JP5787369B2 - 優先度及びシグナリング電力に基づくリソース割り当て - Google Patents

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Description

この出願は、2009年7月6日に出願された米国仮特許出願第61/223,099号の優先権を主張する。この全内容を援用する。
本発明は、無線通信技術に関する。
移動局が他の移動局又は有線ネットワークに結合された有線端末との通信を実行可能にするために、様々な無線アクセス技術が提案又は実施されている。無線アクセス技術の例は、3GPP(Third Generation Partnership Project)により規定されたGSM(Global System for Mobile communications)及びUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)技術と、3GPP2により規定されたCDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)技術とを含む。
スペクトル効率の改善、サービスの改善、コストの低下等のための無線アクセス技術の継続する進展の一部として、新たな標準が提案されている。1つのこのような新たな標準は、3GPPからのLTE(Long Term Evolution)標準である。LTE標準は、UMTS無線ネットワークを拡張することを試みる。3GPP2からのCDMA2000無線アクセス技術も進展している。CDMA2000の進展は、UMB(Ultra Mobile Broadband)アクセス技術と呼ばれる。UMBアクセス技術は、かなり高いレート及び低減した待ち時間をサポートする。
他の種類の無線アクセス技術は、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術である。WiMAXは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.16標準に基づく。WiMAX無線アクセス技術は、無線ブロードバンドアクセスを提供するために設計されている。
OFDM技術は、チャネル化された手法を使用し、無線通信チャネルを複数のサブチャネルに分割する。複数のサブチャネルは、同時に複数の移動端末により使用可能である。これらのサブチャネル(従って、移動端末)は、隣接するセルから干渉を受ける。この理由は、隣接する基地局が同じ周波数ブロックを使用可能であるからである。
典型的には、無線基地局は、下りリンク通信を調整するためにスケジューリングリソース割り当て方式を利用する。このような方式は電力制御機能を含んでもよい。関連するシグナリングオーバーヘッドを低減するために、このような方式と共にビットマップも使用されてもよい。
2008年4月15日付のDraft IEEE 802.16m System Description Document, IEEE 802.16m-08/003rlは、免許を受けた帯域での動作のための高度な無線インタフェースを提供するために、IEEE802.16無線MAN-OFDMA仕様を修正することを目的としている。このドラフトは、IMT-Advanced次世代移動ネットワークのセルラレイヤの要件を満たし、従来の無線MAN-OFDMA装置の継続するサポートを提供する前提を記述することを目的としている。更に、ドラフトの目的は、ITUによるレポートITU-R M.2072に記載されているような将来の高度なサービス及びアプリケーションをサポートするために必要な性能の改善を提供することである。
しかし、ドラフトの文献に提供されている提案は、望まれる多くのことを残している。
本発明の第1の態様によれば、送信の可能性のある複数のパケットに優先度を付け、反復的に、リソース割り当てについて分析されていない最高優先度のパケットに関連する制御チャネルシグナリングの電力要件を判定し、制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能であり、この最高優先度のパケットに十分なリソースが利用可能である場合、この最高優先度のパケットのリソースを割り当てることを有する方法が提供される。
或る実施例では、リソースを割り当てることは、このパケットを送信するのに十分な電力に更に依存する。
或る実施例では、この電力要件を判定することは、この電力要件が利用可能な電力以下になるまで、この制御チャネルシグナリングのこの電力要件を低減することを有する。
或る実施例では、この電力要件を低減することは、再送信についてのみ実行される。
或る実施例では、この方法は、リソースを割り当てた後に残っている余剰電力をこの複数のパケットのうち1つ以上に配分することを更に有する。
或る実施例では、この方法は、送信前にこの複数のパケットのうち1つ以上の電力割り当てを低減することを更に有する。
本発明の第2の態様によれば、複数のユーザを複数のシグナリンググループのうち1つに割り当てることを有する方法が提供され、複数のグループのうちこの1つの中のこの複数のユーザは、第1の各HARQ送信について複数のHARQインターレースオフセット(interlace offset)のうち第1のものを使用する。
或る実施例では、この方法は、第2の複数のユーザをこの複数のシグナリンググループのうち他のものに割り当てることを更に有し、第2の複数のユーザは、第1の各HARQ送信について第2のインターレースオフセットを使用する。
或る実施例では、複数のシグナリンググループは、インターレースオフセットの数に等しい。
本発明の第3の態様によれば、送信の可能性のある複数のパケットに優先度を付け、反復的に、リソース割り当てについて分析されていない最高優先度のパケットに関連する制御チャネルシグナリングの電力要件を判定し、制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能であり、この最高優先度のパケットに十分なリソースが利用可能である場合、この最高優先度のパケットのリソースを割り当てるように構成された送信機が提供される。
或る実施例では、リソースを割り当てることは、利用可能なこのパケットを送信するのに十分な電力に更に依存する。
或る実施例では、送信機は、この電力要件が利用可能な電力以下になるまで、この制御チャネルシグナリングのこの電力要件を低減するように更に構成される。
或る実施例では、この電力要件を低減することは、再送信についてのみ実行される。
或る実施例では、送信機は、リソース割り当ての後に残っている余剰電力をこの複数のパケットのうち1つ以上に配分するように更に構成される。
或る実施例では、送信機は、送信前にこの複数のパケットのうち1つ以上の電力割り当てを低減するように更に構成される。
本発明の第4の態様によれば、複数のユーザを複数のシグナリンググループのうち1つに割り当てるように構成された送信機が提供され、複数のグループのうちこの1つの中のこの複数のユーザは、第1の各HARQ送信について複数のHARQインターレースオフセットのうち第1のものを使用する。
或る実施例では、送信機は、第2の複数のユーザをこの複数のシグナリンググループのうち他のものに割り当てるように更に構成され、第2の複数のユーザは、第1の各HARQ送信について第2のインターレースオフセットを使用する。
或る実施例では、複数のシグナリンググループは、インターレースオフセットの数に等しい。
本発明の第5の態様によれば、コンピュータ実行可能命令を格納したコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータにより実行された場合、コンピュータに対して、送信の可能性のある複数のパケットに優先度を付け、反復的に、リソース割り当てについて分析されていない最高優先度のパケットに関連する制御チャネルシグナリングの電力要件を判定し、制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能であり、この最高優先度のパケットに十分なリソースが利用可能である場合、この最高優先度のパケットのリソースを割り当てることを有する方法を実施させる。
或る実施例では、リソースを割り当てることは、このパケットを送信するのに十分な電力に更に依存する。
或る実施例では、この電力要件を判定することは、この電力要件が利用可能な電力以下になるまで、この制御チャネルシグナリングのこの電力要件を低減することを有する。
或る実施例では、この電力要件を低減することは、再送信についてのみ実行される。
或る実施例では、コンピュータ可読媒体は、リソースを割り当てた後に残っている余剰電力をこの複数のパケットのうち1つ以上に配分することを更に有する。
或る実施例では、コンピュータ可読媒体は、送信前にこの複数のパケットのうち1つ以上の電力割り当てを低減することを更に有する。
本発明の第6の態様によれば、コンピュータ実行可能命令を格納したコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータ実行可能命令は、コンピュータにより実行された場合、コンピュータに対して、複数のユーザを複数のシグナリンググループのうち1つに割り当てることを有する方法を実施させ、複数のグループのうちこの1つの中のこの複数のユーザは、第1の各HARQ送信について複数のHARQインターレースオフセットのうち第1のものを使用する。
或る実施例では、コンピュータ可読媒体は、第2の複数のユーザをこの複数のシグナリンググループのうち他のものに割り当てることを更に有し、第2の複数のユーザは、第1の各HARQ送信について第2のインターレースオフセットを使用する。
或る実施例では、複数のシグナリンググループは、インターレースオフセットの数に等しい。
