JP5785395B2 - 容器用開閉蓋および開閉蓋付き容器 - Google Patents

容器用開閉蓋および開閉蓋付き容器 Download PDF

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本発明は、容器の開口部に被せて容器内部に収納した食品等を密封し、保存するのに使用する容器用開閉蓋および開閉蓋付き容器に関する。
家庭において調理された惣菜や料理、小麦粉等の粉類、乾物等の食品を容器に入れ、その食品を出し入れ可能に密閉保存するのに、その容器の開口部に被せる開閉蓋が用いられる。この開閉蓋は、例えば合成樹脂により成形された蓋部材の下面に、鍔部を有する弾性素材の環状パッキンを取り付けたものからなる。この開閉蓋は、これを容器の開口部に嵌合したとき、その環状パッキンを容器本体の開口部内周に圧接してシール効果を果たしている(例えば、特許文献1を参照。)。
ところが、かかる開閉蓋に用いられる環状パッキンは、弾性素材としてゴムや合成樹脂を用いているため、材質の経時変化による弾力性の低下を免れ得ず、次第にシール効果を失うという不都合があった。一方、前記環状パッキンに鍔部を連設し、この鍔部をこの鍔部の外周縁に向かって徐々に薄肉にすることによって、前記密閉効果の改善と持続性を高めたものが提案されている(例えば、特許文献2)。
実開平2−135462号公報 特開2007‐126214号公報
しかしながら、かかる従来の開閉蓋に用いられる環状パッキンは、前記鍔部がこれの外周縁に向かって徐々に薄肉に形成されているため、開閉蓋を容器に装着する過程で、開閉蓋と容器との間隙のシールを必要とする部位にその外周縁の薄肉部分が折り曲げられるようにして容器内周とパッキン本体の外周との間に挟みこまれて押し潰され、一部が皺になるなどして容器の内周面に対する密着が不完全となって、確実かつ十分なシール効果が得られないという不都合があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シールリングの薄肉部分の容器内周に対する密着性を確保するとともに、そのシールリングの蓋本体に対する着脱を容易化し、一方、封止弁による蓋本体の容器に対する開蓋操作および閉蓋操作を簡易化可能にし、その封止弁の蓋本体に対する着脱を容易化し、以って蓋本体による容器の密封および密封解除を簡単、迅速に実施できる容器用開閉蓋および開閉蓋付き容器を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る容器用開閉蓋は、蓋本体の外周に取り付けられて、容器の開口部内周に密着されるシリコーンゴムのシールリングと、前記蓋本体の天部に取り付けられて、前記容器内を密封および密封解除するためのシリコーンゴムの封止弁とを備えて、前記容器の開口部に着脱される容器用開閉蓋であって、前記シールリングは、前記蓋本体の外周に着脱自在に装着される環状帯部と、該環状帯部の外周に水平方向に突設されたフランジ部とを一体に有し、該フランジ部が、前記環状帯部に連続する基部および周縁部において厚肉に形成され、その基部および周縁部間ではこれらの基部および周縁部から薄肉に変化するように形成されてなることを特徴とする。
この構成により、シールリングの環状帯部はシリコーンゴムの弾性、伸縮性および耐久性によって蓋本体外周への着脱操作が容易になり、密着性が高まる。従って、このシールリングは蓋本体から外して洗浄でき、衛生管理が可能になる。また、このシールリングは繰り返し洗浄しても弾力性などの品質劣化を招かず、交換作業が容易である。また、フランジ部は基部が環状帯部に連結されて厚肉であるところから、フランジ部全体を水平状態に維持できる。
一方、シールリングが装着された蓋本体が容器の開口部に装着されると、フランジ部は蓋本体と容器内周との間にあって、その基部と周縁部との間の薄肉部が、肉厚の周縁部が容器の内周に沿って引き上げられる動作に伴って、皺を作らずに上方へ均等にめくり上げられる。これにより、その薄肉部は、ある硬さの弾発力を蓄積しながら周縁部とともに、容器の内周に密接する。従って、シールリングの容器内周に対するシール性能が確実となり、容器内の密封度を高めることができる。
