df2,f7、Df4,f7の3要素にカウントをそれぞれ1加算する。
図11に、以上の処理を繰り返し得られる、単位受信時間Tnにおける重複度判定行列の例を示す。
続いて、周波数重複度判定手段204により、重複度の判定を行う。
ここでは、誤検出が無い場合を想定し、閾値を1として重複度判定を行うこととする。
図11より、Df1,f3、Df1,f7、Df2,f6、Df3,f7、Df4,f5、Df4,f8、Df5,f8の7要素がカウント数0となっており、閾値未満である。また、それ以外の要素は1以上となっており閾値以上である。よって、Df1,f3、Df1,f7、Df2,f6、Df3,f7、Df4,f5、Df4,f8、Df5,f8に対応する周波数チャネルの組み合わせは重複度が低く、それ以外の周波数チャネルの組み合わせは重複度が高いと判定される。
続いて、系分離手段205により、各信号を系毎に分離する。
周波数重複度判定手段204により、判定された周波数重複度の低いもの同士の周波数チャネルを組み合わせる。すなわち、Df1,f3、Df1,f7、Df2,f6、Df3,f7、Df4,f5、Df4,f8、Df5,f8に対応する周波数チャネルの組み合わせである、f4,f5,f8の組み合わせと、f1,f3,f7の組み合わせと、f2,f6の組み合わせの3種類のグループに周波数チャネルを分離することができる。
さらに、f4,f5,f8の周波数チャネルで通信を行う信号を系1として分離し、f1,f3,f7の周波数チャネルで通信を行う信号を系2として分離し、f2,f6の周波数チャネルで通信を行う信号を系3として分離する。
続いて、得られた系分離結果を表示装置300に表示する。
以上のように、この実施の形態1によれば、各系で使用する周波数チャネルの組み合せが異なる条件下で、周波数チャネルの重複度を利用して、混信受信信号として受信された信号を系毎に分離することができる。
なお、ここでは、複数の系信号が混信して受信された場合について説明したが、一定の周波数チャネルで発生する雑音についても分離が可能である。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2による電波分離装置について、図12から図23までを参照しながら説明する。
図12はこの発明の実施の形態2による電波分離装置を示す処理ブロック図である。
図において、信号分離装置200aにおける、周波数チャネル抽出手段201aは、受信装置100から得られる混信受信信号に対して、発生した周波数チャネルを単位受信時間毎に抽出するとともに、所定数の単位受信時間を1単位時間として抽出する。
単独受信信号抽出手段206は、周波数チャネル抽出手段201aにより抽出された信号のうち、1単位時間に渡って単位受信時間内に単独の周波数チャネルが受信されている信号を単位時間毎に抽出する。
周波数重複度算出手段203aは、単独受信信号抽出手段206により抽出された信号に対して、1単位時間中の各単位受信時間で受信される信号の周波数チャネルの組み合わせを抽出するとともに、周波数チャネル抽出手段201aにより抽出された全周波数チャネル同士の組み合わせである重複度判定行列に、単位時間中の各単位受信時間で受信される信号の周波数チャネルの組み合わせをカウントする。
周波数重複度判定手段204aは、周波数重複度算出手段203によるカウント数に応じて、周波数チャネルの組み合わせ毎に重複度が高いか否かを判定する。
系分離手段205aは、周波数重複度判定手段204aにより重複度が高いと判定された周波数チャネルの組み合わせを同一の系で用いる周波数チャネルとして分離する。
その他の構成については、実施の形態1の図1と同様なので、重複する説明を省略する。
次に動作について説明する。
図13にこの発明の実施の形態2による信号分離の対象となる信号モデルから周波数チャネルを抽出した結果を示す。ここで、図13の縦軸は周波数チャネル、横軸は単位受信時間を示す。
実施の形態2における通信モデルでは、1単位時内で周波数チャネルを切り替えた信号が受信される。ただし、1単位時間に切り替わる回数等の情報は前段の処理により明らかになっているものとする。
図13では、1単位時間内で周波数が5回切り替わるモデルを想定している。ここで、1単位時間は、Tl1〜Tl5(l=1,2,3,・・・)である。
まず、周波数チャネル抽出手段201aにより、図13に示すように、発生した周波数チャネルを単位受信時間毎に抽出するとともに、5回の単位受信時間を1単位時間として抽出する。
