JP5786365B2 - イオン交換装置 - Google Patents
イオン交換装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5786365B2 JP5786365B2 JP2011037623A JP2011037623A JP5786365B2 JP 5786365 B2 JP5786365 B2 JP 5786365B2 JP 2011037623 A JP2011037623 A JP 2011037623A JP 2011037623 A JP2011037623 A JP 2011037623A JP 5786365 B2 JP5786365 B2 JP 5786365B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- mode
- flow
- cleaning
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Description
流通検知部により洗浄液の流通が有ることが検知されない場合には、洗浄液の流通の積算時間が所定の時間に達しないため、洗浄プロセスが正常に行われた後であっても、洗浄プロセスが継続して行われる。そのため、流通検知部が故障等により洗浄液の流通が有ることを検知しない場合には、排出される洗浄液量が増大して、イオン交換装置の運転コストが増加することになる。従って、無駄な洗浄動作を減らして洗浄プロセスにおいて使用される洗浄液の洗浄液量を減らし、運転コストを低減することができるイオン交換装置が望まれている。
圧力タンク本体21は、上部に開口部を有する有底の筒状体であり、処理材である陽イオン交換樹脂ビーズからなるイオン交換樹脂床211を収容する。
イオン交換樹脂床211は、特定の構成に制限されない。例えば、イオン交換樹脂床211は、濾過砂利や不活性樹脂からなる支持床上に積層されていてもよい。
蓋部材22は、圧力タンク本体21の上部の開口部を閉鎖する。蓋部材22には、プロセス制御バルブ3が一体的に装着されている。
圧力タンク2の詳細については後述する。
再生液である塩水W4を圧力タンク2の頂部スクリーン241へ配液しながら、底部スクリーン242で集液することにより塩水W4の下降流を生成して、イオン交換樹脂床211の全体を再生させる第1再生プロセスST4の塩水W4の流れ;及び、
塩水W4を圧力タンク2の底部スクリーン242へ配液しながら、中間部スクリーン243で集液することにより塩水W4の上昇流を生成して、イオン交換樹脂床211の下部を再生させる第2再生プロセスST6の塩水W4の流れを切り換え可能なバルブである。
具体的には、プロセス制御バルブ3は、ラインとして、原水ラインL1と、軟水ラインL2と、希釈水ラインL3と、第1塩水ラインL41と、第2塩水ラインL42と、第3塩水ラインL43と、第4塩水ラインL44と、第1排水ラインL51と、第2排水ラインL52と、第3排水ラインL53と、第4排水ラインL54と、第5排水ラインL55と、バイパスラインL6とを備える。原水ラインL1における第1蓋流路221側の一部は、第5塩水ラインL45としても機能する。軟水ラインL2における第2蓋流路222側の一部は、第6塩水ラインL46としても機能する。
また、プロセス制御バルブ3は、エゼクタストレーナ321と、エゼクタ323と、第1オリフィス324と、第2オリフィス325と、軟水ストレーナ33とを備える。
軟水ストレーナ33は、軟水ラインL2を第2蓋流路222から軟水W2の供給先へ向けて流通する軟水W2中の夾雑物(樹脂ビーズの破砕片、ゴミ等)を捕捉する。
エゼクタ323には、ノズル部の吐出側において、第1塩水ラインL41の下流側の端部が接続されている。エゼクタ323は、希釈水(原水W1)が前記ノズル部から吐出されるときに発生する負圧を利用して、塩水タンク4から塩水W4(例えば、塩化ナトリウムの飽和水溶液)を吸引可能に構成されている。そして、エゼクタ323において、塩水タンク4からの塩水W4は、希釈水(原水W1)によって、所定濃度(例えば、8〜12重量%)にまで希釈されるようになっている。
バイパスラインL6の途中には、バイパス弁313が設けられる。バイパスラインL6及びバイパス弁313は、原水ラインL1と軟水ラインL2を連通可能なバイパス手段として機能する。
また、バイパスラインL6と原水ラインL1との接続部J11よりも上流側の原水ラインL1、バイパスラインL6、及び、バイパスラインL6と軟水ラインL2との接続部J22よりも下流側の軟水ラインL2は、バイパス回路を構成する。
1本目の再生液供給ラインは、第1塩水ラインL41と、第2塩水ラインL42と、第3塩水ラインL43と、第5塩水ラインL45(原水ラインL1の一部)とから構成される。2本目の再生液供給ラインは、第1塩水ラインL41と、第2塩水ラインL42と、第4塩水ラインL44と、第6塩水ラインL46(軟水ラインL2の一部)とから構成される。
