JP5785317B1

JP5785317B1 - 手用冷却具

Info

Publication number: JP5785317B1
Application number: JP2014247874A
Authority: JP
Inventors: 和子西岡
Original assignee: 和子西岡
Priority date: 2014-12-08
Filing date: 2014-12-08
Publication date: 2015-09-30
Anticipated expiration: 2034-12-08
Also published as: JP2016106878A

Abstract

【課題】手の痛痒さを直接的に軽減することができる手用冷却具を提供する。【解決手段】手に握られる被握り部１１と、この被握り部１１から外方に向けて一体に設けられ、被握り部１１が手に握られた際に手の指間Ｈ２に入ることが可能な凸部１２とを有し、被握り部１１および凸部１２の内部に冷却材２０が収納される。この手用冷却具１０を握ることで、手の平Ｈ１および指間（特にその付け根近辺）Ｈ２の痛痒さを直接的に軽減することができる。【選択図】図１

Description

本発明は、手用冷却具に関するものである。より詳しくは、手に生じる痛痒さを直接的に軽減することができる冷却具に関するもので、掌蹠膿疱症、手湿疹、アトピー等、手に痛痒さを感じる症状を和らげるのに適した手用冷却具に関するものである。

掌蹠膿疱症（掌蹠膿胞症）は、手のひら（掌）と足底（蹠）あるいはその近くの指間に膿胞ができる疾患であり、痛痒さを伴うことが多い。手湿疹やアトピーについても程度の差はあれ手のひらおよびその近くの指間に痛痒さを伴うことがある。
そこで、これに対しては、従来、例えば特許文献１に見られるように、止痒作用を有する抗そう痒剤が提案されている（同文献請求項３参照）。
しかし、このような抗そう痒剤では、痛痒さを直接的に軽減することが困難である。

特開平１１−１４７８２７号公報

本発明が解決しようとする課題は、手の痛痒さを直接的に軽減することができる手用冷却具を提供することである。

上記課題を解決するために本発明の手用冷却具は、
手に握られる被握り部と、この被握り部から外方に向けて一体に設けられ、被握り部が手に握られた際に手の指間に入ることが可能な凸部とを有し、前記被握り部および凸部の内部に冷却材が収納され、前記凸部は、前記被握り部から外方に向かって扇状に広がる凸部であることを特徴とする。

この手用冷却具は、例えば次のようにして使用することができる。
予め冷却材（例えば水）を被握り部および凸部に入れ、冷蔵庫（冷凍庫）等で冷やし（凍らせ）ておく。
手が痛痒くなったときには、手用冷却具を冷蔵庫等から取り出し、被握り部を握り、手の平を冷やすとともに、必要に応じ、凸部を指間に入れ指間も冷やす。
これによって、手（手の平および指間）の痛痒さを直接的に軽減する（和らげる）ことができる。
しかも速やかに和らげることができる。

本発明に係る手用冷却具の一実施の形態を示す図で、（ａ）は斜視図、（ｂ）は使用状態を示す斜視図、（ｃ）は断面図。（ａ）は変形例の説明斜視図、（ｂ）は他の実施の形態の斜視図。

以下、本発明に係る手用冷却具の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一部分ないし相当する部分には、同一の符号を付してある。

図示の手用冷却具１０は、手に握られる被握り部１１と、この被握り部１１から外方に向けて一体に設けられ、被握り部１１が手に握られた際に手の指間に入ることが可能な凸部１２とを有している。
被握り部１１および凸部１２の内部には冷却材（例えば保冷剤、水等）２０が収納される。

この手用冷却具１０は、例えば次のようにして使用することができる。
予め冷却材を被握り部１１および凸部１２に入れた状態のものを、冷蔵庫（冷凍庫）等で冷やし（凍らせ）ておく。
手が痛痒くなったときには、手用冷却具１０を冷蔵庫等から取り出し、図１（ｂ）に示すように被握り部１１を握り、手の平Ｈ１を冷やすとともに、必要に応じ、図１（ｂ）に示すように凸部１２を指間Ｈ２に入れ指間Ｈ２も冷やす。
これによって、手（手の平Ｈ１および必要に応じて指間（特にその付け根近辺）Ｈ２）の痛痒さを直接的に軽減する（和らげる）ことができる。
しかも速やかに和らげることができる。

この手用冷却具１０の材質は、ゴム、合成樹脂、シリコン樹脂等、適宜の材料で構成することができる。
被握り部１１は、手で握りやすい形状であれば良く、円柱形の他、手を軽く握った場合の内部空間に合わせた形状とすることもできる。

図１に示す凸部１２は、被握り部１１から外方に向かって扇状に広がる凸部とし、指間Ｈ２を広く冷やすことができる形状とした。
凸部１２の個数は任意であるが、図１（ｂ）仮想線で示すように、小指の外側および親指の外側も冷やすことができるように、５個とすることも可能である。
図１（ｃ）に示すように被握り部１１および凸部１２内の冷却材収納空間は連通している。

手用冷却具１０には、予め冷却材を封入しておいても良いし、図２（ａ）に示すように、被握り部１１の一端にジッパー１３を設けて、ユーザーが水道水等を入れることができるようにしてもよい。
封入する冷却材２０としては、ゲル化させた保冷剤を用いることもできる。

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。

１０：手用冷却具
１１：被握り部
１２：凸部

Claims

手に握られる被握り部と、この被握り部から外方に向けて一体に設けられ、被握り部が手に握られた際に手の指間に入ることが可能な凸部とを有し、前記被握り部および凸部の内部に冷却材が収納され、前記凸部は、前記被握り部から外方に向かって扇状に広がる凸部であることを特徴とする手用冷却具。