ここで、実施の形態2による電波分離装置では、1単位時間内に発生する周波数の重複度を利用する。
そのため、単独受信信号抽出手段206により、単位時間中に1つの系からの信号を受信している単位時間のみを抽出する。すなわち、複数の信号を受信している単位時間T51〜T55の信号と、信号を受信していない単位時間T41〜T45の信号を除く。
図14に、単独受信信号を抽出した結果を示す。
続いて、周波数重複度算出手段203aにより、周波数重複度を算出する。
図15から図23を用いて周波数重複度の算出方法を説明する。
図15に単位時間T11〜T15における重複度判定方法を示す。
図15より、単位時間T11〜T15では、f1とf3とf7の周波数チャネルが同時に発生していることから、これらの信号が誤検出でなければ、f1とf3とf7の周波数チャネルは同じ系で用いられている周波数チャネルであることがわかる。
図16に、単位時間T11〜T15における重複度判定行列を示す。
図16では、行および列に、周波数チャネル抽出手段201aにより抽出された全周波数チャネルの組み合わせを要素として持つものとする。各要素に対応する周波数チャネルの組み合わせが発生した回数を加算し、合計カウント数を調査する。
ここで、各要素をそれぞれDi,jと表すものとする。また、組み合わせが発生する回数を数える際にカウントの重複を防ぐため、i>jの要素のみに対してカウントを行うものとする。また、同じ周波数チャネルが複数発生した場合については、カウントを行わない。
図15より、単位時間T11〜T15では、f1とf3とf7の周波数チャネルが重複して受信されているため、図16において、それに対応するDf1,f3、Df1,f7、Df3,f7にカウントを加算する。ここで、f1とf7は2回ずつ受信されていることから、Df1,f7にはカウントを2加算し、f3は1回受信されていることから、Df1,f3、Df3,f7にはカウントを1加算する。
図17に単位時間T21〜T25における重複度判定方法を示す。
図17より、単位時間T21〜T25では、f4とf5とf8の周波数チャネルが同時に発生していることから、これらの信号が誤検出でなければ、f4とf5とf8の周波数チャネルは同じ系で用いられている周波数チャネルであることがわかる。
図18に、単位時間T21〜T25における重複度判定行列を示す。
図17より、単位時間T21〜T25では、f4とf5とf8の周波数チャネルが重複して受信されているため、図18において、それに対応するDf4,f5、Df4,f8、Df5,f8にカウントを加算する。ここで、f5とf8は2回ずつ受信されていることから、Df5,f8にはカウントを2加算し、f4は1回受信されていることから、Df4,f5、Df4,f8にはカウントを1加算する。
図19に単位時間T31〜T35における重複度判定方法を示す。
図19より、単位時間T31〜T35では、f3とf7の周波数チャネルが同時に発生していることから、これらの信号が誤検出でなければ、f3とf7の周波数チャネルは同じ系で用いられている周波数チャネルであることがわかる。
図20に、単位時間T31〜T35における重複度判定行列を示す。
図19より、単位時間T31〜T35では、f3とf7の周波数チャネルが重複して受信されているため、図20において、それに対応するDf3,f7にカウントを加算する。ここで、f3では2回、f7では3回受信されていることから、Df3,f7にカウントを2加算する。
図21に単位時間T61〜T65における重複度判定方法を示す。
図21より、単位時間T61〜T65では、f2とf6の周波数チャネルが同時に発生していることから、これらの信号が誤検出でなければ、f2とf6の周波数チャネルは同じ系で用いられている周波数チャネルであることがわかる。
図22に、単位時間T61〜T65における重複度判定行列を示す。
図21より、単位時間T61〜T65では、f2とf6の周波数チャネルが重複して受信されているため、図22において、それに対応するDf2,f6にカウントを加算する。ここで、f2では2回、f6では3回受信されていることから、Df2,f6にカウントを2加算する。
図23に、以上の処理を繰り返し得られる、単位時間Tl1〜Tl5における重複度判定行列の例を示す。
続いて、周波数重複度判定手段204aにより、重複度の判定を行う。
ここでは、誤検出が無い場合を想定し、閾値を1として重複度判定を行うこととする。