本発明の実施例が実装され得るセルラ通信システムのブロック図 本発明の態様によるVoIP(Voice over IP)フレーム構成の概略図 本発明の実施例に従って同様の基本チャネル単位(BCU)割り当てを有する1つ以上のサブゾーンが一緒にグループ化される場合に、サブゾーンを有するフレームの例を示す概略図 本発明の態様によるグループシグナリングのVoIPフレーム構成の概略図 本発明の実施例に従ってスケジューリング及び電力制御判定を実施する例示的な方法のフローチャート 本発明の実施例に従って電力再配分を実施する例示的な方法のフローチャート 本発明の或る実施例を実装するために使用され得る例示的な基地局のブロック図 本発明の或る実施例を実装するために使用され得る例示的な無線端末のブロック図 本発明の或る実施例を実装するために使用され得る例示的な中継局のブロック図 本発明の或る実施例を実施するために使用され得る例示的なOFDM送信アーキテクチャの論理分解のブロック図 本発明の或る実施例を実施するために使用され得る例示的なOFDM受信アーキテクチャの論理分解のブロック図 IEEE802.16m-08/003rlの図1に対応する図1に示すセルラ通信システムにより実装されるネットワークアーキテクチャの概略図 IEEE802.16m-08/003rlの図2に対応する図9に示す中継局のアーキテクチャの概略図 IEEE802.16m-08/003rlの図3に対応する図1のセルラ通信システムのシステム参照モデルを表す図 IEEE802.16m-08/003rlの図4に対応するIEEE802.16mによるプロトコル構成を示す図 IEEE802.16m-08/003rlの図5に対応するIEEE802.16mによるMS/BSデータプレーンの処理フロー図 IEEE802.16m-08/003rlの図6に対応するIEEE802.16mによるMS/BS制御プレーンの処理フロー図 IEEE802.16m-08/003rlの図7に対応するマルチキャリアシステムをサポートする一般プロトコルアーキテクチャを表す図
本発明の態様及び特徴は、添付図面と共に本発明の特定の実施例の以下の説明を読むことにより、当業者に明らかになる。
本発明の実施例について、添付図面を参照して説明する。
通信システムで使用される本発明の実施例の背景を提供する目的で、図1は、複数のセル12内での無線通信を制御する基地局コントローラ(BSC:base station controller)10を示している。複数のセルは、対応する基地局(BS:base station)14によりサービス提供される。一般的に、各基地局14は、移動端末及び/又は無線端末16とのOFDMを使用した通信を容易にする。移動端末及び/又は無線端末16は、対応する基地局14に関連するセル12内にある。以下の説明では、移動端末16は、ユーザ又はUEと呼ばれることがある。基地局14に対する移動端末16の移動は、チャネル状態におけるかなりの変動を生じる。図示のように、基地局14及び移動端末16は、通信のための空間ダイバーシチを提供するために、複数のアンテナを含んでもよい。或る構成では、中継局(relay station)15は、基地局14と無線端末16との間の通信を支援してもよい。無線端末16は、いずれかのセル12、セクタ13、ゾーン(図示せず)、基地局14又は中継局15から他のセル12、セクタ13、ゾーン(図示せず)、基地局14又は中継局15にハンドオフされてもよい18。或る構成では、基地局14は、バックホールネットワーク11で相互に及び他のネットワーク(コアネットワーク又はインターネット(双方とも図示せず)等)と通信する。或る構成では、基地局コントローラ10は必要ない。
ここに記載する送信方法は、上りリンク(UL:uplink)及び下りリンク(DL:downlink)の一方又は双方で実行されてもよい。ULは、移動局から基地局への方向に送信することである。DLは、基地局から移動局への方向に送信することである。
パケット送信は、永続的な割り当て(persistent assignment)でもよく、特定のリソース区分内でシグナリングされる非永続的な割り当てでもよい。永続的なリソース割り当ては、ユーザへの所定の(通常では再発する)リソースの割り当てであり、これにより、そのユーザへの割り当ては、再発毎の更なるシグナリングを必要としない。或る実施例では、永続的な割り当ては、リソース可用性ビットマップ(RAB:resource availability bitmap)により他のユーザに示されてもよい。或る実施例では、永続的なリソース割り当ては、最初のHARQ(Hybrid Acknowledgement Request)送信に使用され、永続的なリソースの割り当ては、ユーザに知られてもよく、ユーザにより判定可能でもよく、送信に使用される既知の一式のMCSからユーザにより判定可能でもよい。或る実施例では、必要に応じて、HARQ再送信は、リソース/MCS適応(アダプテーション)を使用することにより非永続的に割り当てられる。或る実装では、どのリソースが利用可能であるか又はアクティブな永続的なリソース割り当てに現在使用されていないかを示すために、リソースマップが使用される。
本発明の或る実施例では、リソースのグループ割り当てが考慮される。グループ割り当ては、ビットマップを使用してユーザのグループに一緒にシグナリングすることにより実行されてもよい。
或る実施例では、ここに記載されるアルゴリズムは、グループリソース割り当て(GRA:Group Resource Allocation)ビットマップを使用したVoIPのUMB(ultra mobile broadband)のFLサポートの機能に特に関連付けられる。チャネル品質インジケータ(CQI:Channel Quality Indicator)フィードバック及びVoIPのチャネルアダプテーションは、スケジューリング及び電力制御フローに関するため、以下に簡単に説明する。
或る実装では、チャネルフェージングへの適応は、CQIフィードバックに基づく。フィードバックの頻度は、各アクセス端末(AT:access terminal)の変化するチャネル状態に効果的に適応するためのシステムの能力を決定する。アクセス端末は、携帯電話、無線可能ラップトップコンピュータ、無線可能デスクトップコンピュータ、無線可能ビデオゲーム装置、タブレット装置及び無線可能MP3プレイヤのような装置を含んでもよいが、これらに限定されない。5MHz以上のシステム帯域幅を備えた4Gシステムで想定されるユーザの数は、ユーザから基地局への逆リンクでの輻輳のため、各移動体からの頻繁なフィードバックを妨げる。フィードバックは、約20msの間隔に制限される可能性があり、更に、多数のVoIPユーザによるフィードバックチャネルの非常に高い負荷を前提とすると、CQI推定は50%ほどの高さの削除率を有する可能性がある。
CQI報告が頻繁ではない場合、或る実装は、信頼性の低いCQI推定に基づく不安定なスケジューリングを回避するため、フィルタによるCQI平均を考慮してもよい。比較的短いCQIフィルタウィンドウは、最初の送信のCQIフィードバックの比較的小さい遅延を利用してもよい。これは、CQIフィードバックが各ATのHARQ送信機会の最初のサブパケットと合致している場合に当てはまる。この理由は、この推定は、最初のHARQ送信にとって相当には期限切れになっていないからである。特定の例では、CQI推定に基づくデータ送信電力レベルは、更なる再送信には“期限切れ(out-of-date)”になるが、約10%のパケット送信のみが、2回の送信を超える。
適応変調及び符号化及び/又は電力制御は、一般的にチャネルアダプテーションに考慮される技術である。適応変調及び符号化は、ATによりフィードバックされたチャネル状態に適応させるために使用されてもよいが、小さい規則的なパケットがトラヒックであるVoIPのようなシステムでは、変調符号化方式(MCS:modulation coding scheme)を変更する利点は、一般的にHARQ送信毎に使用される帯域幅リソースを最小化することにある。HARQ送信に選択されたリソース又はMCSをATに通知するために、シグナリングが必要になる。或る実装では、リソース/MCSアダプテーションは、MCS選択閾値及びCQIに基づくMCS選択を含んでもよい。選択閾値は、閾値についての可変のマージンレベルを含んでもよく、及び/又はいずれかのメトリックを実現するために調整されてもよい。いずれかのメトリックは、HARQ終了目標、パケット誤り率(PER:packet error rate)、残りのPER、又は最低の遅延を含んでもよい。
チャネルアダプテーションの目的で、割り当てサイズ又はパケットフォーマットのビットマップが、グループリソース割り当て(GRA:Group Resource allocation)ビットマップ構成で可能になってもよい。しかし、ほとんどのUMB VoIPの提案では、好ましいチャネル状態の間に高次のMCSへの切り替えにほとんど利点がなく、20ms毎に送信を受信する多くのATが存在し得るため、各送信に付随する更なるシグナリングは望ましくないため、通常では、送信毎に1つのリソースセグメントが割り当てられる。
リソースサイズは一般的には固定されており、送信毎にMCSをATにシグナリングすることは非常に高コストと考えられるため、ここに記載のUMBシステムのVoIPの何らかの設計では、チャネルアダプテーションを実現するために、電力制御が使用される。電力制御レベルは、ATからフィードバックされ、外部ループ(outer loop)により制御される。電力制御は、所望のパケット送信統計を確保するために使用される。
一般的に、仮説の復号化(hypothesis decoding)は、各EVRC(Enhanced Variable Rate Codec)のボコーダレートに対応する4つのMCSを区別し得る。使用されるパケットフォーマットは、グループ割り当てメッセージで示される。
以下の詳細な説明は、図面を参照して、非限定的に3GPP2 AIE標準に従って動作するシステムで使用する様々な無線スケジューリング方式について説明する。
図2は、例示的な時間周波数リソースのVoIPフレーム構成200の一部を示している。フレーム構成は、個々の矩形ブロック205により示される複数のフレームで構成される。フレームは、複数の時間周波数リソースセグメントをそれぞれ含んでもよい。特に、様々な時間分割多重(TDM:time division multiplexing)スロット210、220が示されている。参照符号210により示されるTDMスロットは、HARQインターレース(interlace)を示している。図2でHARQインターレースを形成するTDMスロット210は、2つのフレームを含む。インターレース送信期間毎のフレームの数(図2では2つのフレームである)、インターレース送信期間の間のフレームの数(図2では4つのフレームである)及びオフセットの数(図2では3つである(0、1及び2))は、単なる例示目的である。図2は、HARQインターレースが同期的であることを示しているが、これは全ての実装に当てはまるとは限らない。