また、本発明に係る容器用開閉蓋は、前記フランジ部が、前記環状帯部の外周であって該環状帯部の上下方向幅の略中央に設けられていることを特徴とする。
この構成により、シールリングの上下部が対称構造になり、蓋本体の外周面に対する装着方向を見誤ることはなく、シールリングの洗浄作業後や交換後の組み付けを容易化できる。
また、本発明に係る容器用開閉蓋は、前記封止弁が、前記蓋本体の天部に設けられた空気抜き孔に着脱自在に密嵌される胴部と、該胴部の下端に連設されて、該胴部の外径寸法より薄肉の薄肉軸部と、前記胴部の外周より外方向に突出するように該胴部の上端に連設されて、該胴部の前記空気抜き孔に対する嵌合操作および嵌合解除操作をするための摘み片と、前記薄肉軸部の下端に連設されて、前記空気抜き孔の内径寸法より長大の抜け止め片と、を備えることを特徴とする。
この構成により、封止弁の胴部が蓋本体の空気抜き孔に密嵌された状態では、この蓋本体が装着された容器内は密封され、食品等の内容物を外気に晒さない状態で保存することができる。一方、この容器は、密閉状態としているので、蓋本体の縁に指を掛けて持ち上げても、この蓋本体は開かない。しかし、摘み片を指で摘み上げ、薄肉軸部が空気抜き孔位置に来るように胴部を持ち上げると、薄肉軸部と空気抜き孔とが対峙し、この空気抜き孔の内周と薄肉軸部との間に空気が出入りする通気間隙が作られる。このため、容器内は大気圧に復帰し容器内の前記密閉状態が解除される。このため、蓋本体の縁に指を掛け上方に持ち上げることによって、蓋本体が容器の開口部から離れ、開蓋が可能になる。一方、蓋本体を閉じる場合には、薄肉軸部を空気抜き孔の位置に合わせた状態にして、シールリングを介して蓋本体をこれの外周と容器の内周を嵌合させるように押し込み操作する。さらに、これらの嵌合状態において、蓋本体の天部中央のバルブ上面を指で押し下げ、胴部を空気抜き孔に嵌合させていく。この天部の押し下げにより、容器内は加圧状態になる。しかし、バルブと空気抜き孔の内周、シールリングと容器との間に摩擦が生じ、バルブや蓋本体は浮き上がらずに、容器内に密閉状態を生み出す構造になっている。従って、密閉状態を解除することなく蓋本体の縁に指先を掛けて上方に持ち上げ、蓋本体を外そうとした際に負圧が発生する。この結果、容器に対する蓋本体の開蓋および閉蓋を、封止弁の摘み片の持ち上げ操作および押し込み操作だけで簡単に実施することができる。
また、本発明に係る容器用開閉蓋は、前記抜け止め片の下端部に、該抜け止め片に柔軟性を付与する凹溝が設けられていることを特徴とする。この構成により、前記摘み片を強く引き上げ操作をした際に、この摘み片が破損する前に抜け止め片が空気抜き孔から外すことができる。また、この凹溝は生産性の向上に寄与する。
そして、本発明に係る開閉蓋付き容器は前記容器用開閉蓋を備え、この容器用開閉蓋が有するものと同様の前記作用、効果を有する。
本発明によれば、シールリングの薄肉部分の容器内周に対する密着性を確実に高めることができるとともに、蓋本体外周に対するシールリングの着脱を容易化でき、さらに容器に対する開蓋および閉蓋の操作を簡単、迅速に実施することができ、蓋本体による容器内の密封度を高めることができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態による容器用開閉蓋を示す正面図である。 図1に示す容器用開閉蓋の平面図である。 図1に示す容器用開閉蓋の底面図である。 図2に示す容器用開閉蓋のX-X線断面図である。 図1に示すシールリングの正面図である。 図5に示すシールリングの平面図である。 図6に示すシールリングのY−Y線縦断面図である。 図4に示す空気抜き孔に対する封止弁の装着開始時の状態を示す、図2のV‐V線における縦断面図である。 図2に示す封止弁の正面図である。 図9に示す封止弁の平面図である。 図9に示す封止弁の左側面図である。 図9に示す封止弁の底面図である。 図10に示す封止弁のZ-Z線断面図である。 図9に示す封止弁のW-W線断面図である。