閾値を1とした場合、図23より、Df1,f3、Df1,f7、Df2,f6、Df3,f7、Df4,f5、Df4,f8、Df5,f8の7要素がカウント数1以上となっており、閾値以上である。また、それ以外の要素は0となっており閾値未満である。よって、Df1,f3、Df1,f7、Df2,f6、Df3,f7、Df4,f5、Df4,f8、Df5,f8に対応する周波数チャネルの組み合わせは重複度が高く、それ以外の周波数チャネルの組み合わせは重複度が低いと判定される。
続いて、系分離手段205aにより各信号を系毎に分離する。
周波数重複度判定手段204aにより、判定された周波数重複度の高いもの同士の周波数チャネルを組み合わせる。すなわち、Df1,f3、Df1,f7、Df2,f6、Df3,f7、Df4,f5、Df4,f8、Df5,f8に対応する周波数チャネルの組み合わせである、f4,f5,f8の組み合わせと、f1,f3,f7の組み合わせと、f2,f6の組み合わせの3種類のグループに周波数チャネルを分離することができる。
さらに、f4,f5,f8の周波数チャネルで通信を行う信号を系1として分離し、f1,f3,f7の周波数チャネルで通信を行う信号を系2として分離し、f2,f6の周波数チャネルで通信を行う信号を系3として分離する。
続いて、得られた系分離結果を表示装置300に表示する。
以上のように、この実施の形態2によれば、各系で使用する周波数チャネルの組み合せが異なる条件下で、周波数チャネルの重複度を利用して、混信受信信号として受信された信号を系毎に分離することができる。
また、周波数重複度判定手段204aによりカウント数が0であるか、あるいはカウント数が1以上であるかで重複度の高低を判定することができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3による電波分離装置について、図24から図27までを参照しながら説明する。
図24はこの発明の実施の形態3による電波分離装置を示す処理ブロック図である。
図において、信号分離装置200bにおける、雑音検出抑圧手段207は、信号が消滅する直後に1単位受信時間の信号を加算するとともに、信号が消滅する直前の信号から1単位受信時間の信号を減算することでスパイク状に混入する失検出を除去する。
また、信号が消滅する直前の信号から1単位受信時間の信号を減算するとともに、信号が消滅する直後に1単位受信時間の信号を加算することでスパイク状に混入する誤検出を除去する。
その他の構成については、実施の形態2の図12と同様なので、重複する説明を省略する。
次に動作について説明する。
図25にこの発明の実施の形態3による信号分離の対象となる信号モデルから周波数チャネルを抽出した結果を示す。ここで、図中のバツ印は、誤検出を、白抜きの丸印、三角印、四角印は失検出を示す。
図26(a)に図25のモデルの周波数切替時間において受信した信号数の推移を示す。ここで、TSWは、周波数が切り替わる時間間隔(単位受信時間)を表す。本例では、1単位時間に5回周波数が切り替えられているため、TSWは1単位時間の1/5となる。
図26(a)では、図25より、
11〜T23は信号の1つの信号が受信されているため、8TSWの区間で受信数が1となり、
24で失検出が発生しているため、1TSWの区間で受信数が0となり、
25は信号の1つの信号が受信されているため、1TSWの区間で受信数が1となり、
31〜T42で信号が受信されていないため、7TSWの区間で受信数が0となり、
43で誤検出が発生するため、1TSWの区間で受信数が1となり、
44〜T65で信号が受信されていないため、12TSWの区間で受信数が0となり、
71〜T83は信号の1つの信号が受信されているため、8TSWの区間で受信数が1となり、
84で失検出が発生しているため、1TSWの区間で受信数が0となり、
85〜T105は信号の1つの信号が受信されているため、11TSWの区間で受信数が1となり、
111〜T115で信号が受信されていないため、5TSWの区間で受信数が0となり、
121で誤検出が発生するため、1TSWの区間で受信数が1となり、
122〜T135で信号が受信されていないため、9TSWの区間で受信数が0となり、
141〜T144は信号の1つの信号が受信されているため、5TSWの区間で受信数が1となる。