図3は、フレーム240の特定の例を示している。フレーム240は、フレーム205の構成に対応してもよく、サブゾーン(subzone)A、B、C、D及びEを有する。サブゾーンA及びDは、第1の基本チャネル単位(BCU:basic channel unit)割り当てブロック(BAB:BCU allocation block)BAB1 250と、第2のBAB2 260とをそれぞれ有する。BCUは、2次元の時間周波数送信リソース(すなわち、所与の数のサブキャリアでの所与の数のシンボル)である。サブキャリアは、物理サブキャリアでもよく、論理サブキャリアへの物理サブキャリアの特定のマッピングに基づいて並び替えられた論理サブキャリアでもよい。或る実施例では、サブゾーン内で、BABは、OFDMシンボル毎に同じ数の時間周波数リソースブロックを有する。或る実施例では、このことは、1つ以上のフレームで平均化された場合に当てはまってもよい。特にOFDMシンボルが言及されるが、OFDMは例示目的として考えられ、他の送信フォーマットも考慮されることが分かる。サブゾーンA及びCは、双方共にBAB1 250及びBAB2 260を含むため、一緒にグループ化される。しかし、図示の例では、BAB1 250及びBAB2 260は、サブゾーンA及びDにおいて異なるリソースブロックで生じる。異なるセクタでは、サブゾーンAがサブゾーンDと対にならないことも可能である。
或る実施例では、同様のBABがグループを形成する1つ以上のサブゾーンに存在するように、サブゾーンはグループ化されてもよい。或る実施例では、セクタ特有のサブゾーングループを使用することにより、ダイバーシチが生じてもよい。すなわち、サブゾーンのグループは、複数セクタの通信セルのセクタに特有でもよい。
或る実施例では、送信電力は、サブゾーンのグループで制約される。セクタ特有のスクランブル化は、所与のBABが干渉する他のセクタからBABの数を増加させ、これにより、これらのBABからの干渉を平均化してもよい。或る実装では、干渉のこのようなスクランブル化を使用することは、多数の異なるBABからの成分(構成要素)を有する信号を生じる。これは、システムの性能にとって有利になり得る。
ATは、VoIPインターレースと、そのインターレースでのその最初のHARQ送信機会のVoIPインターレースオフセットとを割り当てられてもよい。一例として、3つのVoIPインターレースが存在し、VoIPインターレースオフセットの数が3に制限される場合、最初のHARQ送信機会は、18のPHYフレーム毎に生じる。或る実施例では、パケットの再送信は、同じインターレース内で続いてもよい。
永続的に割り当てられた最初の送信の場合、ATは、その最初の送信機会に対応するVoIPインターレースオフセット(例えば、図2のインターレースオフセット0)のリソースを永続的に割り当てられてもよい。従って、ATは、VoIPインターレースオフセット0のGRAビットマップを復号化する必要はない。第2回及び第3回のHAR送信機会に対応するVoIPインターレースオフセット(例えば、インターレースオフセット1及び2)では、ATに割り当てられたリソースは、GRAビットマップで示される。
或る実施例では、割り当てられているVoIPリソースのシグナリングは、ビットマップを介して行われる。或る例では、複数のユーザは、ビットマップを使用してグループとしてシグナリングされてもよい。例えば、ビットマップの位置が特定のユーザに関連付けられており、ビットマップを監視することにより、ユーザは、データがユーザに送信されているか否かを判定し、ビットマップから適切なリソースの位置を導いてもよい。
直交周波数分割多重アクセス(OFDMA:orthogonal frequency division multiple access)システムでは、信号帯域幅は、典型的には複数のチャネルに分割され、1人以上のユーザに割り当てられる。各スケジューリング間隔の間に、合計電力の制約及び合計リソースの制約が存在してもよい。スケジューリング及び電力制御方式は、時間周波数及び電力リソースをユーザ及び異なるパケット送信に割り当てるために使用されてもよい。1つの理由は、固有のサービスは固有のスケジューリング及び電力制御要件を有してもよいからである。例えば、VoIPトラヒックのような遅延に影響を受けやすいトラヒックは、特別に設計されたスケジューリング及び電力制御方法を必要としてもよい。特定の例では、EVRCコーデックは、それぞれ29%、4%、7%及び60%の確率で4つの異なるレート又はフレームサイズ(フルレート、1/2レート、1/4レート及び1/8レート)を備えた音声フレームを生成する。VoIPフレームは固定の持続時間(例えば、20ms)を有してもよいが、パケットは、ネットワークのジッタのため、規則的には到達しない可能性がある。
図5のフローチャートは、スケジューリング及び電力制御判定のブロック表現400を提供する。
ブロック410において、サブパケット送信について優先順位付けされたリストが生成される。ブロック420において、リストエントリiがi=0で初期化される。ブロック430において、信号電力が判定される。どのように信号電力制御が判定されるかは、以下に更に説明する。ブロック440において、シグナリングに十分な電力が存在するか否かが判定される。シグナリングに十分な電力が存在する場合(ブロック440からのyesの経路)、次のステップ450は、データ電力を判定する。どのようにデータチャネルの電力制御が判定されるかは、更に以下に説明する。スケジューリング及び電力再配分のため、3つの選択肢が存在する。選択肢Aとして示される第1の選択肢は、予算不足(under-budget)及び予算超過(over-budget)の状態での電力の再配分を含む。選択肢Bとして示される第2の選択肢は、予算超過の状態での電力の再配分を含むが、割り当てられた電力が合計の利用可能な電力未満である場合には行わない。選択肢Cとして示される第3の選択肢は、電力の再配分を含まないが、スケジューリングループからの初期の電力割り当てを使用する。選択肢A及びBについてデータ電力450を判定した後に、第iのリストエントリについて割り当てが行われる470。選択肢Cでは、割り当てられたデータチャネルの電力が新たな割り当ての“所望の電力”未満であるか否かが判定される460。割り当てられたデータチャネルの電力が新たな割り当ての“所望の電力”未満ではない場合(460のnoの経路)、このほうほうはブロック470に進む。割り当てられたデータチャネルの電力が新たな割り当ての“所望の電力”未満である場合(460のyesの経路)、この方法はブロック480に進み、第iのエントリが“リストの最後”に設定される。
ブロック470及び480の一方の後に、次のステップ490は、リソースチャネルが利用可能であるか否か、及び第iのリストエントリが“リストの最後”に等しくないか否かを判定する。リソースチャネルが利用可能であり、第iのリストエントリが“リストの最後”に等しくない場合(490のyesの経路)、この方法は、リストの次のエントリに進む(ブロック495)。すなわち、i=i+1とし、ブロック420に戻り、次のエントリについて前述の処理が繰り返される。リソースチャネルが利用可能ではなく、第iのエントリが“リストの最後”に等しい場合、この方法は、以下の図6に関して説明する電力再配分方式500に進む。
ブロック440に戻りシグナリングに十分な電力が存在しない場合(ブロック440からのnoの経路)、次のステップ445は、第iのエントリが再送信であるか否かを判定する。第iのエントリが再送信である場合(ブロック445のyesの経路)、この方法は、ブロック450においてデータ電力を判定することに続く。選択肢A及びBで、第iのエントリが再送信でない場合(ブロック445のnoの分岐)、この方法は、ブロック480に進み、第iのエントリは“リストの最後”に設定される。或る実施例では、選択肢A及び/又はBの変更されたバージョンにおいて、シグナリング電力が大きい場合、割り当てを追加し続けることも適切である可能性がある。このような場合、この方法は、リストの次のエントリに進む(ブロック495)。すなわち、i=i+1とし、ブロック420に戻り、次のエントリについて前述の処理が繰り返される。
選択肢Cでは、第iのエントリが再送信でない場合(ブロック445のnoの経路)、この方法は、リストの次のエントリに進む(ブロック495)。すなわち、i=i+1とし、ブロック420に戻り、次のエントリについて前述の処理が繰り返される。
図6のフローチャートは、電力再配分判定のブロック表現500を提供する。
図6には、どの選択肢(選択肢A、B又はC)が電力の潜在的な再配分に選択されたかを反映する3つの処理ストリームが示されている。
選択肢Aのストリーム510では、ブロック540において、使用される合計電力、及び/又は割り当てられたデータチャネルの“所望の電力”が使用される場合に使用される合計電力が計算される。ブロック550において、複数のビットマップの読み取り(multiple bitmap reading)サポートが使用される場合、第iのGRAビットマップが第i+1のGRAビットマップと少なくとも同じ電力利得を有するように、シグナリング電力が追加される。使用される合計電力がアクセスノード(AN:access node)(例えば、基地局)の電力未満である場合、使用される合計電力は再計算されてもよい。或る実施例では、シグナリング及びパイロット電力を含む合計電力がANの電力に等しくなるまで、データチャネルの電力は均等に低減されてもよい。電力が予算より低い場合(ブロック560)、すなわち、使用される合計電力がANの電力未満である場合、データチャネルに割り当てられた電力は、データチャネルへの電力を均等に増やすことにより、再配分されてもよい。電力が予算超過である場合(ブロック570)、すなわち、割り当てられたデータチャネルの“所望の電力”が使用される場合の合計電力がANの電力より大きい場合、前の電力割り当てはクリアされてもよく、割り当てられたデータチャネルの電力は“所望の電力”に設定されてもよく、シグナリング及びパイロット電力を含む合計電力がANの電力に等しくなるまでデータチャネルへの電力を均等に低減することにより、割り当てられたデータチャネルへの電力は再配分されてもよい。