以下、本発明にかかる容器用開閉蓋の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1〜図4は本実施形態にかかる容器用開閉蓋Aの外観図である。この容器用開閉蓋Aは、蓋本体11と、シールリング12と、封止弁13とから構成されている。これらのうち蓋本体11は、ガラス、陶磁器、金属、合成樹脂などを素材として構成され、食器皿のように上面が凹んだ天部14と、この天部14の下部に連続する短筒部15とを一体に有する。天部14は、最も低くて平らに拡がる円板状の平板部14aと、この平板部14aの周辺から斜め上方に向けて傾斜する傾斜面部14bと、この傾斜面部14bの周囲から外方に向けて平らな環状平板部14cと、この環状平板部14cの周縁に形成された肉厚環部14dとから構成されている。なお、この環状平板部14dの縁面は滑らかな円弧面となっている。また、肉厚環部14dおよび環状平板部14cが連続する部位14eは、蓋本体11が装着される後述の容器30の底部を支持可能な形態とすることで、かかる蓋本体を介在しながら複数個の容器30の安定的な
積み重ねが可能になる。
天部14における前記平板部14aの中心部には、後述する円形の空気抜き孔16が形成されている。平板部14aの下面であって、前記空気抜き孔16の周縁部には、孔周辺部の強度を高めるための小径の肉厚環部14eが一体に設けられている。天部14は、平板部14aが傾斜部14bとともに厚肉の周縁部14dや短筒部15に支承される形態をなす。
前記短筒部15は、天板14の外径寸法の、例えば1/5程度の高さであり、下端部付近の外周には矩形断面の環状切欠17が形成されている。この環状切欠17は、短筒部15の肉厚内に形成され、その高さは短筒部15の全長の略1/2〜1/5程度とされる。この環状切欠17には、帯状のシールリング12が装着されている。
このシールリング12は、図5〜図7に示すように、耐熱性、耐候性、弾力性、耐久性に富んだシリコーンゴムの成型品であり、環状帯部12aおよびフランジ部12bを一体に備える。この環状帯部12aは前記環状切欠17に適合可能なサイズの帯状体をなし、この環状帯部12a外周における上下幅方向の略中央部に、フランジ部12bが水平方向に突設されている。
ここでフランジ部12bの環状帯部12aに連続する、図7に示すような基部pおよび周縁部q間では、これらの中間部に向かって肉厚が徐々に薄く変化する薄肉部rとなっている。従って、この薄肉部rは基部pおよび周縁部qに比べて撓み易くなる。なお、周縁部qは、後述の容器内周面に対し滑らかに摺接および密接可能な円弧面となっている。このシールリング12は上述のようにシリコーンゴムからなり、伸縮可能であるところから、蓋本体11における短筒部15の環状切欠17に対し容易に着脱可能であり、シールリング12の洗浄が可能になる。
次に、蓋本体11を容器30に装着する場合を説明する。この場合には、まず封止弁13を蓋本体11の空気抜き孔16に装着し、このときこの封止弁13の胴部18を前記空気抜き孔16から浮上させた状態にする。つまり、封止弁13の薄肉軸部19を空気抜き孔16に対向させた状態にする。このように封止弁13を空気抜き孔16に装着した状態にして、蓋本体11を容器30の開口部上に載せる。これにより天部14の周縁部14dがその容器30の開口縁f上に支持される。このため、天部14下面の短筒部15が容器30の開口部内(容器の内周)に嵌り込み、シールリング12のフランジ部12bは、その先端部qおよび薄肉部rを容器30の内周面に摩擦接触させながら下降する。