周波数切り替えを行う通信モデルでは、1単位時間内に周波数が複数回切り替わる。そのため、1単位時間内で2TSW以上の時間において信号が連続で受信される。すなわち、1TSWの時間で受信された信号や、1TSWの時間未受信となる単位受信時間は、失検出または誤検出により発生しているものと考えられる。
雑音検出抑圧手段207について、図26および図27を用いて説明する。
図26では失検出の抑圧方法、図27では誤検出の抑圧方法について説明する。
この電波分離装置では、スパイク状の信号を全て消去してしまうと、誤検出だけでなく、失検出により生じたスパイク状の信号を消去してしまう。そこで、まず、失検出を抑圧し、続いて誤検出を抑圧することにより、必要な信号を残しつつ、不要な信号を抑圧する。
1単位時間内の周波数切替時間数を5TSW、スパイク状受信信号と見なす周波数切替時間数を1TSWとした場合について説明するが、1単位時間の周波数切替時間数やスパイク状と見なす受信信号の周波数切替時間数が異なる場合でも、同様の方法で失検出・誤検出を抑圧することが可能である。また、簡単のため、信号数は0または1としているが、2以上でも同様の方法で失検出・誤検出を抑圧することが可能である。
まず、図26(b)に示すように、信号が消滅する周波数切替時間数に1TSWを加算する。これにより、スパイク状に発生している失検出が抑圧される。
続いて、スパイク状でない信号の消滅時の信号数を復元するため、図26(c)に示すように、信号が消滅する直前の周波数切替回数から信号数を1減算する。
以上により、スパイク状に発生した失検出が抑圧される。
続いて、図27(a)に示す信号に対して、誤検出抑圧を行う。
まず、図27(b)に示すように、信号が消滅する直前の周波数切替回数から信号数を1減算する。これにより、スパイク状に発生している誤検出が抑圧される。
続いて、スパイク状でない信号の消滅時の信号数を復元するため、図27(c)に示すように、信号が消滅する周波数切替回数に信号数を1加算する。
以上により得られた正しい信号数と異なる信号数で受信されている周波数切替回数については、誤検出が発生していると判断し、その時刻の信号は以後の処理でカウントしない。
以上のように、この実施の形態3によれば、雑音検出抑圧手段207により、信号を残したまま、スパイク状に混入する失検出および誤検出を除去することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4による電波分離装置について、図28を参照しながら説明する。
図28はこの発明の実施の形態4による電波分離装置を示す処理ブロック図である。
図において、信号分離装置200cにおける、端末分離手段208は、端末受信間隔が既知な信号モデルを受信する場合に、端末受信間隔後の信号を同じ端末として分離する。
その他の構成については、実施の形態1の図1と同様なので、重複する説明を省略する。
次に動作について説明する。
系分離された受信信号のうち、端末受信間隔毎に受信されているもの同士は同じ端末である。
よって、端末分離手段208により、端末受信間隔が既知な信号モデルを受信する場合に、端末受信間隔毎に受信されている信号を分離することにより、端末分離を行う。
以上のように、この実施の形態4によれば、端末分離手段208により、端末受信間隔が既知な信号モデルを受信する場合に、混信受信信号として受信された信号を端末毎に分離することができる。
ここでは、実施の形態1に端末分離手段208を加える例を示したが、実施の形態2に端末分離手段208を加えても、同様に端末分離を行うことが可能である。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5による電波分離装置について、図29から図34までを参照しながら説明する。
図29はこの発明の実施の形態5による電波分離装置を示す処理ブロック図である。
図において、信号分離装置200dにおける、周波数重複度判定手段204dは、周波数重複度算出手段203によるカウント数と設定された閾値との比較によりそのカウント数に含まれる誤カウントを除去する。
その他の構成については、実施の形態1の図1と同様なので、重複する説明を省略する。
次に動作について説明する。
誤検出がある場合、周波数重複度算出手段203によるカウント数には、誤カウントが含まれている。この誤カウントを閾値との比較により除去し、正しいカウントの部分のみを抽出する。そのため、周波数重複度判定手段204dにより、閾値を設定する。
周波数重複度判定手段204dでは、誤検出率に応じて、以下のいずれかの方法で閾値を設定する。