第4塩水ラインL44の下流側の端部は、接続部J21において第6塩水ラインL46(軟水ラインL2)に接続される。第4塩水ラインL44には、上流側から下流側に向けて順に、第2オリフィス325と、エゼクタ弁314と、が設けられる。
第1オリフィス324及び第2オリフィス325は、後述する第2再生プロセスST6及び第2押出プロセスST7において、再生液である塩水W4又は押出水である原水W1を第2蓋流路222及び第1蓋流路221に均等に分配するためのものである。
第3排水ラインL53の途中には、第1排水弁317が設けられる。第4排水ラインL54の途中には、第3排水弁315が設けられる。第5排水ラインL55の途中には、第2排水弁316が設けられる。
これら各運転モード間及び運転モードにおいて実行されるプロセスにおける流体の流れは、プロセス制御バルブ3によって以下のように制御される。
各運転モードは、所定の移行条件(イベント)に基づいて切り換えられる。図2中において、各運転モード間に記載した矢印は、イベントE1〜E8を示す。
イベントE1は、水処理モードから再生モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、例えば、軟水W2の積算採水量(積算使用量)が所定の設定量Q1に達した場合、原水W1の積算通水時間が所定の設定時間T1に達した場合等を挙げることができる。
イベントE2は、再生モードから洗浄モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、例えば、逆洗浄プロセスST3から第2押出プロセスST7までを完了した場合を挙げることができる。
イベントE3は、洗浄モードから補水モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、例えば、洗浄モードへ移行する直前の運転モードが再生モードであり、且つ、圧力タンク2の内部における洗浄液の積算流通時間が所定の設定時間T2に達した場合を挙げることができる。
イベントE4は、補水モードから水処理モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、例えば、補水量が所定の設定量Q2に達した場合を挙げることができる。
イベントE5は、水処理モードから洗浄モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、圧力タンク2の内部における水の滞留時間が所定の設定時間T3に達した場合を挙げることができる。
イベントE6は、洗浄モードから水処理モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、洗浄モードへ移行する直前の運転モードが水処理モードであり、かつ、圧力タンク2の内部における水の流通積算時間が総洗浄時間としての設定時間T4に達した場合を挙げることができる。
イベントE7は、洗浄モードから待機モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、例えば、原水ラインL1における原水W1の流通なしの連続検知時間が所定の設定時間T5に達した場合を挙げることができる。
イベントE8は、待機モードから洗浄モードへ移行する場合を示す。この移行条件としては、例えば、原水ラインL1における原水W1の流通ありの連続検知時間が所定の設定時間T6に達した場合を挙げることができる。
(ST1)原水W1をイオン交換樹脂床211の全体に対して上から下へ通過させる水処理プロセス(水軟化プロセス)
(ST2)軟水ストレーナ33を逆洗浄するストレーナ洗浄プロセス
(ST3)洗浄液としての原水W1をイオン交換樹脂床211の全体に対して下から上へ通過させる逆洗浄プロセス
(ST4)再生液としての塩水W4をイオン交換樹脂床211の全体に対して上から下へ通過させる第1再生プロセス
(ST5)押出水としての原水W1をイオン交換樹脂床211の全体に対して上から下へ通過させる第1押出プロセス
(ST6)再生液としての塩水W4をイオン交換樹脂床211の上部に対して上から下へ通過させると共に、イオン交換樹脂床211の下部に対して下から上へ通過させる第2再生プロセス
(ST7)押出水としての原水W1をイオン交換樹脂床211の上部に対して上から下へ通過させると共に、イオン交換樹脂床211の下部に対して下から上へ通過させる第2押出プロセス
(ST8)洗浄液(濯ぎ水)としての原水W1をイオン交換樹脂床211の全体に対して上から下へ通過させ、圧力タンク2の内部(イオン交換樹脂床211)を洗浄する洗浄プロセス(リンスプロセス又は滞留水排出プロセス)
(ST9)原水W1を塩水タンク4へ供給する補水プロセス
(ST10)洗浄液の供給を待機する待機プロセス