このときフランジ部12bは短筒部15の外周と容器30の内周との間隙内で基部pを中心に薄肉部rをめくりあげるように変形する。しかし、このとき薄肉部rのシリコーンゴム特有の弾発力によって、肉厚の先端部qが薄肉部rとともに容器30の内周面に、図8に示すように摺接することとなる。
一方、封止弁13は図9〜図14に示すように構成されている。この封止弁13は、シールリング12と同様に、シリコーンゴムの成型品として得られ、胴部18と、薄肉軸部19と、摘み部20と、抜け止め片21とを一体に有する。これらのうち胴部18は円柱状をなし、上面には緩やかに盛り上がった底面としての凹所18aが設けられている。この凹所18aは、後述のようにここを指で押さえることで、封止弁13を下方へ押し下げることができる。薄肉軸部19は胴部18の下部に連続し、この胴部の外径寸法より薄肉に形成されている。すなわち、この薄肉軸部19は、胴部18と同一径をなす円柱状部の外周のうち、図9および図13に示すように対向する2箇所を所定厚さで切り落としたような形態をなす。
また、摘み片20は胴部18の上縁に斜め上方に向かって突出するように形成されている。この摘み片20は胴部18の径より幾分大き目の幅を持ち、突出端20aに向かって厚肉となっている。従って、摘み片20は最も薄肉となる基部を中心に上下方向に折り曲げ易くなっている。前記突出端20a付近の摘み片20の裏面には、所定幅に亘って凹凸面状の滑り止め部21が形成されている。
前記薄肉軸部19は胴部18に対し略2倍の長さを持ち、これの下部両端に抜け止め片21を持つ。この抜け止め片21は薄肉軸部19の厚みと同等であるが、摘み片20の突出端20aへの延出方向に対し直交する向きに突設されている。この薄肉軸部19の下端面中央部には凹溝22が形成され、この薄肉軸部19の下部の剛性を軽減している。つまり、抜け止め片21が凹溝22付近で変形し易くなっている。この場合において、胴部18の長さ(高さ)は、図4に示すように、封止弁13が蓋本体11の空気抜き孔16に装着された状態において、摘み片20を摘んで胴部18を引き上げる際に、抜け止め片21が蓋本体11の平板部14aの下面に当たるまでに、その胴部18が前記空気抜き孔16を脱出する高さとする必要がある。
前記封止弁13は以上のような構成を有し、これを蓋本体11に装着するには、蓋本体11の天部14の上方から、封止弁13の抜け止め片21のうち、一方を空気抜き孔16内に挿し入れる。続いて、抜け止め片1のうち他方を撓ませながら空気抜き孔16内に挿し入れるように、強制的に胴部18の凹所18a面を指で押し込む。各抜け止め片21は天部14の下方に至り、胴部18の下縁sが空気抜き孔16の上部開口縁に一旦係止される。
一方、前記のように封止弁13を取り付けた蓋本体11を、前述のように容器30の開口部にシールリング12を介して、図8に示すように装着する。この状態では、空気抜き孔16は未だ封止弁13の胴部18によって塞がれることがないので、容器30内は薄肉軸部19と空気抜き孔16との間隙を縫って外気に連通している。
そこで、胴部18上面の前記凹所18aを指でさらに強めに押し下げる。これにより胴部18は空気抜き孔16内に嵌り込んでいき、胴部18の外周面が、図8内で鎖線で示すように、この空気抜き孔16の内周面に密接する。
一方、この容器30の密封状態において、蓋本体11を容器30の開口部から外す場合には、前記摘み片20の突出端20aを指で摘んで上方に引き上げる。摘み片20の引き上げ操作力を受けて、封止弁13の胴部18も上方へ強制的に引き上げられ、空気抜き孔16内を上方に摺動する。そして胴部18がその空気抜き孔16から完全に脱出すると、薄肉軸部19が空気抜き孔16内周に対峙し、これらの間に隙間が生じる。このため、外気がその間隙を通して容器30内に進入する。この結果、容器30内は大気圧に戻り、密閉状態が解除される。
この場合において、前記凹溝22は薄肉軸部19の抜け止め片21に柔軟性を付与するように機能し、摘み片20を強く引き上げ操作をした際に、この摘み片20が破損する前に抜け止め片21が空気抜き孔16から外れるような設計になっている。また、この凹溝22は生産性の向上に寄与する。