系の数、系利用率、誤検出率、失検出率等の諸元が大まかに判明している場合、図30に示すように、誤検出によるカウント数の確率密度分布(期待値と分散)を算出することが可能である。
ここで、確率変数(カウント数)が閾値以上となる確率密度分布の積分値が期待される系誤分離率よりも小さくなるように、閾値を選択する。
このように、周波数重複度判定手段204dにより、誤カウント数の確率密度分布から閾値を設定することができる。
系の数、系利用率等の諸元が大まかに判明している場合、図31に示すように、受信信号によるカウント数の確率密度分布(期待値と分散)を算出することが可能である。
ここで、確率変数(カウント数)が閾値以上となる確率密度分布の積分値が期待される系誤分離率よりも小さくなるように、閾値を選択する。
このように、周波数重複度判定手段204dにより、受信信号のカウント数の確率密度分布から閾値を設定することができる。
系の数、系利用率、誤検出率、失検出率等の諸元が大まかに判明している場合、図32に示すように、誤検出によるカウントにより系分離できなくなる確率と、受信信号によるカウントが検出されずに系が分離できなくなる確率の和が最小となるような閾値を選択する。
このように、周波数重複度判定手段204dにより、誤カウント数の確率密度分布および受信信号のカウント数の確率密度分布から閾値を設定することができる。
系の数と周波数チャネル数が判明している場合、0となる要素数kは決まっている。そこで、重複度判定行列の要素Di,jで小さい順にk個を0とする。
すなわち、重複度判定行列の要素Di,jのうち、小さいものから数えてk+1個目の要素の数を閾値として選択する。
図33では、0となる要素数kが3であることから、k+1は4、したがって、閾値を15に設定する。
このように、周波数重複度判定手段204dにより、系の数と周波数チャネル数から決定されるカウント数が0となる要素数kを用いて閾値を設定することができる。
正しいカウントと誤ったカウントとが分離可能である場合、正しいカウント数と誤った確率密度分布とが加算された確率密度分布は、正しいカウント数と誤ったカウント数との境界で、発生する確率が低くなる。
そこで、重複度判定行列の要素Di,jを小さい方から順に並べ、近接したそれぞれの要素の差をとる。要素の差が最も大きい要素間は、確率密度分布が疎になっていると言えるため、差が大きい2要素の大きい方を閾値として選択する。
図34では、要素の差が最も大きいのは9で、6と15の2要素間なので、2要素の大きい方の15を閾値として設定する。
このように、周波数重複度判定手段204dにより、カウント数の要素から閾値を設定することができる。
以上のいずれかの手段により閾値を設定し、誤検出による誤カウントを除去する処理を行う。
以上のように、この実施の形態5によれば、周波数重複度判定手段204dによりカウント数に含まれる誤カウントを除去することができる。
ここでは、実施の形態1において、周波数重複度判定手段204dを用いる例を示したが、実施の形態2に周波数重複度判定手段204dを加えても、同様に誤検出を抑圧することが可能である。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6による電波分離装置について、図35および図36を参照しながら説明する。
図35はこの発明の実施の形態6による電波分離装置を示す処理ブロック図である。
図において、信号分離装置200eにおける、周波数重複度算出手段203eは、重複信号抽出手段202により抽出された信号に対して、受信S/N比が高い信号との組み合わせには高いカウント数になるように重み付けし、受信S/N比が低い信号との組み合わせには低いカウント数になるように重み付けする。
周波数重複度判定手段204eは、周波数重複度算出手段203eによるカウント数と設定された閾値との比較によりそのカウント数に含まれる誤カウントを除去する。
その他の構成については、実施の形態1の図1と同様なので、重複する説明を省略する。
次に動作について説明する。
雑音が入っている信号モデルにおいて、実施の形態5までは、一定の閾値を超える信号を検出し、信号レベルによらず、処理を行っていた。
一方、この実施の形態6では、信号レベルを保持し、情報として活用する。
図36に信号モデルの例を示す。ここでは、簡単のため、受信レベルの基準値を1とする。
周波数重複度算出手段203eにより、受信S/N比に応じてカウント数に重み付けしてカウントする。