なお、再生モードにおいて、逆洗浄プロセスST3の前には、軟水ストレーナ33を逆洗浄するストレーナ洗浄プロセスST2が設けられている。このストレーナ洗浄プロセスST2は、説明の便宜上、図2には記載せず、図3のみに記載してある。また、このストレーナ洗浄プロセスST2と逆洗浄プロセスST3との間には、塩水W4の供給を待機する再生待機プロセス(図示せず)が設けられている。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST1に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1を流れる水道水、地下水、工業用水などの原水W1は、原水ラインL1及び第1蓋流路221を介して、圧力タンク本体21の内部に供給され、頂部スクリーン241から配水される。頂部スクリーン241から配水された原水W1は、イオン交換樹脂床211を下降流で通過し、その過程で原水W1の硬度成分はナトリウムイオンへ置換され、原水W1は軟水化される。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST2に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1を流れる原水W1は、原水ラインL1、接続部J11、バイパスラインL6、接続部J22、軟水ラインL2、軟水ストレーナ33、接続部J21、第4塩水ラインL44、接続部J42、第3排水ラインL53、第2排水ラインL52及び第1排水ラインL51を介して、系外へ排出される。この過程において、軟水ストレーナ33を二次側から一次側へ流れる原水W1により、軟水ストレーナ33は逆洗浄され、軟水ストレーナ33によって捕捉されていた夾雑物は、原水W1と共に、系外へ排出される。
再生プロセスは、イオン交換樹脂床211の硬度成分の除去能力(イオン交換容量)を回復させるために、逆洗浄プロセスST3〜補水プロセスST9を順次実施する(図2参照)。これらのプロセスのうち、逆洗浄プロセスST3は、特許文献等に開示されるように周知であるので、その説明を省略する。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST4に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1における接続部J11よりも上流側を流れる原水W1は、塩水W4の希釈水として、希釈水ラインL3を介して、エゼクタ323の一次側へ供給される。
この際、原水W1中の懸濁物質は、エゼクタストレーナ321により除去される。また原水W1の流量は、第1定流量弁322により所定範囲に調節される。
調製された塩水W4は、第2塩水ラインL42、第3塩水ラインL43、第5塩水ラインL45(原水ラインL1の一部)、及び第1蓋流路221を介して、圧力タンク本体21の内部に供給され、頂部スクリーン241から配水される。
なお、再生剤量、再生液の濃度、再生液の比重、及び再生液の供給容量は、以下の関係を有する。
再生剤量=再生液の濃度×再生液の比重×再生液の供給容量 ・・・ (1)
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST5に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1における接続部J11よりも上流側を流れる原水W1は、押出水として、希釈水ラインL3を介して、エゼクタ323の一次側へ供給される。エゼクタ323を通過した原水W1は、第2塩水ラインL42、第3塩水ラインL43、第5塩水ラインL45(原水ラインL1の一部)、及び第1蓋流路221を介して、圧力タンク本体21の内部に供給され、頂部スクリーン241から配水される。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST6に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1における接続部J11よりも上流側を流れる原水W1は、塩水W4の希釈水として、希釈水ラインL3を介して、エゼクタ323の一次側へ供給される。
再生液である塩水W4の供給容量が設定された再生剤量に達すると、処理は終了し、第2押出プロセスST7へ移行する。
なお、再生剤量、再生液の濃度、再生液の比重、及び再生液の供給容量の関係は、上述の(1)式で示した通りである。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST7に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1における接続部J11よりも上流側を流れる原水W1は、押出水として、希釈水ラインL3を介して、エゼクタ323の一次側へ供給される。
エゼクタ323を通過した原水W1は、押出水として、希釈水ラインL3を介して、エゼクタ323の一次側へ供給される。エゼクタ323を通過した原水W1は、第2塩水ラインL42、第3塩水ラインL43、第5塩水ラインL45(原水ラインL1の一部)、及び第1蓋流路221を介して、圧力タンク本体21の内部に供給され、頂部スクリーン241から配水される。