そこで、蓋本体11の周縁部である肉厚環部14dの一箇所または複数箇所に指先を掛けて上方へ引き上げることで、蓋本体11は容器30の開口部から完全に浮上(分離)する。従って、これらの分離した蓋本体11と、容器30のそれぞれを個別に洗浄することができる。また、前記抜け止め片21を空気抜き孔16から前記の挿入方向とは逆方向に抜き取り操作することで、この封止弁13単独の洗浄も、容易に実施可能になる。
以上のように、本実施形態の容器用開閉蓋は、前記シールリング12を、前記蓋本体11の外周に着脱自在に装着される環状帯部12aと、該環状帯部12aの外周に水平方向に突設されたフランジ部12bとをシリコーンゴムによって一体形成したものとし、前記フランジ部12bを、記環状帯部12aに連続する基部pおよび周縁部qにおいて厚肉に形成し、その基部pおよび周縁部q間においてはこれらの基部pおよび周縁部qから薄肉に変化するように形成したことで、シールリングの12着脱を容易にしながら、そのシールリング12の薄肉部の容器30内周に対する密着性を確実かつ安定的に高めて、蓋本体11の容器30に対する密封度を高めることができる。
この場合において、フランジ部12bを、前記環状帯部12aの外周であって該環状帯部12aの上下方向幅の中央に設けたことで、シールリング12の上下部が対称構造になり、蓋本体11に対する取り付け方向(上下方向)を見誤るという不都合がなくなり、前記洗浄作業後の組み付けも容易になる。
そして、封止弁13をシリコーンゴムから形成し、蓋本体11の天部14に設けられた空気抜き孔16に着脱自在に胴部18を密嵌し、該胴部18の下端に、該胴部18の外径より薄肉の薄肉軸部19を連設し、前記胴部18の上部に、該胴部18の前記空気抜き孔16への嵌合操作および嵌合解除操作をするための摘み片20を連設し、薄肉軸部19の下端に、前記空気抜き孔16の径より長大の抜け止め片21を連設した構成とすることで、封止弁13の胴部18が蓋本体11の空気抜き孔16に密嵌された状態では、この蓋本体11が装着された容器30内は密封されており、食品等の内容物が外気に晒されないように保存することができる。
この場合において、蓋本体11の縁に指を掛けて持ち上げても、容器30内は負圧に引かれた状態になるので、蓋本体11は開かれることはない。一方、摘み片20を指で摘んで持ち上げ、薄肉軸部19が空気抜き孔16位置に来るように胴部18を持ち上げると、薄肉軸部19と空気抜き孔16の内周との間に通気路が作られるため、容器30内の密閉状態が解除される。このため、蓋本体の縁に指を掛け、上方に持ち上げることによって、蓋本体11が簡単に開かれる。
本発明にかかる容器用開閉蓋および開閉蓋付き容器は、シールリングの着脱を容易にしながら、そのシールリングの薄肉部の容器内周に対する密着性を確実かつ安定的に高めて、蓋本体の容器に対する密封度を高めることができるという効果を有し、容器の開口部に被せて容器内の食品等を密封し、保存するのに使用する容器用開閉蓋および開閉蓋付き容器等に有用である。
A 容器用開閉蓋
11 蓋本体
12 シールリング
12a 環状帯部
12b フランジ部
13 封止弁
14 天部
14a 平板部
14b 傾斜面部
14c 環状平板部
14d 肉厚環部
15 短筒部
16 空気抜き孔
17 環状切欠
18 胴部
18a 凹所
19 薄肉軸部
20 摘み片
20a 突出端
20b 滑り止め部
21 抜け止め片
30 容器

Claims (10)

  1. 蓋本体の外周に取り付けられて、容器の開口部内周に密着されるシリコーンゴムのシールリングと、前記蓋本体の天部に取り付けられて、前記容器内を密封および密封解除するためのシリコーンゴムの封止弁とを備えて、前記容器の開口部に着脱される容器用開閉蓋であって、
    前記シールリングは、
    前記蓋本体の外周に着脱自在に装着される環状帯部と、該環状帯部の外周に水平方向に突設されたフランジ部とを一体に有し、