選択肢Bのストリーム520では、ブロック540において、使用される合計電力、及び/又は割り当てられたデータチャネルの“所望の電力”が使用される場合に使用される合計電力が計算される。ブロック550において、複数のビットマップの読み取りサポートが使用される場合、第iのGRAビットマップが第i+1のGRAビットマップと少なくとも同じ電力利得を有するように、シグナリング電力が追加される。使用される合計電力がANの電力未満である場合、使用される合計電力は再計算されてもよい。或る実施例では、シグナリング及びパイロット電力を含む合計電力がANの電力に等しくなるまで、データチャネルの電力は均等に低減されてもよい。電力が予算超過である場合(ブロック570)、前の電力割り当てはクリアされてもよく、割り当てられたデータチャネルの電力は“所望の電力”に設定されてもよく、シグナリング及びパイロット電力を含む合計電力がANの電力に等しくなるまでデータチャネルへの電力を均等に低減することにより、割り当てられたデータチャネルへの電力は再配分されてもよい。
選択肢Cのストリームでは、ブロック540において、使用される合計電力、及び/又は割り当てられたデータチャネルの“所望の電力”が使用される場合に使用される合計電力が計算される。ブロック550において、複数のビットマップの読み取りサポートが使用される場合、第iのGRAビットマップが第i+1のGRAビットマップと少なくとも同じ電力利得を有するように、シグナリング電力が追加される。使用される合計電力がANの電力未満である場合、使用される合計電力は再計算されてもよい。或る実施例では、シグナリング及びパイロット電力を含む合計電力がANの電力に等しくなるまで、データチャネルの電力は均等に低減されてもよい。選択肢Cでは再配分が行われないため、選択肢A及びBのような予算不足又は予算超過処理は実行されない。
再び図5を参照して、フローチャートの様々なステップについて更に詳細に説明する。
ブロック410について、或る実施例では、VoIP性能を判定するための主なメトリックは待ち時間であるため、主なスケジューラの基準はパケット遅延である。ANは、ANで初期送信を待機している各パケットに優先度を割り当てる。或る実施例では、1回以上既に送信されており、再送信に利用可能なパケットは、他の全てより上の優先度を与えられる。インターレース又はインターレースオフセットに複数のグループが存在する場合、全てのグループからのAT割り当てについてスケジューリング判定が行われるように、全てのグループからのATは、単一のリストに入れられる。或る実装では、所与のスケジューリング期間でのスケジューリング割り当てフローにおいてATが考慮されるために、ATは、a)所与のインスタンスのグループを割り当てられなければならず、b)パケットの可能な最初のHARQ送信について、i)ANに空でないパケットバッファを有さなければならず、及び/又はii)所与のインターレースオフセットで最初のHARQ送信機会の割り当てを有さなければならず、ただし、この割り当ては再送信に使用されておらず、c)パケットの可能な再送信について、パケットは、許可されたHARQ送信の最大数以上になっていてはならない。更に、或る実施例では、ATのリストのパケットの数は、所与のインターレースオフセットでのパケットの初期送信又は再送信の割り当ての最大数を超えすぎない。
一般的には、好ましいチャネル状態を利用するために、チャネル品質係数が遅延優先度に追加されてもよい。パケットが次の機会まで遅延された場合、更なる遅延は、チャネルの認識の何らかの利益を相殺してもよい。
或る実施例によれば、最も長いパケット遅延から最も短いパケット遅延(すなわち、遅延優先度)の順に、ユーザがスケジューリングされてもよい。パケット遅延は、パケットが送信のためにスケジューリングされるまでにパケットがネットワークから基地局に到達した時間(すなわち、待ち行列で費やした時間量)から測定されてもよい。
或る実施例では、パケットの再送信は、新たなパケットの送信の上の優先度を与えられる。或る実施例では、ユーザ又はパケット送信のスケジューリングは、以下の順序に基づく。
(1)再送信を必要とするパケット
(2)遅延優先度の順の新たなパケット送信
或る実施例では、VoIPパケットのHARQ再送信は、規則的(同期的)に生じる。
或る実施例では、同時送信が使用されてもよい。同時送信は、ユーザが同じスケジューリング間隔内に複数のパケット送信リソースを割り当てられるものであり、パケットは必ずしも重複する又は何らか関係するとは限らない。
ブロック430について、或る実施例では、必要なシグナリング電力は、推定されたCQI目標、所与の制御チャネルフォーマットの信号対雑音比(SNR:signal to noise)閾値、外部ループ(outer loop)電力制御のGRAビットマップ誤り率目標に基づくマージン(margin)から少なくとも部分的に計算される。GRAビットマップは全ての割り当てられたATに到達していなければならないため、使用されるCQI目標は、グループの最も悪いチャネル状態でのスケジューリングされたATのものである。従って、必要なシグナリング電力は、既にスケジューリングされた他のATを考慮しなければならない。
例えば、第iのスケジューリングループで考慮されるATが同じグループの前のループで既に選択されたATのいずれかより良いチャネル状態を有する場合、シグナリング電力は、このATの追加により変化しない。従って、グループのスケジューリングされたATの最も悪いチャネル状態を有さないATが追加された場合、シグナリング電力を増加させることなく、ATを追加することが可能である。
複数のグループが1つのスケジューリング間隔でスケジューリングされてもよいため、グループ毎のシグナリング電力及びグループ毎の最も悪いATは、スケジューリンググループ毎に更新される。各グループは、独自の外部ループ電力制御マージンを有する。
所与のパケット送信についてGRAビットマップをATに高信頼性で送信するのに十分な電力が存在しない場合、例えば、ブロック440に応じて、これはリストから除去され、スケジューラは特定のスケジューリング選択肢に従って進む。或る実施例では、これはブロック480を介して実施されてもよい。しかし、再送信の場合(445のyesの経路)、パケット送信はこれにも拘らずスケジューリングされる。同期HARQ再送信が考慮される場合、パケット送信は遅延又は再スケジューリングできない。
或る実施例では、簡単にするために全てのスケジューリングステップが完了した後に、複数のビットマップグループを読み取るための更なるGRAビットマップの電力調整が、電力再配分処理500のブロック550において完了する。
ブロック450について、データチャネルに必要な電力は、目的のATの推定されたCQIと、所望の変調フォーマットのSNR閾値と、データマージンとに基づく。スケジューリング及び割り当てブロックのこのステップは、割り当て毎にデータ電力レベルの初期設定を行うのに役立つ。データチャネルの電力は、全てのスケジューリングステップが電力再配分ブロックで完了した後に調整されてもよい。
或る実装では、データマージンは、2つの方法のうち1つにより設定される。第1の方法は、所与の終了目標(例えば、3回の送信後の1%のパケット誤り率(PER:packet error rate))での外部ループ制御に基づいたデータマージンを含む。
外部ループ制御は、パケット終了の統計に基づいて調整される。終了目標が予め決められており、その目標を維持するために外部ループが使用される。高い終了目標(例えば、3回の送信後に10%の残りのPER)が使用される場合、成功したエンコーダのパケット送信毎のHARQ送信の数が増加すると、遅延が増加し得る。同様に、低い目標(3回の送信の後に0.1%)が使用される場合、成功したエンコーダのパケット送信毎に少ないHARQ送信が必要になる。低いマージンは、エンコーダのパケット毎の送信遅延を減少させるが、送信毎に更に大きい電力を必要とする。これは、電力制限のため、スケジューリング間隔毎に少ないパケットがスケジューリングされることを生じ得る。
固定のデータマージンは、CQIの信頼性と、パケット送信の終了目標の粗い推定とに基づいて設定される。マージンの値は、電力制限のため、何個の割り当てが所与のスケジューリング間隔でスケジューリングされ得るかに影響を与える。最も低い終了目標が常に確保されるように、データチャネルへの利用可能なANの電力の再配分で固定のマージンを使用することは、有利になり得る。
GRAビットマップ制御チャネルシグナリング方式において、更なるシグナリング電力を必要とせずにATへの送信を追加することが可能であるが、ANの電力が既に割り当てられている場合には電力をデータチャネルに割り当てることができない。この場合、データチャネルでの電力の再配分が有利になる可能性があり、以下に説明する。再配分が使用されない場合、新たなパケット送信(従って、再送信を除く)は、何らかの電力がデータチャネルに利用可能でない限り、スケジューリングされるべきではない。
或る実施例によれば、パケット送信は、以下のようにスケジューラによりリソースを割り当てられる。
(1)パケット送信は、何らかの優先度方式(例えば、遅延優先度)に基づいて並び替えられる。しかし、スケジューリングの当業者に知られている他の優先度方式が使用されてもよい。
(2)最高優先度の送信で始まる。
(i)既にスケジューリングされた送信の制御チャネルシグナリングに必要な電力が判定される。
(ii)十分な電力が利用可能である場合、ユーザはパケットのリソースを割り当てられる。所望のデータ電力(Desired_data_power)に基づいてもよいデータ送信の電力が判定される、パケット送信に割り当てられる。
(iii)制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能でない場合、スケジューラは、このパケット送信にリソースを割り当てず、次に高い優先度のユーザを評価することに進む。
(iv)依然として利用可能な電力及びリソースが存在する場合、次に高い優先度の送信について処理が繰り返される。
或る実施例によれば、パケット送信は、以下のようにスケジューラによりリソースを割り当てられる。
(1)パケット送信は、何らかの優先度に基づいて並び替えられる。
(2)最高優先度の送信で始まる。
(i)既にスケジューリングされた送信の制御チャネルシグナリングに必要な電力が判定される。
(ii)十分な電力が利用可能である場合、ユーザはパケット送信のリソースを割り当てられる。所望のデータ電力(Desired_data_power)に基づいてもよいデータ送信の電力が判定される、パケット送信に割り当てられる。
(iii)制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能でない場合、
再送信の場合には、必要な制御シグナリングの電力は、合計電力の制約が満たされるまで増分的に(incremental)減少する。
新たな送信の場合には、スケジューラは、このパケット送信にリソースを割り当てず、次に高い優先度のユーザを評価することに進む。