まず、単位受信時間T1において、周波数チャネルf1の信号レベルが1、周波数チャネルf6の信号レベルが0.5であるとする。ここで、周波数チャネルf6の信号レベルは基準値の1よりも小さいため、重み付けされたカウント数0.5を要素(f1,f6)に加算する。
次に、単位受信時間T2において、周波数チャネルf3の信号レベルが1、周波数チャネルf5の信号レベルが1.5であるとする。ここで、周波数チャネルf5の信号レベルは基準値の1よりも大きいため、重み付けされたカウント数1.5を要素(f2,f5)に加算する。
さらに、単位受信時間T5において、周波数チャネルf2,f4の信号レベルが1、周波数チャネルf7の信号レベルが0.5であるとする。ここで、周波数チャネルf7の信号レベルは基準値の1よりも小さいため、重み付けされたカウント数0.5を要素(f2,f7)と要素(f4,f7)に加算する。一方、周波数チャネルf2,f4の信号レベルは基準値である1であるため、要素(f2,f4)にはカウント数1を加算する。
以上の方法により、信号レベルによって重み付けされた重複度判定行列を生成することが可能である。
この重み付けされた重複度判定行列は、雑音を含むため、周波数重複度判定手段204eによる重複度判定の際には、実施の形態5で示したような、カウント数と設定された閾値との比較によりそのカウント数に含まれる誤カウントを除去する必要がある。
以上のように、この実施の形態6によれば、周波数重複度算出手段203eにより受信S/N比により重み付けされたカウント数をカウントすることで、受信S/N比が低い信号に対しても、受信された信号の系毎の分離への影響を低減することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
100 受信装置、200,200a〜200e 信号分離装置、201,201a 周波数チャネル抽出手段、202 重複信号抽出手段、203,203a,203e 周波数重複度算出手段、204,204a,204d,204e 周波数重複度判定手段、205,205a 系分離手段、206 単独受信信号抽出手段、207 雑音検出抑圧手段、208 端末分離手段、300 表示装置。

Claims (13)

  1. 複数の系にそれぞれ所属する複数の端末からの電波を受信する受信装置と、
    前記受信装置から得られる混信受信信号に対して所定のアルゴリズムを適用する信号分離装置とを備え、
    前記信号分離装置は、
    前記受信装置から得られる混信受信信号に対して、発生した周波数チャネルを単位受信時間毎に抽出する周波数チャネル抽出手段と、
    前記周波数チャネル抽出手段により抽出された信号のうち、同一単位受信時間に複数の周波数チャネルが受信されている信号を抽出する重複信号抽出手段と、
    前記重複信号抽出手段により抽出された信号に対して、同一単位受信時間に受信されている複数の周波数チャネルを抽出するとともに、前記周波数チャネル抽出手段により抽出された全周波数チャネル同士の組み合わせの中から、同一単位受信時間に受信されている信号の周波数チャネルの組み合わせをカウントする周波数重複度算出手段と、
    前記周波数重複度算出手段によるカウント数に応じて、周波数チャネルの組み合わせ毎に重複度が低いか否かを判定する周波数重複度判定手段と、
    前記周波数重複度判定手段により重複度が低いと判定された周波数チャネルの組み合わせを同一の系で用いる周波数チャネルとして分離する系分離手段とを備えたことを特徴とする電波分離装置。
  2. 複数の系にそれぞれ所属する複数の端末からの電波を受信する受信装置と、
    前記受信装置から得られる混信受信信号に対して所定のアルゴリズムを適用する信号分離装置とを備え、
    前記信号分離装置は、
    前記受信装置から得られる混信受信信号に対して、発生した周波数チャネルを単位受信時間毎に抽出するとともに、所定数の単位受信時間を1単位時間として抽出する周波数チャネル抽出手段と、
    前記周波数チャネル抽出手段により抽出された信号のうち、1単位時間に渡って単位受信時間内に単独の周波数チャネルが受信されている信号を単位時間毎に抽出する単独受信信号抽出手段と、
    前記単独受信信号抽出手段により抽出された信号に対して、1単位時間中の各単位受信時間で受信される信号の周波数チャネルの組み合わせを抽出するとともに、前記周波数チャネル抽出手段により抽出された全周波数チャネル同士の組み合わせの中から、単位時間中の各単位受信時間で受信される信号の周波数チャネルの組み合わせをカウントする周波数重複度算出手段と、