以上の再生モードにおいて、再生液としての塩水W4及び押出水としての原水W1は、圧力タンク2の内部を洗浄する洗浄液としても機能する。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST8に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1を流れる水道水、地下水、工業用水などの原水W1は、原水ラインL1及び第1蓋流路221を介して、圧力タンク本体21の内部に供給され、頂部スクリーン241から配水される。頂部スクリーン241から配水された原水W1は、イオン交換樹脂床211を下降流で通過し、イオン交換樹脂床211を洗浄する。つまり、原水W1は、圧力タンク2の内部(イオン交換樹脂床211)を洗浄する洗浄液として機能する。原水W1の硬度成分は、原水W1がイオン交換樹脂床211を通過する過程でナトリウムイオンへ置換され、原水W1は、軟水化される。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST9に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1における接続部J11よりも上流側を流れる原水W1は、補給水として、希釈水ラインL3を介して、エゼクタ323の一次側へ供給される。エゼクタ323からの補給水は、第1塩水ラインL41を介して塩水タンク4の内部へ供給される。
制御装置5からの指令信号により、プロセス制御バルブ3の各弁311〜318は、図3のST10に示す開閉状態に設定される。その結果、原水ラインL1を流れる水道水、地下水、工業用水などの原水W1は、接続部J11からバイパスラインL6へ流通し、接続部J22及び軟水ラインL2を介して、軟水W2の需要箇所へ一時的に供給される。また、圧力タンク2内には、原水W1等の流体は導入されない。
制御装置5は、本実施形態の硬水軟化装置1における各部を制御する。図4に示すように、制御装置5は、プロセス制御バルブ3と電気的に接続される。
第1タイマ部52は、洗浄モードの実行中に原水フロースイッチ61が洗浄液(原水W1)の流通が無いことを検知すると、洗浄液(原水W1)の流通が無い状態(以下「流通無し状態」という)の計時を開始して、洗浄液(原水W1)の流通が無い状態(以下「流通無し状態」という)の連続計時時間を計時する。
第2タイマ部53は、洗浄モードの実行中に原水フロースイッチ61が洗浄液(原水W1)の流通が有ることを検知すると、洗浄液(原水W1)の流通が有る状態(以下「流通有り状態」という)の計時を開始して、洗浄液(原水W1)の流通が有る状態(以下「流通有り状態」という)の積算時間を計時する。つまり、第2タイマ部53は、流通有り状態の積算時間の計時を開始した後、流通無し状態になると、積算時間の計時を一旦停止する。そして、第2タイマ部53は、再び流通有り状態になると、積算時間の計時を再開する。
また、計時判定部54は、第4設定時間T4(総洗浄時間)をメモリ部59から読み込むと共に、第2タイマ部53により計時された積算時間が、予め設定された第4設定時間T4(総洗浄時間)に達したか否かを判定する。設定時間T4(総洗浄時間)は、圧力タンク2の内部を洗浄するために必要な洗浄液(原水W1)の供給時間の積算の総時間である。例えば、第4設定時間T4は、15分に設定される。
例えば、バルブ制御部51は、洗浄モードにおいて、計時判定部54により第1タイマ部52に計時された洗浄液(原水W1)の流通無し状態の連続計時時間が第5設定時間T5に達したと判定された場合に、洗浄モードから待機モードに移行するように、プロセス制御バルブ3を制御する。
また、バルブ制御部51は、再生モード、洗浄モード及び待機モードでは、バイパスラインL6を開放するように、バイパス弁313を制御する。「バイパスラインL6を開放する」とは、原水ラインL1及び軟水ラインL2が連通するように、バイパス弁313を開状態にすることである。
硬水軟化装置1においては、一般的に、水処理プロセスST1で長時間通水が行われない場合に、圧力タンク2内に滞留水が長時間存在するため、所定時間毎に洗浄プロセスST8が実行される制御が行われる(上述のイベントE5)。本実施形態の制御フローでは、プロセス制御バルブ3の運転モードを水処理モードから洗浄モードに移行する制御フローから説明する。
第5設定時間T5は、洗浄モードにおいて、圧力タンク2への洗浄液(原水W1)の流通が無いと検知されてから、待機モードに移行するまでの流通無し状態の連続計時時間の上限の時間である。例えば、第5設定時間T5は、5分に設定される。設定時間T4(総洗浄時間)は、圧力タンク2の内部を洗浄するために必要な洗浄液(原水W1)の供給時間の積算の総時間である。例えば、第4設定時間T4は、15分に設定される。