(iv)依然として利用可能な電力及びリソースが存在する場合、次に高い優先度の送信について処理が繰り返される。
或る実施例によれば、ユーザはCQI情報をフィードバックする。CQI情報から所望の送信電力レベル(Desired_data_power)が導かれてもよい。
或る実施例では、所望の電力レベルは、目標閾値とユーザCQIとの間の差である。
目標閾値は、特定の性能目標(例えば、3回のHARQ送信後に0.5%の終了目標)を実現するために必要な電力でもよい。
或る実施例では、マージンは、外部ループ制御システムに基づいて目標閾値に追加されてもよく、マージンは、ユーザ毎、データレート毎、パケットフォーマット毎、移動速度毎等で異なってもよい。或る実施例では、固定のマージンが目標閾値に追加されてもよい。或る実施例では、ユーザフィードバックは、CQIの最近の推定に基づく。ユーザCQI推定が低い信頼性であると想定される他の実施例では、CQIフィードバックは、最近のCQI推定の平均に基づいてもよい。
或る実施例では、スケジューリングされたパケット送信への電力及びリソースの初期割り当ての後に、割り当てられた合計電力が利用可能な合計電力未満である場合、余剰の利用可能な電力は、スケジューリングされたパケット送信の間で配分されてもよい。
前述のように、データチャネルが割り当てられ、スケジューリングが完了した後に、割り当てられたデータチャネルの間で電力を再配分する機会が存在する。電力は、電力が以下の場合に再配分されてもよい。
予算不足(under-budget):パイロット、データ及びシグナリングに必要な計算された電力が、ANの合計電力を使用する。送信の早期終了を支援するために、電力は、スケジューリングされたデータチャネルに再配分されてもよい。電力は、単一の倍数因子(係数)を使用して割り当てられたデータチャネルを通じて均等に再配分される。このことは、各スロットにおいてほぼ全出力のANの送信をもたらす(最大のサブキャリア又は他の電力制御の制限により制限される)。
予算超過:データの“所望の電力”を使用してパイロット、データ及びシグナリングに必要な計算された電力が、ANの合計電力より大きい。データ電力はリセットされ、全てのチャネルの利用可能なデータ電力は、パケット送信毎の“所望の電力”の固定部分に基づいてデータチャネル毎に重み付けられた方法で配分される。データチャネルへの最終的な電力利得の割り当ては、単一の倍数因子により均等に低減した所望の電力利得である。この処理は、初期の割り当て処理においてデータ電力なしにスケジューリングされたものであっても、各データ送信が何らかの電力を受け取ることを確保する。
電力の再配分がこの“予算超過”の状態で使用されない場合、データチャネルの電力なしに新たなパケット送信をスケジューリングしないことが推奨される。
複数のビットマップの読み取りが可能である場合、低いジオメトリ(geometry)を備えたATを対象としたビットマップは、常に高いジオメトリのGRAビットマップグループの一部であるATにより読み取り可能でなければならない。最低のジオメトリから最高のジオメトリまでジオメトリにより並び替えられた一式のATグループを検討すると、第iのビットマップグループのATは、常に第i+1のビットマップにより読み取られることができなければならない。従って、第iのGRAビットマップは、少なくとも第i+1のビットマップの電力利得で送信されなければならない。或るATは比較的高いPERでGRAビットマップを受信するため、低いジオメトリのGRAビットマップの正確な受信の信頼性が確保される必要がある。従って、信頼性を確保するために、第iのGRAビットマップは、第i+1のGRAビットマップより高い電力利得で送信されてもよい。或いは、第iのビットマップは、同じ利得であるが、信頼性の高い符号化及び変調フォーマットで送信されてもよい。
GRAビットマップの電力レベルは、割り当ての電力再配分段階の中で、複数のビットマップの読み取りの信頼性を確保するために調整される。この調整に利用可能な十分なANの電力が存在しない場合、データチャネルは、電力制限を満たすように倍数因子により均等に減らされる。
スケジューリングループのシグナリング電力推定に、複数のビットマップの読み取りに必要な更なる電力を含めることが有利になり得るが、このステップは、簡単にして他の方法との比較を容易にするために、この研究ではスケジューリングの後の電力再配分の間に含まれている。
スケジューリング及び再配分方法の使用は、簡単に以下に説明する3つのスケジューリング及び電力再配分の選択肢をもたらす。これらの選択肢の処理は、スケジューリング及び割り当てフロー(図5)及び電力再配分(図6)のフローチャートに明示的に示されている。
前述のように、選択肢Aは、予算不足及び予算超過の双方の状態で、常にデータチャネルへ電力を再配分することに関する。電力予算に拘らず、最低の可能な終了目標を確保するように電力が再配分されるため、固定のデータマージンが使用される。スケジューリングループでは、シグナリング電力が存在するが、初期割り当ての間に利用可能なデータチャネルの電力がない場合の初期パケット送信を可能にする。
選択肢Bは、予算超過の状態が当てはまる場合に電力を再配分するが、割り当てられた電力が合計の利用可能な電力未満である場合には再配分しないことに関する。データマージンは、所与の終了目標(3回の送信後に約1%)での外部ループ制御に基づく。スケジューリングループでは、シグナリング電力が存在するが、初期割り当ての間に利用可能なデータチャネルの電力がない場合の初期パケット送信を可能にする。
選択肢Cは、電力を再配分せず、スケジューリングループからの初期電力割り当てを使用することに関する。スケジューリングループでは、適切なデータチャネルの電力を割り当てずに新たなパケット送信がスケジューリングされることを可能にしない。データマージンは、所与の終了目標(3回の送信後に約1%)での外部ループ制御に基づく。
全ての3つの選択肢は、シグナリング電力又はデータチャネルの電力の可用性に拘らず再送信を可能にする。この理由は、再送信は同期的であるため、再スケジューリングする機会が存在しないからである。
選択肢Aは使用するのが最も簡単である。この方式は、ロード(loading)又は終了目標の事前の認識は必要ない。選択肢Aは、全てのVoIPトラヒックに適しており、常にほぼ全てのANの電力で又はその近くで送信することが許容される場合に適している。
選択肢Bは、選択肢Aの変形であり、混合されたトラヒック又は全出力での送信が望ましくない場合に使用されてもよい。この方式は、データチャネルのマージンの外部電力制御機能の終了目標の選択を必要とする。残りの電力が他のトラヒック送信に使用される場合、終了目標の注意深い選択が必要になる。或る実施例では、選択肢Bは実装の候補になる見込みがある。
選択肢Cは、データチャネルの間で電力を再配分せずに、データチャネルが内部及び外部ループ電力制御アルゴリズムから計算された電力を割り当てられる基本的な方式である。適切な終了目標の選択は、この方式の効率的な性能にとって重要である。この選択肢は、それぞれの新たな割り当てが電力制御ループからちょうど計算されたデータ電力の割り当てを受けることを確保する。そうでない場合、パケット送信は次の機会に遅延される。
或る実装では、選択肢A及びBは、新たな割り当てのシグナリングに十分な電力が存在しないエントリが存在するとすぐに、スケジューリングループを出る。リストの他のエントリに進まない理由は、これらの2つの選択肢では、電力が全ての割り当てられたデータチャネルの間に後に再配分されるからである。従って、この時点の後に新たな割り当てを追加することは、減少した電力を犠牲にして低い優先度の割り当てを高い優先度の割り当てに追加することを生じる。従って、実装されるスケジューリング判定は、この時点で割り当ての追加を中止することである。
選択肢Bでは、或る実装では、シグナリング電力が大きい場合には、この時点の後に割り当てを追加し続けることも適する場合がある。これは、図6に‘Mod-B’として示されている。この場合、スケジューラは、優先度リストの全ての可能な割り当てを通じてループし続ける。同じ変更が選択肢Aについて行われてもよい点に留意すべきである。
或る実装では、選択肢Cは、所望のデータチャネルの電力に十分に利用可能なANの電力が存在する限り、可能な割り当てを評価し続ける。全てのANの電力が割り当てられた場合、割り当て手順は中止する。選択肢Cでは、電力は再配分されない。
或る実施例では、各パケット送信に割り当てられた余剰の利用可能な電力の小部分は、所望のデータ電力(Desired_data_power)の相対値に比例してもよい。或る実施例では、各パケット送信に割り当てられた余剰の利用可能な電力の小部分は、所望のデータ電力係数(Desired_data_power_factor)の相対値に比例してもよい。ただし、所望のデータ電力係数(Desired_data_powerfactor)=所望のデータ電力(Desired_data_power)/割り当てられたリソース数(num_of_resources_assigned)である。
或る実施例によれば、スケジューリングされたパケット送信への電力及びリソースの初期割り当ての後に、割り当てられた送信の制御チャネルシグナリングの合計及び割り当てられた送信の所望のデータ電力の合計(又は所望のデータ電力に基づいて割り当てられた電力)(合計所望電力(Total_desired_power)と呼ばれる)が利用可能な合計電力より大きい場合、各送信は、一時的に各所望のデータ電力(Desired_data_power)値を割り当てられてもよい。更なる電力は、割り当てら得た合計電力が利用可能な合計電力以下になるまでのように、分散的に、パケット送信毎に割り当てられた電力から除去されてもよい。
或る実施例では、各パケット送信から除去される電力の小部分は、所望のデータ電力(Desired_data_power)の相対値に比例してもよい。
1つ以上のユーザに同時にシグナリングするために、グループシグナリングが使用されてもよい。グループシグナリングは、どの移動局がリソースを割り当てられており、どのリソースが所与のユーザに割り当てられているかを示してもよい。一実施例によれば、グループ化されたシグナリングは、ビットマップの形式でもよい。