    前記周波数重複度算出手段によるカウント数に応じて、周波数チャネルの組み合わせ毎に重複度が高いか否かを判定する周波数重複度判定手段と、
    前記周波数重複度判定手段により重複度が高いと判定された周波数チャネルの組み合わせを同一の系で用いる周波数チャネルとして分離する系分離手段とを備えたことを特徴とする電波分離装置。
  3. 周波数重複度判定手段は、
    カウント数が0となるものを重複度が低いと判定し、カウント数が1以上となるものを重複度が高いと判定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電波分離装置。
  4. 信号分離装置は
    信号が消滅する直後に1単位受信時間の信号を加算するとともに、信号が消滅する直前の信号から1単位受信時間の信号を減算することでスパイク状に混入する失検出を除去する雑音検出抑圧手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の電波分離装置。
  5. 信号分離装置は
    信号が消滅する直前の信号から1単位受信時間の信号を減算するとともに、信号が消滅する直後に1単位受信時間の信号を加算することでスパイク状に混入する誤検出を除去する雑音検出抑圧手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の電波分離装置。
  6. 信号分離装置は
    端末受信間隔が既知な信号モデルを受信する場合に、端末受信間隔後の信号を同じ端末として分離する端末分離手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の電波分離装置。
  7. 周波数重複度判定手段は、
    周波数重複度算出手段によるカウント数と設定された閾値との比較によりそのカウント数に含まれる誤カウントを除去することを特徴とする請求項1または請求項2記載の電波分離装置。
  8. 周波数重複度判定手段は、
    誤検出によりカウントされるカウント数の確率密度分布を算出し、その確率変数が閾値以上となる確率密度分布の積分値が、期待される系誤分離率よりも小さくなるように前記閾値を設定することを特徴とする請求項7記載の電波分離装置。
  9. 周波数重複度判定手段は、
    受信信号によりカウントされるカウント数の確率密度分布を算出し、その確率変数が閾値以下となる確率密度分布の積分値が、期待される系誤分離率よりも小さくなるように前記閾値を設定することを特徴とする請求項7記載の電波分離装置。
  10. 周波数重複度判定手段は、
    誤検出によりカウントされるカウント数の確率密度分布を算出するとともに、受信信号によりカウントされるカウント数の確率密度分布を算出し、
    誤検出によるカウント数の確率密度分布の確率変数が閾値以上となる確率密度分布の積分値と、
    受信信号によるカウント数の確率密度分布の確率変数が閾値以下となる確率密度分布の積分値との和が最小となるように前記閾値を設定することを特徴とする請求項7記載の電波分離装置。
  11. 周波数重複度判定手段は、
    系の数と周波数チャネル数が判明している場合、
    系の数と周波数チャネル数から決定されるカウント数が0となる要素数kを用いて、
    カウント数を小さい要素から順に並べた際、(k+1)番目の要素のカウント数を閾値として設定することを特徴とする請求項7記載の電波分離装置。
  12. 周波数重複度判定手段は、
    カウント数を小さい要素から順に並べ、隣り合った要素の差が最も大きくなる要素間(j,j+1)のうちの(j+1)番目の要素のカウント数を閾値として設定することを特徴とする請求項7記載の電波分離装置。
  13. 周波数重複度算出手段は、
    重複信号抽出手段により抽出された信号に対して、
    受信S/N比が高い信号との組み合わせには高いカウント数になるように重み付けし、受信S/N比が低い信号との組み合わせには低いカウント数になるように重み付けすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の電波分離装置。
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