    該フランジ部が、
    前記環状帯部に連続する基部および周縁部において厚肉に形成され、その基部および周縁部間においてはこれら基部および周縁部から薄肉に変化するように形成され
    前記封止弁は、
    前記蓋本体の天部に設けられた空気抜き孔に着脱自在に密嵌される胴部と、
    前記胴部の前記空気抜き孔に対する嵌合操作および嵌合解除操作をするために前記胴部の外周より外方向でかつ該胴部の上部に斜め上方に向かって突出するように形成された摘み片と
    を具備することを特徴とする容器用開閉蓋。
  2. 前記摘み片の裏面に、所定幅に亘って凹凸面状に形成された滑り止め部を具備することを特徴とする請求項1に記載の容器用開閉蓋。
  3. 前記摘み片は、最も薄肉となる基部から突出端に向けて厚肉となることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容器用開閉蓋。
  4. 前記フランジ部が、前記環状帯部の外周であって該環状帯部の上下方向幅の略中央に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器用開閉蓋。
  5. 前記胴部の下端に連設され、該胴部の外径寸法よりも薄肉の薄肉軸部と、
    前記薄肉軸部の下端に連設され、前記空気抜き穴の内径寸法よりも長大の抜け止め片と、
    前記抜け止め片に設けられ、該抜け止め片に柔軟性を付与する凹溝と
    を具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の容器用開閉蓋。
  6. 上端の開口部が筒状をなす有底の容器本体と、該容器本体の開口部に対し着脱可能に装着される蓋本体とを備えた開閉蓋付き容器であって、
    前記蓋本体の外周には、容器の開口部内周に密着されるシリコーンゴムのシールリングが取り付けられ、
    前記蓋本体の天部には、前記容器本体内を密封および密封解除するためのシリコーンゴムの封止弁が取り付けられ、
    前記シールリングは、
    前記蓋本体の外周に着脱自在に装着される環状帯部と、該環状帯部の外周に水平方向に突設されたフランジ部とを一体に有し、
    該フランジ部が、
    前記環状帯部に連続する基部および周縁部において厚肉に形成され、その基部および周縁部間においてはこれらの基部および周縁部から薄肉に変化するように形成され
    前記封止弁は、
    前記蓋本体の天部に設けられた空気抜き孔に着脱自在に密嵌される胴部と、
    前記胴部の前記空気抜き孔に対する嵌合操作および嵌合解除操作をするために前記胴部の外周より外方向でかつ該胴部の上部に斜め上方に向かって突出するように形成された摘み片と
    を具備することを特徴とする開閉蓋付き容器。
  7. 前記摘み片の裏面に、所定幅に亘って凹凸面状に形成された滑り止め部を具備することを特徴とする請求項6に記載の開閉蓋付き容器。
  8. 前記摘み片は、最も薄肉となる基部から突出端に向けて厚肉となることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の開閉蓋付き容器。
  9. 前記フランジ部が、前記環状帯部の外周であって該環状帯部の上下方向幅の略中央に設けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載の開閉蓋付き容器。
  10. 前記胴部の下端に連設され、該胴部の外径寸法よりも薄肉の薄肉軸部と、
    前記胴部の下端に連設され、該胴部の外径寸法より薄肉の薄肉軸部と、
    前記抜け止め片に設けられ、該抜け止め片に柔軟性を付与する凹溝と
    を具備することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の開閉蓋付き容器。
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