一式のATは、GRAビットマップ送信によりシグナリングされるグループに割り当てられる。グループは、グループがシグナリングされるインターレース(interlace)を割り当てられ、全てのパケット送信を受信する。グループは、その割り当てられたインターレースにおいて、インターレースオフセット毎にリソースを割り当てられる。インターレースオフセット毎に複数のグループが使用される場合、最も一般的には、ATは、ジオメトリに基づいてグループにソートされる。ジオメトリによりATをグループにソートすることにより、GRAビットマップ方式は、電力効率が良くなる。この理由は、この場合に小さいビットマップが最低のジオメトリでATのグループに送信されるからである。
ATの割り当てはまた、パケット送信の最初のHARQ送信機会についてインターレース内のインターレースオフセットを割り当てられる。前述のように、インターレースオフセットへの一式の割り当ては、サブグループとして知られる。
低いジオメトリ、中間のジオメトリ及び高いジオメトリのユーザが別々のサブグループを形成するように、ジオメトリに基づいてサブグループをスケジューリングすることに利点が存在し得る。高いジオメトリを有するユーザは、サービング基地局(serving base station)との通信に良好な長期のチャネル状態を有するユーザである。従って、或る状態で、一般的に良好なチャネル状態のユーザのビットマップを提供することが望ましい。インターレースオフセット毎に複数のビットマップグループが実装される場合、各ジオメトリに基づくビットマップが異なるインターレースオフセットでその最初の割り当てを有するように、各グループがサブグループにもなることが当然の拡張である。最初の送信が永続的に割り当てられる場合、シグナリングが3つのインターレースオフセットのうち1つ以上について最低のジオメトリグループに送信される必要がないため、利点が存在し得る。この理由は、このビットマップの全ての割り当てられたVoIP送信が第3回のHARQ送信を必要としない可能性が存在するからである。
ジオメトリに基づくインターレースを考慮することが有利になり得るが、データ送信に不十分な電力が存在するため、低いジオメトリのATでインターレースを過負荷にすることも可能になり得る。この文献における実装で考慮されたジオメトリに基づくインターレースオフセットのグループスケジューリングは、3つのインターレースを通じて全てのジオメトリのATの均等な配分を仮定する。
或る実施例では、特定のHARQ送信が所与のユーザに永続的に割り当てられる場合、そのHARQ送信でそのユーザに高い信頼性で到達するために、グループ化されたシグナリングは必要ない。例えば、永続的に割り当てられた送信の場合、存在する場合には割り当てられたリソースの位置が知られているため、ユーザは、パケットの最初のHARQ送信のビットマップを受信する必要はない。
或る実装では、グループ化されたシグナリング方式は、永続的に割り当てられていないHARQ送信毎に送信される。
或る実施例によれば、ユーザは以下の方式を使用してグループに割り当てられてもよい。ユーザグループにシグナリングするために、グループ化された制御チャネルシグナリングが使用されてもよい。ユーザは、ジオメトリ、チャネル種別、MCS等に基づいてシグナリンググループに分割されてもよい。例えば、ユーザは3つのグループ(低いジオメトリ、中間のジオメトリ、高いジオメトリ)にグループ化されてもよい。各グループは、別々のグループ化されたシグナリングメッセージによりシグナリングされてもよい。
或る実施例では、所与のシグナリンググループに割り当てられたユーザは、同じインターレースオフセットで最初のHARQ送信機会を有してもよい。或る実施例では、所与のグループに割り当てられた全てのユーザは、同じインターレースオフセットで最初のHARQ送信機会の全てを有してもよい。
全てのユーザの最初の送信が永続的に割り当てられる場合、関連するインターレースオフセットについてビットマップは送信される必要はない。
或る実施例では、それぞれのグループ化されたシグナリングメッセージは、異なるインターレースオフセットに関連する。或る実施例では、シグナリンググループの数は、所与のインターレースのインターレースオフセットの数に等しい。
図4は、3つのインターレースオフセット(0、1及び2)及び3つのビットマップを使用したビットマップを含む例示的なグループシグナリングを示しており、各ビットマップのユーザは、異なるインターレースオフセットで最初のHARQ送信を始めるように割り当てられる。図4は、各矩形ブロック305がフレームであり、複数のフレームがTDMスロット310、320を構成するという点で図2のフォーマットに類似する。最初の送信が永続的に割り当てられる場合、パケット送信が3回のHARQ送信を超えない限り、インターレースオフセット0の間に、ビットマップ0はシグナリングされる必要はない。これは、ユーザがジオメトリに基づいてビットマップグループに分割されている場合に、オーバーヘッドを低減するために非常に有利になり得る。この理由は、1つのインターレースオフセットの間に(例えば)全ての低いジオメトリのユーザについてシグナリングが省略又は低減され得るからである。
或る実施例では、グループ又はビットマップの割り当ては、ジオメトリ又は他の基準に基づくが、割り当ては、各ビットマップでのユーザのほぼ均一な配分を確保するように行われてもよい。
或る実施例では、ユーザグループ又はビットマップの数は、インターレースオフセットの数未満でもよい。或る実施例では、最低のジオメトリのユーザに関連するグループ又はビットマップのみが、最初のHARQ送信について永続的に割り当てられる。
或る実施例では、ユーザのサブグループを含むシグナリンググループ又はビットマップが使用されてもよい。各サブグループは、異なるVoIPインターレースオフセットに関連する最初のHARQ送信を有する。この場合の或る実施例では、ユーザは、ジオメトリに基づいて1つのサブグループに割り当てられてもよい。
例えば、3つのインターレースオフセット及び2つのビットマップの場合、低いジオメトリのユーザはビットマップ0を割り当てられ、インターレースオフセット0で最初のHARQ送信を有するように割り当てられる。中間のジオメトリ及び高いジオメトリのユーザグループは、ビットマップ1を割り当てられるが、中間のジオメトリのユーザグループは、インターレースオフセット1で最初のHARQ送信を有するように割り当てられ、高いジオメトリのユーザグループは、インターレースオフセット2に割り当てられる。
再び図4を参照すると、送信回数は、送信機会を示す。例えば、パケットが第2回の送信の後に成功して受信された場合、第3回の送信は必要ない。
この例では、ユーザグループ1がインターレースオフセット0に割り当てられるため、インターレースオフセット0の発生時に新たなパケットを開始する点に留意すべきである。HARQ再送信の最大数がインターレースオフセットの数より大きいシステムを構成することが可能である。この場合、例えばユーザグループ1では、インターレースオフセット0は、パケットの最初の送信でもよく、パケットの第4回の送信でもよい。インターレース1及び2の動作について同様の図が示されてもよい点に留意すべきである(インターレース0のみが図示されている)。
<通信システムの例示的な構成要素の説明>
好ましい実施例の構造的及び機能的詳細を検討する前に、本発明の態様が実装される移動端末16及び基地局14のハイレベルな概要が提供される。図7を参照すると、基地局14が示されている。基地局14は、一般的に、制御システム20と、ベースバンドプロセッサ22と、送信回路24と、受信回路26と、複数のアンテナ28と、ネットワークインタフェース30とを含む。受信回路26は、移動端末16(図1に図示する)により提供された1つ以上の遠隔送信機から、情報を運ぶ無線周波数信号を受信する。低雑音増幅器及びフィルタ(図示せず)は、処理のために信号からブロードバンド干渉を増幅及び除去するように協調してもよい。ダウンコンバージョン及びデジタル化回路(図示せず)は、フィルタリングされた受信信号を中間又はベースバンド周波数信号にダウンコンバートする。中間又はベースバンド周波数信号は、1つ以上のデジタルストリームにデジタル化される。
ベースバンドプロセッサ22は、デジタル化された受信信号を処理し、受信信号で伝達された情報又はデータビットを抽出する。典型的には、この処理は、復調、復号化及び誤り訂正動作を有する。従って、ベースバンドプロセッサ22は、一般的には、1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP:digital signal processor)又は特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)に実装される。受信情報は、ネットワークインタフェース30を介して無線ネットワークを通じて送信される、或いは、基地局14によりサービス提供される他の移動端末16に送信される。
送信側では、ベースバンドプロセッサ22は、制御システム20の制御で、ネットワークインタフェース30からデジタル化されたデータ(音声、データ又は制御情報を表してもよい)を受信し、送信のためにデータを符号化する。符号化されたデータは、送信回路24に出力され、そこで、1つ以上の所望の送信周波数を有するキャリア信号により変調される。電力増幅器(図示せず)は、変調されたキャリア信号を送信に適したレベルに増幅し、マッチングネットワーク(matching network)(図示せず)を通じて変調されたキャリア信号をアンテナ28に配信する。当業者に利用可能な様々な変調及び処理技術が、移動端末と基地局との間で信号を送信するために使用される。
図8を参照すると、本発明の一実施例に従って構成された移動端末16が示されている。基地局14と同様に、移動端末16は、制御システム32と、ベースバンドプロセッサ34と、送信回路36と、受信回路38と、複数のアンテナ40と、ユーザインタフェース回路42とを含む。受信回路38は、1つ以上の基地局14から情報を運ぶ無線周波数信号を受信する。低雑音増幅器及びフィルタ(図示せず)は、処理のために信号からブロードバンド干渉を増幅及び除去するように協調してもよい。ダウンコンバージョン及びデジタル化回路(図示せず)は、フィルタリングされた受信信号を中間又はベースバンド周波数信号にダウンコンバートする。中間又はベースバンド周波数信号は、1つ以上のデジタルストリームにデジタル化される。