ステップST104において、原水フロースイッチ61が洗浄液(原水W1)の流通が有ることを検知した(NO)の場合には、ステップST111において、計時判定部54は、第2タイマ部53による洗浄液(W1)の流通有り状態の積算時間が第4設定時間T4(総洗浄時間)に達したか否かを判定する。すなわち、計時判定部54は、洗浄プロセスST8が実行された積算時間が第4設定時間T4(総洗浄時間)に達したか否かを判断する。計時判定部54により第2タイマ部53による洗浄液(W1)の流通有り状態の積算時間が第4設定時間T4(総洗浄時間)に達したと判定された(YES)場合には、処理は、ステップST112へ進む。一方、計時判定部54により第2タイマ部53による洗浄液(W1)の流通有り状態の積算時間が第4設定時間T4(総洗浄時間)に達していないと判定された(NO)場合には、処理は、ステップST104に戻り、第2タイマ部53は、洗浄液(原水W1)の流通有り状態の積算時間の計測を継続する。
ステップST113において、プロセス制御バルブ3の運転モードは、洗浄モードから水処理モードに移行する。そして、水処理プロセスST1が実行される。
本実施形態の硬水軟化装置1は、イオン交換樹脂床211が収容される圧力タンク2と、圧力タンク2に原水W1を導入することにより軟水W2を製造する水処理モードと、圧力タンク2に再生液である塩水W4を導入することによりイオン交換樹脂床211を再生させる再生モードと、圧力タンク2に原水W1等の洗浄液を導入することにより圧力タンク2の内部を洗浄する洗浄モードと、圧力タンク2に原水W1等の流体を導入しない待機モードと、を有するプロセス制御バルブ3と、洗浄モードにおける圧力タンク2への原水W1等の洗浄液の流通の有無を検知可能な原水フロースイッチ61と、水処理モード、再生モード、洗浄モード又は待機モードを切り換えるようにプロセス制御バルブ3を制御するバルブ制御部51と、を備え、バルブ制御部51は、洗浄モードにおいて原水フロースイッチ61により原水W1等の洗浄液の流通が検知されない場合(例えば、原水フロースイッチ61が故障等した場合)に、洗浄モードから待機モードに移行するように、プロセス制御バルブ3を制御する。そのため、本実施形態においては、洗浄モードにおける圧力タンク2への原水W1等の洗浄液の流通が検知されない場合に待機モードに移行することで、洗浄プロセスST8で廃棄される洗浄液量を減少させることができる。これにより、無駄な洗浄動作を減らして、硬水軟化装置1の運転コストを一層低減することができる。
例えば、前述の実施形態においては、原水フロースイッチ61は、バイパスラインL6と原水ラインL1との接続部J11よりも上流側の原水ラインL1に設けられているが、これに制限されない。原水フロースイッチ61は、バイパスラインL6や、バイパスラインL6と軟水ラインL2との接続部J22よりも下流側の軟水ラインL2に設けられていてもよい。
2 圧力タンク
3 プロセス制御バルブ(流通手段)
51 バルブ制御部(流通制御手段)
52 第2タイマ部(計時部)
61 原水フロースイッチ(流通検知部)
211 イオン交換樹脂床
313 バイパス弁(バイパス手段)
L1 原水ライン(バイパス回路)
L2 軟水ライン(処理水ライン、バイパス回路)
L6 バイパスライン(バイパス回路)
W1 原水(洗浄液)
W2 軟水(処理水)
W4 塩水(再生液)
Claims (3)
- イオン交換樹脂床が収容される圧力タンクと、
前記圧力タンクに接続され、原水が流通する原水ラインと、
前記圧力タンクに接続され、処理水が流通する処理水ラインと、
前記原水ライン及び前記処理水ラインを接続するバイパスラインと、
前記圧力タンクに原水を導入することにより処理水を製造する水処理モードと、前記圧力タンクに再生液を導入することにより前記イオン交換樹脂床を再生させる再生モードと、前記圧力タンクに洗浄液を導入することにより該圧力タンクの内部を洗浄する洗浄モードと、前記圧力タンクへの流体の流入を遮断する待機モードと、を有する流通手段と、
前記バイパスラインと前記原水ラインとの接続部よりも上流側の前記原水ライン、前記バイパスライン、及び前記バイパスラインと前記処理水ラインとの接続部よりも下流側の前記処理水ラインからなるバイパス回路に設けられ、前記洗浄モードにおける前記圧力タンクへの洗浄液の流通の有無を検知可能な流通検知部と、
前記水処理モード、前記再生モード、前記洗浄モード又は前記待機モードを切り換えるように前記流通手段を制御する流通制御手段と、を備え、
前記流通制御手段は、(i)前記水処理モードでは、前記バイパスラインを閉鎖するように、前記流通手段を制御し、(ii)前記再生モード、前記洗浄モード及び前記待機モードでは、前記バイパスラインを開放するように、前記流通手段を制御し、(iii)前記洗浄モードにおいて前記流通検知部により洗浄液の流通が検知されない場合に、前記洗浄モードから前記待機モードに移行して洗浄液の流入を遮断するように、前記流通手段を制御する
イオン交換装置。 - 前記流通制御手段は、前記流通手段が前記洗浄モードから前記待機モードに移行し、且つ前記流通検知部により洗浄液の流通が検知された場合に、前記待機モードから前記洗浄モードに復帰するように、前記流通手段を制御する
請求項1に記載のイオン交換装置。 - 前記洗浄モードの実行中に前記流通検知部が洗浄液の流通が有ることを検知した積算時間を計時する計時部を備え、
前記流通制御手段は、前記積算時間が予め設定された総洗浄時間に達した場合に、前記洗浄モードを終了するように、前記流通手段を制御する