ベースバンドプロセッサ34は、デジタル化された受信信号を処理し、受信信号で伝達された情報又はデータビットを抽出する。典型的には、この処理は、復調、復号化及び誤り訂正動作を有する。ベースバンドプロセッサ34は、一般的には、1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP:digital signal processor)又は特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)に実装される。
送信について、ベースバンドプロセッサ34は、制御システム32からデジタル化されたデータ(音声、ビデオ、データ又は制御情報を表してもよい)を受信し、送信のためにデータを符号化する。符号化されたデータは、送信回路36に出力され、そこで、1つ以上の所望の送信周波数にあるキャリア信号を変調するために変調器により使用される。電力増幅器(図示せず)は、変調されたキャリア信号を送信に適したレベルに増幅し、マッチングネットワーク(図示せず)を通じて変調されたキャリア信号をアンテナ40に配信する。当業者に利用可能な様々な変調及び処理技術が、移動端末と基地局との間で信号を送信するために使用される。
OFDM変調では、送信帯域は複数の直交搬送波に分割される。各搬送波は、送信されるデジタルデータに従って変調される。OFDMは送信帯域を複数のキャリアに分割するため、キャリア毎の帯域幅は減少し、キャリア毎の変調時間は増加する。複数のキャリアが並列して送信されるため、いずれかの所与のキャリアのデジタルデータ若しくはシンボルの送信レートは、単一のキャリアが使用される場合より低い。
OFDM変調は、送信される情報について逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)の性能を利用する。復調について、受信信号での高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)の性能は、送信された情報を回復する。実際に、IFFT及びFFTは、それぞれ逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)及び離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)を実行するデジタル信号処理により提供される。従って、OFDM変調の特徴は、送信チャネル内の複数の帯域について直交搬送波が生成される点にある。変調された信号は、比較的低い送信レートを有し、各帯域内に留まることができるデジタル信号である。個々の搬送波は、デジタル信号により直接的に変調されない。その代わりに、全ての搬送波は、IFFT処理により同時に変調される。
動作中に、OFDMは、基地局14から移動端末16への下りリンク送信に少なくとも使用されることが好ましい。各基地局14は、“n”個の送信アンテナ28を備えており、各移動端末16は、“m”個の受信アンテナ40を備えている。特に、各アンテナは、適切なデュプレクサ又はスイッチを使用して受信及び送信に使用可能であり、簡潔にするためにのみこのようにラベルが付与されている。
図9を参照すると、中継局15の例が示されている。基地局14及び移動局16と同様に、中継局15は、制御システム132と、ベースバンドプロセッサ134と、送信回路136と、受信回路138と、複数のアンテナ130と、中継回路142とを含む。中継回路142は、中継局15が基地局16と1つの移動局16との間の通信を支援することを可能にする。受信回路138は、1つ以上の基地局14及び移動局16から情報を運ぶ無線周波数信号を受信する。低雑音増幅器及びフィルタ(図示せず)は、処理のために信号からブロードバンド干渉を増幅及び除去するように協調してもよい。ダウンコンバージョン及びデジタル化回路(図示せず)は、フィルタリングされた受信信号を中間又はベースバンド周波数信号にダウンコンバートする。中間又はベースバンド周波数信号は、1つ以上のデジタルストリームにデジタル化される。
ベースバンドプロセッサ134は、デジタル化されたストリームを処理し、信号で伝達された情報又はデータビットを抽出する。典型的には、この処理は、復調、復号化及び誤り訂正動作を有する。ベースバンドプロセッサ134は、一般的には、1つ以上のデジタルシグナルプロセッサ(DSP:digital signal processor)又は特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)に実装される。
送信について、ベースバンドプロセッサ134は、制御システム132からデジタル化されたデータ(音声、ビデオ、データ又は制御情報を表してもよい)を受信し、送信のためにデータを符号化する。符号化されたデータは、送信回路136に出力され、そこで、1つ以上の所望の送信周波数にある1つ以上のキャリア信号を変調するために変調器により使用される。電力増幅器(図示せず)は、変調されたキャリア信号を送信に適したレベルに増幅し、マッチングネットワーク(図示せず)を通じて変調されたキャリア信号をアンテナ130に配信する。前述のように、当業者に利用可能な様々な変調及び処理技術が、直接的に又は中継局15を介して間接的に移動局16と基地局14との間で信号を送信するために使用される。
図10を参照して、論理OFDM送信アーキテクチャについて説明する。まず、基地局コントローラ10は、様々な移動端末16に送信されるデータを基地局14に送信する。基地局14は、送信用のデータをスケジューリングするため及びスケジューリングされたデータを送信するための適切な符号化及び変調を選択するために、移動端末に関連するチャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)を使用してもよい。CQIは、移動端末16からの直接的なものでもよく、移動端末16により提供された情報に基づいて基地局14で決定されてもよい。いずれの場合でも、各移動端末16のCQIは、チャネル振幅(又は応答)がOFDM周波数帯域を通じて変化する程度の関数である。
ビットのストリームであるスケジューリングされたデータ44は、データスクランブル化ロジック46を使用してデータに関連するピーク対平均電力比を低減するようにスクランブル化される。スクランブル化されたデータの巡回冗長検査(CRC:cyclic redundancy check)は、CRC付加ロジック48を使用して決定され、スクランブル化されたデータに付与される。次に、チャネル符号化ロジック50を使用して、チャネル符号化が実行され、移動端末16での回復及び誤り訂正を容易にするためにデータに冗長性を効果的に付加する。この場合も同様に、特定の移動端末16のチャネル符号化は、CQIに基づく。或る実装では、チャネル符号化ロジック50は、既知のTurbo符号化技術を使用する。符号化されたデータは、符号化に関連するデータ展開を補うために、レートマッチング(rate matching)ロジック52により処理される。
ビットインターリーバロジック54は、符号化されたデータのビットを体系的に並び替え、連続的なデータビットのロスを最小化する。結果のデータビットは、マッピングロジック56により、選択されたベースバンド変調に応じて対応するシンボルに体系的にマッピングされる。直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)又は四相位相シフトキーイング(QPSK:Quadrature Phase Shift Key)変調が使用されることが好ましい。変調の程度は、特定の移動端末のCQIに基づいて選択されることが好ましい。シンボルは、シンボルインターリーバロジック58を使用して、周波数選択性フェージングにより生じる周期的なデータロスに対する送信信号の耐性を更に増強するために体系的に並び替えられてもよい。
この時点で、ビットのグループは、振幅及び位相コンステレーションの位置を表すシンボルにマッピングされる。空間ダイバーシチが望まれる場合、シンボルのブロックは、時空ブロック符号(STC:space-time block code)符号化ロジック60により処理される。STC符号化ロジック60は、送信信号を干渉に対してより耐性のあるようにし、移動端末16で容易に復号されるように、シンボルを変更する。STC符号化ロジック60は、入来するシンボルを処理し、基地局14の送信アンテナ28の数に対応する“n”個の出力を提供する。図7に関して前述した制御システム20及び/又はベースバンドプロセッサ22は、STC符号化を制御するためにマッピング制御信号を提供する。この時点で、“n”個の出力のシンボルが、送信されて移動端末16により回復可能なデータを表すことを仮定する。
この例では、基地局14が2つのアンテナ28(n=2)を有しており、STC符号化ロジック60がシンボルの2つの出力ストリームを提供することを仮定する。従って、STC符号化ロジック60により出力される各シンボルストリームは、理解を容易にするために別々に図示されている対応するIFFTプロセッサ62に送信される。当業者は、このようなデジタル信号処理を提供するために、1つ以上のプロセッサが単独で又はここに記載の他の処理と組み合わせて使用されてもよいことを認識する。IFFTプロセッサ62は、逆フーリエ変換を提供するために各シンボルで動作することが好ましい。IFFTプロセッサ62の出力は、時間領域でのシンボルを提供する。時間領域のシンボルはフレームにグループ化され、フレームは、プレフィックス挿入ロジック64によりプレフィックスに関連付けられる。結果の信号のそれぞれは、デジタル領域で中間周波数にアップコンバートされ、対応するデジタルアップコンバート(DUC:digital up-conversion)及びデジタル・アナログ(D/A)変換回路66を介してアナログ信号に変換される。結果の(アナログ)信号は、所望のRF周波数で同時に変調され、増幅され、RF回路68及びアンテナ28を介して送信される。特に、目的の移動端末16により知られているパイロット信号は、サブキャリア間に分散される。以下に詳細に説明するように、移動端末16は、チャネル推定のためにパイロット信号を使用する。
移動端末16による送信信号の受信を示す図11に参照が行われる。移動端末16の各アンテナ40に送信信号が到達すると、各信号は、対応するRF回路70により復調及び増幅される。簡潔且つ明瞭にするために、2つの受信パスのうち1つのみを詳細に説明及び図示する。アナログ・デジタル(A/D)変換器及びダウンコンバート回路72は、デジタル処理のために、アナログ信号をデジタル化してダウンコンバートする。結果のデジタル化された信号は、受信信号レベルに基づいてRF回路70の増幅器の利得を制御するために、自動利得制御回路(AGC:automatic gain control)74により使用されてもよい。
まず、デジタル化された信号は、同期ロジック76に提供される。同期ロジックは、複数のOFDMシンボルをバッファに入れて、2つの連続するOFDMシンボルの間の自己相関を計算する粗い同期ロジック78を含む。相関結果の最大値に対応する結果の時間インデックスは、ヘッダに基づいて正確なフレーム開始位置を決定するために細かい同期ロジック80により使用される細かい同期検索ウィンドウを決定する。細かい同期ロジック80の出力は、フレーム整列ロジック84によるフレーム取得を容易にする。適切なフレーム整列は、次のFFT処理が時間領域から周波数領域への正確な変換を提供するために重要である。細かい同期アルゴリズムは、ヘッダにより伝達される受信パイロット信号と既知のパイロットデータのローカルコピーとの間の相関に基づく。フレーム整列の取得が生じると、OFDMシンボルのプレフィックスは、プレフィックス除去ロジック86で除去され、結果のサンプルは、周波数オフセット訂正ロジック88に送信される。周波数オフセット訂正ロジック88は、送信機及び受信機の一致しないローカル発振器により生じたシステム周波数オフセットを補う。同期ロジック76は、周波数オフセット及びクロック推定ロジック82を含むことが好ましい。周波数オフセット及びクロック推定ロジック82は、ヘッダに基づき、送信信号でのこのような効果を推定し、適切にOFDMシンボルを処理するためにこれらの推定を訂正ロジック88に提供することに役立てる。
この時点で、時間領域のOFDMシンボルは、FFT処理ロジック90を使用して周波数領域に変換する準備ができている。結果は周波数領域のシンボルであり、周波数領域のシンボルは、処理ロジック92に送信される。処理ロジック92は、分散パイロット抽出ロジック94を使用して分散したパイロット信号を抽出し、チャネル推定ロジック96を使用して抽出されたパイロット信号に基づいてチャネル推定を決定し、チャネル再構成ロジック98を使用して全てのサブキャリアについてチャネル応答を提供する。サブキャリア毎のチャネル応答を決定するために、基本的には、パイロット信号は、時間及び周波数の双方において既知のパターンでOFDMサブキャリアを通じてデータシンボル間に分散した複数のパイロットシンボルである。図11を参照し続けると、処理ロジックは、特定の時間の特定のサブキャリアで想定されるパイロットシンボルと受信したパイロットシンボルとを比較し、パイロットシンボルが送信されたサブキャリアのチャネル応答を決定する。結果は、パイロットシンボルが提供されない残りのサブキャリアの全てではなくてもほとんどのチャネル応答を推定するように補間される。実際に補間されたチャネル応答は、OFDMチャネルのサブキャリアの全てではなくてもほとんどのチャネル応答を含む全体のチャネル応答を推定するために使用される。
各受信パスのチャネル応答から導かれる周波数領域のシンボル及びチャネル再構成情報は、STC復号化器100に提供される。STC復号化器100は、双方の受信パスでSTC復号化を提供し、送信シンボルを回復する。チャネル再構成情報は、各周波数領域のシンボルを処理するときに送信チャネルの効果を除去するのに十分な等化情報をSTC復号化器100に提供する。
回復されたシンボルは、シンボルデインターリーバロジック102を使用して逆の順序に配置される。シンボルデインターリーバロジック102は、送信機のシンボルインターリーバロジック58に対応する。デインターリーブされたシンボルは、デマッピングロジック104を使用して、対応するビットストリームに復調又はデマッピングされる。ビットは、ビットデインターリーバロジック106を使用してデインターリーブされる。ビットデインターリーバロジック106は、送信アーキテクチャのビットインターリーバロジック54に対応する。デインターリーブされたビットは、レートデマッチングロジック108により処理され、最初にスクランブル化されたデータ及びCRCチェックサムを回復するためにチャネル復号化ロジック110に提示される。従って、CRCロジック112は、CRCチェックサムを除去し、通常の方法でスクランブル化されたデータを検査し、既知の基地局のデスクランブル化コードを使用してデスクランブル化するためにこれをデスクランブル化ロジック114に提供し、元々送信されたデータ116を回復する。
データ116の回復と並行して、CQI又は少なくとも基地局14でCQIを生成するのに十分な情報が決定され、基地局14に送信される。前述のように、CQIは、搬送波対干渉比(CIR:carrier-to-interference ratio)と、チャネル応答がOFDM周波数帯域の様々なサブキャリアを通じて変化する程度との関数でもよい。情報を送信するために使用されるOFDM周波数帯域の各サブキャリアのチャネル利得は、チャネル利得がOFDM周波数帯域を通じて変化する程度を決定するために、相互に比較される。変動の程度を測定するために複数の技術が利用可能であるが、1つの技術は、データを送信するために使用されているOFDM周波数帯域を通じた各サブキャリアのチャネル利得の標準偏差を計算することである。
図1及び7〜11は、本発明の実施例を実装するために使用され得る通信システム又は通信システムの要素の特定の例をそれぞれ提供する。本発明の実施例は、特定の例とは異なるアーキテクチャを有するが、ここに記載の実施例の実装に従った方法で動作する通信システムで実装されてもよい
図12〜18は、IEEE802.16m-08/0003rlの図1〜7に対応する。これらの図面の説明を援用する。
前述の説明は、VoIPを含むサービスのリソース割り当ての機構を記載している。一般的には、ここに記載の機構はまた、非限定的にテレビ電話(VT:video telephony)及びULゲームのような連続的なリアルタイムのサービスを対象としてもよい。或る実施例では、ここに記載の方法は、連続的なリアルタイムのサービスのリソースを割り当てる柔軟性を改善することに役立ててもよい。
ここに記載の方法は、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせで実装されてもよい。例えば、ソフトウェアの実装では、処理は1つ以上のソフトウェアモジュールとして実装され、管理機能は他のモジュールとして実装される。ハードウェアの実装では、様々な信号比較処理及び管理機能は、例えば非限定的にASIC又はFPGAを使用して実装されてもよい。ソフトウェアの実装では、コンピュータ可読媒体は、コンピュータにより実行された場合、コンピュータに対して記載の方法を実行させるコンピュータ実行可能命令を格納する。
前述の教示を鑑みて、本発明の複数の変更及び変形が可能である。従って、本発明は、特許請求の範囲内で、特にここに記載されていない方法で実施されてもよい。

Claims (9)

  1. 送信の可能性のある複数のパケットに優先度を付けるステップと、
    反復的に、
    リソース割り当てについて分析されていない最高優先度のパケットに関連する制御チャネルシグナリングの電力要件を判定するステップであって、当該電力要件を判定するステップは、前記電力要件が利用可能な電力以下になるまで、前記制御チャネルシグナリングの前記電力要件を低減することを含前記電力要件を低減することが再送信についてのみ実行される、ステップと、
    制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能であり、前記最高優先度のパケットに十分なリソースが利用可能である場合、前記最高優先度のパケットのリソースを割り当てるステップと
    を有する方法。
  2. リソースを割り当てるステップは、前記パケットを送信するのに十分な電力に更に依存する、請求項1に記載の方法。
  3. リソースを割り当てた後に残っている余剰電力を前記複数のパケットのうち1つ以上に配分するステップを更に有する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 送信前に前記複数のパケットのうち1つ以上の電力割り当てを低減するステップを更に有する、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の方法。
  5. 送信の可能性のある複数のパケットに優先度を付け、
    反復的に、
    リソース割り当てについて分析されていない最高優先度のパケットに関連する制御チャネルシグナリングの電力要件を判定し、当該電力要件の判定は、前記電力要件が利用可能な電力以下になるまで、前記制御チャネルシグナリングの前記電力要件を低減することを含み、前記電力要件を低減することが再送信についてのみ実行され、
    制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能であり、前記最高優先度のパケットに十分なリソースが利用可能である場合、前記最高優先度のパケットのリソースを割り当てるように構成された送信機。
  6. リソースを割り当てることは、利用可能な前記パケットを送信するのに十分な電力に更に依存する、請求項5に記載の送信機。
  7. リソース割り当ての後に残っている余剰電力を前記複数のパケットのうち1つ以上に配分するように更に構成される、請求項5又は6に記載の送信機。
  8. 送信前に前記複数のパケットのうち1つ以上の電力割り当てを低減するように更に構成される、請求項5ないし7のうちいずれか1項に記載の送信機。
  9. コンピュータ実行可能命令を格納したコンピュータ可読媒体であって、
    前記コンピュータ実行可能命令は、コンピュータにより実行された場合、前記コンピュータに対して、
    送信の可能性のある複数のパケットに優先度を付けるステップと、
    反復的に、
    リソース割り当てについて分析されていない最高優先度のパケットに関連する制御チャネルシグナリングの電力要件を判定するステップであって、当該電力要件を判定するステップは、前記電力要件が利用可能な電力以下になるまで、前記制御チャネルシグナリングの前記電力要件を低減することを含前記電力要件を低減することが再送信についてのみ実行される、ステップと、
    制御チャネルシグナリングに十分な電力が利用可能であり、前記最高優先度のパケットに十分なリソースが利用可能である場合、前記最高優先度のパケットのリソースを割り当てるステップと
    を有する方法を実施させるコンピュータ可読媒体。
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