請求項2に記載のイオン交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011037623A JP5786365B2 (ja) | 2011-02-23 | 2011-02-23 | イオン交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011037623A JP5786365B2 (ja) | 2011-02-23 | 2011-02-23 | イオン交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012170933A JP2012170933A (ja) | 2012-09-10 |
JP5786365B2 true JP5786365B2 (ja) | 2015-09-30 |
Family
ID=46974339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011037623A Active JP5786365B2 (ja) | 2011-02-23 | 2011-02-23 | イオン交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5786365B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4419178B2 (ja) * | 1997-07-31 | 2010-02-24 | 三浦工業株式会社 | 軟水器における排水工程の制御方法 |
JP3525900B2 (ja) * | 2001-02-13 | 2004-05-10 | 三浦工業株式会社 | 家庭用軟水装置の再生制御方法 |
-
2011
- 2011-02-23 JP JP2011037623A patent/JP5786365B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012170933A (ja) | 2012-09-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5772015B2 (ja) | イオン交換装置 | |
JP4844724B2 (ja) | イオン交換装置の制御方法 | |
JP4432122B1 (ja) | 軟水化装置の運転方法および軟水化装置 | |
JP6136751B2 (ja) | イオン交換装置 | |
JP4998842B2 (ja) | 家庭用軟水装置 | |
KR100737926B1 (ko) | 연수기 | |
JP2009160585A (ja) | イオン交換装置 | |
JP2015166067A (ja) | イオン交換装置 | |
JP5327236B2 (ja) | イオン交換装置 | |
JP5375850B2 (ja) | イオン交換装置 | |
JP5786365B2 (ja) | イオン交換装置 | |
JP5126985B2 (ja) | 軟水化装置を備えた給湯システム | |
JP2007038128A (ja) | イオン交換装置 | |
JP5754157B2 (ja) | イオン交換装置 | |
JP2008055392A (ja) | 軟水装置 | |
KR101595571B1 (ko) | 중력식 자동 재생 연수기 및 중력식 자동 재생 연수기의 자동 재생 방법 | |
JP2012170932A (ja) | イオン交換装置 | |
JP2002119795A (ja) | 洗濯機 | |
JP2867906B2 (ja) | 軟水器 | |
JP2009178664A (ja) | 軟水化装置、並びに、給湯システム | |
JP3525899B2 (ja) | 家庭用軟水装置の制御方法 | |
JP2010104907A (ja) | 軟水化システム、並びに、給湯システム | |
JP2015039655A (ja) | イオン交換装置 | |
KR200442324Y1 (ko) | 수온 센서와 수위 센서가 장착된 재생통을 구비하는 연수기 | |
JP2017136538A (ja) | イオン交換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120810 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20120810 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150630 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150713 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5786365 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |